サッカー選手は認知症リスク3倍?ヘディング影響と英大学が発表

サッカーをずっとやっていた人は少し注意した方良いかもしれない。もちろん、ただデータが公表されたというだけで、因果関係が必ずあるというものではない。一体何の話かというと、プロサッカー選手は認知症など神経変性疾患で死亡するリスクが一般人より3倍以上も高いとする研究結果を、英グラスゴー大などの研究チームがまとめ、米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載されたというのだ。

サッカー選手の認知症リスクが3.5倍という驚愕のデータ

調査を行ったのは、神経病理学者のウィリー・スチュワート博士のチーム。1900年から1976年に出生したスコットランドの元プロサッカー選手の男性7676人と、一般の2万3000人を対象に調査し、その結果を比較。それによるとサッカー選手のほうが認知症の発症リスクが3.5倍も高いという衝撃のデータが明らかになった。

近年、激しい接触や頭部への打撃が繰り返されるスポーツが、脳に長期的な影響を与えるかどうかを確かめる研究が進んでいる。サッカーでは、ヘディングの影響が懸念されており、海外では規制する動きもあると読売新聞は伝えている。

もちろんヘディングが直接的な関係があるかどうかは、現段階では科学的な根拠はない。しかし、米国サッカー協会は、脳への悪影響を避けるため、10歳以下のヘディングを全面的に禁止している。

ヘディングによる脳への悪影響は以前から指摘されていた。Football ZONE webによると、イングランド代表FWのジェフ・アストル氏が2002年に59歳で亡くなったが、現役時代に重さのある革製のボールを繰り返しヘディングしたことが脳の損傷に影響を及ぼしていたと当時言われていたという(その後、イングランドサッカー協会(FA)とプロサッカー選手協会(PFA)が、調査結果に技術的な不備があったとして因果関係を否定)。「ヘディング=悪」を裏付ける決定的な証拠はまだないが、脳に与える影響が完全にないとは言えないだろう。

認知症だけではない。元プロサッカー選手は一般人と比べ、アルツハイマー病は5倍、運動ニューロン病は4倍、パーキンソン病は4倍の発症リスクがあることもわかっているという。その一方で、心臓病や肺がんなどの一部のがん、その他の病気での死亡する可能性は一般人よりも低いという結果も出ているという。もちろんこれらも因果関係はわかっていない。

専門化は「過度に不安になる必要はないが、ヘディングが脳に与える影響について、日本でも議論を始めるきっかけにしてほしい」と話している読売新聞は伝えている。

日本も報復の対象か?イランが米軍に弾道ミサイル攻撃

NHKによると、アメリカ軍がイランの精鋭部隊の司令官を殺害し、緊張が高まるなか、アメリカ国防総省は声明を発表し、日本時間の8日午前7時半ごろ、イランが弾道ミサイルをイラクに駐留するアメリカ軍などに対して発射したと明らかにしました。
そのうえで、「これらのミサイルがイランから、少なくとも2か所のアメリカ軍が駐留する基地を狙って発射されたことは明らかだ。現在、被害状況を確認するとともに、駐留するアメリカ軍関係者の保護にあたっている」としています。
イラクに駐留するアメリカ軍と有志連合に対して発射した弾道ミサイルは十数発とみられ、米国防総省は各基地が既に警戒態勢に入ったと発表。アメリカ軍からの報復については言及していません。
一方、イランの国営テレビは、イランの革命防衛隊が、アル・アサド基地を複数のミサイルで攻撃したとし、攻撃の名前は「殉教者ソレイマニ」だと伝えているといいます。
また、「国営イラン放送によると、革命防衛隊は声明で、米国の同盟国に対し、各国の領土が米国による攻撃に使われた場合、イランの反撃の標的になると警告した」と共同通信が伝えています。
米国の同盟国とは日本も含まれるものと見られ、この戦火がどのように飛び火するのか、周辺国では緊張が一気に高まっています。

