なぜ、接客中に「えっ、もう!」と言われる販売員は売れるのか?

「えっ、もうやってくれたの!?」。そんな驚きとともに湧き上がる喜びは、長い間、強く印象に残るものですが、接客においても威力を発揮するようです。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、お客様に大変喜んでいただいたご自身の経験を紹介しつつ、接客における「スピード感」の大切さを説いています。

スピード感が生きる時

以前ある店に勤めていた時に、お客様にしていたことでとても喜んでもらえていたことがありました。その店はお客様とかなり長い時間をかけて密に関わるお店だったのですが、話をしていて、その当日やその週あたりがお客様の誕生日だとわかることがよくあったのです。

そこでそれがわかった時に、接客をしながらその後の予定を確認して大丈夫そうなら、ちょっとだけ席を外して、他のスタッフに近所のパティスリーに行ってもらい、ケーキやクッキーを買ってきてもらって、帰りに「誕生日おめでとうございます」とお客様に渡していたんですね。

お客様は「さっき知ったばかりじゃないの?」ととても驚かれるのですが、その度にどなたもとても喜んでくれていました。

これで学んだことは、誕生日を祝うとかそういうことではなくて、スピード感が生きると、喜んでもらえることが多いということです。

接客中に誕生日がわかったはずなのに、接客が終わる頃にはもう誕生日プレゼントが用意されている。このスピード感こそが、最も驚きと喜びを提供できていたように思います。

これっていろんな状況で考えられることではないでしょうか。お客様と話をしていて、「こういうことで悩んでいるんです」という会話になったとします。その悩みを解消するための方法を、接客が終わるまでの間に解消できたとしたら、それはとてもスピード感のあることであり、お客様も喜んでくれることのはずです。

例えば、「今〇〇が欲しいんですけど、どんな店に行けばいいかわからないんですよねぇ」みたいな会話なんかもそう。その瞬間に答えを持っていなかったとしても、接客が終わるまでに誰かにお願いしてリサーチをかけ、見送る際に、「こういう店がありましたよ」と教えてあげたり、リストをお渡しする。

それだけで「え?もう調べてくれたの?」と驚かれるでしょうし、ありがたがられます。

「次回までに調べておきますね」でも良いでしょうが、一番盛り上がっているタイミングで即座に提供するスピード感があれば、お客様がより喜んでくれるのは間違いありません。

接客の中でスピード感を生かせるタイミングは他にもないでしょうか?

今日の質問です。

  • お客様に何かを提供するスピードを上げるとしたら、どんな工夫ができますか?

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自分の仕事に命を懸けろ。不世出の教育者が若き相談者に説いた事

恋愛にせよ仕事にせよ進路にせよ、人生の岐路に立たされたときに悩みを思いきり打ち明けられる…。そんな「師」と呼べるような方の存在は、私たちの人生をより充実したものにしてくれます。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、かつて沖縄大学学長を務められた加藤彰彦氏が、師と仰ぐ不世出の教育者・森信三先生と語り明かしたある日の想い出を綴っています。

森先生にぶつけた恋愛相談 ─恋に悩んでいる方へ─ 加藤彰彦

掲載当時、大きな反響を読んだ名エッセイ『ドヤ街に来られた森信三先生にぶつけた恋愛の相談 29歳男性へ』。

あるきっかけから、不世出の教育者である森信三先生と出逢った加藤彰彦さん。加藤さんは森先生に何度もお会いする中で、ある日、恋愛の悩みを打ち明けます。森先生から返ってきた言葉とは──。


 

小学校もろくに通えなかった人もたくさんいて、勉強がしたいという彼らの要望に応え、私は無認可の夜間学校を作って教壇に立ちました。本当に昼も夜もない忙しさでした。森先生はいつも私を気にかけてくださり、「あなたの仕事を見てみたい」とおっしゃっていました。

