4月7日は天文観測のチャンス。夜空を見上げて「春」を見つけよう

桜が咲き鳥たちもさえずり、まさに春爛漫といった風情ですが、満天の星空もすっかり春の装いとなっているのにお気づきでしょうか。無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では、そんな星たちを気軽に楽しむ方法が紹介されています。特に4月7日は新月、星空観察にはもってこいとのことですよ。

春の星空を楽しんでみよう

新月が4月7日なので、星空を眺めるのにはちょうどいいタイミングです。まずは都会でも見つけやすい惑星からご紹介しておきましょう。

太陽系の惑星の王者木星は南の空に明るく輝いています。全天をぐるっと見回しても、木星ほどに明るい星はないので、すぐにわかると思います。

もし双眼鏡をお持ちなら木星を見てみてください。小型すぎると難しいのですが、7倍50mmクラスの双眼鏡なら四大衛星が見えるかもしれません(衛星の位置によって全部見えるとは限りません)。

真夜中に南東の空に見えて来るのが火星と土星です。火星は赤く輝いています。今の火星はさそり座からへびつかい座にあるので、さそりの心臓「アンタレス」と近くで見比べることができます。

アンタレス」は「アンチ・アーレス」で、「火星に敵対するもの」という意味です。そう、アンタレスも赤く輝く星で、「火星といい勝負」と言われてきたわけです。ぜひ見比べてください。みなさんはどちらに軍配を上げますか?

土星は火星に比べるとやや暗く見えますが、それでも0.2等ほどの明るさなので,、これもすぐにわかるでしょう。もし望遠鏡で見る機会があれば、ぜひ覗いてみてください。輪がある姿を初めて生で見たときの感動は一生忘れられません。

木星が輝いているあたりが春の代表的な星座、「しし座」です。「?」の記号を裏返ししたような形を探してみましょう。それが頭から前足にかけてです。それが見つかれば、胴体も比較的すぐに結べるかと思います。

胴体の最後、お尻にあるのがデネボラという2等星です。これと乙女座のスピカ、牛飼座のアークトゥルスを結んでできるのが「春の大3角」です。

あと、忘れてならないのは北斗七星です。北の方に向かって高く見上げたところに、柄杓が上むきになっているのが見えるかと思います。

とても大きな柄杓です。これが北斗七星。おおぐま座の背中から尻尾にかけての部分でもあります。尻尾をずっと伸ばしていくと曲線状に先ほどのアークトゥルスやスピカが結べます。これが「春の大曲線」。

こういった星々を眺めていると、冬が過ぎ、春になったんだな…と感じます。

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ホンハイのシャープ買収は日本経済にとって必要な試練?海外は肯定の声

3月30日、経営不振に陥っているシャープは、台湾のホンハイ精密工業による買収契約を決議した。途中シャープ側の偶発負債が明らかにされたことで、交渉に時間を要したが、4月2日に正式な契約が結ばれる運びとなった。海外メディアは、おおむねこの買収を肯定的に捉えている。

日本型救済が否定された

ワシントン・ポスト紙(WP)は今回の件を、「メジャーな外資による、日本の閉鎖的テクノロジー産業における看板企業の初の買収」と表現し、長らくの間、日本政府、銀行、企業は主要な電気メーカーを協力して支え、外資の買収を防いできたと述べている。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)も、これまでなら政府が同業他社との合併を促すというのが伝統的な解決法であり、官民ファンドの産業革新機構がシャープに支援を提案し、失敗した液晶ディスプレイ事業の統合会社であるジャパンディスプレイとの合併を求めたことが、まさにこれに当たると指摘する。結局、シャープを生き返らせるというホンハイのプランが株主と債権者を味方につけ、日本政府でさえも、シャープのスクリーン技術への投資を維持するには、ホンハイ傘下のほうが適していると気づいたようだと述べている。

