ディズニーに逆ギレ。米大統領選有力候補・フロリダ州知事のヤバい素顔

全世界で絶大な人気を誇るディズニーリゾートですが、フロリダの聖地が思わぬ形の「報復」を受ける事態となっています。今回のメルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』では著者でジャーナリストの伊東森さんが、ある州法を巡りフロリダ州知事とディズニー社の間に勃発した騒動を取り上げ、その背景を解説。さらに「夢の国」を敵に回した州知事の人となりを紹介しています。

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ディズニーvsフロリダ州知事 思想対立が激化 「ゲイと言ってはいけない」法案 デサンティス州知事とは? ミニ・トランプ 2024年大統領選候補者としても注目 

アメリカで“思想対立”が激しさを増し、各企業も対応に苦悩している。LGBTQなど性的少数者に関するフロリダ州の政策を批判したディズニー社に対し、州知事は「報復」措置に出た。

他方、保守とリベラルの分断が深まるなか、企業が

「沈黙は金」(*1)

を貫くことも、経営リスクとなってきた。

「挑発と見なし、反撃する」(*2)

フロリダ州のデサンティス知事は4月、ディズニーへの優遇税制を含む特区の制度を廃止する法案に署名。この制度は1960年代に定められた、テーマパーク建設のための源流だった。

デサンティス州知事は、共和党の保守派であり、トランプ前大統領とも近いことで知られる。ディズニーとの確執は、LGBTQの話題を小学校の授業で取り扱うのを規制する、

「ゲイと言ってはいけない法」

と呼ばれる州法が発端となった。それに対し、州法成立時、ディズニーは、

「署名されるべきではなかった」(*3)

とする。ただ、当初、ディズニーは態度を明らかとはせず。

「政治との間合いを取って、水面下で懸念を伝えるのが望ましい」(*4)

と考えたとされる。しかし会社側が声を上げないことに対しての従業員の不満がSNSで拡散、方針転換を余儀なくされた。

目次

  • 「ゲイとは言ってはいけない」法案
  • 州知事、ディズニーへの税制優遇措置の廃止で対抗
  • デサンティス知事とは? ミニ・トランプ 2024年大統領選候補者としても注目

「ゲイとは言ってはいけない」法案

今年1月、フロリダ州において、子どもたちが学校で性的指向や性自認、LGBTQに関する議論をすることを禁止する法案が可決された。

「教育における親の権利」に追加される形で可決された、通称「Don’t Say Gay(ゲイと言ってはいけない)法案」は、初等教育(幼稚園~小学3年生まで)を対象に、性的指向や性自認に関する学校での議論や、生徒の年齢や発達に見合わない議論を厳しく制限し、違反した場合には、親は学校や教師を「訴える」ことができる。

とくに、「親の権利」を問い、学校教育に“介入”するやり口は、アメリカの保守派がたびたび使う手だ。近年では、「アメリカの歴史」における人種問題について学校が果たしてきた役割を、「親が」反発してきた。

法案を支持する議員たちは、中間選挙と

「この法案によって、教師に告げ口された子どもたちが自殺へと追いやられる可能性があることに無関心な」(*5)

支持層だけだ。

ただ、学校現場でLGBTQについて議論することを禁止または制限する州法は、「同性愛者推進禁止」法とも呼ばれ、珍しいものでもない。

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終わらない北朝鮮の暴走。金正恩がミサイル乱射を続ける「2つの理由」

2022年10月現在、すでに過去年間最多数を超えるミサイルを乱射した北朝鮮。そもそもなぜ北朝鮮は、このタイミングでミサイル発射実験を頻繁に行うのでしょうか。その理由を考察するのは、外務省や国連機関とも繋がりを持ち、国際政治を熟知するアッズーリ氏。アッズーリ氏は今回、金正恩総書記が異例のペースでミサイルを撃ち続ける背景として「2つの国際環境の変化」を挙げそれぞれについて詳しく解説するとともに、今後も北朝鮮の暴走が続く可能性を示唆しています。