ある日、関東での会合の帰りに足を伸ばしてくださって、本当にドヤ街に会いに来られたのです。ひとしきり相談所での仕事ぶりをご覧いただいた後は、三畳一間の私の部屋にお泊まりになりました。教育のこと、仕事のこと、このドヤ街の事情、森先生は一晩中私の話に耳を傾けてくださいました。

そして、もう明け方が近づいた頃でした。最後に私は当時一番悩んでいたことを打ち明けました。それは恋愛のことでした。

ドヤ街での仕事ははっきり言ってきついものがあり、自分は家庭など持てないと思っていました。生涯独りで生きていくつもりでしたが、熱心に言ってくださる方が現れ、悩んでいたのです。

話し終えると、先生は声高らかに笑って、「これはご縁があるかどうかですね」と言いました。

「あなたは自分の仕事に命を懸けなさい。そうすれば必ず一緒に行く人は現れます。相手のことを考え、振り回される人生なら、あなたはきっと途中で燃え尽きるでしょう」

そう言って、また笑いました。私はスッキリして、ドヤ街に骨を埋める覚悟で働くことを決意しました。すると不思議なことに、いまの妻が手伝いに来てくれるようになったのです。

私はあの日の朝焼けの空と、先生の澄んだ笑い声をいつまでも忘れることができません。

※ 本記事は月刊『致知』2005年6月号「致知随想」から一部抜粋・編集したものです。

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なぜ、いつもの散歩コースに飽きた人は図書館に行くといいのか

健康志向が高まる中、誰でも手軽に始められる散歩やウィーキングをする人が増えており、その人口はこの20年で2倍になったというデータもあるそうです。ポケモンGOやドラクエウォークなど、日々のウォーキングや運動継続のために役立つスマホゲームも増えている中、ただ歩くよりは、何か別の目的があるとより楽しく長続きできるという人も多いようです。そこで、無料メルマガ『毎朝1分! 天才のヒント』では著者の倉橋竜哉さんが、アマゾンや書店には出回らない、図書館のとあるコーナーで見つけた散歩のマンネリ解消本について紹介しています。

地元を歩く

地元のことはよく知らなかった倉橋竜哉です^^;

「ここまで富士山の灰が降っていたんだ…」と知ったのは、散歩をしている時のことでして、日常生活の中で「散歩」とか「ウォーキング」、要は歩くことを習慣にしている方も多いと思います。通勤とか通学で歩くのは、考えなくてもルートは自ずと決まりますが、「歩くこと」が目的で外に出る場合、どんなルートを歩いていますか?自然がきれいな所、見晴らしの良いところ、車の往来が少ない所…人によってコースの選び方はそれぞれだと思うのですが、同じコースをずっと歩いていると「飽きてくる」ということはないでしょうか?

同じところを歩き続けて季節の移り変わりを感じるというのも素晴らしいですが、たまには他のコースもどうかな?と思うけど、とは言っても、他に面白いところもないし、結局いつものコースに出かけてしまう…なんてことはないでしょうか?私自身、オンラインで講習がほぼできるようになってから、外出がホントに減りまして、意識して外に出ないと歩かなくなりました。とりあえず1日2時間を目標に、近所を散歩をするようにしています。

お気に入りのコースはありますが、ずっと同じだと、やっぱり飽きがあったりするんですよね。スマホアプリのポケモンGOとか、ドラクエウォークも試してみましたが、最初は面白いのですが、私の場合はあまり長続きしませんでした。あと、万歩計を使っていまして、歩く距離を増やそうというモチベーションアップにはつながるのですが、歩くコースの慣れや飽きについては、万歩計ではどうしようもないですね。

