国際線を全面停止せよ。日本をも襲う英国発コロナ「変異株」の恐怖

イギリスで確認された新型コロナウイルスの「変異種」がイタリアやオーストラリアでも確認され、日本をはじめ世界中で波紋を広げています。日本も英国からの渡航を制限するなどの「水際対策」を講じるとしていますが、この「変異種」「変異株」とは一体どのようなもので、どのような形で各国へ広がりを見せているのでしょうか。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』著者でジャーナリストの内田誠さんは今回、朝日新聞がここ1年間で報じてきた「変異株」というキーワードを扱った記事を検索し、今後私たちが注目すべき点などについて解説しています。

この1年、コロナ「変異株」を新聞はどう報じてきたか?

きょうは《朝日》から。

英国で見つかり、イタリアやオーストラリアでも発見された新型コロナウイルスの「変異種」あるいは「変異株」が、新型コロナ問題の焦点の1つになりそうですね。

言葉としては、「変異株」の方が新型コロナウイルスの問題に関連してより多く使われているようなので、こちらを選択。1年以内の新聞記事からは6件、サイト内からは16件出てきました。サイト内を見てみましょう。

まずは《朝日》3面記事の見出しから。

コロナ変異種 伊や豪でも
英などからの入国 禁止する動き
官房長官「日本では未確認」
英、往来・物流混乱広がる
変異は日常的、重症化への影響は一部

英国で確認された強い感染力を持つ新型コロナウイルスの変異種が、イタリアや豪州などでも発見された。感染力がこれまでのものより7割強いとされ、クリスマス休暇で往来が増えるのを前に、世界各国が英国からの入国禁止に乗り出した。

開発されたワクチンに関しては変異種にも有効とされていて、EUは、正式承認した上で月内にも一斉に接種をスタートさせる。

変異種が確認されたのは、英国以外ではデンマークで9件、オランダと豪州で1件ずつ。イタリアでは数日前にローマに到着した航空便の乗客から見つかったとして、21日から英国からの航空便乗り入れを停止している。南アフリカでも変異種は確認されており、スイスとイスラエルは南アからの入国を禁止。トルコは英国とオランダ、デンマーク、南アからの旅客機乗り入れを停止。サウジアラビアは、国際線の受け入れを全面的に一時停止したという。

加藤官房長官は会見で、国立感染症研究所によると、わが国において同様のウイルスは確認されていないという。

●uttiiの眼

各国は英国からの入国を止め始めているが、秋の「第2波」の折りにはフランスもドイツも、英国との行き来を認めていたので、「変異種はすでに広がっている可能性がある」と《朝日》は書いている。

変異種は、既に世界中に広がっている可能性があり、またその危険性がどれくらいのものか、よく分かっていない新しいウイルスと見なしておいた方が良く、もし「水際」を重視するなら、サウジが採った「国際線受け入れの全面的な一時停止」を日本も採用するかしないか、早急に判断するべきではないのか。既に「遅きに失した」可能性もあるが、やるならば今しかチャンスはないように思われる。

この間の「第3波」への対処とは別個に、変異種への対応は行うべきだ。

『アメトーーク』家電芸人と宮迫に学ぶ、無知なお客様への対応術

ご来店いただいたお客様のニーズに寄り添うことは接客の基本ではありますが、商品について「何も知らない」という状態の方に対しては少々注意が必要なようです。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、人気番組『アメトーーク』を視聴して改めて考えたという、「商品知識ゼロのお客様への提案法」を紹介しています。

わからないなりの提案

もうずいぶん前の話で記憶が定かではないのですが、テレビ朝日の『アメトーーク』という番組で、まだ当時MCだった雨上がり決死隊の宮迫博之さんが家電を買いに行った時の話がありました(多分、パソコンだったと記憶しています)。

電化製品に全く詳しくない宮迫さんは、家電量販店に足を運んでパソコンを探すのですが、何が良いのか、どこがどう違うのかも全くわからず、最終的に「いっちゃんええやつ(一番いいやつ)」が欲しいと言い出します。

家電芸人という企画回でしたが、スタジオの他の芸人たちは爆笑しながらも、宮迫さんは総スカンを食らっていました。

この話は、私の中では強烈に印象に残っています。販売をやっているとよくある話だなーと感じると同時に、こういうお客様に対してどんな接客をするのがベストなのかを考えてしまったからです。

