なぜ「現状の満足感を取り除く」ことが企業の成長につながるのか

2017年を迎え、今年の目標を新たに立てられた会社も多いことでしょう。しかし…、「去年の目標」は達成されていますか? 無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者でマーケティング戦略コンサルタントの中久保浩平さんによれば、目標を達成できないのには3つの理由があるとのこと。記事中ではそのひとつひとつを詳しく紹介するとともに、目標を達成するために企業としてすべきことについて、コンサル目線のアドバイスを記してくださっています。

目標達成できない3つの理由

年始のうちは「今年の目標」「今年のテーマ」にむけて「みんなでがんばりましょう」と士気も上がります。ですが、しばらくするとちょっとしたことで挫折したり、目標も下方修正されたりします。

これが毎年同じことの繰り返しとなり、会社は一向に変わることなく大した成長もしないまま。結局、士気が高まっているのは最初だけ…。

思い当たるフシのある人もいるのではないでしょうか?

なぜこのように毎年、同じことになってしまうのか? 掲げた目標に対して進んでみたもののうまくいかないのか? 理由はいろいろとありますが、その中でも大きなものが3つあります。

1つ目が、会社が将来あるべき姿ビジョンを明確にスタッフ含めた関係者全てにメッセージされていないということ。

将来、会社はこうなっていくというビジョンがあり「では、そこに向かっていくために今年はこうしよう」という目標がはじめて設定できます。これがないまま、ただ単に今年の売上は、昨年の110%増だ! なんて目標を立てたところで、その数字に意義を感じられなければ目標達成することは難しいし、長期的且つ継続的に目標を達成することはほぼ無理です。

会社の目標には、売上や増客、シェア、新商品や新店舗展開、新規事業など状況や規模、業界によっていろいろとあるでしょうが、その目標の根底にあるビジョンが明確にスタッフや関係者に理解されていなければ、目標に向かっての行動が鈍くなります。誰も目標に対して協力も応援もしてくれなくなります。今年の目標を達成するためにも、まずはビジョンを明確に伝えていきましょう

なぜ人は「自分と同じ欠点を持つ人」にイライラしてしまうのか?

社会生活を送っている限り、他人に対してイライラしたり不満を抱いてしまうことは避けられないものですが…、このような感情をコントロールできたとしたら、ビジネスシーンにおいてもきっと役に立つはずですよね。そんな方法を伝授してくれるのが、無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』の著者で心理カウンセラーでもある吉田こうじさん。たった10分でできる簡単アンガーマネジメント法です。

怒りが教えてくれる大切なこと

「どうしてあの人は、あんなにもくどいんだろう?」
「どうしてあの人は、あんなにも短気なんだろう?」
「どうしてあの人は、嘘ばっかりつくんだろう?」
「どうしてあの人は、頭が固いんだろう?」
「どうしてあの人は、決断してくれないのだろう?」
「どうしてあの人は…」

こんなふうに、誰か他者に対してイライラしたり不満を持つことってありませんか? 「怒り」の感情って「なにくそ! いまに見ていろ!」と自分を鼓舞するためのプラスに働くこともありますが、「怒り」の感情を手放せないせいで、誰かに八つ当たりをしてしまったり、仕事に集中できなかったりと、マイナスに働くことも多いわけです。

プラスのエネルギーに変換することで、自分にとっていい結果を生み出せているのならいいのですが、もし、現状そうじゃないなら「怒り」について、もっと自分と向き合って見る必要があるんじゃないかなって思ってます。

今回は「怒りが教えてくれる大切なこと」をテーマにお届けします。

私たちが、相手のある「特徴」に対してイライラしているとき、実はその「特徴」を自分自身も持っていて、それを棚に上げて相手に不満をぶつけていると考えてみたことはありますか? おまけに、自分自身はその「嫌な特徴」を周囲に対して隠し通せていると思っているのですが、実はそれが相手にはバレバレだったりするって知ってましたか?

