非正規雇用で揺れる最高裁。日本郵便の待遇格差は「不合理」と判断

日本郵便の契約社員らが各種手当の支給や休暇の付与など正社員との待遇格差の是正を求めた3件の訴訟の上告審判決で、最高裁判所は15日、扶養手当や年末年始勤務手当などを支払わないのは不合理だと判断した。日本郵便は今後、待遇の見直しを迫られる可能性がありそうだ。

日本郵便の待遇格差は「不合理」と最高裁が判断

同社で郵便事業に携わる非正規社員は18万人あまりにのぼるが、原告は正社員と同じ業務をしているのに手当や休暇の待遇に格差があるのは不当だと日本郵便を訴えていた。

年末年始勤務手当や扶養手当、祝日給、夏期冬期休暇、病気休暇などの待遇格差について、改正前の労働契約法20条が禁じた「有期雇用による不合理な格差」に当たるかどうかが争点となった。

非正規労働者をめぐっては、賞与を求めた大学の元アルバイト職員と、退職金を求めた駅売店の元契約社員が提訴し、13日に「不合理ではない」と最高裁で敗訴したばかり。
【関連】非正規を使い捨てる日本。最高裁「ボーナスは正社員特権」判決の非情

しかし、今回の判断では、日本郵便側の「同じ業務をしているように見えても正社員は役割や職責、キャリアパスが違う」という主張を退け、同社の待遇格差を「不合理」とし、扶養手当や年末年始勤務手当などを認めたことになる。

原告側の実質勝利となる判決を下した最高裁。日本郵便がこれからどのような対応を取るのかが注目される。

Twitterの反応

image by: MAG2 NEWS

女子陸上へのエロ目線にメス。薄着ユニを狙う盗撮者の破廉恥な手口とは

陸上などの女子選手が競技会場で性的な意図で写真を撮影されたり、SNSに淫らな文章や画像拡散されたりする被害拡大を受け、日本オリンピック委員会(JOC)が対策に乗り出した。狙われる女子アスリートたち。盗撮まがいの悪質行為は、これまで黙認されていた形となっていたが、いよいよメスが入りそうだ。

現役女子選手が「盗撮被害」で日本陸連にSOS

事態が動いたのは今年8月。複数の現役女子選手から日本陸上競技連盟のアスリート委員会へ相談したことがきっかけ。

JOCは選手の環境を守るべく各競技団体へ実態把握のヒアリングを実施。日本スポーツ協会や全国高等学校体育連盟などとも連携を目指し、連名で被害防止の声明文を出すなど具体策の検討に入った。

女子選手が盗撮被害にあうことは今に始まったことではない。成人雑誌に写真が掲載されたりすることは昔からあったが、インターネットやSNS、スマホの普及により、写真撮影や投稿が誰でも気軽にできるようになったことで、その被害は増加の一途をたどっている。

特に狙われやすいのが陸上競技。さまざまな競技が一同に集まりやすい上、スタジアムも広いことで怪しまれずに撮影することができる。

また、一昔前と違い、競技ユニフォームの露出度が高いことも影響しているかもしれない。

女子選手のユニフォームの露出度が高いワケ

そもそもなぜ、女子の陸上選手のユニフォームは「過激」になってしまったのか?

かつてはランニングシャツとランニングパンツが主流だったが、いつの間にか水着のビキニのようなへそ出しスタイルが当たり前となっている。

もともとは「女性は胸のふくらみがあるため、その下にできる空間の空気抵抗を減らす」という理由からセパレートタイプのユニフォームが誕生した。より記録を狙いたい世界のトップアスリートたちが着用するようになり、広まったとされている。

しかし、オリンピックで活躍するようなトップアスリートならともかく、高校生や大学生の女子が着用する理由は別のところにあるらしい。

強い外国人選手たちが着るようになれば、「セパレートタイプのユニフォームはかっこよい」となる。すると、それを着用する女子選手たちが出てきて、どんどんマネをするようになった。

