ホンマでっか池田教授が説く「コオロギ食」バッシングの背景とは

この春SNSでにわかに燃え上がった「コオロギ食」に対するバッシング。デマや誤解も多く、何が本当なのかわからないほどさまざまな意見が飛び交いましたが、否定的な意見が一気に噴出したのはなぜなのでしょうか。今回のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』では、著者でCX系「ホンマでっか!?TV」でもおなじみ、生物学者の池田教授が、イナゴを筆頭にゲンゴロウ、ボクトウガの幼虫、蜂の子など、日本人にとって当たり前だった昆虫食が激減していった理由を解説。身近でなくなったことで生じた昆虫に対する感情の変化を指摘しています。

コオロギ食バッシングの背後にあるもの

最近コオロギ食がSNSなどで、バッシングされているが、コオロギは別に危険な食べ物ではないのに、なんでこんなにヒステリックにバッシングされているのだろう。国連食糧農業機関(FAO)が2013年に、全世界で人類は約2000種類の昆虫を食しており、未来の食料としての昆虫は有望であることを指摘して以来、昆虫食は人口に膾炙し始めた。

その当時から最近までは、昆虫食はどちらかというと好意的な目で見られていたと記憶する。FAOの報告書でも、昆虫類の多くはタンパク質及び良質の脂肪を多く含み、カルシウム、鉄分、亜鉛の量が豊富であると記されており、食品としての優秀さが指摘されている。それまでは、昆虫食はどちらかというとゲテモノに見られていて、一般の人が日常的に食べるものではなく、好事家の趣味のような扱いであった。

かつては、日本でも昆虫は普通に食べられていて、江戸時代の文献を見ると、イナゴ、ゲンゴロウ、ボクトウガの幼虫、蜂の子などがよく食べられていたようである。文明開化とともに、牛肉食がタブーでなくなり、食生活は大きく変化したが、地方ではまだ昆虫食は盛んで、特に長野県、山梨県、山形県、山口県、愛媛県などでは多種類の昆虫が食べられていた。

一番ポピュラーなのはイナゴで、農薬が普及するまでは、水田にごく普通に見られて大量に捕獲でき、味も悪くなかったからだと思われる。私より少し上の年代の人の中にはイナゴを食べた人も多いようで、佃煮が最も一般的な食べ方であった。太平洋戦争で、食料が逼迫した頃は、イナゴをはじめカイコの蛹などもよく食べられた。それまでは、カイコの蛹はあまり食べられなかったようであるが、戦争の末期になり、いよいよ食料が足りなくなると、カイコの蛹は一般的な食材になった。

太平洋戦争以前からよく食べられていたのはクロスズメバチの幼虫(蜂の子)で、長野県や山梨県ではスガレあるいはヘボなどと呼ばれ、捕まえた成虫に目印の綿をつけて追いかけて、地中の巣のありかを突き止めて、これを掘り起こして幼虫を採って食べることが盛んであった。これを「スガレ追い」と呼び、今でもそうやって蜂の子を食べているところがある。

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松嶋菜々子のマネージャーが記者を恫喝、反町隆史は印象最悪…。芸能人「入学式」報道で思い出す過去の“あの事件”

この時期の週刊誌の風物詩記事といえば「入学式」のリポートです。今年も、有名芸能人が子どもの入学式に出席する姿が掲載されていましたが、その記事を見て「過去の武勇伝を思い出した」というのは、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんです。今でも酒の肴になる、あの大物女優が関係する入学式トラブルとは?

反町隆史の親子面談が大失敗!?

5月2日号『週刊女性』が都内名門私立小学校の入学式をリポートしています。

入学式、運動会、学芸会&発表会、卒業式…週刊誌の風物詩記事です。

昨今は家族のプライベート写真撮影が非常に難しくもなり、困難を極める取材ではありますが、それでも毎年その時期には、現場に通常の2~3倍強のカメラマンと記者たちが手ぐすねを引いて待機しているものです。

芸能人や有名文化人の子息が多く入学する学校の先生たちも目を光らせてはいますが、朝が明けたばかりの時間帯から学校近くに散々と待機している“海千山千”どもには太刀打ちできないでいるのではないでしょうか。