店で販売をしていると、扱っている商品群に対して知識が少ないお客様というのはたくさん来ます。店にもよりますが、むしろ、詳しい人の方が本来は少ないでしょう。普通に考えれば、その業界に浸かっている販売員側の方が詳しくて当然ですし、その店員の知識に頼りたくて来店されるお客様も多いからです。

ただこうしたお客様がいらっしゃった場合に、ついつい細かく接客し過ぎようとしてしまう販売員がほとんどなように思います。

例えば先ほどの宮迫さんのように、「一番いいパソコンをください」と言われたら、「そうは言っても機能がそれぞれ違いますから、合うものをえらぶべきですよ。お客様はパソコンを使ってどんなことをされる予定ですか?」といったように、お客様のニーズを深掘りしてヒアリングしようとするわけです。

まともな販売員ほど「ニーズに対して寄り添う」ことを意識していますから、こうした接客になりがちだと言えます(まともでないと、「そう言われても困ります」とあしらう人もいるのでそれよりは遥かにマシですが)。

でもこうしたヒアリングをしようとしても、お客様はどうかというと、「いや、それもよくわからないから聞いてるのに」という感覚になってしまいます。ある程度購入後のイメージが見えている人ならば、ヒアリングをして聞き出すことはできても、それすらもよくわからないというお客様の場合は、答えることができないのです。それをさらに深掘りして聞かれてしまうと、どんどんハードルが高くなってしまって、結局「自分は買えないな」と諦めてしまいます。

こうした、「何もわからない」というお客様がいらっしゃった場合には、それ相応の提案をしてあげることも大事なのかなと思います。

「Go To原因説」のエビデンスを黙殺した日本政府、限りなく黒に近い証拠

12月14日、菅義偉首相は「GoToトラベル」事業の全国一斉停止を決めました。医療関係者に加え国民からも疑問の声が上がるのも構わず「エビデンスがない」と事業を継続していましたが、エビデンスの存在も認識していたのでは?という疑惑が浮上してきました。メルマガ『8人ばなし』著者の山崎勝義さんは、国立感染症研究所のレポートから、10月26日時点で国内で流行している2つの型のうちの1つは、東京を中心に変異したタイプであると指摘。GoTo事業が東京で解禁された10月1日以降の感染拡大と合わせれば、原因の1つと考えるのが当然で、菅政権が黙殺していた可能性を浮かび上がらせています。

エビデンスのこと

「Go To」が正式に停止となるや、感染拡大地域の知事たちは次々と事実上の緊急事態宣言を発出した。改めて言うが、この狭い国の中で僅か1週間という短い間に起こったことである。一体どうなっている?何がしたい?

そもそも11月の第3波の到来以来、医療関係者の各団体の代表は必死にその窮状を訴えて来た。彼らは事態が悪化してしまってからでは遅いことを一番分かっている人たちである。しかもその主張は一貫していた。曰く「いくら病院や病床を増やしても医療従事者がいなければどうしようもない」である。

つまり、人命を守る最後の砦たる医療を崩壊させないためには、医療従事者を増やすか感染者を増やさないかの二択しかなく、しかも前者は急には無理な訳だから必然後者しか採るべき道はない、ということである。

にもかかわらず、ダラダラと「Go To」を続けた結果がこれである。政権側の人間は頻りに「現下の感染拡大の原因が『Go To』であると言えるようなエビデンスはない」と口を揃えて言っていたが、エビデンスを待っていては到底防疫などできる筈もない。防疫とは予測である。故に現代疫学においては数理モデルに基づいたコンピューターシミュレーションが欠かせないのである。「Go To」は、何よりも科学を重視しなければならない局面において科学を無視した政策の象徴である。

しかも12月11日付で発表された国立感染症研究所の調査によれば、全国的に拡大している目下のウイルスは、第2波の際に東京で独自に変異したウィルスタイプに属するものであるということがゲノム解析によって判明した、ということである。お待ちかねのエビデンス第1号だ。
新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム分子疫学調査(2020年10月26日現在)