トランプ大統領は対応協議中

NHKによると、ホワイトハウスのグリシャム報道官は、「イラクにあるアメリカ軍施設への攻撃についての報道は承知している。トランプ大統領は説明を受け、状況を注視しつつ対応を協議している」とコメントしました。
アメリカの野党・民主党のペロシ下院議長は、「アメリカ軍を標的にしたイラクでの攻撃の状況を注視している。われわれは、アメリカ軍関係者を守るためにイランに攻撃の中止を求めると同時に、トランプ政権にも不必要な挑発をやめさせなければならない。戦争をしている余裕は、アメリカにも世界にもない」という声明を出しました。
一方、イランは「われわれは傲慢なアメリカに警告する。アメリカがさらなる挑発行為をとれば、一層激しく、破壊的な報復に直面することになる」としてアメリカをけん制したほか、イランと敵対し、アメリカの後ろ盾を受けるイスラエルも軍事攻撃の対象となるとしています。

禁煙化で止まらぬ客離れ。串カツ田中を襲う創業以来の深刻な危機

2018年6月、大手居酒屋チェーンとしては初の禁煙施策をスタートさせ注目を集めていた串カツ田中ですが、現在、創業以来の深刻な危機に陥っているようです。禁煙導入から3ヶ月目には「客数12%増」を実現させた同社に、一体何が起こっているのでしょうか。フリー・エディター&ライターでジャーナリストの長浜淳之介さんが、その原因を探ります。

プロフィール:長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。共著に『図解ICタグビジネスのすべて』(日本能率協会マネジメントセンター)、『バカ売れ法則大全』(SBクリエイティブ、行列研究所名儀)など。

串カツ田中を襲う創業以来の深刻な危機

初の禁煙居酒屋チェーンとして知られる、串カツ専門店「串カツ田中」を展開する、串カツ田中ホールディングスが既存店の集客減に悩まされている。同社直営店の既存店売上高は、今年11月で9ヶ月連続の前年割れとなった。しかも11月は最低の前年同月比88.1%にとどまり、11.9%減と上場以来初の2桁減収になってますます悪化している。

既存店とは新規開店した月を除き18ヶ月以上を経過した店舗を指すが、同社直営店の既存店売上高は今年3月に99.6%となって前年を割って以来、一度も前年同月を上回っていない。創業以来の深刻な危機に陥りつつある。

不振の要因は、喫煙者の顧客離れの加速に対して、非喫煙者の集客の伸び悩みに尽きる。「串カツ田中」は2018年6月に居酒屋チェーンとしては初めて、一部の立ち飲み店舗を除く、店内の全席禁煙・フロア分煙に踏み切った。しばらくは好調に推移していたが、突如変調をきたした。

既存店客数も4月以降は、8月に101.7%と一時的に回復した以外はずっとマイナスなのである。11月の既存店客数は9.2%減とやはり上場以来最悪の落ち込みで、3ヶ月連続の前年割れだ。顧客単価も下がっており、過去1年で既存店単価が前年を上回ったのは9月の100.9%のみだ。過去1年で3.3%減っている

もっとも出店を重ねて、全店の売上高と客数は、今も2桁以上の高い水準で、前年同月を上回り続けている。18年11月に218店だった店舗数は、19年11月には273店に増えた。1年で55店の増加だ。そろそろ飽和に近づいているのかもしれない。

もちろん、同社の経営陣が無策だったわけではなく、毎月のように串カツ100円セールを実施したり、3世代で楽しめるように子供向けのメニューを充実させたりと、集客浮揚策を打っているが一向に燃えない。

マニアックな嫌煙家たちばかりが、串カツ田中を支持したわけでもない。望まない煙草の煙を吸って肺癌などを発症する健康を害するリスクがない居酒屋チェーンができたと、健康増進への意識が高い良心的な医療関係者、知識層にも絶賛されていた。実際、受動喫煙に対して健康への影響が大きい、子供たちを守る観点から、ファミリーで利用する飲食店を禁煙にするのは、必要な措置である。意識が高い人たちが継続的に利用してくれれば良かったのだが、一体どこに消えてしまったのか。