国際政治の側面から見た、北朝鮮がミサイルを撃ち続ける背景

10月4日、北朝鮮が中距離弾道ミサイル1発を発射し、日本海から青森県の上空を通過し、東北沿岸から東3,200キロの太平洋に落下した。北朝鮮のミサイルが日本上空を通過するのは2017年9月以来で、最高高度が約1,000キロ、飛行距離が4,600キロと北朝鮮が発射した弾道ミサイルのなかではこれまでで最も長い距離となった。北朝鮮は9月25日以降の1週間で4回もミサイルを発射し、今回の発射は今年で23回目となる。極めて異例のペースだ。今回の発射を含め、北朝鮮が異例のペースでミサイルを発射し続ける背景には何があるのだろうか。国際政治の側面から2つ考えてみたい。

1つは、北朝鮮を取り巻く国際環境だ。トランプ政権時代の当初、トランプ大統領は北朝鮮の金正恩氏をロケットマンと挑発し、2017年は新たな朝鮮半島危機として米国と北朝鮮との衝突のリスクが高まり、日本でも在韓邦人の退避を巡る問題が企業を中心に拡大したのは記憶に新しい。

その後は韓国・ピョンチャン冬季五輪、ムンジェイン政権の太陽政策もあり、米朝の雪解けが一気に進んだ。トランプ大統領と金正恩氏はベトナムとシンガポール、そして板門店と3回も対面で会談するなど、米国との国交正常化と金体制の保障を求める金正恩氏として、トランプ大統領は格好の相手となった。会談が金正恩氏の思うようにいったわけではないが、最も敵と捉えてきた米国の指導者と対面できることは極めて重要だったに違いない。トランプ大統領も北朝鮮指導者と初めて会った米国大統領になったと誇らしげに思っている。

しかし、2020年秋の米大統領選で米朝の雪解けは一変した。オバマ政権と同じく対北朝鮮で戦略的忍耐を貫くバイデン政権が誕生したことで、北朝鮮は好機を失うことになった。案の定、もうすぐ中間選挙となるが、この約2年間、バイデン大統領は北朝鮮を相手にせず、中国との戦略的競争、そして今年に入ってのウクライナ問題で、北朝鮮は完全に蚊帳の外になっている。バイデン政権の発足当初から北朝鮮問題の優先順位は低かったが、何も進まない米朝関係に金正恩氏の不満は高まる一方だった。

そして、今年5月に韓国でユン大統領が誕生したことで金正恩氏の不満ボルテージがさらに高まった。ユン大統領はムン政権からの太陽政策から一変し、対北朝鮮で米国や日本との協力を重視する姿勢を鮮明にし、日米韓で北朝鮮に対抗している。金正恩氏にとってはトランプ・ムン路線が良かったのだが、今後はバイデン・ユンという都合の悪い相手が指導者になってしまったため、北朝鮮はまた孤立することとなった。こういった北朝鮮を取り巻く国際環境の変化が、北朝鮮のミサイル発射の暴走に繋がっている。今回のミサイル発射も日本海などで活発化する米韓合同軍事演習をけん制するためのものだった。

陸上自衛隊セクハラ事件で明らかになった「個」を殺す日本の悪習

6月末のYouTube動画をきっかけに明らかになった陸上自衛隊内の女性自衛官に対する度を越したセクハラ行為について、9月末に防衛省が直接謝罪したのに続き、10月17日、加害者の自衛官4人が直接謝罪したと報じられています。この国のセクハラやパワハラはなぜ後を絶たないのでしょうか。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』で、健康社会学者の河合薫さんは、防止法案に専門家が求めた「禁止」の文言が入らなかったことを問題視。このままでは組織を守るために、「個」が殺されるこの国の悪習は続いていくと「禁止」条項の必要性を訴えています。

プロフィール河合薫かわい・かおる
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

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元自衛官の女性による性被害告発だけじゃない。組織につぶされる「声」

4ヶ月ほど前の6月29日、あるYouTube動画が話題になりました。2020年4月に自衛隊に入隊し、半年間の研修後配属された部隊で、度重なるセクハラを受けた元自衛官(22歳)の女性が、性被害を告発したのです。

やっと、本当にやっと先月の9月29日に、防衛省は「複数のセクハラ行為が確認できた」として謝罪。一昨日の17日には、セクハラに関与した男性隊員のうち4人が、女性に会って直接謝罪し、退職する意向を伝えました。

