クルーグマン教授の「トランプ嫌い」が示す、酔っ払い大統領選挙と米国の終焉

「アメリカの覇権による平和」を意味する、パックス・アメリカーナ。そのパックス・アメリカーナをトランプ大統領が破壊したという記事が米主要紙に掲載されましたが、はたして正しいと言えるのでしょうか。この認識に対して異を唱えるのは、ジャーナリストの高野孟さん。高野さんはメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で5つの理由を挙げて反論するとともに、大統領選でバイデン候補が勝利しても米国が正気を取り戻す保証はないという、悲観的な予測をしています。

 

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2020年11月2日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

トランプがパックス・アメリカーナを壊した?――クルーグマンの混濁した議論

ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマンが『ニューヨーク・タイムズ』に「トランプはいかにしてパックス・アメリカーナを殺したか」と題したオピニオンを寄稿している(10月31日付)。トランプがホワイトハウスを去ることになっても、国際関係の分野ではその悪しき遺産が長く残るだろう。「なぜなら米国は約70年間、世界の中でこれまでに前例のないある特別な役割を果たしてきた。今や我々はその役割を失ってしまい、それを取り戻すにはどうしたらいいのか、私には分からない」と。

大統領選の投票日を前にトランプ嫌いの知識人がこのように慨嘆したくなる気持ちもわからないでもないが、私に言わせると、米国の現状についての彼の認識は著しく不正確、というよりも混濁している。

第1に、トランプが登場したからパックス・アメリカーナが壊れたのではない。パックス・アメリカーナは、ブッシュ父大統領が1989年12月にマルタ島でゴルバチョフ書記長と共に冷戦終結の宣言を発した時点で、壊れることを運命づけられていたのである。

第2に、その時以降、米国の指導層にとっての中心課題は、いかにしてパックス・アメリカーナ、つまり「世界の中での特別な役割」から「軟着陸」的に――米国民を混乱させず全世界に迷惑をかけずに――降りるかにあったというのに、ブッシュ父以来のどの政権もそれに失敗してきた。

第3に、その結果として、(寓話的に言えば)神はついにトランプという野蛮極まりない悪魔を地上に遣わされて、最悪の「硬着陸」的な形でそれを強制終了させるよう取り計らったのである。

第4に、従って、パックス・アメリカーナを「取り戻す」などということは米国にとって課題であるはずがなく、それを「どうしたいいか分からない」などと呟くのは戯言である。

第5に、クルーグマンはここで触れていないが、中国はパックス・アメリカーナに代わってパックス・チャイナを築こうとしていないし、仮にそうしようとしてもできない。パックス・アメリカーナの終わりは、すなわち覇権主義の終わりであり、この後には誰も覇権国家となることはできない(このことはまた別に論じる)。

「トランプかバイデンか」ではない。TVが報じぬ米大統領選挙の本質

日本時間3日20時より投票が開始されるアメリカ大統領選挙ですが、日本では「どちらが勝つか」ということばかりが報じられ、ワイドショーなどでは日本の国益に関連づけたものはほとんど目にする機会がありません。ジャーナリスト・作家として活躍中の宇田川敬介さんは今回、自身のメルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』で、今回の米大統領選挙の特徴を解説するとともに、日本人が今回の選挙をどう見なければならないのか、そう日本の政治に活かさなければならないのかを日本国民に問いかけています。

 

大混乱の中で行われるアメリカ大統領選挙とこれからの世界状況

11月3日に、アメリカ大統領選挙が行われます。

今回は、トランプ大統領の二期目と民主党のオバマ大統領時代の副大統領であったバイデン氏の争いになります。

様々な報道がされており、なかなか興味を惹かれるような話になっていますが、実際に日本人は選挙権がないわけであり、そのことに関してどちらが良いとか、どちらが大統領にふさわしいなどということを言ってもあまり意味がないのです。

もしも考えるのであれば、「どちらの方が日本の国益につながるのか」ということであり、そのことがしっかりと語られることこそ、もっとも重要なのではないかと考えられるのですが、残念ながらそのことが語られることは、日本のマスコミではあまりなく、「どちらが勝つか」というようなことしか報じられていません。