2020年4月になると、健康増進法が一部改正されて、飲食店は原則屋内禁煙になり、喫煙専用室内でのみ喫煙可となる。資本金5,000万円以下の中小企業(大企業の系列でない)が経営する、客席面積100㎡以下の既存店ならば、喫煙可と掲示の上、20歳未満の顧客と従業員が立ち入れないという条件で、喫煙可にできるといった抜け穴はある。しかし、名だたる飲食企業の居酒屋チェーンは、全て禁煙になるわけだ。違反者には最高で50万円の罰金が科される。そうなると、禁煙が売りであった、「串カツ田中」の競争優位性がなくなってしまう懸念がある。

同社の2019年11月期第2四半期決算説明会で、貫啓二社長は「来年4月になると、条件が同じになるので率先して禁煙化に取り組んだ弊社は有利になる」などと自信を示していたが、それどころか一斉にどの居酒屋チェーンも原則禁煙になってしまったら、埋没してますます売上が落ちるのではないだろうか。

ゴーンだけが悪人か? 改めて問う「日産事件」最も重要な事柄

カルロス・ゴーン被告の逃亡劇を巡り、メディアには保釈を認めた裁判所に対する批判的な報道が溢れています。しかし、事ここに至ってはゴーン被告の言い分などどうでもいいとするのは、米国在住の作家・冷泉彰彦さん。冷泉さんは自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で、そう判断する理由と、産業の空洞化を加速させぬためにも当案件において最優先に考えるべき問題を記しています。

ゴーン逃亡、問題は日産の今後

アメリカでは「ゴーン逃亡」については、一旦は大きく報道されたのですが、イラン問題の報道で、完全に上書きされてしまった感じです。そもそも、ニュースとしてのスケールが違うと思います。

ゴーン問題に関しては、当初から私の考えは変わっていません。その点も含め、今回の逃亡劇について整理して掲げておきます。

1.ゴーンの過大報酬はハッキリ申し上げて「アコギ」です。そうではあるのですが、過大だとしても、それは日産=ルノー連合のボスとして、株主の理解を得るかどうかという問題です。つまり、基本は民事事件に過ぎません。検察が介入することのバカバカしさは、ライブドア事件と構造は一緒です。

2.有価証券報告書に虚偽記載をしたのは、確かに悪質ですが、これも担当役員レベルの問題です。あるいは取締役会の問題でゴーンが全部悪いという話はとても奇妙です。これだけの規模の企業グループで、そこまでガバナンスが効いていないというのは、とても不自然と言えます。少なくとも、司法取引して無罪放免になった面々も、真実を告げる義務はあるはずです。

3.資金流用による背任容疑も同様です。ゴーンの独走と強権で会社の資金が奪われたのではなく、組織的にそのような資金の流れが作られたということだと思います。例えばゴーンへの報酬パッケージを超えてカネを持ち逃げしたのならともかく、そうでなければ、この問題も刑事立件というのは不思議です。

4.問題は、安倍政権が国策捜査として「ゴーン追放」へ走ったとして、その動機です。一つの仮説は、「自動運転とEV革命に対抗するため」に、ゴーンが権限の集中を強化して、ルノー・日産を統合しつつ「無国籍化」することに、マクロンも安倍首相も拒否反応を示して共闘したという可能性です。つまり、日本としては日産を日本の会社に、フランスとしてはルノーをフランスの会社にしておきたいという強い動機があったという考えで、ゴーンは邪魔になったという考え方です。もう一つの可能性は、西川(前社長)などが「自分も背任になる恐怖に耐えられなくなってタレコミ」をした、検察もそれを無視できなかったというハプニングでしょうか。この点に関しては、ゴーンに自由に喋らせた方が真相に迫れる可能性はあるわけです。

5.仮に、日産を日本の民族資本としつつ、国際競争に勝ち残っていくのが究極の目的であるのなら、もっとスピード感を伴う形で、「強力なリーダーシップの確立」「ルノーとの分離」「大胆な買収によるグループの強大化」を行う必要があります。そこで遅れれば、シリコンバレーや、他のグループに飲み込まれてしまいます。そうなのですが、現時点ではそのような経営判断を行う司令塔があるとは思えず、このままジリ貧となる危険性を強く感じます。

