社会的孤立感が高く“寂しい”人は「つい食べてしまう」という研究結果

社会的孤立の強さによって食生活に関連する脳の働きが異なってくるという実験結果があります。今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』では、その結果を紹介し、孤独感と食行動の関連を解説しています。

孤独と食事に関連する脳の働き

◎要約:『社会的孤立感は食事に関連する脳の反応に影響し、これが食行動に関する不適応の背景となっている可能性がある』

社会的な孤立はパンデミック期間中において、精神状態悪化の主要な原因であると指摘されてきました。

今回は、食事に関連する脳の働きに関して、孤独感の影響を調べた研究をご紹介します。

Social Isolation, Brain Food Cue Processing, Eating Behaviors, and Mental Health Symptoms

社会的孤立、脳の食物刺激処理、食行動、精神症状

アメリカのロサンゼルスにおける研究で、閉経前の女性93人(平均25.38歳)が対象となりました。

孤独感や食行動等についての調査と、脳の機能的画像検査を行い、関連性を調べています。

結果として、以下の内容が示されました。

・実感されている社会的孤立が強いグループでは、比較的体脂肪率が高く、食事の質が低下しており、食行動の不適応(渇望、報酬希求の強い形態、制御困難、依存性)、精神状態の悪化(不安、うつ、抵抗力低下)が生じていました。

・社会的孤立感の強いグループでは、食事に関する刺激への脳の反応が、デフォルト・モードに関する領域(ぼんやりしている時に活動する領域)、遂行制御に関する領域、視覚的注意に関する領域で変化していました。

・甘いものに対する脳の反応の変化は、食行動の変化や精神症状の変化と関連していました。

・脳の反応の変化は、社会的孤独感と食行動の不適応との関連を仲介してしました。

孤独感と食行動との関連性は、「さみしい気持ちの時に食べてしまう」という現象で感じられるかもしれません。

脳の反応として客観的変化が生じている点が興味深い内容でした。

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68歳で子供を作って「若気の至り」と照れる。50人の子をもうけた新1万円札の顔・渋沢栄一の子沢山秘話

今年7月3日に発行開始が予定されている新紙幣の1万円札の新たな顔となる渋沢栄一。生涯で500を超える会社を興したことで知られる実業家ですが、「日本資本主義の父」と称される渋沢が生涯で50人を超える子供をもうけていたことをご存知でしょうか。今回の『歴史時代作家 早見俊の無料メルマガ」』では時代小説の名手として知られる作家の早見俊さんが、そんな渋沢と明治維新の元勲のひとりで総理大臣も務めた松方正義の「子沢山列伝」を紹介。さらに彼らの妻のエピソードも取り上げています。

※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:明治の子沢山偉人

明治の子沢山偉人

明治時代に活躍した二人の子沢山偉人を紹介します。

まずは、渋沢栄一です。

新1万円札の顔となる渋沢栄一は日本資本主義の父と称される大実業家です。

明治、大正、昭和に亘って精力的に活動し、第一国立銀行、王子製紙など500に余る会社や東京株式取引所の開設に尽力しました。生涯の愛読書、『論語』の精神で経営にあたり、「私利を追わず公益を図る」というモットーを貫ぬいた実業家人生でした。

そのため、巨大財閥を作ることはなく、昭和6年91歳で大往生を遂げるまで現役で活動を続けました。

現役だったのは仕事だけではなく、性生活もであったのかもしれません。というのは、渋沢は68歳で子供を作っているからです。この時、「いやあ若気の至りで」と照れたとか。

仕事、性生活、共にエネルギッシュな渋沢栄一の最初の結婚は18歳の時、妻千代は14歳でした。渋沢は千代との間に二男三女をもうけます。千代は42歳で病死、翌年兼子と再婚します。兼子とは二男二女をもうけました。

二人の妻だけで渋沢の性欲が満たされるはずもなく、複数のお妾さんを持ち、嫡子、庶子合わせて20人の子供に恵まれました。すごいことに、妻、妾、子供たち全員と一緒に暮らしていたそうです。また、非嫡子を入れると50人を超す子供がいたとも噂されています。

そんな性豪ぶりを兼子は、「論語とはうまいものを見つけなさった。聖書だったらてんで守れっこないものね」と言ったとか。聖書は姦淫を禁じていますが、論語に性についての戒めは書かれていないことを皮肉ったのですね。

渋沢は己が艶福ぶりを反省したのか、家訓として女遊びを戒め、芸者に近づくなと定めています。自身は花柳界で五本の指に入る遊び人と評判を取ったのにです。

渋沢の女好きの血は長男に受け継がれ、家訓を破って新橋の芸者にのめり込んでしまいました。渋沢は自分のことを棚に上げて長男を叱りましたが長男は聞く耳を持たず、妻を追い出して芸者を家に入れようとしました。渋沢は激怒して長男を廃嫡します。長男にしたら親父には言われたくないと思ったことでしょう。

道徳と経営は合一すべしと語っていた渋沢栄一は、生涯、500を超える会社と50人を超える子供を産んだ偉大な父だったのです。

問題です、1000円はどこにいったでしょう? 超一流企業の採用試験問題が面白い!