『週女』には『ゆず』北川悠仁と高島彩、西島秀俊の写真が掲載されていました。西島夫人は一般人のため配慮があったと思われます。

芸能人の子供に限らず、両親が示してくれた輝かしい道のりをどう歩いていくのかが不安でもあり楽しみでもありますよね。

そんな眩し過ぎる記事を読んでいた私の脳裏に鮮やかに浮かんだのが、『どうする家康』『王様に捧ぐ薬指』に出演の松嶋菜々子の顔でした。

今から10数年程前、実は反町隆史と松嶋の長女が第一志望の小学校を不合格になったというタレ込みがあり、その裏取りに駆けずり回った経験があるからです。

芸能記者の“悲しい性”で、苦しみ続けたり大スクープを獲れた取材はたぶん死ぬまで記憶から消えないでいるのだと思います。

夫婦は“超”の字が付く人気役者同士で、当然蓄えも十分過ぎるくらいあったのに何故不合格になってしまったのか…当時の私はその理由を必死に探していたのです。

するとタレ込み先や、教育ものに詳しい先輩記者たちの間から聞こえてきたのは“どうも親子面談での反町の印象が良くなかったらしい…”というウワサでした。

10数年前と言えば、自宅マンションでの飼い犬による損害賠償裁判が行われていた頃ですから、精神的に辛かった時期だったのかもしれません。

それから数年後、今度は松嶋が、次女の入学式でトラブルを起こしてしまいます。

アホを総理にしとけば日本は衰退…ミサイルの資金源「統一教会」真の狙い

週刊誌の報道で明らかになった、統一教会から北朝鮮への巨額送金。今回、メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』の著者、現役医師で作家の和田秀樹さんが「統一教会が北朝鮮のミサイルの資金源であり続ける理由」を語っています。

日本の選挙中にミサイルを撃つ北朝鮮

『文藝春秋』が、統一教会から北朝鮮に4,500億円もの巨額な送金をしていたことを、機密解除された米国防総省(ペンタゴン)情報局(DIA)の報告書をもとに、すっぱ抜いたレポートを掲載した。

この金はミサイル開発に使われたのだろうという話になっているが、問題は、統一教会が何のために、ミサイル開発に使われるのがわかっているのに金を送り続けていたのかということだ。

本来は、統一教会は国際勝共連合を主宰し、強烈な反共を掲げてきたし、北朝鮮をやつけるための宗教と考えられてきた。自民党のウヨク政治家が近寄っていったのはそのためだと考えられていた。

これに対して、私は、元はどうあれ、ある時期から、統一教会という宗教は、日本を韓国に負ける国にするのが目標になったと睨んでいる。

そのために、なるべく頭の悪い人を総理大臣にして、日本の成長を止めること、日本のよかった初等中等教育や大学受験の制度をボロボロにする政策をとらせることが重要な戦略となったのだろう。

これを妄想というのは簡単だ。

しかし、結果だけをみると、そうでなくても韓国で学力で負けているのに、ゆとり教育は断行されたし、結果的に愛国行為になったが文科省の幹部官僚が自分の息子を医学部に不正入学させたことでとん挫したが(現在進行形らしい)東大も含めて、すべての大学に面接や志望動機書(代筆はいくらでも可能だ)など「総合的」な入試をやれという入試改革もアベ政権下で行われていた。この入試改革を支持した下村とか萩生田という人は統一教会とのつながりの深さが問題になっている。

結果的に韓国に大幅に学力で負け、ITなどでは太刀打ちできなくなったし、重要論文数でも人口が半分にも満たない韓国に抜かれることになった。

そして、一人当たりのGDPも平均所得も韓国に負けるようになった。

これが北朝鮮のミサイル開発となんの関係があるのかと言われると、私の推測では、自民党に選挙で勝たせ、日本を弱体化する政策をずっと続けさせるためだと考えている。

いろいろな疑惑でアベ政権が危機に立つと北朝鮮がミサイルを撃ったり、核実験をする。すると一気に支持率が上がる。

選挙になるとその期間中か直前に北朝鮮がやはりミサイルなどを撃つ。

こうして自民党は勝ち続け、経済成長は止まったままだ。バカの一つ覚えみたいに国の借金を増やす財政政策を続け、金持ちだけが得をする金融政策を続けることで円安が生じ、そのおかげで韓国は一人当たりのGDPで日本に勝つことができたし、韓国企業は日本企業を買いやすくなった。

