思わず納得。シニア世代が「Facebook」を好む、明快な理由

SNS(ソーシャルネットワークサービス)は若者を中心にここ10年ほどで急速に普及し、今では数多くのサービスが登場しています。以前は「若者のモノ」というイメージも強かったSNSですが、最近はシニア世代にも人気です。離れ離れになった友人との再会や同窓会、趣味の共有などに使われているようです。シニア世代で一番人気のSNSはやはり「Facebook」。その人気の理由に思わず納得!シニア世代がSNSに求めるものとは一体何なのでしょうか?

シニアに一番人気のSNSは「Facebook」。理由は文字で語りたいから

シニアに最も利用されているSNS(ソーシャルネットワークサービス)はFacebookという説が定着しています。これを裏付けるデータのひとつに、ソニー生命保険が2013年9月に発表した「シニアの生活意識調査」があります。この調査では、回答した50~70代の26%がFacebookを使っていて、2位のTwitter14.2%を大きく引き離しています。

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仕事の関係で、私も様々なSNSに登録していますが、日常的に利用しているのはやはりFacebook他のTwitterやInstagram、mixiなどはほったらかし状態です。この傾向は、どうも私だけではないようで、60代後半の男性がこんなことを言ってきました。

「私のTwitterをフォローしたとのことですが、ツイッターは付き合いきれないと判断して止めました。まだ私の名前が出てきたとしたら、それは過去のログの残骸です。今後はFacebookのほうをよろしくお願いします」。

では、Facebookがシニア世代に一番人気なのはなぜでしょう。ひとつは、実名と勤務先や出身学校などを登録すること、また、写真で顔が見えることで、安心して利用できると判断していることです。Twitterなどのようにニックネームや匿名でも利用できるSNSは、無責任な発言やフェイクニュースが多いかもしれない、信用できないと敬遠されがち

一般に年齢が高ければ経験も豊富なので、慎重になっていきます。そして、若い世代ほどにはネット環境に馴染んでいないので、個人情報の漏洩とかトラブル情報にばかり目がいってしまう傾向があります。

Facebookも100%安全ではありませんが、よくわからないSNSという仕組みの中では比較的安心と感じているということでしょう。シニア世代にSNSを浸透させるには、安全性への対応と情報の信用度をいかに高めるかが重要です。

SNSに語れる場を求めている

Facebookがシニア世代に人気のある理由はもうひとつあります。シニアにとって「Twitterが付き合いきれない」のは、まず140字という字数制限です。140字では語るにはあまりに不十分(最近は制限を解除したようですが)。充分に語れないことへのフラストレーションがたまります。お手軽すぎる点がかえって不満なのです。

シニア世代はもちろん写真も大切ですが、やはり文字を使って自分の状況や思いを語りたい、知らせたいという思いが強いのです。だから、誰だかわからない匿名やニックネームでの利用は論外です。写真がメインのInstagramも同様です。

また、若いうちは、今日、どこでどうしたということを投稿して、多くの「いいね!」を稼ぐ一過性の評価で満足かもしれませんが、シニアの場合は、記録性を求めます。その事柄とのかかわり、それへの思い、関連する知識や経験(つまり蘊蓄)などを語る一種の自己表現手段として利用している面もあるのです。

それに関連するようなデータがありました。MMD研究所の60~79歳の男女を対象にした「2016年シニアのスマートフォン利用に関する調査」です。

グラフ2

SNSの利用状況に関して、Facebookで最も多かった回答が「近況投稿」、Twitterで最も多かったのは「閲覧のみ」。Twitterでの「近況投稿」はわずか22.2%でした。つまり、表現するならFacebook。そして、シニア世代の文字で語りたい欲求を見たしてくれるSNSは今のところ、Facebookということなのでしょう。

確かに、Facebookのシニア世代の投稿では、文字数が多い傾向があります。自身のブログに誘導する人もいますが、なかには、写真はなしで、延々と近況や思いを語る長文投稿も少なくありません。

そんなものを誰が読むのかと思うかもしれませんが、その人は、どのくらい自分の言いたいことを表現できたかに重きを置いているのであって、読まれるかどうかはそれほど気にしていないかもしれないのです。

