日本は世襲に滅ぼされる。安倍晋三に麻生太郎、利権を食い物にする“ボンボン”たち

政治の世界では未だに『世襲』という時代遅れともいえるものが蔓延し、それぞれの子孫たちで牛耳られています。そんな人間が国のトップを牛耳っている以上、日本は何も変わらないと言わざるを得ません。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』で評論家の佐高信さんは、世襲が日本を滅ぼすとして徹底的に批判。何も国の実情がわからないまま育ち、上に立つようになってしまった人たちの内情を晒しています。

 

「世襲」がこの国を亡ぼす

世襲という民主主義に反するものが女性議員の進出をも妨げている。

上杉隆氏の『世襲議員のからくり』(文春新書)に、安倍晋三の若き日の姿が次のようにとらえられている。秘書官だった晋三についての別の秘書の匿名での証言である。

「父親の死期が近づき、無念の臨終を迎えるという時期に、隣の部屋でゲームに興じていた。もちろん時間つぶしというのもわかるが、なにかしらやることはあるんだろうと思った。彼が後継者なのかと思うと、どこかしら頼りなさを感じた」

晋三はエスカレーター式の成蹊学園の高校生の時、創価学会の池田大作の次男と同級生だった。この次男は早くに亡くなったが、祖父の岸信介以来の学会との結びつきは、これによってさらに強められた。

社民党の福島みずほが格差是正について質問し、非正規雇用をなくすよう迫った時、世襲議員から、こんな野次が飛んだという。

「がんばって働いてマンションぐらい買え」
「がんばって正社員になれ」

がんばっても非正規の人が正社員になることが絶望的に難しいといったことがまったくわかっていないのである。

 

金正恩の涙にダマされるな。必ずある別の意図、今までの落涙と残忍な行動を検証

北朝鮮の軍人である玄哲海が死去し、その遺体のそばで涙を流したとされる金正恩─。この報道に違和感を感じた人も多かったかもしれませんが、やはりこれには何か別の意図があるようです。無料メルマガ『キムチパワー』では、韓国在住歴30年を超える日本人著者が、金正恩の涙には裏があるとして今までの涙を見せた際の行動をトレースしています。

ワニの涙。信用できぬ金正恩の落涙

玄哲海(ヒョン・チョルヘ)北朝鮮人民軍元帥の殯所(霊安室)。5月19日に死亡した玄哲海の遺体安置所をその翌日に訪れた金正恩(キム・ジョンウン)は、遺体を眺めながら悲痛な表情を浮かべ、ハンカチまで取り出して涙を流してみせた。

「喪失の痛みを禁じえなかった」(北朝鮮朝鮮中央通信の表現)金正恩は玄哲海の遺体が入った棺を直接他の幹部らといっしょに担ぎ、最後の礼を尽くした。

軍部の核心である玄哲海は、金正恩の権力引継ぎ業務を担当した。霊安室を訪れてすすり泣いたのは自然な反応であり、人間的道理だろう。

ただ、それを住民たちにそのまま露出したならば、話は変わってくる。北朝鮮メディアは映像の一場面、写真の微細な角度まで検証に検証を重ねて報道する。

「金正恩の涙」が伝えようとする意図や別次元のメッセージが、明らかにあるという意味だ。

2011年12月、父親の金正日(キム・ジョンイル)が死亡した時、ついに姿を現した20代の金正恩第1書記は、涙を見せた。

告別式の日、金正日の運柩車を護衛したこの後継者は、手袋もつけずに雪の降る平壌市内を沈痛な表情でとぼとぼと歩き、その姿はそのまま世間に流された。

その後金正恩は、忘れられそうになると涙を流し、それを拭いた。2015年の旧正月には、初めての訪問地として平壌(ピョンヤン)育児院を訪れ、涙を流した

2020年の党創建記念日の閲兵式では、住民たちを前に「申し訳ない」「ありがとう」を連発し、涙ぐんだのは記憶に新しい。

このような金正恩の涙に一貫したキーワードは「愛民」だ。「民を見下ろしている」イメージを演出したい時、金正恩は伝家の宝刀である涙を利用した。

ところが、金正恩の涙で特に注目すべき点は別にある。韓国当局者は、「金正恩体制宣伝政策の核心は、最高指導者の強穏両面を同時に露出し、効果を極大化することだ」と述べた。