ここまでは私がこのメルマガでも書いてきたことだ。

そのときは、統一教会が北朝鮮の資金源などというと荒唐無稽な妄想のように言われたが、アメリカでは内部文書が一定期間後に公開されるので、これは当たっていたとわかった。

統一教会が北朝鮮にミサイルを撃たせるのは自民党に勝たせて、日本をアホ化、弱体化させるためというのは、統一教会の内部文書が出てくるまで、明かされることはないだろう。つまり、これが妄想なのか、事実なのは証明不能だ。

少なくとも確実に言えるのは、今回も、選挙中に北朝鮮がミサイルを撃ったということだ。

そして、これで自民党はよけいに勝つことになる。

ついでにいうと、北朝鮮がミサイルを撃つとアメリカから武器を買うことになる。これによって、教育予算が減って、日本のアホ化が進む。

統一教会は今後も北朝鮮のミサイルの資金源でい続けるだろう。

※本記事は有料メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』2023年4月22日号の一部抜粋です。

この記事の著者・和田秀樹さんのメルマガ

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メディアが沈黙を守る「ジャニー喜多川の性加害疑惑」は1960年代からあった

元ジャニーズJr.の男性が、故ジャニー喜多川氏から性暴力を受けていたと告発した会見が話題です。今回、メルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』の著者でジャーナリストの伊東森さんは、過去にもあったジャニー氏の「性加害疑惑」と、ハリウッドを震撼させた「性加害事件」について触れています。

【関連】全メディアが沈黙。ジャニー喜多川「性加害」問題を報じぬニッポンの異常

ジャニーズ事務所の創業者ジャニー喜多川氏の性加害問題 疑惑は1960年代から 海外の場合 2017年、ハリウッドを揺るがした「ワインスタイン事件」 「性的グルーミング」の可能性 

ジャニーズ事務所の創業者ジャニー喜多川氏(2019年死去)から性被害を受けていたと、12日、元ジャニーズJr.の男性が東京都内の日本外国特派員協会で記者会見した。

会見したのは、愛知県出身のカウアン・オカモトさん(26)。

オカモトさんは、2012年2月、15歳のときに事務所に入った。愛知県から通っていたため、仕事が遅くなると都内の喜多川氏の自宅マンションに泊まることが増える。

オカモトさんよると、初めて被害に遭ったのは、12年3月、マンションに泊まった何度目かの夜だった。

夕食後、喜多川氏が近寄り、肩をマッサージしてきて「早く寝なよ」と言われる。その後、ベッドで寝ていると、部屋に入ってきた喜多川氏が足のマッサージを始めた。

オカモトさんは、

 「手がだんだん上がっていき、性器を触られ、口淫(こういん)された」(*1)

と証言。

喜多川氏をめぐっては、『週刊文春』が1999年に少年たちへの性加害を、「セクハラ」として報道。

一方、喜多川氏ら事務所側は、「名誉毀損」として起訴。しかし、東京高裁は「セクハラ」についての記事の重要部分は、真実と認定した(*2)。

目次

・疑惑は1960年代から
・海外の場合 2017年、ハリウッドを揺るがした「ワインスタイン事件」
・性的グルーミング

疑惑は1960年代から

最初に喜多川氏に性加害の疑惑が持ち上がったのは、1960年代に遡る。発端は、1964年から東京地方裁判所で行われていた、芸能学校の新芸能学院とジャニーズ事務所の間での金銭トラブルに関する口頭弁論のときだ(*3)。

もともと、あおい輝彦、中谷良、真家ひろみ、飯野おさみの初代ジャニーズは、アマチュア時代に新芸能学院で学んでいたが、人気が出て間もなく、マネージャーを務めていた喜多川氏とともに学院から独立。

これに対し、学院の代表である名和太郎氏が、所属中の授業料やスタジオ使用料など計270万円を支払うように訴えた。

この裁判において、複数の関係者が喜多川氏による「ワイセツ行為」を証言する。

裁判を報じた1965年の週刊誌『週刊サンケイ』は、「“ジャニーズ”売り出しのかげに」と題する記事の中で、「名和氏のいい文」(原文ママ)として、喜多川氏による性的な行為の「被害」にあったとする生徒の話が登場。