…そんな私が最近ハマっているのが、「郷土散歩」であります。図書館で調べ物をしている時に気付いたのですが、どこの図書館にもたいてい「郷土コーナー」の書架がありまして、地元に関する資料が集められています。そこをよくよく調べてみると、地元の史跡を集めたマップがあります。るるぶとかことりっぷには絶対に載らなそうで、しかも近所に住んでいる人も知らなそうな、小さな祠の由来とか、その場所にまつわる昔話、神話、歴史上の出来事などが書いてあります。地元の「〇〇坂」の名前や由来だけに特化した坂専門のガイドブックとか、1つの市の中で地域ごとの昔話を集めた本とか、私にとっておあつらえ向きのウォーキングガイドブックとか、いろんな「地元本」が見つかりました。ほとんど地元の教育委員会が出しているので、本屋さんとかアマゾンには出ておらず、図書館でしか見つからないでしょうね。

これが個人的にはけっこう面白くて、富士山が噴火した時の灰を集めて作った「富士塚」とか、敵に追われて逃げている途中に姫が赤子を生んだ場所にある「赤子橋」とか処刑された尼さんの涙が湧き続けるという「尼の泣き水」とか…うちから徒歩10分圏内なのに、どれも知りませんでした。そんな地元本を片手に、いろいろ回ってみると1日2時間などあっという間だったりします。そして、そのたびにちょっとだけ地元愛が増したりしております。

ずっとその地域に住んでいる人でも、実は近所の史跡についてよくわかっていない、という方も多いのではないでしょうか?よかったら試してみてください。

★まず私からあなたにこの言葉をお届けします
「地元のことは知っていますか?」

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正直かつ優しくありたいと願うと、人はどうなってしまうのか?

正直に考えていることを伝えたら相手を傷つけてしまった…「優しくない」、「デリカシーがない」などと責められた…そんな経験はありませんか? メルマガ『8人ばなし』著者の山崎勝義さんは、優しさと正直さの両方を完璧に追い求めることは無理だと説明します。そして、ある種の傾向がある人の多くはその難題に挑む人たちで、尊敬でき好ましいと考えますが、自分はその境地には到達できないとも結論づけています。

優しさと正直さのこと

優しいことはいいことだ。だから優しくありたいと願う。正直であることは美徳である。だから嘘はつきたくない。

「優しさ」と「正直さ」。ここに人のあり方の理想形の1つがあることは間違いない。問題は、そう問題は、この2つが一人の人間の内に高次で共起することが決してないということである。優しくあろうとすると嘘もつかねばならなかろう。正直であろうとすると他人を傷つける覚悟も要ろう。

哀しいことだが、優しさは嘘と、正直さは残酷さと親和する。結果、正直さはその残酷さ故に後回しにされ、優しい嘘がそこら中にあふれることとなる。我々の毎日は優しい嘘で成り立っていると言ってもいい。

それでも中には正直さという極めて透明度の高いものへの希求から、嘘というものを極力排除しようと努める人もいる。100%の正直さは無理だとしても、せめて嘘はついていないというくらいには納まっていたいと願う人たちである。

こういう人たちは大抵無口である。言葉というものは発せられたその瞬間からすでに己を欺き始めるものだということを知っているからである。そうして無口にしていると、どうしても誤解を受けやすくなるから結果として孤立する。孤独な人には正直者が多い。

このことはちょっとした思考実験でも分かる。もしも無人島にたった一人で暮らすことになったら、問題の「優しさ」も「正直さ」も忽ち無用となるのである。優しさも正直さも他者あってこその美徳なのである。

しかし先に言ったように、他者との関係の中で優しさと正直さは共起しない。そこで孤独という仮想の無人島を創り出してそこに住まう者となるのである。「優しさ」と「正直さ」を敢えて共に起てないことで、逆説にはなってしまうが、ゼロ次元的両立を図るのである。

そういう訳で、私は口数の少ない、ぼっち傾向の人が好きである。きっと彼らは優しくて正直でありたいと願う人たちだからだ。さらにまたそういう人は自分が誤解されたり、変人扱いされることを許す(あるいは諦める)だけの度量がある人でもある。これだけでも十分尊敬に値すると思うのだがどうか。