強靭な将軍のイメージと涙に象徴される温かい親のイメージを同時に演出し、住民を惑わせようとしているという話だ。

これは、金正恩が、それほどまでに似たい、祖父の金日成(キム・イルソン)が掲げた宣伝扇動戦術ともつながっている。

吉村知事の“肝いり”が次々と失敗。60億円かけて利用者たった300人、コロナ施設閉鎖が物語る大阪が死者数トップのワケ

新型コロナウイルスの感染者数が全国的に減少し、海外旅行の出入国規制が6月から緩和されるなど、少しずつ明るい兆しが見え始めてきた。そんな中、大阪府が新型コロナウイルス対策で開設した国内最大の臨時医療施設「大阪コロナ大規模医療・療養センター」(大阪市住之江区)が、5月末で閉鎖されることがわかった。読売新聞が報じた。約60億円をかけて設置された施設だけに、吉村洋文知事の責任を追及する声が上がっている。

天下の愚策で60億はドブに 死者数が全国最大の大阪

国内最大の臨時医療施設「大阪コロナ大規模医療センター・療養センター」の開設を吉村知事が表明したのは昨年8月下旬。折しも第5派のデルタ株が猛威をふるい、自宅待機のまま症状が悪化して死亡する30代から50代の患者が相次いだ事態を受けてのことだった。

約60億円をかけて大阪・南港の大展示場「インデックス大阪」に無症状800床と中等症用200床を整備し、オミクロン株の流行を受けて、1月30日から運用を開始した。

しかし、実際はほとんど活用されず、読売新聞によると3カ月の稼働期間の間、利用者はわずか累計303人。ワクチン接種が進んだため重症化率が激減し、消灯時間など制約のある施設利用は敬遠され、ほとんどの人が自宅療養を選んだことが理由とされる。

一方、初期感染の初動の治療が遅れ、死亡に至るケースが相次ぐ不手際も多発している。

5月29日の朝日新聞では、大阪市保健所が感染者が86人の処理が適切に行われず、対応に1週間遅れたと報じた。府民のデータを管理するエクセルのファイルが不具合で移行できずに対応できなかったというお粗末な理由だ。

これは氷山の一角で大阪府全体の保健所が機能不全に陥っている裏づけとなる。

コロナ大規模医療センターでも高齢者の受け入れを模索したが、介護スタッフの確保や施設の段差などの問題を解消できず、受け入れを断念したという。

吉村知事は7月から、今度は新たに約20億をかけて、大阪区住之江区に新築の福祉施設1棟を借り上げて、高齢者向けのコロナ臨時施設を作ると公表している。目論見通りに機能するかどうかは未知数だと言わざるを得ない。

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感染者死亡ワースト1位を高齢者率を言い訳にしたが

オミクロン株の発生した2月には、大阪のコロナ死亡者数はついに東京を上回ってワースト1位になった。

この原因を吉村知事は「大阪の方が高齢者率と三世帯同居率が高いから」、「若者と年寄りが密着しやすいから」などと説明。そうしたことから、大阪よりも高齢者率と三世帯同居率が高い感染者数が増えていた都道府県の住民は死亡リスクが高まるのを警戒した。

ところがふたを開けてみれば、大阪のような勢いで死亡者数が増えることは実際にはなかった。

大阪よりも人口あたりの感染者比率が高く、高齢者率・三世帯同居率が高かった福井県でも死者数は増えなかった。つまり、大阪の死者数だけが飛び抜けて多いのだ。

改善すべきは施設を増やすことではなく、機能不全に陥っている保健所とコロナ患者の入院する手続き対応だといえるかもしれない。

大阪府と大阪市はカジノが含まれるIR施設の誘致を計画しているが、5月26日大阪の市民団体が誘致の是非を問う住民条例制定に賛同する署名が直接請求に必要な数14万6千人を突破したと発表した。

その背景には、もともと否定的な意見が多いだけではなく、昨年12月にリゾート整備費に約790億円かかると発表した試算が、翌1月には2300億円の追加費用がかかることが明らかになるなど、認識の甘さや対応のまずさも影響しているとみられる。

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失策をしても言い訳ばかりで自らの責任をとらない吉村知事。今度の失敗は60億円では済まないかもしれない。

トライセラ和田唱ロングインタビュー。初の絵本、音楽、家族、そして「今一番言いたいこと」

今年でデビュー25周年を迎えたバンド「TRICERATOPS(トライセラトップス)」のボーカル・ギターで、ほとんどの楽曲の作詞・作曲を手がけるミュージシャンの和田唱(しょう)さん(46)。2018年には初のソロデビューを果たし、アルバム2枚を発表してソロライブツアーも敢行するなど、ここ数年はトライセラ以外での活動も目立ってきました。また、TwitterやインスタなどのSNSでも積極的に自身の意見や日常を発信し、妻で女優の上野樹里さん(36)とともに、その投稿は常に世間の注目を集めています。そんな和田唱さんが、トライセラ7年4ヶ月ぶりのニューアルバム『Unite / Divide』発売からわずか1ヶ月後の5月20日、初の絵本(原作・文)『ばぁばがくれたもの』を発表。その絵本のために書き下ろした新曲「オレンジ色のやすらぎ」も配信が始まりました。バンドにソロにライブに、そして絵本にと大忙しの和田唱さんに、今回の絵本に懸ける思い、そして家族、音楽、さらに現在もっとも関心を寄せているという「目にみえないモノ」についてまで、いろいろとお話をおうかがいしました。(於:パールブックショップ&ギャラリー 渋谷区西原2-26-5)