セパレートタイプのユニフォームを着る選手が増えてくれば、それが主流化し、必然的に「ランニングシャツ&パンツのユニフォームはダサイ」ということになる。

その風潮はジュニア世代にまで浸透し、今では中学生の女子選手ですら、セパレートタイプのユニフォームを着用するようになったのである。

学術会議だけじゃない。「陰の総理」杉田官房副長官を証人喚問せよ

日本学術会議の会員任命拒否を巡り、実際に任命見送りの判断をした人物として、杉田和博官房副長官の名前が浮上し、法的な問題も含め議論の対象となっています。ジャーナリストの内田誠さんは、メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』で、東京新聞に掲載された「杉田和博」氏関連の記事を抽出。内閣官房副長官に就任して以来、あらゆる課題の調整に「官邸側」として関与し、権力者としての存在感を増してきた姿をあぶり出すことで、問題点を指摘しています。

東京新聞は「陰の総理」杉田和博官房副長官をどう報じてきたか?

きょうは《東京》の番になります。1面左脇に、日本学術会議の会員任命に関わる記事があり、菅首相は1人1人をチェックしたのではなく、杉田官房副長官が実質的に除外の判断を行っていた可能性が指摘されています。

そこで、きょうのキーワードは「杉田和博」氏に。警察官僚として一貫して警備・公安畑を歩み、内調の室長などを歴任した後、第2次安倍内閣で内閣官房副長官に就任して以来、8年近くの長きにわたり、官邸で「事務方トップ」の官房副長官に止まり続けている人物です。

過去5年の記事が使える《東京》のデータベースで「杉田和博」を検索すると、280件ヒットしました。ちょっと多いですが、実はその多くは「首相の一日」、つまり首相の動静を記録する短信の中に名前が出てくるケース。つまり、首相と会った記録です。その多さは特筆すべきではありますが、きょうのテーマからは外しても問題ないでしょう。《東京》の検索は「NOT」も使えるので、「杉田和博 NOT 首相の一日」で検索し直すと、80件に減りました。

1面左脇の学術会議会員任命の問題についての記事。まずは見出しと、【セブンNEWS】第3項目の再掲から。

学術会議候補6人除外
「首相 1人ずつチェックせず」
杉田官房副長官が口頭報告

菅首相が日本学術会議から推薦された会員候補6人を任命しなかった問題で、加藤官房長官は「首相が一つ一つチェックしていくわけではない。1つの考え方を共有し、事務方に任せて処理をしていく」と発言。また、事前の判断に杉田官房副長官の関与も明らかに。

記事は、結局のところ加藤官房長官は「首相がどのように判断して除外を決めたのかは、明確に語らなかった」としつつ、「菅義偉首相が除外の判断に関与していなかったともとれる発言」、とも言っている。

●uttiiの眼

首相が判断せずに任命の可否を事務方に決めさせていたのなら、法律違反の可能性が出てくる。加藤氏曰く、任命拒否の過程は「通常のやり方に則って作業が進められた」として、「最終的には首相が決めている」と強調したというが、記者が取材した政府関係者によれば、杉田官房副長官が「任命できない人が複数いることを決済前に口頭で首相に報告していた」のであり、また別の官邸幹部は「(首相が)誰が任命されないかまで把握していたかは分からない」と語ったという。

既に菅首相は、学術会議提出の105人の推薦候補者名簿を「見ていない」と公言しており、加藤官房長官があとから「詳しくは見ていなかった」と“修正”を試みたが、詳しく見もせずに任命拒否の判断を下すことの問題性を考えれば、その罪は変わらない。

定額給付金のおかわりは5万?15万? 支給額で混乱、詐欺メールも登場

待ちに待った定額給付金の“おかわり”が、ついに現実のものに? 自民党の長島昭久、武部新両衆院議員らが14日、国民一律5万円の定額給付金支給を盛り込んだ40兆円規模の追加経済対策などを求める要望書を、菅義偉首相に提出した。

時事通信の報道によると、要望書には5万円の追加支給にくわえて「GoToキャンペーン」の延長・拡充、さらに2020年度の第3次補正予算案の年内の編成も盛り込まれているという。要望書を受け取った菅首相は、「そういう方向で頑張る」と応じたとしている。

“2度目の給付額”は5万円?それとも15万円?