また、自分の投稿に一所懸命で、友達の投稿にはほとんど反応しない、つまり「いいね!」もあまりしたことがないという人もいます。自分の「いいね!」の数は気にしても。

先日、「これからは、皆さんの投稿も読むことにしました」という70代後半男性の堂々の投稿を見て、妙に納得したところでした。

位置づけとしては、自分史をネットに公開しているような感覚なのかもしれません。

私、失敗しないので。邪道だけど上手く出汁巻き玉子が作れる裏技

「玉子焼きを綺麗に作れるようになりたい…」。そんなお悩みが、無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』の著者で現役板前のgatugatu佐藤さんのもとに届いたそうです。とは言え、玉子焼きを見栄え良く作るのにはやはり訓練が必要ですよね。しかし、「ズボラ&手抜きのプロ」と自称する佐藤さんは、自ら「邪道」と言いつつも簡単に出汁巻き玉子を作れる方法を紹介しています。

誰でも作れる! 邪道! 出し巻き玉子

gatugatu佐藤です。「手抜きですぐ作って食える出汁巻き玉子」を伝授します。

「玉子焼きを綺麗にできるようになりたいです!」。このようなことをよくメールで頂くのですが……正直にいいますと、玉子焼きを「綺麗に」作るのは簡単ではないです。何度も挑戦が必要。これが出汁がたっぷり入った「出汁巻き玉子」になるとさらに難易度があがります。私も初めは、売り物にならないほどブサイクな出汁巻き玉子しか巻けませんでした。当時のお店ではランチの日替わり定食に必ず出汁巻き玉子が付いていましたので、毎日作るわけです。しかも、1人分ずつ作るととんでもない時間がかかるので、馬鹿でかい出汁巻き玉子を3~4本を作る。で、細かく切って使います。このでかい出汁巻き玉子がまた難しいのです。大きくなるほど重たくなるので、勢いをつけて巻く必要があるのですが勢いをつけ過ぎると今度は、はみ出して落としてしまうのですね。この加減が難しい。で、落としたら終わり。当たり前ですが、グチャグチャで使えません。「コラぁ~! 佐藤!」と言われながら、毎日毎日巻き続けて3か月後くらいに何とか綺麗に巻けるようになったわけです。

これを聞くと、多分あなたは、「やっぱり簡単ではないんだな…」と思うはずです。ですが、実は、私、簡単できる方法を考えついています。私は料理以上にズボラ&手抜きのプロでもあります。この方法は、料理人たちから見ればかなりの「邪道」。「お前に料理を作る資格は無い!」と言われてもおかしくないほどの手抜き技です。しかし、あなたにはすぐに「美味しい出汁巻き玉子や玉子焼きが作れるようになって頂きたい」という思いがあるのでお教えしようと思います。ぶっちゃけていうと方法、やり方などどうでもよくて、完成品が綺麗で美味しければそれでいいと思うのです。私はそういう考え方ももっています。なので、邪道ではありますが、出汁巻き玉子が簡単に綺麗にできる方法を今から公開します。公開しますといっても、すでに公開されている、以前からブログに掲載してある料理です。「作ったよ」と言う場合は、再度挑戦して頂き、知らなかったという場合は、すぐに挑んでみて下さい。本来は菜箸を使うのですがフライ返しを使って簡単にできる方法です。

この方法、以前働いていた店で超! 不器用なアルバイトの男の子に教えたことがあるのですが、できてましたね、簡単に……レシピ再公開です。

レシピ

【材料】
卵(M玉)……3個
出し汁…………60cc
(水60cc、かつお出しの素1つまみ(3本指)
淡口醤油……小さじ1杯(5cc)
サラダ油……10cc

1.出し汁を作ります。

ボウルに氷水を準備しておきます。鍋に水60cc、かつお出しの素1つまみと淡口醤油小さじ1杯を入れて中火にかけます。かつお出しの素が、溶けたらすぐに火を止めます(溶ければOK沸騰させなくていいです)。鍋ごと氷水に入れ冷します(卵と混ぜる際に熱で卵が固まってしまうので冷しておきます)。 

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2.ボウルに卵3個を割り入れ溶きほぐします。

その中に、冷ました「出し汁」を入れます(少しずつ混ぜながら入れて下さい、早く全体に混ざります) 。

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3.玉子焼き用フライパンを強火にかけ30秒後、油10ccを入れます。