いま、和田唱が絵本の原作を手がけた理由

──本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。この度はご自身初の絵本『ばぁばがくれたもの』(888ブックス)ご出版おめでとうございます。そして、今年はバンド「トライセラトップス」デビュー25周年のアニバーサリーイヤーでもあり、4月20日には7年4カ月ぶりのニューアルバム『Unite / Divide』も発売され、さらに6月からは全国ツアーも始まるということで、いろいろおめでたいことが重なる年になりましたね。まずは、おばあちゃんの死とそれを受け入れる孫の成長を描いた、和田さん初の絵本『ばぁばがくれたもの』を書くことになったキッカケを教えていただいてもよろしいでしょうか?

和田唱(以下、和田):こちらこそ、本日はありがとうございます。『ばぁばがくれたもの』を書くキッカケは、2020年に出した2枚目のソロアルバム『ALBUM.』に収録されている「さよならじゃなかった」という曲を書いたことですね。「この曲の世界観で何か出来ないかな」と思ったんです。

というのは、この曲のテーマが、「身近な人の死」を体験して悲しんでいる人、落ち込んでいる人に対して、少しでも気持ちを楽にさせてあげられるようなことが何か出来ないかなと思って書いた曲なんですね。そういう経験をする人を見てきたし、僕自身、もしかしたら親父と近い将来、別れが来るかもしれない(和田誠さん、イラストレーター・デザイナー。83歳没)という状況下だったのもあります。

──キッカケはソロアルバムの収録曲だったんですね。和田さんご自身を含めて、「身近な人の死」で悲しんでいる人の気持ちを少しでも楽にさせてあげたいということを、絵本のコンセプトに出来ないかと着想されたということですね。

和田:そうなんです。だから、当初は曲と同じ「さよならじゃなかった」というタイトルの絵本にする予定でした。その曲の絵本バージョンみたいな感じですね。でも、その前に「さよならじゃなかった」というタイトルのビデオを作る予定だったんですよ。NHK「みんなのうた」のアニメみたいな感じで。そこから、徐々に「これ、絵本にしたいな」って思うようになって、紆余曲折を経て今回の形になりました。

「カズくんに頼めばいいかもしんない!」

──では、歌のコンセプトはそのままに、少しずつ絵本としての構想が固まっていったんですね。

和田:そうです、そのコンセプトをもとにストーリーを考えました。絵は、僕が通っていた文化学院という専門学校の同級生だった佐々木一聡(かずあき)くん、僕はカズくんて呼んでるんですけど、彼に「絵を描いてほしい」って頼んだんです。

──今回、同級生の佐々木一聡さんに絵を頼もうと思った理由は何ですか?

和田:カズくんが文化学院時代に描いていた絵をずっと覚えていて、彼の描く可愛らしい絵がピッタリだと思ったんですよ。当時、学校の授業で絵を描くんですけど、彼はいわゆる美術の授業ではそんなに優等生ではなくて(笑)、もっと「独自の絵」を描くような青年だったんです。だから「可愛い絵を描くなぁ」と昔から思っていて。卒業した後も、ちょっとした同窓会があると、パネルみたいなモノの上に描いた絵をみんなにプレゼントしてくれたりして。

──佐々木さんは、もとから絵本作家だったわけではないんですね。

和田:カズくんは普段「おもちゃ職人」というか、妖怪のソフビとかを作っている人なんですよ。絵本も何冊かは出していて、それも見ていたから「いい絵を描くなぁ」ってことは以前から印象に残っていました。もちろん理想は自分一人で絵も描いて、ストーリーも書けたらカッコイイなとは思うんですけど、今回の絵本を構想したときに、自分で描くというよりは彼の絵が頭の中にパッとよぎって「カズくんに頼めばいいかもしんない!」って、すぐにLINEしました(笑)。「こういうの考えてるんだけど、もしお願いしたら描いてくれる?」って送ったらすごく喜んでくれて、即「やるやる」って返事がきたんです。

──それは嬉しいですね、もちろん頼まれた佐々木さんも嬉しかったのではないでしょうか。その後は、LINEで具体的なストーリーや構成を送り合って制作を進めていったんですね。

和田:そうですそうです。ほぼほぼLINEでやり取りしました、これも時代ですね。下書きができたら送ってもらって、何かあれば「ココもうちょっと、こういう風にして」とか。実際に掲載されたもの以上に、絵はいっぱい描いてくれたんです。残念ながらカットになっちゃった絵もあるし。絵のセレクト、ページ数、表紙の絵をどれにするかとか、絵本を作る工程って思いのほか大変なんだなっていうことが今回の『ばぁばがくれたもの』を作ってわかりましたね。

モデルは「昭和のおばあちゃん」と「母の実家」

──印刷所で刷り上がった現物の絵本を見て、最初にどんな印象を受けましたか?

