柱や壁も格別。京都四条大橋の瀟洒な洋館で極上の中華を味わう旅

東岸には祇園・八坂神社、西岸には四条河原町と京都有数の繁華街につながる四条大橋は、昼夜人の流れが途切れることはありません。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では著者の英 学(はなぶさ がく)さんが、そんな四条大橋近くにあるバロック建築が印象的な中華料理店の外観だけでなく、調度品・内装・眺望・料理などすべての素晴らしさについて紹介しています。

東華菜館

四条大橋の南側の西詰、東詰にある南座の向かいにあるバロック風の建物をご存知でしょうか?この洋館は大正時代に建築されたビアレストランでした。その後戦時中に中華料理店・東華菜館がオープンします。その歴史的建築物の中でいただく本格北京料理はまた格別です。

大正15年に教会建築を得意としたウィリアム・メレル・ヴォーリズによって建てられました。メンソレータムを世に知らしめたことでも有名な近江兄弟社のヴォーリズです。

縦長の窓やシンプルな直線と曲線を組み合わせた装飾が特徴的です。東華菜館ならではの個性的なスパニッシュ・バロックの建築は一見の価値があります。

店内に入ると柱や壁の精巧なモチーフに目を奪われます。海の幸・山の幸などの食材の数々がレリーフされているのです。

そして、是非よく見て頂きたいのは日本最古のエレベーターです。運転手による手動式です。1924年米国製でオーチス社製のものです。これはかなり貴重な体験だと思います。実際にこのような設備に乗って席に通されて食べる本格中華は格別です(席によっては必ずしも乗ることはありませんが)。

料理に関しては様々な席のカテゴリーが用意されています。人数や用途などにより席の希望を受け付けていますので事前に伝えておくといいでしょう。

ちなみに一般客室は1階と5階にあります。1階は悠々とした広い空間で目の前に南座や四条大橋鴨川の眺望が楽しめます(1階ですとエレベーターには乗る機会はありません)。個室は半個室や完全個室など色々用意されています。眺めはもちろん、豪華な装飾が施された天井や壁に囲まれた気品ある非日常な空間です。ヴォーリズがデザインした調度品の数々がとても印象的です。

なぜデキる上司は部下にいつも「ギリギリの課題」を出すのか?

接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、毎回さまざまな接客に関する技術や裏ワザ等を紹介してくださる無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』。今回は、坂本さんが店長を務めていた際に実際に用いていた、スタッフを成長させる技を披露しています。

ギリギリの課題

自分が店長をしていて、スタッフを成長させようと思う時に、個人的に最も苦労したことがあります。それが、ギリギリの課題を出すことです。これがもう、本当にどのくらいの課題が適切なのかの判断が難しく、苦戦を強いられました。

ギリギリの課題とは、読んで字のごとくなのですが、あるスタッフの能力の限界値でギリギリクリアできる課題を出すということです。課題といっても、宿題をやらせるわけではなくて、これまでにやったことのないような仕事を任せるといったことを指します。

あるスタッフに、もう一段階上の仕事ができるようになってもらいたい時にはこれが最も効果が高いと私は感じています。というのも、私の上司たちは、これが本当に上手く、私を成長させてくれたからです。

実際、私自身は、昔から勉強が嫌いで学もないですし、部活や趣味もろくに続けられない怠け者で、大した能力など持ち合わせていません。ですが、過去に私を成長させてくれた上司たちは、ギリギリ私の能力でクリアできる課題を、不定期的に出してくるわけです。

例えば、接客がある程度できるようになったら、「結構やれるようになったね。でも、〇〇を一緒に販売できなかったらまだまだかなー」なんて言ってくるわけです。私の唯一の取り柄である負けず嫌いな性格をよく知っているからでしょうが、そう言われてしまうと、私も、「じゃあ一緒に販売してやる!」と意気込んで販売しようとします。

