世界が認めた「最後の調停官」に学ぶ無敵のコミュニケーション術

もっと多くの人に認知され読まれるべき、ビジネスに必須のコミュニケーションスキルを習得できるメルマガをご存知でしょうか? それが、メルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』。この著者の島田久仁彦さんとはいったいどんな人物で、どんな内容のメルマガなのか、さっそくご紹介いたします。

世界最高レベルのコミュニケーション術とは

仕事がデキる男はモテるという。その理由は諸説あるが、やはり自信に満ちあふれていて、人間として非常に魅力的だから仕事も恋も上手くいくのではないか。これと同じように、コミュニケーションに長けている人は仕事がデキる。上司との面談、クライアントとのミーティング、部下との関係性。これらを円滑にする不可欠な要素がコミュニケーション能力だ。

そんなビジネスマンの必須スキルを読むだけで習得できるメルマガある。国連紛争調停官として活躍する交渉術のスペシャリスト・島田久仁彦さんが発行する『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』だ。

まず「国連紛争調停官」という耳なじみのない職業を簡単に説明すると、ビジネスや経済問題、軍事安全保障問題、環境問題など、国境を超えた話し合いの仲裁役を務める仕事だ。つまり各国のお偉いさん同士が大モメし、特大の忖度が要求される修羅場をくぐり抜けてきた島田さんは、常人離れした「交渉術」を体得している。

交渉とは、コミュニケーションスキルを極限まで高めた者だけが行えるワザだ。このメルマガでは、国連紛争調停官の体験談を例に挙げて読者に交渉術を、つまり一流のコミュニケーションスキルを授けているのだ。その一部をご紹介していこう。

クスッとくる体験談と交渉術の重要なヒント

会社に勤めていると、嫌でも相手と対話するときがやってくる。取引先との商談、上司からふられたムチャな業務に抵抗するとき、部下のわがままに頭を痛めているとき。思い起こすだけで胃が痛くなる。相手の主張を受け止めつつ自分の意見を通す、もしくは上手に折り合いをつけるにはどうすればいいだろう。

その1つに、相手の主張の背後にある“理由”を探る方法がある。この重要性をお伝えするため、まずは島田さんの体験談を交えたい。

筋肉量は裏切らない。ボディメイクのプロが教える腕力の付け方

メルマガ『届け!ボディメイクのプロ「桑原塾」からの熱きメッセージ』の著者、桑原弘樹さんの元に、「腕の力を増すには腕を太くすればいいのか?」という質問が届きました。小柄で腕も自分より太くないアームレスリングの選手と腕相撲をしたことがあるという桑原塾長の答えとは?

腕の太さと腕力は比例するのか?

Q. 力を強くしたければ筋肥大を目指すべきでしょうか。例えば腕が太ければ太いほど、腕の力が強いということになりますか?それとも引き締まった腕の方が強かったりするのでしょうか。腕相撲をみていてフッと疑問に思いました。アームレスリングとパワーリフティングに興味があります。(26歳、男性)

桑原塾長からの回答

筋肥大をすれば力が強くなることは間違いありません。しかし、筋肥大だけが最大筋力の要素ではないのです。そして、その手前には、正味の筋量というのは中々見た目では分かりにくいという前提条件があります。

コンテスト時のボディビルダーのように、皮一枚という状態になれば話は別ですが、よくスーパーなどでも私よりも上腕の太いおばさんを見かけたりしますが、ではその腕が太いという事と筋量が多いという事はまったく別だからです。見た目の太さや大きさは必ずしも筋肉とは限らないのです。

そういった前提条件の上で言うならば、やはり筋肉のサイズは発揮する筋力に比例します。筋断面積と発揮できる筋力はあるレベルまでは比例しているからです。

ちなみに1平方センチメートルの筋断面積で理論上は約5kgもの力が発揮できるそうです。ですから、力が強くなりたければ、とりあえず筋肥大を目指してトレーニングに励む事でしょう。

次に、実際に発揮する筋力と理論上発揮できる筋力はイコールではありません。少し難しい言葉でいうと、随意最大筋力と生理学的最大筋力にはギャップが生まれます。理論的に発揮できるはずの筋力よりも、自らの意志で発揮する筋力は低くなってしまうのです。