和田:嬉しかったですね、まさにイメージしていた通りのものができたので感慨深いものがありました。やっぱりモノとしてあがってくると、LINEでやり取りしていたときに見ていた絵とは全然違って見えましたね。今回の絵本は、最初から「昭和感」というものを出したかったんですよ。僕らが小学生のときに図書室で手に取っていたような、あの頃の絵本のタッチ、テイストを出したいなと。最初、現代風の本にしようか、昭和風の本にしようか迷ったんですよ。カズくんは現代風のタッチでも描けるんです、おそらく。でもここは「昭和風でいきたいよね」って、そこはお互いに共通してましたね。

──お話の中にも昭和テイストのモチーフがけっこうな頻度で登場しますよね。駄菓子屋とか、お祭りとか、家の様子とか。

和田:そうなんです。それに、最近の「ばぁば」ってもっと若々しくて、あんまりおばあちゃんっぽくないと思うんですよ(笑)。でも、やっぱり僕らのイメージするおばあちゃんって、いかにも「おばあちゃんおばあちゃん」したあの感じじゃないですか。だから、カズくんにも「昭和のおばあちゃんにしてほしい」って、そこはあえて頼んで描いてもらいました。

──絵のテイストも、少し絵の具が盛り上がったようなタッチで昭和感がありますよね。

和田:最初からパネルに石膏のようなものを塗ってから描くと、こういうデコボコしたタッチの絵になるらしく「こういう感じで描いていい?」って聞かれたので「もう好きなようにやっていいよ」ってお願いしました。

──和田さんが絵本のあとがきに、「今回のお話は実際のおじいちゃん、おばあちゃん(料理愛好家でタレントの母・平野レミさんの父母)との思い出をミックスして、一人のおばあちゃんの話にした」というようなことを書かれていましたが、このお話はどこまで実際の思い出と重なるのでしょうか?

和田:部分部分、本当のことだったりします。ちょうど二人の思い出がいい感じにミックスされた感じかな。プラス創作ですね(笑)。お話に登場する家のモデルは、母がずっと住んでいた実家です。千葉の松戸にあったんですけど、いつも電車で1時間くらいかけて、母と弟と行ってました。従兄姉もよく一緒だったな。親父もたまーに合流して。いかにも昭和な日本家屋なんですよね。うちのおじいちゃん(平野威馬雄さん、詩人・フランス文学者。超常現象研究家でもあった。86歳没)が変わった人で、家中に自分で書いた詩の掛け軸が飾ってあったり、天狗や河童のお面がいっぱい飾ってあったりして。今思うと独特な家でしたよね。泊まりにいくと、その家の居間に母や従兄姉達と一緒にギッチギチに布団を敷いて寝てました。朝になってひとり目が覚めてキッチンの方へいくと、おじいちゃんもおばあちゃんも早起きだから先に起きてコーヒー飲んでるっていう、そのコーヒーの匂いと二人の絵がなんとも良くて。それが原風景ですよね、いまだに強烈に印象に残っていて、今もたまに思い出しますね。タイムスリップしてあの様子を眺めたいって気持ちになります。

プーチンも驚愕?欧州が中国と描く「ウクライナ停戦」の仰天プラン

ウクライナ紛争による物流の停滞と、厳しい対ロ制裁に起因する経済面の悪影響が広がる欧州各国。その負担の増大はもはや耐え難いレベルにまで達しており、各国の国民たちの中に、ウクライナへのネガティブな感情すら巻き起こる事態となっているようです。そんな状況にあって、水面下で「大きな企て」が進んでいると読むのは、元国連紛争調停官の島田久仁彦さん。島田さんはメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』で今回、企ての内容が「欧州と中国による停戦プラン」であるとした上で、自身が予見するそのシナリオを詳細に記しています。

 

泥沼化するウクライナ戦争と複雑化する国際情勢

「世界はいつまでウクライナに付き合えるのだろうか?」

このような声があちらこちらから漏れてくるようになりました。

ニュースでもインターネットでもウクライナ情勢について目にしたり耳にしたりしない日はないほど注目を集めていますが、伝えられる内容は次第に現在の戦況から終戦後の世界へ関心が移ってきているように思われます。