私も6月29日の投稿でこの問題を知り、Twitterをフォローしていましたが、女性が「どうしても謝ってもらいたかった」という思いが、実現したことは本当に良かったと思います。

しかし、女性のTwitterには目を覆いたくなるような卑劣なコメントも多数書き込まれていましたし、自衛隊側の対応はあまりに酷い!としかいいようがありませんでした。

そもそも女性が受けたセクハラは、パワハラであり、暴力です。しかも、1回限りではなく、日常的に。個人ではなく集団で、卑劣な行為を繰り返した。見ている人は止めることもありませんでした。

女性をさらに追い詰めた、21年8月の山中の訓練でのセクハラは、もはや犯罪ではないかと思われるほど、ひどいものでした。男性隊員十数人の部屋に呼ばれ、「接待」を強要。酒を飲んでいる輪の中に座らせられ、男性自衛官に格闘技の技をかけられ、ベッドに押し倒された。そして、脚を無理やりこじ開け腰を振り陰部を押し当てた。周りは笑って見ているだけ。他の隊員2人にも同様のことをされたのです。女性はその後適応障害との診断を受け、休職においこまれました。

人事課にあたる「1課」にも被害を報告しましたが、「セクハラを見たという証言が得られなかった」との回答だったそうです。その後は、自衛隊の犯罪捜査に携わる警務隊に、強制わいせつ事件として被害届を出したものの半年間も返答なし。やっと5月31日に返事がきましたが、不起訴処分です。これに納得いくわけがなく、女性は6月7日に検察審査会に不服申し立てをしました。

「このままでは自分がダメになる」──。自分の命の危機を感じた女性は、子供の頃から夢見た自衛官を断念し、退職。その直後に公開されたのが、冒頭の動画です。

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なぜ「前後裏表のない洋服」が大注目を浴びることになったのか?

一人で着脱が難しい人向けに作られた「前後裏表のない」洋服、この商品が今話題になっています。MBAホルダーで無料メルマガ『MBAが教える企業分析』の著者である青山烈士さんは今回、その商品戦略と戦術を分析。ターゲットを絞り込んだ結果、本来のターゲット層以外からも注目された商品開発について詳しく紹介しています。

誰かのために。一人での着脱が難しい方をターゲットにした画期的な洋服の開発秘話

今号は、前後どちらも着られる服を分析します。

● 縫製メーカーである「株式会社マキカンパニー」と衣服の企画販売会社「fukufuku312」が共同開発している「オールフロントシリーズ

一人での着脱が難しい方をターゲットに「子育てや支援に希望を持ってもらいたいという気持ち」に支えられた「着脱しやすく、前後表裏なく着用できる」等の強みで差別化しています。

もともとは発達障害の子ども向けに開発された商品を大人向けにも開発することで大好評となり、注目を集めています。

■分析のポイント

前後表裏なく着用できる、と聞いたときにまず思ったのが、洗濯がラクだな、ということです。

我が家は、私も含めてシャツを裏返して脱ぐ人が多いので、ハンガーに干す時に表向きにするのが面倒くさいのです。

裏返したまま干す時もありますが、畳む時には表向きにしますし、裏返したまま畳んでも、結局、着る時には表向きにしなければなりませんので、手間がかかるのは間違いありません。

そして、前後を間違えてシャツを着てしまうことは、子どもはよくやりますし、私もたまにやりますが、わりと恥ずかしい思いをします。

何事も表があれば裏があるというのは、よく聞く話ですが、前後表裏が無いというのは新しい発想ですね。

今回のポイントは、「オールフロントシリーズ」がもともとは、発達障害の子ども向けに開発された商品だということです。

何が言いたいかというと、最初から、多くの人に売るために開発されたものではなく、特定の誰かのために作られた商品であるということです。

つまり、誰かのためにが、多く人のためになるということです。

多くの人に売りたいという気持ちが先行してしまうと特徴が見えにくい商品が開発されがちですが、

特定の誰か、具体的な誰かに使ってもらいたい、という気持ちが先行することで、際立った特徴を持つ商品開発に繋がるのだと思います。

ターゲットを絞り込んで開発することの重要性を改めて感じた事例と言えるでしょう。

今後、「オールフロントシリーズ」がどのように拡がっていくのか注目していきます。

 