しかし、これがあまりに無茶な課題だと結局成功はできないので、落ち込むだけですし、やる気もそがれていたことでしょう。その丁度良いところを、言ってくるんですね。

斬首直前まで平常心。吉田松陰が最期に高杉晋作へ伝えたかった事

もしも自分が僅か29歳でこの世を去る運命を定められたとしたら、平常心でいられる方は少ないのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では作家の童門冬二さんが、吉田松陰が高杉晋作へ残した言葉を通じ、死を目前にしても貫かれた松陰の死生観などをわかりやすく解説しています。

吉田松陰と高杉晋作の最後の対話

伝馬町の牢に入れられていた吉田松陰を気遣い、なにくれとなく世話をしたのが高杉晋作でした。死を覚悟した松陰は、そんな晋作に対して何を伝えようとしたのでしょうか?童門先生が、松陰と晋作との最後のやり取りを克明に描いています。

新代表的日本人 童門冬二(作家)

伝馬町の牢にいた松陰を、言葉通り何くれとなく世話をしたのは高杉晋作である。

晋作はなかなか機転がきいた。牢には牢名主というのがいて、これがいろいろなことを取り仕切る。牢名主に贈物を届けなかったり、機嫌を損じたりすると酷い目に遭う。そこで晋作は自分から出掛けていって牢名主に賄賂を渡した。「吉田先生のお世話をよろしくお願いいたします」と頼んだ。

松陰にも面会し、「必要なものは何でもお届けします。おっしゃってください。食物は大丈夫ですか?」などと親身になって心配した。江戸の牢にいた松陰にとって、高杉晋作が江戸にいて江戸藩邸にいてくれたことがどれだけ救いになったか分らない

高杉晋作のきき込みによっても、吉田松陰の扱いは決して安心できるものではなかった。牢役人たちは、「吉田先生は自分から何か恐ろしい計画のことを話して、評定所の方々を恐れさせた。重い罰が下るようだという噂話をしていた。きき込んだ晋作は心配でたまらない。まさかと思っていたことが実現しそうな気配にある。

ある日、晋作は松陰に面会した時きいた。

「先生、男子たるものの死に場所についてお教えください」

切羽詰まった問い掛けに松陰は澄んだ眼で晋作をみかえした。こんな問い掛けをする晋作の気持ちがどういうものか、松陰にはピンとくるものがあった。それはすでに自分に対する刑罰がかなり重いものであることを意味していた。

松陰自身も、自分から間部詮勝の暗殺計画を話したのだから無事にすむとは思っていない

「いよいよくるか」

そう思った松陰は、いつもにも増して丁寧に晋作の問いに答えた。

「男子たるものの死に場所についてのきみの問いにはこういう答え方をしよう。もちろん死は人間の好むべきものではない。しかしだからといって憎むべきものではない。というのは、世の中に肉体は生きていても心の死んでいる者がたくさんいる。

逆に肉体は滅んでも魂が生きている人間もいる。心が死んでいたのでは肉体が生きていても何の意味もない。才能や志のある者が一時の恥をしのんで生き大事業をするというのは大切なことだ。

私欲や私心のない者が、脇からみればむざむざと生をむさぼっているようにみえても、それはのちに必ず大事業をなすためなのだから、決して非難すべきではない。

死んで不朽になる見通しがあるのならば、いつでも死ぬべきだろうが、反対に生きていて大事業をなす見込があるのなら、いつまでも生きるべきである。

だから生死というのは度外視すべき問題である」

晋作には師のいうことがよく分った。晋作もまたこの答をきいて、「先生はすでに死を覚悟しておられると感じ取った

今度は労働者に年5日の年休を確実に取得させる義務。対策法は?