日本の報道がいかにおかしなことになっているのかがよくわかるのではないかという気がします。

日本人にとって必要なのは、大統領がどちらになってほしいという話ではなく、どちらになったらどのようになるのかということではないでしょうか。

どちらが日本の国益につながるか、どちらが好きかなどということを言っていてもあまり意味はありません。

日本人に選ぶ権利がないし、日本の国の事ではないので希望を言っても意味がないのです。

アメリカ人はアメリカ人自身の国益と思う方を考えて投票を行うのであり、日本人のために投票を行うのではありません。

そのように考えれば、選挙運動がどうなったとか、どちらが選挙活動中にどう言ったなどということを言っても全く意味がないのです。

そのような意味で、アメリカで11月3日に行われる選挙を見ていかなければならないというような感じになるのではないでしょうか。

そのように考えると、本日ここで、話をしなければならないことはほとんどなく、来週以降、選挙結果を見て皆さんに今後を考えてもらうべきではないかと思います。

しかし、それでは本日のこのメルマガの意味がなくなってしまいますので、今回は、簡単に(いつもより短めかもしれませんが)現在のアメリカの選挙で論点となっていることを考えていかなければならないのかもしれません。

日本人は、アメリカの選挙を見ながら、その内容の良い点を学び、悪い点を真似しないようにしなければならないのです。

そのように考えて、今の内容を見ていきましょう。

国民年金から支給の「遺族基礎年金」は子供がいないと貰えないって本当?

生計維持をしていた配偶者が亡くなった時に支給される遺族年金ですが、2種類あるのをご存知でしょうか? 今回の無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』では著者のhirokiさんが、 支給されるのが限定的である国民年金からの遺族基礎年金について詳しく解説しています。 

国民年金からの遺族基礎年金は大前提として18歳年度末未満の子がいないと貰えない年金

遺族年金には、国民年金から支給される遺族基礎年金と、厚生年金から支給される遺族厚生年金があります。

何が違うのかというと、大まかには遺族基礎年金は子が高校卒業するまでの年金で、遺族厚生年金は原則としては終身という事です。あと大きな違いとしては、国民年金からの遺族基礎年金は18歳年度末までの子が居ないとそもそも支給される年金ではないという事です。

遺族年金の受給者としては遺族基礎年金は10万人程で、遺族厚生年金は500万人程です。遺族基礎年金は子が居ないとダメだし、子が高校卒業するまでの年金なので受給者が少ないというのもある。

今日はこの遺族基礎年金に付いて考えていきましょう。

まず、遺族年金を貰う上で共通の条件としては、死亡した人に生計維持されていたかどうかというのが重要になります。生計維持されてなかったなら遺族年金を貰う権利は無い。

生計維持というとなんだか養われていないとダメのようなイメージですが、年金法で言う生計維持はニュアンスがちょっと違う。簡単に言うと生計維持というのは、以下の2つの条件を満たせばいい。

  1. 遺族年金貰おうとする人が、本人が死亡した時に一緒に住んでたか(理由ある別居ならそれでも構わない)
  2. 遺族の前年収入が850万円未満だった(もしくは前年所得が655.5万円未満)

この2つを満たせば生計維持されていたとされる。養われてたという意味とは異なるのがわかると思う。なお、前年収入に関しては一時的な収入は除いて、850万円を見る。この生計維持というのを遺族年金では必ず確認される。

今日は遺族基礎年金についての話なので、次の条件と進みます。

遺族基礎年金は貰う遺族がかなり限定的。「子のある配偶者」または「子」のみが受給する権利を得る。子のある配偶者っていうのは…お母さんと子供、またはお父さんと子供という事。あれ?「子のある配偶者」または「子」が貰えるなら、お母さんと子供が居るなら、子供も貰えるって事と思われるかもしれませんね^^; もちろん貰えますが、例えばお母さんと子供が居るなら子供への遺族基礎年金は停止して、お母さんに優先して支給する。お母さんが貰う遺族基礎年金には、子の家族手当として加算金(1人当たり224,900円、3人目以降75,000円)を支給して対応する。

子というのはさっき言ったように18歳年度末までの、つまり高校卒業するまでの子を言う。ただし、子に障害等級1、2級に該当するような障害を抱えている場合は20歳まで遺族基礎年金の給付が延長される。子が18歳年度末を迎えると遺族基礎年金は0円になり、消滅してその役目を終える。

