あくなき性欲が好景気を呼んだ?11代将軍・徳川家斉が江戸にもたらした「イエナリノミクス」の源泉

50年にも渡り将軍の地位を守り、征夷大将軍を退いてからも権力を握り続けた11代将軍・徳川家斉。彼はまた、大奥に入り浸り多くの子供をもうけたことでも知られています。そんな家斉のエピソードを取り上げているのは、時代小説の名手として知られる作家の早見俊さん。早見さんは週刊で配信中の『歴史時代作家 早見俊の無料メルマガ」』で今回、家斉の夜の生活を紹介するとともに、彼のあくなき性欲が江戸に好景気をもたらした可能性を指摘しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:中国の後宮「香妃」非話と将軍・徳川家斉「大奥」秘話

中国の後宮「香妃」非話と将軍・徳川家斉「大奥」秘話

中国の清朝は六代乾隆帝の頃に全盛期を迎えます。乾隆帝は60年皇帝として君臨し、清の領土を最大に広げました。10回の外征全てを成功させ、「十全老人」と自称します。

そんな偉大な皇帝をもてなす為に、満漢全席という中国料理ができました。100品もの御馳走を3日間食べ続けるのです。その食材として重宝されたのが日本から輸出された干し鮑、フカヒレ、煎り海鼠などの俵物でした。

宮廷は贅沢華美でしたが、祖父康熙帝、父雍正帝の頃は質素であったのです。浪費の典型である後宮は清朝の前、明朝時代の1日分で年間の費用を賄ったといわれている程です。それが乾隆帝の頃に守られるはずはありません。

多くの美女を皇帝は侍らせました。その中でも伝説の美女がいます。乾隆帝最後の外征、遊牧国家ジュンガルを滅ぼした時に連れ帰った女性です。彼女はウイグル族の族長の夫人であったのですがジュンガル滅亡の際に夫を亡くしました。

北京で彼女を見た乾隆帝は息を呑みます。美貌に加えて何とも言えぬ甘い香が立ち上っていたからです。一説によると砂ナツメの香だったそうです。

乾隆帝は一目、いや、一嗅ぎ惚れをし、香妃と名づけ、夫を亡くした悲しみから死を願ったにもかかわらず、後宮に入れました。

父や祖父の頃の質素さは何処へやら。乾隆帝は香妃のためにウイグル式の宮殿を建て、アーチ型の屋根をつけたトルコ風呂を設けました。更には香妃の美貌と美匂を保つため、羊の乳で入浴させました。

それでも、香妃は皇帝になびきませんでした。皇帝は香妃の気をひこうと、皇帝と皇后、皇太后しか持っていない鍵まで与えましたが、香妃は心を許しません。乾隆帝は気もそぞろとなり政務も疎かになります。

傾国の美女となった香妃を危ぶみ皇太后が彼女を呼び出します。香妃は夫と一族の仇である乾隆帝を殺そうと短刀を隠し持っていました。皇太后は香妃に自殺を勧めます。香妃は皇太后から貰った毒を仰ぎます。知らせを受けて乾隆帝は飛んで来ましたが、香妃は甘い香を残したまま命絶えていました。

乾隆帝は彼女の絵を眺め続けたそうです。

旧ジャニ事務所はなぜ「キムタクの高身長」に“強気”だったのか?芸能記者が語る木村拓哉“身長サバ読み疑惑”22年目の真実

歌手・俳優の木村拓哉さん(51)に“身長サバ読み疑惑”が再燃しています。主演ドラマ『Believe-君にかける橋-』放送開始をキッカケに再注目される“20年来の謎”。結局のところキムタクは大きいのか、それとも小さいのか?ナマで実物の木村さんを見たこともあるという芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんの見解は?