今年の4月から労働者に対して年5日の年休を確実に取得させる義務を負うことになる企業サイド。その多くが導入を検討しているのが「有給休暇の計画的付与制度」というものなのですが、一体どのような制度で、運用に当たりどんな注意が必要なのでしょうか。そんな疑問に現役社労士の飯田弘和さんが、自身の無料メルマガ無料メルマガ『採用から退社まで! 正しい労務管理で、運命の出会いを引き寄せろ』で詳しく答えています。

御社でも、年休の計画的付与を検討されては如何ですか?

今年の4月から、使用者は、労働者に対して年5日の年休を確実に取得させる義務を負います。この新ルールの施行に伴って、最近、多くの企業が導入を検討しているのが、有給休暇の計画的付与制度です。これは、労使協定によって年休を与える時季に関する定めをしたときは、その定めにより年休を与えることができる制度です。この制度では、労働者の時季指定権や使用者の時季変更権が、共に行使できなくなります。

このような制度ですから、年休のうち5日については労働者が自由に使える時季指定できるように残しておかなければなりません。年休のうち5日を超える部分が、計画的付与の対象とできます。この5日というのは、前年度からの繰り越し分も含めた中で、5日間を自由に使えるように残しておけばよいことになっています。

年休の計画的付与の方法としては、以下の3つがあります。

  1. 事業所全体の休業による一斉付与方式
  2. 班別の交代制付与方式
  3. 年休付与計画表による個別付与方式

それぞれ、労使協定で定める事項は以下のようになります。

  1. については、具体的な年休付与日(一斉休業日)
  2. については、班別の具体的な年休付与日
  3. については、年休付与計画表を作成する時期や手続き等

イチローの父親に学ぶ、子供に「主体的な人生」を送らせる指導法

一流のアスリートの親といえば『巨人の星』の星一徹のようなスパルタタイプを連想する方も多いかと思いますが、実際はそうとは限らないようです。今回の無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』では著者で漫画『ドラゴン桜』の指南役としても知られる親野智可等さんが、野球のイチロー選手やソフトボールの上野由岐子選手などの実例を挙げた上で、「子どもには主体的な人生を」と力説しています。

子どもが主体的な人生を送れるようにしてあげよう

子どもには、子ども自身の人生を生きる権利があります。親はその人生を少しの間預かって、お世話しているだけです。それも、一人の人間としてこの先を生きていくための土台となる、最も大事な時期を預かっているのです。

その大事な時期にいる子どもにとって親は環境そのものです。だからこそ、親がいいと思う人生や行動を押し付けるのではなく、子ども自身がやりたいと思っていることを大切にしてそれを最大限に手助けしてあげることが親の務めなのです。

2008年の北京オリンピックで金メダルをとった女子ソフトボールチームの上野由岐子選手は、小さいころバレエを習わされていたそうです。お母さんがやらせたくて始めたのですが、レオタードを着せようとすると上野選手が大泣きして嫌がったため、お母さんはバレエを習わせるのをあきらめたそうです。

そこでお母さんが無理にバレエを続けさせていたら上野選手はソフトボールをやっていなかったかもしれません。その後のピッチャーとしての上野選手の活躍もなかったかもしれないのです。

大リーガーのイチロー選手にしても、お父さんは一度も野球をしろと言ったことはないそうです。野球を選んだのはイチロー選手自身で、それをお父さんが全面的にバックアップしてきたのです。

お父さんは「一朗がサッカーをやりたいと言っていたら、私も一緒にボールを蹴っていたでしょう」と話しています。子どものやりたいことを最優先して全面的にそれをあと押ししてくれる存在がいたことが、現在のイチロー選手誕生につながったと言えます。

【書評】日本人が殆ど知らない、早期がんは95%が治るという事実

国民の二人に一人が羅患すると言われているがん。もしもがんになったら……と考えるのは「悲観的」なことだと思われがちですが、今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』の編集長・柴田忠男さんが紹介している書籍の中では、東大病院准教授の著者が「私はがんで死にたい」と語っています。一体なぜなのでしょうか。