このエビデンスによると、残念ながら事実関係においては紛れもなく我々東京の人間が「Go To」に煽られて全国各地にウイルスを拡げたということになる。もちろん、ここでそれを責めるつもりはない。「Go To」はキャンペーンであった。国を挙げてのキャンペーンであった。利用すればするほどにコロナで困っている事業者を助けられるということを謳っていたからこそ皆これを利用した訳である。そこに行楽の喜びだけではなく、幾ばくかの善意の存在があったから堂々と利用できたのである。

そのため第3波が本格的なものであると見るや「Go To」の停止を待たずして旅行等をキャンセルした人も多く出た。きっとそれはキャンペーンにおける善意の存在が怪しくなったからであろう。遊興のためだけに出かけている場合ではないと感じたからであろう。

結局「エビデンス云々」は言い訳に過ぎなかったということである。何という不誠実さか!それにここまで来ると、最早経済優先ですらないとも言えるような気さえする。冷静に考えれば、(それが一時的なものであっても)感染の収束こそが最も有効な景気刺激策であることは3歳の童子でも分かることではないか。どうやら現政権には3歳の翁ばかりがいるようだ。

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独フォルクスワーゲンがソフトウェア分野に「3兆円投資」決断の背景

今年11月、世界最大手の自動車メーカー「フォルクスワーゲン(VW)」が、車に関するソフトウエア分野に5年で日本円にして3兆円を超える投資をすると発表して大きな話題となりました。なぜ、自動車を製造するメーカーが「ソフトウェア」にここまで巨額の投資をすると決断したのでしょうか? 今回のメルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』では、著者の理央周さんがその理由を解説するとともに、電気自動車(EV)へのシフトが世界的潮流となる現在の自動車業界から学ぶべきマーケティング戦略について詳述しています。

2021年は何をすべきか? 自動車業界のマーケティング戦略とフォルクスワーゲンのソフトウエア投資に学べ

世界最大手の自動車メーカー、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)が、車のソフトウエアの分野に、5年で270億ユーロ(約3兆3千億円)を投資する、という報道がありました。

なぜ、自動車メーカーであるVWが、ソフトウエアにこれほどの投資をするのか、その背景にある目論見は何か、について考えていきます。

VWソフトウエア投資の背景にある理由

EV開発の中でのソフトウエア投資は、従来計画の2倍というかなり巨額な投資ですが、この背景には、デジタル化で先行するアメリカの、電気自動車(EV)大手テスラへの対抗意識がある、と報道されています。

日経新聞によると、この対抗意識はかなり激しいものだったようで、VWのヘルベルト・ディース社長は、2021~25年の投資計画説明会で、「この計画はテスラを倒すためのものだ」と、強調したとか。

約2時間の説明会でディース氏ら幹部は、テスラという言葉を、20回以上も発したとのことです。

公の場で、ライバルの名指しを控える企業も多い中、異例のことなので、かなり意識をしていることが見受けられます。

これから、ガソリン車から電気自動車(EV)へのシフトは、ますます加速していくでしょう。

このトレンドは、欧米諸国だけではなく、中国、日本をはじめとするアジア諸国でも同様です。

各国とも、環境問題をはじめとして、EVへの切り替えには期日を設定してシフトする、と宣言しています。

これら外部環境の変化に伴って、消費者の意識も、EVへとシフトしていきます。

この動きの中で、テスラは、EVと聞いて最初に消費者の頭に浮かぶブランドです。

その意味でも、VWが意識するのは十分理解できます。

笑ってはいられない「ガースー内閣」支持率どん底の深刻な裏事情

朝日新聞による世論調査でも政権発足時は65%という高さを誇っていたものの、直近の調査では39%とまさに大暴落となってしまった菅首相の支持率。その理由としてコロナ対策の失敗やネット番組での「ガースー発言」を挙げる向きもありますが、「根本原因」はどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では著者で米国在住作家の冷泉彰彦さんが、2020年代の政治指導者に求められる困難な課題への挑戦を「ファクター2020」としその本質を探るとともに、菅首相が直面している問題や置かれた立場を考察しています。

菅総理は何に直面しているのか?(国家指導者論)

菅総理が支持率低下に苦しんでいるようです。そうは言っても、「5人以上と会食した」とか、「ガースーと自称」して評判を下げたというのは、キッカケに過ぎません。世論の中に何か漠然とした不信や不安があり、それを「何か分からぬままに」面白半分に火をつけたメディアが犯人と言えます。