こんな男性には要注意。現役探偵が明かす「DV浮気男」の共通点

夫からの家庭内暴力(DV)に悩む女性はあとを絶ちません。メルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さんによると、妻や彼女に暴力をふるうDV男は「浮気をすることが多い」そうです。今回の記事では、後藤さんのもとへ相談にくる浮気調査の依頼から、DVと浮気の関係を分析しています。

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DVと浮気の関係

浮気調査を依頼される方の中には、専業主婦の方が一定数います。中でも20代30代の若い専業主婦の方は、旦那さんからDVを受けている確率がかなり高いのです。そして、多くが生後1年未満の赤ちゃんを育てている。

こういった依頼は、最初はよくある「旦那が浮気しているから調査してほしい」というものから始まります。しかし話を聞いていくと、旦那さんは家に帰ってきていないという事実が発覚します。そして、子供の面倒は見ることなく、たまに家に帰ってきては奥さんに罵声を浴びせ、荷物だけ取ってまた出ていく。こういった家庭の問題は浮気はもちろんですが、育児放棄とDVが最初にあると考えられます。

このような状況から調査が始まります。調査をしていくと、だいたいが水商売の女性の家に寝泊まりしているケースが多い。我々はそこを証明していきます。育児放棄やDVは証明が難しいので、浮気というある種の証明しやすいもので離婚を有利にしていくのです。

上記のケースは、本当に若い専業主婦の方からの依頼の9割ぐらいを占めています。DVと浮気を同時にされているのです。その事実を踏まえると、DVをする人間は浮気をする確率が高いのか?浮気をする人間がDVをする確率が高いのか?答えは、前者だと思います。

このような旦那さんは、子供ができたことによって、奥さんが自分の相手をする余裕がなくなることを受け入れられないのだと思います。奥さんが母親になり、今まで通りの関係を継続できない。性欲の発散もできない。そうなると、自分を相手にしてくれない奥さんには冷たく当たり、外に女性を求める。手っ取り早く夜のお店へ通い、相手をしてもらう。相手をしてもらう内に、相手にすっかり夢中になり、家庭の存在が邪魔になる。

つまり、自分の欲望にしか興味が無い段階なのでしょう。そのような精神レベルで結婚し子供を作ってしまい、環境の変化についていけず、これまでの自由に欲望を発散できる場所を探す。DVをしたくてする、というよりは、それしか自分の気持ちを表現できないのではないでしょうか。

このような男性は、結婚してしまうと浮気とDVがセットでついてくると考えた方がいいでしょう。女性にとっては非常に脅威です。本当に何十という上記のケース(全く同じ)を見てきましたが、依頼者の方は本当に頼るところがありません。法的に「不貞行為の立証」により、離婚を有利に進められるというものがあるので、それが最後の救いになるのです。

とは言っても立証も大変なので、女性の方は、本当にDV男だけは避けるように気を付けましょう!

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「タトゥー差別禁止法案」が提出されたNY、温泉にも入れない日本。“意識の違い”はどこにあるのか

日本の銭湯や温泉、プールなどの施設に入ることを禁止されている条件として多いのが「入れ墨(タトゥー)」。しかし、タトゥーを入れることが当たり前の文化になっている外国人にとって、日本の「タトゥー規制」はどう映っているのでしょうか。ニューヨークに住む日本人で、邦字紙『NEW YORK ビズ!』CEOにしてメルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』著者である高橋克明さんは、そのイメージ優先の偏見を今すぐやめるべきだとし、ニューヨーカーたちの差別への考え方について語っています。 

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タトゥーに見るニューヨーカー思想

先月29日ニューヨーク市議会に、職場や入居、公共サービスの利用に際して、タトゥーを理由に差別することを禁じる法案が提出されました。

そのニュースを聞いて、最初の感想は「え、いまさら!?」もしくは「まだなかったんだ(法案)!」でした。

いくらニューヨーカーといえど、さすがにタトゥー、もしくはタトゥーを入れている人に対する偏見はまったくゼロではなかったようです。意外といえば意外なのだけれど。

とにかくタトゥーに限らず、ニューヨーカーはあらゆる「差別」に対し、敏感に反応し、許さない。以前、地下鉄の中で、女性同士が大声を上げてケンカをしていました。その光景自体は特に珍しくもないので、周囲も苦笑いをしていて傍観していた。僕自身も、どちらかが手をあげない限りは放置プレーだった。ケンカの原因はわからないけれど、どちらかというと、手前の若いスパニッシュなまりの女性の方が冷静に対応していたので、なんとなく、雰囲気的には奥のアジア系の年配女性の方が悪者っぽい空気にホームは充満していた。心の中でみんな手前の女性に肩入れしていたと思います。

