グーグル先生に聞かない。唯一絶対の答えを探す子が陥る完璧主義

あらゆる分野において「多様性」が求められる現代社会ですが、その流れとは逆方向とも言える、「全ての問題に対してひとつの答えを求める」という傾向を持つ人が増えているようです。そんな風潮に否定的な意見を記すのは、無料メルマガ『起業教育のススメ~子供たちに起業スピリッツを!』著者の石丸智信さん。石丸さんは今回の記事中である二人の著名人の言葉を引きながら、違いやあいまいさなどを持ち続ける大切さを論じています。

安易に答えを探し求めていないだろうか

何らかの問題を解こうとしたり、解決しようとした時に、自分で考えることなく、すぐに答えを求めてしまったり、その正解と思えるものに飛びついてしまったり、そういった経験はありませんか。私自身も、正解だと思う答えを追い求めてしまった経験があります。

本号では、「正解」に関する言葉を参照しながら考察していきたいと思います。

まず、「正解」に関する言葉として、以下の言葉があります。

プロセスが違えば、正解だって変わる。正解も自分でつくりだすものなのだ。

この言葉は、西武やダイエーなどの各プロ野球球団で投手として活躍し、現在は、福岡ソフトバンクホークスの監督である工藤公康氏の言葉と言われています。

人生でぶつかる問題に、そもそも正解なんてない。とりあえずの答えがあるだけです。

この言葉は、書籍『バカの壁の著者である養老孟司氏の言葉です。

この2つの言葉からも、正解が1つではないこと、そして、自分自身で答えを創り出すことができることを教えてくれていると思います。

幼少の頃、こんな経験をしたことはないでしょうか。

私は、小学生の頃、算数などのドリルを解いていて、答えがわからなかった時には、答えが書いてあるページをすぐに見て、その答えを書いて、理解した気分になっていたことがあります。みなさんは、このような経験はありませんか?

情報化が進んでいる現在では、何らかの問題や、分からないことなどがあると、すぐにインターネットなどを利用して、ひとつの絶対的な答えを求めてしまいがちになっていないでしょうか。

問題の解き方や解決に向けての過程を理解したり、創造するよりも、その問題などに対する既にある答え、正解をすぐに求めることを重視することが習慣化してしまうと、まわりの人たちから答えを教えてほしいという姿勢になってしまうのではないでしょうか。

解き方やプロセスを理解することが大切だと思っていても、例えば、学校などでは、テストの点数は正解の数によって決まりますし、それによって評価もされますから、すぐに答えを求めることが習慣化してしまうのは、仕方がない部分もありますね。

しかし、安易に正解を探し求めてしまうなど、結果をすぐに求めてしまったり、飛びついたりする傾向が強くなると、物事がうまく進まなくなってしまう時などに、「もっとプロセス過程を見て欲しいと自分を擁護するようになってしまうように思います。

行き過ぎた「円安誘導」を止めよ。もはや輸出依存国ではない日本

これまで長きに渡り「貿易立国」として歩んできた我が国ですが、その産業構造に大きな変化が見られているようです。「日本は輸出経済依存国から海外投資の配当金依存国になってきた」とするのは、メルマガ『国際戦略コラム有料版』著者の津田慶治さん。津田さんは今回の記事中、構造が変わった日本にとっては円高の方が有利であり、日銀等による円安誘導については「必要なし」としています。

NY株価最高値で利下げ?

