文在寅から4度の左遷。韓国新法務部長官の人事に野党猛反発の訳

韓国で5年ぶりに政権を取り戻した「国民の力」の尹錫悦大統領ですが、その法務部長官人事に大きな注目が集まっています。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、野党が韓東勳氏への法務部長官任命を異常なほど強く反発した背景を解説。さらに韓氏が就任式で語った強い決意を取り上げるとともに、彼の経歴・人となりを紹介しています。

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尹政府の内閣構成、ほぼ整う

韓国は新しい大統領が決まると各省庁の長も新しい人事となる。長官(日本では大臣となる)の任命は、まず国会で人事聴聞会というものが開かれ、そこで過去のありとあらゆる行跡がチェックされたあと、聴聞会合格となる人もいれば聴聞会不合格となる人もある。

不合格となった人でも大統領がサインすればとりあえずは長官に任命される。例外が一人だけあって、大統領のすぐ下で大統領を支える役の国務総理というポストは、人事聴聞会で「合格」がでないとこのポストだけは大統領の一任で決めることはできない仕組みになっている。今、ハン・ドクスという人が候補としてあげられているが、過去の不正が結構あって、聴聞会では合格がでていない。そのため、今のところ国務総理なしで尹錫悦政府は出発している。大統領、国務総理以下、各ポストの面々を簡単にご紹介したい。各長官のことを「国務委員」という名称で総括して呼ぶようだ。

大統領 尹錫悦(ユン・ソンヨル)2022年5月10日から

国務総理 韓悳洙(ハン・ドクス)首相(内定だがこれからどうなるかわからない。聴聞会で合格がでていない)

国務委員

  1. 経済副総理兼企画財政部長官 チュ・ギョンホ 2022年5月10日~
  2. 社会副総理兼教育部長官候補者辞退後未定
  3. 科学技術情報通信部長官 イ・ジョンホ 2022年5月10日~
  4. 外交部長官 朴振(パク・ジン) 2022年5月12日~
  5. 統一部長官 権寧世(クォン・ヨンセ) 2022年5月13日~
  6. 法務部長官 ハン・ドンフン 2022年5月17日~
  7. 国防部長官 イ・ジョンソプ 2022年5月10日~
  8. 行政安全部長官 イ・サンミン 2022年5月12日~
  9. 文化体育観光部長官 パク・ボギュン 2022年5月13日~
  10. 農林畜産食品部長官 チョン・ヒョングン 2022年5月10日~
  11. 産業通商資源部長官 イ・チャンヤン 2022年5月12日~
  12. 保健福祉部長官 鄭鎬瑛(チョン・ホヨン、内定)
  13. 環境部長官 ハン・ファジン 2022年5月10日~
  14. 雇用労働部長官 イ・ジョンシク2 022年5月10日~
  15. 女性家族部長官 キム・ヒョンスク 2022年5月17日~
  16. 国土交通部長官 ウォン・ヒリョン 2022年5月13日~
  17. 海洋水産部長官 チョ・スンファン 2022年5月10日~
  18. 中小ベンチャー企業部長官 イ・ヨン 2022年5月12日~

以上国務総理以下19のポストがあって5月17日現在、国務総理が未定、「2.」の社会副総理兼教育部長官が未定、そして「12.」の保健福祉部長官が未定となっており、3つのポスト以外は一応整った格好だ。

名称についてちょっと。たとえば「1.」の経済副総理兼企画財政部長官というのは、経済面に責任をもつ副総理という意味で、同じ人が企画財政部長官を兼任するということ。「2.」の社会副総理兼教育部長官というのも、社会面に責任を持ちながら教育部長官(日本でいえば文部科学大臣)を兼任するという意味だ。