裁判の開始から3年が経過した1967年、今度は週刊誌『女性自身』が、「ジャニーズをめぐる“同性愛”裁判」と題した記事を掲載、疑惑に言及した。

海外の場合 2017年、ハリウッドを揺るがした「ワインスタイン事件」

ハリウッドでは、2017年、多くのアカデミー賞作品をプロデュースしてきた映画製作者ハーヴェイ・ワインスタイン氏の性加害事件が明るみに。ハリウッドはまさに“激震“に揺れた。

事件の発端は2017年10月5日のニューヨーク・タイムズの記事だ。

「アシュレイ・ジャッドの証言で始まるその記事は、臨時スタッフの女性の経験、そして、ローズ・マッゴーワンやイタリアのモデルへの和解金の支払いなどがリポートされていた。

小さなリークのような記事のように見えたが、その後、あっと驚く大女優、人気女優までが被害を訴えたことでハリウッドを揺るがす大事件となった。

その一人がカーラ・デルヴィーニュだ。カーラは、ハーヴェイのセクハラ体験を自身のインスタグラムで激白した。」(*4)

事件後、『恋におちたシェイクスピア』で彼と組んだグウィネス・パルトロウも自身の経験を公にした。

グウィネスは、ハーヴェイのセクハラを当時付き合っていたブラッド・ピットに打ち明けると、ブラッド・ピットは、ハーヴェイの胸に指を突きつけながら、

「オレの彼女に二度とあんなことをするな」(*5)

と言い切ったという。

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挨拶の代わりなのに…職場での「握手」や「ハグ」で訴えられた

日本ではあまり見られない、挨拶代わりに握手とハグをするという行為。それが、セクハラだと言われてしまった上司がいました。今回、無料メルマガ『「黒い会社を白くする!」ゼッピン労務管理』の著者で特定社会保険労務士の小林一石さんは、その裁判の結果と理由を紹介し、セクハラにあたるかどうかの判断基準についても説明しています。

挨拶代わりの握手やハグはセクハラになるのか

コロナ禍で大きく変わった習慣をひとつ挙げるとすると、「握手」ではないでしょうか。

そもそも日本人同士だと必ずやるほど習慣化されていたとも言えないかも知れませんが、それが所謂、「グータッチ」に変わりました。

その起源は巨人の原監督という説もあるそうですが、医学的には、握手をするよりも病原菌の拡大を防げる可能性があることはアメリカの医学誌でも発表されています。

コロナが話題になった当初、アメリカや欧米に比べて、日本での感染数が少なかったのはこの握手やハグの文化の違いという説もありましたね(真偽は不明ですが)。

この文化の違いは会社でも同じことが言えます。

外国人採用が珍しくなくなり、取引先等も含めると、みなさんの中にも仕事で外国人とのつながりがある人は多いのではないでしょうか。

ただ、この文化の違いには注意が必要な点もあります。

それについて裁判があります。

ある外資系アウトドア用品の会社で、不当に解雇されたとして社員が会社を訴えました。

この社員はその訴えの中で、ある行為を「セクハラである」と主張しました。

その行為とは、挨拶時の「握手」「ハグ」です。

ではこれらはセクハラと認められるのか?

裁判所は「それらはセクハラにはあたらない」と判断しました。

その具体的な理由は以下の通りです。

・(この会社が)米国に本店を置く外国会社の日本支社であることからすれば、社会通念上許容される挨拶行為である
・それまでに(この社員が)握手等を拒絶する意思を明確に示したことがあったとの事実は認められない
・ハグをした行為は、握手の代わりに(この社員が)求めたのに応じてされたものであるから、違法に権利等を侵害したものとはいえない

いかがでしょうか?

一応、念のためにお話しておきますが「握手やハグは挨拶代わりだからセクハラとは認められない」という意味ではもちろんありません。

この裁判でも言われていますが、握手をしたくないと思っている相手に対して握手をすることは、例え挨拶のつもりだったとしても、セクハラとされる可能性はあります。

怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」を日本に広めた男の話

近年、一般的に広まりつつあるアンガーマネジメント。それを日本に広めたのはメルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』の著者で、経営コンサルタントの菊原智明さんの先輩だったのだそうです。菊原さんは今回の記事で、その先輩・安藤さんとの話を紹介しています。