偏屈BOOK案内:『がんの時代』中川恵一

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がんの時代
中川恵一 著・海竜社

著者は東京大学医学部附属病院放射線科准教授、文部科学省「がん教育」の在り方に関する検討会委員。表紙は白地中央にタイトルを黒いゴシック大文字で置いた、デザイン以前のシロモノ。災害大国日本では、がんという病気も一種の天災と捉えている。運命のようにも思える。確率的な病気であるがんには、絶対がない。だが、がんは天災と違ってコントロールできる病気だという。

著者はまず、わたしはがんで死にたいと宣言する。心臓発作などで、ある日突然死ぬのはゴメンだ。やり残したこともあるし、燃やしたい資料もある。人生を締めくくる時間が欲しいのだという。がんは治らないとわかっても、数年の猶予がある。死の直前まで、痛みを緩和してつきあえば普通に生活できる病気である。がんになって、生きることの素晴らしさが分かったという人もいる。

心の準備をして迎える死となんの準備もしないで迎える死では大きな差がある。告知はがんと向き合い、戦うためのスタートラインだという。いや、戦って勝てる相手ではないとわたしは思ってきた。だから、がん検診に行ったことがない。がんになっても絶望はしない。程度の問題だが。痛みの緩和処置をしてもらい、あとは呑気に暮らしていけ(れば)ばいい、と思っていたのだが……。

現在、年間101万人が新たにがんと診断され、37万4,000人が死んでいる。日本のがん死亡数は戦前から一貫して増え続けている。欧米各国では年々減少している。先進国の中でがん死亡数が増えているのは日本くらいである。日本はがん対策、治療においては後進国なのだ。緩和治療においてはもっと遅れている。

「家出したい」…65%。アンケート結果と家出する際の注意点

さまざまな問題やストレスであふれる現代社会−家族との対立や人間関係の悪化などが原因で、現実から逃げ出したくなってしまう人も多いでしょう。そんなとき、「学校や職場、家にも居場所がない…」と感じてしまったら、突発的に家出を考えてしまうのも無理はありません。
そこで今回は、実際にどのくらいの方が家出したい!と考えたことがあるのかをアンケートで調査してみました。実際に家出を考えたことのある方の意見を参考に、家出の原因や問題の解決方法について考えてみましょう。

実際に家出をしたいと考えている人はどれくらい?

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Q.家出したいと考えたことはありますか?

ある・・・65%

ない・・・35%

<「ある」を選んだ人のコメント>

子供が苦手でしたが2人産んで、仕事と育児と家事を懸命にしていたある時、このままでは自分が壊れるかもと思って、何もかも放り出して家出したい、と強く思ったことがあります。しかし疲れているだけだと言い聞かせ、主人に子守を頼んで半日一人で外出してマッサージを受けるなどしたら、何とかその考えから逃れることができました。(36歳・兵庫県・女性)
高校生の頃に親と喧嘩をして、もうこんな家は出ていってやると決意して、実際に一晩公園で夜を明かしたことがあります。頭を冷やした後は家に戻り親にも謝罪しましたが、親も悪かったと思ったのかそのことがきっかけで親子仲が改善しました。(41歳・北海道・男性)
私の父親はとても怒りやすく、少しでも口答えすると「出て行け!」と叫びます。そのうち何回かは飛び出したこともありますが、本格的な家出に至るには度胸がありませんでした。(31歳・神奈川県・女性)
子どもの世話が大変で、旦那さんも仕事が忙しくて一人でいろいろこなさなければならなかった時、体力的なものよりも精神的なストレスが溜まり、家出したくなりました。(45歳・宮城県・女性)

今回のアンケートでは、なんと全体の65%の方が家出したいという想いを抱えた経験があることがわかりました。

なお、警察庁が公表している家出や失踪などの行方不明者の年齢としては10代の割合が最も高いのですが、現代では大人であってもさまざまな悩みやトラブルが原因で家出を考える方が後を絶たないようですね。

