【動画】看板屋さんの手書き文字が想像以上に「神ワザ」だった!

普段何気なく見ている、看板や地面に書かれた文字。こうした文字が実は手で書かれたものだと知ったら驚きませんか?

そんな、私たちが知らず知らずのうちに目にしていた「手書き文字」を書いている過程が超神ワザだ!とツイッターで話題になっています。

そんな文字の手書き動画をツイートしたのは、大阪府南部の泉州地域で看板屋さんを経営されているという「サインズシュウ」さん(@signsshu)。

手が鈍らないように、毎朝 文字を書く習慣をつける為にTwitterの動画を始めたそうですが、一体どれだけスゴい神ワザぶりなのか、まずは当該ツイートをさっそくご覧ください。

え!! これって手で書かれているの?? こうした文字が手書きだったとは知りませんでした。。。

そんなサインズシュウさん、実はYouTubeチャンネルも開設されていて、数多くの文字手書き動画をアップされています。

これがもう、思わず見とれてしまう神ワザばかり! それでは、その一部をさっそくご覧ください。

これは、、、もう神ワザどころじゃないですね。。。もう何時間見ていても飽きないです。

イラレやフォトショが当たり前の現在、こうした高い技術を持っている方の書かれた文字は本当に魅力的で、多くの人々の心を惹きつけるんだと思います。これらからも応援します!

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by: サインズシュウさんYoutubeチャンネル(shu kanba)

【宮城沖M5.7】地震の前兆をとらえた、3つの地震予測メルマガ

2018年10月26日(金)午前3時36分ごろ、宮城県沖を震源とした深さ40kmマグニチュード5.7の地震が発生しました。岩手県一関市や宮城県石巻市などで震度4を観測したほか、青森県八戸市や福島県南相馬市などで震度3を観測しています。この地震による津波の心配はありませんでしたが、揺れは広範囲に渡っており、遠くは東京都長野県静岡県北海道でも震度1を観測しています。

今回の地震に関する前兆を事前にとらえ、予測情報を配信していたメルマガが3誌あります。それが『最新『WEEKLY 地震予報』』と『週刊MEGA地震予測』、『地震解析ラボの「週間地震予測情報」』です。それぞれ、どのような予測情報を配信していたのか見てみましょう。

熊本地震をとらえた「最新『WEEKLY 地震予報』」の予測は

2016年に発生した熊本地震の前兆を事前に捉えていた民間の地震研究機関「ブレイン」代表の内山義英氏のデータを基に巨大地震の事前予測情報を提供しているメルマガ「最新『WEEKLY 地震予報』」が、この地震の前兆をとらえていました。「最新『WEEKLY 地震予報』」の最新号である10月24日号では、宮城・山形・福島・これらの沖合海域周辺で、10月24日から11月2日の間にM5.0程度の地震が発生すると、地震発生2日前の超短期間で予測し、メルマガにて公表していました。

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村井教授が顧問を務める『週刊MEGA地震予測』のとらえた前兆

全国各地に点在する国土地理院の電子基準点にくわえ、独自に設置した電子観測点からのデータも活用して地震予測を行っている、東京大学名誉教授の村井俊治氏が顧問を務めるJESEA(ジェシア・地震科学探査機構)。毎週水曜日に配信されているメルマガ『週刊MEGA地震予測』では2018年10月24日発行の最新号で、東北・北関東の太平洋岸、奥羽山脈周辺について、震度5以上の地震が発生する可能性が非常に高いとされる「要警戒」地域に指定し10月いっぱいまで警戒するよう、広く呼び掛けていました。

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1週間単位の短い期間で地震発生を予測する『地震解析ラボ』の予測は

1週間単位で「いつ」「どこで」「どのくらいの大きさ」の地震が発生するかを予測することに注力し、日夜、精度向上を目指す「地震解析ラボ」は、国立研究開発法人「防災科学技術研究所」が運用している各種地震観測網データおよび電磁気現象の変動解析により地震を予測。その予測をメルマガ『地震解析ラボの「週間地震予測情報」』として配信しています。その最新号である、2018年10月23日号で、24日から30日にかけて東北地方にマグニチュード5.5規模の地震が発生すると予測し22日に発表、23日にメルマガを配信していました。