どれだけ言葉を尽くした優しさであってもそこには必ず幾ばくかの嘘が含まれる。それが分かっていても、やはり心地のいい優しい嘘を言おうとし、また言われることを期待する自分がいる。どうやら無人島の住人になるにはまだまだ時間が掛かりそうである。

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女子小学生暴行事件の酷すぎる顛末。学校も教育委も「加害者側」

2018年10月、愛知県豊田市で、小学1年生の女児が5年生の男児に背後から突き飛ばされ大怪我を負うという許しがたい事件が発生しましたが、加害者サイドや学校、豊田市教育委員会の対応は信じられないほど酷いものでした。現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんはメルマガ『伝説の探偵』で、この事件の全貌と顛末を詳細に記すとともに、改善されることのない教育界の体質を厳しく批判しています。

 

豊田市小学生暴行事件の顛末

2018年10月25日、愛知県豊田市で、当時小学1年生の女子児童が、集団下校の際、小学5年生の男子児童に、突き飛ばされ大怪我を負った。

突き飛ばした理由は、小学1年生の女子児童が彼を追い抜かしたからという意味不明な理由であった。

女子児童は、全身の複数箇所に擦過傷、挫傷を負い、左手首捻挫、左腕骨折、右人柱外傷後瘢痕(いわゆる火傷の跡)、永久歯(前歯)欠損などの大怪我であった。

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2018年10月25日、当時小学1年生の女子児童Aさんは、姉で当時小学5年生であったBさん、加害行為をした当時小学5年生C君などと集団下校をしていた。途中のマンションで他の子たちはマンションの自宅に帰り、AさんBさんC君の三人となった矢先、車道側を歩くBさんと街路樹側を歩くC君の間をAさんを走って抜いた。その際、C君が突如として激昂し、Aさんを両手で力一杯押したのだ。

そのままアスファルトの地面に身体を打ち付けるように倒れたAさんは血だらけの状態で全く身動きできなかった。

ABさんの母によれば、当時、帰りが遅いと心配して通学路に出向くと、Aさんが大泣きして倒れて身動き取れない状態で、周囲には流血が広がっている状態であった。

Aさんは母親に気づき、すぐに「C君に押された」と発したが、C君はその声にかぶせるように、「俺やってねーし」と声を荒げた。

とにかく、病院に連れて行かねば、それが最優先だと思った母は、おんぶして病院に駆け込んだ。

怪我の状態は前述の通り、小学1年生の女児と小学5年生の男児ということで当然の体格差はあるものの、被害女児は小学1年生にしては身体が大きく、上級生だと間違えられることもあったという。現場を見るとわかるが、凹凸のないアスファルトに身体を打ちつけたのであり、C君がAさんを追ったという距離はわずかに3メートルから4メートル程度の範囲である。

軽く押したとか、危ないから(現場はガードレールの無い道路)走るのを止めて誤ってというレベルではここまでの怪我は負うはずもない。明確な意思を持って、相当強く押さなければ、これほどの怪我は負うことはないだろう。

【書評】意識高い系ほど騙される。今「ニセ医学」が蔓延している

いわゆる「意識高い系」の人々の中に、ニセ医学を信じる手合が多いようです。さらに悪いことに、彼らの多くが周囲を「教化」しようと躍起になります。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』では著者で編集長の柴田忠男さんが、ニセ医学の発信者や、その内容の信憑性の無さに警鐘を鳴らす一冊の本を紹介しています。

偏屈BOOK案内:桑満おさむ『“意識高い系”がハマる ニセ医学が危ない!』

81YXGs4hFfL“意識高い系”がハマる ニセ医学が危ない!
桑満おさむ 著/扶桑社

標準医療を否定して、矛盾だらけのトンデモ健康法に囲い込む「ニセ医学」がはびこっている。SNSで誰もが気軽に情報を発信できるようになり、それがカルト化しているようだ。著者が危ぶむのはネットを中心に広がる反医療の「マイナーなニセ医学」である。ニセ医学ハマリ度チェックをやってみたら、結果ゼロ。大丈夫、ニセ医学にかすりもしない。わたしはその方面には詳しい。