「鏡の法則」「正負の法則」「投影」…、呼び名はなんでもいいのですが、他者に対して「嫌な特徴」が見えるとき、実はそれを私たち自身も、その「嫌な特徴を持っているのです。ですから、私たちが他者に対して何らかの「怒り」の感情を持つとき、実は「自分自身の中にも他者と同じ要素があるということを知るチャンスなのです。

そして、「怒りは自分自身を知るチャンスなんだ」ということに気づくことができると、いわゆる「アンガーマネジメント」が超簡単にできるようになります(ただし、根深い「恨み」「怒り」には、もう少し掘り下げたセラピーが必要かもしれません)。

親が叱ってばかりいると、他人のせいにばかりする子どもが育つ

毎日同じようなことで子どもを叱っているなあ…と感じている親御さんは必見です。無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』の著者で教育評論家の親野智可等(おやの ちから)先生曰く、叱ってばかりの親に育てられた子は、困難に直面した際にすべてを人のせいにして、感情をぶつけて済ますようになってしまうとのこと。そんな人間にしないためにはどうしたらいいのでしょうか。

親が叱ってばかりだと、子どもはそういう親の姿勢を学ぶ

親が子どもを叱る内容は毎日ほとんど同じです。全く新しいことで叱ることは少ないはずです。

生活そのものが、「叱る流れ叱られる流れ」になってしまっています。

親がそのことを自覚すること必要があります。それで初めてその流れから抜け出すことが可能になります。

まずは、自分が叱っていることをリストアップしてみてください。それから、それを解決するための合理的な工夫をすることが大切です。

親が工夫してあげてもいいですし、親子で一緒に考えて工夫してもいいでしょう。それでうまくいけば親子で喜び合いましょう。うまくいかないときは、さらなる改善をしたり、別の方法を工夫したりしましょう。

それでも無理ならやってあげればいいだけのことです。

やってあげると自立ができないはウソ。しつけ主義はやめよう。

そういう姿勢を親が見せることで、子どもも合理的な工夫をして困難を乗り越えることの大切さを学びます。

これ自体がとても大切な教育です。

親がただ叱っているだけだと、子どもはそういう親の姿勢を学びます。つまり、困難なことがあったとき、人のせいにして感情をぶつけて済ますようになるのです。

親が子どもを罰でおどしてやらせようとしていると、子どももそのやり方を学びます。つまり、子どもも友達や兄弟を罰で動かそうとするようになるのです。

親が「宿題やらないとおやつ抜きだよ」と言っていると、子どもも友達や兄弟に「○○しないと遊んでやらないよ」と言うようになるのです。

こういうことは子どもは非常によく学びます。なんといっても親が毎日お手本を見せているのですから。

子どもは、親の言うことは聞かないけれどすることは真似るのです。

image by: Shutterstock
 
 
 『親力で決まる子供の将来
5年連続でメルマガ大賞の「教育・研究」部門賞を受賞!家庭教育メルマガの最高峰。教師生活23年の現場経験を生かし、効果抜群の勉強法、子育て、しつけ、家庭教育について具体的に提案。効果のある楽勉グッズもたくさん紹介。「『親力』で決まる!」(宝島社)シリーズは30万部のベストセラー。
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この世界の片隅に実在する、小さな小さな街角レストラン

突然ですが、みなさんの日常は、驚きや喜びで溢れていますか? 毎朝同じ時間に満員の通勤電車に乗り込み、人込みの中を速足で歩き、同じ人と同じ場所で過ごす。楽しくないわけではないけれど、どことなく物足りない、そういった日常に何かしらの新鮮な風を取り入れたい、と願う人は多くいるはず。そしてそれは、きっと世界共通。今、海外メディアやSNSで話題になっているのが、謎の集団「Anonymouse(アノニマウス)」が作り出す、ネズミサイズの小さな小さな世界。その小さな扉を覗くと、誰もがつかの間の非日常を味わえます。

その扉の向こうに広がる世界とは?多くの人々を惹きつけるミニチュアの世界      

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スウェーデンの街を行き交う人々も、きっと日常はどこか退屈で、何か面白いことや楽しいことが起こればいいのに、と思っているのかもしれません。