マリウポリのアザフスターリ製鉄所に籠って抗戦していたアゾフ連隊およびウクライナ軍が製鉄所から退避(ロシアの発表では投降)し、ロシアがマリウポリを完全制圧したと報じられたことで、一時は退潮が噂されたロシアが巻き返したという見方が出る一方、ロシアが掌握するウクライナ東部ドンバス地方におけるウクライナ軍の抗戦、そして北部ハルキウをめぐる攻防についての情報がでるなど、まだまだ戦況についての報道は健在ですが、次第にウクライナでの戦争による“影響”について懸念の声も聞かれるようになってきました。

例えば、戦争の長期化と欧米諸国による対ロ制裁の強化の影響で引き起こされる【供給不足からの価格上昇】は、確実に私たちの生活を圧迫し始めています。

国連機関による分析では、穀物や金属、石油・天然ガスなどのエネルギー資源、木材といった様々な商品や資源の流通が滞り、またロシア・ウクライナにおける混乱によって物理的な供給が止まる中、コモディティの物価がウクライナ戦争ぼっ発以来、平均で3割上昇しており、今後、このまま戦争が長期化する場合、さらなる上昇が見込まれると言われています。

世界経済は、コロナ禍からの復活基調が出始めていた矢先、再度悪化のスパイラルにはまり、確実にスランプに陥りそうな様相を呈してきました。

イタリアのドラギ首相の表現を借りれば「私たちは平和か、この夏のエアコンかを選択しなくてはならない」という厳しい選択を迫られる状況が現実化してきました。

ウクライナへのロシアの侵攻が始まった当初は1週間ほどで終わると言われていたため、ドラギ首相の表現もさほど深刻に取り上げられてはいなかったようですが、すでに開戦から90日余りが過ぎ、様々な対ロ制裁と物流の停滞の影響が、まるでボディブローのように各国の消費者に効いてくることになりました。

これまでウクライナへのシンパシーが前面に出ていた各国の消費者の心境にも変化が現れ、冒頭の発言のような「いつまでウクライナに付き合えるか」というマインドが前面に出てくるようになってきました。

欧州各国は、今でもウクライナから逃げてくる人たちの受け入れは続いていますが、電気代や燃料代、そして各家庭の食費の負担が増大してくるにつれ、自国政府への不満が累積し、プーチン大統領への怒りがこみ上げ、そして間接的にウクライナへの何とも言えないネガティブ感情が巻き起こってきているらしいのです。

「ウクライナの人たちが直面している状況にはシンパシーを感じ、できるだけのことをしたいが、まずは自分たちの生活が成り立たないことには…。ところで政府は何をしているのか?」

言い表せばこのような心情でしょうか。

 

ウクライナに学べ。国を守るため日本に必要な「攻撃を躊躇わせる」3つの能力

岸田首相は日米首脳会談で防衛費の増額を表明。ウクライナ情勢を受けて、防衛力強化の方針を打ち出しました。中国、ロシア、北朝鮮を隣国に持つ日本が危機感を抱くのは当然でも、何をどういう順番で備えるか整理が必要と説くのは、静岡県立大学特任教授で軍事アナリストの小川和久さんです。今回のメルマガ『NEWSを疑え!(無料版)』で小川さんは、相手に攻撃を躊躇わせる「平時の戦争」に必要な3つの能力を上げ、ウクライナのようにアメリカから必要な武器・装備を借り受ける具体的なプランを提示。何年先になるかわからない導入計画を練っている時間はないと、「平時の戦争」への自覚を促しています。

BMD艦とトマホークを友軍から借りる

ウクライナ戦争の戦況を眺めていて、気になってならないことがあります。

ロシアのウクライナ侵攻に触発されて、中国が従来の姿勢をエスカレートさせ、台湾にも軍事的な触手を伸ばしはしないか、日本にも狙いを定めはしないか、という懸念が生まれているのは、もっともなことです。日本は同様な考え方を持つ中国、ロシア、北朝鮮に囲まれているから、それに備えなければならないというのも、正しい認識です。

しかし、順序正しく備えるとなると、少し整理が必要になります。まず、中国、ロシア、北朝鮮とも日本を占領するだけの大軍を渡洋上陸作戦させるだけの能力は皆無です。一方、その気になれば日本を攻撃できるだけのミサイルの能力は備えています。

そのように考えれば、日本は(1)ミサイル防衛、(2)反撃、(3)サイバー防衛の3点について、同時進行で、それも可及的速やかに能力を備えなければなりません。

その場合、前提となるのは「平時の戦争を戦っている」という発想です。手出しを躊躇わせるだけの抑止力を備えるというのが「平時の戦争」の基本で、それを実現できれば血を流す戦争を避けることができ、外交的な発言力も強化することができるのです。

日本が平時の戦争の戦場にいると認識を持つことができれば、現状では不足している装備品や能力について、同じ戦場にいる友軍である米軍に借りるというのは当然のことです。日本が敵に圧倒されれば米国にとっても不利な状況が生まれるからです。逆の立場なら、米国は日本に能力や装備品の提供を求めるはずです。