フライパンからうっすら煙が見えたら、一度火から離し、煙がおさまるまで少し待ちます。

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4.煙がでなくなったら(約20〜30秒後)、火に戻し、出し汁を入れた卵を流し入れます。

弱火にします。すぐにかき混ぜます、スクランブルエッグを作る要領で卵を固めていきます。

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5.卵が完全に固まる前にフライ返しで、1/3分手前に折りたたみます。

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6.同じ要領で残りも手前に折りたたみます。

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7.フライ返しで形を整え、綺麗な面が上になるようにまな板にのせます。

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8.4等分に切ります。

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9.平皿に盛り、大根おろしを添えて完成です。

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大根おろしに濃口醤油をかけて出し巻きにのせて食べると美味いです! 出し巻き玉子に不足しているビタミン類を大根が補なってくれます!

この出し巻き玉子の「コツ」は、ある程度スクランブルエッグ状態になったら玉子が完全に固まらないうちに素早く巻き込んでしまうことですね。それと仕上げの時、表面を弱火でしっかり固めるときれいにできます!

これで、あなたにも「居酒屋並み」の出し巻き玉子が自分でできるようになります!もちろん、「玉子焼き」にも応用できます。

明日にでも是非挑戦してみて下さい!

「白髪は抜くと増える」説。これは本当なのか?

自分の頭髪に白髪をはじめて発見すると、「歳をとった!」ということをいやでも感じさせられますよね?

見つけるとどうしても抜いてしまいたくなる白髪。

でも、抜くことはいいことなのでしょうか。それとも抜かない方がいいのでしょうか。

今回は白髪について詳しく解説します。

白髪のメカニズムとは

実は、髪の毛はもともと白いものです。

髪の毛が作られる過程でメラニン色素が自然に混ざることで、色がついた状態で生えてきています。

メラニン色素には、黒色メラニンである「ユーメラニン」と、黄色メラニンとも呼ばれる「フェオメラニン」があります。

髪の色は、この2種類の組み合わせで作られています。

ユーメラニンが多ければ黒い髪色に、フェオメラニンが多ければ明るい髪色になります。黒髪である日本人のメラニンは、大部分がユーメラニンです。

メラニン色素は、「メラノサイト」という細胞で作られています。

そして、メラニン色素を作るには、「チロシナーゼ」という酵素が必要です。

チロシナーゼは、加齢などが原因で十分に働かなくなります。

すると、メラニン色素が作られにくくなって、髪に色がつけられなくなり、白髪が発生します。

白髪の原因:日常生活が大きく関係

チロシナーゼが働かない原因を「加齢」とお話ししました。

確かに、歳をとると毛根部のチロシナーゼの量が減って、機能が低下してメラニン色素が作られなくなります。

けれど、中には「若白髪」という人もいますね。

これはつまり、老化以外の原因でメラニン色素がつくられないことがある、ということを意味しています。

それでは、老化以外の原因にはどんなものがあるでしょうか?

一般的に「白髪は遺伝する」といわれています。確かに遺伝要素もないわけではありませんが、遺伝だけが原因となるということではありません。

実際には、さまざまな要因が相互に絡んでいることがほとんどでしょう。

老化や遺伝以外の要因として考えられるのは、生活習慣です。

とくに次のことが関係しています。

食生活

健康な髪のためには、ミネラルやアミノ酸、ビタミンなどが必須です。

偏った食生活、無理なダイエットなどにより、栄養素が体に行きわたらないと、白髪は、年齢に関係なくでてきます。

睡眠不足

不規則な生活で、睡眠不足などが続くと、自律神経のバランスを乱します。すると、新陳代謝や血行が悪くなり、白髪の原因となります。

ストレス

ストレスも自律神経の乱れを起こすので、髪に影響を与えます。

白髪が気になってくると、それがまたストレスとなり、悪循環を起こしてしまいます。

ストレスは、白髪の要因として、最近増えています。

病気や薬

病気や治療薬による副作用でも白髪がでます。たとえば、胃腸疾患や甲状腺疾患などでは、白髪を増やすことがあります。

また、薬の副作用でも白髪になることも少なくありません。

ところで、「白髪は抜くと増える」などといわれますが、それは本当なのでしょうか。

また、抜くことはいいことなのでしょうか。

白髪は抜くと増えるの?