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–2018.10.22発表(177) 東北
★ ~最大マグニチュード5.5 ★
2018年10月23日~2018年10月31日
岩手沖から宮城沖にかけて予測を発表しました。

 

いづれのメルマガも、地域とマグニチュード5以上の地震の発生を独自の予測方法で的確にとらえていたことがわかります。最近になって発生回数が増えている日本列島周辺の地震や火山活動。防災グッズの備えや避難場所の確認などに加え、地震予測メルマガによる情報収集をご検討してみてはいかがでしょうか。

image by: 気象庁

 

メルマガ「最新『WEEKLY 地震予報』
『地震』が事前にわかれば、自分と自分の大切な人の命が守れます。最新『WEEKLY 地震予報』は『地震予知』を行い、お知らせするサービスです(毎週水曜日+緊急号外配信あり)。地震に関する研究、大規模地震の前兆現象に関するモニタリングを行い、独自に観測データを解析して地震予測情報を配信しています。

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メルマガ『週刊MEGA地震予測
フジテレビ「Mr.サンデー」「週刊ポスト」など数多くのメディアで取り上げられ、話題沸騰中・東京大学名誉教授村井俊治氏が顧問を務める、JESEAジェシア(地震科学探査機構)のメルマガ。

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メルマガ『地震解析ラボの「週間地震予測情報」
地震予測で大切なことは、できる限り短い期間(1週間単位)で「いつ」「どこで」「どのくらいの大きさ」を予測することです。地震解析ラボはご利用の皆様の生命、財産を守るために日夜、精度向上を目指しています

⇒詳細はこちら

 

西川瑞希「Ray」美容専属モデル卒業! 次なるステップへ

モデルやファッションディレクター、YouTuberなど多彩に活躍中の西川瑞希が、今月発売されるファッション誌「Ray」の12月号をもって、Ray美容専属モデルを卒業することを発表した。

来月11月の誕生日で、モデルを初めてちょうど10年目と節目の年でもあったことから、今回卒業を決たとのこと。

カリスマ的人気を誇った「Popteen」を卒業したあと、元々大好きだった”美容”の分野でのさらなる発信を目指し、「Ray」初の美容専属モデルとして活躍してきた3年間を振り返り、「とことん追求して今でも日々研究を続けているメイクやヘアの分野で、Rayには本当に色々と勉強もさせて頂き感謝の気持ちでいっぱいです!」とコメントした。

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さらに、「ひとりの女性として、モデルとしてまた次のステージにチャレンジして成長しなくちゃいけないなって思っています!」と、次なるステップへの決意を語った。

なお、西川は今後、ビューティー誌「VOCE」のビューティーインフルエンサー“VOCEST!”として活動していくことが決まっている。また自らがディレクターとして参加をしているアパレルブランド「CherieMona」も好調。「大好きな美容、ファッションのお仕事をしたい!」という夢をひとつひとつ実現しながら、また新たな一歩を踏み出す西川に、今後も注目。

<関連サイト>
川口春奈のセクシーショットにファン「まいっちんぐ!!」
http://www.entameplex.com/archives/45966

Gカップ元アイドル、禁断のセクシー女優デビューに密着
http://www.entameplex.com/archives/45945

指原莉乃、TENGAのスゴさを指で体験…手で動きを表現!
http://www.entameplex.com/archives/44420

 

 

記事提供EntamePlex

【動画】トイレのボタン押したらトンデモない所から水が出てきた

和式から洋式へ、そしてタンクありからタンクレスへ。流すレバーからボタン式に。日々トイレも快適に利用できるように進化を続けている。

こちらの動画では、トイレに水を流すべくボタンを押したのだが・・・

 

 

こちらのニュージーランドのとあるトイレでの出来事。

撮影者が人差し指でボタンを押すと・・・

なんとボタンの裏側から水が溢れてきた!!