ちなみに障害等級1、2級の障害を抱えたような子を持つ人にはずっと遺族年金を支給したほうがいいのではと思われる事もありますが、障害等級(障害手帳の等級ではなく障害年金の)が1、2級以上の子は20歳になると国民年金から障害基礎年金を請求して受給できるので心配はない。

学研の本気が日本を変えた。「科学と学習」休刊後のV字回復 意外な2本柱

かつて、小学生の家庭学習教材といえば、学研の「科学」と「学習」が幅をきかせていたが、同2誌は2009年に休刊。昭和の子供たちにはおなじみだった、教材を自宅へ届けてくれる「学研おばちゃん」も活躍の場を失っていたのだ。しかし、学研は新しい社長のもとで「子供向け」から「大人向け」へと舵をきり再ブレークする。「テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)」では、少子化の時代に見事な復活を遂げた出版社「学研」の巧みな戦略について紹介する。

「学習」と「科学」の出版社。大人の付録で再ブレーク

福島県に住む氏家麻梨菜さんには、仕事と子育ての合間にやっていることがある。自作のポエムを乗せた手作りのメッセージカード作り。小さな活版印刷機を使って作る。ボードに活字をはめ込んで、ローラーにインクをなじませ、紙をセット。活字にインクを付けて印刷する。文字のかすれ具合が気に入っているという。

この印刷機は「大人の科学マガジン」の付録。「本屋さんで見かけて。思っていた以上にクオリティーが高いものが出来上がった」と言う。

「大人の科学マガジン」を出している学研。学研と聞いて思い出すのが教育雑誌の「学習」と「科学」。いまブームとなっている「大人の科学マガジン」はその大人版というわけだ。

この号は10万部以上発行したが、買った人の7割は女性だという。

「大人の科学マガジン」で爆発的に売れたのがプラネタリウム。プラネタリウム・クリエーターの大平貴之さんが監修した本格派で、累計60万部を超えるベストセラーになった。

付録は全て組み立て式だが、詳しい説明書が付いているから、工作が苦手でも安心。編集者が自ら試作するから、思い入れも強い。

「たくさんの人にいっぱい届けたいというより、少なくても、深く刺さるものを作りたいというのがあります」(「大人の科学マガジン」編集長・吉野敏弘)

3月26日には編集長が構想に5年もかけた付録がいよいよ発売になる。それがレコードメーカー。音源につなげると、カッターが溝を刻んで録音できる。すでに通販サイトで1位になるほど予約が殺到している。

コアなファンを狙う学研には、空前のお城ブームを後押しする「日本100名城に行こう」というベストセラーもある。シリーズ累計80万部も売れ、旅行ガイド本で1位になったことも。マニア心をくすぐるのは、城を攻略した証にスタンプが押せるスペースがあるところだ。

さらに熱狂的なファンがいる雑誌が、超常現象などを扱うミステリーマガジン「ムー」。そのファンの1人が、大ヒット映画『君の名は。』や『天気の子』で知られるアニメ監督の新海誠さんだ。

「子供の頃、表紙が怖かったのは覚えています。必ず目が書いてある。この目に見られている気がして、部屋の中のとにかく目が合わない場所にしまっていた」(新海さん)

最新作『天気の子』にも「ムー」を登場させるシーンがある。

「『こういうことってあるわけないじゃん』と半分笑いながら読んで、でも『もしかしたらあるかも』とか。実際はどうなんだと好奇心の入り口になる可能性がある。そんなこともあって『ムー』を映画の中に出させていただいてます」

他にも、教育からファッションまでさまざまなジャンルを出版している。

01

 

【書評】自衛隊より怖い。中国が日本のアニメやゲームを恐れる訳

「戦狼外交」とも呼ばれるその強気の姿勢から「怖いものなし」のようにも見える中国ですが、彼らが「武力による国家間戦争」より恐れているものが日本に存在しているようです。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』で編集長の柴田忠男さんが取り上げているのは、博覧強記の評論家が我が国の秘めたる力や先進性を紹介した一冊。世界が日本のソフトパワーを認め、そして恐れる理由も記されています。

偏屈BOOK案内:日下公人『日本発の世界常識革命を 世界で最も平和で清らかな国』

fc20201102日本発の世界常識革命を 世界で最も平和で清らかな国
日下公人 著/ワック

著者は日本経済の名ナビゲーターであり、未来予測の正確なことに定評がある。ものすごく重要なことをさらっと書く。こんな凄いネタを惜しげなく、しかもユーモラスに書いていいのか、欲のない人だなと思う。この本は月刊誌『WiLL』に連載中の「繁栄のヒント」を、一部改題加筆して構成したものである。