グーグル、アップル、マイクロソフトなどの世界を牽引する企業の採用試験に興味はありませんか?今回の無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』では、著者である土井英司さんが超一流企業が使っている論理的思考問題集をピックアップしています。

【ビジネスに役立つ難問集】⇒『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』

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頭のいい人だけが解ける論理的思考問題

野村裕之・著 ダイヤモンド社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、グーグルやアップル、マイクロソフトなど、超一流企業が採用試験で出題している論理的思考問題をまとめた一冊。

ハーバード大学教授のロバート・カッツ氏が1950年代に提唱し、のちにピーター・ドラッカー氏が提唱した組織モデルにも組み込まれていたという、「10のコンセプチュアル・スキル」のうち、「トリプルシンキング」と呼ばれる「論理的思考(ロジカル・シンキング)」「、批判的思考(クリティカル・シンキング)」、「水平思考(ラテラル・シンキング)」を主に扱い、さらに「俯瞰思考」「多面的思考」が身につく問題も紹介・解説しています。

「10のコンセプチュアル・スキル」

(1)論理的思考

(2)水平思考

(3)批判的思考

(4)多面的思考

(5)柔軟性

(6)受容性

(7)知的好奇心

(8)探究心

(9)応用力

(10)俯瞰力

「消えた1000円」「2回目の競争」「逆風の飛行機」など、答えが直感に反する難問がいくつも出題されており、思考トレーニングに最適です。

試しに、批判的思考を養うための問題「消えた1000円」を見てみましょう。

「消えた1000円」

あなたは、2人の同僚と一緒にホテルに泊まりに来た。宿泊料は1人1万円、合計3万円を受付係に渡した。ところがその後、3人の場合、宿泊料は2万5000円だったと気づいた受付係は、5000円を返そうとした。しかし受付係は「5000円は3人で割れない」と考え、2000円をポケットにしまい、残りの3000円を3人に返金した。3万円を支払った後で3000円返ってきたので、3人は合計2万7000円を支払ったことになる。受付係がくすねた2000円を足すと2万9000円。残りの1000円はどこに消えたのだろう?

これは比較的易しい問題ですが、本書にはこんな感じのややこしい問題がいくつも出てきます。

恐ろしいのは、これらの問題・思考が、ビジネスシーンに直結しているということ。

人を選抜する時や交渉、オペレーション、情報が限られた中での意思決定など、リーダーに求められる思考が身についているか、セルフチェックできるのがポイントです。

また、「水平思考」以降のパートでは、追い込まれた時の問題解決・発想のヒント、人間関係の改善に役立つ思考・視点が説かれています。

つい「頑張ろう!」と思ってしまう人が“大成しない”のはどうしてなのか?

何かを始めるとき「頑張ろう!」と思っていませんか? 無料メルマガ『【スキル×運】で年収1000万円を目指せ!』の著者・佐藤しょうおんさんによると、そう考える人は素人なのだそう。その理由とは?

頑張らずに本気になる

何かをやる時に、「頑張ろう」とするのは素人なんですよ。頑張るとは、できそうもないと考えることをやろうとすることなんですから。ですからそんなことが成就するわけがないんですね。。

プロは頑張ろうとは思わないモノです。ただ本気になってやるだけ。では本気になって何をやるのか?といえば、それは自分が確実にやれると考えることを、エラーなく、確実にやり切ること(これが本気)なんですね。やれると分かっていることをやろうとするのだから、頑張る必要なんてないでしょ。

頑張る必要がない、それはつまりやる気になったらちゃんとできると思えることなんですが、そうなるために練習や修行をやるんです。練習でできもしないことを、本番のプレッシャーの掛る場面でちゃんとできるわけないんですよ。

つまり本番というのは、あなたのできることの内数が現実になるんです。昔のスポ根マンガにあるように、本番の時に奇跡の力が出てしまうなんてことは現実にはないのですよ。

では本気って簡単に出せるのかというと、これがまた難しいんですよね。力こぶを作らずに、飄々と淡々と、自分ができることを抜かりなく、確実にやり切るのって、プレッシャーがない状態ならできても、めっちゃプレッシャーの掛る場面では簡単じゃないですよ。