スウェーデンの都市マルメの街の片隅に現れたのは、その大きさわずか約63.5cm×31cmのほどのレストランや食料品店

映画のポスターやチーズなどの食品まで、本当に精巧にできていて、街ゆく誰もがつい目を奪われます

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それらを作り上げたのは、謎の集団「Anonymouse」。

その名の通り、その正体は「不明」というアートグループですが、彼らの目的はただ一つ、「街ゆく人達にちょっとした喜びを提供する」こと。

これらはすべて無償で提供していて、資金援助等は一切なく、ただひたすら彼らの目的を達成することをテーマとしています。

今回この謎多き集団「Anonymouse」に独自取材を行ったところ、普段はそれぞれ別の仕事をしているというAnonymouseのメンバーたちが、グループとして活動し、子どもから大人まで、たくさんの人々を喜ばせるためには何がいいのかアイデアを募った結果このネズミサイズのレストランや食料品店を作ろうという結論に至ったのだそうです。

その理由は、彼らが「」について語り合うといつも、現実とは別の世界の存在を空想して楽しんでいた子ども時代が思い出されたから。

子どもの頃に誰しもが共通に持っていた純粋な興味を抱く気持ちや、それにともなう喜びにこだわり、大人になってもそれを忘れたくないという表現なのかもしれません。

 

AnonyMouseさん(@anonymouse_mmx)が投稿した写真

 

 

AnonyMouseさん(@anonymouse_mmx)が投稿した写真

 

現在新たなプロジェクトが進行中だというAnonymouse。日本を含めた海外展開も視野に入れているとのことでした。

みなさんの周りにも、こんな小さな幸せや懐かしさを届けてくれる何かがあれば、少しだけ日常が輝くのかもしれませんね。

Anonymouse 公式インスタグラム

 

Image by: Anonymouse, Kristina_Sigunsdotter

取材・文/貞賀 三奈美

【アンケート】父親が受けたい理想の「親孝行」に娘ビックリ?

親孝行とは、“子が親を敬い、親によく尽くす行い”のことを指しますが、理想の親孝行とは一体どのようなものなのでしょうか。そこでクラシファイドは、2016年12月19日~21日の期間において、全国の20~30代の女性250名、40~50代の娘がいる男性250名の計500名を対象に「親孝行」についてアンケート調査を実施。このたび、その結果が発表されました。

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まず、娘は親孝行をしたいのか、父は親孝行されたいのかを聞いたところ、実に76%もの娘が「親孝行をしたい」と考えていることがわかりました。一方、これに対し父親は、約6割が「親孝行されたい」と回答。お世話になった父に孝行したいという娘の気持ちと、娘に何かしてもらうなんて“ちょっと気恥ずかしい”という心理が見て取れる結果となりました。また、親孝行が「したいが、難しいと思う」と回答した娘が10%、「してもらいたいが、難しいと思う」と回答した父は6.4%と、若干の差が見られました。

娘の方が「親孝行は難しいもの」と感じている背景を探るべく、「日常的な親孝行」と「大掛かりな親孝行」どちらが喜ぶと思うか・嬉しいかを聞いてみた結果、「親が喜びそうだと思うこと」と「親が実際に嬉しいこと」では顕著な差が見られました。

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「大掛かりな親孝行」のほうが喜ぶと考えている娘が3割弱いる一方で、大掛かりな親孝行を望んでいる父はわずかに8%という結果が出ました。また「日常的な親孝行」の内訳を見てみても、娘側は「どちらかというと日常的な親孝行」と回答している人が39.2%で最多だったのに対して、父親側は「日常的な親孝行」と回答した人が44.8%で最多という結果に。これらの結果から、父親は娘が思っている以上に日常的な親孝行を求めているにも関わらず、娘世代は必要以上に気負ってしまい“大掛かりな親孝行をしなければ……”と考えているということが見て取れる結果となりました。