新型コロナの感染拡大が続き経済の行き先が見通せないなかで急浮上した、2度目の定額給付金の話題。ところがネット上の反応を見ると、その給付額がいくらなのかで、ちょっとした混乱が起きているようだ。

 

SNS上で取沙汰される「5万円」と「15万円」という給付額の違い。各社の報道を見ると「5万円」と書かれているところが多いが、今回の要望書提出に参加した細野豪志衆院議員の14日付のツイートを見ると、「三次補正も合わせると15万円の給付を提案」とある。

つまり、報道にある「5万円」はすでにコロナ対策で活用されている二次補正予算の残りで給付されるもので、「15万円」というのは先述の5万円に今後審議されるであろう三次補正予算から出る給付金をくわえた金額、前回の給付金は10万円だったからじゃぁ合わせて15万円、というのがその金額の出所のようだ。

5万円のほうは、すでに国会審議を通っている二次補正予算から賄われるため、もしも話が決まれば比較的早期の給付が実現しそう。ただし残りのほうは、その財源とされる三次補正予算の審議はこれから、というか未だ要望書で要望されている段階で、給付はかなり先の話となりそうだ。

またその際に、とりあえず5万円が先行して給付されるのか、それとも支給作業を担う各自治体の負担も考慮して、三次補正予算の国会通過後に合算して給付されるのかといった、支給のタイミングも今後の課題となりそうである。

とはいえ、現段階では二次補正予算かれ出る5万円のほうですら、具体的なことはまだ一切決まっていない状況。そのためネット上では、今回の給付金の話題を盛り上げることで、実現の流れへ持っていこうといった意見も支持を集めていた。

働かなくていいと、ふと気づく。時代は自給自足の生活を求めている

「はたらけど、はたらけど、なおわが生活(くらし)楽にならざりじっと手を見る」と明治末期に詠んだのは歌人の石川啄木ですが、時代が令和に変わった今の私たちも、忙しく働き続けなければ生きていけないことに変わりはありません。このまま搾取され続ける労働者として働き続けることが幸せと言えるのでしょうか? メルマガ『j-fashion journal』著者でファッションビジネルコンサルタントの坂口昌章さんは、歯車の一つと化した私たちに対して、労働から解放される「新しい生き方」を提案。キーワードは「自給自足」で回る世の中です。

いま、世界は新たな経済システムを必要としている

1. テクノロジーの進化がもたらすもの

テクノロジーの進化は、世の中を便利にする。新たな製品やサービスが生れると、人々はそれを買い求める。当然ながら、その対価にお金が必要になる。それを稼ぐためには、更なる労働を提供しなければならない。

テクノロジーは既存の仕事を合理化するが、テクノロジーによって生み出された製品を作ったり、流通する、新たな仕事が増える。

その仕事も更なるテクノロジーで合理化される。そして、製品は進化を続ける。製品の進化は、旧製品を陳腐化する。テクノロジーはファッション化し、使い捨てにされる。

製品を進化させるには、更なるコストが掛かる。新製品は価格が上がり、その製品を購入するために、更に労働が必要になる。

テクノロジーの進化は、世の中を便利にする手段から、利益を上げる手段に変化した。

2. 生産し消費し続けること

もし、高効率のエネルギー機関を発明できたら、人々は豊かになるかもしれない。

例えば、低コストで間伐材を木炭にできないだろうか。それを高効率で燃焼させる機器を開発すれば、石油の消費を抑えられるかもしれない。CO2の削減にもつながるし、国内でエネルギーを賄えるかもしれない。

