米国の猿真似が日本を貧困化した。さらなる衰退を防止する手立ては?

先日掲載の「『分配、分配』が招く日本の貧困化。岸田政権に見えぬ“育成策”」等の記事で、我が国のさらなる経済的凋落を予測し続けている、日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さん。しかし、まだこの国には立ち上がる力が残されているようです。津田さんは今回、自身のメルマガ『国際戦略コラム有料版』で、日本が貧困化した原因を明らかにするとともに、再生するためには国としての自立が必要と断言。その上で自立に不可欠な3つのポイントを挙げ、各々についての具体的な推進手段を提示しています。

【関連】「分配、分配」が招く日本の貧困化。岸田政権に見えぬ“育成策”

 

日本再生戦略:日本のより厳しい貧困化を防止するには

岸田政権で、日本を再生しないと日本の経済的な沈没になる。岸田政権は、日本再生のグランドデザインをハッキリ国民に示すべきである。その戦略を検討しよう。

日本は、長年の金融緩和一辺倒で円安になっているが、国債発行高が世界一であり、GDPの2倍以上もある。このため、国債費の膨張防止から金利を上げられない。

このことで、いくらインフレになっても、金融緩和政策で金利をゼロ近くに押しとどめるしかない。このため、今後ともに超円安を覚悟する必要になっている。

ということで、日本国民は、超円安になることで貧乏になることが確実視されている。今でも海外に行くと、円の価値が低いことがわかるが、今後、より一層、酷くなる方向である。そして、輸入穀物や食糧価格と原油価格が高騰して、食費や光熱費が増えていく。エンゲル係数も上昇することになる。

しかし、日本が円安で、労働賃金も相対的に下がり、その結果、日本で工場生産した方が安くなり始めている。サプライチェーンの混乱も、日本国内で生産・流通している限り、政府と財界が近いので、問題の解決はしやすいし、非常の時にも対応が他国と比べて楽である。

独裁国ではないので、法律を急に企業に不利に変えることも、そう簡単にはできない。民主党政権がすぐに倒壊したのは、企業に不利になる法律を作りそうであり、財界と敵対したからだ。二度と、そのような党に日本の統治を任してはいけない。今は維新の会や国民民主党などは、企業に融和的である。

その上、海外の賃金も上昇して、タイなどは周辺諸国からの出稼ぎ労働者で工場を稼働させている。それなら、出稼ぎ労働者を日本に入れて、生産した方が全体的にみると安いことになりそうだ。

そして、将来的にも日本の円は安くなることはあっても、金融政策を引き締められないので、高くなることはない。円安がドンドン進んでいくことになる。

結果、国民は貧乏になる方向であるし、生活に余裕がなくなり、飲食店の利用回数は減るし、旅行もいけないかもしれない。その結果、そこで働いていた人たちが工場労働者になる。工場の方が付加価値が高いので、コロナでも辞めさせない可能性が高い。労働力はサービス業から転移してくるとみる。そして、足りない分は海外からの移民や出稼ぎ労働者になる。

貧乏になる原因は、食糧とエネルギーの海外からの調達である。この輸入を少なくして、なるべく自給自足化する必要になっている。日本国内生産の食糧を海外産食糧より安くすることである。エネルギーも同様に国内産のエネルギーを安くすることである。

というように、日本の経済戦略を大きく変化させる必要になっている。国民を飢餓や疫病、戦争から守り、裕福ではないが長い寿命を全うできる健康で栄養バランスの取れた食事ができる環境を構築することになる。日本の国家目標をレベルダウンさせる必要がある。

 

15年後だって構わない。Facebookが「メタバース」構築を目指すワケ

Facebookは米国時間の10月28日、社名を「Meta」に変更すると発表。10年から15年かかってでも3次元仮想空間を意味する「メタバース」の構築を目指すとするマーク・ザッカーバーグCEOの狙いはどこにあるのでしょうか。メルマガ『杉原耀介の「ハックテックあきばラブ★」』著者で、システム開発者であり外資系フィンテックベンチャーCTO(最高技術責任者)でもある現役東大大学院生の杉原耀介さんは、「メタバース」が完成すれば、世界を手にするに等しく、織田信長が茶器や茶碗に価値を付けたのと同様の錬金術が可能になると、その仕組みをわかりやすく解説。来たるべき時に備え、3次元の現実の中でどんなビジネスができるかイメージする意義を伝えています。

 

メタバースと茶道の意外な関係

10~15年間実現できなくてもいい?