これまでミサイル防衛については、イージス・アショアに代わるミサイル防衛用の艦船が実戦配備されるまでの5~10年ほどの期間、空白状態は許されませんから、米海軍の89隻のイージス艦のうち、50隻のミサイル防衛能力を備えたBMD艦から2隻を借り受け、東北地方と中国地方の日本海沖に展開し、艦長ら幹部要員以外の人員はイージス艦の運用とミサイル防衛の経験者を民間軍事会社から派遣させる形をとり、システムのバージョンアップを含む費用を日本側が負担することを提案してきました。日本政府が提案すれば米国が受け入れるのは間違いありません。

人気歴史作家が論破、安土桃山時代を安土“大阪”時代と呼ぶ誤り

先日掲載の「小栗旬が豹変か?『鎌倉殿の13人』で頼朝の死後に起こる権力闘争」では、劇中で小栗旬が演じる北条義時の功罪を検証した、時代小説の名手として知られる作家の早見俊さん。そんな義時が幕府の権威を高めた鎌倉時代の終焉から時を経ること二百数十年、信長、そして秀吉が政権を握った時期を一般的には「安土桃山時代」と呼びますが、近年その呼称を巡り論争が巻き起こっているようです。早見さんは今回のメルマガ『歴史時代作家 早見俊の「地震が変えた日本史」』で、この呼称問題を取り上げるとともに自身の見解を提示。さらに「江戸時代」の始まりの時期についても考察しています。

 

秀吉の天下倒壊 慶長伏見地震

近年、「安土桃山時代」という時代区分に異議が唱えられています。「安土大坂時代」に改称を求める声が上がっているのです。秀吉の本拠は大坂城で秀吉は大坂城で政務を執っていた、と思われているからです。

秀吉は関白に成ると、政庁として京都に豪壮な聚楽第を造営しました。関白は天皇を補佐して天下の政を担う役務である為、京都に常駐、本拠としたのです。秀吉は家督と関白職を甥の秀次に譲ると、聚楽第を出て伏見桃山城を造営して移り住みました。伏見城は前述したように隠居城でした。

その後、秀吉は自分の子秀頼に跡を継がせる為、秀次に謀反の疑いをかけ、切腹に追い込み、聚楽第も破却しました。以後、伏見城が秀吉晩年の政庁となります。伏見城、つまり桃山が天下の政の中心であったのは、実は秀吉死後も続いたのです。

関ヶ原の戦いの直前、伏見城は家康の武将鳥居元忠が守っていましたが、石田三成の軍勢に攻められて落城しました。伏見城は焼失しましたが、家康が再建し、家康は伏見城で秀吉死後の政務を執り行い、征夷大将軍の宣下を受けました。

もちろん、徳川の本拠は江戸城でしたが、家康は江戸城ではなく伏見城で政務を行いました。家康は2年で将軍を辞し、秀忠が二代将軍となりますが、秀忠も伏見城で将軍宣下を受けたのです。家康は駿河の駿府に巨大な城を造って移りました。以後、駿府城で大御所政治を行います。

時の為政者の本拠地が時代区分の名称となるのであれば、やはり、「安土桃山時代」の呼称通りだと思います。更に勝手気儘に記せば、家康が駿府城に移った慶長11年(1606)までは、「安土桃山時代」と言えるのではないでしょうか。すると、江戸時代はそれ以降ということになり、家康の将軍任官がスタートではなく、秀忠の将軍宣下こそが江戸時代の始まりとなってしまいます。

また、為政者の本拠地が時代区分の呼称ということにこだわると、「安土桃山時代」と、「江戸時代」の間に、「駿府時代」が存在することになりますね。

何だか言葉遊びというか、歴史の本質から外れてしまうようですので、やはり、家康が将軍に成った慶長8年(1603)を以って徳川幕府開闢、江戸時代の始まりとするのが正解でしょうか。

次週はそんな伏見を襲った大地震について語ります。豊臣政権末期、晩年の秀吉を巡る陰謀渦巻く伏見で展開されたドラマにご期待ください。

(メルマガ『歴史時代作家 早見俊の「地震が変えた日本史」』2022年5月20日号より一部抜粋。この続きはご登録の上、お楽しみください。初月無料です)

 

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誰が嘘をついているのか。郷原信郎氏が公表した美濃加茂市長収賄事件「再審請求」の要点

2013年、当時全国最年少の市長として初当選を果たすも翌年収賄の容疑で逮捕・起訴、2017年に一審の無罪判決が覆され有罪が確定した藤井浩人氏。執行猶予が満了した後に美濃加茂市長に返り咲いた藤井氏ですが、昨年11月、無実の罪を晴らすべく、名古屋高裁に再審請求したことが報じられました。今回のメルマガ『権力と戦う弁護士・郷原信郎の“長いものには巻かれない生き方”』では著者で藤井市長の弁護人を務める郷原さんが、「再審請求の理由の要点」を公表。有罪判決の根拠となった贈賄事実の供述の虚偽を証明し、確定審の判断が誤りであったと結論付けています。