武田教授が明言、「独立国」と認められるために日本人が示すべき決意

ロシアのプーチン大統領は、北方領土の交渉をしない理由として「日本は独立国ではない」という主旨の主張をしています。この主張を「事実」と認めたうえで、「独立国」になるための要件を説くのは、中部大学の武田邦彦元教授です。今回のメルマガ『武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』』で武田教授は、「独立」には日本国憲法や憲法9条も認めている「国を守ろうとする決意」を示して、そのために軍隊を持ち、外交を展開することが大切と明言。自衛隊だけで世界5位の軍事力を持ちながら米軍も駐留し「平和憲法を守る」との言説は、外国から見れば二枚舌でむしろ危険と警告しています。

日本を守る5段階 第一は「国民の決意」と独立国になること

日本が「独立国」になるために国民の決意が必要なワケ

ウクライナ戦争が起こって、日本人も久しぶりに「国を守らなければならない」ということに気が付いたようだ。もともと、横田めぐみさんが日本の国土から外国に拉致されるという考えられないことが起きた時に気が付かなければならなかったのだが、一般の国民は「そんなはずはない」と思い、左翼の人は「北朝鮮がしたとは言いたくない」、警察、海上保安庁、自衛隊は「政府が命令してくれないと動けない」とそれぞれに自分に都合の良い理屈をこねて、結果としては日本の少女が日本の国土からさらわれても何にもしないという異常なことになった。

日本人はロシアやプーチン大統領にあまり良い感情を持っていない。それは戦争の最終段階で日ソ中立条約をソ連が破ったこと、シベリアに抑留された日本人がひどい目に遭ったことなどの恨みがあり、さらに北方四島の返還問題などが関係している。でも、戦争の時にはアメリカは戦場でもない東京などの都市や、広島長崎の原子爆弾投下など「戦争行為」ではなく「虐殺行為」を行ってきたが、その後のケアーが巧みで、日本人はアメリカ人に対しては親近感を持っている。奇妙なことだ。

ともかく、プーチン大統領が言うように「日本は独立国ではないので、北方四島の交渉はしない」というのは事実であり、その立場を解消するには、日本人が「日本は独立する」と決意すれば済むことだ。

「独立」のもっとも大切な要件は、「その国民がその国を守ろうとする決意」であり、そのために軍隊を持ち、外交を展開し、正しい事実を主張することであることは誰でも認める。日本国憲法や第9条はそれを妨げていないが、変な理屈をこねる人がいるので、日本は日本人の決意さえあれば独立できることを最初に示したい。

1)憲法9条は「国際紛争を解決する手段としては」という制限を置いている

多くの人が「軍備は憲法で禁止されている」と錯覚している。でも現在の自衛隊やアメリカ軍の駐留が憲法違反かどうかは、「憲法の番人」である最高裁判所が決定するもので、政府でも学者でもない。

すでに、自衛隊の違憲裁判(1967年から1989年まで4件)では違憲判決は出ていない。本来は憲法の番人と言われる最高裁がハッキリした法律判断をするのが良いが、曖昧な判決を繰り返している。それが現在まで続いて一部の政党や学者は今でも自衛隊は違憲だ、戦争はできないと自らの意見を主張しているが、法律の専門家が子供(学校)には「最高裁が憲法の番人」と教えているのを指導しているのに、約60余年間も違憲訴訟は起きていない。

ここまでくると、「社会の実態として」国防は違憲ではないと断定できる。

大谷翔平が羨ましすぎる。嫉妬する中国人が大リーグに関心を示し始めたワケ

日本では連日放送されている大谷翔平選手の活躍ぶり。毎朝、中継するテレビの試合を楽しみにしている人は多いのではないでしょうか。野球があまり盛んではないお隣の中国でも、実は大谷選手の活躍が話題になっているようです。そこで今回は、中国出身で日本在住の作家として活動する黄文葦さんが、自身のメルマガ『黄文葦の日中楽話』の中で 中国人の大リーグへの関心について紹介しています。

 

実は大谷翔平も話題に。中国では野球はそこそこ人気を集めている

質問

日本では連日、大谷選手の活躍ぶりが報道されていますが、中国の人々は大リーグ(MLB)にどのぐらい関心があるのですか?