6月18、19日のFOMC後のパウエル議長は、年内の利下げを容認とも取れる発言があり、S&P500指数は最高値になりNYダウも最高値近くになっている。今後の検討しよう。

日米株価

NYダウは、2018年10月3日26,951ドルで過去最高株価であるが、12月26日21,712ドルと暴落したが、その後は上昇して4月23日26,695ドルになったが、米中貿易戦争激化とメキシコ移民問題が出て6月3日24,680ドルまで下げた。しかし、FRBの今年利下げ容認で6月21日26,719ドルまで戻し6月20日S&P500指数は最高値になった。

日経平均株価も、同様に2018年10月2日24,448円になり、12月26日18,948円と暴落し、4月24日22,362円に上昇したが、対中対墨貿易移民戦争激化で6月4日20,289円まで下落。しかし、米国で今年利下げ観測で6月20日21,462円と上昇。しかし、一時1ドル=107円5銭と円高のために6月21日は21,258円と下落が、出来高は2.7兆円まで回復した。

10年米国債の金利が2%になり、普通、株価と金利水準は相関があるのに、逆相関になり異常な状態になっている。株価が高いと、利上げで金利は高くして、景気が悪いと利下げで金利を下げ、株価も低いことになるはず。それが金利は低く、株価は高いとなり、相関が崩れておかしい状態になっている。

逆イールドにもなって、短期金利を下げる必要になっているというが、景気が悪いからではなく、株価が最高値にあるのに、逆イールドになっている。米国の金融経済はハチャメチャな状態になっている。

株価が高いのに、景気が良くないとFRBは、利下げするというのも、おかしいことである。景気と株価の相関も崩れたことになっている。普通、株価が高いとバブル形成を抑えるために、利上げする方がよいと思えるのに、利下げを容認するとパウエル議長は言っている。中央銀行バブルもここに極まったように感じる。

FRB委員の展望チャートでは、8人が据え置き、1人が利上げ、8人が利下げとなっている。市場は7月利上げ100%である。FRBは微妙なバランスを取っている。

株価が高いのに利下げをトランプ大統領は強制するが、それは、まともな金融政策ではなく金融政策によるバブル形成を意味している。そのバブルが崩壊したら、その衝撃は非常に大きくなると、心配する。あと何年、いや何か月、バブル景気はもつのであろうか?

そして、ECBもドラギ総裁も利下げの方を示唆したことで、利上げに向かっていた中央銀行は、再度、金融緩和の方向に転換したことになる。中央銀行バブルが世界的になってきたようである。

しかし、日本は、米国と欧州金利の下げ観測でドル・ユーロで円高に振れて、株高にならず日本のバブル形成は促進しないのが、せめての救いである。その上に消費税UPを行えば、株価が高騰することはないので、バブル形成を起こさなくて済むことになる。

そして、景気動向が下向きになり、企業の内部留保した資金を投資にも回せずに、とうとう、その資金で自社株買いをおこない始めた。このため、日経平均株価も大きな下落がない

むしろ必要ない。いじめを隠蔽し放置する教育委員会の存在意義

日本各地で続々と明るみになる、教育委員会によるいじめの隠蔽や放置。本来子供たちを守るために存在するべき教育委が、自らの保身に走り機能不全となっているのなら、その存在意義はもはや無に等しいと言っても過言ではありません。これまで数々いじめメ問題を解決してきた現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんは今回のメルマガ『伝説の探偵』で、多くの教育委が抱える問題を白日の下に晒すとともに、今こそ保護者や地域住民が彼らを「本来の機能を満たす組織」にすることが必要との見方を示しています。

 

教育委員会不要論が再発

大阪市吹田市いじめ放置事件では、被害保護者による学校への不信感や教育委員会とは一体なんなのかというコメントが発表された。第三者委員会の報告書においても、教育委員会の対応について厳しい指摘があった。

埼玉県川口市いじめ多重重大事件においては、訴訟となっているが、川口市教育委員会は提出するべき資料などを提出しなかったり、裁判所との約束をも守らないことで問題になっている。