ニセ医学にハマっている人はヒステリックな自然派で、能力が低い人ほど自分を過大評価する認知バイアスが働く。これを「ダニング=クルーガー効果」という。自分が信じたものは正しいと固執し優越感を持ち、周囲に否定されても「正しいことを知らないのだ」と見下す。能力はないのに自己評価が高く、それを周りにも認めさせたい。「意識高い系」と呼ばれるタイプの人に多い。

「意識が高い」人は常に向上心や責任感をもち努力する人だが、「意識高い系」の人は、自分はメディアリテラシーが高く、能動的に正しい情報を入手できると考えている。彼らはマスメディアや一般的な知識を否定し、手に入れるのがネットの片隅に転がる陰謀論だったりする。そして周囲を同調させようとする。

ニセ医学の発信者は代替医療(自然療法など)を商売にする人や、目立ちたいトンデモ系ジャーナリスト、講演や自費診療で儲けようとする医者などである。彼らが発信したニセ医学を、自然派ママなど「意識高い系」がどんどん拡散させる。ニセ医学信者は「量の概念」が欠如しているくせに、数字を自分たちに都合よく利用する。天然は身体に良くて合成は悪いとは、イメージでしかない。

合成されたものを食べると身体に良くないという考えは、さまざまなニセ医学がベースになっている。酵素栄養学もそのひとつ。超トンデモ論論である。酵素はそもそも栄養素ではない。酵素食品と発酵食品は別物である。「意識高い系」が愛用している「EM菌」は天変地異も治せるらしい。彼らが広める「反ワクチン」もデマ。「ワクチン=自閉症」のインパクトは大きかったが大ウソ。

予防接種は個人防衛に加え「社会防衛」効果がある。必要な予防接種は社会全体で受ける必要がある。子どもの予防接種を拒否する親がいるが、それは保護者の選択であり、実際に被害を受けるのは子どもである。インフルエンザの流行時期に予防接種を受けることは、社会生活を送る上でのひとつのマナーであると著者は考える。激しく賛同する。ヘンな思想のバカ親には困ったもんだ。

世の中に、感染した方がよい病気などない。感染しないほうがよいからワクチンが作られる。反ワクチン運動は何のために行われているのか。代替医療や自然療法、スピリチュアルやオカルト系に導くためか。病気になったら、迷わず最も治療効果が高い標準医療を選ぶべきである。「転写」「波動」「共鳴」といった怪しい言葉を聞いたら、ニセ医学を疑うべし。最悪のニセ医学とは……。

それは「ガンは治る」である。著者は“沈むとわかっている藁をつかませる”ニセ医学を絶対に許さない。なかでも近藤誠医師の「がん放置論」は、がんは放置すべきという結果を支持するために、データを切り貼りしていると喝破。「具合が悪いときには、自由診療ではない医者の診察を受けなさい」「ネットの反医療論はどれも信じなくてよい」。ナイス、ニセ医学バスター。

編集長 柴田忠男

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上司や部下に「褒め」をわざとらしさなく自然に伝える心理的テク

職場など上下関係の中での褒め言葉が、思わぬ「ゴマすり」扱いをされてしまうのはままあること。こうした自分の言葉が歪み伝わる事態を防ぐには、ある心理テクニックが有効なようです。今回の無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では心理カウンセラーの吉田こうじさんが、「相手の自尊心を引き起こす褒め方」を紹介しています。