回答

中国では、野球が徐々に社会的に注目され、野球ファンや愛好家の裾野が飛躍的に広がり、野球はサッカー、バスケットボール、バレーボールに次いで全国プロリーグを持つ4番目のスポーツとなっています。中国の人々が段々とMLBに興味を持つようになりました。

先日、アメリカン・カレッジ・アスレチック・カンファレンス野球大会が開催され、中国から張顔一達選手がロリンズ大学硬式野球部のメンバーとして参加していました。

北京朝陽区のチームからMLB南京野球発展センターまで、張顔一達は「野球の夢」に向かって一歩一歩進んできました。これは、MLBが少年野球教育の発展に力を注いでいるおかげです。2009年からMLBは無錫、常州、南京にMLB野球育成センターを設置し、スポーツの人材育成にいち早く取り組んでいるようです。

中国マスコミによると、2016年から2019年にかけて、中国の少年野球の練習場は35カ所から64カ所へとほぼ倍増しました。

MLBは2008年に中国で初めて少年野球リーグを開催し、当初はU12の1つの年齢層と5つの都市での開催でしたが、十数年の発展を経て、現在はU6、U8、U10、U12、U15の5つの年齢層を含む少年青年チームがあり、20近い都市で試合を行います。

MLB CUP少年野球オープン戦は、2021年だけでも全国で720回以上の大会を開催し、380チーム以上、約6,000人の選手が参加しました。

MLB中国はさらに多くの都市をカバーし、野球チャリティーコース、ユースイベント、プロトレーニングなど、多様でプロフェッショナルかつ体系的な野球体験をより多くの野球ファンに提供すると努力しているようです。

野球は中国でそれなりに人気を集めていると言えます。

 

10月から値上げ。お金のプロが火災保険の見直しを勧める理由とは

保険や住宅ローンは家計の中でも大きな金額となりがちなので、見直しを考えたいと思う人は多いかもしれません。そこで今回は、外資系生命保険出身の元ライフプランナー・豊福公平さんが自身のメルマガ『豊福公平の夢を叶えるハート&マネー』の中で、10月から値上げが決まっている火災保険や住宅ローンについてファイナンシャルプランナーの中村あいこさんと語った対談を紹介しています。

 

中村あいこ×豊福公平マネー対談「10月から値上げが決まった火災保険、住宅ローンの固定金利値上げをどう見る?」

ファイナンシャルプランナーの中村あいこさんと豊福公平さんによるマネー対談を行いました。中村さんは、現在お金の専門家として、提携保険会社41社、証券会社2社、不動産事業(フラット35取扱)、マネーセミナー講師などもやっているお金のスペシャリストです。

今回のテーマは、10月から値上げが決まった火災保険をはじめとする保険についての考え方、5月から始まった住宅ローンの固定金利値上げなどを中心にお話を聞いていきます。お金の専門家であるお二人は、今注目を集めるこの話題についてどんな角度で見ているのでしょうか。

火災保険が最大10.9%値上げ。最大保険期間も10年から5年へ短縮

豊福 「今回はお金の専門家として、ファイナンシャルプランナーの中村あいこさんにお越しいただきました。中村さん、よろしくお願いします。現在、どんな活動をされていますか?」

中村 「現在はオンラインでマネーセミナーを開催したり、Twitterや音声配信メディアなどを通して情報発信をしています」

豊福 「今回、中村さんにお越しいただいたのは、最新のマネー情報についての情報交換を行おうと思ったからです。早速ですが、火災保険についてはどうですか?というのも、2022年10月に火災保険が一斉値上げになりますよね。しかも全国平均で、過去最大の値上げとなる10.9%となりますよね」

中村 「火災保険は値上げと同時に、最長10年だった火災保険期間が5年に短縮するところもあります。長期契約による保険料の割引が受けられていたものがなくなることもあります。この機会に一度見直すことをおすすめします。