そこじゃない!そこじゃないよ!!笑

ボタン式ということで流すボタンも本体から離れているので、業者さんも間違えようがないと思うのだが・・・

致命的すぎる配管ミス。夜中に遭遇したら軽いホラー状態だ。

ボタン部分の電気系統は無事だろうか・・・?

早急な修理が求められるところだが、その間便座の中はどうなるのだろう?

ボタンの後ろと便座の中の両方に水が流れているならいいが・・・。

疑問は尽きないが、一刻も早く復旧してほしいものだ。

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(ViralHog)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

ハズキルーペの売上急伸がヒント。「営業代行会社」起業のススメ

家電の営業代行として有名な「ライフマスター」という会社をご存知でしょうか。この会社が営業代行したことで、あの「ハズキルーペ」の売上が急激に伸びたそうです。このような営業代行システムは、他の中小企業にも需要があるとするのは無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』の著者・梅本泰則さん。梅本さんは今後「営業代行」の会社は急成長し、定年後のOBやリストラされたOBの受け皿にもなると力説しています。

ライフマスターに学ぶ新業態

日経MJ10月19日号に、「ライフマスター」の記事が載っていました。社員の平均年齢64歳の「家電の営業代行」会社です。この「ライフマスター」が営業代行をしたことで、あのハズキルーペの売上が急激に伸びたとあります。この記事を読んで、ピンときました。スポーツ用品業界も、こうした会社は作れます。実は、スポーツ用品業界も社員の高齢化が進んでいるのです。私が知っている範囲でも、定年間近の人が大勢います。

定年後は今までとは違った仕事をしたいと考えておられる方もいるでしょう。また、しばらくはのんびりしたいと思っておられるかもしれません。しかし、なかなかそうはうまく行かないものです。一流企業の幹部だった人でさえ、簡単に次の仕事は見つかりません。ようやく見つけた仕事が、駐車場管理や交通整理だったという話もよく聞きます。それが現実なのです。

そればかりではありません。スポーツ用品業界では、リストラが盛んに行われています。決して外資系のメーカーさんだけではありません。国内大手のメーカーさんも人員整理をしています。当然のことながら、整理の対象はベテラン社員です。この人たちは、次の職場を見つけられているのでしょうか。ひと事ながら、心配になってきます。

そんな時、「ライフマスター」のことを知りました。ライフマスターのグループ社員は、家電メーカーや量販店のOBが中心で、150人ほどいます。家電の営業代行だということですから、当然売り込み先は家電店です。こうしたスタイルの会社なら、スポーツ用品業界でもきっと出来ます。

なぜ、人は「こんなの見たことない!」という商品に群がるのか?

毎回様々な繁盛のためのノウハウをわかりやすく紹介する無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』。今回は、著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、常識に囚われない、ユニークな発想がヒット商品を生んだ事例を紹介しています。

■「炙り」の魔術

焼きいなり(寿司)」をご存知でしょうか。白飯をはじめ、混ぜご飯や赤飯などを製造販売する企業が作っている、いなり寿司です。うす揚げを焼いてからご飯を詰めるという、ちょっと変わった作り方をしています。空弁として人気が出て、冷凍品の通販もしています。また、テレビ番組で紹介されたことで、さらに注目が集まっています。

いなりの中身は、「鶏ごぼう」「ちらし」「ホタテ」「金時いも赤飯」「五穀米」の5種類。どれもあまり見たことのないもので、食欲をそそられます。

ただ、中身をアレンジするのは、珍しいことではなく、どちらかというとありがちな発想です。この商品が注目を集めるのは、うす揚げを「焼く」ことにあります。見ためは、いなり寿司を炙っているようにも見えます。

にぎり寿司やチャーシュー、スイーツなどでは、表面を炙る演出&調理法はありますが、いなり寿司では見たことがありません。ここに、珍しさ・意外性があります。「こんなの見たことない」と消費者が感じるものは、興味の対象であり、新しい流行にも成り得るのです。