これは完全に量稽古が必要で、とにかく場数を踏んで、いつでも平常心でできるようになるまで繰り返す必要があるんですよ。その過程で、本気になった時の自分のこころの有り様が変化してきますから。これはある種のスイッチがパッと入って、舞台の幕が開くみたいな感じになるんですよ。

今までの平時の自分から、本番としての自分に切り替わる、そんな意識の変化が起こるんです。

例えば私の場合、セミナーで演台の前に立った瞬間で、あそこから受講生が座っている風景を見ると、意識が完全に切り替わります。完全に講師としての新しい自分が立ち上がる感じです。その瞬間に、素としての自分は消え去って、講義を伝えるモードに入るわけです。

楽天・三木谷会長の心中やいかに。NTTドコモと「Amazon」が協業開始のウラ側

Amazonで買い物をするとドコモのdポイントがたまるサービスがスタート。NTTドコモとアマゾンジャパンは、記者発表会で協業サービスの内容や狙いを説明しました。「楽天グループに対抗」の言葉は出なかったと語るのは、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さん。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、この20年の間に変化してきたドコモと楽天の関係を振り返り、三木谷会長が携帯事業への参入を決断し、巨額の負債を抱えることになった背景にもドコモとの関係悪化があると説明。今回の競合同士の協業に思うことがあるはずと綴っています。

Amazonで「dポイントが貯まる、使える」サービス開始。あからさまな「楽天対抗策」に三木谷会長は何を思う

NTTドコモとアマゾンジャパンはdポイントに関する戦略的協業を発表。Amazon.co.jpにおいて「dポイントが貯まる、使える」サービスを開始した。

Amazon.co.jpでは「他社のポイントが使える」サービスとして、すでにJCBやリクルートのポイントが使えるようになっているが、「他社のポイントが貯まる」という点においてはdポイントが初のこととなるという。

このタイミングでNTTドコモがネット通販においてdポイントを強化してきたというのは「楽天経済圏」を意識しているのは間違いない。

質疑応答では「我々がやっているすべての取り組みは、基本的に『お客さまのために何をすべきか』から逆算し『Amazonとして何をすべきか』という考え方に基づいている。他社がやっているからというわけではない」(アマゾンジャパン担当者)、「競合他社というよりも、dポイントクラブ会員のニーズに応えるにはどうすればいいのか、というところが起点」(NTTドコモ担当者)ということだったが、さすがに「楽天グループに対抗する」とは口が裂けても言えないだろう(言っちゃえばいいのに)。

今回の協業、20年以上、業界を見ている立場からすれば「NTTドコモと楽天グループが仲が良かったら、あり得ない組み合わせだな」と改めて思う。そもそも、NTTドコモと楽天グループは2005年、いまから20年近く前に「iモードサイト上でのオークション事業を共同展開する」という発表をおこなっている。楽天の一部門を分社化し、新会社「楽天オークション」を設立。そこにNTTドコモも出資していた。

当時のケータイWatch記事にはNTTドコモの中村維夫社長、夏野剛マルチメディアサービス部長、楽天の三木谷浩史会長兼社長が仲良く握手をしている写真が掲載されている。当時、パソコン向けとしてヤフーオークションが強かったが、携帯電話向けオークションは広まっておらず、KDDIがDeNAと組んで「auオークション」を展開していたのだった。

10年前からは、NTTドコモ回線を使ったMVNOとして「楽天モバイル」も提供していたが、楽天が「第4のキャリア」として新規参入する前ぐらいから、両社の関係は冷え切ったものになっていたようだ。

この記事の著者・石川温さんのメルマガ

お金儲けが“卑しい”とされた時代に「商売に打ち込め」と説いた仏僧

勤勉とされる日本人の源流を作ったと言われている江戸前期の禅僧・鈴木正三。彼が開いた宗教を今も守り続ける鈴木正三顕彰会の小林誠会長が、メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』の中で、鈴木正三の「独特な仏教」について紹介しています。

働くこと=仏道修行?