ジャニーズ事務所がキムタクの身長に「強気」だった裏事情

『Believe-君にかける橋-』のキャストたちのオフショットが火を点けたのでしょうか、木村拓哉の今さらながらの“身長疑惑”が盛り上っているようですね。

これに便乗!?したのが『週刊女性PRIME』です。今から21年前の2003年、勃発したキムタクの“身長サバ読み疑惑”で、『週刊新潮』がジャニーズ事務所に投げかけた取材の答えを掲載していました。

「何なら測りに来てもらってもいい」

このコメントで、『週刊新潮』の記者がキムタクの元へメジャーを持って直撃しなかったことが残念ではありますが、当時のジャニーズ事務所に対して、そんな勇気のある記者や編集部は皆無でしたから、それを見越しての事務所の開き直りに、今さらながら苦笑いするばかりです。

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木村拓哉“身長サバ読み疑惑”の21年史

最初に“身長サバ読み疑惑”が囁かれた2003年といえば、キムタクが『GOOD LUCK!!』に出演していた年で、このドラマの相手役は柴咲コウ、平均視聴率は驚異の30.6%(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)を記録しました。

今でこそ言えますが、当時私がドラマ製作関係者から聞いていたのは“キムタクの相手役選びの基本中の基本条件は女優の身長”という衝撃的な話でした。

“相手役に見下ろされるキスシーンを物凄く嫌がっている…”という。

この話を聞き、『HERO』が松たか子、『ビューティフルライフ』の相手役が常盤貴子だったのもすんなりと理解できたことは、今でも鮮明に記憶しています。

この関係者は当時こんなことも言っていました。

「そもそも事務所が、宣伝材料の資料に176㎝と記したのが疑惑を大騒動にしてしまった原因だよ」と。

少しでも身長を高く見せたいタレントたちには、そのカメラアングルや、ヘアスタイルにかなり高度なテクニックを要する…というのは昔から伝えられている“技”です。

パッと見、わからないようにシークレットブーツを履くとか…。

私の知っている限り、それは芸能人にとどまらず、外見を気にする政治家などにも当てはまる事がままあります。

ただその魔法が解けたとき…シークレットブーツを脱いだとき、気を抜いていると事実を指摘されることもあったりして…。

パーソナル・トレーナーを付けて体重のコントロールをしたり、化粧で肌荒れやシミ、シワ、パーツはカバーできても、いかんせん身長だけは難しいですからね…。

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ナマで見る実物のキムタクは大きかった?小さかった?

私が実際に肉眼でキムタクを見たのは、2019年1月に公開された『マスカレード・ホテル』の収録現場でした。

ロケは公開から1年程前、東京・日本橋蛎殻町にある老舗ホテルを使って行われていました。

私が見かけたキムタクは、ロケ終わりでホテルを後にする時と、自宅に着いて送迎車から降りる時という僅かな時間だけでした。

それでも送迎車の車体や、運転手とのコントラストから“ドラマやテレビからは大きく見えるけど、意外に…”という印象を持ったものです。

当時自宅に張り付いていたカメラマンからもその話は聞いていました。

愛犬の散歩中に一般人とすれ違うと、その人は必ず振り返って確かめる…と。

もちろん「えっ! 今の…えぇ~…もしかしてキムタク?」という印象も含めて。

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全世界が失望。ハマスが受け入れたガザ戦争「停戦案」を突っぱねるネタニヤフ首相が国際社会に突きつけたモノ

仲介国によって示されハマスが受け入れの意思を表明するも、イスラエルが突っぱねたガザ停戦交渉案。もはやこの先、ガザ地区に平穏な日々が訪れることはないのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、イスラエルとハマスの直接交渉こそが停戦のカギとなるとした上で、その実現可能度について考察。さらに調停の実施にあたり障壁となっている二国の実名を挙げています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:終わらない戦争と世界の分断‐出口の見えない混乱の時代

またも停戦交渉決裂。イスラエルとハマスの戦いは世界を分断するのか

「ついにイスラエルとハマスの終わりなき戦いにピリオドを打つことが出来るかもしれない」

主張の隔たりが大きく、双方が必要とする条件がとても相容れないものとの理解から、解決のための糸口は見いだせないだろうと思われていた紛争に一筋の“希望の光”が差したのではないかという見解は、ゴールデンウイーク明けのニュースとして伝えられました。

エジプトとカタールによる仲介努力の成果として戦闘停止と人質解放に向けた合意案が、カタールを通じてイスラエルとハマスそれぞれに提示されました。

アメリカのブリンケン国務長官は4月29日に「これはイスラエルによる非常に寛大な提案」とイスラエルを持ち上げ、ハマスに合意を迫り、いくつかの重要な修正が加えられたのち、ハマスは基本的に受け入れる方針を示しました。