家出の原因は家庭環境によるものがほとんどとされていますが、学校や職場の人間関係やいじめによって家出を決意する方もいるでしょう。

家族にとっては些細なことかもしれませんが、本人にとっては深刻な問題です。実際に家出を実行したことがある・ないは別として、決して他人が軽視してはいけない問題です。

家出の計画時に考えておきたいこと

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感情に任せるまま、勢いで家出を決意してしまう方も実際にいるでしょう。しかし、仕事など社会的に責任ある立場にある方や、子供や介護が必要な方を抱えている方などの場合はそう簡単にはいきません。

もちろん未成年であっても、事故や事件につながる可能性は十分考えられますから安易に実行すべきではないでしょう。

本気で家出を決意したなら、行き当たりばったりで実行するのではなく、休暇の申請や施設の確保など、自分の置かれている立場をわきまえ計画を立て、時間やお金を無駄に使うだけで終わらせずに、できるだけ自分のためになるようなことをして有意義に過ごすようにしてください。

計画を立てる際にまず考えておくべきことは、家出中にどこで寝泊りするかです。

友人の家や親せきの家に泊まらせてもらうのが一番安全ですが、身内にも知られたくないという場合もあるでしょう。そういった場合はしばらくホテルに身を潜めたり、金銭的に余裕があるなら思い切って旅行に出かけてみたりするのもいいかもしれません。

ただし、未成年の場合は犯罪に巻き込まれた場合を考慮し、必ず信頼できる誰かを頼るようにしましょう。寝泊りする場所が確保できたら、必要な資金について考えましょう。

宿泊場所にかかる費用・食費・期間・家出を終えた後の生活などを考慮し、できるだけ具体的な金額を算出してみてください。

突発的に家出したくなることもあるかもしれませんが、無計画な家出は何の解決にもなりません。家出を成功させるために、ポイントを抑えた計画を立ててみてください。

家出をする場合に注意したいこと

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最終的には帰ることを前提とした家出だとしても、場合によっては家族のみならず周囲の人間にも多大な心配と迷惑をかけてしまいます。

事が大きくなり過ぎてしまわないように、注意すべきポイントをいくつかご紹介します。

まず、家族からの連絡には必ず応答するようにしましょう。家族間の喧嘩やトラブルで家出した場合は特に、「いなくなって心配させてやろう」という気持ちもあるかもしれません。

しかし、急に長時間連絡が取れなくなったら、家族は心配のあまり警察に連絡するかもしれません。電話がどうしても嫌なら、せめてメールで無事を伝えてあげてください。

家出の期間が決まっている場合は、事前に帰る目安を伝えておくのもいいかもしれません。

待っている家族はより安心できますし、家族からの余計な連絡を防げる可能性もあるため、より現実から離れることができるでしょう。

また、家出中は何も考えたくないかもしれませんが、家出の原因ともきちんと向き合い、問題の解決策を考える時間を作るようにしてください。

一人では解決策を出すのは難しい場合もあるでしょうが、一人の時間を活かして改めて自分の考えをまとめるだけでも家出の成果があったと言えます。

あまり推奨できることではありませんが、どうしようもない理由で長期の家出を考えている方は、事前に部屋を借りて仕事を見つけておきましょう。

長期間の家出を覚悟するほど追いつめられているような場合は、精神的にも落ち着ける環境を作っておくことが大切です。家族は心配しているはずです。

どういう心境で、どういう状態にいるかだけでもできるだけ詳しく報告するようにしてください。

まとめ

さまざまなことが起こる現代社会に悩みはつきものですから、家出したくなる気持ちになってしまっても仕方がないかもしれません。一度何もかも投げ捨て、現実から離れてみることも、場合によっては大切でしょう。