山梨県北杜市の教育委員会は第三者委員会を黒塗りで被害側に合意を得ようとするなど、その対応が問題となっていた。

今やいじめの被害者の多くは教育委員会への不信感そもそもの存在としての意味すら疑いたくなるような事態となっている。

教育委員会とレイマンコントロール

では、そもそも教育委員会とは何か。

教育委員会とは、教育の政治的中立性や地域住民の意向の反映子供たちの安全や教育の持続継続性というのが名目になっている。

委員会は知事や市区町村長に任命され議会で承認された教育委員と教育長で構成され、その下に事務局として教育委員会の職員がいる。

この構成は、「レイマンコントロール」と言い、専門的な行政官の上に、専門外の住民がいて指揮監督しているということになるが、これは主に教育の政治的中立性や地域住民の意向の反映を目的としているというのが建前だ。

もちろん、こうした機能が有効に動いている教育委員会もあるだろう。しかし、前述の教育委員会のように、いじめを隠蔽したり放置したり封建的で強制的な権限を行使してしまう問題も発生している。

例えば、教育長の任命は知事や市町村長が行うが、よほどの問題がない限りは議会が反対をすることはないであろう。ほとんどは議会承認は通過儀礼のようなもので、市民が望むような何か特別なチェック機能が存在しているわけではない。そして、教育長の多くは教育委員会の関係者なのであり、教育委員も元教員などレインマンコントロールの考えとは程遠いのである。

教育委員は一般住民であっても、毎日勤務するわけではなく、必要な折に会議に出る程度であり、日常的な業務や発生した問題の資料は事務局が担当する。

つまりは、事務局が意図的に資料を作れば、教育委員は意図的な資料から物事を判断せざるを得ない

これでは、責任の所在もわからず、ましてやレインマンコントロールの理念は実現されることはないであろう。

政治や制度が何かに担保したいのはわかるが、形骸化した仕組みは不正と横暴な権力の道具になりやすいのであり、特にいじめや不登校などの問題に対応するにはこの制度では現実問題に沿わないものになってしまっている。

アリバイ作り?玉城知事「トークキャラバン」が報道されない理由

沖縄の米軍基地問題の議論を深めてもらおうと全国を巡る沖縄県の「トークキャラバン」が6月11日にスタートしましたが、新聞各紙がこぞって報じる、ということにはなりませんでした。これを問題視するのは、メルマガ『NEWSを疑え!』の著者で軍事アナリストの小川和久さんです。小川さんは、キャラバン初日の8日前になって登壇を打診されたそうで、その準備のお粗末さを指摘。これでは、全国行脚は沖縄県民向けの「アリバイ工作」との印象を与えると厳しく指摘しています。

沖縄県の「トークキャラバン」

気になってならないので、ここに書いておきたいと思います。沖縄県の玉城デニー知事が始めた「トークキャラバン」のことです。

「『沖縄の民意』を踏まえて米軍基地問題の議論を深めてもらおうと、沖縄県の玉城デニー知事が11日、全国を巡る『トークキャラバン』をスタートさせた。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐっては、2月の県民投票で『反対』が7割以上を占めたが、政府は埋め立て工事を強行している。本土の世論を喚起することで、局面の打開を図りたい考えだ。

初日となった11日は、東京都内で安全保障の専門家らを交え、『沖縄の声を聞き、皆で考えてみませんか?』などと題したシンポジウムを開催した。米国でロビー活動を実践するシンクタンク『新外交イニシアティブ』が事務局を担う。来春にかけて、各地の都市部を中心に講演やシンポジウムを開いていく予定だ。(後略)」(12日付朝日新聞)

これが全国紙で最も大きな扱いです。読売新聞には出ていませんでした。あとは東京新聞と沖縄の2紙、そして共同通信の配信記事を載せた地方紙などが伝えていただけです。 この「トークキャラバン」のシンポジウムには次の皆さんが顔を揃えました。

基調講演

  • 玉城デニー氏(沖縄県知事)
  • グレゴリー・カラツキー氏(米シンクタンク「憂慮する科学者同盟(UCS)」上級アナリスト)
  • 前泊博盛氏(沖縄国際大学・大学院教授/元琉球新報論説委員長)
  • 半田滋氏(東京新聞論説委員兼編集委員)
  • 元山仁士郎氏(県民投票条例制定請求者)