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では具体的にどういった親孝行をしたいか、どういった親孝行を受けたいか、を聞いてみると、まず娘側で最も票を集めたのは「美味しいものをごちそうしてあげたい」。一方で父親側の最多は「会いに来て欲しい」。また、2番目はどちらも共通して「孫の顔を見せてあげたい・見せてほしい」でしたが、父側が32%だったのに対して、娘側は22%と10%もの開きがあるという結果に。また「娘・孫の顔が見たい」という親は合算すると65.6%だったのに対して、娘側は35.6%と、実に30%もの開きがありました。その分、娘側で多く票が入っていたのは「旅行に連れて行ってあげたい」「好きなものを買ってあげたい」など。娘はお金を使って大掛かりに喜ばせたいと考えているようですが、それよりもただただ、顔を見せてくれることが嬉しいと父親は考えているようです。

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実際に受けて嬉しかった親孝行を父親に聞いてみたところ、最多は35.2%の「会いに来てもらった」。何よりも娘の身を案じている親としては、とにかく健康で無事な姿を見せてくれることが、何よりも嬉しい親孝行だと考えているようです。そのほか、最も印象に残っている親孝行には、「元気で生きていてくれる事」「孫が産まれたばかりの時に抱かせてもらった事」「今まで大病もなく元気に育ってくれたこと」「風邪をこじらせたとき、介抱してくれた」「生まれて来てくれたこと」「生存率10%の誕生時の病気を克服してくれたこと」「白血病で入院中に見舞いに来てくれた事」「子供の頃感謝の気持ちをよく手紙にしてくれた」「白髪を毛抜きで抜いてもらった事」「結婚20周年でプレゼントをもらった」「孫の顔を見た」といった声が挙がっており、生まれてきてくれたことや生きてくれていることといった、日頃の生活に根ざした「親孝行」そして何よりも、元気な姿を見せてくれることを嬉しく思う父親が、多いようです。

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そんな父親たちが本当に求めている「親孝行」を表現した住友商事のスペシャル動画「ふたりの月夜」が現在公開中! 飾らない、等身大の、それでいて父親が本当に望んでいる「親孝行」とは何かを、しみじみと考えさせられる内容となっているので、ぜひチェックを。

 

 

<関連サイト>

CLASSY HOUSE

 

 

記事提供:EntamePlex

SNSで話題。美人飼い主に飼われたツートンカラーの奇跡の猫

顔半分の柄が2つに分かれたユニークな顔立ちをしたキュートな子猫の名前はYana。ロシア語でゴージャスでスイートな女の子を意味します。

 

Elizabethさん(@yanatwofacecat)が投稿した写真

 

 

Elizabethさん(@yanatwofacecat)が投稿した写真

この可愛らしいYanaの飼い主であるベラルーシ出身のエリザベスさんが、インスタグラムに写真をあげると、たちまちフォロワーが急増し、海外で話題となっています。

 

Elizabethさん(@yanatwofacecat)が投稿した写真

顔の半分が黒、もう半分がジンジャー色のユニークな配色はキメラと呼ばれる「異なる遺伝子型の細胞が共存している状態」が関係していると考えられています。

極めて珍しい現象だそうです。

飼い主のエリサベスさんとツーショット

 

Elizabethさん(@yanatwofacecat)が投稿した写真


 

Elizabethさん(@yanatwofacecat)が投稿した写真

 

 

Elizabethさん(@yanatwofacecat)が投稿した写真

まぐまぐ編集部が飼い主のエリサベスさんに取材したところによると、「美しい彼女の写真を多くの人に知ってもらうためにインスタグラムに写真をあげました。Yanaの人気は予想していましたよ」と語ってくれました。

「Yanaはとても優しい猫。彼女はキャンディやその包み紙で遊ぶのが好きなんです。毎朝、私を起こすためにジャンプして、耳を舐めてきます」。

ちなみにYanaの好物は、好きな食べ物はチキンとミルクだそうです。

エリザベスさんのインスタグラムにはYanaの写真がたくさん掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。