ならば、さまざまな料理を炙ってみてはどうでしょう。炙りショートケーキ、炙り親子丼、炙りうどん……。チャレンジする価値はあります。

【大崎】ラーメン官僚の想像を優に超えた社食風の一杯【あの小宮】

日本全国に数多あるラーメンの中でもとっておきの一品を食べ歩きながら紹介する、ラーメン官僚かずあっきぃこと田中一明さん。まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、田中さんの記事から本日ご紹介するのは、東京・大崎「らーめん食堂あの小宮」のらーめん半カレー丸南蛮丼セット。今まで12,000杯のラーメンを食べ歩いたラーメン官僚が、想像を優に超えた出来栄えと絶賛する、あの小宮のらーめんのお味とは?

オススメ!【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】らーめん食堂あの小宮

らーめん食堂あの小宮@大崎にて、らーめん半カレー丸南蛮丼セット。

2018年6月28日にオープンした準新店。

ロケーションは、各線大崎駅から5分程度歩いたところにあるビジネスビルの1階。

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ビジネスビルに店があることは事前に把握していたが、てっきりビルは駅前にあるものと思い込んでいた(笑)。

案外、駅から距離があったのね。

さて、こちらの『らーめん食堂あの小宮』は、社員食堂のようなセルフ方式を採用。

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券売機で食券を購入し、購入した食券を厨房に提示。

呼ばれるまで着席しながら待機し、注文の品を受け取りに行くスタイルだ。もちろん、食べ終わった丼等の返却もセルフ。

「らーめん」と「半カレー丸南蛮丼」をセットで注文することに。

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喜多方ラーメンを彷彿とさせるオーソドックスな仕立ての醤油ベースのスープは、うま味の組み立て方が中々巧み。ハンドメイド感が演出された麺も、同店を社員食堂的な位置付けの店舗だと考えた場合、十分オーバースペックだ。

液状油を活用してパンチ力のある風味を出す、タレのうま味をビビッドにし出汁感は程々に抑えるなど、どちらかと言えば手間が掛からないギミックが幾つか見受けられたが、そこは多忙なサラリーマンが主たる客層となることに対応したものだろう。

結果として、その出来映えは、想像を優に超えるものだった。

サイドメニューのカレー丼も、ツボを押さえた味付けとなっており、相応の満足感あり。

レンゲを持つ手を止めることなく、サクッと完食。ごちそうさまでした!

自身が食べて美味かったラーメンのみUPする、田中一明さんの記事をチェックしたい方はこちらでフォロー

DATA

らーめん食堂あの小宮

営業時間 11:00~22:00

住所 東京都品川区西品川1-1-1 大崎ガーデンシティ

定休日 なし

「津波の高さの想定を下げろ」原発事故を招いた東電副社長の一言

2011年3月に発生した福島第一原発事故。あれから7年以上の月日が経っていますが、未だ故郷の土を踏めずにいる人々が多数います。その責任はどこの誰が負うべきなのでしょうか。元全国紙社会部記者の新 恭さんは自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で、事故を巡り東京電力の旧経営陣が訴えられた裁判の内容を詳細に分析し、責任の所在を判断する基準を提示しています。

大津波「長期評価」を歪めた内閣府、対策を怠った東電

福島第一原発事故をめぐる経営者の刑事責任を問う東電裁判で、10月16日の第30回公判から旧経営陣に対する被告人質問がはじまった。

原発の安全対策を担当していたのが、最初に登場した武藤栄元副社長だ。

「想定外だった」と主張し続けてきた東電だが、この裁判のなかで、政府の専門部会による「長期評価」にもとづき、最大15.7メートルの津波が福島の原発を襲う可能性があると、事故の3年前に東電内部で試算されていたことが判明している。

なのに、対策が講じられることはなく、武藤元副社長は「土木学会に検討を依頼せよ」と部下に指示していた。いわば「検討という名の先送りだ。

検察官役の指定弁護士にこの点を問われた武藤氏は「長期評価の信頼性は専門家でも意見がばらつき、報告した担当者から信頼性がないと説明を受けた」と語った。つまり「長期評価を重視しなかったことを明らかにしたわけである。