とはいえ、生命保険についての見直しをする人は一定数いますが、火災保険に関しては、実はみなさんのところは関心が非常に薄いようです。なぜかといえば、ご自宅を持っていらっしゃる方が非常に少なくなってきているからです」

豊福 「戸建てを購入するよりも、賃貸契約の人が多いということですね」

中村 「そうなんです。また、地震や集中豪雨などの自然災害は自分の身には起こらない。どこか他人ごとのようにとらえる人が多いんですよね」

 

4630万円誤送金、田口翔容疑者に大麻常習疑惑。阿武町移住は自分で栽培するため?同級生から数百万円カツアゲした金の亡者か

山口県阿武町の4630万円を振り込みミス問題で、山口県警は阿武町の田口翔容疑者(24)を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した。今後、刑事事件として本格的な操作が始まることになるが、容疑者が逮捕されたことで、これまで明らかになってこなかった田口翔容疑者にまつわるさまざまな情報が錯綜しているようだ。

身寄りのない阿武町に移住してきた目的は大麻栽培?

田口容疑者は阿武町のミスによって4月8日に振り込まれた4630万円を、わずか11日間のうちに海外のカジノサイトで全額使い果たしたという。

阿武町は人口約3000人の小さな町で、田口容疑者の地元からは約60kmも離れている。2020年10月に阿武町の「空き家バンク制度」を使って一軒家に引っ越してきた田口容疑者、家賃2万5千円という格安物件だが、縁もゆかりもない限界集落になぜ20代の若者が移住したのか?

5月18日の週刊文春によると、田口容疑者は大麻栽培のために阿武町へ移住してきたとされている。

田口容疑者は仲間と共に大麻を楽しむ「マンチーズ」というグループを結成し、購入先は主にネットで、時折、福岡、広島、大阪に出向き上物の大麻を仕入れていたという。

やがて、大麻を自家栽培する計画が立ち上がり、栽培先に阿武町が選ばれた。移住後、田口容疑者はカムフラージュと大麻栽培の軍資金集めのためにホームセンターで働き始めたと記事では報じている。

ところが、週刊文春によると、昨年8月マンチーズのメンバーが麻薬取締法違反で逮捕されため、逮捕を恐れた他のメンバーは大麻を山奥に埋めて、そのまま息を潜めているとした。

5歳年下の妹との母子家庭で育ったせいか、田口容疑者が金銭に対する執着は並大抵ではなく、小学校の卒業アルバムには「もしもタイムマシンがあったら、ロト6の番号を未来に見に行く」「将来の夢は造幣局職員」などと記している。

また、中学時代には同級生の祖父か祖母が亡くなり、その遺産が現金で家に置いてあったことから、その同級生をカツアゲ。数百万円を持ち出させたとデイリー新潮が報じている。

これらのすべてが真実かどうかは不明だが、仮に報道が事実でギャンブル依存性であるなら、11日間で4630万円を溶かしてしまうのも頷けるかもしれない。

どちらが本当の姿?相反する容疑者の実像

田口容疑者の裏の顔が報じられる一方、女性セブンの記事では誤送金が起こる前まで勤務していたホームセンターの同僚の話として、「勤務態度はいたって真面目で、仕事をもしっかりしていた」との声を紹介している。

高校中退後に働いていた建築会社でも「毎日日当1万円以上稼いでおり、仕事はサボらず、元請けから評判もよくて、頼りにされていた」という情報もある。

田口容疑者が逮捕されたばかりということもあり、メディアの報道も錯綜している。一体どれが本当の田口容疑者の実像なのだろうか。これからさらに深く掘り下げられていくことになりそうだ。

ある日突然、自分の口座の中に身に覚えのない大金が振り込まれるなど、まるでドラマや映画の中の話に思える。しかし、それが現実に起きてしまった。

そこから人生を大逆転できると考えてしまう人も、もしかしたら少なからずいるかもしれない。だが、その選択は明らかに間違いで、現に田口容疑者は逮捕され、名前を晒されることになってしまった。