エリサベスさん 公式Instagram

 

文/MAG2 NEWS編集部 

 

カジノという名のギャンブルを成長戦略に据えるアジアの愚国

昨年12月、ついにIR法案が可決・成立しました。各方面からは早くもカジノ解禁による経済効果についての勇ましい「試算」等が喧伝されていますが、「カジノはもはや過当競争で失敗例が増えている」とするのはメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者・新 恭さん。さらに新さんは背後の利権構造の存在を疑った上で、「カジノというギャンブルが国の成長戦略になるようでは世も末」と厳しい私見を述べています。

カジノ付き商業施設が観光振興の目玉というお粗末発想

若いころ、「飲む打つ買う」は男の甲斐性のように先輩から言われたことがあった。どれもやりません、と答えようものなら「何が楽しくて生きてるんだ」とくる。それだけ、日本人の遊び方に多様性がなかったのだろう。

どうやら、今でもさして遊びの貧困は変わらないようで、この国にはギャンブル依存症という名の病いにかかっている人が他国に比べて多いらしい。

パチンコ、麻雀、競馬・競輪・競艇…これらは法をすり抜けたり、別の法律で賭博罪の対象から除外されているというだけのこと。ニッポンはまぎれもないギャンブル大国だ。

もっとも、トランプが次期米大統領に決まったとたんに訳もなく上昇を続ける株式相場もギャンブルだし、そもそも日銀がお札を刷りまくるアベノミクスだって、ほとんどバクチに近い。

だから、カジノを天下御免にすると国が言い出しても、さして驚くにあたらないが、やれ「IR」だ、「観光振興だ」と、カジノ推進派の議員連中が薄っぺらい小理屈をこねてカジノを正当化しようとするものだから、筆者の懐疑心がウズウズしはじめた。

ろくな質疑もなく昨年12月15日、国会でスピード可決、成立した「IR整備推進法なるものの正体はいったい何なのか

IRとは「統合型リゾート」、つまりカジノ付きの大規模商業施設のことだ。統合とかリゾートという言葉に騙されちゃいけない。要するにポイントはカジノだ。とりあえずこの法律を通しておいて、カジノ解禁に向けて細部を決めていこうということらしい。

もっともこの法律、形式上はあくまで議員立法である。15年も前に自民党内で勉強会が立ち上がり、6年前からは超党派のいわゆる「IR議連」で議論してきたという。

議連の幹事長、岩屋毅(自民)は『「カジノ」の真意』という著書を刊行し、この法律のPRに余念がない。カジノ解禁の意義を理論建てようと苦心惨憺したようで、その分、突っ込みどころも満載だ。

たとえば日本は「観光立国」を進めるべきで、そのために「必要な改革を大胆に実行していかねばならない」と論じる。これは誰も異存なさそうである。だが、観光立国のための改革と、カジノがどう結びつくのだろうか

ここからは何段論法なのか、説明がとにかく長く、まわりくどい。そこで、勝手ながら次のように簡単にしてみた。

「樺太は島だ」。命を賭して証明した江戸の探検家・間宮林蔵の生涯

北海道の北に位置する樺太島(ロシア名:サハリン)。遥か昔、江戸時代にこの樺太が「島」であるという事実を発見した日本人がいました。今回の無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』で紹介されているのは、徳川家に仕えた探検家・間宮林蔵の功績。蝦夷地の各地を荒らし回っていたロシア艦に捕らえられる危険も厭わず、そして度重なる悪天候にもめげず、成功するまでは帰国しないと断言した、鋼の意志を持つ探検家の執念の物語です。

間宮林蔵の樺太探検

成功せぬうちは、帰ってくることはいたしませぬ。もしも、失敗に終わった場合には、樺太に残り、その地の土になるか、それともアイヌとして生涯を終えます。再びお眼にかかれるとは思いませぬ。お達者でお暮らし下さい。

間宮林蔵が見送りに来た警備役の津軽藩兵指揮格・山崎半蔵にこう言うと、山崎は言葉もなくうなづいた。その眼には、再び生きては帰れぬかもしれない者を見送る悲痛な光がうかんでいた。