最大15.7メートルの津波を想定して沖合に防潮堤を建設する場合、数百億円規模の工事費がかかり、工期も4年と見込まれた。

絶対安全ということはありえないが、こういう試算が出た以上、最大限の対策を立てるのが、原子力をあずかる会社の責務であろう。経営陣のソロバン勘定で安全対策がないがしろにされたと疑われても仕方がない。

武藤氏に津波の計算結果を報告した社員の1人は会社の対応について「津波対策を進めていくと思っていたので予想外で力が抜けた」と法廷で証言した。

「長期評価」を重視する社員もいたのに、経営陣はあえて軽んじた。なぜ、その差が生まれるのか。見過ごせないのは、「長期評価に対する政府の姿勢だ。

「長期評価」の信頼度を低める画策が「原発ムラと内閣府の間で進められた形跡がある。

今年5月9日の第11回公判。「長期評価」をまとめた政府の地震調査研究推進本部・長期評価部会の部会長、島崎邦彦氏(東京大学地震研究所教授)が証言した内容は衝撃的だった。

島崎氏の部会は原発事故の9年前(2002年)、「三陸沖北部から房総沖の海溝寄りの領域のどこでも、マグニチュード8.2前後の地震が発生する可能性があり、その確率が今後30年以内に20%程度」という「長期評価」を公表していた。

なぜ元銀行マンは仕事を辞め戸籍まで変えて温泉宿を継いだのか?

後継者難の波は日本が誇る名湯にも押し寄せていました。今回、元『旅行読売』編集長の飯塚玲児さんが自身のメルマガ『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』で紹介しているのは、後継者問題で廃業寸前だった群馬県の沢渡温泉にある老舗温泉宿を、銀行員の職を辞し、赤の他人の養子になってまで継いだ男性のエピソード。何が彼を突き動かしたのでしょうか。

銀行マンを辞めて温泉権の継承に立ち向かった、ある湯宿のご主人のこと

まあ、温泉業界では比較的有名な話だが、銀行マンを辞して赤の他人の養子に入り上州の名湯を引き継いだすごいご主人の話である。ちなみにこれは『旅の手帖』の取材時に聞いてきたことである。こんな話である。

まず群馬県沢渡温泉は、四万温泉とともに「草津の仕上げ湯」と呼ばれたいで湯である。強酸性の草津の湯で荒れた肌を、湯治を終えた後に、この湯で整えて帰るのが往時の習わしだった。いわく「一浴珠の肌」。ナトリウム塩の保湿効果、硫酸イオンの肌の蘇生作用などもあり、よく温まり、肌のしっとり効果、引き締め効果もあるといわれる。

「4年ほど前(取材時)に完全かけ流しにして、湯の肌触りも何もかも驚くほど変わりました。今はお湯に対してクレームをいわれるお客様はいませんね」

と、「まるほん旅館ご主人の福田智さん

福田さんがこの宿の主人となった経緯には、大変なドラマがある。福田さんはもと銀行員で、営業でこの宿に出入りをしていたそうだ。そこに後継者問題でこの宿が閉鎖されると聞いて、どうにか残したいと、担当営業として買い取り手を探した。だが温泉権の問題などで話はまとまらなかったという。親族でないと温泉の権利を引き継げないというのである。正直、この名湯を代表する宿は、その時にはまさしく風前の灯だったと言える。

そして先代が、「仕方がないなぁ。付け火にあっても困るから壊しちゃうべ」と言ったとき、福田さんは「何があろうとこの湯を守らなければ」と思い、ポロリと「オレがやろうかな」とつぶやいたそうだ。

福田さんは先代からも信用されていたこともあり、その後押しもあって話はトントン拍子に進んだ。しかし、最後まで温泉権問題は残った。そして福田さんは、仰天するような考えを思いついたのである。なんと、福田さんは一家全員で先代の養子になったのである。つまり、知らない仲ではないとは言え、家族揃ってまったくの赤の他人の養子になって、そうしてこの宿を、この湯を、引き継いだのである。