日本学術会議が中国と交わした“覚書”の闇。日本が工作に弱い理由

中国が外国人研究者を集める「千人計画」への協力を疑われるもこれを否定、さらに改めて軍事目的のための科学研究を行わない旨を強く主張した日本学術会議。しかしその姿勢がかえって中国を利することにつながる可能性はないのでしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では、中国が各国に対して仕掛けている「三戦」なる工作活動を、台湾出身の評論家・黄文雄さんが詳細に紹介。さらに、中国科学技術協会と学術会議が交わした「覚書」の闇についても言及し、日本の学者ほど「三戦」工作を仕掛けやすい相手はいないからこそ学術会議に対して「中国の軍事研究を行うべきだ」と記しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年10月28日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

日本学術会議こそ中国の「三戦」を研究せよ。中国と交わした「覚書」の闇

日本学術会議が中国の「千人計画」との協力を否定し、また、加藤勝信官房長官が「同会議として多国間、2国間の枠組みを通じた学術交流を行っているが、中国の『千人計画』を支援する学術交流事業を行っているとは承知していない」と述べたことをもってして、「日本学術会議が千人計画に協力したというのはデマだ」という話が出てきています。

たしかに、日本学術会議が組織として公に千人計画に協力した事実はありません。そのような協定も結ばれていません。

先日のメルマガ(「中国を擁護か。『千人計画はデマ』というデマを流す日本学術会議」)で引用した甘利明氏のブログですが、「日本学術会議は防衛省予算を使った研究開発には参加を禁じていますが、中国の『外国人研究者ヘッドハンティングプラン』である『千人計画』には積極的に協力しています」という文言を、甘利氏は「『千人計画』には間接的に協力しているように映ります」と修正しました。

前述したように、日本学術会議が千人計画に公式に協力したことを示す文書などはありません。そのために、表現を変えたものと思われます。

とはいえ、先日のメルマガでも書きましたが、欧米で逮捕された学者たちは、千人計画に協力して報酬を得ていたことを隠していたことで、逮捕されていたわけで、たとえ千人計画に携わっている学者がいても、そのことを公表すること自体がほとんどありえないことでしょう。また、本人はそうとは知らずに、中国に取り込まれ、中国の軍事技術に貢献しているケースもあります。

そもそも、中国は2018年9月から「千人計画」という言葉の使用を実質的に禁じています。そのため、百度、搜狗といった中国の検索エンジンや微博といったブログで使用できなくなっています。

海外高層次人才引進計画

千人計画は「海外高層次人才引進計画」が正式名称ですが、アメリカでこの計画に参加したアメリカ人や中国人の学者が逮捕されたことで、中国ではこの計画の存在を隠す動きが強まりました。だからといって、千人計画がなくなったわけではありません。

2019年11月19日には、アメリカ上院小委員会で、いくつかの連邦研究機関の代表者が、それぞれの機関で「中国の千人計画に関与している学者がいることが確認された」と述べています。

中国千人計画突然神秘消失了 疑似原因曝光

また、この上院小委員会が発表した報告書では、中国が、アメリカで研究している研究者を募集することにより、アメリカの研究資金を利用してその軍事力と経済力を強化している、と警告しています。アメリカの研究が軍事力強化に使われていることが、はっきりと明記されているのです。

「中国の千人計画は脅威」 米国議会の報告書が警告

異常なまでの敵視。学術会議を「違法状態」で放置する菅首相の魂胆

日本学術会議の会員候補任命拒否について、変更の考えがないことを衆院本会議で示した菅首相。拒否理由についても説明を拒みましたが、官邸はこのまま当問題の幕引きを図るつもりなのでしょうか。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、任命拒否を付け焼き刃の議論で正当化しようという首相の姿勢を批判するとともに、憲法の恣意的解釈まで行う官邸を強く非難しています。