WSJは、救済が成功するかどうかにかかわらず、政府が今回の買収を許したという事実は、株主資本主義への抵抗がようやく崩れはじめてきたことを示している、としている。

シャープの技術はホンハイで活かされる

ホンハイがシャープ救済と引き換えに手に入れるのは貴重なテクノロジーだというのは、各紙共通の見解だ。フォーブス誌に寄稿したビジネスコンサルタントのジム・コリンズ氏は、最も価値があるのが、有機発光ダイオード(OLED)と液晶パネルに利用される半導体デバイス技術、IGZOだと述べる。OLEDはスマートフォンに使用され、サムスンが95%と圧倒的なシェアを誇る。一方ホンハイは、iPhoneの組立てでは有名だが、最も高額な部品である液晶部分は製造していない。WPによれば、ホンハイは中国の安い人件費を利用し大規模な組立てビジネスで成長したが、人件費の高騰などにより、高収益ビジネスへの転換を迫られているという。

そこで期待されるのが、IGZOだ。シャープによれば、IGZOを用いたスクリーンの解像度は現在のOLEDスクリーンよりも高く、通常のスマートフォンのスクリーンに比べ、電力消費を80~90%も抑えられる。コリンズ氏は、IGZOでスクリーン市場に参入し、バリューチェーンを高めるのがホンハイの狙いだと述べている。NYTも、シャープのスクリーン技術で、ホンハイはアップルのサプライチェーンでの自社のポジションを強化することができ、シャープの効率的な再生にも有効だと見ている。

日本経済活性化への一歩

海外メディアは、今回の買収をきっかけに日本も変わるべきだと述べている。

シャープの買収は「日本の経済的ジレンマの縮図だ」というウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)は、戦後日本企業が成長し活躍していた間は、政府は故意に外国の資本と経営慣行から距離を置いていたと指摘。これがうまくいったのは、人口が増え、高い割合で蓄えができたためであり、労働力が縮小し、定年退職者が増えてからは、日本は資産を食いつぶしていると述べる。企業は海外からの投資を引き付けると同時に、グローバルなベストプラクティス(最善の方法)から効率性を向上させる方法を見つけ出さねばならないと主張する。

NYTも、数十年続いた不景気の後、そして人口減に直面する今、日本経済を活性化させるには、企業がより生産的になり競争にさらされることだと指摘し、その意味において、シャープは最初のテストであると述べている。

(山川真智子)

 

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まさに芸術。日本の「食品サンプル」はなぜ、海外に驚きを与えるのか?

レストランの店頭に並ぶ「食品サンプル」(プラスチック・フード)が、海外からの観光客を中心に注目を浴びています。東京・浅草の近くにある道具屋街「合羽橋(かっぱばし)」では、お土産として買い求める人の姿も。すでに日本文化のひとつとして地位を確立しつつある食品サンプルを、海外からの視点で見てみましょう。

食品サンプルは、もはや日本文化の一端

皆さんは子どもの頃、レストランの店頭にある食品サンプルに驚いた記憶はありませんか?

本物なのかな?」と、思わず触って確かめてみたという経験は、誰にでもあるはず。

今、この食品サンプルが海外から訪れる人たちに大注目を浴びています。

先月25日、NPR誌は、「日本の食品サンプルは、本物のアートだ」という記事を掲載しました。

写真家のシェルナーさんは、1990年代に日本を訪れ、初めて食品サンプルを見た時に、「奇妙だな、と思うだけでなく、文化の一端だと思った」と、感想を述べています。

写真を見た人たちからもいろいろなコメントが寄せられています。

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shot09_039_work_fin1_edited_custom-dfca3b9ecbb0757b4ac577851ca608bdaf850362-s700-c85 image by: Norbert Schoerner and Steve Nakamura