人間関係に役立つアンガーマネージメント

ある集まりで、“アンガーマネージメント”に詳しい方にお会いした。

ちなみにアンガーマネージメントは高校(農大二高)の一つ先輩の安藤さんがアメリカから持ってきて広めたもの。安藤さん26期、私が27期卒。

ここで安藤さんについてお話しさせて欲しい。高校時代はお互いの存在は知らなかった。

農大二高は生徒が多いマンモス高校。1学年700人。同級生でも別のクラスだと分からない。

部活でもやっていない限り先輩との付き合いはない。だから全く接点はなかった。

安藤さんと初めて会ったのは2008年。今から15年前。同じ出版社から本を出したことでご縁を頂いた。

出版社は大和出版。編集者の方が私と安藤さんの共通点を見て「これは会わせた方がいい」ということで引き合わせて頂いた。

2人の共通点は

・群馬県高崎市出身
・農大二高出身
・歳は1つ違い
・ゴルフが趣味

というもの。住んでいるエリアも近く中学も隣だった。なかなかここまで共通することはない。

それから何度か一緒に飲ませてもらった。私もお酒は好きだが、安藤さんもかなり好き。しかも強い。

その後、何度かゴルフもさせて頂いた。当時は

・安藤さん スコア75~80
・私 スコア90前後

という感じ。今年も勝負したが

・安堵さん スコア80前後
・私 スコア83

といい勝負だったが、勝てなかった。

という安藤さんがアメリカから“アンガーマネージメントのスキル”を持ってきた。

この記事の著者・菊原智明さんのメルマガ

部下との会話…何を話せばいいか悩む上司に贈る「一流」のワザとは?

仕事の話以外で、部下とのコミュニケーションのために何を話せばいいか悩む上司の方々は多いかもしれません。今回、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、仕事に必ず影響してくる部下との上手な話し方について掘り下げた一冊です。一流の話し方とはどんなものなのでしょう?

ここで差がつく⇒『話し方の一流、二流、三流』

4756922678.01._SCLZZZZZZZ_SX500_ 話し方の一流、二流、三流嶋津良智・著 明日香出版社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、累計100万部のベストセラー『怒らない技術』の著者であり、リーダーシップを専門とするリーダーズアカデミー学長の嶋津良智さんによる新刊。

【参考】『怒らない技術

ここ数年、話し方本のベストセラーが続いていますが、その多くは、口下手な人の悩みに応えたもの。

本書の場合は、著者の専門ゆえか、どちらかというとリーダーの話し方に重点が置かれており、部下をどう導くか、という点にフォーカスが当てられています。

このシリーズの特徴でもありますが、「一流」「二流」「三流」を対比しながら述べられているので、コミュニケーションにおいて何をやったらまずいか、どうすれば正解かが明確にわかるのが良いところです。

本書によると、一流のコミュニケーションには、以下のような特徴があるようです。

  • 理想を語る
  • 努力ができる
  • 相手の言い分を聴いてから話す
  • チャレンジを促す
  • 比喩を使う
  • 社会的意義を語る

本文の解説と併せて読めば、なるほどと納得できるのではないでしょうか。

上司であれ、親であれ、人を導く人はやはり人を上手に動かす話し方ができなければならない。

そういう意味で本書は、教育する人、導く人のための話し方本と言えるでしょう。

著者の昔の上司の話、グッと来ました。

 

「嵐の前の静けさ」か?中国がジワジワ狙う国際社会からの台湾排除と第3極国家の統一

習近平国家主席が着々と準備を進めているとされる、台湾の武力統一。しかし統一のためにメインとして行われているのは、「非軍事的な作戦」であるのが現実のようです。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、中国によるソフトラインのアプローチが、台湾統一だけでなく外交面でもすでに大きな成果を出しつつある事実を紹介。さらにこのような状況にある中、我が国は中国とどのような関係性を築くべきかについて考察しています。

じわじわと進む台湾「平和裏の統一」。奏功しつつある中国の巧みな非軍事的作戦

「ホンジュラスが台湾との国交を断絶し、中国との国交を樹立する」

報道ではさらっと報じられただけの内容ですが、G7外相会合でも懸念事項として挙げられた中国の台頭に対する対応にも直接的に絡むお話です。

ホンジュラスに端を発した台湾シンパの減少の影響は、今、グアテマラや他の中南米諸国、そして太平洋に位置する小島嶼国にも波及しています。

先日、蔡英文総統がベリーズなど、台湾と外交関係・国交を有する国を歴訪し、その帰路にロスアンゼルスでマッカーシ下院議長をはじめ、アメリカ議会超党派の親台湾議員グループにも面会しましたが、ホンジュラスの変心のように、中南米諸国が次々に台湾との国交を解消し、中国に乗り換える動きに出れば、このような外交活動を行うことも困難になることが予想されます。