「現憲法を廃止すれば十七条憲法が復活する」……って、どういうこと?憲法廃止について考える。改正ではなく、廃止である。著者はそれが日本に一番マッチしているという。第一の理由は、なくても困らないから。ホントにそうですね。第二に、なまじ憲法があるために、いろいろな憲法論が登場するから。第三に、イギリスなど、憲法をひとつの聖典にしていない国があるから。

【関連】聖徳太子が中国の皇帝に「日没する処の天子」としたためた理由

日本で現憲法と明治の帝国憲法を廃止すれば、実は聖徳太子の十七条憲法が復活するかもしれない。まだ廃止されていないからである。「和を以て貴しとなす」なんて、世界憲法にしたいくらいだ。ヨーロッパのどこかの国の憲法では、国防軍の災害出動は厳禁…そのときを狙って外国軍が侵略してくるかもしれない…と書いてあるらしい。自衛隊が災害出動時、アノ国の動向に要注意だ。

アメリカの裁判も日本に学んで「証拠開示制度」をつくったら和解率が上昇し、日本に近づいてきた。証拠を先に見せ合うもので、後出しジャンケンは認められない。これにより専門家は判決の予想がつく。勝ってもこれくらいかと思えば話が早い。無駄な費用と時間が節約されて「和解」になる。考えてみれば日本は昔からこんな裁判をしてきた。

思春期のせいじゃない。子どもから相談してもらえない親の共通点

思春期や反抗期を迎えた子どもとのコミュニケーションに苦労している親御さんは多くいますが、そのすべてのケースが子ども側に問題があるわけではありません。メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』著者の柳川由紀さんが、子どもから信頼されている親の接し方を紹介。信頼されない親の特徴も記し、心構えや声かけの仕方を伝えます。

共感の種が信頼を生む

Question

shitumon

二人とも、思春期真っ直中なのかも知れませんが、親を信頼せずに何かあると、友だちの親に打ち明けます。後になって自分の子どもの気持ちを子どもではなく、その親から聴くというのはとても不愉快です。子どもたちには、まずは親に言いなさい!と厳命するのですが聴きません。(中1男子、中3女子のお母さまより)

柳川さんからの回答

思春期の子どもをわかろう、とする気持ちは素晴らしいですね。そして、相談できる大人が親以外にも身近にいるというお子さまの環境も素晴らしいです。なぜ、お子さまが親を頼らず、他人を頼るのでしょうか?ご自身の子どもさんへの接し方を振り返ってみましょう。信頼される親たちに共通する子どもへの接し方をお伝えします。

1.子どもの言い分を受け止める

例えば子どもたちが、「これ買って」「習い事やめたい」などと、親にとってワガママと思えることを言ってきたとき、大抵の親は「ダメよ」「約束が違うでしょ」などと言いがちです。

けれども、子どもから信頼される親たちはそうは言いません。「これが欲しいの?」「何かあったの?」と子どもの気持ちに焦点を当て、共感的に聴いてあげるのです。「これ、楽しそうね」「そうか、それは嫌だね」というように子どもの言い分をまず受け止めます。

こうすることにより、子どもが安心して話をできます。話すことで子ども自身が考えを整理できますし、親も何が問題点なのかが把握しやすくなります。

2.スモールステップで促す

共感したあとは、小さな一歩を踏み出せるよう促しましょう。例えば、習い事を辞めたがってはいても、子ども自身はやらきゃいけない、と言う気持ちがあるので、「あと半月だけ」「先生と話すだけ」などと親が促すと、ちょっと続けてみようかな、という気持ちになる可能性があります。

3.子どもの言動を認めて伝える

頭ごなしに「ダメよ」「約束が違うでしょ」などと言わずに、まずは言い分を聞き、落ち着いたらスモールステップで促し、そのあとは子どもの行動を認めて、それを子どもに伝えることが大切です。例えば、「習い事やめたい」と言っていたのを留まって続けたとしたら、「その後、習い事はどう?」「楽しそうに通えているようだけど、大丈夫?」としっかり見ていることを伝えるのです。