しかし、そんな技術が開発されれば、既存の石油関連産業、原子力産業等は大打撃を受けるだろう。

もし、人間が低コストで健康を保てる画期的な健康法が開発されれば、医療費は減り、多くの病院も不要になり、製薬会社も不要になる。

特定のウイルス感染症に有効な薬が安価に製造できれば、感染症の恐怖は消えるが、ウイルス感染症の高額なワクチン開発を行っている企業は大損害を受ける。

我々の生活には、低コストの問題解決が望ましいが、ビジネスの発展には多額のお金を使わせることが必要である。

暮らしを優先するか、それともビジネスを優先するか。本来は対立する概念だが、多くの人々は豊かな暮らしを獲得するためには、お金が必要であり、ビジネスが必要と考えるのだ。

我々は、経済の歯車を回し続けるために、生産を続け、消費を続ける存在なのだろうか。

3. お金に依存しない生活

お金に依存する生活を続ける以上、我々は働き、消費する循環を続けなければならない。お金を稼ぎ、お金を使う活動を続ければ、常に忙しく、常に働かなければならない。

もし、お金に依存しない生活ができれば、お金のために働く必要はなくなる。お金に依存しないとは、全くお金を使わないという意味ではない。ストレスを抱えるほどの仕事ではなく、負担のない仕事をして現金収入を得て、低コストの暮らしを実践することである。

例えば、人口減少で苦しんでいる市町村で、自給自足を支援する仕組みはできないだろうか。

例えば、住宅と農地をセットにして貸し出し、最低限の食料を自給できる環境を提供する。

農業のノウハウを勉強しなければならないので、農家と契約してインターンシップのような形で、教えてもらう代わりに労働力を提供する。そうすれば、双方にとってプラスになる。

農産物の加工も地域内で行えば、現金収入につながる。まず、プロの講師を招いて、料理やスイーツの作り方の教室を開く。これは有料だ。そして、教材として、農産物を提供し、できた商品は試食会を開いたり、ネットで販売する。

自給自足生活はそれ自体に価値がある。その生活や文化が観光にもつながるし、人口増にもつながるだろう。

石原さとみのお相手は東大卒の年収5000万円!確率0.1%未満の超レア男子だった

先日結婚を発表した女優・石原さとみ(33)のお相手となる男性が、東大卒の年収5000万円の超エリートだったことがわかった。外資系金融機関ゴールドマン・サックス証券勤務のビジネスマンだということは既に報じられていたが、その中でも超がつくエリートのようだ。

「東大卒」「年収5000万」「小泉進次郎似のイケメン」

石原さとみを射止めた「一般男性」を詳しく報じているのは15日発売の『女性セブン』。記事によると、お相手の男性は東大卒業後に大手外資系金融機関に入社、小泉進次郎似のさわやか系イケメンで、年収は推定5000万円だという。

【関連】石原さとみの結婚相手は超エリート。外資系男子“芸能人食い”の実態とは?

高学歴、高収入、イケメンと3拍子揃った男性とくれば、「世界で最も美しい顔100人」に6年連続ランクインした女優を妻にできても不思議はなさそうだ。

東大の合格者数は約3000人。全国の受験生は約60万人ほどいるので、東大に合格できる可能性は0.5%。そこから医学部を狙う受験生を除いたとしても、東大生になれる可能性はわずか0.7%だ。

また、国税庁の民間給与実態統計調査によると、年収5000万円を稼ぐ人は0.9万人以下。全国の給与所得者のわずか0.2%しかいない。

【関連】石原さとみ、突然の結婚発表のウラに創価学会?その意外な背景とは

石原さとみをゲットしたのは、これだけレアな男性なのである。

さすがにこれだけのデータで見ると、私たちが想像する「一般人」とは違ったようだ。結婚発表当初は、「俺たちにもチャンスがある!」と夢を見てしまっただけに、その落胆ぶりから立ち直れなそうな男性が増えそうだ。

iamge by : 石原さとみ ホリプロ 公式サイト

お粗末GoToイート。“お友達”グルメサイトの儲けを優先する政権の愚

10月1日にスタートするや否や問題が頻出し、飲食の現場からも多くの批判の声が上がっている「Go To イート」。政府は早くも制度を見直す方針を示しましたが、支援の手は、本当に必要としている方々に届くようになるのでしょうか。今回のメルマガ『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、「同キャンペーンで儲けているのは指定されたグルメサイト」という現状を記すとともに、消費者にポイントや割引券をバラ撒くだけの「Go To イート」は不完全であると厳しく批判しています。