菅首相は日本学術会議を違法状態のまま放置するつもりか

いま、日本学術会議について、菅首相が違法状態をつくり出している、と憲法学者、木村草太氏は言う。

同会議が推薦した105人の新会員のうち、6人の任命をしなかったことにより、会員数は204人となっている。これは日本学術会議法7条1項(下記)に違反する。

日本学術会議は二百十人の日本学術会議会員をもつて、これを組織する。

自らが引き起こしたこの違法状態を菅首相はどう解決するつもりなのだろうか。すみやかに、除外した6人を任命する以外、合法的解決策はないのではないか。

驚くべきことに、10月26日夜のNHK「ニュースウオッチ9」で、菅首相はこんなことを言い出した。

「会員が特定の出身大学に偏っている。民間や地方の大学や若い研究者とか、まんべんに選んでほしいと思っている。現職の会員が推薦できる仕組みが果たしていいのかどうか。選考委員会があっても、どうしても自分の近い人を選ぶようになってしまう」

もちろんこれでは、6人の学者を任命拒否した理由にはならないが、百歩譲ってこの発言を受け入れるとしたら、こんどは同法17条の下記条項に違反する。

日本学術会議は、優れた研究又は業績がある科学者のうちから会員の候補者を選考し、内閣府令で定めるところにより、内閣総理大臣に推薦するものとする。

優れた研究又は業績がある科学者を選考。これは、国力のうえでも、外国のアカデミーとの交流の上でも必須である。ところが、菅首相は地方大学、若手、民間の研究者もまんべんなく入るようにせよ、という。

つまり、学術会議を、国や自治体の審議会と同じようにとらえている。表向きは多様な意見を行政に反映させるため、実態としては都合のいい結論に導くための思惑が、審議会メンバーの選定には働いている。

審議会と混同した考え方をあえてとり、学術会議の独立性を保つための法律に違反することもかまわず、それを「改革」「前例踏襲打破」と称しているのである。付け焼刃の議論で正当化しようとあがいても、蟻地獄に沈むばかりだ。

国民の納得する説明が必要では、という「ニュースウオッチ9」司会者の質問に、菅首相の目はつり上がり、声の出力は倍増した。学術会議に対するこの怒りのような熱感はどこから生まれたのだろうか。

今年9月末まで日本学術会議の会長だった山極寿一・京都大前総長は、政府から学術会議への風圧がいかに強かったかを明かしている。

「会長になってから私は度々『政府に協力的でない』と不満を表明されてきた」

これは山極氏が京都新聞に寄稿した文章の一部である。山極氏が会長に就任する半年前の2017年3月、日本学術会議は戦争、軍事を目的とする科学の研究を行わないという従来の声明を継承する意思を表明した。「政府はこれが気に入らなかったようで…」と山極氏は記し、次のように続けた。

「民主主義国家でアカデミアの人事に今回のような国家の露骨な介入を許している国はない」「今回の暴挙を許したら、次は国立大学の人事に手が伸びる」。

「説明しない」は時代遅れ。政治家こそ学ぶべきリモート社会の大原則

新型コロナウイルスの影響によりリモートワークが拡大し、その後押しともなるデジタル化を推進する菅政権。要支援者への学びの場を提供する「みんなの大学校」のリモート講義で、直接会うことのないコミュニケーションには「誠実さ」が不可欠と感じている引地達也さんは、最近の政治のあり方への不満を表明。自身のメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』で、「説明しないこと」「言葉にしないこと」で膨らむ不信感を払拭するコミュニケーションのあり方について論じています。

「誠実な文化」が育むリモート講義の効果性と発展

支援が必要な方のためのウェブ上を基本とした「学びの場」を提供することが目的の「みんなの大学校」のカリキュラムがスタートして1か月。ウェブ型で講義を進めていくと、この講義スタイル、そして対話が新しい様式には、いくつかの気遣いが必要なのだと気づいてくる。

特に要支援者の方々の集合型学習とのハイブリット型には講師及びファシリテーターの新たな「力」も求められる。それは「誠実さ」である。ウェブ型の講義を成り立たせるのは、コミュニケーションにおける誠実な行為であり、その誠実な文化を育んでいるかが、日々社会に問われているのだ。

このリモートで「つながれる」社会の素養ともいうべき誠実の文化は、コミュニケーションの誠実なやりとりで構成されているのだが、最近目立つのが政治のコミュニケーションの誠実のなさ。

デジタル庁を設置し、リモートでの業務を拡大しようとする中にあって、より「誠実なコミュニケーション」が求められている自覚を持たなければリモートにおけるコミュニケーションの豊かな発展はないのだと思う。