家庭教育アドバイス…「信頼されない親の特徴」

子どもは親が思っている以上に繊細です。親は、子どもにこうして欲しい、ああして欲しい、という理想があるからこそ「ダメ」「約束が違う」と言ってしまうのですが、これは子どもを頭から否定しているのと同じです。

そして、「〇〇だから△△なのよ」「あなたのためなのよ」などと理由を説明したり、コンコンと説得したりしても、子どもにとってはただのお説教です。というのもこれは「親の言い分の正当化」に過ぎないからです。

こうした親の態度は、「親自身の気持ちを優先しているから出る言葉」です。子どもから信頼される親になるには、「子どもに共感するからこそ出る言葉」を使いましょう。
「ユキの親トレ塾」YouTube動画で配信中です。

image by: Shutterstock.com

特に男子諸君。家事ができない人間が今後、生き辛くなる深い理由

世界中のありとあらゆる常識を一変させてしまった、新型コロナウイルス感染症。もちろん私たちの普段の生活にも大きな変化が訪れました。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』で著者の真井花さんが考察しているのは、新型コロナを想定した「新しい生活様式」について。真井さんはこの言葉が指すものが、「コロナ感染防止のための生活習慣」のみに留まらないとして、新しい生活様式下において男女を問わずすべての人間に求められている「常識的スキル」を解説しています。

新型コロナが要求したもの

さて、本日は新型コロナで脚光を浴びたもののお話。

今年の年始には、中国でミョーな肺炎が流行り始めていましたね。その後、あっという間に日本にも世界にも感染が拡大し、記憶にないほどの重苦しく暗い春を過ごしました。

そんな中、注目されたのが「新しい生活様式」です。主として、新型コロナ感染防止のための生活習慣を指す言葉ですが私はそれに留まらないと思っています。

新型コロナ以前、家事系メルマガを書いている者として注目していたのは

  • 洗濯はコインランドリー
  • 冷蔵庫は近所のコンビニ
  • 服は保管サービスかメルカリ

というライフスタイルでした。これはつまり

  • 自分のスキルではなくサービスを利用
  • 家のナカのストックではなくオンデマンド購入

ということです。

家庭内で行われてきたこと、個人的な振る舞いのひとつと考えられてきたことが、インフラに乗っかった有償サービスとして提供されているのです。

日本の家事が加重になっている原因はいろいろありますが、ひとつには

  • 家事を社会的サービス・インフラに頼るのが下手

という社会文化的な理由があったと思っていました。なので、こうしたサービスを上手く頼っていければいいし、その先に家事労働が家庭内で

  • 極限まで低減することもあるかもしれない

と思っていました。家庭内で家事をするのは、趣味になるのです。

そして、当然ですが、社会的なインフラが整っていることがこのライフスタイルのキーです。そして、このインフラには地域格差があって、実はイナカではそれほど整備されていないので、つまり

  • サービス対象地域外( ̄∇ ̄)

なので、この生活をイナカでスムーズに回そうとしても、上手くは行かないんですよね。

大都市には、この高度なインフラがちゃんと整備されているので、大都市限定のライフスタイルだなと思っていたんですよ。

ところがだ。そう、ところが。

大都市の高度に整備されたインフラに依存しているので、停電や洪水などで都市のインフラが破壊されると、あっという間に破綻してしちゃうんですよね。

しかも、今年明らかになったのは、そうした自然災害以外の別の脅威の存在です。新型コロナは、人々の外出を厳しく抑制しましたね。モノがあっても買いに行けず、サービスも停止しました。このため

  • 自分にスキルがない
  • 家にストックがない

という、ライフスタイルは文字通り直撃を食らいました。

外出のままならない新型コロナ以降の「新しい生活習慣」の元では結構キツかったはずです。

  • 食べ物を調理できない
  • 服を洗おうとしても洗濯機がない
  • 掃除や片付けもままならないのに、消毒や除菌を要求される

…こんな感じだったんじゃないでしょうか。とりわけ、大都会型のライフスタイルを実践していた都会の単身世帯は。

「コロナで社員解雇」まるで使い捨てカイロ、ダメな企業ほど誤る対処

新型コロナウイルス感染症の影響による解雇や雇い止めが、7万人に迫る勢いとなっています。企業を守るためとは言え、弱い立場の人間から職を失ってゆくという状況を、このまま手をこまねいて見ている他ないのでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、経営者に向け「従業員を安易に解雇してはいけない」とし、その理由を記しています。

事業を守るためには、従業員を守れ!