果たして本当にネットカジノで4630万円すべてをうしなったのだろうか。これから捜査が進む中で、とんでもない真実が明らかになるかもしれない。

バイデンを苦しめるのは中国じゃない。ロシア蛮行の裏で暗躍するもう一つの大国

アメリカの外交問題の中で、史上最悪の関係にあるとされるサウジアラビアの話を前回しましたが、今回はその第2弾。インド太平洋に於ける安全保障の大きなカギを握るインド、とアメリカのまずい関係についてお話をしたいと思います。

国連人権理事会からロシアを排除する事に賛成しなかったインド

4月7日の国連人権理事会からロシアを排除する決議案は、24か国が反対、58か国が棄権と、なんと合わせて82か国もの国が賛成しなかったと言う話を以前ご紹介しました。

日本にいると驚かれるかもしれませんが、実は、ロシア包囲網を取る国は、実質NATO加盟国とその周辺国プラス、日・韓・オーストラリアだけ、と言っても過言ではない現実があり、そして、賛成しなかった国々の中に、ブラジルやメキシコ、インドネシア、そしてインドなど、経済的に今後無視できない大国が含まれています。

その中で、今後ロシアだけでなく、中国との、更には中露の連携体制との対立軸を考える際に安全保障上極めて重要な大国が「インド」です。

インドの立ち位置

インドは、ウクライナ紛争が開始された後も、味方に付けようと必死に画策するアメリカに同調する素振りを全く見せず、中立と言いながらロシア寄りの姿勢を保っています。

経済制裁にも全く同調せず、紛争開始後の3月に、ロシアからなんと1600万バレルの原油購入という契約を締結しました。

この量は昨年インドがロシアから輸入した1年間分の金額に匹敵すると言われ、5月から引き渡しが始まりましたが、更に今後増加すると見られていて、サウジアラビアと同様に、「ロシア支援」と取れる動きを見せています。

インドがアメリカに同調しない理由

インドが、容易にアメリカと同調しない理由は、長く続いた両国の決して良いとは言えない関係にあります。

第2次世界大戦後、一貫してアメリカはインドを敵対国とは言わないまでも、決して友好国としての扱いをしてきませんでした。

寧ろインドと敵対するパキスタンを支援し、1965年に当時のガンジー首相にベトナム戦争を批判された際から1998年のインドの核実験まで、アメリカは事ある毎に一方的に経済制裁を課し続けてきました。

直近でも、アフガン撤退やミャンマー軍事政権への対応も、インドの敵対国であるパキスタンや中国により有利に働き、インドのアメリカへの不信感は決して薄まる方向に動いていない現状にあります。

【関連】バイデンが危惧。プーチンが触手を伸ばす新たな国、米との関係悪化で最悪の事態も

ロシアとインドの関係

逆にロシアは冷戦時代、つまりソ連時代から、実質的軍事同盟と言っても過言では無いくらいインドを軍事的に支援してきました。

インド軍が保有する武器の大半はロシア製と言って良く、インドの武器輸入に占めるロシア製の割合は直近20年で60%以上、例えば、ブラーモスと呼ばれる超音速巡航ミサイルはロシアとの共同開発であり、インド海軍が唯一保有する空母もロシア海軍より購入したものです。

また、ロシアはインドに特別原子力潜水艦のリースを認めています。

直近の問題としては、2018年にインドがアメリカの反対を後目に50億ドルで契約を締結した「トリウームフ」と呼ばれる防空ミサイルシステムです。

アメリカのパトリオットの進化版と言われているものですが、まだ昨年納入が始まったばかりで、これは、2017年に制定されたアメリカの法律上、自動的に経済制裁発動の対象となります。