司会・コーディネーター

  • 猿田佐世氏(新外交イニシアティブ(ND)代表/弁護士(日本・ニューヨーク州))

先の朝日新聞の記事では、「安全保障の専門家らを交え」と書いてあるにもかかわらず、安全保障問題についてのパネリストの発言はまったく紹介されず、県民投票条例制定請求者の元山さんのコメントだけが載っていました。

実は、私のところにも登壇してほしいと打診があったのですが、わずか8日前のこと。日程の関係で出席することができず、お断りしました。

しかし、アメリカからの登壇者などは、かなり前から声をかけておかなければ、来日は無理だったでしょう。そんな準備をしておきながら、直前になって私に声をかけるというのは、上記の皆さんではインパクトがないと考えたからでしょうか、あるいは、辺野古案に反対している私を登壇させて、「小川でさえ反対している」とアピールしたかったのかも知れません。

五木寛之が悟った折り返し点を過ぎた人生を楽しむ「下山の思想」

人の一生は、厳しい上り坂が続く登山に例えられることが多々あります。しかし、気力体力のピークを超えた後の「人生の下り坂」にこそ登りの時には味わえない喜びがあるとするのは、直木賞作家の五木寛之さん。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、五木さんと鎌倉円覚寺管長の横田南嶺さんの対談を通して、「下山の思想」を紹介しています。

下りの人生にも味わいがある──人生を豊かにする「下山の思想」

数々のベストセラーを世に送り出してきた作家・五木寛之さん。禅の一道を歩み、鎌倉円覚寺管長を務める横田南嶺さん

弊誌連載でお馴染みのお2人が語り合う、人生100年時代に必要な「下山の思想」とは??


横田 「五木さんを前に申し上げるのもなんですが、私もこの頃は、人生の下り坂に差しかかったことを実感することがあるんです」

五木 「えっ、全然そういうふうには見えませんけれども(笑)。失礼ですが、横田さんはいまおいくつなんですか」

横田 「今年54になります」

五木 「うーん、まさに人生の盛りじゃありませんか(笑)」

横田 「とはいえ、道元禅師は53で亡くなっていますからね。

私はその道元禅師の、坐禅は安楽の法門であるという教えを拠り所に、これまで一所懸命坐禅に取り組んでまいりましたし、いまも20代の修行僧たちと一緒に坐っています。けれどもこの頃は、結構くたびれることもあるようになりました。

1週間ほぼ寝ずに坐禅だけをする時もあるんですが、後でガタガタッと体が弱って寝込んでしまったり、だんだん若い人たちについていけなくなりつつあるのを痛感するんです。

これではいけないと思いましてね。いろいろと試行錯誤をして、去年から今年にかけて自分の坐禅を180度変えたんです」

五木 「ほう、どのように変えられたのでしょう」

横田 「これまでは意志の力で坐禅をしていました。腰をしっかり立てたり、吐く息を長くしたり、精神を丹田に集中させたり、いろんなことを意識しながらやってきたんです。けれども、そういう意識的にやっていたことを全部やめてみました

そうやって全部手放してただ坐っていると、心の内から喜びが湧き上がってきたのです。それまで奥歯を噛み締めて、鬼の形相で坐禅をしてきましたが、ニコニコと微笑みがこみ上げてきました。私はそこで、すべてを手放して微笑みながら坐る坐禅というのもあるのではないかと発見しました」

五木 「それはまさに自然法爾ということですね。法爾というのは、楽しみであり、喜びであると思うんです」

横田 「ですから、泰道先生には『精いっぱい生きよう』と言われましたけれども、その「精いっぱい」に、「楽しんで喜んで」が加わるような心境になってまいりました。そして、人生の下りには下りの景色の味わいがあるのではないかと思い始めたところです」

五木 「私は昔から『下山の思想』ということを盛んに言ってきたんですけど、山を登っていく時の姿勢と、下りていく時の姿勢では重心のかけ方も違いますし、見ている世界も違いますよね。