新型コロナウィルスにより、経済は大ダメージを受け、企業や個人商店の業績は悪化。従業員の解雇や強制休職が増えています。賃金カットで乗り切ろうとする企業もあります。このままでは、日本の社会全体が疲弊し、大恐慌に陥る可能性もあります。

この危機を乗り越えるためには、従来とは違う手法で、失った「仕事」を取り戻すことが重要です。コロナによって、これまでと同じ働き方はできなくなったので、アプローチの方法を変えなければなりません。

企業は、通勤やオフィスでの蜜を避けるために、リモートワークを始め、足で稼ぐと言われた営業でさえ、ネットを活用するようになりました。物販店では、ネット販売への移行を試みています。

また、別の動きとして、従業員を減らすことで、お客さまとの直接的な接触を避けようとしているところもあります。レストランでは、オーダーはタブレットで、配膳はロボットで行う実験もしています。ホテルのフロントも無人。スーパーのレジも無人化が進んでいます。コンビニにいたっては、店全体が無人になっているところも。

これらは元々、人手不足の解消を目的としていましたが、ここにきて、「人と人との接触を避ける」という、新たな課題を解決する方法として、さらに注目されるようになりました。コロナの心配をなくし、安心してお客さまに来てもらうためには、従業員との接触を少なくすれば良いと考えたのです。

コロナ渦での事業の存続を考えれば、こうした結論に至るのも仕方のないことかもしれません。しかし、よく考えてみてください。もし、事業を守ることができたとしても、そこで助けられるのは、オーナーであるあなたとその家族だけなのです。

もちろん、家族を守ることは大切です。第一に考えなければなりません。では、クビにした従業員やその家族のことはどうでしょうか。生活できなくなるかもしれません。子どもが進学を諦め、夢を失うかも。仕方がないと、自分を納得させるのですか。人の上に立つ人間として、それで良いのですか。

人を雇うというのは、仕事をしてもらい、その対価を払うだけではありません。その人の人生にも影響を与えるかもしれないのです。それほど重い責任があることを意識しているでしょうか。責任が持てないのなら、人を雇うべきではありません。

菅首相「全集中の呼吸」で大スベリ。『鬼滅』便乗、裸の王様ぶりに失笑

「『全集中の呼吸』で答弁させていただく」ーー大ヒットしている『鬼滅の刃』のセリフを“引用”して、国会論戦に臨んだ菅首相。2日に行われた衆院予算委員会で、質問に立った、立憲民主党の江田憲司代表代行に対し、『全集中の呼吸』で臨んだものの、議場は無反応。どうやら渾身のジョークは空振りしたようだ。

菅首相「全集中の呼吸」に、議場の雰囲気は無惨

菅内閣が誕生して初めての本格論戦の場となった衆議院予算委員会。答弁能力が不安視される中、菅首相は日本学術会議の会員選考についての質問などに答えた。

【関連】菅首相「イヤホンの付け方」に世界が失笑も、全く笑えぬ危険な兆候とは?

最初の質問に立ったのは立憲民主党の江田憲司氏。衆院選に立候補するよう誘ったのが菅首相だったことを明らかにした江田氏に対し、菅首相は「『全集中の呼吸』で答弁させていただく」と発言。

この瞬間、議場はまるで時が止まったかのような静けさに包まれた。

実はこの『全集中の呼吸』とは、大ヒットアニメ『鬼滅の刃』で、主人公をはじめとする鬼殺隊の隊士たちが戦う呼吸法、いわば必殺技のようなもの。

菅首相がこの日のために用意してきたのだろう。自信満々に『全集中の呼吸』で宣言したものの、思いっきりスベってしまったようだ。

菅首相の答弁はすでに危険水域

なぜ菅首相は『鬼滅の刃』のセリフを発することを決めたのか?「今、鬼滅の刃が流行っているからこのジョーク絶対にウケますよ!」と誰かに入れ知恵されたのだろうか?

衆議院予算委員会に参加しているのは、こういっては失礼だがお年を召した年配の議員たち。この日、議場にいた人の中で、映画を観たり、漫画やアニメ版を見たりしたことがある議員が何人いただろうか?