それは、中枢神経、つまり脳がブレーキをかけていることが原因なのですが、体の安全や保護のためにマックスの力は発揮しにくい状況が作られています。大声を出したりすることで(多くのジムでは禁止されていますが)、瞬間的にいつもよりも大きな力が発揮したりできますが、これはシャウト効果といってこの脳のブレーキを一瞬壊してしまう作用があるからです。

トレーニングとは、この随意最大筋力と生理学的最大筋力の差を縮める行為であるともいえますので、単に今現在のサイズだけではなくそこに至るまでのトレーニングの密度や経験は最大筋力にも影響を及ぼす可能性は高いといえます。

「試験結果で落ち込む子ども」を復活させるための3つのステップ

さまざまな家庭の教育の悩みにアドバイスを送る柳川由紀さん。今回、メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』に寄せられたのは、センター試験の結果に落ち込む息子さんを立ち直らせたいというものでした。柳川さんが伝授する復活させる力「レジリエンス」を鍛えるための心理学的なアプローチとは?

折れない心を作るには?

Q:息子はセンター試験の結果が良くなかったようで、ひどい落ち込みようです。何と声を掛けても落ち込みから抜け出せず、「もうダメだ、終わった」と二次試験への準備もままなりません。落ち込みから回復させるための魔法があればいいのにと思います。親としてどうサポートできるでしょう?(受験生の保護者様より)

柳川さんからの回答:復活する力「レジリエンス」の鍛え方

A:頑張ったからこそ、実力を出せなかった場合は落ち込みが激しくなるのでしょう。人がなんと言おうと、無力感や喪失感が大きく、それはなかなか消えません。

今後の人生についてアドバイスすることや、慰めの言葉は、再スタートを切った後に幾らでも言う機会があります。ですから、何も言わずに「お疲れ様」とこれまでの努力を労うのが一番です。

失敗や挫折から立ち直る力、復活する力レジリエンスと言います。このレジリエンスを磨けば、落ち込んでもその「落ち込み」を引きずらず、立ち直りのスピードも速くなります。ポジティブ心理学、認知心理学の面からこのレジリエンスの鍛え方をお伝えします。

1.思考の罠に気づく

落ち込みの原因が正しい場合はともかく、実はただの思いこみや考えすぎ、的外れである場合が多いのです。これを「思考の罠」=心理学では「認知の歪み」と言います。挫折から立ち直る力を阻害する最も有害な罠=認知の歪みを7つご紹介します。

  1. 個人化:問題が起きると自分のせいにして自己評価を下げ、自分を責める
  2. 他人化:問題が起きたのは他人のせい、と他人を批判したり非難したり周囲に不満を持つ
  3. 正義化:自分の意見を曲げずに、「○○べき」と思いこむ
  4. 過剰思考:一つの出来事を「いつも」「すべて」のように一般化し、将来を悲観する
  5. 無力感思考:自分は何もできない非力な人間だと思いこむ
  6. 視野狭窄:ネガティブな事ばかりに注目する
  7. ラベリング:一つの事象でものごとを決めつける

落ち込んでいるお子さまが、どの罠にはまっているのかを振り返ってみましょう。

鍼灸師がオススメ。3つの原因別に食べて飲んで治す口内炎解消法

痛くてつらい口内炎。様々な原因があるようですが、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者・のぶ先生が今回教えてくれるのは、食べ過ぎ、風邪、お腹の冷えによる口内炎の症状と対策です。それぞれ、食べ物飲み物で改善し予防にもなるというお手軽な方法を、ぜひお試しあれ。

食べて治す口内炎

【食べ過ぎの口内炎】

口臭や体臭、顔や背中にプツプツとデキモノができる口内炎は、食べ過ぎが原因です。アブラもの、味の濃いもの、辛いものを食べることで、体内に余計な熱がこもります。こもった熱は口腔内に炎症をおこして、口内炎症状を表します。

こんなときには、キャベツの千切りを食べて解消しましょう。キャベツには食材の熱をとり除き、体内にこもる口内炎の原因となる熱取り効果があります。普段の食事にキャベツを添えて食べるだけでOK。手軽に口内炎対策をすませて、息とお腹をスッキリさせましょう。