文化5(1808)年4月13日、蝦夷地(北海道)最北端の宗谷の地。海はおだやかで空は晴れていた。林蔵はここから18里71キロの海を渡って樺太に出発する所であった。前年、蝦夷地の各地を荒らし回ったロシア艦が再びやってくると予告していた時期で、もし発見されれば捕らえられる恐れがあった。また樺太には最南端の白主にこそ会所が設けられ、警備の一隊が駐在していたが、それより北は地理も分からず、粗暴な山丹人が大陸側から交易のために往来しているようだった。

この北辺の地理と住民の状況を明らかにしてロシアの南進に備えようというのが、間宮林蔵の樺太探検の目的だった。

蝦夷で生きるには

林蔵は、安永9(1780)年、常陸国(茨城県)筑波郡の農家に生まれた。子供の頃から土木工事が好きで、堰とめ工事の現場に出入りしているうちに、利発さを買われて幕府の普請役雇・村上島之允の使い走りとして働くことになった。村上が各地を測量して地図を作製するのに従って、林蔵は測量技術と健脚を身につけた。

村上が蝦夷地での仕事を命ぜられると、林蔵も一緒について行った。しかし冬の厳しい寒気と野菜不足で足がむくみ、体調を崩した。土地の人から、蝦夷人アイヌは魚と昆布を食べるので病むこともなく冬を越す、と教えられ、それに従った所、むくみもとれて体調が回復した。

これを機に林蔵は、アイヌと同じ生活をしなければならぬ、と知り、アイヌ語を習い、しばしばアイヌの家を訪れて衣服・家屋・狩猟・漁獲・旅行などについて詳しく調べた。

ロシア来襲

林蔵は村上の助手として測地に従事していたが、文化2(1805)年、25歳のおりに現在の北方領土である国後島から択捉島で海岸線の地図を作り、道路を開くようにとの幕命を受けた。

文化4年4月、林蔵が択捉島に移って仕事をしている最中に2隻のロシア軍艦がシャナ湾の会所を襲った。文化元年9月にロシア皇帝の命を受けて長崎港に入港した侍従レザノフは日本との交易を求めて6ヶ月も待たされたが、すげなく断られたため、怒って武力で威嚇しようと択捉島を襲ったのだった。

会所には230名もの兵がいたが、役人たちは上陸したわずか十数名のロシア水兵に恐れをなして、ろくに戦いもせずに、退却してしまった。林蔵は抗戦を主張したが、上役に退却を命ぜられ、不本意ながら従った。

ロシア艦が去った後、林蔵も会所の役人たちとともに、江戸に送られ、厳しい取り調べを受けた。江戸市中では彼らに対する憤りと蔑みが強かった。幸いにも林蔵は抗戦を強く主張し、また退却後も密かに現地に戻ってロシア艦の動きを探ろうとした働きを認められ、唯一人「お咎めなし」との申し渡しを受けた。他の役人たちには「不届きの至り」として、免職、家屋敷没収などの処罰が行われた。

米中冷戦時代の幕開け。日本は過去の失敗に学び、どう動くべきか

EU崩壊?キリスト教が危機に?日本は?ド~なる、2017年の世界」、「トランプが仕掛ける米中冷戦で、日本が漁夫の利を得る可能性」と2回に渡り2017年の世界と日本を占ってきた無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者で、世界情勢に詳しい北野幸伯さん。今回はオバマ大統領からトランプ大統領へと政権が移行した後のアメリカについてさらに一歩踏み込んで考えるとともに、日本が置かれる立場と進むべき方向について私見を記しています。

米中冷戦時代が始まる~日本は?