 

プロフィール:郷原信郎(ごうはら・のぶお)1955年島根県松江市生まれ。1977年東京大学理学部卒業。鉱山会社に地質技術者として就職後、1年半で退職、独学で司法試験受験、25歳で合格。1983年検事任官。2005年桐蔭横浜大学に派遣され法科大学院教授、この頃から、組織のコンプライアンス論、企業不祥事の研究に取り組む。2006年検事退官。2008年郷原総合法律事務所開設。2009年総務省顧問・コンプライアンス室長。2012年 関西大学特任教授。2017年横浜市コンプライアンス顧問。コンプライアンス関係、検察関係の著書多数。

美濃加茂市長事件再審請求について(その1)

朝日新聞の言論サイト「論座」の「『有罪』前市長が圧勝した美濃加茂市長選(上)~あぶりだされた『人質司法』と『犯人視報道』」から始まる3部作で、今年1月の市長選挙で圧勝し、市長に返り咲いた藤井浩人氏が、市議時代の収賄で逮捕、起訴され、一審無罪判決、控訴審で逆転有罪判決、上告棄却で、有罪が確定するまでの経過について詳しく述べましたが、昨年11月に、藤井氏が名古屋高裁に対して行った再審請求の中身については、記者会見で説明しただけで、一般には公表していません。

いずれ、再審請求に対する裁判所の動きがあった場合には、広く発信していくことになると思いますが、会員制メルマガでは、先行して、再審請求書の概要、検察官の意見書、藤井氏側の反論意見書の概要についてお伝えしようと思います。

【美濃加茂市長事件再審請求について(その1)~再審請求理由書の概要】

本件の証拠構造

再審請求の内容について理解するために、まず、一審の無罪判決と、確定判決となった控訴審有罪判決の証拠構造を理解する必要がある。

この事件の問題は、警察、検察の取調べ、公判証言で、2回の現金授受の贈賄事実を供述しているNと、捜査・公判を通じ一貫して現金授受を全面的に否定している藤井氏のいずれが事実を述べているか、どちらの供述の方に信用性があるかということに尽きる。

一審裁判所は、Nの証人尋問を3期日にわたって行ったほか、証人として、現金授受があったとされるすべての会食の場に同席し、「現金授受は見ていないし、席も外していない」と供述するTの証人尋問、Nから現金授受の話を聞いたと述べるNの知人のH、Z、Nと同じ留置場で隣の房に在監していたOなどの証人尋問を行ったほか、藤井氏の被告人質問も行い、各証言・供述を直接見聞し、その信用性を評価した上、Nの贈賄供述の信用性を否定した。

そして、各現金授受について、

「N自身において第1現金授受に関して自ら経験した事実を語っているのか疑問と言わざるを得ず」

「現金授受の事実を一貫して否定している被告人供述、各会食の場での離席を否定するT供述を排斥することはできない」

と述べてN供述の信用性を否定した上、

「Nが、融資詐欺に関して、なるべく軽い処分、できれば執行猶予付き判決を受けたいとの願いから、捜査機関の関心をほかの重大な事件に向けることにより融資詐欺に関するそれ以上の捜査の進展を止めたいと考えたり、N自身の刑事事件の情状を良くするために、捜査機関、特に検察官に迎合し、少なくともその意向に沿う行動に出ようと考えることは十分にあり得る」

「Nにとって当初の期待に沿う有利な展開になっていたといえる。さらに同年4月頃、Nが、Oに対し、被告人に対する現金供与の話を出せば融資詐欺の捜査が止まる旨の話をしている事実もNの上記意図の存在を推認させるものといえる」

として、Nの虚偽供述の動機が存在する可能性についても付言した上、藤井氏に無罪を言い渡した。

 

習近平、沈黙の怒りで待ち受ける報復。日米重視で中国から睨まれる韓国

選挙戦から『文在寅政府の政策を見直す』と言い切っていた韓国の尹大統領。就任早々、アメリカのバイデン大統領と会談するなど、方針転換を内外にアピールしています。しかし、それを快く思っていない国があることは明白です。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、尹政権の外交及び北朝鮮政策について詳しく解説します。

尹、文と正反対の道を歩む

第20代大統領選挙初のテレビ討論(今年2月3日)で、司会者が共通質問として「就任後各国首脳会談の順序」を尋ねると、尹錫悦(ユン・ソンニョル)候補は「私はジョー・バイデン米大統領にまず会い、岸田文夫日本首相、習近平中国国家主席、金正恩北朝鮮国務委員長の順でお会いします」と答えた。