白髪は、メラニン色素の働きが衰えて出てくるものなので、抜いても抜かなくても毛穴からは、白髪が生えてきます。

しかし、白髪を抜くのは、頭皮のトラブルのもとになります。

無理に白髪を抜くと、毛穴周辺の皮膚や毛細血管に傷がつき、頭皮の炎症を起こすことがあります。

毛母細胞(髪をつくりだす働きがある)がダメージを繰り返し受けると、髪の毛そのものが生えてこないことになるので、注意が必要です。

ですから、「抜いても少しもいいことはない」ということですね。

白髪予防にできること

白髪がちらほら気になり始めたら、改善のための対策を考えましょう。

原因のところでもお話ししたように、加齢以外にも白髪の原因はありましたね。

次のことに気をつけましょう。

髪や頭皮の栄養となる食品を摂る

髪や頭皮への栄養が不足して白髪になります。髪の毛の成分は、タンパク質が約80%です。

そのほか、水分が12~13%、脂質が1~8%、ビタミン・ミネラルなどが1%ほどです。これらを摂ることは、白髪予防につながります。

髪の栄養となる栄養素と多く含む食品をあげていきます。
 
・タンパク質
 肉、魚、牛乳、豆類、卵など

・ビタミンE
 ウナギ、アーモンドなど

・ビタミンC
 ブロッコリー、パプリカ、アセロラ、イチゴなど

・ビタミンB2
 レバー、ウナギ

・ビタミンB6
 バナナ

・亜鉛
 牡蠣、ホタテ、豚レバー、納豆、ゴマ、牛肉・豚肉・鶏肉など

・カルシウム
 乳製品、小魚、海藻類、モロヘイヤなど

・銅
 鶏レバー、牡蠣、納豆、アーモンド、甲殻類など

・そのほか
 良質な油、オリーブオイル、エゴマ油など

身体を温めてくれる根菜類、ニンニク、栗、サツマイモなども効果があるといわれています。

また、黒豆、ヒジキ、黒ゴマなど黒色の食べ物もおすすめです。

血行をよくする

冷え性だと、血行不良が起こります。頭部は多くの血管が張り巡らされているので、血行不良の影響を受けやすい場所です。

頭部の毛細血管まで血液が運ばれないと、毛根のまわりで十分な細胞を作り出すことができなくなります。

睡眠を十分にとる

睡眠不足は、自律神経を乱し、血流そのものを低下させます。

また、睡眠不足が慢性的になると、身体が酸素不足になります。

酸素は人間の身体を活発にはたらかせる大切な要素であり、細胞を活発に作り出すためには欠かせないものです。

ストレスをためない

現代はストレス社会といわれるほど、さまざまなストレスであふれています。

ストレスは、自律神経に影響を与え、血管が収縮しやすくなるので血行不良を起こします。

また代謝を低下させ、免疫力を弱くさせてしまい、頭皮自体の健康を保つことが難しい状態になります。

白髪の原因は、何か1つが原因というわけではなく、いろいろな原因が重なってできていると考えらえます。

バランスのよい食生活と規則正しい生活習慣は、健康な髪を作る上での基本です。

ふだんの生活を見直してみましょう。

 

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)

医療監修:株式会社とらうべ

 

<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー

<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

image by: Shutterstock

 

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【永久保存版】日曜日でも呑める、東京の旨い居酒屋は此処だ

日曜日の昼下がりに「どこか渋い居酒屋に一人でふらっと呑みに行きたいなぁ」と思っても、近所の居酒屋はチェーン店以外どこもお休み…。というガッカリした経験をお持ちの下町居酒屋好きも多いのではないでしょうか? そんな呑兵衛のために、無料メルマガ『居酒屋礼賛』の著者で旨い居酒屋に関する著作も多い浜田信郎さんが、「日曜日でも飲める東京の酒場」を紹介しています。都内をふらふら呑み歩いてる居酒屋マニアは必見ですよ。