日本人の勤勉性、資本主義の精神の源流をつくったとして高く評価される江戸前期の禅僧・鈴木正三。

正三の生まれ故郷・愛知県豊田市則定町にある鈴木正三顕彰会の小林誠会長に、その生涯や独自の仏教について紐解いていただきました。

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【小林】
……2年ほど関西で学問や修行に励み、郷里に戻ってきた正三は千鳥山辺り、石ノ平の山中に庵を結び、滝行や吹き晒しの洞窟で坐禅を組むなど壮絶な荒行を敢行します。

あまりの過酷さに医者に見放されるほどの大病を患いますが、医学の素養があった(弟の)重成が食養生、肉食を勧めたことで再び健康を取り戻していきます。
正三は死ぬことよりも、生きることの大事を悟り、僧侶に禁じられていた肉食を受け入れたのでした。また、荒行で己一人悟りを開いてどうなるのだ(庶民にこそ広く仏法を説いていかなければいけない)との思いを強くしたのもこの頃でした。

そんな正三の噂を聞きつけ、次第に全国から僧侶、一般庶民、地元の人々など、たくさんの人が訪れるようになりました。寛永9(1632)年には石ノ平に恩真寺を開き、以後、正三はそこを拠点として人々に仏法を説きつつ、様々な相談に応えていきます。

武士や僧侶だけではなく、老若男女を問わず庶民の悩み相談にも広く応じていく。私はここから正三独特の仏教が生まれたといっても過言ではないと思います。

例えば、正三は『万民徳用』という著書で、朝から晩まで仕事に追われる身では仏行はできないと嘆くお百姓さんに対し、心を込めて耕すひと鍬ひと鍬があなたの成長に繋がり、仏の道に叶うことなのだと説いています。

つまり正三は、真心込めて一所懸命働くことは仏道修行と同じことであり、自分の仕事を天職としてひたすら打ち込めば、必ずよりよき人生が待っていると教えているのです。

さらに正三は、お金儲け、商売は卑しいことだと見なされていた時代に、モノを流通させることによって世の中を豊かにする、利潤を得ることは誇るべきことである、ますます正直に、一所懸命商売に打ち込みなさいと説きました。

つまり、商売に正直に打ち込んだ結果としての利潤は善であると説いたのです。これも、当時の価値観としては画期的なものでした。

※続きは最新号でご覧ください。自らの仕事を天職と定め、天真を発揮して生きる秘訣が満載です。詳細はこちら

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日本国民は売られた。岸田首相「訪米の成果」で得する人損する人…戦争、経済破綻、異常な未来はこの後すぐ

新聞はおろか地上波ワイドショー番組までもが手放しで褒めちぎる、岸田総理の「訪米の成果」。だが、めくりフリップを駆使して解説される「良好な日米関係」には、芸能スクープ然とした印象とは裏腹に多くの罠が潜んでいる。米国在住作家の冷泉彰彦氏は、防衛面で近い将来リアリズムを伴わない“利敵保守”イデオロギーが台頭する恐れを指摘。さらに国内経済面でも大半の一般労働者にとってマイナスの影響が生じうると警鐘を鳴らす。(メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2024年4月16日号より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:岸田訪米と日米関係の現在地

YOASOBIまで担ぎ出した岸田総理は、どんな「成果」を上げたのか

岸田総理大臣が予定通り訪米しました。直前の状況としては、支持率は地を這うような状況が続く中で、4月の補選は3選挙区中2つが不戦敗確定、一方で処分した安倍派の元幹部からは不満タラタラということで、内閣としては最悪でした。

そんな中での訪米ですから、世論的には「税金使って漫遊旅行」「天皇を差し置いて国賓気取り」「英語ジョークで滑りまくり」というような批判が噴出してもおかしくなかったわけです。

その意味では、世論はそんなに関心を持たなかったわけで、予想よりはややプラス寄りの反応だったとも言えます。

漠然とした印象としては、日米関係が良好であることは、どこか世論の心理の琴線に触れる部分としては、悪い気はしないということだったのかもしれません。かといって、この訪米の「成功」によって、支持率がアップするかというと、そうした力学は働いていないようです。

つまり国内世論との関係、国内政局との関係ということでは、これだけ大掛かりな訪米であった一方で、影響は限りなくプラマイゼロという感じがします。大統領専用車に同乗してニヤけた自撮りをしても、身の毛もよだつような軽薄さが満開である反面、やっぱり日米は緊密なら安心という感じが相互に帳消しになっているようです。

YOASOBIまで担ぎ出して、日米の若者の反応を取り込もうとしたのは、恐らくは空振りなのでしょう。ですが、ご両人の人気と権威は「ホワイトハウスに引っ張り出された」ぐらいでは傷はつかないのでこれまたプラマイゼロという感じがします。

岸田訪米を「1.対中関係、2.アメリカ政局、3.日本経済」の観点で評価すると

それはともかく、では、今回の首脳会談というのは全く意味がなかったのかというと、そんなことはありません。下らないスピーチや軽薄な写真などとは別のところで、本質的な3つの問題が問われていると思うからです。