【風邪ひきの口内炎】

口内炎や舌や唇の周りが荒れて、肩や背中がこわばり背部痛症状があるなら、風邪が原因の口内炎です。

背中や襟元を温かく保温できるような服装で過ごしながら、口の中を緑茶でうがいするように過ごすことで、口腔内の衛生が保たれて、風邪症状とともに口内炎症状も楽になります。

帰宅時の手洗いうがいと、一日数回の緑茶の口うがいで、風邪の予防と対策を手軽に済ませましょう。

【お腹の冷えの口内炎】

手足が冷えてベタベタして、腹痛を伴う口内炎は、お腹が冷えて食あたりしやすい状態です。

胃腸の働きを高めて、お腹の冷えを解消して、腸内の消化の運動を高めることで、腹痛症状と口内炎は楽になります。オススメは朝昼晩の一日3回、梅干しを一粒食べること。

口内炎の口の中にちょっとしみるかもしれませんが、便通がよくなりおへそが温かくなると、症状は楽になります。

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なぜ沖縄の県民投票は「辺野古埋め立ての賛否」のみ問うのか?

沖縄県が2月24日に実施する県民投票は、賛成か反対の2択から、3択方式へ変更されることになりそうです。しかし、辺野古埋め立てについてのみ賛否を問うことの意味自体に疑問を呈するのは、軍事アナリストの小川和久さんです。小川さんはメルマガ『NEWSを疑え!』で、沖縄県民がこれまで確認をしてこなかった2つの根本問題にこそ、しっかりとしたコンセンサスの形成が必要だと訴えています。

それでよいのか沖縄の県民投票

米海兵隊普天間基地の移設問題について、2月24日、辺野古での埋め立ての賛否を問う沖縄県民投票が行われます。県民投票の実施は、玉城デニー沖縄県知事が昨年11月27日に発表したものですが、沖縄県内の自治体から反発が出て、1月20日段階でうるま、沖縄、宜野湾、石垣、宮古島の5市が県民投票を実施しないとしています。

実施しない理由は「賛否2択では民意を問えない」「県民投票の関連予算を支出するつもりはない」などですが、このうちの選択肢について沖縄県は県民投票の選択肢を2択から「どちらとも言えない」を加えた3択に増やすことで理解を得て、実施してほしいとしています。

しかし、です。1996年4月の普天間基地返還合意から当事者として関わり続けてきた私としては、県民投票という民主主義の根幹に関わる住民参加行動が辺野古埋め立ての賛否についてのみ実施され、しかも選択肢が2択とか3択になっていることに違和感を覚えています。

実を言えば、普天間基地移設問題については根本的なところで県民のコンセンサスが確認されていないのです。だから、いくら県民投票をやろうと言っても、上滑りのものに終わるのは目に見えています。結果は、おそらく辺野古埋め立て反対となるのでしょうが、沖縄の人々は米軍基地問題を解決していく前提条件について議論し、コンセンサスを形成しようとしたことがあったのでしょうか。

私は普天間基地返還合意以来、次の2点について沖縄の皆さんに問いかけ、確認を求めてきました。ひとつは、沖縄が米軍基地問題を解決するための選択肢であり、いまひとつは沖縄米軍基地問題の前提となる日本の安全保障上の選択肢、です。

最初の「沖縄が米軍基地問題を解決するための選択肢」としては、理屈のうえでは、1)日本からの分離・独立、2)沖縄が自らグアムなどのような米国領になる、3)日本の中の「沖縄県」としてベストの答案を描き、実現する、というものが考えられます。

むろん、第3の「日本の中の『沖縄県』としてベストの答案を描き、実現する」というものしか、リアリティのある選択肢はありません。1)と2)については、そのリスクの大きさについて大田昌秀元沖縄県知事は私に、「われわれには血を流す勇気がなかった」という言い方をしていました。独立戦争で予想される流血の事態まで覚悟しなければ分離・独立は実現できないものだが、あまりにもリスクが大きいというのです。

ふるさと納税を返礼品でなく返礼「コト」で選んだほうがいい理由

都会と地方の格差や過疎の解消を狙いスタートし11年目を迎えるふるさと納税。おいしいお肉や普段口にしないような高級果物が届くのも嬉しいものですが、最近はトレンドが変わりつつあるようです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、体験型返礼の魅力について解説しています。

ふるさと体験

さて、本日は体験型になってきたアレのお話

みなさん、昨年はちゃんとやりましたか?なにって、

  • ふるさと納税

です。まーーーさかやってない、やったことがないだなんてヒトはいないよね??