別の見方をすれば、外交関係を失う、つまり政府・国と見なされなくなったら、台湾はChinese Taipeiという呼称もあるように、まさに中国(北京)政府が管轄する中国の1州という位置づけになってしまいます。

それは中国の共産党政権、そして習近平国家主席にとっては、予てより触れている台湾の平和的統一、中華統一という宿願成就を意味することとなります。

これを「中国が台湾に武力侵攻して、アジア太平洋地域が再度戦いの火の海になる可能性が排除された」と楽観的にみる勢力もあるかと思いますが、別の見方をすると、アジア太平洋またはインド太平洋地域の勢力図を大きく変え、地政学的な意味合いも変わることに繋がります。

民主主義陣営にとっては、アジア太平洋における親米の最後の民主主義勢力の砦が堕ちることを意味しますし(アジアにはまだ民主主義インドはいますが、インドはグローバル・サウスの主軸を占め、特に親欧米の立場を示してはいません)、南シナ海情勢も、東シナ海のパワーバランスも大きく変えることを意味します。

私は数年前に沖縄県那覇市で開催された琉球カンファレンスに招かれ、スピーチしたことがありますが、その際、参加者が沖縄を大琉球、台湾を小琉球と呼びあい、交流を図っている姿に感銘を受けると同時に、地域に流れる歴史の時を感じたのを思い出します。

ちなみにBeijing China、つまり中華人民共和国もこの琉球カンファレンスの主要なメンバーであるのですが、参加した方たち曰く、琉球カンファレンスにおける“席次”がその時のアジア太平洋地域における勢いの順を示し、かつ琉球コミュニティ内での重要度を示すのだそうです(私が参加した際には、実は沖縄の席次は1位ではなく、「沖縄のグローバル琉球コミュニティ内での衰えだ」とある元知事は仰っていました)。

「台湾の独立を阻止する」
「One Chinaの原則を堅持する」
「中国本土と台湾は不可分。政治的な争いによって分割されることとなったが、それは一時のことで、今、それは再統一されるべき時にきている」

いろいろな意見が北京サイドから投げかけられ、実際には台湾国内でも議論が分かれているところですが、台湾の立ち位置をどこに置くべきかについては、どうも結論が先送りにされているままのようです。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

これでは格好のカモに。トランプ対抗馬のコンサル会社と契約する在米日本大使館の大甘

2024年のアメリカ大統領選への立候補が有力視されている、フロリダ州のデサンティス知事。そんな「トランプの対抗馬」をめぐり、早くも様々な思惑が交錯しているようです。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』では著者で国際政治経済学者の浜田和幸さんが、在米日本大使館がデサンティス氏に対して行っている「取り込み作戦」の内容を紹介。さらにその手法が招きかねない「良からぬ結末」についても言及しています。

トランプの対抗馬のコンサル会社と相次いで契約する日本大使館

ぶっちゃけ、2024年のアメリカ大統領選挙は波乱含みです。

かつて「女性初の大統領」を目指したヒラリー・クリントン曰く「トランプは共和党の指名を得ても、バイデンには勝てない」と断言。

ニューヨーク地裁から34件もの案件で起訴されているトランプです。

240年ほどのアメリカの歴史で、大統領経験者が起訴され、収監される可能性が出ているような事態はかつてありませんでした。

トランプ本人は「濡れ衣だ。民主党による魔女狩りを許せない」と無実を主張。

選挙の直前に、浮気相手のポルノ女優への口止め料を必要経費で処理したことが最大の起訴理由にもなっているのですが、トランプは「あんな馬面の女は俺の好みじゃない。ベッドを共にするなど、考えただけでもヘドが出る」と全面否定。

もちろん、熱烈なトランプファンの間では、起訴されたことで、かえって団結が強まっており、選挙資金の調達も順調に伸びているようです。

しかし、ヒラリー・クリントンの読みでは、「トランプはビジネスでも政治でも遵法精神は皆無。他人を批判するのは得意だが、同じことを自分が繰り返しているわけで厚顔無恥も甚だしい。共和党内では一定の支持が得られても、バイデンとの一騎打ちでは有権者から見放されることは明らか」とのこと。