相手の自尊感情を動かす褒め方

今回は、相手にゴマスリと思われずに、むしろ相手の自尊心をくすぐる「褒める」テクニックについてお話します。

今回のテクニックは、特に会社勤めをされている方にはオススメです。と言うのも、その昔、たまたま営業所に顔を出した当時の上司である部長に「そのカバンカッコいいですね」って伝えたら、「吉田くん、そんなゴマスリしている時間があったら仕事しなさい」って叱られたことがあってですね…。僕としてはゴマスリしているつもりなんて1ミクロンもなくて、素直に「カッコいいカバンだな~」って思ったから素直にそれを伝えただけなのですが…。

こんなふうに、自分の意図するところと、相手の受け取り方が真逆になってしまって、結果として「いやいや、そんなつもりじゃないですよ!!」みたいなコミュニケーションギャップが生じてしまうことって案外少なくないんじゃないかなって思ってます。実際、「褒める」「賞賛する」行為って、はたから見たら「ゴマスリしている」「おべっかを使っている」みたいに思われる危険性はゼロじゃないですからね(ただ、そんなふうに悪意に思う人は、きっと何らかのコンプレックスに囚われているだけなんでしょうけど)。

いずれにしても、せっかく自分の気持ちを素直に伝えたいだけなのに、それが歪んでしまう状況は避けたいわけで…、そういった不本意な誤解を招いてゲンナリしないためにも今回の心理テクニックは役に立つと思います。

今回紹介するテクニックは、ウィンザー効果を利用したものです。

ウィンザー効果とは?

 

ウィンザー効果とは、何かの効果を直接伝えられるよりも第三者から間接的に聞いたほうが信憑性は高まるというもの。

身近な例で言えば、アマゾンのカスタマレビューとか、食べログなどの「口コミ」を思い浮かべてもらえるとわかりやすいかと思いますが、自分と直接利害関係のない第三者からの情報って、何となく信憑性が高くて信じやすいと思いませんか?その心理効果を「褒める」際にも利用するワケです。

たとえば、あなたが管理職で、ある部下のやる気を高めたいとします。その際、「最近、本当に頑張っているね!おかげですごい助かるよ!これからも期待しているからね!」って、直接その部下に伝えたって別にいいんですよ。「人は相手の無意識に反応する」という心理法則があるので、あなたが本気でその部下に対してそう思っていて、かつ、普段から良好な関係性にあるのであれば、部下の目を見てバシッと伝えた方が、部下のやる気を高めるという目的は達成しやすいかと思います。

ですが、あなたの本気度が実はそんなに高くないとか、あるいは、その部下とあまり関係性が築かれていないのであれば、「なんだろう?急にそんなことを言ってくるなんて、何か裏があるんじゃないかな?」と部下に思われてしまう可能性は否定できません。これでは、やる気を高めるという目的は達成できないワケです。そこで今回紹介するウィンザー効果の登場です^_^

獣医師が教える。犬や猫が「発作」を起こした時にまずすべきこと

ペットのために家庭でできるさまざまな工夫、ケガや病気から守る方法を教えてくれるメルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』。著者で獣医師の佐藤先生は今回、犬や猫が発作を起こした時に、飼い主がまず取るべき処置と、病院に連れて行くまでの時間にできることを伝えています。

犬や猫が「発作」を起こしたら…

人間同様、犬や猫にも脳や心臓に何らかの原因があったり中毒など様々な原因から発作を起こすことがあります。

発作の程度も顔面や体表面の皮膚がピクピク動く軽度の病状。突然倒れて強直したり、前後肢を前後して動かし、強い痙攣と共に排尿や排便をしてしまう、強度の病状の痙攣発作もあります。