そんなまーーーさかチャンのためにざっくり説明しておくと

  • 応援したい自治体に
  • 寄附ができて
  • 税の還付・控除が受けられ
  • 自治体からは返礼品がもらえる

…うん、こんなカンジですね。

結構イイことづくめですよね♪本来「応援」が目的のはずでしたが、「返礼品」ゲットが目的になっており、あまりの加熱ぶりにちょっと抑制されたくらいです。私も返礼品目当てで

  • オレンジ
  • 牛肉

…などなどをいただきました♪

ところが!最近、このふるさと納税のあり方に変化が現れているんです。それが

  • 体験型返礼品…じゃないよね

です。要するにモノがもらえるんじゃなく、その自治体まで来てもらってナニか体験してもらおうってことです。落としてもらえるおカネの額は、その方が多いだろうし自治体を知ってもらえるってことで一石二鳥なんでしょうね。

で、その体験型が実に多彩なんですよ。

  • イルカのトレーナー体験ができる
  • ドローン操縦~
  • プラネタリウム特別投影!
  • 鉄道の車両を運転
  • 包丁作り!
  • 一日市長体験ができる!

なんかすごくないですか!?わくわくしちゃうの、私だけじゃないよね?正直なところ、これはすごく

  • オススメ

です。人生の豊かさは間違いなく体験の豊かさがひとつの指標です。いろいろな体験をしてこそ、世界を広げられ、楽しめるのです。特に

  • 子供にとっては効果が絶大

でしょう。これから育っていく彼らにとって、体験の豊かさが人生や人格をより深く耕してくれるだろうことはマチガイないですから。

お金持ちもインバウンド客も

  • モノよりコト

にシフトしているわけですから、私たちもモノよりコトにシフトしたらイイと思うんですよ。

今年のふるさと納税は是非体験型を狙ってみて。思いもかけない新しい世界が広がるかもしれませんよ。

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なぜ、デキる店員は「客の不満」をわざわざ再現してみせるのか?

顧客から圧倒的支持を得ているお店は、他店と何がどう違うのかを考えた時、「店側がお客様の本当の気持ちを理解しているか否か」であると断言するのは、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で今回、かつて自身が感動したというあるお店の取り組みを例に挙げ、詳しく解説しています。

同じ条件で試す

以前、靴の販売員と営業マンをやっていた頃、あるお店でとても勉強させてもらった、というか、感動したことがありました。

その店は、普通の靴も売っているお店ですが、メインで販売しているのは、足にトラブルを抱えたお客様向けの靴でした。怪我をしてしまって、歩きにくくなってしまったり、何かの病気などで、通常の歩行が困難になってしまったような人たちのための靴を作って、販売しているお店だったのです。

私は、その店の噂を以前から耳にしていて、足にトラブルを抱えたお客様からの人気がすごいということで、営業も兼ねて、お話を聞かせてもらいに行ったのですね。

その店では、お客様の足を正確に計測して、お客様に合わせた靴を作っているとか、いろんな話を聞かせてもらっていました。しかし、話を聞いている最中に、私の目に、あるものが目に留まったのです。それは、妙な形状をしたギプスのような靴でした。大きめのブーツに、何やらいろんなものがくっついています。

それを見て、「靴にしては大きすぎて、まともに歩けそうにないような…?」と疑問に思って、「あれは何ですか?」と聞いてみました。するとそれは、お客様と同じ歩行状況を再現するために作られた靴だったのです。

その店に来店されるお客様は、ほとんどが、足にトラブルを抱えています。だから、そのトラブルを解消するための靴を販売しているわけですが、売っている側はみんな足にトラブルなど無いので、お客様の本当の気持ちがわかりません。そこで、お客様の気持ちを理解するために、あえて、同じような状況でしか歩けないような自作の装具を作っていたのですね。その店でお客様を接客するスタッフたちは、皆その靴を履いて、行動をしてみて、歩きにくいことがどれだけ辛いことなのかを理解するのだそうです。

そりゃ、お客様に選ばれます。私は、純粋にすごいと思うと同時に、お客様に対して、本当に意味では寄り添えていなかったんだろうなと、恥ずかしくなりました。

なぜ質問してこないコンサルタントはすぐに切った方がいいのか?