Facebookが社名をMETA(メタ)に変えて、メタバース構築に本気を出してきていますね。
Facebookのソーシャルメディア企業からメタバース企業への移行についてMeta幹部が語る – GIGAZINE

約55億円を開発に投じて「10~15年は実現できなくても構わない」という気合の入り方。なんだかちょっと怖くなるような入れ込み具合ですが、なぜそれほどメタバースに注力していくのでしょうか?もちろん、次世代のSNSをリードしていくとか、リモートでのコミュニケーションが特にコロナの後活発化していくという理由もあると思いますが、私はこの話を聞いたときに「ああ、これは信長が茶道を推奨したのと同じことだなあ」と思っていました。

なので今回はまずFacebookがなぜメタバースに進まなければいけなくなったのかと、それが実現したときに「何が嬉しいのか」ということをちょっと考えていこうと思います。

「高齢者のSNS」になったFacebook

よく「学生時代はTwitter、就職したらFacebook」なんて言葉をZ世代の新入社員が口にしたりしているそうです。学生時代はTwitterやインスタグラム、tiktokなどを使っているけれど、学校を卒業して就職すると先輩や上司などが「連絡するためにFacebookのID教えて」と言われるので、しかたなくFacebookのアカウントを作る。

いわゆる「おじさん」たちはFacebookをよく使っているのでメッセンジャーでメッセージをやり取りするのには使うけど、当然ながら私生活をFacebookに投稿することはなく、彼らの投稿はほとんどない状態。

それでもメッセンジャーだけ使っていれば良いのであればいいけれど、ときには上司や偉い人の投稿によいしょするために「いいね」を押すという、いわゆる「お追従いいね」という風習を強要されることもあるとか。本来は楽しい個人のコミュニケーションとして使われるはずのSNSが私生活にも入り込んでくる「厄介者」になってしまえば確かに使う気がなくなるかもしれませんね。

 

外国語習得の極意を語った父が話せた仏英中国語の爆笑フレーズとは?

学校の勉強ではなかなか話せるようにならない外国語。本当に習得したい人は海外に留学するか、駅前あたりに留学することになってしまいます。結局、言葉は使わないと身につかないもの。メルマガ『ファンキー過ぎる家族がいてもマジメに生きてる娘の話』著者のミーミーさんが、父親から聞いた「言葉を覚えるのに一番大事なこと」も「使わなあかん」ということだったようです。ただし、使えたフレーズは限定されていて、特に中国語に関しては、たくさん使って覚えたらしく、少し呆れ気味に紹介しています。

 

父の「笑った!困った!驚いた!」エピソード:言語学習で大切なこと

父がよく一発芸のように話していたことがあります。「大学ではフランス語をとっていたけど覚えた言葉は3つ。ボンジュール、マダム、ジュテームや」。

高校も大学もラグビー推薦で入学した父にとって、大学の講義なんて頭に入っていない&ちゃんと出ていなかったことは想像できるのですが、毎度「ジュテーム」と言う時だけは、情感たっぷりでそれっぽく発音するので、いつも(きもちわる!)と思いながらも笑ってしまっていました。

他にも「中国語も少しはできる!」と豪語するため「それなら何か喋ってみて」と言うと、決まって「ウォーアイニー」と返ってきました。その流れで「英語だってできる」と言い、何か喋ってと促すと「あいらーびゅー」と。

もうお気づきだと思います。「ジュテーム」も「ウォーアイニー」も「あいらーびゅー」も日本語で「愛してます」です。そして、最後にはいつもこう言うのです。なぜか少し格好つけながら、「言葉をな、覚えるのに1番ええのは使うこっちゃ。恥ずかしがらずにやな、使わなあかんねん」と。

ああ…それは…父がどこかで「ジュテーム」を使う機会があったかどうかは謎ですが、確実に日本語と英語と…台湾ラブで台湾に通いまくっていた時代があるため中国語も本当に使っていたんだろうな、と。

皆さん、言語は「恥ずかしがらずに使わなあかんねん」だそうです。「学びの秋」として、ふと、父の情感たっぷりの「ジュテーム」「ウォーアイニー」を思い出して、ちょっとホッコリしてしまいました。何の学びもありません…。あちこちで「愛してる」を使いまくっていた父のお話でした。すみません。