病院に連れて行くのはもちろんのこと、病院に向かう時にできることをお伝えしましょう。

1)体をぶつけないようにタオルとクッションを使おう

発作で体をぶつけてしまうと他の部分を怪我してしまいます。そのようなことがないように、タオルやクッションなどを周囲に置いてガードしてあげましょう。

2)部屋を暗くしましょう

部屋が明るいと発作の刺激になる場合があります。あかりを少し暗くして刺激を減らしましょう。

3)動画を撮ろう

動物病院に連絡を入れ、動物病院へ向かう間、動画を撮っておくと良いです。獣医師の判断材料になります。

●まとめ

発作は長く続いたり、連続して起こると危険です。検査を受けて原因に合わせた治療や日常生活に気を使ってあげて下さいね。

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花粉症予防に肩周りの運動を。鍼灸師オススメは1日数回の「万歳」

暖冬傾向の今年、花粉が飛ぶのも早くなりそうな予感だけで鼻がむずむずする人もいるのではないでしょうか。実は、暖冬のときほど血行が悪くなり、花粉症もひどくなる場合があると注意を促すのは、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』を発行するのぶ先生です。先生は、血行促進には肩周りの運動が効果的と、1日数回の「万歳」をオススメ。花粉症予防以外にも多くの効果があると教えてくれます。

暖冬傾向の今年は花粉症に注意

【実は暖冬傾向で「こもる熱」】

朝起きて窓を開ければ、冷たい風がサーっとはいってきます。街中を歩いていても、風にさらしている手先などは、すぐに冷たくなる。夕方、気温が一段と下がるとき、マフラーを忘れて出かけたことを後悔することがある。そんな風に今年も「冬」を感じます。 でも、世間的には全国的に暖冬傾向。肌や節々が「凍てつく」ような強烈な冷え込みを感じることは、意外と少ない今年の冬。中途半端な寒さは、体を十分に引き締めることがありません。 寒さを肌でしっかり感じるから、筋肉や血管はできるかぎり引き締めて、血流を豊かに促し、緊張することで代謝を高めて体を温めます。血行の良い体では、うっ血や腫れ症状は出にくいのですが、暖冬傾向で十分引き締まれない体は、血流が停滞していることがあります。

【真冬の血流不足は「花粉症」の引き金】

血行が悪く、寒さでさらにうっ血傾向がはなはだしくなると、春先に「花粉症」がひどくなることがあります。目鼻や頭にこもったうっ血や熱気は、春先のまだまだ冷えを感じるころには、血行不良を改善できるほど筋肉の緊張は緩むことがありません。 中途半端でたびたび暖かさを感じる今年の冬だからこそ、ほどよく筋肉の緊張を緩めて、血流を促す習慣を持っておいたら良いです。寒さ厳しい真冬のころは、そもそも筋肉を緩めることはかないません。暖冬の今年だからこそ、お勧めしたいのは筋肉を緩める生活習慣です。

【特に花粉症予防は「肩周り」】

血流を促したり、血圧をあげながら全身の筋肉を緊張させて代謝を促すのは、心臓の役割です。そんな心臓の働きをゆとりをもって高めるには、肩周辺の筋肉を常に柔軟に保っておくことが必要です。 肩周辺の筋肉は、精神的ストレスとも関係があります。肩周辺がいつもしなやかな筋肉の状態を保てているということは、花粉症予防だけでなく、常に全身の血流を促して、腫れやかゆみ症状の予防にも役立ちます。 「万歳をしない日本人」。日常生活で「両腕をあげる動作」をすることが少なくなっている現代日本人。「手をあげる」ことはあっても、「肘をあげる」ことや「肩関節を十分に上の方まで伸ばす」運動をする機会がめっきり少ない。「めでたくなくても、1日数回、万歳(両腕をあげる)の習慣を持つ」ことは、

  • 心臓のストレスを取り除く
  • 全身の血流を促す
  • 疲労回復力を高める
  • 血圧対策
  • 四十肩、五十肩の予防
  • 効果的な気分転換
  • 必然的な深呼吸を促しリラクゼーションを得られる