では、メディアが悪であって、世論や総理本人は罪はないのかというと、そういう問題でもありません。政治における「何か」、それこそ2020年代の政治をどうするかという「ファクター2020」のような何かがウゴめいており、世論における不信も、菅総理の「スランプ」もそこから来ているように思われます。

ということは、今回の支持率低下の中には、日本における2020年代の「指導者論」というような形で、その「ファクター2020」を探すことが重要になってきます。ところで、この「ファクター」を「2020」としたのは「X」とすると、山中伸弥博士の言う「コロナに強い原因のナゾ」という話と「かぶる」ので他に理由はありません。

さて、指導者論ということで言えば、18世紀から19世紀の世界では、そもそも大統領など国のリーダーの言動が日々の日常社会に影響を与えるということも限定的でした。例えば、欧州の多くの国では立憲君主制の奥に寡頭政治を抱えた政体が国を回していましたし、日本も同様でした。アメリカの場合でも、建国直後の大統領は国民全員参加の直接選挙ではなかったわけです。

そうした指導者たちは、現在よりはずっと国民との距離がありました。ですから、各国は秘密同盟を網のように回らすなど、かなりいい加減な政策ができてしまっていたのです。この点に関しては、19世紀を通じて、世論を意識した政治への変化をして行きました。例えば、1870年の普仏戦争の勃発に際しては「エムス電報事件」という新聞を使った世論操作が行われています。

20世紀に入ると変化が加速しました。新聞とラジオの普及が民主政治の性格を大きく変えていったのです。例えば、第一次世界大戦は新聞が作り出した戦争だということがよく言われます。国家の総力戦が破滅的なレベルまで継続されたのには、新聞が世論を煽ると、政権としては引っ込みがつかない事態に陥るからです。そもそも、アメリカが孤立主義を捨てて参戦したのは、「ルシタニア号事件」という商船沈没事件によって世論が動いたからでした。

一方で、第二次世界大戦で大きな要素となったのはラジオでした。日本でも、大本営発表のラジオニュースが世論誘導の大きなツールとなり、その世論が陥った自滅のモメンタムを停止させるのにも、昭和天皇による肉声(玉音)をラジオ放送するということが必要になったのでした。

アメリカでも、大恐慌と戦争指導において当時の大統領であったフランクリン・ルーズベルトは、国民にダイレクトに呼びかける「ファイヤーサイド・チャッツ(炉辺談話)」というのをラジオでやって大成功を収めました。

余談になりますが、新聞やラジオというのは、情報量が少ないために戦争指導を恣意的に歪めることができたわけですが、TVというのは「何でも映像化してしまう」ために、戦争の悲惨を暴露してしまった、従って、例えばアメリカがベトナムで敗北したのは、TVのためだという議論があります。

あの日の日本と同じ。米株式市場IPOバブルが起きている真の理由

株取引アプリ「Robinhood」の台頭もあって、IPO(新規公開株)バブル状態にあるとも言われるアメリカ株式市場。果たしてその実態はどのような状況なのでしょうか。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では著者で世界的エンジニアとして知られ、投資家としての顔も持つ米国在住の中島聡さんが、米株式市場の現状を紹介するとともに、バブル下にあっても購入したい株を手に入れるための「2つの作戦」を披露しています。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

バブルの正体

先週、上場したc3.aiの株価について「IPOバブル以外の何者でもない」と書きましたが、今週は少し「バブル」について書いてみたいと思います。

バブルとは、一般的には「不動産や株式をはじめとした時価資産価格が、投機によって経済成長以上のペースで高騰して実体経済から大幅にかけ離れ、それ以上は投機によっても支えきれなくなるまでの経済状態」を指します(Wikipedia:バブル景気)。

ここで重要なのは「投機」という言葉です。投機とは「価格変動の勢いに乗じて、短期的に利鞘(りざや)を稼ぐこと」で、企業の収益力などとは無関係に、価格変動のみを見て上昇機運にある株を早めに買い、上昇したところで売却する手法です。

「投機」と対局にあるのが「投資」で、こちらは企業の収益力や成長性を見た上で「適切な価格」を見極め、それよりも市場価格が安い時に購入して長期保有して配当や利鞘を稼ぐ、という手法です。バークシャー・ハサウェイを運営するウォーレン・バフェット氏の投資手法がその典型で、「Value Investment」と呼ばれます。