6.一方で、日産の強みは北米市場であり、基本的に北米を失えば日産は消滅します。逮捕・保釈されたグレッグ・ケリーあたりが工作して、北米日産が別の勢力に乗っ取られるようだと、日本の自動車産業は一気に縮小する懸念があります。もっとも、既に現地での研究開発+生産+マーケティングに移行している北米日産は、既に日本のGDP寄与は極めて限定的となっているのは事実ですが。

トランプが追い詰め核保有宣言。イランの北朝鮮化で近づく終末

先日掲載の「第三次世界大戦は不可避か。米国が戦争を始めるしかない裏事情」でもお伝えした通り、米国によるイラン革命防衛隊司令官殺害により、これまでにないほど緊張感が高まっている中東情勢。トランプ大統領は軍事衝突の道を選択するのでしょうか。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが今後を考察しています。

イラン戦争か、和解か?トランプ決断の時

年始から大きな事件がありました。アメリカ軍が、イランのソレイマニ司令官を殺害したのです。

米軍は3日未明、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」を率いるソレイマニ司令官の車列をイラクの首都バグダッドで空爆し、同司令官ら7人を殺害した。米国防省によると、ドナルド・トランプ大統領が指示したとされる。
(夕刊フジ1月4日)

イランは、「報復する」としていますが、実際何ができるのでしょうか?中東にいるアメリカ軍を攻撃する?すると、アメリカは大々的に報復するでしょうから、自殺行為ですね。ホルムズ海峡を封鎖?すると、イランは、アメリカだけでなく、全世界の国々に迷惑をかけ、ますます孤立します。

わかりやすいのは、「核合意破りを加速」「核開発を加速」させることでしょう。アメリカもIAEAも認めていたように、イランはこれまで核兵器を開発していなかった可能性が高い。しかし、これからは違うかもしれません。「アメリカに司令官を殺害されても何もできない」という無力感から「核兵器開発」に真剣に取り組むかもしれない。

アメリカは、それを放置するでしょうか?そんなことはないでしょう。

すると、案の定、こんな情報がでてきました。

イラン、ウラン濃縮「制限せず」 核合意、崩壊の瀬戸際
1/6(月)4:32配信

 

【ベイルート時事】イラン政府は5日、欧米などと結んだ核合意に伴うウラン濃縮について、全面的に制限を順守しないと宣言した。国営テレビが報じた。イランが段階的に進めてきた核合意の履行停止の第5弾で、最終的な措置という。イランの核開発を大幅に制限した2015年の合意は、崩壊の瀬戸際に立たされた。イラン情勢をめぐっては、同国革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官が3日、米軍のイラクでの作戦により殺害された。これを受け、イランは核合意への態度をさらに硬化させた形で、イランの核開発を脅威と見なす米国との関係悪化がさらに進むのは避けられない情勢だ。イラン政府報道官は、合意で定められたイランがウラン濃縮に使う遠心分離機の「数や能力の上限を守らない」と述べた。さらに、核開発に関する研究や開発についても、今後は制限なく行う姿勢を示した。

「イラン政府は5日、欧米などと結んだ核合意に伴うウラン濃縮について、全面的に制限を順守しないと宣言した」だそうです

先日の記事で証拠を提示してお話しましたが、イランと北朝鮮は全然違います。北と違いイランは、「核兵器を開発すると公言したことは一度もありません。そして、アメリカ政府も、IAEAも、「イランは核開発していない」と認めていた。

さらにイランは2015年、「IAEAの監視下で、核開発を制限しなさい」「見返りに制裁を解除する。原油輸出できるようになるよ」という「核合意を嬉々として受け入れたのでした。IAEAの査察を受け入れるところが、北とは全然違います。つまり、2015年時点でも、イランは「核開発より、原油輸出の方が大事」と考えていた。

ところがトランプは2018年5月、このすばらしいイラン核合意からの離脱を一方的に宣言した。他の参加国、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、中国、イランはあきれました。これは、トランプのあきらかな戦略ミスであり、今起こっている危機は、すべて彼が原因です。