必死で登坂している時は頂上を見ているだけで、他のことは考えられませんけれども、下山は一歩一歩踏みしめながら、優雅に下っていける。昔のことに思いを馳せることもできるし、遠くを眺めて、あぁ町がある、村がある、海が美しいって感動しながら下りていくこともできる。下山には、登りの時には味わえないそういう喜びもあるんです」

横田 「今後は、そういうところにもっと注目していく必要がありますね」

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私は母として子どもに認められてない。義母に嫉妬する母親の苦悩

「もともと子供があまり好きではなく、仕事のほうが楽しかった。出産後すぐに復職したが、娘は自分よりも預け先の義母に懐き、そんな状況に違和感を覚えている」ー。無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』著者のパピーいしがみさんの元に、読者からそんな悩みが寄せられました。義母との関わり、娘との接し方…、パピーさんはどのようなアドバイスを送ったのでしょうか。

義母への嫉妬

こんばんは。パピーいしがみです。今日のメルマガのタイトルは「義母への嫉妬」とさせて頂きました。ご紹介させて頂くのはルルさんです。ルルさんからは、こんなご相談を頂いていました。

始めまして、2歳の娘を育てるルルと申します。私がご相談したい内容は、義母に対する嫉妬。そして子供に認めてもらえない私は、これからどうしたらよいか?です。

 

私は出産後約半年で育児休暇を切り上げて復職しました。もともとあまり子供が好きではなく、仕事で評価されることの方が楽しくて、子育てで仕事を休む事に抵抗がありました。

 

「早く仕事に復帰したい」、そんな気持ちを主人に話をしたら、主人のお母さんが「ちょうど定年になるから預かってあげる」と言ってくださり、渡りに船だと思って、生後半年の娘を義母に預け、出社する日々を続けています。

 

義母は若い頃、保育園の先生をやっていた方で、主人が生まれた時に退職し、2つ下の妹が幼稚園を卒業するまで専業主婦でした。子ども扱いがとても上手で、娘を預かってもらう時にも「又、赤ちゃんと触れ合えるなんて嬉しい♪」と言ってくれました。育児よりも仕事の方が楽しかった私にとっては、願ったり叶ったりで、有り難くお願いして、1年数か月が過ぎたところです。

 

ですが、娘が1歳になるぐらいから違和感を感じる様になりました。義母が「ほら~、ママが迎えに来てくれたよ」と言っても嫌がって泣いて、義母から離れようとしません。私は「お婆ちゃんの家では甘やかしてもらえるから、帰りたくないのも当然だよね…」とその時はあまり深刻には考えていなかったのですが、ある時、早く帰れる時があり、こっそり遊んでいる様子を見ようと庭の方からリビングを見てみた時、そこにはニコニコしながら義母と義父に遊んでもらっている娘の姿がありました。その姿は、家にいる時の娘とは全くの別人でした。「家ではみせた事がない屈託のない笑顔」「声を上げて楽しそうにはしゃぐ姿」「こんなに違うのはなぜ?」と心配になった瞬間でした。

 

そんな心配を持ちつつ、いつものように義母に娘を預けて出社する時、娘が義母を見るなり「だっこだっこ」と甘え、義母は優しい笑顔でそれを受け入れました。抱っこされてニコニコしながら、私を振り返る事もなく義母宅のリビングに消えていき、1人玄関に取り残された自分に強い孤独を感じて「私は娘にとってどういう存在なのだろう?」と、とても悲しくなると共に強い喪失感に襲われました。

 

家にいる時の娘は、とても大人しく、声を上げる事もありませんし、ワガママも言いません。「だっこ」とせがむ事もあまりありません。ですが義母宅の娘は、別人のように、子供らしく甘え、駄々をこね、でもイキイキしているのです。

 