もし、菅首相が自身の判断でこのジョークをぶち込んだのなら、そのセンスが疑われるし、誰かにアドバイスして発言したのなら、菅首相の周囲にいる人物が空気を読めない人たちだと思わざるを得ない。

全くウケなかったダメージを引きずってしまってか、その後の菅首相の答弁は野党からの質問と噛み合わないことが多く見られた。与野党初の本格論戦の場。いわば菅首相にとって国会デビューの日でもある。だが、結局菅首相は用意された紙を読むことに終始し、安全運転に徹した形となってしまった。

唯一目立った発言としては、日本学術会議の会員選考について「閉鎖的で既得権益のようになっている」と批判したことくらいか。

山下智久、次の爆弾は暴露本かリベンジポルノか?女子高生モデル契約解除で懸念

人気ジャニーズタレントの山Pこと山下智久(35)と飲酒をし、“お持ち帰り”されたと報じられていた女子高生モデルのAさん(18)が所属事務所から契約解除されていたことがわかった。活動自粛を続ける山下だが、お相手の女性は芸能界から去ることになってしまったようだ。

山下智久“お持ち帰り”の女子高生が事務所クビ

Aさんのプロフィールはすでに所属事務所の公式サイトから削除されており、10月31日付で契約解除になったと東京スポーツが報じている。

今年7月30日に都内のバーでKAT-TUNの亀梨和也とともに飲み会に参加した山下、その場に居合わせた女性の1人が未成年(当時17歳)だったことから、大きな問題に発展。その後、山下と女子高生モデルAさんはホテルで合流し、約8時間にわたって滞在したとされている。

【関連】嵐・松本潤がテレビから消える?活動休止後に井上真央と電撃結婚か

ジャニーズ事務所は山下に一定期間の芸能活動自粛、亀梨には厳重注意処分を下した。山下は飲酒した事実を認めているものの、ホテルへ行ったかどうかは明らかにしていない。Aさんは「成人している」と年齢を偽っていた。

10月にはAさんが弁護士を通じて、山下に謝罪の手紙を送ったと報道されたが、事態はそれで収まらなかったようだ。Aさんは10月31日付で所属事務所との契約を解除。一連の騒動が影響したことは明白だろう。一方の山下も、復帰の目途は立っていない。

閉ざされた女子高生モデルの芸能活動

芸能界から事実上去ることになってしまったAさん。今後モデル活動や芸能活動を再びすることは難しいと言わざるを得ない。

未成年でありながら年齢を偽って山下に近づいたという事実、さらにその後にインスタグラムのストーリーで上げた、嬉しそうに関係があったことをにおわす動画。

【関連】吉岡里帆“丸出し写真集”がHすぎて炎上。女子総スカンでも男ウケ回帰の理由

これらのことから、「山Pは女子高生モデルにハメられた」という認識になってしまっている。そんなトラブルメーカーのAさんに、「是非ウチへ!」と手を挙げる事務所はどこもないだろう。

年齢を偽っていたとはいえ、山下は活動自粛なのに、自分は契約解除。Aさんがこの処分の違いに100%納得するとは限らない。そうなると、Aさんが今後取る行動がいくつか見えてくる。

山PをハメたJKモデルの逆襲①「暴露本の出版」

山下と女子高生モデルAさんが出会った7月30日、この日に何が起きていたかの詳細な事実を知っているのは、まぎれもなく当事者の2人だけだ。

山下はジャニーズ事務所から処分を受け、またAさんも契約を解除されたことで、一応の解決となってはいるが、うやむやのまま時間だけが経過している状態。誰もがその真実を知りたいはずだ。

そこで出てくるのが、Aさんによる「暴露本の出版」。

芸能人が過去にあった恋愛や騒動の詳細を綴る暴露本は、いつの時代でも出版されている。最近では、自伝的小説ではあるものの、浜崎あゆみの『M 愛すべき人がいて』が大ヒット。エイベックスの松浦勝人会長との恋愛を赤裸々に告白した。

【関連】「学術会議を悪党に」暴かれた菅首相とその仲間たちの7大デマゴギー

山下と女子高生モデルAさんとの騒動は世間の関心が高いこともあり、多くの出版社やプロデューサーから暴露本出版の依頼がありそうだ。

暴露本までいかないにしても、週刊誌から「激白!山Pとのあの騒動の真実」というような記事が出ることは容易に想像ができる。

さまざまな力が動いて、出版差し止めというような動きがあるかもしれないが、山下も戦々恐々としているだろう。