先日掲載の「すぐに効果の出る対策を教えるコンサルが、相談者の会社を潰す」等で、現役コンサルタントの目線から「信用できないタイプのコンサル」を紹介している中久保浩平さん。今回も自身の無料メルマガ『ビジネス真実践』で、「クライアントに質問をしてこないコンサルがコンサルとは言えない理由」について専門家の立場から解説しています。

質問しないコンサルタント

質問してこないコンサルタントはもはやコンサルタントではありません。それほど質問は、コンサルタントにとって重要なのです。どう重要なのかというと、質問を繰り返していかないことには、クライアントの抱える問題や課題の本質に到達できないからです。つまり、「こんなことで悩んでます」という相談に対して「あっ、それでしたら、こうするといいですよ」というのは上っ面だけをみてアドバイスしているに過ぎず、コンサルタントの仕事ではないということです。

Aという顕在化されている問題に対して、施策を講じ、それをそのまま当てはめて「ハイ、どうぞ」では、またAという問題が起きる可能性が高い。そんな表面的な解決で済ませていては、コンサルタントとはいえないということです。

では、本質に迫っていくための質問とはどういうものか?

例えば、「こんなことで悩んでます」という相談に対して、「どうして?」「なにがきっかけで?」「これまでに同じように悩んだことは?」と、その悩みに対して、深く入っていくことです。

場合によっては、同じような悩みを持っている人達を想定し、その人達にも質問をしていきます。そこから、背景を見出し情報化したものに対して数パターンの仮設を立てます。こうした作業もなしに、これで悩んでいます、という事に対して「ならこれで」では真の解決策など見えてきません。表現が抽象的で恐縮ですが、イメージとして伝われば幸いです。

では、質問はどのようにどう繰り返しどこまで掘り下げていくものか?というような疑問を持つかもいるかも知れません。基本的には、どのようにどうやって、どこまで…というような原則などありません。相談者によって、質も深みも異なるからです。なので、相手の話す仕草表情イントネーションなど察知することも必要です。

よくあるのが、経営者から相談があったとき、少々見栄を張るというもの。以前は、繁盛していて社員もたくさんいたんだけど…といように過去に成功体験をしている経営者に多いパターンです。こうした経営者は、現状の悪化を正直に話してくれないことがあります。よくよく聞くと単なる見栄とか、恥ずかしさというだけだったりすることが多いです。

なので、質問を繰り返していく過程で、相手を同調・尊重しつつ話を掘り下げていくことが重要です。過去の成功体験が呪縛となることで、事実が脚色されて話されては真の原因にたどり着きません。その呪縛を解いてあげるのがコンサルタントに必要な質問力なのです。しかし、呪縛を解いていこうとすると、相手は構えます。

「こんなことを言ったら、経営者として失格ではないか?」
「これをいうと、失敗を認めてしまって信用されないんじゃないか?」

などといったようなことを無意識の中でも感じてしまっているのです。なので、責任は経営者の自分にあることが分かっていても市場や社会情勢、景気、時には社員の責任になどにしてしまうことがあるのです。

売れない店ほど「目先の売上」にこだわり悪循環に陥る納得の理由

お店を経営するからには、やはり「繁盛店」を目指したいもの。そのために注力すべきポイントをアドバイスしてくださるのが、飲食店コンサルタントとして活躍中の中西敏弘さん。中西さんは自身の無料メルマガ『飲食店経営塾』で、「飲食店の来店動機」のタイプをふたつに分け、それぞれのタイプ別の対策を詳しく紹介しています。

目先の売上にこだわる店は、ずっと目先の売上を追いかけることになる!