1つ目は、中国との関係です。日米が緊密であることは、基本的に抑止力になります。中国は台湾に軍事侵攻をかける可能性は低いですが、それでも日米で抑止力を維持しておいて、暴発の可能性を抑え込むというのは必要な措置です。

また、香港があのような形になったのは、不動産投資の巨大な負債を抱えた国営銀行を政治信用力で維持すると中南海が決意した中では、「見せしめ」的な形を取らざるを得なかったことには合理性はあるのだと思います。これに対して、日米が自由と民主主義の立場で対抗するというのは、台湾やASEANに安心感を与えるという意味でも必要です。

ですから、総論としては何も間違っていないのですが、問題はメッセージが強すぎるのであれば、中国には不快感を与えるということです。勿論、イデオロギーが違い、軍事外交の抑止力で均衡を保つというのは、物理的なエネルギーとしては対抗しているわけですから、敵味方的な力学になるのは仕方がありません。

けれども均衡があり、その均衡しているという全体構図が、当事者双方に理解されているのであれば、当座の危険はないし、中長期の危険も管理できるということになります。その限りにおいては、危険性は十分許容範囲です。

ですが、そのような当事者間の理解が欠落していると短期的、あるいは中期的に問題を生じる可能性が出てきます。あまり多くの方が指摘しているわけではないのですが、一つ私がとても恐れているシナリオがあります。

“利敵保守”イデオロギーが跋扈する恐れ

それは、日本国内で「改憲、自主防衛、軍拡」を進める必要が出ていく中で、こうした政策に対して平均的な日本の世論は消極的である一方で、抑止力強化のためには「保守イデオロギー」の推進力が必要になるという流れです。

その「保守」というのが限りなくリアリズムであるのならいいのですが、例えば枢軸日本の名誉回復だとか、21か条要求以降の対中政策の正当化などを伴っていると、これは仮想敵を勢いづかせてしまいます。

そんな中で、過剰に自己正当化を行ういわゆる歴史修正がある臨界点を超えると、いとも簡単に日本と米国、あるいは日本と欧州の紐帯を切り離す事ができてしまいます。

【関連】なぜ自衛隊の「大東亜戦争」呼称は“利敵行為”にあたるのか?右派の甘えと精神的コスプレ 日本存立を脅かす重大脅威に

対中国の抑止力は必要であり、その維持は必要です。ですが、この種の「利敵行為になる保守イデオロギー」だけが推進力になるようですと、最終的には向こう側が正当性に自信を持ってしまい、更に米欧との離反工作を進める動機を持ってしまうという危険な状況になってしまいます。

抑止力の確認と維持は必要ですが、そのことを進めると悪しき「保守」が拡大してしまう、その結果、利敵と孤立を呼び込んでしまうというのは、パラドックスに違いありません。そして、非常に難しい方程式だと思います。難しさの一端には、危険な歴史修正に反対する勢力の問題があります。彼らは、残念ながら抑止力を維持する責任や必要性を軽視するわけで、違った意味での利敵効果や均衡の破壊をやってくるからです。

この方程式といいますか、連立不等式には実は重なる解はないのかもしれず、個人的にはその辺りには悲壮な思いを持っているのも事実です。それはともかく、とにかく対中の抑止力の話についてはそうした危険性を感じます。

単なる学歴詐称ではない。小池都知事と樋口千代田区長の“共犯関係”は一大疑獄事件に発展も。自殺隠蔽、イチョウ伐採、疑惑火消しの見返り…

小池百合子都知事の学歴詐称疑惑が再燃している。「またか」「どうせお咎めなしで終わるに決まっている」と見る向きもあるが、今度ばかりはそう上手く切り抜けられるかどうかわからない。小池氏本人だけでなく、周辺の“小池チルドレン”からも真っ黒な疑惑が次々に噴出し、怪しい点と点が次々に繋がっているからだ。一大疑獄事件に発展する可能性も出てきた一連の事件を、ジャーナリストの山岡俊介氏が主宰する『アクセスジャーナル・メルマガ版』が詳しく解説する。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:小池知事の学歴詐称疑惑に手を貸した千代田区長の2つの重大問題(職員自殺隠ぺいとイチョウ並木伐採強行)

小池知事の学歴詐称疑惑に手を貸した千代田区長の2つの重大問題(職員自殺隠ぺいとイチョウ並木伐採強行)

4月10日発売の『文藝春秋』(5月号)に載った、小池百合子・都知事の「カイロ大学卒業」学歴詐称疑惑につき告発した16頁の記事が大きな注目を集めている。

この疑惑は以前から指摘され、特に『女帝 小池百合子』の本が出た2020年5月には、匿名ながらカイロで当時、小池氏と同居していた北原百代氏(前掲書籍の文庫化に際して実名に。