 

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北の核は防げない。日本が今すぐ見直すべき「専守防衛」という自縄自縛

山岳地帯の鉄道車両や日本海に展開した潜水艦からのミサイル発射実験を繰り返し、国際社会を刺激する北朝鮮。国土すべてがその照準内にある日本でも、ようやく「敵基地攻撃能力の是非」などが論点に上がるようになってきましたが、さらに踏み込んだ議論を求める声も各所から上がっています。このような状況を専門家はどう見るのでしょうか。今回のメルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』では北朝鮮研究の第一人者である宮塚利雄さんが、今こそ政府と国民は「専守防衛」について真摯な論議を進めるべきと提言。さらに日本は北朝鮮にいつ核ミサイルを打ち込まれてもおかしくない脅威の渦中に置かれている、との警告を記しています。

【関連】9月だけで4回の「ミサイル発射」。それでも北朝鮮にダンマリ韓国の無責任

※本記事は有料メルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』2021年11月20日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:宮塚利雄みやつか・としお
宮塚コリア研究所代表。韓国・慶熙大学校碩士課程、檀国大学校博士課程修了。山梨学院大学教授(1992~2015年)。主な著書に『北朝鮮・驚愕の教科書』(宮塚寿美子と共著)、『北朝鮮観光』「がんばるぞ!北朝鮮』『アリランの誕生』『日本焼肉物語』『パチンコ学講座』、そのほか翻訳本多数あり。

 

日本は真剣に専守防衛の議論をするべき時

元航空自衛隊航空総隊司令官の大串康夫氏が先月21日、都内で「迫りくる危機に立ち向かう!~私たちの提言~」と題して講演した。

大串氏は、頻繁にミサイル発射実験を行う北朝鮮や尖閣諸島沖で領海侵犯を繰り返す中国などを念頭に「(国民が)日本の置かれている状況を理解し、主体的な防衛意識を持つことが必要だ」と指摘し、「尖閣も米国が守ってくれると思っていては守れない。アフガンのように(国防を放棄した状態)なったら米国は来ない」と強調した。

最近の北朝鮮による相次ぐミサイル発射実験に関して、日本国内でもようやく「敵基地攻撃能力を検討すべきだ」という意見が聞かれるようになった。現に防衛省は11月12日、国家安全保障戦略や防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画(中期防)の戦略3文書の改訂に向け「防衛力強化加速会議」を設置し、初会合を同省で開催した。同会議は岸田文雄首相の指示で設置され、敵基地攻撃能力を含めて議論したとのこと。

会議は、岸信夫防衛相をトップに防衛省局長級幹部や各自衛隊の幕僚長らで構成され、岸氏は会議冒頭で「急速なスピードで技術が進行している。変化の中で命や平和のために必要なものは何か、冷静かつ現実的な議論を突き詰めることが重要だ」と強調した。北朝鮮によるミサイル発射実験に関して「敵基地攻撃能力を検討することは大いに結構なことである」。しかし、敵基地攻撃の場合、「相手のミサイルの正確な位置を事前につかんでおかなければならない」ということだ。

 

崖っぷち中国共産党が抱える、不明テニス選手「暴露会見」の大爆弾

先日掲載の「不倫暴露後に消息不明の中国テニス選手、国営メディア“自筆メール”公表も『不審なカーソル』で捏造疑惑が浮上」でもお伝えしたとおり、安否が気遣われている中国のプロテニス選手ポン・シュアイ氏。ここ数日、彼女の無事をアピーする動画が相次いで公開されていますが、その内容については不自然さが指摘されるなど、真相は未だ明らかになっていない状況です。事件はどのような決着を見るのでしょうか。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』で著者の大澤先生が、今後の展開を読み解きます。

【関連】不倫暴露後に消息不明の中国テニス選手、国営メディア“自筆メール”公表も「不審なカーソル」で捏造疑惑が浮上

 

中国政府を揺るがすテニス選手の性的暴行告発・消息不明

日本でも報道されていますが、中国のプロテニス選手が告発した元政府高官からの性的暴行問題、世界的にも大きな衝撃を呼んでいます。

ダブルス元世界ランク1位のポン・シュアイ氏は元第一副首相ジャン・ガオリー氏に性的関係を強いられたと中国版ツイッターで告発をしました。その後、消息が分からなくなっているのです。