それが、そのスパニッシュの女性のある一言で場の空気は一気に形成逆転になりました。ボソッと、彼女が中国人に対しての差別用語を呟いてしまった。小さい声で。ついつい勢いで。

その一言をニューヨーカーたちが、聞き逃すわけがない。

それまで「しょうがねえなぁ」と苦笑いしていた周囲の面々の顔色が一斉に変わります。そこにいた、白人、黒人、アジア人、オセアニア人、ヒスパニック、お年寄り、中年、青年、男性、女性関係なく、「おいおーい!」「なにぃ!」「ヘーイ!!!」「いま、なんつったぁ!」「自分で言ったことがわかるか!?」と中国人女性の味方に変わった。原因はこの際、関係ない。仮りに被害者、加害者が明確だとして、このシーンにおいて世界は「それはまた別の話」になる。特にこの街では。

なぜか。差別がいけないという良識の前に「他人事」ではないからです。誰もが一度は差別、もしくは差別に近いことをされた経験をこの街の住人はもっている。体感として許せない想いを持っている。

みんなバックボーン(国籍、人種、宗教、性別)が違う中、何もせずに、ただ自分でいること、それだけで差別する、されることは絶対にあってはならないから。つまり、いつ自分も差別されるかわからないサイドの人間であるという事実も、後押しされているということです。もう一回、言うと「ただ自分でいること」で、人生を邪魔される権利は誰にも持たせない、ということでもあります(逆をいえば、反社会的な“行為をすれば”めちゃくちゃ叩かれます。国籍人種宗教年齢性別関係なく)。

それはなかなか日本ではピンとこないかもしれません。例のアカデミー賞のウィルスミス、ビンタ事件にもつながります。あの“事件”のことはさんざん、このメルマガで触れたので、今回は割愛しますが、結局“ただの”差別発言が、日本ではサブカルチャー的に最後は感動話にすり替えられることに対して、こっちではヘイトクライム、ひいては戦争につながる、とみんな潜在的に知っている。「そんなひどいこと言っちゃダメなんだ、人と人は支えあってどーのこーの」と説明してくれる金八先生も、感動的なBGMもこの街には登場しないし、流れない。それより先に、確率的に銃が出てきちゃう可能性の方が高い。

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栄冠はどのメルマガに?「まぐまぐ大賞2022」投票受付中(12/6まで)

投票受付中(12/6まで)。「まぐまぐ大賞2022」栄えある栄冠は誰の手に?

2022年も早いもので残り2カ月とちょっと。まだまだ暑かったり涼しかったりが続く毎日ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

まぐまぐでは今年もアノ企画が始まっています。そうです、年末恒例の「まぐまぐ大賞2022」です!

メディア掲載用(PC)

毎年ご紹介しておりますが、今年イチバン輝いていたメルマガを、皆さまからの推薦を元に選んじゃおうという、このイベント。始まったのは今から遡ることなんと18年前の2004年のことで、その後は謎の中断期間も挟みつつ、今年で14回目の開催に。なんだかんだで歴史のあるアワードなんです。

さて、ここで、昨年2021年のまぐまぐ大賞の総合大賞受賞メルマガを見てみましょう。

第1位週刊 Life is beautiful 中島聡さん

第2位【最も早くオシャレになる方法】現役メンズバイヤーが伝える洋服の着こなし&コーディネート診断 MBさん

第3位辛坊治郎メールマガジン 辛坊治郎さん

第4位堀江貴文のブログでは言えない話 堀江貴文さん

第5位ごまめの歯ぎしり 応援版 河野太郎さん

 

人気の発行者のみなさまが受賞されていますよね。実は、各メルマガ登録ページに、とあるバナーがあるのに気づいた方もいるのではないでしょうか? 