また、今回の文藝春秋にも実名で寄稿。10頁分)が、小池氏から留年したことを聞かされていたことなどが載せられていて決定的とも思われたが、小池氏は、エジプト駐日大使館のフェイスブックに、カイロ大学学長のサイン入りで、小池氏は卒業しているとの声明文を載せることでその危機を乗り切った。当時、本紙でも報じている。

ところが、今回の文藝春秋には、声明文を出してもらえばいいと提案した、元側近の小島敏郎氏(元都民ファーストの会事務総長・弁護士)が、この声明文はでっち上げだった可能性がある旨述べているのだ。

したがって、これを機会に小池氏の学歴詐称疑惑が再燃するのは確実だし、小池氏の知事3選も危ぶまれる。

ただし、この件は本紙がやらなくても、文藝春秋報道に乗っかり他のマスコミがやってくれるだろうから、これ以上は解説しない。

小池氏学歴疑惑の火消しに奔走、樋口高顕千代田区長は“共犯者”か

本紙がこれを機に取り上げたいのは、大手マスコミは上に忖度して報じようとしないと思わないわけにはいかない千代田区議収賄事件絡みで千代田区担当職員が自殺したと見られることから、本紙では「第2の森友事件(赤木さん)か」と報じた件だ。

というのは、この文藝春秋の告発記事に出て来るように、小池氏のこの学歴詐称疑惑の火消しのため、カイロ大学の声明文掲載に奔走した1人が、職員の自殺の事実の隠ぺいを図ったとされる現千代田区長(都民ファーストの会副会長)で、当時、都議で、小池チルドレンと言ってもいい樋口高顕氏だからだ。

小島氏は今回の告発記事のなかで、樋口氏が都議会議員(都民ファーストの会公認)1期だけで、小池氏の熱烈な応援を得て千代田区長になったのは、声明文のからくりを知っている協力者であることも大きいのではないかとまで記している。

これが事実なら、いわば小池氏と樋口氏は共犯者

しかも、小島氏は今回の告発記事で、小池氏の学歴詐称疑惑を都議会自民党は追及しようとしていたのに、カイロ大学学長の声明文が載るや追及を辞め、またその直後の都知事選で自民党は対抗馬を出さなかったことで、小池氏は都民ファーストの理念を捨て自民党寄りに変節したと。

それは、そもそも担当千代田区職員の自殺を招いたのは、前区長の談合政治の結果と見られることを考えれば、都民ファーストの理念からすれば樋口区長は追及すべきなのに隠ぺいを図ることとも共通している。

この記事の著者・アクセスジャーナルさんのメルマガ

想像してごらん、金星には貨幣制度なんてないんだ。地球で実現すれば戦争も暴力も略奪も無くなるのか?

「想像してごらん、天国なんてないんだ」と名曲『イマジン』で歌ったのはジョン・レノンですが、「貨幣制度」がなくなった地球を想像できる人は、いったいどれほど存在するでしょうか。今回のメルマガ『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』では著者の吉田さんが、金星に行ったという人物がそこに貨幣制度がなかったとする主張を紹介。その上で、もしも地球からこの制度がなくなったら世界はどう変化するかについて思いを馳せています。

※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです

あなたは貨幣制度が無くなった未来を想像できるか?

映画『イージーライダー』を観たのは確か1980年代初期だったか。今でもたまに思い出す。

とても退廃的で一見意味不明な後半のストーリー展開。主人公のピーター・フォンダとデニス・ホッパーのこれが俳優ぞ!という演技。なんといってもデニス・ホッパーは監督も兼ねている。

『イージーライダー』は、1969年に公開されたアメリカの映画。

自由を求めてアメリカを旅する2人のバイカーに焦点を当てている。彼らは、アメリカ南部を横断する旅に出発し、旅の途中で様々な人々と出会いながら、自由と冒険を追求するのだ。初めに時計を捨て去るシーンが重い。既存の枠組みから外れて自由に生きる決断の象徴だった。嫌でも脳裏に焼き付いた。

途中、彼らは地元の人々や異なる社会的背景を持つ人々と接する。そんな中で、アメリカ社会の複雑さや不条理さを目の当たりにするのだ。彼らの旅は、自由と個々のアイデンティティを求める探求の旅として描かれていた。

しかし、その旅は結末に向かってトラブルに巻き込まれ、悲劇的な結末を迎える。自由な精神とアメリカン・ドリームに挑戦し続けるが、社会の壁や偏見に直面し、その結果、彼らの旅は暴力的な結末を迎えるのである。