しかし、感情のままにただ闇雲に家出をしただけでは、根本的な問題の解決にはなりません。

家出をするなら計画的に準備をして、悩みやトラブルの解決につながるようにしてください。

どうしても家出すらできない状況にある場合は、家族に協力を仰ぎ、たとえ数時間でも一人の時間を作りましょう

普段できなかったことや、やってみたかったことなど、何も考えずに好きなことを思い切り楽しむだけでもリフレッシュにつながります。

そうすれば、新たな気持ちで問題に向き合うことができるようになるでしょう。

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台湾を知ることで、「隣国」の複雑な国際環境が見えてくる

海外のメディアのニュースを、日本のマスコミではあまり報じられない切り口で本当はどういう意味で報じられているのか解説する、無料メルマガ『山久瀬洋二 えいごism』。今回は、戦後の隣国の複雑な国際環境について解説しています。

台湾を知れば、戦後の隣国の複雑な国際環境がみえてくる

Over the last few years China has made a series of ambitious military reforms and acquired new technology as it aims to improve its ability to fight regional conflicts over places like Taiwan.

訳:ここ数年間中国の本格的な軍事、軍事技術改革によって台湾など周辺地域での戦闘能力が改善されている(CNNより)

【ニュース解説】

台湾に出張しました。
台湾では、出版関係の人々と様々な書籍の企画について話し合いました。
彼らが一様に言うには、台湾の人は日本への興味が強く一般的な日本紹介の書籍はすでに出尽くしているということでした。彼らが本当に求めているのは、よりニッチで深い日本の事柄なのです。

その上で、ある編集者が私に日本人の台湾への意識の低さを嘆いていました。台湾に観光に来る人は多いものの、台湾のおかれている本当の状況を理解しようと思う日本人は極めて少ないというのです。

台北の中心部に林森・康楽公園という市民の憩いの場があります。ここには日本の鳥居が二つたっています。これは戦前に日本が台湾を統治していた時代の第7代総督明石元二郎とその秘書官を葬ったときに建立されたものといわれています。そこには、この鳥居が歴史の記念碑として保存されている旨の案内板が置かれています。案内板には日本の統治時代への批判は一切触れていません。

台湾の人々のこうした日本への意識に触れるたびに思わされることが、この国のおかれている複雑な状況です。
韓国と同様、台湾は戦前日本が植民地にしていました。その後、中国で国共内戦の結果国民党政府が台湾に逃げ込み、中華民国の本拠地となったことは、歴史を勉強したことのある人であればおわかりかと思います。

しかし、それ以上台湾のことを詳しく知る人は日本には少ないようです。
もともと台湾には現地に昔から住んでいた人々がいました。こうした人々を台湾では本省人といいます。
そもそも台湾は中国の東にある自立した島でした。大航海時代にはオランダやスペインが拠点をおいたことがありました。
清朝になって、中国本土の主権が及ぶようになったものの、実質上組織的な統治が進められたのは日本が日清戦争の後に台湾を植民地にしてからのことでした。
そして、日本が戦争に負けたあと、台湾を引き継いだ国民党が、中国本土からやってきた新たな占領軍となったのです。

国民党政権は、台湾在住の人々を統治するにあたり強権を発動しますが、国民党内部の腐敗や横暴な統治に人々は反発し、大規模な暴動もおこります。国民党が本格的に統治をはじめる直前の1947年には有名な2.28事件という暴動がおこり、国民党政府が民衆に発砲、反政府活動をした者のみならず、数万人の本省人や残留日本人が殺害されたといわれています。

多くの本省人にとって、国民党は日本に変わって台湾にはいってきた侵略者だったわけです。中国本土が共産化され、台湾が国民党政権の下に中華民国として存続したあとも、外省人と呼ばれた中国本土からやってきた国民党関係者と本省人との対立は続きます。その結果中華民国政府は政権基盤を強めるために、長期間国民党による独裁政権を維持していました。その結果多くの血が流れました。その詳細はいまだに闇の中。日本でもほとんど知られていないのです。