飲食店の来店動機は、大きく2つに分かれ、「衝動来店型目的来店型」に分けることができる。

衝動来店型は、お客様が、例えば、ランチタイム時に「時間ないし、簡単にすませたいな」とか、「ちょっと小腹がすいたな」という時に、その場所の近くにある飲食店を“衝動的に利用する”タイプの店である。だから、衝動来店型の店舗は、とにかく立地がすべてあり、どれだけ店前通行料の多い場所、もしくは、人が集まる場所(例えば、ショッピングセンター、ショッピングモールなど)に出店することが、経営の大きなポイントになる。

一方、目的来店型はお客様がわざわざ来店する店のタイプであり、そのため、立地的には、いわゆる2等立地、3等立地でも盛業が可能であるが、その分“わざわざ”来店してもらうための「商品力」が経営のキーポイントになってくる。

自店がこの利用動機のどちらになるかを決定し、この動機に合わせた対策を採ることが、「売れる店」になるか、「売れない店」になるかの分かれ目にもなる。どういうことかと言えば、仮に、自店が衝動来店型のタイプの店にも関わらず、商品力を高めても意味がない”ということだ。

一見、飲食店だから、衝動来店型の店でも「商品力」を高めることはいい対策と思われるかもしれないが、売上アップの対策として「商品力」を高めても、絶対に効果は出ない。なぜなら、このタイプのお店にお客様が求めるのは、「スピード安さ」だからだ。もちろん、ある程度の「商品力」も求めるが、それ以上に「スピード」と「安さ」を求められるのだ。だから、このタイプの店は、いかに早く」「安く商品を提供できるかを追求することが、売上を上げるポイントになる。

つまり、利用動機にあった対策というものがあり、このセオリーを間違えると確実に売れないのだ。

入浴だけじゃない!飲んでもカラダにいい温泉「飲泉」のススメ

入浴以外の温泉利用といえば、「温泉卵」や「温泉饅頭」などが思い浮かびますが、元『旅行読売』編集長の飯塚玲児さんがメルマガ『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』で紹介するのは、温泉のお湯を飲む「飲泉」です。泉質によって病気の改善も期待でき、食事もより美味しくなるというさまざまな効用を、注意事項とともに教えてくれます。

「飲泉=温泉を飲んで」健康になる!

温泉は入浴するだけでなく、湯を飲む、つまり“飲泉”をすることで療養効果があることをご存じだろうか?本メルマガ読者の多くにとっては常識なんだろうが、案外一般の旅行客はその効用をご存知でない方が多いようなので、今回は飲泉についてざっくりと解説をしてみたい。

環境省指針(平成26年)では、温泉を飲用する際の適応症(いわゆる効能)の掲示基準を、泉質別に定めている。これは環境省のHPなどでも読むことができる。心地よく温泉に浸かるとともに、湯を飲むことで「糖尿病」や「痛風」、「ドロドロ血」にも改善効果が期待できるとなれば、積極的に実践したいところだ。

ただし、どんな湯でも飲んで良いというものではない。同指針では「温泉飲用の1回の量は一般に100~150ml程度とし、その1日の総量はおよそ200~500mlまでとすること」、「15歳以下の人については、原則的には飲用を避けること」、「飲泉は決められた場所で、源泉を直接引いた新鮮な温泉を飲用すること」など注意事項があるほか、温泉成分ごとの細かな飲用量の規定が定められている。

これは書いているとものすごい分量になってしまうのでかいつまんで解説すると、たとえば高血圧の人が塩分濃度の濃い温泉を大量に飲むと、当然これは体に悪いことになってしまう。こうした飲用の定めに関しては、温泉施設の飲泉場などに掲示されている注意事項を参考にするといい。

また飲泉する場合は、湯口から湧き出したばかりの新鮮で清潔な湯を飲むことも大切。循環ろ過式の温泉などは、湯口からでもけっして飲んではならない。

クセのない単純温泉などでは、温泉で炊いたご飯や、温泉粥を出してくれるところもある。焼酎の温泉水割などを味わうことができる宿も少なくない。

ことほど左様に、いいことづくめのような「飲泉」だが、温泉は“良薬口に苦し”というものが少なくない。苦いだけではなく、渋い、塩からい、鉄臭いなど、総じてそんなにおいしいものではないことの方が多い。僕の大好きな『花山温泉 薬師の湯』の湯なんぞは、おそらく日本一まずい温泉だと思う。

その一方、飲泉によって胃腸が刺激され、その後の食事がいっそうおいしくなるということもある。飲泉は原則として食事の30分程度前にするのが良いとされている(例外もあり)のは、そうした意味もあるだろう。