投稿は30分で削除されましたが、あっという間にスナップショットが拡散しました。

そして行方不明になった彼女の消息を心配する声が世界中にあふれています。セリーナ・ウィリアムズ、ノバク・ジョコビッチ、大阪なおみ、ビリー・ジーン・キング、クリス・エバートらの選手が積極的に発信しているからです。

世界女子プロ-テニス協会の責任者スティーブ・サイモン氏は、彼女の消息について調査を要求し中国からツアーを撤退させる用意があると宣言しました。

ホワイトハウスのジェン・プサキ報道官は、「我々は、中国政府が彼女の居場所と安全について、独立した検証可能な証拠を提供するよう求める」と述べました。そして国連までが「完全な透明性」のある調査をもとめる声明を出しています。

そういった騒動の中、18日中国国営メディアCGTNは、ポン・シュアイ氏が世界女子プロ-テニス協会サイモン会長に宛てたメールとされるものを公開しました。

「こんにちは、ポン・シュアイです。私は行方不明になったわけでも、危険な状態になったわけでもありません。家で休んでいますし、何も問題ありません。私のことを心配してくださって、本当にありがとうございます」との文言です。

ただちにサイモン氏は「私は受け取ったメールを彼女が実際に書いたとは思えません。家に帰されていることも信じられません」と述べました。

対照的に、北京オリンピックを迎える国際オリンピック委員会は「最新の報道を目にし、彼女が安全であるとの保証に勇気づけられている」と述べました。

それでまた大きな非難を受けました。中国政府の説明をうのみにしている。バッハ会長こそ率先して「彼女はどこにいるのだ」と中国に質問すべきだというのです。

批判の大きさに驚いたのでしょう。国際オリンピック委員会のディック・パウンド委員は、中国のこの問題への対処次第で、2022年北京冬季五輪開催に関して強硬な態度をとる可能性があると今は述べています。

 

ある意味「事故」。ソフトバンクはバルミューダフォンと“心中”するのか

スタイリッシュなデザインを武器に、一躍家電業界の寵児に躍り出たバルミューダ。そんなクリエイティビティ溢れるプロダクトメーカーがリリースしたスマートフォンですが、ネット上では「期待はずれ」という声が多く聞かれるなど、散々な有り様となっています。このような状況を招いた責任の一端を、独占販売契約を結ぶソフトバンクに求めているのは、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さん。石川さんは自身のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』で今回、同社がバルミューダ側に適切な助言を与えていれば、かような「事故」は起こらなかったとの見方を示すとともに、バルミューダフォンとグーグルPixelとの間の「意外な共通点」を指摘しています。

 

なぜ、ソフトバンクはバルミューダと心中する気になったのか――バルミューダとGoogle・Pixleに見る共通点とは

バルミューダが発表した「BALMUDA Phone」について、いろいろと思うことがある。率直な感想はエンガジェット日本版やアスキーの記事で執筆しているので、そちらを参考にして欲しい。

● バルミューダの名前に負けた「BALMUDA Phone」

ネットの反響を見る限り、総じて「不評」なのだが、そもそもBALMUDA Phoneを独占販売するソフトバンクはこの状況を、どう思っているのか。

BALMUDA Phoneの発表会では、4Gスマートフォンとして開発を進めていたバルミューダに対してソフトバンクが「絶対に5G対応にして欲しい」と懇願したという。そこで、バルミューダは設計をイチから見直し5Gに対応。結果として、当初、予定していた、持ちやすいとされる4.8インチディスプレイは諦め、4.9インチに変更。さらに本来であれば2021年春発売の予定だったスケジュールも後ろ倒しされ、この11月になったという。

設計を見直させるほどの助言をするのでであれば、ソフトバンクはもうちょっと「これじゃ売れない」というアドバイスもすべきだったのではないか。

ソフトバンクなどキャリア各社は、いまのスマートフォンにおける売れ筋やトレンドを誰よりも熟知しているはずだ。メーカーが提案してきた多数の本体カラーに対しても、売れる色しか調達しないなど、厳しい目でスマートフォンを取り扱っている。