その時私は、子供を生めば母親になれると思っていたけど、大事な事をないがしろにしていたのではないだろうか?と、とても不安になり、ネットでいろいろ探してパピーさんにたどり着き。「自分が母として娘に認めて貰えていない」という事が分かったのです。

 

娘が生まれて半年間。私は義務感で育児をしてきました。もちろん虐待などはしませんが「あ~、泣いてる、しょうがないオムツ変えなきゃ」という感じでした。その頃は、「親はなくとも子は育つ」という思いでしたし、必要な教育やしつけは、もっと大きくなってから。できるだけ手がかからず静かで大人しい子を望んでいました。今、思うと、私は娘にとって、とても冷たく、無表情で、一緒に居ても楽しくなかったと思います。

 

それに対して、義母はとても表情が豊かで、娘に向ける笑顔がとても穏やかで優しく、しゃべれない娘に対しても、何かと声を掛け、娘の反応に喜んでくれていました。私はそんな義母と娘を見て「私と一緒にいるより娘はずっと楽しいだろう。お義母さんが見てくれることになって良かった♪」と安堵していました。

 

ところが、いつまでたっても我が家で過ごす娘の姿が変わって行きません。娘が私に見せる顔よりも、義母に見せる顔の方がずっとにこやかで、安心しているように見えます。そして私よりずっと素直に義母に甘えるのです。休日も、私がいるのに「ばあばのお家に行かないの」と何度も聞いて来たり、「ばあばに会いたい」と言ってメソメソしたりします。

 

自分が望んだこととは言え、今になって、わずか生後半年で義母に預けたことをとても後悔していますし、どうしたら娘の気持ちを取り戻すことができるのか、悩んでいます。この頃は「私は子供に必要とされていない母親なんだ!」と、強い無力感を感じており、子供にとって母親である私よりも信頼されている義母に嫉妬をしてしまっています。

 

勉強を始めてから、子供が自分よりも義母に信頼を寄せているのは、娘をないがしろにしていた自分のせいだったと分かって、とてもショックでしたが、なんとかこの関係性を改善して行きたいと思っています。

 

今、できるだけ子供に笑顔を向けるようにしたり、楽しく過ごそうとするのですが、到底義母には叶いません。どのようにすれば娘から「お母さん」として認められるでしょうか?信頼を得る事ができるのでしょうか?厳しいお返事でも結構ですので、教えて頂きたいです。よろしくお願いします。

兼業を不許可にしたら社員が「違法だ」と起こした裁判。結末は?

国も推進する「兼業」がブームになりつつあるようですが、兼業許可を通さず社員と揉める企業もあるようです。今回の無料メルマガ『「黒い会社を白くする!」ゼッピン労務管理』では著者で特定社会保険労務士の小林一石さんが、会社側に兼業を許可されなかった社員が起こした裁判の結果と、今後企業が気を配るべき事柄を記しています。

兼業を不許可にされたことで損害賠償は認められるのか

兼業がブームです。ツイッター上では「兼業を認めるのは長時間労働を増やすだけ。それよりも賃金あげろ!」などというつぶやきも話題になりましたが私は基本、兼業には賛成です。いろいろな会社で実務経験をすることは自分の成長にもつながると思うからです。会社勤めをしていた頃もいろいろな会社を兼務したいと思っていましたし(実現はしませんでしたが)、実際にしている人に対して憧れもありました。

ただ、この兼業は管理する側(会社もしくは担当者)にとっては非常に悩ましい問題でもあります。

それについて裁判があります。

ある運輸会社で、社員が別の会社でのアルバイトの許可申請を提出しました(この会社では兼業は許可制でした)。すると、会社側が不許可としたためこの社員が「不許可にするのは違法だ!」として、会社を訴えたのです。

では、この裁判はどうなったのか?