「とっても美しい!特に、生卵をお箸で掴んでいるやつと、コーヒーにクリームが注がれているやつはすごい!」

「アメリカのアジア料理レストランで見たことあるけど、あれをみて食欲は湧かなかったな・・・」

「これって匂いもするの?」  

「日本語がしゃべれないから、日本に行った時は、ウェイトレスさんに注文したいメニューの食品サンプルをみせて、オーダーしたよ」

食品サンプルの歴史は意外と長く、第二次世界大戦後に日本へやってきた欧米人がレストランで日本語がわからず困っているところ日本人の職人がプラスチックでメニューを作ったことがことの始まりなのだとか

食品サンプルを買い求める観光客たち

先月上旬には、食品サンプルの作り方を紹介する動画がアップロードされ、すでに17万アクセスを超えています。

↓↓请单击优酷(youku)的动画

http://v.youku.com/v_show/id_XMTYwNDQwNzE5Mg==.html?from=s1.8-1-1.2&spm=a2h0k.8191407.0.0#paction

 

合羽橋は、ガイドブックやウェブサイトでも紹介されており、実際に行ってみると食品サンプルをお土産として買い求める外国人たちの姿がチラホラ。でも、その金額に驚く人も少なからずいるようです。

「うーん、食べられないロブスターに600ドル払うのってどうなの・・・?でも、プラスチックのラーメンに80ドル払うのはアリ。だって、ラーメンって健康に悪いらしいし、太るからね!」

小さいものなら300円くらいからあるようですが、プラスチックの蟹が5万〜10万円となると、もはや本物の高級蟹よりも高いのでは

食べられない日本の食品サンプルが、日本文化の顔として、本物の日本食と並ぶのは、なんだか不思議な感じがしますね。

source by NPR/ wikipedia/ Marketing Japan

文/長塚香織

「墓はなくても坊主は呼びたい」 日本人の心理

「Amazon.comでお坊さんが呼べる」という坊主便が話題になっています。

今やネット通販で本や家電だけでなく生鮮食品も購入できる時代です。ネットはどこまで便利になるのだろう…と思っていたら、ついに「お坊さんを呼ぶ」というところまで来てしまいました。

大きな反響を呼んだ「お坊さん便」

もちろん、このサービスには批判もあります。特に価格を表示してしまうことで「宗教」が「商品化」してしまう問題が取り上げられています。全国の寺院が加盟する公益財団法人・全日本仏教会はこの問題を大きく捉えてAmazonに中止を申し入れているそうです。

しかし、お坊さん便には別の意味を見出すこともできます。もし、サービスとして成立しなかったら、そもそもAmazonも扱わなかったでしょう。扱ったとしても話題にすらならなかったでしょう。

お坊さん便ユーザーの心理を代弁すれば、
「お坊さんは呼びたい。でもお願いするのにも気分的なハードルが高い。お布施もいくらかわからなくて不安!」となるのではないでしょうか。

逆に言えば日本人にはそれだけ「法要にはちゃんとお坊さんを呼びたい!」という気持ちがしっかりと根付いていると言えるのかもしれません。

現在の日本では「お墓難民」という言葉があるくらい、お墓にも事欠くような状況です。

そのような状況の中でも「お坊さんはちゃんとお呼びしたい!」という気持ちになるのは一体なぜなのでしょうか。

日本人は信心深い?

「日本人は信心深いから…」というのはちょっと違うかもしれません。

仏教は私達の生活にかなり深く根付いてはいますが、毎日念仏を唱える人はどちらかと言えば少数派です。

渡航して海外の方々と交わると、お互いに失礼がないようにお互いの宗教の確認が行われたりもします。そこで、堂々と「仏教徒です!」と宣言できる日本人は少ないでしょう。

私たちは正月には神道の信者になって八百万の神様にご利益を願い、その1週間前にはキリスト教のお祭りを全国的に祝うわけですから。
では、なぜ「お坊さんは、ちゃんと呼びたい」のでしょうか。

私はここには3つのマインドが関わっているのではないかと思います。

日本人ならではの3つのマインド

一つはご先祖になった親類への特別な思いです。

人は、子ども時代は無力です。100点満点ではなかったかもしれませんが、みんな祖父母にも両親にも、年長の親類にも良くしてもらって今があります。それを敬わないと何だか悪いことをしているような気持ちになるのではないでしょうか。