集合型の講義をオンラインでも視聴してもらうハイブリット型は、集合型に出席する受講者が発言し、それに対応する時に講師は目の前に集中しがちになり、ウェブ参加の受講者から発言が出た時にはそちらに集中し、目の前の受講者への対応が疎かになることがある。

要支援者の集まりなので、受講者が常に「つながっている」という意識の中で進行するのが重要だから、目の前にいる人もウェブで参加の人も一緒に進行していることを共有しながら講義を進めるのは熟練の技がいる。

集合型では、受講者が発言した場合に、マイクがその声を拾わずに共有できないケースが多いので、講師及びファシリテーターがその言葉を受け取り、再度全体に「その言葉」を示して進行することになる。再度示す際には多少言葉を要約することもあり、少し解釈を加えることもあるため、ここを間違うと大変だ。発言を代弁してもらった側は、間違った解釈や要約で自らの言葉を上塗りされたことへの不快感とともに、講師への「不誠実」を感じてしまうだろう。

ここでの不誠実とは、相手が言いたいこと伝えたいことをくみ取らず、自分が発言しやすいものに置き換えるという、自分本位の考え方で当事者の思いから離れてしまうことである。一方の誠実の例は、言葉を代弁することの効果ともなる。当事者がなかなかまとまらずに発言していることを、的確にまとめ、発言に客観性と真実性が備わってくることで、発言者は安心と信頼を寄せることになる。

これは熟練な技であると同時に、原資となる言葉に誠実に向き合っているかが問われる。言葉だけではなく、発言している様子や背景を深く洞察し、その人を受け入れようとする誠実な気持ちがあって成り立つ所業だ。

この代弁された言葉がその場で共有され、共有された言葉は空間を超えてウェブ参加の受講者に届き、参加者の議論や発言を促して、その場全体が共有された空間として機能していくと、リモート機能におけるハイブリット型の講義が発展したことになるであろう。

伊藤健太郎逮捕。大麻の伊勢谷と共に呪われた映画「アゲ太郎」は公開へ

伊藤健太郎容疑者がひき逃げの疑いで逮捕

俳優の伊藤健太郎容疑者(23)が29日、ひき逃げの疑いで逮捕され、出演予定だったテレビ局や公開を控えた映画関係者が対応に追われている。

伊藤容疑者は28日の夕方、都内で乗用車を運転中にUターンしようとしたところ、前からきた2人乗りのバイクと衝突し、その場から逃走。近くで事故を目撃していた男性が伊藤容疑者の車を数百メートル追いかけ、現場に戻るよう促したという。

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バイクに乗っていた男女のうち、女性が足の骨を折る重傷、男性が腕に軽いけがをした。伊藤容疑者は飲酒はしていない。

29日朝に原宿署へ出頭して逮捕された伊藤容疑者は同署で取り調べを受けた後、留置先である東京湾岸署に身柄を移送された。

伊藤容疑者逮捕で関係各所は悲鳴

売れっ子俳優の突然の逮捕に関係各所は大慌てとなっている。

3夜連続で伊藤容疑者が出演予定だったフジテレビは、29日の「アウト×デラックス」、30日「でんじろうのTHE実験」、31日「ほんとにあった怖い話2020特別編」を全て差し替える対応を決定した。

30日公開予定の映画「とんかつDJアゲ太郎」は対応を協議した結果、予定通り30日から公開することを公式Twitterで発表した。また、初日舞台挨拶については「実施いたしますが、伊藤健太郎氏の登壇はキャンセルとなりました」としている。

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一方、来月6日に公開を控えている主演映画「十二単衣を着た悪魔」は対応を協議中、12月5日に初日を迎える東京・明治座公演「両国花錦闘士」も事実確認に追われているといい、主役の逮捕で公演も不透明になってしまった。

伊藤容疑者が出演するマルハニチロの冷凍食品「WILDish(ワイルディッシュ)」シリーズのCMは、テレビ放送を見合わせる方向に。公式サイトに静止画は掲載されているものの、動画の閲覧はできなくなっている。

これからが期待される若手俳優

東京都出身の伊藤容疑者は14歳だった2011年からモデルとして活動をスタート。2014年にドラマ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」(フジテレビ)で俳優デビューし、連続テレビ小説「スカーレット」(NHK)、「今日から俺は!!」(日本テレビ)などに出演。期待の若手俳優として人気を集めていた。

所属事務所であるイマージュエンターテインメントは29日、公式サイトで謝罪コメントを発表。「お二人に心よりお詫び申し上げるとともに、お怪我ができる限り早く回復することを願っております。今後も、本件事故に関してお怪我も含め被害について誠心誠意、対応させて頂く所存でございます」としている。
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心理学者が指南。繊細さんを幸せにする「生産者的人格」と快楽主義とは?