市場にいるのが投資家ばかりであれば、企業の株価は企業の業績を反映した「適切な価格」を推移し、4半期ごとに決算発表を見て、それに反応して株価が動くという、まっとうな動きをします。

しかし、実際の市場には、短期の利鞘稼ぎを狙う投機家もたくさん存在し、彼らが「良い決算が出るかもしれない」という予測のもとに決算前に株を買ったり、良い決算が出た瞬間に誰よりも早く株を購入し、株価が上がったところで素早く売り抜けるなどの行動をするため、株価は実際の企業の業績の変動以上に、大きく上下することになります。

バブルを「株価が企業の実際の価値以上に高騰する」と定義するのであれば、株式市場には投機家たちの活動により、頻繁に小さなバブルが生まれては消えている、とも言えるのです。

しかし、本当のバブルは、普段市場で投機をしていない人たちが市場に投機家として大量に参加した時に起こります。知り合いが投機で一儲けしたことを知って新たな人たちが投機家として市場に参加してさらに市場が加熱し、「購入者が多いから株価が上がる、株価が上がるから購入者が増える」というサイクルに入るのです。

日本の80年代後半のバブルもそうでした。それまで株などに興味を持たなかった人たちまで株を買い、不動産、ゴルフ会員券などが投機の対照となり、誰もが「乗り遅れてなるものか」と「適正価格」を無視して買い漁った結果、バブルが大きく膨らみました。

下請けに訴えられるアップル、感謝されるトヨタ。違いは何か?

大手企業が下請けの中小企業に対して無理難題を押し付ける─。ドラマでもよく見受けられるシチュエーションですが、実際に米アップルが訴えられたという事案もありました。今回のメルマガ『戦略経営の「よもやま話」』では著者の浅井良一さんが、ビジネスにおけるアップルとトヨタの企業比較、そしてドラッカーの言葉を引きながら協力会社と大手企業の関係について論じています。

成果を適える「鬼に金棒」 泣く子と地頭には勝てぬ

いつものことなのですが、不意にこんなことが頭に浮かびました。それは、事業において無敵となる「鬼に金棒」とはなんだろうかで。つらつら考て、成功を手にした名経営者の言動などから総合的に類推してみて、そこで浮かんで来るのが二つのキーワードです。一つは“ビジョン”であり、もう一つは“よき人材”というものです。

「なぜ二つのキーワードなのですか」なのですが、この二つは、時代の欲求を切り拓いて多くを適えて、それによって企業に大きな「成果」もたらしめるための“源泉”であるからです。なんとなれば“ビジョン”がなければ「成果」は見えず、そして“よき人材”の参画がなければ「成果」に至ることはないからです。

「鬼に金棒」の由来を調べてみるとこんな風に書かれています。

鬼に武器を持たせた様子を言い表したことわざです。強い者は丸腰でも充分強いのですが、武器を持つとさらに強くなることは当然で、武器を持つ者が鬼であればなおさらです。

とあります。そこで事業では、それがどんなふうなものかを考えてみたのです。

ところで世間一般での解釈は「泣く子と地頭には勝てぬ」の様で、中小企業に取引上の優位さを笠に着て、無理難題を押し付ける大手企業こそが「鬼に金棒」そのものだとされているようです。

少し前のことですが、中小企業の「島野製作所」が度重なる過酷な条件変更にアメリカ「アップル」社を訴えるという事件がありました。訴状は独占禁止法違反と特許権侵害とういうもので、有利な地位を乱用しての一方的な受注量の削減や値下交渉さらの技術流出を理由とします。結果的には敗訴して「アップル」が全面勝訴となったのでした。

少し余計なことですが「アップル」が全面勝訴した背景は何なのか、裁判はもとより争いごとなので、多くの有能な弁護士を擁している「アップル」が契約の段階からして準備万全なのは想像に難くありません。

これは特に珍しいことではなく、特にアメリカではこのことをディール(駆け引き)だとして常套な手腕と解されているようです。2011年にアップルのCEOになったティム・クック氏は、調達等で辣腕を振う実務家で“下請け”への価格交渉は厳しいものがあります。これをして「鬼に金棒」といえば、それなりに納得されるでしょうか。