最初の楽観的な認識は、その頃、多くの人たちから提示されました。

しかし、結果としてイスラエル政府は強硬姿勢を崩さず、「イスラエルとハマスの提案の間にはまだ大きな隔たりがある」と合意機運を突っぱね、国際社会が考えを改めるようにイスラエルに迫るラファへの作戦を強行しました。

これでまた緊張が高まり、さらにはイスラエルに対する国際社会からの非難も強まりました。

当初、イスラエルが合意可能とした一時休戦期間は40日間で、その間に“無条件に人質全員の開放を行うこと”が条件でしたが、ハマスは恒久停戦に向けた交渉を視野に、42日ずつの3段階に分け、段階ごとに人質解放を実施するというものでした。

この停戦案が示された際、個人的には「これはイスラエル政府的にはひとまず受け入れることが出来るのではないか」と感じましたが、ネタニエフ首相は「これはハマスの体制の立て直しに利用され、結果、さらなる悲劇をイスラエルにもたらすことになる」として、合意しませんでした。

しかし、これまでと違うのはイスラエル交渉団を引き返させるのではなく、そのまま協議が行われているエジプト・カイロに留め、必要に応じて休戦交渉に臨む姿勢を示しています。

このことから、今回、ネタニエフ首相による合意拒否と、国際社会からの非難の強まりを覚悟してでもラファへの侵攻の継続を示唆したのは、ハマスからさらに多くの譲歩を引き出そうという思惑も見え隠れしているように感じます。

個人的には、今回、イスラエルはハマスから寄せられた合意案への返答内容を一旦受け入れ、少なくとも女性や子供、病人などハマスにとらえられている人質の一部を取り戻すことにつなげ、同時に国内各都市で毎週行われる反政府デモを鎮静化させるきっかけを作れたかもしれません。さらには、ガザ地区における人道危機の深刻化に対するイスラエル批判を和らげ、“同盟国”アメリカの顔を立てることもできたかもしれません。

実際にカイロに派遣されているバーンズCIA長官も同様のことを言っていたようですし、国内大学などでパレスチナ支援および反イスラエルデモが繰り広げられ、国論が二分化されていることに危惧を抱く米議会の面々も、従来のイスラエル支持の姿勢に戻ることが出来たかもしれません。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

日本は今や「デジタル後進国」に。かつて先頭集団にいた我が国はなぜDXで出遅れてしまったのか?

先進国の中で大きく遅れを取っている日本のDX化。政府はその推進を図ろうと2021年にデジタル庁を新設しますが、DX化は遅々として進んでいないというのが現状です。その根本的な原因はどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』~時代の本質を知る力を身につけよう~』では、『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』等の著作で知られる辻野さんが、マイナカードを事例として何が日本のDXを阻害しているかについて解説。DX推進における「意識改革」の重要性を説いています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:DXとは何か:その1「意識改革の重要性」

プロフィール辻野晃一郎つじの・こういちろう
福岡県生まれ新潟県育ち。84年に慶応義塾大学大学院工学研究科を修了しソニーに入社。88年にカリフォルニア工科大学大学院電気工学科を修了。VAIO、デジタルTV、ホームビデオ、パーソナルオーディオ等の事業責任者やカンパニープレジデントを歴任した後、2006年3月にソニーを退社。翌年、グーグルに入社し、グーグル日本法人代表取締役社長を務める。2010年4月にグーグルを退社しアレックス株式会社を創業。現在、同社代表取締役社長。また、2022年6月よりSMBC日興証券社外取締役。

DXとは何か:その1「意識改革の重要性」

「DXとは何か」などとあらためて問い掛けるのも今更感がありますが、ひと頃から、「DX」「デジタルトランスフォーメーション」という言葉が世の中に溢れるようになりました。しかしながら、その本質も正しく理解されないまま、世の中は既に次のステージである「AIX」「AIトランスフォーメーション」の時代に移行している、というのが私の解釈です。

デジタルやAIなどのテクノロジーの動向については、本メルマガでもこれまで何度も取り上げてきましたが、現代の技術革新の本質を正しく理解しておくことは、今を生き、未来に備える上でも非常に重要なことなので、これから何回かに分けて私の解釈をあらためて整理してお伝えすることにしたいと思います。