Go To キャンペーンという税金の無駄遣い

安倍晋三前首相が今年4月に「緊急経済対策の目玉」として打ち出した「Go To キャンペーン」ですが、安倍政権下の7月22日に強行スタートした第1弾「Go To トラベル」は、開始早々からトラブル続出で「Go To トラブルか!」などと批判されてしまいました。そして、現在の菅政権下でスタートした第2弾「Go To イート」も、10月1日の開始から1週間を待たずして次々と問題が発生しています。

まず初めの問題は、スタート直後にネット上で拡散された「錬金術」です。これは、指定されたグルメサイトを通じて予約した飲食店で夕食をすると「1,000円分のポイントが付与される」という今回の制度の穴を突いたもので、予約した店で1,000円以下の食事をして差額をいただくという手法です。この「錬金術」に関しては、すべてのメニューが税抜き298円で、1品だけの注文でもいい居酒屋チェーンの「鳥貴族」がターゲットになりました。

近くの「鳥貴族」に予約を入れ、その店で1品だけ食べれば税込み327円なので、1円も払わずに673円のポイントが手に入ります。「鳥貴族」はあちこちにありますから、複数の店に時間差で予約を入れて、1日に何店舗も回る人が次々と現われました。ネット上では「トリキ錬金術」などと呼ばれて拡散され、多くの店舗が被害を受けました。どうして「被害」なのかと言うと、その店が登録しているグルメサイトを通じて予約した客が来ると、その店はグルメサイトに「送客手数料」を支払わなければならず、300円ほどの利用額では利益が出ないからです。

対応を急がれた「鳥貴族」は、8日付でポイント対象を「1,000円以上のコース料理」などに限定しました。もちろん「鳥貴族」の他にも利用料金の下限を設けずにポイントを付与していた店はたくさんあるので、「Go To イート」を所管する農林水産省も8日、「ポイント以下の金額の飲食ができないように」と各グルメサイトに求めました。そして、この「錬金術」は収まったのですが、ポイント以下の飲食ができなくなったのであればと、すぐに登場したのが「無限ループ」です。

指定されたグルメサイトを通じて予約した飲食店で1,000円ちょうどの食事をすると1,000円分のポイントが付与されるので、翌日も予約して1,000円ちょうどの食事をして、前日の貰ったポイントで支払う。そうすると、その日の分のポイントが付与されるので、その翌日も予約して同じことを繰り返す。こうすれば、自分が支払うのは最初の1,000円だけで、後は永久に夕食がタダで食べられるという手法です。

これらの話を聞いて「セコイなあ」と思った人もいるかもしれませんが、「錬金術」にしても「無限ループ」にしても、どちらも合法的な手法です。問題なのは、あらゆる利用パターンを想定したシミュレーションも行なわずに、ユルユルの制度設計のまま見切り発車した農林水産省なのです。それに、終わりの見えない新型コロナ禍の今は、生活に困窮している人がたくさんいます。こうした裏技に飛びつく人が出て来るのは当然でしょう。

あたしがネットで見た大学生は、実家の商店が新型コロナの打撃を受けて仕送りが途絶え、自分も新型コロナでバイトを解雇されたため、単発のバイトで何とか食い繋いでいたそうです。そんな時に「トリキ錬金術」を知ったので、毎日5~6店舗を自転車で回っていると書いていました。この大学生を「セコイ!」と非難することができるでしょうか?