いくら「独占販売」に目がくらんだからといって、ソフトバンクがちゃんとバルミューダに助言していれば、こんな事故は起きなかったのではないか。

ソフトバンクとしては世間から注目を浴びているバルミューダにデザインをすべて託したのだろうが、とはいっても、バルミューダはスマートフォンの世界においては素人だ。

なぜ、ソフトバンクはバルミューダと心中する気になったのか。14万円のスマートフォンを売らないといけない販売代理店はまさに被害者ではないか。

バルミューダはかつて経営危機を迎えたこともあったが、寺尾玄社長は「2020年の正月に初めてこの会社はしばらく潰れないだろう」と感じ、自分が一番やりたかった「パソコン」を作ろうと思ったという。しかし、パソコンは手のひらサイズのスマートフォンになっていたことから、BALMUDA Phoneを開発したという。

 

汚職に不倫とスキャンダル続き。英国政界で何が起きているのか?

新型コロナウイルス対策や環境問題対策に資金が注がれ、注がれる先に疑惑の目が向けられる──日本のことではなく、紳士の国イギリスでのことです。汚職スキャンダルで大揺れのイギリス政界とプライベートの問題でも苦境に陥るジョンソン首相の現在の状況を伝えるのは、メルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』著者で国際政治経済学者の浜田和幸さん。24歳下の恋人が公邸を金の壁紙で模様替えしてしまい、その費用の工面にも苦労しているのだそう。ジョンソン首相は窮地を脱することができるのでしょうか。

 

汚職スキャンダルで苦境に陥るイギリスのジョンソン首相

ぶっちゃけ、イギリスの政界が大揺れしています。つい先ごろ、国連主導のCOP26を開催したばかりですが、イギリスでは環境問題やコロナウイルス対策と称して、政府の資金が特定の政治家の係わる企業に横流しされていたとのスキャンダルが相次ぎ、ジョンソン首相は防戦一方です。

同首相曰く「イギリスは汚職国家ではないはずだ、議会も政府機関も腐敗しているとは思わない」。とはいえ、元愛人による「浮気と不倫三昧」を糾弾する暴露発言もあり、信用ガタ落ちのジョンソン首相です。

この2週間、ジョンソン首相の率いる保守党はコロナ用のワクチン購入に関する利益誘導に関して厳しい批判を受けています。パターソン大臣が職権を乱用し、私的な利益を得ていたというわけで、結局、議員辞任に追い込まれてしまいました。

実は、イギリスでは国会議員の兼職が認められています。そのため、360人の保守党の国会議員の内、90人以上は別の仕事をし、収入を得ているようです。労働党の場合には兼職議員は3人しかいません。

与党の保守党で閣僚経験者は特に派手な利益誘導活動に熱心に取り組んでいます。ジョンソン首相はこうした問題にメスを入れる姿勢を見せていたのですが、一転して、前言を翻してしまったため、猛反発を招いたわけです。

ジョンソン首相夫妻が住むダウニング街の公邸の内装を巡っても問題が発生しました。というのもジョンソン首相はイギリスの歴史をいくつも塗り替えており、その一つは24歳年下のガールフレンドを連れて公邸に移り住んだことです。

2番目の夫人と離婚協議中でしたが、離婚が成立する前に、ジョンソン首相の子を身ごもったキャリーさんと首相公邸で暮らし始めたわけで、世間をあっと言わせました。しかも、キャリーさんは知人のデザイナーに依頼し、公邸の全面的な模様替えを行ない、金の壁紙を使ったのです。そのため、国が定めた予算を7倍も超えてしまいました。

その差額をどう工面するかで、党が負担するとか、寄付金を募るとか、ひと悶着もふた悶着もあったのです。最終的にジョンソン首相が個人で負担するということになりましたが、「俺には金がない」とこぼしていた首相が、どう資金を工面するのか、いまだに決着がついていません。

そうこうするうちに、金の壁紙が剥がれ始めたため、補修工事が始まりました。ぶっちゃけ、イギリスが誇ってきた民主政治のメッキが剥げ始めたことを象徴しているようです。

 

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なぜ、現役精神科医は“笑顔で食べ物のこと”を考える癖をつけろと言うのか

寒くなってくるとどうしても気持ちがネガティブに傾きやすいですよね。今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では現役精神科医のゆうきゆう先生が、気持ちを前向きにしてストレスにも強くなる行動を教えてくれています。

心の防御力を3倍まで強める究極の技術!