新型コロナウイルスの感染拡大で騒がれた1月頃から、スーパーやドラッグストアの店頭からトイレットペーパーが姿を消しました。国民の「不安」がこのような行動を引き起こしてしまったのですが、今後どんなに科学が進歩しても「不安」は私たちを支配し続けることでしょう。心理学者でメルマガ『富田隆のお気楽心理学』の著者である富田隆さんは、「不安は常に人類を悩まし続ける」ものであるとした上で、不安な気持ちを忘れて楽しく生きるためのコツを伝授してくれています。

「不安扇動社会」を生き抜くには?

「不安」と「恐怖」の違いは何でしょう?

ひとつは「対象の存在を認識しているか否か」の違いです。

高所恐怖、動物恐怖、対人恐怖、等々、人は様々な対象に怖れを抱きます。しかし、人は自分が「何を怖れているのか」その「対象」を認識している場合がほとんどです。

例外的に、「得体(えたい)の知れない恐怖」というような、対象がはっきりしない恐怖も存在しますが、その場合でも、何か正体不明の、漠然とした脅威というような、恐怖を引き起こす原因となる匿名性の「対象」は存在しているわけです。

対象がある以上、これと闘うこともできるし、それから逃げることもできます。

恐怖は、それを克服する対策を立案することができるわけです。

これに対して、不安には明確な対象の認識が欠けています。

不安はいつでも「漠然とした」不安なのです。はっきりした原因を特定することができませんから、対策も立てられない。

闘うにしても、逃げるにしても、何と闘えば良いのか分からない。何から逃げれば良いのか分からない。

恐怖も不安も、人々を行動に駆り立てる強力な「動機」として働くわけですが、恐怖により引き起こされた行動が目的志向的であるのに対して、不安により引き起こされた行動は「盲目的」です。

盲目的であるということは、そうした行動が不安を克服するための役に立たない無駄な行動であるということであり、多くの場合、さらに不安を煽るような結果を引き起こすということにつながりかねません。

買い占め

今回のいわゆる「コロナ騒動」でも「買い占め」と呼ばれる現象が起こりました。

正体の分からない未知のウイルスが蔓延したのですから、人々が「不安」を抱えるのは当然でした。不安により行動の動機が高まり、何かをせずにはいられない状態に陥った人々の内、ほんの何パーセントかがトイレットペーパーなどの買い占めに走ったのです。

ところが、最初に、この何パーセントかの人々が買い占めを行った結果、実際にスーパーやドラッグストアなどの店頭でトイレットペーパーが不足するという「現実」が生じました。

この現実が噂となって拡がり、さらに不安を煽られた何十パーセントかの人々が買い占めの第二波を構成し、店頭から完全にトイレットペーパーが消えてしまったのです。

不安により引き起こされた行動は「盲目的」であるため、不安の低減につながらず、さらに不安が煽られる結果となりました。

こうした行動の結果、それまでの、未知のコロナウイルスが蔓延するかもしれないという漠然とした不安に加えて、新たに物不足という不安材料が創り出されたわけです。

そして、不安による行動の特徴は、個人が普段から頻繁にやっているような行動が選ばれやすいということ。また、動機が盲目的で方向性を持たないことから、暗示を与えられることで誘導されやすいということです。

実際、現代の都市生活者における主要な行動のひとつが「購買行動」であるため、不安を抱えた人々がスーパーなどの店舗に殺到したわけです。

いわゆる「買い占め」の行動は、日頃、「お買い得」の格安商品をわれ先にと競って買い求める行動と同じ種類のものです。

不安は人を「習慣的な行動」へと駆り立てる。

これが無能なお役人なら、普段から何かを禁止したり制限したり、というような非生産的な仕事ばかりしていますから、店舗や劇場を閉鎖させたり、電車の終電を前倒しにしたりといったことを熱心にやろうとします。