非正規を使い捨てる日本。最高裁「ボーナスは正社員特権」判決の非情

この国は、労働人口の4割弱を占める非正規労働者をどこまで酷く扱うつもりなのでしょうか。先日最高裁が下した「賞与や退職金は正規社員の特権」とも受け止められるような判断を紹介しているのは、健康社会学者の河合薫さん。河合さんは自身のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』で、この判決が「報われない社会」の拡大につながることは間違いないと強く批判。さらに有期雇用自体の禁止を強く訴えています。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

正社員は“特権階級”なのか?

賞与や退職金は、正社員の“特権”なのか?その是非を問う注目の訴訟の判決が、10月13日に下されました。

賞与が争点となったのは、大阪医科大の元アルバイト職員の50代の女性の訴訟です。2審では「不合理な格差で違法」だと判断し、正規の職員のボーナスの60%にあたる金額を賠償するよう大学側に命じていました。しかし、昨日の最高裁で、「不合理な待遇格差」には当たらないと判断されたのです。

一方、退職金が争われたのは東京メトロ子会社の「メトロコマース」の元契約社員の女性2人を巡る訴訟です。2審では「退職金は長年の勤務に対する功労報酬の性格がある」とし、不支給は不合理だとしていました。ところが、最高裁は「正社員の間で役割などに差があった」と判断。契約社員として10年前後働いた点を考慮しても、退職金の不支給は不合理とまではいえない」という、なんともまどろっこしい判決を下しました。

安倍前首相が「同一労働同一賃金の実現に踏み込む」と、働き方改革の柱に掲げた4年前、多くの人たちがちょっとだけ期待しました。これで非正規の低賃金は解消されるのか、と。

非正規と正規雇用の賃金格差は、生涯賃金で比較するとその差がいかに大きいかがわかります。非正規社員男性の生涯賃金は(約6,200万円)、正社員の4分の1(正社員男性=約2億3,200万円。みずほ総合研究所の試算)。たったの4分の1しかないのです。

また、正社員の賃金カーブは50歳代前半をピークとする山型であるのに対し、非正規はフラットです。その結果、もっとも差が広がる50~54歳男性の平均年収は200万円近くもの差ができてしまいます(非正規234.1万円、正社員435.8万円「厚生労働省・賃金構造基本統計調査」)。

それだけに安倍前首相の口から「同一労働同一賃金」という言葉が出たことは、「希望」を抱かせるものだったわけです。

しかし、法案では「均等」ではなく「均衡」という文字が最後まで消えることがなかった。均等と均衡は、きしめんとうどんのようなもの。全く意味合いが違うのです。

「均等」とは一言でいえば「差別的取扱いの禁止」のこと。一方、「均衡」は文字通り「バランス」です。均衡という文字がある限り、「処遇の違いが合理的な程度及び範囲にとどまればいい」と判断されます、「年齢が上」「責任がある」「経験がある」「異動がある」「転勤がある」といった理由を付すれば、「違い」があっても問題ありません。

「老害とスマホ世代が共に淘汰される」アフターコロナを有利に生きる方法

新型コロナウイルスが猛威を振るった2020年も残すところ2ヶ月あまり。私たちにはそろそろ「アフターコロナの世界」を生き延びるための準備が必要のようです。コロナ後の社会は「テクノロジーに精通していればいるほど有利に生きられる」と説くのは、メルマガ『鈴木傾城のダークネス・メルマガ編』の著者で作家の鈴木傾城さん。リモートワークの普及によって高齢者だけでなく、PCに触れる機会が減ったスマホ世代の若年層まで淘汰される未来を予測しています。

「非接触」がニューノーマルになることが決定した

コロナと共生する社会、あるいはコロナ以後の社会では、「非接触」が新常態(ニューノーマル)となる。仕事も、日常も、すべて「非接触」が意識されるようになり、それが優先されるということだ。

【関連】鈴木傾城氏が懸念する「日本占領計画」とチャイナ団地の危険性

テレワーク、ウェブ会議、リモート、クラウドの流れを見ても分かる通り、この「非接触」はインターネットとテクノロジーによって支えられる。

これはどういうことか。

コロナとの共存が新常態になる今、これから有利になる人間と不利になる人間が分かれるとすれば、それはインターネットのテクノロジーにどれだけ精通しているかで決まるということだ。