そのように順番を決めた理由について当時尹候補は「なぜなら民主党政権5年間にあまりにも親中・親北に偏って屈従外交をする中で、韓米・韓日関係がボロボロになった」とし、「これを正常に回復することが先決問題だ」と述べた。

以後、ユン候補は大統領選挙に勝利し、この発言は現在新政府外交・安保政策の基調のように受け入れられている。

尹大統領は、候補時代から文在寅政府の政策を見直すと公言していた。特に大統領就任後「反文在寅」性向が最も目立つ分野が外交・安保だ。

大統領室の高官は24日、中央日報の電話取材に対し、「文在寅政府が掲げた『韓半島平和プロセス』と『3不政策』は、文在寅政府が終わった瞬間消滅した」とし、「協定や協約ではないため、尹錫悦政府がこれを遵守しなければならない義務もない。すでに廃棄した」と述べた。

文在寅政府の外交・安保路線だった「韓半島平和プロセス」と「3不政策(サード追加配置をしない、米国ミサイル防衛システム参加はしない、韓米日軍事同盟はしない)は、新政府が継承しないという意思を明確にしたわけだ。

北朝鮮政策だけを見ても、以前とは違って強硬基調が明確だ。尹大統領が23日、CNNとのインタビューで、北朝鮮の核実験の可能性について「強力に対処し、北朝鮮の挑発を阻止する」と警告したのが代表的だ。

それと共に文在寅政府については「北朝鮮の顔色をうかがう屈従外交は失敗したということがこの5年間で証明された」と指摘した。

大統領室関係者は「前政権のように北朝鮮の顔色を伺いながらこれ見よがしにショーを演じるような態度で南北首脳会談はしないというのが尹大統領の確固たる考え」と伝えた。

お金のプロが警告。保険や投資の「無料相談」を信用してはいけない訳

昨今テレビCMや街角でもよく見かけるようになった、保険の無料相談。しかしよくよく考えてみると、すべてが無料であるならば商売としては成り立つはずもありません。そこにはどのようなカラクリがあるのでしょうか。今回そんな疑問に答えてくださるのは、ファイナンシャルプランナーで『老後資金は貯めるな!』などの著書でも知られ、NEO企画代表として数々のベストセラーを手掛ける長尾義弘さん。長尾さんは記事中で無料相談ビジネスの「真実」を暴露するとともに、安心して相談できる、信頼に足る窓口を紹介しています。

プロフィール:長尾 義弘(ながお・よしひろ)
ファイナンシャルプランナー、AFP、日本年金学会会員。徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。1997年にNEO企画を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生み出す。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『最新版 保険はこの5つから選びなさい』『老後資金は貯めるな!』『定年の教科書』(河出書房新社)、『60歳貯蓄ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』(徳間書店)。共著に『金持ち定年、貧乏定年』(実務教育出版)。監修には年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』など多数。

金融商品の販売の「利益相反」と「情報の非対称性」。公平中立なアドバイスはどこへ消えたのか!?

生命保険の無料相談や、金融機関からの投資アドバイスというのは、公平中立なアドバイスなのか?ということを考えてみたことはありますか?

じつは、無料で相談できるって、「そもそも信用しない方がいい」という話をしたいと思います。

また、こんな話を書くと、さまざまな方面からお叱り、批判が出そうなのですが……。

そもそも、無料で相談ができるなんて不思議だと思いませんか?その人はボランティア活動をしているのでしょうか?

もし、ビジネス(仕事)で行っているのでしたら、誰からお金を得るのでしょうか?

相談者は、お金を支払っていないのでクライアントにはならないですよね??

そんな話をしてみましょう。

「利益相反」で相談者が損をする

保険の無料相談というのは、とても便利な駅前にあったり、ショッピングセンターの中にあったり、とても立地のいい場所にショップを構えていますね。ネットでも保険の無料相談というのは当たり前で、なんと相談を申し込むだけで、高級和牛やお米のプレゼントがあるってビックリです。

それに保険の相談は、とても親身に聞いてくれて、時間をかけて説明をしてくれます。なんて親切なのでしょうか?

でも、本当にそうなのでしょうか?

そうです。保険の無料相談というのは、ボランティアではありません。

保険を販売して、その手数料が自分の給与に反映されるのです。ということは、保険会社からお金を得るわけです。ですから、「相談員」と言うよりも保険の「販売員」といった方がいいのでは?と思ってしまいますね。

相談者は、自分にあう保険をできだけ安く入りたいと思います。代理店側(販売側)は、契約金額が大きく、手数料の多い(利幅が大きい)保険を売りたいです。

これは一方の利益になりますが、もう一方は不利益になります。つまり「利益相反」ということです。