日曜日に飲める東京の酒場

日曜・祝日定休、なんてお店をよく見かけるので、日曜日にも飲むことができる店がどのくらいあるのかなあと調べてみると、あるはあるは。私が最近行ったことがある店だけを検索してみても、けっこうたくさん見つかりました。

うちの近所に日曜日に営業しているお店が多いのは、過去にも何度か書き込みました。“よじかわ”、“よじあき”などの言葉もできた、阿佐ヶ谷の焼鳥割烹「川名」や、野方のやきとん「秋元屋」、そして都立家政の魚料理と天ぷらの「竹よし」などには、日曜ごとにちょこちょこと出かけています。

その他、阿佐ヶ谷エリアでは居酒屋「丸山」や、おでんの「花泉」、「立呑風太くん」などが、都立家政エリアでは鉄板焼きの「(つるぎ)」や「魚がし寿司」などが日曜も営業中。

野方エリアは、日曜も営業している店が多くて、手打ちうどん酒房「さぬき亭」、和食処「とっとっと」、焼酎バー「くんちゃん」、手打そば「おおひら」、大衆天ぷら「せき家」、大衆食堂「野方食堂」、季節料理の「上州屋」などで、日曜日にも飲むことができます。

以下、地域ごとに、ざっとリストアップします。

【吉祥寺】ラーメン官僚が不勉強を猛省した、吉祥寺の二郎系ラーメン【成蹊前ラーメン】

日本全国に数多あるラーメンの中でもとっておきの一品を食べ歩きながら紹介する、ラーメン官僚かずあっきぃこと田中一明さん。豪華執筆陣による興味深い記事を1本から購入できて読める、まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、田中さんの記事から本日ご紹介するのは、東京・吉祥寺「成蹊前ラーメン」のラーメン。今まで12,000杯のラーメンを食べ歩いたラーメン官僚が、二郎インスパイア系の中でも最上位水準に位置するレベルと絶賛した、成蹊前ラーメンのお味とは?

オススメ!【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】成蹊前ラーメン

成蹊前ラーメン@吉祥寺にて、ラーメン。

『生郎』の後を受け継ぐように、2015年、同地にオープンした二郎インスパイア系店舗。

今回、こちらの前に足を運んだ店舗が、比較的、こちらから近距離に位置していたので思い切って足を運ぶことに。

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初訪問だったこともあり、まずは基本メニューである「ラーメン」をオーダー。

他の二郎インスパイア系店舗と同じく、提供される前に無料トッピングをコールするシステム。

ただ「ヤサイニンニクアブラ」のほか、「トウガラシ」をコールすることができる点が、同店ならでは。

前店舗『生郎』のDNAを強く受け継いでいるのではないかと推測される。

待つこと10分程度でラーメンが登場。

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まずはひと言、これは美味い!! 間違いなく二郎インスパイア系の中でも最上位水準に位置するレベルの高さに、思わず笑みがこぼれる。

味醂由来の甘みとうま味が映えるカエシ推しのスープに、パキッと折れそうなほど硬い太ストレート麺を合わせている。

この味の組み立て方は、個人的な感想に過ぎないが『富士丸』に通ずるものがあるような気がする。

二郎インスパイア系は、しっかりと乳化させたスープを用いる店舗が目立つが、こちらは微乳化タイプ。

下味がしっかりと沁み込んだ豚も、口の中で甘辛い風味が拡がる極上品。

ここまでハイレベルな1杯がいただけるとは思っていなかった。自らの不勉強を猛省するしかない。

自身が食べて美味かったラーメンのみUPする、田中一明さんの記事をチェックしたい方はこちらでフォロー

DATA

成蹊前ラーメン

営業時間 (月~土・祝(木定休))11:30~16:00 17:00~19:00 (日)11:30~17:30

住所 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-4-3

定休日 木曜

なぜ他人の「病気療養」体験談は聞いているとイライラするのか?