『イージーライダー』は、1960年代のアメリカ社会の変化や若者文化、反戦運動などを象徴する作品として広く評価されてきた。ただ自分はこの映画で何かが終わったような気がした。それは古き良きアメリカに違いない。

本作は1969年5月、「カンヌ国際映画祭」に出品されると、「新人監督による作品賞」「国際エバンジェリ委員会映画賞」が贈られた。

そして7月14日。ニューヨークでの先行公開を皮切りに、大ヒットを記録。最終的に6,000万ドル以上の収益を上げた。これはそれまでのハリウッドの歴史上では、予算に対しての利益率が、他にないほど頭抜けた興行成績だったという。

映画の話はここまでとして、何が言いたいのかというと、なんといっても野宿する3人の会話だ。これが自分にとってはメチャクチャ興味深かった。ジャック・ニコルソン演じるジョージは突然UFO談義をし始めたのだから。

それはすでに金星人が地球で活動していて、多くの人と内密に接触しているという内容。このセリフだけが妙に異質だったので印象に残った。たま出版の韮澤編集長も以前「TVタックル」で言っていたし、ご存じジョージ・アダムスキーの十八番だ。

「神のように自分を抑制すれば人間は飛躍し平等に進化できる」と金星人は語ったという。人間の意識次第で獣にも神にもなれるというのだ。しかし、中々難しいことであろう。

また、「自由を説くことと自由であることは別だ。うっかり相手を自由でないと言ったら、自由を証明する為に人殺しだってする」というセリフ。後にこの言葉が証明されてしまうことになってしまう。

この記事の著者・吉田正幸さんのメルマガ

「松本人志はコロナ利権に潰された説」はデマか真実か?予備費11兆円使途不明を「エゲつないわ!」批判…厚労省ワクチン「2億4千万回分廃棄」で再注目

全額公費による臨時接種が終了し、今年4月から原則有料となった新型コロナワクチン。そんな中、ワクチン廃棄を伝えるニュースが話題となっている。朝日新聞のこちらの記事によると、厚労省は15日、廃棄される新型コロナワクチンが2億4,000万回分になることを明らかにした。金額にして概算で約6,653億円分に上るという。同省の担当者は「無駄とは考えていない」と説明したというが、この姿勢にSNS上で批判が高まっている。

<どう考えたって無駄だろw>

<国民に聞いてみろ、全員が「無駄だ」って言うだろうから>

<職員全員、自腹で1万回ずつ接種してくれ>

いわゆる「反ワク」と揶揄されてきた人々だけに止まらず、一般層も含めたかなりの国民が怒りをあらわにしているように見える。なぜここまで厚労省に対して批判が高まっているのだろうか。

「新型コロナワクチンをめぐり、健康被害を懸念する専門家の指摘が急増し始めているから、という見方もできます」

そう話すのは50代のテレビ関係者だ。

「早い段階から京大名誉教授の福島雅典先生はワクチンの被害を訴えていましたし、情報開示を求めて厚労省を提訴していました」

弊サイトでも福島名誉教授のアクションについては過去に報じている。

【関連】「ワクチン接種で致死率上昇」衝撃データを厚労省が隠蔽。京大名誉教授が開示を求める不都合な事実と悪魔の契約書とは?

「お笑いタレントの島崎俊郎さんが昨年12月に亡くなった時には、上皇さまの執刀医として知られる順天堂大学医学部特任教授の天野篤先生が、ワクチンと免疫機能について言及したことが大きな話題となっています」(同前)

こちらについても弊サイトが23年12月8日掲載記事でお伝えした。

「そして、これはつい先日の話なのですが、名古屋市立大学薬学部の粂和彦教授が大学の講義でコロナワクチンについて、『将来、薬害と呼ばれる可能性はあると思う』と発言したことがニュース番組で報じられました」

こちらの記事よると粂教授はテレビ番組のインタビューに対して、<国がワクチンのせいであろうと考えた人で(死亡が400人を超えている。重篤な副作用でいうと6000人レベルに到達している。なおかつ今でも数千人が認定を待っているという段階ですから、薬害という分類に、少なくとも歴史的にはされるんではないかと考えます>と話したという。

さらにテレビ関係者は、13日に東京・池袋で行われ1万人以上が参加したとも言われる「パンデミック条約反対デモ」が、ほとんどのマスコミで報じられなかったことも理由に上げる。

パンデミック条約」とは、千葉新都市ラーバンクリニックのサイトによると「WHO(世界保健機関)が2024年5月の第77回総会で提出と採択を目指す条約」で、以下の3点が懸念されているという。

  • WHOが加盟国に対して強制力を持ち、ワクチン接種が強制される可能性がある(第1条、第3条)
  • WHOが指定した医療や対応製品を使うように義務づけ、それに従っているかの検閲が出来る権限を持つ可能性がある(第13条A、第18条、附属書1-36ページ)
  • 健康対策に関して主権国家が下した決定を覆す権限を持つ可能性がある(第43条)

以上のように、さまざまな要因が考えられるが、新型コロナワクチンに向けられる世間の目がより厳しくなっているのは否定できない事実と言って差し支えないだろう。

急浮上した「松本人志はコロナ利権に潰された」説は本当か?