人目を気にして臆病に?接客業ではそれも大きな武器になる

あなたは他人の目が気になるタイプですか?それとも全く気にならないタイプですか?どちらかというと、「他人の目が気になる」というパーソナリティは、一般的にネガティブなイメージで語られがちです。しかし、「接客の現場では大きな武器になりうる」とするのは、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは今回、自身の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』に、その納得の理由を述べてくれています。

他人の目が気になってしまう人

世の中には、「人目を気にしてしまう人」というのが少なくない数いるように思います。他人からの目線が気になってしまう人のことです。

自分は一体どう見られているのだろうか、ちゃんとできているのだろうか、そうしたことが本当に気になってしまって、自分のことを置き去りにしてしまう人もいます。中には、そのことで悩んでしまっていて、「なぜこんなに人目が気になるんだろう」「どうして私はこんなに臆病なんだろう」とか、考え込んでいる人もいるそうです。

一般的には、こうした人目が気になってしまうという人は、ネガティブな印象を受けてしまう人が多いのかもしれません。何より本人が、人目を気にしてしまうことに対してネガティブな感情を持っている場合が多いように感じます。

ただ、これは個人的な意見ではありますが、こと接客業においては、人目を気にする人というのは、むしろプラスに働くことの方が多いんじゃないかと思います。なぜなら、接客販売という仕事は、他者からの目線を気にできる人が圧倒的に有利だからです。

人目を気にしない人というのは、良い意味では、相手にとらわれず、自分の思う通りにことを運ぶことができます。しかし時として、それは、お客様のことを考えられていなかったり、お客様の気持ちをないがしろにしてしまうということだってあるわけです。自分がどう見られているかを気にせずに、好きに動くことが、必ずしもお客様のためになるわけではないのですね。

人目が気になる人というのは、この点で、他の人ではなかなか気づけない視点を持っていることがあります。

例えば、店頭に立っている時の姿。周りの人からどう見られているのかを気にする人ほど、立っている時の姿勢や表情や、その待ち方など、多くの部分に気をつかいます。それは結果として、お客様目線で見れば、より好印象に向かうことにつながります。

また、接客全体を通して見ても、人目が気になる人は、自分の接客について、とてつもない振り返り方をしたりします。

「これは良かったんだろうか」
「ここはもっとこうすべきだったんじゃなかろうか」

そうしたことを、とても丁寧に考えるのです。それも結果として、次の接客に活かせるところに繋がってくるのですから、決して悪いことではありません。むしろ、そうした人の方が、人目を全く気にできない人よりも、よりお客様に満足を提供できることは多いのです。

もちろん、そうした全てが、何でもかんでもネガティブに向かってしまうようではいけません。

「私の接客は大丈夫なんだろうか」と考えることはとても良いことですが、「私の接客は大丈夫なんだろうか。やっぱりダメだ」と、ただ落ち込んでしまうようでは、ただただもったいないことになります。そうではなく、人目を気にできることをメリットだと考えて、接客販売に生かしてみる。

そうできれば、人目を気にしてしまうという悩みは大きな武器に変わります。

今日の質問です。

  • 悪い意味で人目を気にするというのは、どういうことだと思いますか?
  • 良い意味で人目を気にするというのは、どういうことだと思いますか?

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育児ストレス、物にぶつけるイライラ。どうすれば解決できる?

育児をしているとイライラしてしまうこともたくさんあると思います。そのストレスを子供に向けてはいけないという思いから、物にぶつけてしまうようになる……そんな状況は悪循環を生んでしまいます。今回、無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』の著者・パピーいしがみさんに寄せられたのは、イライラを子供の前で物にぶつけてしまうというお母さんからの相談。パピーさんが教えるイライラ発散法で物に当たることが少なくなったというその方法とは?