その後、本格的な民主化運動がはじまり、総統が選挙で選ばれたのは1996年、李登輝政権のときでした。それは、反共の砦として冷戦の中で1987年まで民主化運動を封じ込めていた韓国と極めて似た経緯であったといえましょう。

ここで知っておきたいのは、台湾が自らの独立を保とうと主張するとき、それは中華人民共和国に対して独立を維持しようというのではなく、台湾が台湾として外省人が打ち立てた中華民国から独立しようという主張であることです。
台湾では、中華民国ではなく台湾としてのアイデンティティを維持し、その上で中華人民共和国が主張する一つの中国という発想からもしっかりと距離をおき自立しようという世論が強いのです。

しかし、一方で経済大国となった中国なしには台湾経済は成り立たないといわれています。それだけに、台湾の人はやっと獲得した民主化された台湾が中国に飲み込まれることには強い警戒感があるのです。

台湾の人の多くは、日本から独立し、中華民国からも独立し、かつ中華人民共和国からも侵略されずに台湾として独立したいのです。しかし、冷戦以来中国は台湾を宿敵の国民党の統治する国家としてみてきました。そして、台湾は中国の一部であると主張します。そのために、中国への配慮から国際政治の中では、台湾を国家として承認する国はほとんどなくなりました。ここに、台湾の本省人のやりきれない思いがあるのです。

人口2,300万人の台湾こと中華民国が、いかに本当の台湾となり、強大な中国(中華人民共和国)の脅威からも自立できるか。この政策をめぐり台湾では選挙のたびごとに意見が激しく対立します。

そして、沖縄のすぐ西にある台湾は、日本にとっても極めて重要な国であることも我々はもっと理解する必要があるのです。

「台湾人に、日本の植民地時代への反発がないかといえば嘘でしょう。しかし、その後の国民党に支配された台湾の悲劇がそれ以前の過去を吹き消しているのです。今、台湾は日本との協力と連帯を強く求めているのです。」

ある出版関係者はそう語ります。確かに書店に行けば、日本語のコーナーも英語と同じほどの大きさで、様々な日本語学習書が並んでいます。

韓国は長年韓国人の国家でした。ですから、日本が植民地にしたことへの恨みが深いことは否めません。それと比較して台湾はそもそも日本が統治した後、中国が台湾に進出し、現地の意向をよそに国家をそこに樹立したわけです。この歴史的背景の違いが、韓国人と台湾人との対日感情の差異となっていることも、理解しておくべきなのです。

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ゴーン逮捕が日産経営陣のクーデターとしか思えない当然の理由

二度目の保釈請求も却下され、勾留機関がさらに延びることとなった日産のカルロス・ゴーン元会長。もはや「推定有罪」の流れを変えることができないような状況となりつつありますが、この逮捕劇にたくさんの違和感を覚えると語るのは世界的エンジニアの中島聡さん。中島さんは自身のメルマガ『週刊 Life is beautiful』で、日産について「まともなコーポレートガバナンスが機能しているとは言えない状況」とし、自分ならば現経営陣に同社の経営を任せることは出来ないと厳しく批判しています。

※ 本記事は有料メルマガ『週刊 Life is beautiful』2019年1月22日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール中島聡なかじまさとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

日産事件とコーポレートガバナンス

日本と米国ではコーポレートガバナンス(企業統治)の方法が違うという話は、良く知られていますが、その根底には「会社は誰のものか」「会社は何のために存在するのかというもっと根本的な違いが存在します。

米国の場合は、非常に簡単です。一言でいえば、「会社は株主のもの」以外の何物でもなく、株主から会社の経営を委託された人が「経営者」なのです。「取締役」の役割は、株主に変わって経営陣を監視することで、経営陣が株主の利益よりも自分たちの利益を優先した行動をしたりしないように監視する責任を持ちます。