なぜ使い回しはNG?お正月の飾り物は必ず毎年新品を用意したい理由

今年も残すところあと十日を切りましたが、お正月の準備は進んでいるでしょうか。近年は高価な玄関飾りや門松を購入し毎年同じものを飾るというご家庭も増加していますが、それではまったく意味がないとするのは無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』著者の真井花さん。真井さんは今回、その当然かつ納得の理由を綴っています。

新品

さて、本日は使い回し厳禁のお話。

お正月の準備は、進んでいるでしょうか。玄関飾りや鏡餅など、用意するものがたくさんありますよね。我が家は、大半用意して、あとは飾るだけです♪

でね。ここで注意してほしいことがあるんです。

  • 同じものを毎年飾る

ってヤツです。止めましょうね、これ。あの、いろいろ売っていますよね。

  • ガラス細工の鏡餅
  • 無垢材でできた門松
  • ドライフラワーの玄関飾り

ソレナリのお値段ですが、どれもカッコ良くて、デザインもサイズもいろいろ揃えられています。

ま、ひな人形とか五月人形とかのイメージなんですね。良いモノを高い値段で買って、大切にし、毎年同じ時期に飾って、終わったらしまっておいて…ってことです。

ですが、お正月の飾り物に限っては、

  • 毎年新しいものにする

ようにしましょう。

お正月の飾り物は、

  • インテリア小物なんかじゃない

んですよ。神様をお招きできる場所であることを示すためのものです。あの、神様ですよ。神様。

  • 使い古しで

お招きできるわけないじゃーん。神棚に食べ物を供えたりするときもまさか人間が食べ残したものを供えたりしませんよね。それは神様に残り物を差し上げるなど、不敬だからですよ。これと同じようなものですね。

なので、門松も鏡餅も玄関飾りも

  • 使い捨て

です。エコとか、カンケーないから。いや、神様に幸運を分けていただくことより、エコが大事だという価値観なら、それはもうそうしていただければいいんですが、オススメはしませんね。だって、失礼な上にそれじゃ意味がないからです。

お正月の飾り物は、毎年新品を。神様に対する最低限の礼儀ですよ。

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ギャンブルだけの話にあらず。儲けるコツは「胴元」となること也

「確実に儲かる仕組み」があるのならば是が非でも知りたい、と思うのが人情というものですが、私たちが生きる社会は「ある立ち位置」の人が儲かるように作られているんだそうです。そんな仕組みを紹介しているのは、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさん。佐藤さんはその立ち位置を「胴元的思考の人」とし、そうなるためのトレーニング法や儲けるコツをレクチャーしています。

胴元になることを意識する

ギャンブルというのは必ず胴元が儲かるようになっています。それは胴元がテラ銭を抜くからです。ちなみにテラ銭は「寺銭」でして、江戸時代にお寺で賭博場が開かれていて、お寺が開催料として抜いたおカネから来ている言葉です。

ところがこれってギャンブルだけの話じゃないんです。多くのことで、胴元が儲かるように社会の仕組みは作られているんです。

例えば、19世紀の中頃にカリフォルニアで起こったゴールドラッシュ、この時に一番儲かったのは誰だか知っていますか?金を掘っていた人たちではなく、そんな金を掘る人たちに、ツルハシを売ったり、ジーパンを売ったり(ジーンズはこの時に流行したのです)、彼らを泊めるホテルを作ったり、彼らにお酒を提供したりした人たちが一番儲かったんです。

この場合の胴元って彼らのことですよ。

人が集まると、プレーヤー的な人と、胴元的な人に分かれるんです。プレーヤーとはゴールドラッシュでいえば、金を掘る人ですよね。それとは対照的に胴元的な人というのは、自分はプレーをせずに、プレーをする人たちという集合に何か働きかけをして、彼らを動かす人なんです。

実はこれが儲けるコツなんです。

例えば、株のデイトレで儲けようとして、自分が株の売買をすることを考える人はプレーヤーなんです。そんなプレーヤーに何らかの情報を提供したり、利便を図ったりして手数料なり、口銭なりをもらうことを考える人が胴元的思考の人です。

どうして胴元的思考の人が儲かるかというと、相手にする人数が多いのと、プレーヤーの結果に拘わらずチャリンとおカネが入るからなんです(レバレッジが掛かるともいいますね)。

ゴールドラッシュの時にバーを開いていた人は、プレーヤーが金を掘り当てたら掘り当てたで、祝い酒を飲むわけ。金が見つからなかったら、今度はやけ酒を飲むわけ。つまり金が獲れたかどうかに関係なくおカネが動くわけです。

ところがプレーヤーは自分が金を掘り当てた時だけ、おカネが入るわけですね。これは構図として儲かりにくいのが分かりますよね。

ですから、自分がどういう立ち位置にいると、胴元的に振る舞えるのか?これがビジネスを設計する時に常に考えるべきことなんです。

タワマンの高層階と低層階、経済的に「お得」なのはどちらか?