こんにちは、ゆうきゆうです。

今日も元気でお過ごしでしょうか。

さて皆さんは、気持ちを前向きにして、ストレスにも強くなる「ちょっとした行動」をご存じでしょうか。

人間というのは、感情と表情もしくは行動がリンクしていると言われています。例えばネガティブな感情になると、「姿勢が縮こまって悲しい顔」になります。逆に楽しくなってくると姿勢を伸ばして明るい表情になってくるでしょう。そのため相手の表情を見て、「何か悲しいことあった?」とか「楽しいことあった?」と判断できるわけです。表情が感情にリンクしているということですね。

よって心理学的には悲しい感情、嬉しい感情によって表情が変わってくると言われているのですが、逆に「表情によって感情が作られる」という面もあるとも言われています。例えばわざと悲しいような顔をしていると、本当に悲しい気分になってきますし、姿勢を猫背に丸めるとネガティブな気持ちになってきたりするものです。逆に笑顔を作ったり姿勢を正したりすると、どんどんポジティブな気持ちになってきます。

実は体と感情の間には、このような働きがあるのです。ですので、できれば普段から意識的に笑顔を作るようにしてみましょう。

笑顔になれないときは…

ところが人によっては「楽しいことないのに笑顔になるなんて虚しい」とか「自分の感情を強制的に変えようとしている気がして、居心地が悪い」であったり「楽しいことがないのに無理して笑うなんて、強がりみたいでイヤだ」と感じてしまうことがあると思います。

そういった心理によって抵抗を感じてしまったり、もしくは楽しい笑顔を作っているはずなのに悲しくなってしまうような心理があったりと、この笑顔を作るという方法がなじまない人も一定数います。

ここで今回強くおすすめしたいのは、「笑顔を作りながら楽しいことを1つ考える」という方法です。

外見だけではなく内面においても、笑顔に合ったものを1個考えてみよう!ということですね。

あり得ない。中国による「台湾の軍事的制圧」などほぼ不可能なワケ

「台湾有事」を懸念し危機を煽るような報道に加え、元自衛隊将官OBまでもがその危険性を訴えるに至り、「軍事アナリストが仰天。前統合幕僚長「台湾有事」言及の認識不足」で、「近い将来『有事』が起きる可能性は低い」との米軍トップのミリー陸軍大将の発言を尊重すべきとした軍事アナリストの小川和久さん。今回のメルマガ『NEWSを疑え!』では、中国軍が台湾を武力制圧しようとする際の上陸作戦をより具体的に検証。海で囲まれた台湾を制圧するには「上陸適地」の問題で、どれほど困難を極める作戦となるかを伝えます。その上で、「有事」を懸念するよりは台湾内部からの崩壊を狙うハイブリッド戦にこそ注意を向けるべきと訴えています。

※本記事は有料メルマガ『NEWSを疑え!』2021年11月15日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:小川和久(おがわ・かずひさ)
1945年12月、熊本県生まれ。陸上自衛隊生徒教育隊・航空学校修了。同志社大学神学部中退。地方新聞記者、週刊誌記者などを経て、日本初の軍事アナリストとして独立。外交・安全保障・危機管理(防災、テロ対策、重要インフラ防護など)の分野で政府の政策立案に関わり、国家安全保障に関する官邸機能強化会議議員、日本紛争予防センター理事、総務省消防庁消防審議会委員、内閣官房危機管理研究会主査などを歴任。著書は『フテンマ戦記』『アメリカ式 銃撃テロ対策ハンドブック』『日米同盟のリアリズム』『戦争が大嫌いな人のための正しく学ぶ安保法制』『危機管理の死角 狙われる企業、安全な企業』『日本人が知らない集団的自衛権』『中国の戦争力』『日本の「戦争力」』『日本は「国境」を守れるか』『危機と戦うテロ・災害・戦争にどう立ち向かうか』ほか多数。

 

上陸適地を忘れた台湾有事論

台湾有事について、中国側には上陸部隊を輸送する船舶が決定的に足りないことを繰り返し指摘してきましたが、自衛隊の将官OBでも忘れているか、まったく知識のない人が少なくないようです。