友人のお見舞いに行った際、親切心から「自分が入院した時の話」をしたら嫌な顔をされたー。励ますつもりだったのに、一体なぜ? 今回の無料メルマガ『仕事美人のメール作法』ではマナーに詳しい著者の神垣あゆみさんが、その驚くべき理由を明かしています。

病気療養の経験談

病気療養中あるいは療養後の相手に、つい、言ったり書いたりしてしまうことの一つに、「自分の経験談を語る」というのがあります。

最初は、相手の参考になればという親切心から、「自分が入院していた時は……」「私の症状はこうで……」などと体験を語るうち、いつしか、自慢話のようになっていませんか

入院する先も対応も自分の時と同じということはなく、また、病状や治療方法、回復の仕方も人によって異なるため、相手の参考になるとは限りません

「自分はこうだったから、あなたの場合もこういではないか」といった安易な判断や決めつけも控えましょう。結局、押し付けになってしまえば相手に負担をかけるだけです。

良かれと思って自分の経験談をあれこれ伝えても、相手にとっては余計な情報ということもあり、却って相手を不安にしたり迷わせたりすることになりかねません。

病気療養の経験談は、相手に尋ねられたらすればよいことで、その際も、事実だけを述べ憶測や誇張私情を必要以上に盛り込まないことです。

私自身、おせっかいな性質から、相手から聞かれもしないのにこうしたことを言ったり書いたりしてしまいがちで、自戒を込めて、気をつけなければと思っています。

【書評】上階で殺人&水漏れ…本当にあった怖いマンション事件簿

「事実は小説よりも奇なり」などという言葉がありますが、まさにそれを地で行くよう書籍が話題になっています。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』の編集長・柴田忠男さんが紹介しているのは、ちょっと信じがたい実体験が綴られた1冊です。

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実録 水漏れマンション殺人事件
久川涼子・著 新潮社

久川涼子『実録水漏れマンション殺人事件』を読んだ。マンション居住者はぜひ読むべき本、かもしれない。あまりな出来事の始まりから終わりまで、しっかりレポートされていて、じつに読ませる内容であった。しかも法律の勉強になる。こんな理不尽な目に遭った著者には気の毒だが興味津々である。

  • 落水→殺人→巨額の工事費→業者の水増し請求→保険金出し渋り→傷アリ物件の処理→賠償裁判→法律の壁

という流れで、ものすごくリアル。著者が著述業だったからできたレポートである。普通の人なら、パニックの連続でとても記録も記憶もできないだろう。著者はこの難局をじっくり観察し記録する。

それなのにエンターテインメント。「『災難はいつ誰に起きるか分からない』といわれますが、実際に起きちゃったんです。しかも弩級のが。それはもうマンション被害の宝庫、あるいは吹きだまり」なんて帯にあるが、さすが気丈な著者も号泣が止まらない夜があった。とにかく問題な業者がゾロゾロと。

なぜ高級住宅街が空き家になり、都心のタワマンに人が集まるのか?

これまで「田園調布に忍び寄るゴーストタウン危機。セレブ住宅街の辛い現実」「ゴーストタウン化する大都市郊外。かつて憧れの高級住宅街の末路」と2回に渡り、我が国を襲う深刻な空き家問題について記されてきた無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』の著者・廣田信子さん。今回の記事では、住宅供給数のコントロールをしてこなかった政府を批判するとともに、今後日本の空き家問題がどう展開していくかについて考察しています。

住まいに関する価値観も常に変化している

こんにちは! 廣田信子です。

我が国の都市計画は都市の成長や住宅数のコントロールとは無関係につくられます。

もともと戦争でたくさんの人が亡くなり、戦後のベビーブームで急激に人口が増加したことによって、日本の人口ピラミッドは、いびつな形にならざるを得ませんでした。

団塊の時代、団塊ジュニアの時代が、家を持つ時期、急激に住宅の需要が増える、そのピーク時に合わせて住宅を供給していると、どうしても、住宅は過剰供給になってしまいます。しかも、供給側は、常に住宅を一次購入する家族の平均パターン夫婦に子供が2人の4人家族をモデルにしてきました。

そして、「ゴーストタウン化する大都市郊外。かつて憧れの高級住宅街の末路」の通り、30年~40年前は、専業主婦が家にいることが前提の住宅が多数供給されています。

また、当時はまだいずれは高齢の親を自宅に引き取って面倒を見るというのもごく普通の社会通念で、そのときに使える和室が1階にある住宅も平均モデルでした。

その後、家族の形態が大きく変化し、1950年代に、一世帯当たりの員数は5人でしたが、1961年には4人を切り、1992年にはとうとう3人を切り、2015年には2.49人と2.5人を切っています。