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コチラです!この↑バナーをクリックすると、そのメルマガを「まぐまぐ大賞2022」へ投票できるという訳なんです! ぜひ、ご自身の購読しているメルマガ登録ページを今すぐチェックしてみてください!

まだ「まぐまぐ!」のメルマガを登録したことないよ、という方は、こちらの「まぐまぐ!トップページより、気になるメルマガを探してみてはいかがでしょうか? もし気になるメルマガが見つかって応援したい!というときは、ぜひ「まぐまぐ大賞2022」へのご投票をお願いします。

● 「まぐまぐ!」TOPページ

メルマガ推薦の締め切りは、2022年12月6日(火)の12:00まで。そして、寄せられた推奨をもとに決められた今年の大賞が発表されます。

まだ間に合います! 日本一のメルマガを決めるのは、あなたたちです!!

小林よしのり氏が猛批判。ロシアを擁護する鈴木宗男氏の呆れた「北方領土」発言

これまでもロシアの立場を代弁するかのような発言で、たびたび炎上騒ぎを巻き起こしてきた鈴木宗男参院議員。ウクライナ戦争勃発後もロシアを擁護する姿勢を貫いていますが、ここに来て日本の国益を毀損しかねない主張を展開し始めています。今回のメルマガ『小林よしのりライジング』では、『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』等の人気作品でお馴染みの漫画家・小林よしのりさんが、「北方四島は日本の領土」としたゼレンスキー大統領を「有難迷惑」と言い放った鈴木氏を強く批判。さらに鈴木氏の言う「ロシアによる北方領土支配を正当化する論理」を完全論破しています。

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鈴木宗男の呆れた北方領土発言

いよいよ23日は『ゴーマニズム宣言SPECIAL ウクライナ戦争論』の発売日だ。これはウクライナ戦争を他人事としか思わず、「どっちもどっち」などと平気で言っている平和ボケ日本人に「覚悟」を迫る書である。

ウクライナのゼレンスキー大統領は7日夜、ビデオ演説の冒頭で「本日、重要な決定がなされた。歴史的だ」と述べた。

その歴史的に重要な決定とは、「ロシアに一時的に占領された北方領土を含め、日本の主権と領土の一体性を尊重することを再確認する」というものだった!

そしてゼレンスキー大統領は同じ趣旨の大統領令に署名し、ウクライナ最高会議(議会)も同じ内容の決議を採択したことを明らかにした。

確かにこれは、歴史的な決定である!

ウクライナ議会の決議は、「日本の北方領土は1945年にソ連が何の法的根拠もなく占領した」「全ての日本の市民を強制的に追放した」と強調した上で、「(北方領土は)ロシアの占領下にあり続けている」として、ロシアに返還を求める日本の立場を支持し、国際社会が解決のためにあらゆる手段を講じるように訴えている。

そしてゼレンスキー大統領も演説で北方領土について、「ロシアはこれらの領土に何の権利も持っていない。世界中の人々がよく知っている。我々は行動しなければならない 私たちはロシアが占領する全ての土地を解放するため行動しなければならない」と重ねて述べ、こう訴えた。

「ウクライナと国際法秩序に対する今回の戦争によって、かつてロシアに奪われたものすべてが真に解放されるのも時間の問題になった。ロシアはこの状況に自ら陥った」

「侵略者は敗北しなければならない。戦争が再び起きないように。そして平和が本当に長く続くために。侵略者には何も残すべきではない。我々のパートナーの国々のために正義が復活すると信じている」

よくぞ言ってくれた、ゼレンスキー大統領!

ロシアに領土を不法占拠されているという点においては、ウクライナも日本も同じである。

現在ロシアと領土問題を抱えている国は、他にもジョージア、モルドバがあり、さらに歴史をさかのぼれば、フィンランド、ポーランド、バルト三国など、ロシアに侵攻され、泣く泣く領土を放棄させられた国は数多い。

このようなロシアの横暴は、今度こそ終わらせなければならない。これは、世界史的な転換点となる戦争である。

ロシアに対するウクライナの戦いは、日本にとって決して他人事ではない。むしろ積極的にウクライナと共闘し、日本もロシアから北方領土を取り返し、世界に正義を復活させるための戦いを展開すべきなのである!