などの効果があります。 両腕をあげて「万歳」の姿勢をとっても良いですし、両手を壁(あるいは床)につけて、両肩やわき腹を伸ばすように胸を壁(あるいは床)に押し付けるようにして、ストレッチするのも効果的です。 1分ほど無理なく深呼吸をしながら行うと、さらに効果的。「肩を伸ばす」よりも「肘をできるだけ伸ばす」イメージで行うほうが、肩にむやみな緊張が起こらなくてよいです。

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子育て支援のプロが断言、幼い頃から体を動かす事を意識すべき訳

子ども達が屋外で遊ぶ機会が減った昨今、体操教室など運動の習い事も増えてきましたが、よかれと思って通わせた習い事に我が子が向いていなかった場合…。今回、無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』の著者・パピーいしがみさんに寄せられたのは、「運動に向いてなさそうな我が子にこれ以上無理をさせていいのか」と悩むお母さんからの相談です。運動の重要性についてパピーいしがみさんとやりとりする中で、お母さんが気がついた、「ある勘違い」とは?

無理やりやらせる?

こんばんは。パピーいしがみです。

今日のメルマガは運動についてのご紹介をさせて頂きます。

もしあなたが「この子はあまり運動が得意じゃないな」とお感じになったら、どうされるでしょう?「得意じゃないんだから、もっとやらせよう」と思うでしょうか?それとも「得意じゃないから、無理してやらせるのはやめよう」とお考えになるでしょうか?

どちらが正解、という事は無いのですが、私としては「得意じゃない」で終わらせたくないな、と思うのです。

はぐりさんは、ご自分のお子さんに「運動をさせたい」とお考えだったのですが、ご主人に「苦手な事を無理してやらせなくても」と言われて「どっちなんだろう?」とお悩みでした。こんなご相談を頂いていました。

スポーツについてパピーさんの考え方を教えて下さい。

 

娘は運動が苦手です。走るのも結構遅いです。小さい頃、私はよく外に連れ出して走って見せたり、幼稚園の頃は体操教室に通ったりしました。私自身、生まれながら運動神経が良いとは思いませんが、小さい頃の環境のお陰で、いつも友達と外で遊ぶことで、自然と鉄棒や自転車など覚えて走るのも速かったと思っています。娘はあまりそういった体を動かす環境ではないなと思っていて、環境作りのためにも体操教室に通った次第です。

 

鉄棒とはこうやってやるものなんだな、と私だけではない他の人に教えてもらって、同じくらいの人と練習することはとてもいい機会だと思っており、娘も嫌がることなく、マット運動で何かできた時には喜んでいたし、良いものだと思っていました。

 

結局、私が妊娠して通えなくなったので、辞めてしまったのですが、夫に「無理して好きではないことをやらせる必要はないのではないか?」と言われ、私は無理矢理やらせていたのか自問自答する日々でした。今は自分からスイミングを習い、頑張っています。

 

運動については私は特に友達との比較はしておらず、ただ娘は先に習っている友達に追いつくことを目標として頑張っているようです。しかし、外でやる鉄棒やうんてい等については、諦めているのか特に興味がないのか全くしないまま小学生になってしまいました。

 

走ることについては「私は走るの遅いからな」と一度諦めているような言い方をしている時がありました。走る楽しさ、運動をする楽しさが分かれば何か違うのになあ。小学2年生で諦めているのが、何だか寂しくて…。

 

たまに一緒にバドミントンをやろうと誘ったりして、お互い気持ちがのって来た時にやるのですが、夫があまり家にいない為、下の子の世話やその他のことも私がすべてするため、体力を考えるとそう頻繁にできず、無力さを感じます。娘が腰を曲げてひどい姿勢で読書しているのを見ていると心配です。とりあえず、私ができることは今やっているスイミングを応援することでしょうか。

以上がはぐりさんからのご質問でした。

「無理して好きではないことをやらせる必要はないのではないか?」

この言葉、確かにその通りです。何にしても無理やりに…は、子供も楽しくないでしょうし、何より“強制させる”事に抵抗を感じます。