イライラを物にぶつける

こんばんは。パピーいしがみです。

今日、ご紹介する内容は、「イライラしたその気持ちを物にぶつけてしまう。止めようと思っても止められない、何かにぶつけないと気が済まない…」というものです。実はこれって、けっこう多くあるようです。子育ての中でイライラし、でも子供を直接叩きたくなくて、何か別なものに当たる。でも、それでイライラが無くなるわけでもなく、その「ストレス発散」がエンドレスに続いてしまうんですね。

はなさんの場合、当初、子供のいないところでやっていたものが、だんだんに子供の目の前でするようになり、それでもやめることができず「このままではまずいな」と感じる様になりました。まだ講座も始めたばかりのはなさんは、子供達とどのように接したらよいか?も手探り状態だったようです。まずは、そのご相談内容から紹介します。

今回のご相談ですが、イライラした時に物に当たってしまう事です。 

 

1年前頃から始まりました。最初は子供を叩いては駄目と思い、物を壁に投げて大きな音を出して怒りをぶつけていました。8時になってもお風呂に入ろうとせず2人並んでテレビを見ている姿に苛立ちハンガーで椅子を叩いたりしてしまいます。衣装入れの収納ケースを蹴飛ばし壊した事もあります。 

 

それはどれも夫が不在の時です、当初は子供の見えない所でしていたのですが、最近は子供の前で子供のリュックを蹴ったり、朝の準備が遅い時はカバンから出ている幼稚園のシールノートやお箸まで投げてしまうようになりました。娘と2人でお風呂に入った時はおもちゃのペットボトルを壁に投げました。 

 

子供は親の真似をしますよね、息子も時々物を投げます、駄目だよと注意はしますが、私がしているから言えないな…と悩みます。 

 

物を投げたり蹴るのは駄目とは分かっていても抑えられないのです。そんな事をしても私の苛立ちがおさまったり、気分転換して笑顔になれる訳でもありません。物は壊れる、子供には良い事が一つも無い、分かっていてもどこかにイライラをぶつけないと気が済まないのです。 

 

今までで一番後悔しているのは、足で壁を蹴って亀裂を入れてしまった事です。それ以来壁は避けていますが、当たる対象が変わっただけで続いています。 

 

私が怒っているのに子供は無反応、多分子供が謝れば私は落ち着くかもしれない。けどそれはもう脅迫ですよねこの状況を少しでも減らしたいと思います、何か私にできる事ありますでしょうか?宜しくお願い致します。

「ストレス発散」という言葉がありますが、実は「ストレス発散」をしても、それでストレスが無くなるわけではありません。一旦はイライラが治まったように感じても、又どんどん積み重なり、又、同じように繰り返すことになります。

頂いたご相談にも書かれていましたが、最初は「子供に見えない場所」で物に当たるぐらいですんでいたものが、「怒ってるんだぞ」という意思表示のように大きな音を出したり、荒れている姿を見せたり…となると、それをしているのに周りが気付いてくれないと、もっともっとエスカレートする可能性もあります。

【書評】なぜ朝日新聞が生き残るには「右傾化」するしかないのか

ネット上などではたびたび「反日」と揶揄される朝日新聞ですが、同社がこれまで「左右」の展開を繰り返してきたことをご存じない方も多いようです。そんな朝日新聞が今後生き残るためには「右傾化しかない」と主張するのは、朝日新聞が大嫌いな二人の論客。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』では編集長の柴田忠男さんが、故勝谷誠彦・倉山満両氏の対談を再構成した過激な一冊をレビューしています。

偏屈BOOK案内:勝谷誠彦・倉山満『がんばれ! 瀕死の朝日新聞』 

61K160n24jLがんばれ! 瀕死の朝日新聞
勝谷誠彦・倉山満 著/アスペクト

勝谷誠彦はコラムニスト。倉山満は歴史評論家、作家、皇室史学者、歴史エッセイスト。著者二人は大の朝日新聞嫌いである。

倉山 「やっぱり朝日はここで原点に戻って、軍国主義の極右新聞にならなきゃいけませんね」

 

勝谷 「なんたって社旗も旭日旗そのものなんだから」

ところで、大きな謎がある。何でも旭日旗に見立てて大騒ぎする韓国は、なぜ朝日社旗について物言いしないんだ。

以下、両者の意見をミックス。朝日は日本的な美徳は素晴らしいと素直に書けばいいのだ。文化欄や天声人語でいつもしったかぶりで、日本の美しさとか文化とか言ってるんだから、それを全部前面に出せばいい。朝日のお家芸は右傾化なんだから。朝日の歴史を見ていると、明治時代には右翼と極右がいて、大正デモクラシーで左翼と極左になって、満州事変でまた右翼と極右になった。