前号と前々号で、「2017年世界はどうなる?」という話をしました。「二つの時流があります」と。

一つ目は、「グローバリズムからナショナリズム」という時流。これで、「イギリスのEU離脱」「トランプ勝利」が起こった。もう一つは、「アメリカと中国は対決する」という時流。オバマさんが作った流れが、トランプでもっと強くなっていく。

今回の話、前号、前々号を読んでいないとわかりづらいと思います。まだの方は、まずこちらからご一読ください。

EU崩壊?キリスト教が危機に?日本は?ド~なる、2017年の世界
トランプが仕掛ける米中冷戦で、日本が漁夫の利を得る可能性

しょっちゅう書いていますが。1937年、日中戦争が始まりました。この時、中国は、アメリカ、イギリス、ソ連から支援を受けていた(初期は、ドイツからも支援を受けていた)。つまり、日本は、アメリカ、イギリス、ソ連、中国の4大国と戦っていたのです。こんなもん、勝てるはずがありません。

私は自虐史観の持ち主ではありませんが、米英ソ中を同時に敵にまわすのは、愚かだったと思います。普通はどうするのでしょうか?

イギリスは、なぜドイツに勝てたのか?

たとえばイギリスとドイツの関係を見てみましょう。イギリスが衰退したのは、「20世紀に入ってから」と思われがち。しかし、実をいうと、イギリスは1890年時点でドイツにあらゆる面で負けつつありました

劣勢のイギリスはどうしたのでしょうか? 「三大国と和解することで挽回したのです。「三大国」とは、フランスロシアアメリカのこと。

イギリスは当時、フランスと、アフリカ、インドシナで争っていた。そして、ロシアとは、ペルシャと中央アジアで争っていた。イギリスから独立したアメリカとは、当時全然「特別な関係」ではありませんでした。

1890年代~1900年代はじめ、イギリスは、ドイツに対抗するため、フランス、ロシアと和解し、アメリカとの関係を改善させていきます。結果、ドイツは1914年に始まった第1次大戦で大敗しました。

イギリスは、ロシアとアメリカを味方をつけたので勝つことができた。見事です。1890年からドイツを仮想敵と定め、フランス、ロシア、アメリカを味方につけた。その大局観、長期的視点、戦略性を、私たちも見倣うべきです。

今の日本にあてはめるなら、敵ドイツにあたるのは、明らかに中国でしょう。何といっても、「日本に、沖縄の領有権はない!」と宣言している。

イギリスがドイツと戦うために和解し、関係を強化しつづけたのは、アメリカ、ロシア、フランスでした。今の日本にあてはめれば、アメリカインドロシアでしょうか。日本はこれら大国との関係を、「一貫して」「長期にわたって」強化していかなければなりません。

問題が多い日ロ関係についても、少なくとも20年ぐらい先を考えるべきです。

アメリカは、なぜソ連に勝てたのか?

さて、イギリスは第2次大戦でもドイツに勝利しました。今回も、アメリカとロシア(当時ソ連)を味方につけて勝った。面白いのは、アメリカとイギリスが、「資本主義打倒」「米英打倒」を「国是」とするソ連と和解してドイツと戦ったこと。米英は、「戦争に勝つためなら、なんでもする」ことを示しています。

さて、第2次大戦が終わると、アメリカとソ連の冷戦時代」がはじまります。アメリカ、今度は2次大戦中敵だった、日本とドイツ(西ドイツ)を味方につけることにしました。また「と組んだのです。

日本とは「日米安保」が結ばれた。「日米安保」には二つの目的がありました。まず第1に、ソ連の脅威から日本を守ること。第2に、日本が再びアメリカに逆らわないようにすること。

2番目の理由で、「アメリカは日本を守るが、日本はアメリカを守らなくていい」という、「変な」軍事同盟になった。日本がアメリカを守るためには、相応の軍事力をもつ必要がある。日本に軍事力を持たせると、またアメリカに歯向かうかもしれない。

中国、抗日戦争14年間に教科書修正。海外から「歴史改ざん」の指摘

中国教育省は、2017年春学期(2月開始)より、現在中国の教科書で使われている「日本の侵略に対する中国人民の8年間の抗戦」という表現を、「14年間の抗戦」に改めると発表した。一般的には、日中戦争は1937年の「盧溝橋事件」からとされているが、今回の措置は始まりを1931年の「柳条湖事件」まで6年も遡らせており、英米メディアからも歴史の書き換えではないかと疑問の声が上がっている。

抗日戦争の解釈に変更。中国歴史界ではコンセンサス?