世の中のデジタルシフトは、もちろん昨日今日始まったわけではありません。古くは、私が在籍したソニーなどが中心になって、1980年代初頭にオーディオの世界にコンパクトディスク(CD)を誕生させましたが、その辺りが本格的なデジタル時代の幕開けだったと言えるかと思います。ただ、この頃はまだ、従来アナログ処理されてきたものがデジタル処理に移行するという単純なデジタイゼーションのレベルでした。

それが本格的なデジタライゼーションやデジタルトランスフォーメーションという形で世の中を大きく変革し始めたのは、言うまでもなくやはりインターネットの登場がきっかけになっています。

もともと、米DARPA(国防高等研究計画局)が開発したARPANETが原型になったインターネットは、1980年代末に民間開放されてから瞬く間に世界の新しいインフラとして普及しました。もちろん、インターネットの進化にも複雑な歴史がありますが、WWW(ワールド・ワイド・ウェブ)が登場し、Ajaxなどのウェブテクノロジーが飛躍的に進化していわゆるWeb2.0といわれる時代になってからは、検索エンジンやSNSなども登場して我々の生活にも仕事にもなくてはならない重要インフラになったと言えます。

我が国も、当初はこの世の中の大きな流れの先頭を走っていたのは間違いないのですが、どういうわけだか、いつの間にか徐々に遅れ始めて、今や「デジタル後進国」などとも呼ばれるようになり、その出遅れは決定的になっています。特に、オープンなネットワークインフラの整備が進んでいわゆるクラウドの時代を迎え、ビジネスモデルにしても営業スタイルにしても業務プロセスにしても、従来のやり方を根本から見直して刷新するという意味でのDXについては、未だに十分な理解や実行が進まず戸惑いすら残っている感があります。

クラウドコンピューティングの時代以前、大型コンピュータの時代やパーソナルコンピューティングの時代には、しっかり世界にキャッチアップし先頭集団にいた日本は何故DXで出遅れてしまったのでしょうか。

この記事の著者・辻野晃一郎さんのメルマガ

中島聡氏も興味津々。ChatGPTに研究論文を添削・執筆させた結果、世界の「暗部」が炙り出されたかもしれない話

ビジネスシーンや日常において、今や当たり前の存在になった人工知能(AI)ですが、思わぬ影響が可視化され始めているようです。「Windows95の父」として知られる日本人エンジニア・中島聡さんのメルマガ『週刊 Life i…

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日本以外の国にも「ひきこもり」は存在した。治療法はどう違うのか?

日本特有の現象と言われる「ひきこもり」。学校や勤務先など、外部との交流を避けて家に籠るという現象は、果たして海外にも存在するのでしょうか?今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』では、そんな調査の結果を紹介しています。

日本特有と言われる「ひきこもり」は海外にも存在するか?

◎要約:『“ひきこもり”は海外にも存在し、原因についての見解に大きな相違はないが、治療に関しては選択の傾向に違いがあるかもしれない』

“ひきこもり”は、日本特有の現象であると言われることがあります。

今回は、予備的研究(本格的な研究の前に行われる準備としての研究)ですが、海外の“ひきこもり”に関する状況を確認しようとした調査をご紹介します。

Does the ‘hikikomori’ syndrome of social withdrawal exist outside Japan? A preliminary international investigation

社会からの離脱としてのひきこもり症候群は日本以外にも存在するのか?

“ひきこもり”の症例を、オーストラリア、バングラデシュ、インド、イラン、日本、韓国、台湾、タイ、アメリカの精神科医に提示し、各国における有病率、原因、診断、自死のリスク、治療についての質問を行いました。

247の回答(123は日本から、124は海外から)があり、239の回答が分析に含まれました。

回答者が感じている内容として、以下が示されました。

・“ひきこもり”は全ての国で(特に都市部で)存在する。

・原因として生物心理社会的、文化的、環境的要因が想定され、それは各国で大きな違いはない。

・日本の精神科医は外来での治療を選択し、中には治療は必要ないと考えている医師もいる。

・海外の精神科医は、入院のような積極的治療を選択する傾向があった。

10年以上前の調査なので、現在はさらに変化が生じているかもしれませんが、海外の精神科医の間でも、“ひきこもり”は広く存在するという認識であることが感じられる内容でした。