ふたつ目は日本人が陥りやすい「当たり前」の崩壊への不安です。

日本人の多くは遺伝的に「当たり前」のことが崩れることに不安を感じやすく作られています。「法要はお坊さんを呼ぶもの」という当たり前を自分の意志で崩してしまうと、何だか罰が当たりそうな気持ちになるのではないでしょうか。

そして三つ目は日本人の世間体です。

人類学者のルース・ベネディクトは日本研究書『菊と刀』の中で日本を「恥の文化」と表現しました。「ちゃんとお坊さんを呼んで法要をしないと恥ずかしい…」という気持ちも働いているのかもしれません。

お坊さん便にはさまざまな意見があります。ですが、このサービスに救われている人がいることも確かです。

どのような形がみんなの幸せに繋がるのかは模索が必要ですが、「日本人」であることに誇りを持って、「日本人である私たち」を生きていきたいですね。

執筆者:杉山 崇(心理学者)

 

<執筆者プロフィール>
杉山 崇
神奈川大学人間科学部/大学院人間科学研究科教授。心理相談センター所長、教育支援センター副所長。臨床心理士、一級キャリアコンサルティング技能士、公益社団法人日本心理学会代議員。
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なぜ誕生日にケーキを食べる?GHQとバースデーケーキの意外な関係

誕生日に歳の数だけロウソクを立てたケーキを食べるのがスタンダードとなっていますが、それはなぜだか疑問に思ったことはありませんか? 無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』では、そんな今まで考えたこともなかった「ヘンな常識」の謎を解き明かします。

人生は昼休みの過ごし方で圧倒的な差がつく

世の中には多くの人が疑問を持たない変な常識がたくさんあります…。私は最近誕生日を迎えましたが、そこで疑った常識は、何故誕生日にケーキを食べるのか? ということ(笑)。

もちろん自分の誕生日にケーキが出てきたらうれしくてそんなことを考えることはありませんが、家族を持って以来、毎年誰かの誕生日が来る度にデパートで数千円のケーキを買うようになって、ふと変な義務感が生まれたんですね。

「これは一体誰が考えたイベントなのか?

調べてみたらなるほど、日本では戦後の「GHQの指導で取り込まれた習慣のようです。ルーツはギリシャの月の神様に遡り、それが後に欧米、日本へと渡って来たんですね。ちなみにロウソクを吹き消すのはこれとはまた違う起源を持つ後付きのものでした(たしかドイツの魔除けだったかな)。

蓋を開ければやっぱり自分のルーツには何の関係も無く浮かれて浮かされていたのね、と思いましたが、このイベントを条件反射的に今後もずっと受け入れるのも、逆に止めてみるのも面白いと思いました。

これぞオトナの使い方。「NHK高校講座」でコッソリ知識人になる方法

空き時間を利用して知識を高めたいと思っても、図書館に行ったり習い事に通うまとまった時間ってなかなか取れないですよね。今回の無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』は、そんな忙しいみなさんに送るカンタン学習法です。TVやラジオを使うのですが、その番組というのは意外なことに「高校講座」。これが思った以上にスグレモノでした。

テレビやラジオを使って学ぶ

時々このメルマガでもNHKラジオの英語講座をご紹介していますが、NHKの放送には他にも勉強に役立つものがあります。その1つが「高校講座」です。

えー? 高校生の勉強科目なんか今更…、って思われるかもしれませんが、これが意外に見応え、聞きごたえがあるのです。

テレビとラジオで扱っている科目が違うのでそれはぜひ番組表でチェックしていただきたいのですが、まず第1のオススメは日本史や世界史です。

1回の放送が20分で年間40回ですから、「高校講座」とは言っても実際に高校のときに受けていた授業の分量にはとても追いつきません。40回の各テーマに合わせてトピックがあり、エピソードが紹介されたり、出来事の整理がされたりという感じです。また写真映像がたくさん提供されるので、ビジュアル的に理解が進みます

それらをきっかけに興味を持ったところについて詳しく調べたり本を読んだりするのはどうでしょうか?