以前ですと「兼業・副業は禁止すると就業規則に明記し認めない会社が大半でした。逆に社員の方も「いかにばれないようにアルバイトをするか?」ということを工夫(?)してこっそりと行うことが多かったでしょう。

それが現在は国全体が「兼業、大歓迎!」のような雰囲気になり(すいません、ちょっと大げさかも知れませんが)厚生労働省の就業規則もそのような内容に改定されています。

そうなるとこの社員側が有利に思えるかも知れませんがとは言え、損害賠償までは…、と考える人が多いのではないでしょうか。

結果です。

会社が負けました裁判所は慰謝料として30万円を支払うように会社に命じたのです。

いかがでしょうか。

ただ、これは「会社は兼業を認めなければいけないという意味ではありません。許可制にして不許可にすることももちろん可能ですし、そもそも兼業を認める制度を入れることも強制ではありません。現状で残業が多い会社であれば兼業を認めることでさらに長時間労働をすすめてしまうことになりますし、業種や職種によっては情報漏えいの危険性が高い場合もあるでしょう。また、法律面でも労働時間の通算などでまだまだ不透明なところもあります。

ただ、一方で今後については「兼業不許可に対するリスクも高くなってくるでしょう。現状で「兼業許可制」を入れている会社であればその許可基準を見直す必要もあるかも知れません(通算何時間以上であれば認めないがそれ未満は認める、情報漏えいの危険性からこの職種、業種との兼業は認めない、それ以外は認めるなど)。

また、採用においても「兼業禁止」の会社と「兼業大歓迎!」の会社では募集効果に差が出てくる可能性もあります。今すぐに「兼業許可!とはしないまでも検討は早めにしておいたほうが良いかも知れませんね。

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獣医師が教える。暑さに弱い愛犬・愛猫と夏を元気に生活する方法

今年もいよいよペットの熱中症を心配する時期がやってきました。ハァハァと短い呼吸をしていたら要注意と教えてくれるのは、メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤貴紀先生です。犬も猫も暑くてもなかなか水分補給をしてくれない子が多く、飼い主を悩ませているようですが、そんなときに夏を代表するあの果物をオススメ。そのほか、夏を元気に過ごすためのポイントを伝えています。

夏を元気に愛犬・愛猫と生活する方法

今年は、昨年よりも猛暑だと言われています。犬や猫にとっては、寒さより暑さに弱い傾向にあります。体中を被毛で覆われている上、人間のように汗をかくことができないため、体温調節ができません。蒸し風呂に入っているのと同じです。

ハァハァと短い口呼吸をしている。いつもより水をたくさん飲んでいるというのは暑がっているサイン。放っておくと「熱中症」になってしまう可能性があります。

そこで今週は「夏を元気に愛犬・愛猫と生活する方法」についてお話をしたいと思います。

1)夏の暑さに強くなる体作りについて

暑さに強くなるためには3つポイントがあります。

  1. 栄養のある食事をとれるように工夫をする
  2. 水分補給
  3. 生活の環境を整える

これらの3つですが、この中で犬猫がしてくれないのは「水分補給」です。

暑いとなぜかお水を飲まなくなる子もいます。そこでオススメしたいのが、水分量の多い果物をあげることです。

例えば、スイカです。スイカはそのほとんどが水分で全体の90%と非常に豊富なことと、匂いで食べてくれる子も多いです。ただ、種と皮はしっかり取りのぞいて、アレルギーではないかを確認してからあげてください。

2)エアコンのかけすぎに注意

猛暑日が続くと、室温調整が必要です。暑さは、犬や猫にとって病気になるだけではなく、ストレスになります。適温がとても大切です。

エアコンは室温を下げるのにとても大切ですが、体を冷やしすぎることもあるため、反対に、自律神経が乱れ体調をくずしてしまう子もいます。体自体は冷えやすい個体もいますので要注意です。

まとめ

人間同様、しっかり食べて、水分補給、快適な環境で質の良い睡眠が猛暑を乗り切る大切なことです。

言葉で伝えることができない犬猫には、飼い主さんが健康管理をしてあげなければいけません。少しでも、参考になればと思います。

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