財務省の官僚なら、経済の先行き不安に備えて「増税」をしようと企むでしょう。

テレビのワイドショーの制作者たちは、日常から視聴者の不安を煽って視聴率を稼ぐ癖が身に付いていますから、新型コロナウイルスの脅威を必要以上に煽り立て、日本国中を集団ヒステリーのような状態にしてしまいました。

不安を煽られた田舎のチンピラや不良少年たちは、東京ナンバーの自動車に10円玉で傷をつけ、石を投げます。

誰もが、自分の行動の結果について考えることなしに、「いつも通り」の習慣的行動に終始しているのです。

先日、財務大臣が、一律給付金の10万円が市場に出回らず、ほとんどが貯金として貯め込まれた、経済効果を発揮しなかったと嘆いていましたが、この不安なご時世で、多くの家庭がひとまず消費を差し控え、臨時収入を貯蓄に回すというのも、「いつも通り」の行動なのです。

それにしても、いくら「大衆消費社会」だからといって、個人の生活の中心になる行動が「買い物」だなんて、あまりにも悲しいと思うのは私だけではないはずです。

五輪メダリスト輩出も経営難。令和に「スキー場」を復興するには?

スノーボードハーフパイプのメダリスト、平野歩夢選手が小学生の頃に練習に励んだ会津高原南郷スキー場が来場者激減で悲鳴をあげています。昨シーズンは暖冬で1か月近く早く営業を終えたこともあり、来場客は全盛期のわずか4%に落ち込んだそうです。読者の質問をきっかけに、メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で人気コンサルの永江一石さんが、この危機を救う方法を考えます。永江さんは、「閉鎖が無難」としながらも利用料無料やサブスク化というアイデアを提示しています。

スキー場に再興の道はあるか

Question

shitumon

妻の実家がある町なので、この『会津のスキー場が「つぶれそう・助けて」とSOS 全盛時に比べて来場者が96%減』という記事が目につきました。最盛期から来場者が9割減ともなれば、潰れるしかないと思うのですが、ここからどのように新生させるかアイデアお聞かせいただけないでしょうか。

こうなってしまっては通常のスキー場としての役割はもう終えているのではないかと思います。もう町民・近隣住民がスノーボードをストイックに練習する場なんてどうでしょう。スノーボードを極めるならここに移住ぐらいの立ち位置を築けるといいとは思うのですが。

永江さんからの回答

厳しい言い方になり申し訳ありませんが、率直に言って閉めた方が良いと思います。もし続けるとしたらよほど画期的なことをやらないと生き残れません。

スキーをやる高齢者もスノーボードをやる若者も減っている中で、スキー場でお客さんが来て成り立っているのは、雪質が良くインバウンド旅行者が多い長野県の野沢や北海道のニセコ、若者が多い首都圏/都市部から近い苗場や白馬などです。わざわざ遠くの、雪質が特別良いわけではなく、絶品の食材が楽しめるわけでもない福島や東北のスキー場に行く理由がありません。

なので、基本的には損失が拡大しないうちに畳む方が無難で、もしどうしてもスキー場として生き残りたいならば、根本から市場と戦略を考え、画期的な差別化を図らなければなりません。

例えば、都心のスノボ好きの若者に足を延ばしてもらえるようにスキー場の利用料を無料やサブスク型にして、収益は来場者に他の商品/サービスで作るとか。

または長期滞在が基本のインバウンドのお客さんに特化した素泊まりの部屋数が多いコンドミニアムを作ったり(海外は家族みんなが同じ部屋で寝る習慣がないので人数分の部屋があれば長期でも過ごしやすいし、毎日同じ旅館の夕食メニューを出されても飽きるので素泊まりにして地域周辺のお店で食べた方が楽しめる)、お寺の境内で宿泊できて日本文化に触れながら滞在できるようにするとか。

そのままスキー場をやっていても赤字が拡大するだけなので、もし続けるならそもそも「誰に何の理由で来てもらいどうやって収益を作るのか」を根本から考え直すことが必要だと思います。

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【書評】なぜ歴代天皇は「紙幣の肖像画」として描かれないのか