社会の政治経済などは、忘れかけている基本的な知識の総点検に使えそうです。国語の表現をメインにとりあげる「ベーシック国語」はタイトルだけを見ていても気になるものがあります。古典は勉強のつもりではなく、教養を高めるつもりで聞いていると気軽に聞けます。

そう、「勉強」と思うと硬い感じになりますが、教養のつもりで聞くと新たな発見に満ちています。

高校までの学習内容は、大人として、社会人として一通り身につけておきたいことが詰まっています。テキストは買わなくても、PDFでまとめが配信されていますので、プリントアウトしたり、あるいは手元のパソコンやタブレットの画面で表示しながら見るので十分です。

テストのための勉強じゃなくて、自分が興味があるから勉強する。気になったところはさらに深めていくためのきっかけを探す、ということでもいいでしょう。

インターネットでも配信されているので、テレビやラジオの時間には合わなくてもいつでも楽しむことができます。気になるものがありましたら,ぜひお試しください。

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NYコロンビア大学が和楽器演奏会を開催

コロンビア大学中世日本研究所・日本文化戦略研究所が和楽器演奏会

米コロンビア大学中世日本研究所・日本文化戦略研究所は3月26日、ニューヨーク市内の同大学内ミラーシアターで和楽器演奏会を開催した。

11回目となる今回の演奏会で、会場は満席となる人気となり、特に日本人以外の観客が多く集まった。

前半は雅楽古典曲が、宮田まゆみ氏(笙=しょう)、中村仁美氏(篳篥=ひちりき)、笹本武志氏(龍笛)とともに、コロンビア大学雅楽管絃アンサンブルと交えて演奏された。途中聴きどころの解説が英語で行われた。

後半の現代曲の演奏前に、現代曲の作曲を手掛けた芸術監督の三浦寛也氏、佐々木冬彦氏(箜篌=くご、ハープ)、本條秀慈郎氏(三味線)によるパフォーマンスの解説が行われ、曲がジャスパー・ジョーンズや尾形光琳の絵画、ナボコフの詩に発想を得た点やそれぞれのバックグラウンドや楽器の特徴などを説明した。

箜篌の弾き方では、その珍しさに客席から感嘆の声が漏れた。

1曲目の「黄連雀(Waxwing)」(武智由香氏作曲)ではナバコフの詩の発想を得て、本條氏による語りと唄が三味線の演奏とともに、宮田氏の笙とのコラボレーションで演奏された。

また日本語と英語の字幕も舞台に映された。2曲目「かさね格子(Gossamer Lattice)」(三浦寛也氏作曲)「はジャスパージョーンズの絵画をスライドで映しながらの笙、篳篥、龍笛のアンサンブルとなった。3曲目の「その橋は天へと続く(Bridge to the Heavens)」(佐々木冬彦作曲)ではくご、ハープ、笙、ベンジャミン・プレネタ氏によるバイオリンとのアンサンブルが披露された。

米国本土で雅楽のトレーニングを行う大学はコロンビア大のみとなり、珍しい和楽器が奏でる音色を聴こうと観客は熱心に耳を傾けた。

公式ウェブサイト

 記事提供:ニューヨークビズ

 

『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 

著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」「ニューヨーク ビズ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事「ガチ!」を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
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勝負は最初の1週間。新しい職場で自分の立場を良くする簡単な方法

いよいよ新年度もスタート。新入社員の方、転職した方、新しい環境での生活を素晴らしいものにしたいですよね。そんな皆さんのために、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんがエール代わりに送るのが今回の記事です。会社での立場の固め方を一から学んでみましょう。