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ただの丸投げ。コロナとインフル同時感染から国民を守る気ゼロの日本政府

この冬の到来が確実視されている新型コロナ感染の第8波ですが、懸念されているのがインフルエンザとの同時感染。しかしながら政府は、国民の命を守る気などさらさらないようです。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、先日岸田政権が発表した同時流行対策の内容を紹介するとともに、それはもはや「対策ではなく丸投げ」と強く批判。その上で、かような無責任な政権なら誰でも担うことができるとの厳しい見解を記しています。

【関連】嘘つきは誰?高市早苗氏「8割が大陸から」発言を無かった事にする自民党

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サルでもつとまる日本の首相

日本の新型コロナですが、これまでの第1波から第7波までの状況を見れば顕著なように、欧米などでの流行が、1~2カ月遅れて日本にもやって来ることが分かっています。欧米諸国を見れば日本の1~2カ月後の姿が分かるのですから、これなら先手先手の対策を講じられそうなものですが、安倍政権、菅政権、そして現在の岸田政権と、日本政府は新型コロナの発生以来、常に後手後手の対策で多くの犠牲者を出して来ました。

岸田文雄首相は、先日の所信表明演説の中で、「3年ぶりに緊急事態宣言等の行動制限を行わずに今年の夏を乗り切れた」などと述べました。しかし実際は、この夏の2カ月だけで、日本の新型コロナの総死者数の約4割に当たる1万5,000人以上もの国民が亡くなっているのです。これほどの犠牲者を出していながら、どのような思考回路をしていれば「今年の夏を乗り切れたのは」などと言えるのでしょうか?

この夏は、連日のように20万人を超える感染者が報告され、1日に300人以上もの死者が出た日もありました。受け入れ先の病院が見つからずに、自宅で亡くなってしまった人も200人を超えました。専門家の試算によると、もしも政府が緊急事態宣言を発令して行動制限を行なっていたら、感染者数は半数以下になっていたと言います。感染者数が半数以下になれば、重症者数も死者数も半数以下になるのですから、この夏に亡くなった1万5,000人以上の国民の半数は、岸田政権の政策の犠牲になったことになります。

そんな中、フランスはパリに在住する作家でミュージシャンの辻仁成氏が、10月12日、以下のツイートをしました。

辻仁成 @TsujiHitonari

 

コロナ第8波に突入したフランス、かなりの勢いで来ていますが、皆さん、マスクはつけていません。しかもインフルエンザが大流行。専門家が指摘する感染対策の緩み、政府も打つ手がなく。しかし、なぜ、人々はマスクをつけないのか、、、まとめました、

パリ最新情報です。

 

午後1:08 2022年10月12日

ツイートには辻仁成さんのブログがリンクしてあったので、そちらも読んでみると、現在、フランスで猛威を振るっている第8波は、第7波で流行したオミクロン株「BA.5」が全体の91%を占めているそうですが、さらに変異した「BA.2.75」、通称「ケンタウロス」も、このブログの時点で計68件報告されていると言います。そして、フランスでは新型コロナだけでなくインフルエンザも大流行しているのに、フランス人はマスクをつける人が極めて少ないため、辻仁成さんはフランスのマスク問題について分析しています。

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私服姿の平野紫耀、永瀬廉…キンプリは「なぜ品川駅で」撮影されたのか?芸能記者が語る「困ったら新幹線のりば」の舞台裏

10月21日スタートの連続ドラマ『クロサギ』(TBS系・金曜夜10時)で、“詐欺師を騙す詐欺師”役に挑戦する主演の平野紫耀さん(25)。その平野さんを含む『King&Prince』メンバーの私服姿がFRIDAYデジタルにキャッチされました。場所は東京・品川駅の新幹線ホーム。記者歴30年の芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、キンプリのファッションをじっくりチェックしながら、平野紫耀さんの「完璧な役作り」を感じたと言います。

『King & Prince』の私服姿に注目!