そんな中、共和党でトランプに次いで人気を集めているのがフロリダ州のデサンティス知事に他なりません。

外交には疎いと言われていますが、近く日本を訪問するようです。

その際にはフロリダの企業の代表団を引き連れ、日本からの投資を呼び込もうと虎視眈々と準備を進めています。

実は、昨年も日本からの経済ミッションをフロリダで受け入れ、日本企業にとって様々な優遇策を提案済みです。

フロリダ州以外ではいまだ知名度の薄いデサンティスですが、決して蔑ろにできない「未来の大統領候補」であることは間違いありません。

そのことを見越して、在米日本大使館では「デサンティス取り込み作戦」を展開しています。

思い起こせば、前々回の「ヒラリーvsトランプ」の際、ワシントンの日本大使館では「ヒラリーの圧勝」との分析を本省に送っていました。

それ故、官邸からも本省からも「分析の甘さと誤り」が指摘されたものです。

当時の汚名をばん回しようとしてのことでしょうか、ワシントンの日本大使館ではデサンティス知事の元首席補佐官や経済顧問らが立ち上げているコンサル会社と相次いで契約を結び、デサンティス情報の収集と人脈作りにまい進しています。

ぶっちゃけ、「金で情報を買う」という手法では、アメリカのコンサル会社の格好のカモになるだけなのですが…。

この記事の著者・浜田和幸さんのメルマガ

image by: Governor Ron DeSantis - Home | Facebook

20代で42万人の「女性あまり」現象。結婚したい人ができない深刻な事情

多くの政治家や識者が少子化の原因として上げている未婚化ですが、婚活市場において今、「女あまり」が進んでいるのをご存知でしょうか。今回のメルマガ『東南アジアここだけのお話【まぐまぐ版】』ではマレーシアに11年以上滞在する文筆家で編集者ののもときょうこさんが、そんな現実を伝える記事を取り上げ、「女あまり」現象の原因を解説。その上で自身の結婚観を記すとともに、我が国の少子化改善策を探っています。

少子化の根本に「婚活市場の女あまり」があるらしい話を考える

異次元の少子化対策が発表され、あちこちで議論が起きています。

私は「子供を産んで損だ」と思わない社会が重要では?と書いてきましたが、少し視点を広げてみると、そもそも「結婚したい人ができない事情」があるようです。

その結婚難の原因は「女余り」にあるという指摘です。

結婚願望のある20代の男性が少ないらしい

以下は、結婚願望のある若い男性が少ないという記事です。

「結婚したいと気持ちが高ぶった時に相手がいない」現代の結婚のマッチング不全(荒川和久) – 個人 – Yahoo!ニュース

20代の男性が結婚に後ろ向きなのは、「自由でいたい」というポジティブな理由というより、そもそも「結婚にふんぎれるほど経済的余裕がない」という人も多いのではないだろうか。実際、20代未婚男性の約半分は年収300万円に到達していない。

20代の未婚男女の人口を比べれば、約69万人もの「男余り」であるのに対して、いざ結婚願望のある20代の未婚男女同士で比べると、逆に約42万人の「女余り」になってしまうのである。

 

これが、お膳立てなき今の婚姻のマッチング不全を起こしている元である。「婚活現場におじさんしかいない」と感じるのはそういうことによる。

老舗の結婚相談所サンマリエのブログも同じことを書いています。

婚活市場は女余りって本当?そう言われている理由と真実を徹底解説 – 婚活なら結婚相談所サンマリエ

女余りの理由のひとつは、男女の婚活年齢の違いです。婚活中の人の年代は、女性は20~30代に集中していますが、男性は30~50代と年齢にばらつきがあります。さらに、女性が同年代の男性を希望するのに対し、男性は年下を希望するケースが多いです。

 

※参考ページ 日本人における未婚者の特性及び婚姻相手に求める要件について

確かに、20代で結婚に前向きな女性は、相手の年収にこだわるようですが、40代でもOKという人は少ないでしょう。一方で、「20代のお金持ち」はほとんどいません。かくして、マッチングができなくなっている、と。

荒川さんは、さらに婚活市場では一部の男性が、多くの女性と同時進行しているため、マッチングをいよいよ困難にしているといいます。

この記事の著者・のもときょうこさんのメルマガ