組織を知るには、「誰が何を知っているのか」を知る事から始まる

私はサラリーマン時代、お客さんの会社に常駐して仕事をすることが多かったんです。入社して何年間かは、自分の会社の本社がどこにあるのかも知りませんでしたし、当然本社にデスクなんてありませんでした。都合5、6社くらい派遣されましたかね。

出世をしてからもコンサルとして短時間ですが客先に常駐をしたりしていました。その常駐がスタートする時、つまり「今日からお世話になりますm(__)m」という時の私の最大の関心事は、「っていうか、この会社って誰が何を知っているの?」であって、ここをほじくることが、業務をスムーズに立ち上げるための最初のミッションなのです。

仕事って端的に言えば、情報の編集作業なんです。身体を動かす現場の仕事や肉体労働だって、作業マニュアルとか、遵守事項とかの情報に則って動いているわけです。そんな情報が手に入らなければ身体を動かせないんですね。

マニュアルがどこに保存されているのかが分かっても、これをプリントアウトさせるには別な情報が必要です。この会社ではプリンターがどこにあって、そのドライバはどうやってインストール出来るのか。こういう情報が無ければ印刷すら出来ないですよね。

そんな初歩的なところでさえも、情報が無いと手も足も出せないんですね。もっとハイレベルの業務になると、これはそもそもそういう情報にタッチ出来る人が限定されていますから、知っている人を探すだけで一苦労あるわけです。その人が分かっても、素直に教えてくれるとは限らないわけです。

コンサルタントのような上から仕事をする立場だと、教えてもらうというハードルはほとんど無いんですが、現場仕事のアウトソースの場合や、あなたが転職者の場合には、相手も相当警戒しますから、まずは教えてもらえるための人間関係の構築から入らなきゃならないんです。

その挙げ句、間違った人にアプローチしていたなんて後から気付いたら、これはとんだ時間の無駄遣いです(初めは親切にしてくれる人のところに近寄ってしまうんですよね。ところがタダ親切なだけで、正確な情報を持っているとは限らないんです)。

つまり、仕事を始める前に、最初の1週間くらいを使って、その会社では誰が何を知っているのか、耳が早い人は誰か、正確な情報を持っている人は誰か、を見極めるという作業をすべきなんです。で、このマッピングが出来た頃には、あなたはその会社の組織をかなりのレベルで理解していますから。これを意識してやると、組織への浸透がスピーディーに出来るんです。

「とんかつ専門店」が高いのと同じ。ギャラの単価を簡単に上げる方法

人気コンサルの永江一石さんが、さまざまな質問に答えてくれる人気メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』。今回の質問はフリーランスのライターさんから「ギャラが安い」とお悩みのご質問。多彩なジャンルに対応できて、ホームページの開設、SNSの活用など、いろいろやっているのに効果が薄い…こんな事例に対して永江さんの提示した戦略とは?

ライター歴10年だけどギャラが安い…稼げるライターになるにはどうしたら?

shitumon (1)

当方、ライター業10年目です。編集プロダクションに在籍していますが、自分で仕事を取ったり、在宅勤務だったりするので働き方はフリーと大きくは変わりありません。広告系や、大手企業の取引などは会社に問い合わせがあって始まるケースも結構あります。

私自身はIT、ビジネス、女性向け、子育て、などを得意分野としており、最近はインタビューものが多いです。問題は、とにかくギャラが安いことです。

1日かかる仕事(たとえば都内でインタビューして3000字の原稿アップ)で5万円くらい~にしたいのですが、現状ほとんどの仕事はそうなっていません。(永江さまは金額についてどう思われますか?)