このような状況下にあって、にわかに名前が上がってきたのが、なんと「松本人志」だという。『週刊文春』に性加害疑惑をスクープされた松本だが、実は「コロナ利権」に潰されたとする説があるというのだ。「悪質なデマ」と一笑に付す向きも少なくないが、弊サイト編集部はその真相を突き止めるべく、「コロナ 予備費 11兆円 松本人志」のキーワードでネット検索をかけてみた。

しかし、である。不思議なことに本事案に関する情報はまったく見つけることができない。当方の検索スキルの問題なのだろうか。そこで異なる検索エンジンを用い、再び同じキーワードでリサーチを試みたところ、以下の記事がトップに表示された。

【関連】松本人志、国のコロナ予備費「使途不明11兆円」を指摘し物議

さらには大量のX(旧Twitter)へのポストも。

<松本人志:コロナ予備費11兆円にワイドナショーで切り込む
→9年前の合コンをネタに失脚させられる>

<松本人志さんはコロナワクチン予備費11兆円が米国に還流した事をテレビで言及したからマスコミに潰されたんでしょうね>

<コロナ予備費「使途不明11兆円」この事実をテレビで批判したのが、松本人志たった1人だという狂気>

上記はほんの一例だが、これらの大量の情報について、40代の男性ネットメディア編集デスクに共有し、そこから読み取れる「松本人志はコロナ利権に潰された説」について整理・解説してもらった。

「金額は時期によって揺れがありますが、11兆円にも上るコロナ予備費の使途不明について松本さんがテレビで批判したという、検索トップに表示された記事が“潰された説の証拠”になっていたことは私も把握しています。ネットにはその放送時の映像も上がっているはずです」

確かにXに、『ワイドナショー』(フジテレビ系)22年5月29日放送分の該当部分がアップされていた。

「さらに、松本さんはそれ以前にも同じ番組で、子供に対するコロナワクチン接種をけっこう強い言葉で批判していたということもありました。このあたりも“潰された説”の根拠になっているのではないかと思います」(同前)

こちらについても映像が上がっているとのことで、さっそく検索をかけると、ごくあっさりと発見できた。『ワイドナショー』22年1月23日放送分だ。

「5歳以上からワクチン打たせようなんて狂気の沙汰」と、確かに強い言葉を使っている事がわかる。

「その一方で松本さんは、『コロナワクチンを母の日にプレゼントしたい』といったポストをXに投稿しているんですよね。コロナ予備費やワクチン批判を口にした前の年です」

該当ポストがこちらだ。

22年、当時はマスコミが及び腰だったコロナ対策やワクチン問題について批判をしながら、前年にSNSではむしろワクチン接種を推奨するかのようなポストを投稿していたという松本。ここにどのような意味や背景があるのだろうか。

「21年の“母の日ポスト”までは何らかの圧力、つまりコロナワクチン接種に協力的な姿勢を取るように強要されていたとの見方も実はあるんです。それが11兆円の使途不明問題に触れてブレーキが外れ、政府のコロナ政策批判を始めたという指摘です」(同前)

『週刊文春』の性加害疑惑報道で、お相手になったとされる女性に“タクシー代”を1万円しか渡さなかったという「倹約ぶり」が報じられたことによるバイアスもあるかもしれないが、松本の“予備費11兆円批判”は、かなり実感がこもっているように見受けられないこともない。

【関連】松本人志「性加害」に新展開か?元グラドルが同様シチュエーションを暴露「文春の記事は真実だと思います」

ネット上には“ワクチンの危険性を警告した著名人リスト”も

現在SNS上には、「ワクチンの危険性を警告してくれていた著名人」のリストが出回っている。

リストに上がっている人物名を見ると、確かに納得の行く部分もあるが、過去の発言等に照らし合わせると事実誤認が疑われる人物が記載されているケースもあるようだ。

「松本人志はコロナ利権に潰された説」に関して言えば、“そうである”という確証はないものの、かと言って“デマ”と断言できるほどの材料がないことも確かではないだろうか。