高齢者は転倒しやすい。現役医師が明かす転倒予防対策のジレンマ

高齢者を悩ます問題のひとつに「転倒事故」があります。医療の現場ではこれを防ぐため、高齢入院患者の動きを抑制する措置がしばしば取られているといいます。しかし、メルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』の著者で現役医師の徳田先生は、それがさらなる筋力の低下を招き転倒・骨折のリスクを高めるとしています。徳田先生は「むしろ、よく動くようにすることが転倒の予防になる」とした上で、その具体的な方法を記しています。

安静の弊害

立ったり歩いたりする高齢者では転倒という現象をみることがあります。転倒すると大腿骨の骨折などのリスクもあります。でも、だからといって転倒を予防するために立ったり歩いたりすることを高齢者に対して止めさせるとどうなるでしょうか。

高齢者での転倒を予防するために動かないようにさせるのは本末転倒です。転倒の原因はむしろ筋力とバランス能力の低下です。筋肉とバランスはよく動くことによってその能力は維持されます。普段から歩いたり、階段を登ったり、階段を降りたりしている人は転倒のリスクが低いのです。

聖路加国際病院の日野原重明先生は以前から安静の弊害を説いています。病気で数日間ベッド上に安静になるだけで筋肉量は低下します。筋肉量が低下すると、当然筋力も低下します。また骨のカルシウム分も少なくなります。カルシウム分が少なくなると骨折のリスクが高くなります。軽い衝撃でも骨折することがあります。

私が聖路加国際病院に勤務していた当時、日野原先生のアイデアで、入院患者さんのベッドを片付け、入院患者さんの入院着を普段着に着替えていただくという介入研究をやろうとしたことがありました。この研究は先進的なアイデアによるものでしたが、理解されずに実現されませんでした。今振り返って考えてみると、日野原先生の先見の明は凄いものだったと思います。

「サイバーテロで人が死ぬ」ということを理解できない日本の惨状

5月に世界中を騒がせた「大規模サイバーアタック」。アメリカの情報セキュリティー会社「シマンテック」は、北朝鮮のハッカー集団が関わっているとの見方を示しました。今回の無料メルマガ『マスコミでは言えないこと』では、著者で月刊正論「ネットバスターズ」を連載中のITジャーナリスト宮脇睦(みやわき・あつし)さんが、ネット犯罪を防ぐことの重要性と、サイバーアタックに対して具体的な対策をとらない日本の現状に苦言を呈しています。

北朝鮮の関与が疑われるサイバーアタック。規制の声が挙がらぬ理由

世界規模でのサイバーアタックに大騒ぎ。そもそもウィルスは米国が開発していたもので、ハッキングにより盗まれ、売りに出されていたものの、買い手が付かず、ならば使ってしまえと。いうなれば開発したバイオ兵器が盗まれ、売りに出され、買い手が付かずにやけになり拡散されたバイオハザード。

米国がウィルスを開発していたということ。まぁ、いまさら何いっているんだという話しですが、国家がそれをして、しかも技術開発的なオープンさではなく、隠し持っていた、つまりは人知れずという目的があったということで、なぜ人知れずなのかといえば、いつかは使う、あるいは既に使っていた、ということです。

実際には2010年にスタクスネット(Stuxnet)と呼ばれるワームが実戦投入され、イランの核開発施設を破壊しています。ちなみにワームをウィキペディアでひくと

ワームとは、独立したプログラムであり、自身を複製して他のシステムに拡散する性質を持ったマルウェアである。

宿主となるファイルを必要としない点で、狭義のコンピュータウイルスとは区別される。

とあり、イメージとしてはワームがミミズで、ウィルスがサナダムシといったところでしょうか。

いずれにせよ、国家を上げてサイバー空間における武器やトラップを米国は開発しているという証拠が明らかになったと、本件を理解することができます。

そして、ネット空間における「バイオ兵器」と同じものを、今後、世界がどう取り扱うかを議論すべき好機なのですが、その気配がないところが、実にリアルで不気味な外交の現実を垣間見ることができる、という話し。