ギャラを上げる施策として、個人のホームページをつくり実績を見える化SNSで発信していろんな仕事をしているアピール、なんてことをやっており、じりじりアップしてきている感じはします。

あとは、打ち合わせや取材で事業やメディアのアドバイス(思いつくアイデアみたいなもの)を伝えたりもするようにしています。(生ビールの営業が居酒屋のコンサルをやるようなイメージ。あくまでイメージです)

そのためかわかりませんが、取材先から仕事を新たにいただくことも増えてきました。

上流から関わらなきゃダメだと、Webディレクターにシフトしようとする同業者もいるのですが、Webディレクターになるとよけいにレッドオーシャンな気がしますし、また、書くことが好きなので執筆業から離れたくありません。

永江さまなら、価格をアップする施策として、どのような戦略を取りますか? また、十分なギャラで余裕のあるライターっているのでしょうか? いるとしたらどこに!?

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

永江一石さんの回答

「1日かかる仕事で5万円」って結構高額だと思いますよ。今だと私の知ってるプロのライターさんでも3万円ぐらいです。1日5万円稼ぐには自分の署名記事で売れる人じゃないとダメでしょう。この人の記事なら読みたいと思ってもらえるぐらい、名前を売るしかないと思います。

ライターが名前を売るにはどうすればいいかというと、本を書いてヒットさせるのが一番です。そうすると単価は普通に上がりますよ。ただ、今印刷の本はほとんどが自費出版で、1500万ぐらい払って出版して、買い取りが2000部とかはザラ。無名のライターさんに出版依頼が来ることは皆無です。

なので、一番いいのはKindleなんかの電子書籍です。

私がKindle本ランキングで1位になった時には、出版社から何社も出版依頼が来ました。ただ何でもかんでも書けばいいってもんじゃなくて、「この分野を書かせたら一流」という肩書を持ってください。
なぜかって、広く浅く何でも書く人は単価が安いんです。例えばラーメンも天ぷらもとんかつも売ってる店より、とんかつ専門店の方が単価を高くできて儲かりますよね。それと同じです。

恋愛系なら誰にも負けないとか、ファッションなら任せてとか、強みを持つライターになって、その分野で売れる本を書いていく。

十分なギャラがあるライターさんはいますよ、当然。

この分野ならこの人とすぐさま名前が上がるぐらい実績を残せば強いです。

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著者:永江 一石
商品開発や集客プロモーションを手がける会社を設立し多くの企業のマーケテイングを行う。メルマガでは読者から寄せられたマーケティングのお悩みに対し具体的な解決策を提示。ネットショップや広報担当を中心に多くの購読者から支持されている。
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NYタイムズスクエアの着ぐるみパフォーマー、規制へ?

NPO団体、あり方を協議

タイムズスクエア地区のより良い利用方法を検討するNPO団体として1992年に結成された「タイムズスクエア・アライアンス」が3月28日、投票によって選ばれた公務員と地元で働く労働者による会合を開催し、今後のタイムズスクエアのあり方について協議した。

同会合は、裸の女性や着ぐるみキャラクターによる金銭の要求など、同地区での事件発生件数が増えていることを受けて、行われたもの。

同アライアンスでは、先日タイムズスクエア地区に勤務する人を対象にした調査を行っており、同調査によれば61%が着ぐるみキャラクターなどの金銭収入を目的としたパフォーマーから嫌な思いを受けており、51%は身の危険を感じたと話しているという。

ニューヨーク市議会は、タイムズスクエア地区など、市内の歩行者広場エリアの使用方法について、ニューヨーク市交通局(NYCTA)が使用用途を制限できるよう条例を提案したばかりで、同法案についての公聴会は30日に開催。

同条例では区画を細かく分け、商業活動ができるエリアとできないエリアを明記する計画。

これにより、歩行者はどのエリアを通行するとキャラクターやパフォーマーに会う可能性があるのかを事前に知ることができる。

タイムズスクエアは通常の歩行者広場とは一線を画す個性的なエリアであるべき、という声も多く聞かれ、規制を強めることにより、クリエーティブな表現者たちまで締め出すことになるのではという懸念も聞かれている。

規制と自由の区分けがどのようにされていくのか、今後の動向が注目される。

記事提供:ニューヨークビズ 

 

NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 

著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」「ニューヨーク ビズ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事「ガチ!」を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
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