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山地酪農を日本でイチから作り上げた男が語る「奇跡の牛乳」の作り方

普段は牛乳が飲めないのに、ここの牛乳なら飲める。そういわれるという「奇跡の牛乳」を作っている農家さんがいます。今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、山地酪農を日本で実現させた吉塚公雄さんのインタビューを掲載しています。

自然力を生かす「奇跡の牛乳」はかくて生まれた

一面に広がる18ヘクタールの山地(やまち)を、牛たちが気の赴くままに草を食み、歩き回る……。

大地に根差したこの牧場で生まれる牛乳が、常識を超えた「奇跡」を起こしている。恩師・猶原恭爾博士が最後の希望を託した「山地酪農」理論に日本の農業の光を見、10年間電線も通らない山林を開墾。今日に至らしめた吉塚公雄さんの50年の奮闘とは。

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──まず、農場の広さに圧倒されました。

(吉塚) 
昭和49年、22歳でこの田野畑村に籍を持ってきましたから、今年ちょうど50年ですね。一本ずつ木を伐きり倒すところから始めて、いま、ようやく18ヘクタールです。牛たちは朝夕の搾乳で3時間くらいは牛舎に入りますが、それ以外は雨や雪の日も牧場を自由に歩いています。

──この傾斜のある草地を上っていくのですか?

(吉塚) 
あの丘のほうまで行きます。牛たちは草を食べながら山を歩き回って、糞尿を撒いてくれます。だから農薬が要らないし、肥培も自分でやってくれるわけです。

そうやって自活できる能力があるのに、昨今の日本の酪農では牛舎に入れて飼うことで奪っているということです。

歩かなくなると爪は伸びるし、活力がなくなって短命になります。一般的な乳牛の寿命はだいたい5~6歳ですけど、うちが目指しているのは20歳。いままで最長16歳まで生きました。

──吉塚さんらが手掛ける牛乳は、地元に限らず全国から注文が相次ぎ、「奇跡」の牛乳だという人もいるそうですね。

(吉塚) 
「この牛乳なら不思議と飲めるのよ」っていう人が、すごく多いです。牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう体質で、牛乳なんて一生飲めないと思っていた、という女性が、盛岡でうちの後援会長をやってくれています。

つい昨日も、ずっと牛乳を配達しているご夫婦から思いの籠ったお手紙をいただきましたし、遠方のお客様で、振込用紙の通信欄にびっちりメッセージをくださる方も多いですね。本来お礼を言わなきゃいけないのは我われなのに、逆にお礼を言われるんです。こんな幸せなことはありませんよ。

ChatGPT開発会社CEOが語る、戦争はAIにどこまで任せられるのか?

北朝鮮からの奇襲攻撃を想定して「AIに戦争を任せる」ことはできるのでしょうか?無料メルマガ『キムチパワー』の著者で韓国在住歴30年を超え教育関係の仕事に従事している日本人著者が、韓国の報道をもとに詳しく紹介しています。

北の奇襲攻撃時、どこまでAIに任せるべきか

人工知能(AI)に戦争を任せてもいいのか。生成型人工知能(AI)チャットGPT開発会社であるオープンAIのサム・オルトマン最高経営者(CEO)が「そのためにはつき決めてみなければならない質問が多い」として慎重な態度を示した。

「北朝鮮の奇襲攻撃時の対応速度が速いAIに防御を依存しても良いか」という質問にも「簡単に決められる問題ではない」と答えた。オルトマンCEOは7日、米国シンクタンクのブルッキングス研究所との画像対談で、いわゆる「AI兵器化」に対する自分の意見を表明した。

マイケル・オハンロン先任研究員が「北朝鮮がソウルに有人戦闘機を出撃させ、韓国がAIで統制する防御ロボットで迎撃する状況を仮定する時、AIに人命を害する恐れのある決定を任せても良いか」と尋ねると「本当に問い詰めるべき質問が多い」と答えた。

オルトマンCEOは「戦闘機が韓国に近づいてきたが、人間が意思決定に関与する時間がない時にAIが迎撃決定をすることもできる」として「しかし本当にそのような攻撃が起きている状況だと確信できるのか? どの程度確実でなければならないのか? といったいろいろの灰色地帯(greyzone)のどこに線を引くべきかなど、考慮すべきことが多い」と説明した。