今までも社会はインターネット第一主義に向かっていた。コロナはそれを加速させた。そのため、これからも産業のすべてはインターネットを重要視することになる。「インターネット優先」は息をするかのように当たり前になる。

もちろん、リアルな付き合いや接触がゼロになるわけではない。実店舗が消えてなくなるというのもあり得ない。

しかし、多くはインターネットにシフトする。ショッピングにしても、ネットショッピングが大多数を占めるようになり、そちらが優先される。中古売買も、フリーマーケットも、オークションも、すべてはインターネット優先だ。

今後、教育に関しても「授業」などはオンライン授業が優先されるような時代になるかもしれない。「非接触」がニューノーマルになるなら、それは別に奇異なことではない。

 

海外で働く夢を叶える求人サイト「ジョバティカル」が成功した理由

リモートワークや週休3~4日制など、「働き方の多様化」に関する話題が多い昨今ですが、世界ではすでに海外を旅しながら仕事をする人たちが多くいるようです。その際に利用されている「ジョバティカル」というエストニア発の求人サイトをご存知でしょうか。日本人利用者も少なくないこのサイトのサービスについて、メルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』著者の理央さんが紹介。海外で働きたい人たちが困っていることの解決に注力した点が「顧客価値」となっていると解説しています。

競争が激しいジョブ市場で、ジョバティカルはなぜ、成功したのか?

新型コロナウイルスの影響で、働き方が変わる、という話題が、このところ多く見受けられます。通勤が制限され、リモートワークになるとか、働くという意味のワークと、旅行するという意味のバーケーションとを合わせて、旅行先で働く、という意味での、ワーケーションも話題になっています。

一方で、先行きが不透明なので、雇用を控える企業もあるようです。就職活動中の学生たちも、オンラインで面接が行われたり、インターンシップなどの研修が、オンラインで実施されたりしています。戸惑っている学生も多いし、就職先の候補を探すこともままならない、という感じです。

働き方の多様化を汲み取ったジョバティカル

そんな中で、ジョバティカルという企業が、なかなか面白いことをやっています。ジョバティカルは、海外で募集されている、短期の仕事を見つけることができる求人サイトです。

通常海外で仕事をしようとすると、就業許可や移民局への申請などして、その後も確認、連絡などがあるため、労働許可が下りるまでに、数カ月かかるのが普通です。

それを企業と応募者の情報をあらかじめ登録しておき、その面倒な手続きを代行。3~5日で労働許可が出る、ということが可能ということです。これにより、学生やフリーランスの人たちにとっては、旅行しながら働く、という選択肢も出てくるのです。

実際にジョバティカルを利用した人たちの、ブログなどを調べてみると、仕事をして、現地に住んで初めて現地の文化がわかる、とか、語学だけではなく、技術も学ぶことができて、とても役に立ったなど、好意的な内容がおおく投稿されています。

ジョバティカルが生まれた背景

この会社は、IT大国と言われるエストニアの会社とのこと。エストニアは、人口が約130万人のコンパクトな国で、その分、早くから様々なことをIT化しています。役所にある住民のデータなども早くからデジタル化しているなど、今で言うところのデジタルトランスフォーメーションも進んでいる国です。

このような環境で育ったためか、この会社の創業者は、「旅」と「働く」は同時にできる、ということを実現したくて、会社を起こしたそうです。

日経新聞によると、2014年に立ち上げたこの求人情報サイトは、「外国を旅しながら働きたい」という好奇心を引き寄せ、世界53カ国の若者らが国境を越えて就職したとのこと。6年でこの実績には目を見張ります。

中でも転機になったのは、立ち上げた後に、「求人サイトよりも手続きの支援に集中すべきではないか」と気付いたことだそうです。求人サイトは世の中に数多くありますが、海外での就労においての手続きを支援する、というのは、確かにあまりありません。