まことしやかに語られる「階層ヒエラルキー」など、何かと話題の尽きないタワーマンション。今回、マンション管理士の廣田信子さんのもとに届いたのは、そんなタワマンを購入するとしたらどの階がいいかという究極の質問でした。専門家はどう判断するのでしょうか。廣田さんが自身の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』で、高層階・低層階それぞれのメリットとデメリットを挙げつつ考察しています。

タワマン、ステータスと家族の価値どちらが勝つか

こんにちは!廣田信子です。

タワーマンションを購入するとしたら、どの階がいいと思いますか?

…といきなり聞かれました。少し価格が下がったら、築10年未満のタワマン購入を考えているみたいです。階によって価格が違うので、何階を買うかで、夫婦の意見が割れているのです。

奥さんは、高層階がいいと主張しているようです。奥さんは、マンション内に、居住する階による見えないヒエラルキーがあると聞いて、せっかく購入するのに、「何階?」と聞かれたり、エレベータ─の行き先ボタンを押す度に、「ああ、低層階にお住まいなのね」と、何か低く見られているような気になるのはいやだ…と。

夫さんの方は、水害で電気施設がやられエレベータ─が止まって高層階がいかにたいへんか…昨年、だいぶニュースになったので、むしろ低層階がいいと思っていて、(しかも、高層階より価格が安いならいうことない)何か、奥さんに対して、説得力がある低層階メリットってないですか…と。

そもそも、住んでいる階によるヒエラルキーって、本当にあるんですか?…と聞かれると、何とも言えません。表面に出ることと人の心の内は必ずしも一致しません。

このテーマ、以前、仲間内で話したがあるのですが…購入価格の差で、何となく、経済力の差を感じる…ということはないとは言えないかも…。

自分たち夫婦は、頭金を出しあってローンを組んで用意できるのが、ぎりぎり6,000万円だったので、本当はほしかった高層階をあきらめて、低層階を購入したとしたら、同じ間取りで、高層階の7,000万円の部屋を買った夫婦を見て自分たちより収入がいんだろうな…と、一瞬、感じることはあるかもしれません。口に出して言うような人は、まず、いないでしょうが…。

でも、それがどうした…ですよね。そんなことは、各人の幸せな生活には何の関係もないことです。でも、経済力の差で自分のステータスを感じたい、そのグループに属することでなんか優越感を感じるというような人の「さが」は、完全にはなくならないのかもしれません。実際は、そんな話あまり聞かないんですが…ね。

奥さんを説得するために、高層階が意外にたいしたことはないこと、低層階のメリットが聞きたい…と。

まず、高層階に住むメリットでいつも上げられるのは、景色がいい…ということです。でも、ある住人の方がいいます。開口部の向きによっては、日差しがきつ過ぎて、昼もカーテンがないとまぶしいし、別に、バルコニーからの景色、毎日なんて見ていない…と。お友達を招待した時に、眺めがいいわね~と言われ、ちょっとうれしい気分になるくらいかな…。でも、意外にそれって大事なんだよ。マンションの中のヒエラルキーなんて特に興味ないけど、友人や親戚に、タワーマンション買ったのに、この眺めは普通過ぎると思われるのは、ちょっとね…と。

最上階の、特別な仕様でセキュリティも二重になっているような部分を除いては、階で、住みごこちにそんなに差があるとは思えません。タワーマンションの高層階は、風の影響をもろ受けるので、開口部が開けにくかったり、ヒューヒューという風切り音も大きくなります。台風のときなど、かなりの音がします。で、地上から離れていると、道路等の騒音は聞こえなくて静かかと言うと、実はそうでもなく、意外に障害物もないので、音は上に上がって地上の音や声が、すぐ近くに聞こえてびっくりすることもあるようです。