日中戦争は、中国にとっては抗日戦争であり、新華社によれば、これまではフルスケールで侵略が拡大した1937年7月の「盧溝橋事件」が始まりと中国の教科書には記されている。ところが、今回の新解釈では、ファシストの力と戦った初めての国である中国の苦しみは、1931年9月の「柳条湖事件」から始まったとされている。この事件は、日本軍が奉天(現在の瀋陽)の鉄道を爆破し、中国軍が工作を図ったと非難して、これを口実に攻撃を開始したもので、満州事変の発端とされている。

新華社によれば、中国社会科学院の研究機関によるリサーチでは、1931年から1933年の間に30万人の中国兵が日本軍と交戦しており、「抗日14年」は中国の歴史家の間では一致した見方だということだ。また、一部の地域の参考書では、以前から「抗日14年」と記載されているという。ロイターは、小中学校、高校、大学のすべてのクラスの教科書と授業は歴史専門家の考えに合わせて変更される、という人民日報が中国のメッセージアプリ「微信」に出した発表を紹介している。

目的は愛国教育、共産党支持の拡大

ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)は、「抗日8年」は、中国の児童、学生の心に浸透している表現だと説明。ウェブ誌『クウォーツ』も、「抗日8年」は中国の学生の頭に叩き込まれてきた用語だと指摘する。この固定された認識を覆す抗日の6年延長の理由について中国教育省は、愛国教育を促進し、第二次大戦につながる日本のファシズムへの抵抗における中国共産党の「核心的役割」を強調するため、と説明しているが(NYT)、両メディアは、今回の措置が中国政府による意図的な歴史の改ざんであると見ている。

クウォーツは、「柳条湖事件」が日本の中国侵略の第一歩ではあったが、その時期共産党は国民党と内戦しており、本質的に中国側の抵抗はなかったと述べる。NYTは、1931年から1937年は、国民党が抗日の努力と停戦交渉を行っていたとし、共産党が日本と戦ったのは、国民党と協力関係を結んだ後の1937年からだと指摘している。

日本に勝利したのは自分たちのおかげという共産党の説明にも、クウォーツは疑問を呈している。歴史家、ラナ・ミッター氏によれば、訓練が行き届き、装備も上だった日本軍相手に野戦を挑んだのは国民党で、共産党は散発的なゲリラ戦以外はほとんど日本軍と戦わなかったとのことだ。

中国の研究者や国営メディアは、東北抗日聯軍という共産党員を多く抱えた小さなゲリラ組織の存在をもって、早ければ1931年には共産党が日本と交戦していた証拠としているが、当時の共産党の主要軍は中国南東部を拠点としており、その説明には無理があるとクウォーツは見ている。その後の長征(1934年から1936年に、国民党に敗れた共産党が行なった江西省瑞金から陝西省延安までの1万2500キロの移動)の道のりでも、一度も日本軍と直接の戦いはなかったとも述べ、その間の抗日への貢献が薄かったことも指摘している。

歴史は書き換え可能? 対日姿勢強硬化も

NYTは、「習政権には歴史教育を通じ、対日姿勢を一段と強める狙いがありそうだ」という産経新聞の上海特派員の言葉を引用し、今回の改訂は日本を怒らせるだろうと述べる。過去には日本の教科書改訂を巡って、戦時の残虐行為を薄めようとしているとし、歴史の歪曲だとして中国が大きく反発することがあっただけに、確かに日本人としては納得しがたい話だ。

NYTによれば、中国では政府の判断に賛成する市民も多いが、SNSでは、歴史教育の政治利用だと批判的な声も上がっているという。歴史の事実は年月が経過するほど検証が難しくなるだけに、今後も同様の改訂が行われるかもしれない。

(山川真智子)

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