オルトマンCEOのこのような発言は、複数の大国がAI兵器化に速度を上げている状況で、人間の介入程度などに対する議論がさらに必要だという意味と解釈される。

にもかかわらず、AIの武器化そのものに反対するわけではないという考えも示した。彼は「AIが核兵器発射を決定できなければならないという主張は聞いたことがない」として「だからといって緊急な状況でAIを使ってはならないという主張もやはり聞いたことがない」と話した。

ただし彼は「私たち(オープンAI)は米国と同盟の味方」とし「AI技術が人類に得になることを願うが、私たちが同意しない指導層がある国家に利益を与えることは望まない」と付け加えた。最近米国はAI兵器化に人間の介入を義務付ける規制を推進している中で、今月中に中国とAI規制協力のための初会議を開く予定だ。

各国の情報機関は、諜報戦にAIを活用する競争を激しく繰り広げている。ブルームバーグ通信は同日「マイクロソフト(MS)が米情報機関のためにインターネットと断絶した生成型AIモデルを開発した」と報道した。

これまで生成型AIを利用しようとしても、開放されたインターネットに基づいただけに、機密情報が外部に流出したりハッキングされたりする恐れがあるという懸念に活用が制限された。

シタール・パテル米中央情報局(CIA)副局長は最近開かれた安保カンファレンスで「各国の情報機関がAI適用を巡り激しい競争を繰り広げている」として「情報機関にAIを導入する初めての国がこの戦争で勝利するだろう」と話した。[東亜日報 参照]

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あなたはどうする?事実をそのまま伝えて機嫌を損ねるか、お客様のために嘘をつくか

噓をついて販売をするのはもちろんよくありませんよね。しかし、無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、販売するにあたって「必要な嘘」もあると語っています。一体どういうことでしょうか?

販売の現場では時に「必要な嘘」というものもある

お客様に嘘をついて販売をすることは避けるべき行為でしょう。

何にしても嘘をついてしまうことは結果的にロクなことにはなりません。

ただ、販売の現場では時に必要な嘘というものもあるはずです。

その嘘は、相手を騙すためのものではなく、むしろ気持ちがこもっているように感じられることもあります。

例えば、お客様に尋ねられた時。

「これの在庫ってありますか?」と問われて、販売員の頭の中では「在庫はないな」と判断がつくことも少なからずありますよね。

だから、「こちらはもう在庫切れなんですよ」「いや、もう出てるだけですね」といった返答をするわけです。

しかしお客様の心情からすると、これは結構きついものがあります。

探してくれるわけでもなく、何か(在庫リストとか)を見てくれるわけでもない。

ただその場で、「無い」ことだけを伝えられるわけです。

事実なので仕方のないことですし販売員が悪いとも思いませんが、でもここに接客の妙が表れます。

接客は感情で行なわれることが多いものです。

事実を事実のまま、ありのままに伝える方がスムーズに行くことが仕事では多いのですが、こと接客という場面においては、これがお客様の気分を害したり、がっかりさせることはあります。

だとしたらあえて、無いとわかっていたとしても、「ちょっと探してみますね」「裏にあるか確認してみます」など、動くことも必要なのです。

はっきり言って無駄でしかない、超非効率な行為です。

でもその非効率がお客様の気持ちを和ませることはあります。

(言い方は関係なく)動きもせずに「無い」と言われるより、少しでも気持ちを汲んで探す努力を見せてくれる。

その行為にこそありがたみを感じてくれるお客様も少なくはありません。

効率やタイパを求められる時代にあって、こうした接客方法というのはどう考えても真逆をいく行為です。

もちろんそれで良いというお客様もいらっしゃいます。

でもそうではないお客様も多いのはやっぱり事実です。

それは現場で接客をしている皆さんが誰よりもわかっているはず。

そんな時には、必要な嘘、優しい嘘が求められることもあるのです。

なんて話は、一部界隈からはおおいに叩かれそうなんですけどね。

今日の質問&トレーニングです。

1)お客様に事実をそのまま伝えて気分を害されたようなことはないですか?

2)その時、どんな対応をすれば気分を害されずに済んだ可能性があるでしょうか?

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