マッカーサーが来て左翼と極左になった。右展開と左展開を繰り返して来た。さあ、朝日右傾化計画。それしか生き残る手がない。また、記者の劣化という問題もある。かつては記者の能力は圧倒的に朝日が優秀だった。産経は頭が悪いし、毎日は貧乏、読売はヤクザ。ところが、今は劣化が甚だしく、取材先を右か左かでしか見ておらず、上か下かの概念がない。つまりプロ意識の欠如。

日本国憲法は日本の憲法ですらない。憲法は最高の法でなければならない。だが、日本国憲法の上位に米日安保条約がある。アメリカが一方的に日本の安全を保障する条約で、対等条約ではない。結局アメリカに日本を守ってもらっているだけで、憲法9条の理念なんて世界中の誰も知らない。国家が滅びるというのは、実は領土を取られるということよりも、憲法を奪われるということだ。

勝谷 「日本は民族として一回滅びた。これは不敬だから言葉を選ぶけれど、幸い、皇室だけは残った」

 

倉山 「不敬かもしれませんが、そうです。皇室が残ったことによって、ぎりぎり日本の国体は護持されたんです」

滅びた、というと宮沢俊義の東大憲法カルトは「8月15日に革命が起きた」と喜ぶ。180度転換したのは朝日新聞内部だけで、「鬼畜米英」が突然「平和の光」になった。

日本国憲法は左右とも、本当はぬるま湯から出たくないから、改憲はしない。勝谷の意見は廃憲である。学者の倉山は「それができれば一番いいが、それは天皇陛下以外にはできない。議会ではできない」という。議会とは憲法によって規定されている。議会の上に憲法がある。だから、改正ならともかく、議会の権限で廃止というのは無理がある。法理論的に議会にその権限はない。

でも、天皇陛下は違う。日本国憲法は帝国憲法の改正でできた。帝国憲法のできる前から、最初から天皇はいらっしゃった。天皇が日本の元首であるということは、帝国憲法に条文があるからそうなったわけではなく、元々そうだったのを帝国憲法で確認しているだけだ。天皇が先にあって、憲法はあとからできた。だから、憲法を廃止するとしたら、一度天皇陛下に大政奉還するしかない

本来はそれが筋となる。だから宮沢俊義が帝国憲法の手続きで帝国憲法を葬り去って日本国憲法を作ったように、その逆をやればいい。日本国憲法の手続きで帝国憲法を復活させる。これなら理論的に可能である。日本国憲法を廃止したあとどうするかというのは、帝国憲法を改正するという発想でやればいい。

2014年に出版された本。いくつかの対談をもとに再構成したもの。勝谷誠彦は2018年に、重症アルコール性肝炎で57歳の早すぎる死。

編集長 柴田忠男

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多くの人が「増える年金」ではなく「減る年金」を選択する理由

老後資金2,000万円問題の影響のせいか、在職老齢年金の見直し案について多くのメディアが報道しています。そもそも在職老齢年金ってどういうものだかご存知ですか?重要な話なのですが、意外と知らない人が多いんです。そこで、今回の無料メルマガ『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』では、あまり知られていない日本の年金制度について会話形式で詳しくご紹介。自分の身に置きかけてみると…考えさせられてしまいます。

在職老齢年金の変更

老後資金2,000万円問題の影響なのか最近、年金の話題が新聞紙面を賑わしている。高齢者の厚生年金、在職老齢年金見直し案もいろいろ出てきているようだ。


新米 「在職老齢年金の見直し案が最近ずっと新聞に載ってますね」

深田GL 「そうだね。2,000万円問題の影響かな?65歳以上の年金が減る基準額の月収47万円をどうするか?ってことだね」

新米 「そうです。この間、厚労省が62万円にするって案を出したかと思ったら、50万円台になって、それもどうかってまた言ってるでしょ。そんなにコロコロ変わるもんなんですかぁ?」