『FRIDAYデジタル』が『King & Prince』の私服姿を撮影、公開しています。

永瀬廉、高橋海人…傍から見たら変態オヤジに映るかもしれませんが、私は食い入るように上から下の細部まで、画像を拡大して見入ってしまいました。芸能記者の悲しい習性ですね。

その姿からは、ベールに包まれたミステリアスな私生活が微かに透けて見えてくるから不思議です。

記事自体は至ってシンプルな構成で、10月7日、三重県の鈴鹿サーキットで盛大に行われた『2022 Honda F1日本グランプリ』に出演した帰りを品川駅で待ち伏せしたものでした。

編集や記者かカメラマンに“日帰り”の情報がもたらされていたのでしょうね。

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「ネタに困ったら品川駅」が芸能界の常識

実はこの東京・品川駅新幹線乗降口は、ある程度経験を積んだ芸能カメラマンや記者にとっては“ホーム・グランド”、新米さんには“修行の場”なのです。

“ネタに困ったら品川駅に行け…間違いなく何かは撮れるから”とは芸能記者の定説なのです。

コンコースに終日待機していれば、有名文化人や芸能人の誰かしらは必ず目撃することができますし、実際この場所で撮られたスクープも少なくありません。

無警戒な芸能人の中には恋人を同伴している強者もいますし、一般乗客の視線も気にせずに大胆な振る舞いを見せる輩も少なくないのです。

この定点観測だけでは弱い…記事にするには動向なり写真が足りない場合、品川駅港南口まで追跡し、そこからタクシーでさらに追跡取材をかけることも効果的です。

港南口で客待ちをしているタクシーの運転手さんは、“すみません、実は〇〇の記者なのですが…”と断りを入れると、確実に最後まで追いかけてくれる方が多いのもこの駅の特徴です。

私は慎重派やちょっと強引な運転手さんに、今まで何度もお世話になっているのも事実です。

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平野紫耀のファッションに感じた「役者魂」

『FRIDAY~』の写真を見て私が感じたのは、あの低い位置から膝上から顔を狙って撮っているアングルでした。

これは鞄カメラで隠し撮りされた、手慣れたカメラマンにしか出来ない技でしょう。

おそらく乗客に紛れて、すれ違いざまに撮った写真でしょうね。

指先に乗るような小さなカメラまで普通に売られている今、これを見抜くのは至難の業でしょう。

そしてさらに気になったのは、高橋の後を歩く、黒いパンツのポケットに手を入れている彼でした。

ひとりだけ“別の世界”をいっている印象の、高橋や永瀬が地味に見えてしまう金のネックレス3重の彼です。

『キンプリ』メンバーを縦に並ばせて歩かせて、その両側をマネージャーやスタッフが守るというスタイルで、記事の説明も合わせて見てみれば顔にモザイクもかかっていない彼の正体はほぼほぼ平野紫耀でしょう。

この日は朝から肌寒さが続く気温だったからでしょうか、高橋は黒のニット帽にハイネックの首回りが白黒のセーターという、一生懸命アイドルとしての存在感を消そうとしているファッションでした。

が、その後ろを歩く“彼”は黒いハンチング帽に同色のマスク、白い長袖Tシャツに、今時MLB選手でもしないような金ピカネックレスを光らせ、存在感アピールは抜群です。

先頭を歩く永瀬も、ジャケット代わりに来ている上着は特に目立つものではありませんが、足元は裸足の足の指が覗くサンダルで、この寒い日にこれはこれで印象的でした。

平野ファンたちの“しょうの私服、もっと見たい!”とか、“あの服は弟・莉玖君のブランド? 同じ物欲し~!”という悲鳴が聞こえてきそうです。

平野は現在、ドラマ『クロサギ』を収録中ですが、まるでこんな時にまで“黒崎高志郎”が入っているような気さえしました…だとしたら物凄く完璧な役作りですけれど。

先頭を歩いていたなら、やはり『キンプリ』のセンターである平野の写真をド~ンとトップに掲げられたでしょうが、後を歩いていたために上手く全身のカットが撮れなかったのかもしれませんね。

それとも、もしかして忖度…?

王子様のようなコスチュームで笑顔一杯の彼よりも、個人的には『クロサギ』平野の方が期待できると思っている私には、“平野【黒崎】紫耀”が楽しみでなりません。
そしてこの『FRIDAY~』の写真で、その思いは一層強くなりました。

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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: King & Prince 公式プロフィール