私は、3年ほど前にXevo Inc.(当時はUIEvolution Inc.)のCEOに復帰した時、日本での上場を目指して準備を進めていましたが、一部の株主に猛反対されて断念しました。米国の株主から見れば、日本の市場など信用できないし、上場よりも売却の方がはるかに手離れが良いすぐに現金化出来る)からです。

そのままの株主構成では上場不可と見た私は、日本での上場に反対している一部の株主から株を買い取るための資金を集めて、株主構成を大きく変えようと試みましたが、その資金の一部が紐付きのお金であったため、手続きに時間がかかり、結果的にその計画もうまく行きませんでした。

結果的には私の思い通りにならなかったものの、一連のプロセスを通して、米国の企業のコーポレートガバナンスが良く機能していることを当事者として理解することが出来ました。創業者CEOである私の思い通りにならなかったという事実が、「経営者による企業の私物化」を止める仕組み、つまり、コーポレートガバナンスが機能している証拠です。

そんな経験のある私から見ると、今回の「日産ゴーン氏逮捕事件」には沢山の違和感を感じます。

日本では、この事件は「日産vs.ゴーン氏」という構図で報道していますが、ここで言う「日産とは何なのかがすごく曖昧なのです。

都市圏の「中学受験ブーム」が日本を滅ぼしかねない2つの理由

今年も1月下旬となり、本格的な中学受験シーズンが到来しました。東京都内に限っていえば32%、実に3人に1人は受験を経て私立や国立に流れている計算になるわけですが、このような傾向に大きな問題があるとするのは、米国在住の作家で教育者でもある冷泉彰彦さん。冷泉さんはメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で2つの問題点を提示した上で、私学助成金の一部を公立中学の再生に使うべきと記しています。

ここが変だよ中学受験ブーム

1月から2月の首都圏では、中高一貫教育校の中学受験の季節を迎えます。その昔は、2月1日が私立の一斉受験日で、併願は国立ぐらいしかダメでした。ですが、最近は、千葉や埼玉の学校が1月に先行入試を行う一方で、2月1日以降も2次募集を行う学校があり「一発勝負」から「複数のチャンスへ」という変化があるようです。

こう申し上げると良い変化のように聞こえますが、この中学受験ブームというのは問題大有りだと思います。全てを否定はしませんが、ブームの過熱に歯止めをかけることは、教育政策上の課題だと思うのです。

東京都の「設置者、編制方式別生徒数」統計(2018年度)によれば、東京23区の中学生数は19万2,952人で、そのうち公立は13万1,627人ですから、全体の68.2%に過ぎません。約32%つまり3人に1人は私立や国立に流れている計算です。世田谷区に至っては、全中学生数2万136人のうち公立は1万565人で実に約50%の比率になっています。

勿論、私立や国立の場合は、域外から通学するケースもある(逆もあるでしょう)わけで比率については厳密な数字ではありませんが、全体の傾向としては中学受験をして進学する中学生の比率は非常に大きいわけです。

何が問題かというと、今回は2つ挙げてみたいと思います。

1つは、首都圏における格差の再生産という問題です。近年では、無償化制度が実施されているとはいえ、受験して入る一貫教育校に「受かる」には塾通いをしなくてはなりません。このコストはバカにならないわけで、結果的に富裕層しか一貫校には入れないということになります。

そうなると親の世代の格差が子の世代に継承される、つまり「格差の再生産が起こるわけです。問題は、それが不公平なだけではありません。何らかの苦労をしてきて、その苦労のために上昇エネルギーがあったり苦労人への共感能力があったりする人材が社会の意思決定グループから疎外されてしまう、これが問題です。

結果的に、社会の全体像が分からない人材に権力が集中するわけで、そうなると決定に誤りが起きて、全体が苦しむ可能性が増えるわけです。更に言えば、苦労してきた社会階層から出てくる「突出した才能を社会として生かせないというロスも抱えることになります。この制度はダメです。