所長 「厚労省が、社会保障審議会(厚労省諮問機関)の年金部会で60歳代の前半、後半の両方の基準額を62万円に引き上げる案を示したが、そうすると、年金の減額対象者が昨年度数字で41万人が23万人になり、受給者全体の割合は1.5%から0.9%になる。そうなると財政的にはマイナス、昨年度の数字でいうと9,000億円にも。結果、現役世代の将来年金給付水準が下がる。年金水準の悪化を懸念する声や高所得者を優遇しているのでは?という批判が出て、再検討しているんだよ」

大塚 「在職老齢年金は、働いた場合に得た賃金と年金の合計額が基準の額を超えると、年金が減る仕組み。いまの減額基準は、60~64歳なら28万円、65歳~は47万円ですよね」

E子 「うん、そうね。人生100年時代、今後定年の引き上げもあるだろうし、多くの人が70歳まで働くか、何歳から年金を受給するかっていうのも考えどころね」

新米 「そうですよねー。年金は、65歳支給開始が原則のところ、60歳~繰り上げ受給もできるし、70歳まで繰下げ受給もできる。実際には、皆さんどうしてるんでしょうね」

大塚 「年金の繰り上げは、1ヵ月早めるごとに基準額から0.5%減って行き、繰下げは1ヵ月遅らせるごとに0.7%増える仕組みですよね」

深田GL 「つまり、60歳に早めて受け取るとすれば、基準額の0.7倍に減り、70歳にすると1.42倍が生涯続くことになる」

E子 「で、実際には、国民年金だと2017年時点で減額になるにもかかわらず早く受給し始める人は30%以上も。一方、遅らせる選択をするのは1%台に過ぎない」

新米 「1.42倍に増えるのに1%ですか!」

所長 「そうらしいよ。僕らが受験勉強したときは、1.88倍とおよそ2倍で、大きな差だったよ」

新米 「え?2倍!?スゴイですね」

深田GL 「それでも前倒しが多いっていうのは、自分が長生きするかわからないということ、それに、年金財政の不安から制度が変わる前に早くに年金回収をしたいっていうこともあるだろうね」

E子 「遅い年齢で受け取る年金は、時間価値も小さくなってしまうからね」

新米 「そうか…!そういう考えもありますね」

誰にとっての「問題」なのか。子供の問題行動を問題にする人たち

教育現場で耳にする「問題児」や「問題行動」。はたしてそのすべてが本当に「問題」として解決しなければならないことなのでしょうか。今回の無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』では著者で現役教師の松尾英明さんが、「イレギュラー」を受け入れ「楽しむ」という姿勢が教師や大人たちにとっていかに大切かを説いています。

「問題児」が問題か

赤坂先生のセミナーでの学びの続き。

個人的には好んで使わないが、いわゆる「問題児という言葉がある。要は、「イレギュラーな動き」をするお子さんである。こう言われてしまう子どもたちに対し「どう思うか」と投げかけられた。

近くにいるサークルメンバーと話したが、揃いも揃って「面白いよね」という意見である。みんな経験豊富なので、基本的に前向きである。

仲間曰く「それは制度設計に含まれているべき」という意見。全く同感である。そもそも、みんな予想通りの動きでお利口さん、みたいな学級があったら気持ち悪い。もしそんな学級があったら、「異常に抑圧されている」というような、歪みがあるはずである。

講師の赤坂先生から参加者へは「先生を楽しんでいますか?」との言葉が投げかけられた。これが最も大切である。

多くの教師が集まるある大きな会で、各提案者からの実践発表があったという。その中で最も観衆の心をつかんだのは、経験豊富なベテラン勢ではなく、新卒の初任者の先生の発表。クラスの「元気のよい」子どもに「カエルを投げつけられたという出来事を、実に楽しそうに語ったという。

人によっては、「問題児」扱いかもしれない。しかし、その先生にとっては純粋に「びっくりした!」という出来事である。それを一緒に楽しんでしまえる姿勢。これこそが、今、すべての教師に本当に求められている姿である。

問題行動を問題にしているのは、実は大人の方である。教師や親の方である。子どもたちにとっては、問題でも何でもないかもしれない。

先生を楽しんでますか。

見つめ直したいテーマである。

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