2024年度に刷新される我が国の紙幣ですが、これまで一度も天皇が肖像画として描かれたことはありません。その理由はどこにあるのでしょうか。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』で編集長の柴田忠男さんが取り上げているのは、そんな疑問を含めた歴史上の謎を考察する一冊。柴田さんが「正解」と言う、著者が展開する「天皇が紙幣に登場しない理由」は、確かに納得の内容です。

偏屈BOOK案内:三上喜孝『天皇はなぜ紙幣に描かれないのか 教科書が教えてくれない日本史の謎30』

fc20201029-s天皇はなぜ紙幣に描かれないのか 教科書が教えてくれない日本史の謎30
三上喜孝 著/小学館

この本は小学館が開設している「BOOK PEOPLE」サイトに、31回にわたって連載した「日本史の迷宮」の書籍化だ。日本の歴史を通史的に述べたものではなく、特定の政治史について分析を加えたものでもなく、天下国家を論じたものでもない。「細かいところにこだわることで、歴史の見方が変わってくる」という歴史の考え方を目指したもので、珍しいタイプの歴史読み物である。

第一章・歴史の断片からいにしえ人の暮らしと心を読む
第二章・時空を超えて歴史は再生産される
第三章・災害や自然環境の変化が人びとの意識を変える

ちょっと構えた章題だが、気にしないでパラパラ眺めて面白そうなところだけ読めばいいのだ。いずれも著者がここ10年ほどの間に関わったり考えたりしたことを述べたものであり、著者自身の「体験的歴史学」といえる。

聖徳太子は本当に「万能の政治家」だったのか、手塚治虫はなぜ「火の鳥」で騎馬民族を描いたのか、「源義経=チンギス・ハン」説の誕生と拡大のメカニズム、広開土王碑の謎3題、豊臣秀吉と砂糖の知られざる関係とは、過去の自然現象の歴史記録は何を語りかけているのか、等々バラエティ豊かである。

君はK-POPを聴かない。なぜいま韓国で「演歌ブーム」が社会現象に?

BTSやブラックピンクといった韓国発のK-POPが世界を席巻している今、当の韓国国内では「トロット」なるジャンルの音楽が大流行、子供からお年寄りまでがこぞって聴き、そして歌っているそうです。トロットとは一体どんなもので、その流行の裏には何があるのでしょうか。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、社会現象となっているトロットの全貌を詳しく紹介しています。

なんで今トロット(演歌)なんだ?

9月23日の283号に、今韓国はトロットが社会現象になっている。トロットが熱い、と書いた。なんで今トロット(つまり演歌)なんだ。そういう思いがずっとあった。下は4歳、5歳くらいから上は80歳、90歳まで今韓国はトロット一色なのだ。幼児からご老人まで全てトロット。BTSも、ブラックピンクもあるが、トレンドはトロット。つまり演歌。演歌っていったら、ロートル(年寄り)の音楽っていうイメージが強いし、それは間違ってはいないはず。筆者自身、韓国のトロットはほとんど聞かない。興味がない。歌だったら、バラード調のがいい。

なんで今トロットなんかなあ、と考えていたら偶然、「荒木和博」さんのユーチューブサイトに出会い、ここで、彼が「韓国はロートルも若者もみな疲れてしまっているんじゃないのか」というような話をされていた(ことばはちがうけど意味はこんなこと)。疲れた人がトロットを聞く、というのではないのだけれど、なんとなく筆者にはストンと腑に落ちる感覚があった。韓国の場合、競争社会のど真ん中でずっとやってるから、幼子もロートルも青年も皆疲れている雰囲気はある。しかも現在はコロナ全盛期。国全体が身も心も疲れていることは確かだ。こんな折だから、トロットが流行るんだろうか。

ことの発端は、2019年2月から5月まであった「ミストロット」だ。TVチョソン(TV朝鮮)が仕掛けた番組だった。女性だけが出られるコンテストで、ここでソン・ガインという女性が優勝しその後この子がテレビCFといわず、バラエティ番組といわずテレビに顔の出ない日がないくらい人気を博していた。