渡洋上陸作戦が成り立つかどうかは、必要な規模の上陸部隊を戦車などの装備品、燃料、弾薬、食料とともに輸送できるかどうかで判断することになりますが、その海上輸送の計算式は陸上自衛隊の指揮幕僚課程CGSでは必ず教育されたものです。ちなみに、私よりひとまわり若い方面総監OBに尋ねたところ、1989年当時にCGSで習ったとのことです。

船の問題もそうなのですが、同じように忘れられているのが上陸適地の問題です。かりに必要なだけの船腹量を備えていたとしても、その輸送船団に乗った陸上部隊をきちんと上陸させることができなければ台湾の武力統一など夢のまた夢です。

台湾の場合、中国の陸上部隊は台湾側の砲兵の射程圏外、沿岸から70キロほどの海域で輸送船団から上陸用舟艇やホバークラフトに移乗して海岸を目指すことになります。この段階では、対艦戦闘能力を突出させた台湾の海軍、空軍の攻撃によって中国の陸上部隊は既に相当な損害を受けていることは想像に難くありません。

当然ながら、海岸に近づくほどに台湾側の攻撃にさらされます。上空からの攻撃も、中国の戦闘機部隊が航空優勢(制空権)を握らない限り、避けられません。

中国側は来援する米軍の攻撃にも耐えなければなりません。台湾を国家として承認しているかどうかといった政治的な要素に関係なく、台湾を自国の国益として位置づけている米国が来援を躊躇うことはないのです。その点は中国も理解しています。

これは渡洋上陸作戦では想定内の状況ですから、中国側もその損耗を前提に陸上部隊の規模を決めることになります。台湾への渡洋上陸作戦に100万人規模の陸上兵力が必要とされる根拠はそこにあります。

そこで上陸適地です。台湾側の反撃や米軍の攻撃に堪えて上陸しようとするとき、中国軍を待っているのは容易に上陸できない海岸線ばかりだとしたら、この段階で狙い撃ちの標的にされてしまうのです。

 

残業代の単価はどう決まる?現役税理士がわかりにくい賃金額の計算を解説

残業代の単価を計算する際には、1時間あたりの賃金額を計算しなくてはなりません。しかし、諸々の手当がついている場合はどこまでをその賃金に含めるべきなのでしょうか?無料メルマガ『採用から退社まで!正しい労務管理で、運命の出会いを引き寄せろ』の著者である社会保険労務士の飯田弘和さんが詳しく解説しています。

残業単価の計算に皆勤手当を含めるか?

ある建設会社さんから、こんな質問を受けました。

「残業代の単価を計算する際、皆勤手当も計算に含めるのですか?」

残業代の単価を計算するには、まず、“1時間あたりの賃金額”を算出する必要があります(※ 算出した1時間あたりの賃金額に割増率を掛けて残業単価を算出します)。時給制の場合には、その時給が“1時間あたりの賃金額”となります。

しかし、その場合であっても、職務手当や役職手当等が月額の固定手当として支払われている場合には、それらの手当の“1時間あたりの単価”を算出し、先ほどの時給と合わせた合計金額が“1時間あたりの賃金額”となります。

次に、月給制の場合の“1時間当たりの賃金額”の算出方法ですが、以下の計算方法になります。

 月給÷1年間における1か月平均所定労働時間 

ここで、“1年間における1か月平均所定労働時間”とは、年間の総所定労働時間数を12で割ったものとなります。

※ 所定労働時間とは、雇用契約によってあらかじめ決められた労働時間をいいます。

※ 年間の総所定労働時間数は、具体的には、年間の歴日数(365日)から年間の休日数を引き、1日の所定労働時間数を掛けて出します。

また、ここでいう“月給”には、基本給はもちろん、職務手当や役職手当等の手当も含まれます。ただし、“家族手当”や“通勤手当”、“住宅手当”などは、月給に含める必要はありません。

注意していただきたいのが、ここでいう“家族手当”、“通勤手当”、“住宅手当”とは、家族数や実際の交通費や距離、家賃に比例して支給されるものであって、それらに関係なく一律で支給するものは“月給”とされ、残業代の計算の際に除外できません。

“臨時的、突発的事由に基づいて支給されるもの”や“支給事由の発生が不確定で、非常にまれに発生するもの”についても、“月給”に含めなくても構いません。たとえば、“結婚手当や出産手当は、上記に示した“臨時の手当”に該当します。