なぜこの企画(ミストロット)が持ち上がったのか。誰が仕掛けたのかはわからない。おそらくTVチョソンのPDとか放送作家とかそういう連中だろう。BTSが世界を席巻する中、なんで国内で「トロットでいくべ」となったのか。市場調査をして「今、トロットだ」というデータがあったのか。ビッグデータ解析で、「今、トロットだ」という結果がでてたのか。わからない。「なんでトロット番組」を作ろうと企画したのか、筆者としてはこの部分、一番知りたいのだが…。

そこに2020年1月から3月まであった「ミスタートロット」。決勝戦に残った7人が「トロットセブン」と呼ばれ、今現在、韓国のあらゆるテレビに顔の出ない日がない。そのうちの1人が女性問題でちょっと人気がおちてトロットシックスなどというふれこみで6人が番組に出ている。この中の一番下が3月から中学生になったジョン・ドンヨン君。一番上が44歳のジャン・ミノという人。

文明が続く限り。「健康」と「ダイエット」が必ず集客に成功する理由

長引く不況にコロナ禍も重なり、多くの企業が苦しい経営状況に陥っています。そんな現状にあって、店舗にお客様を呼び戻す妙案はないものでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、「健康」「ダイエット」という2つのテーマで集客する方法のヒントを記しています。

必ず集客につながる「健康」「ダイエット」

中高年以上は「健康でありたい」。女性は「ダイエットしたい」。

文明が続く限り、このテーマは永遠です。多少、ブームによって波はありますが、人びとの関心が無くなることはありません。

このテーマを使って、集客方法を考えてみましょう。飲食店なら、「雑穀ごはんと有機野菜定食」「ビタミンたっぷり美肌みそ汁」。ファッション関係なら、「元気に歩ける、フィットパンツ」「ポッコリお腹矯正下着」。美容室なら、「健康な笑顔に見せる、とっておきスタイル」「ほっそり顔変身ヘア」。旅館・ホテルなら、「健康スポーツ体験宿」「食べて痩せる、エクササイズプラン」。

アイデアとしては、特に珍しいものではありませんが、これを徹底してやることで、“このお店には、○○がある”と、お客さまに認知していただけます。もちろん、斬新なアイデアなら、なお良いのですが。また、PRも大切です。

健康とダイエットに関心の無い人は少ないので、認知されれば、必ず集客につながります。

なぜ、片付け上手の人ほど「衣替え」などいらないと気づくのか?

暑かった夏も終わり、少し肌寒い長袖の季節になりました。タンスやクローゼットの中の「衣替え」、皆さんはどうしていますか。お片付けを自分でするのも、してあげるのも大好きと語る無料メルマガ 『お片付けの保健室』の著者・RYOKOさんは「衣替えしない派」宣言をしています。はたして、片付け上手が「衣替えしない」という、その理由とは?

衣替えーする派?しない派?

さすがにもう夏服来てる方はおられないかなと思いますが、皆さん衣替えはされましたか?我が家は衣替えしない派です!理由は手間が多く、私は管理がしづらいと感じるからです。ただ、自分がしないからといって否定している訳ではないのでそこは勘違いしないでくださいね。

私が考える衣替えをしない事のメリットは、

・衣替えする時間が不要
・衣服を分けてとっておく場所が不要
・急な気温の変化に対応ができる

以上の3点があげられます。衣替えして秋冬物にしたのに、急に一日暑い日が来た!という経験ありませんか?^^;

逆にデメリットはなんでしょうか?

・数カ月着ない服がいつも目につく

ぐらいしか私にとってはありません。この事も考えようによっては、自分が今持っている服を常に意識・管理出来るというメリットにもなります。あなたの持っている服の数やお家の収納スペースの容量や場所によっても、衣替えした方がいいのかどうかは変わってくると思います。

片付けは自分の生活をより豊かにする手段ですから、人によって最善の方法は違います。衣替えという日本では当たり前の習慣も私にとっては不要なように、どんなに評判の良い片付け方法でも合う合わないがあります。たくさんの片付け方法がありますが、自分の生活が快適になるもの、豊かになるものを取り入れていきましょう。片付け方が全然分からない人は一度自分が良いと思うものを全部真似して、その後生活していく中で不便を感じるところだけ変えていくという方法がいいかなと思います。

今日は衣替えしない派の目線でお伝えしましたが、衣替えする側のメリットなどはまた違ってきますのであくまで参考までに。

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