バイデン政権は、制裁を課すか、免除するか今のところ未定だと言っていますが、こういったことも含め、アメリカが自国の都合で他国にものを言う態度にインドは歴史的に不信感が強く(反米感情と言って良いと思います)、今回のウクライナ危機でインドがロシアを批判しない態度に対するアメリカの発言も、反米感情がより高まる要因となっています。

そして今日は詳細は触れませんが、バイデン政権の民主主義イデオロギーと、インドのヒンズー教信仰のアイデンティティは相容れない部分が大きく、こちらも今後どう解決していくかがバイデン政権の大きな課題と言えます。

この様に問題山積のアメリカとインドの関係ですが、バイデン政権としては、インドの武器購入についてより選択肢を広げること(アメリカの高価かつ機密制約の多さを解消するだけでなく同盟国であるイギリス、フランス、イスラエルからの供給も)、そして、威圧的な態度を捨てて、今までの外交を見直し、今後のインド太平洋地域の安定の為にも、早急にインドとの関係を良好にすべくベストしてもらいたいと思います。

出典:メルマガ【今アメリカで起こっている話題を紹介】欧米ビジネス政治経済研究所

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プーチン暴走が引き金に。日本が直面する中国と露と北3正面からの侵攻リスク

プーチン大統領のウクライナ侵攻により、またも世界に訪れた戦争の時代。我が国は中国、北朝鮮、そしてロシアという「3正面の脅威」と、どのような姿勢をもって対峙すべきなのでしょうか。今回、その範を台湾に求めるのは、国際政治を熟知するアッズーリ氏。外務省や国連機関とも繋がりを持つアッズーリ氏は、新たに加わったロシアによる北方領土リスクを解説するとともに、日本が真剣に捉えるべき動きとして、蔡英文政権が取る中国の軍事侵攻への備えを紹介しています。

中国、北朝鮮、ロシアの3正面脅威に直面する日本

ロシアによるウクライナ侵攻から2ヶ月が過ぎるなか、欧米諸国はロシアへの警戒を強めている。その警戒は間違いなく冷戦後最大規模で、特に陸でロシアと繋がる欧州は懸念を強めている。最近でも英国国防省は4月下旬、今年夏までに英国陸軍の部隊8,000人あまりを東ヨーロッパに派遣する計画を明らかにした。今年夏までにフィンランドや北マケドニアなど東ヨーロッパ各地で合同軍事演習が実施されるが、英国が8,000人規模を派遣するのは冷戦後最大規模だという。

また、ロシアと国境を接するフィンランドやスウェーデンにおいては北大西洋条約機構(NATO)加盟を求める市民の声が増えていて、両国は今月中にもNATO加盟に向けた申請を行うという。ロシアはフィンランドとスウェーデンのNATO加盟推進は欧州の安全保障を害するものだと強く反発している。

一方、ロシアの脅威は欧州だけではなく、その反対に位置する日本にとっても脅威となり、既にロシアはそれを臭わせる軍事的動きを見せている。たとえば、ロシア国防省は4月中旬、海軍の潜水艦がロシア極東沖の日本海で巡航ミサイルの発射実験を行ったと明らかにした。発射された巡航ミサイルはカリブル(Kalibr)で、ウクライナ侵攻の際にも使用されたという。

また、北方領土の国後島では3月30日に軍事訓練が実施され、根室などからは照明弾らしき光が相次いで確認された。ウクライナ侵攻以前にも、昨年10月にはロシア海軍の駆逐艦など5隻と中国海軍の最新鋭のミサイル駆逐艦5隻が北海道の奥尻島南西から津軽海峡を通過して太平洋に出て、千葉県の犬吠埼沖、伊豆諸島沖、高知県の足摺岬、鹿児島県の大隅海峡を航行して東シナ海に到達した。中露は同月にも極東ウラジオストク沖の日本海で合同軍事演習を実施している。

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ウクライナを巡って欧米とロシアの対立が深まれば深まるほど、ロシアにとって北方領土の戦略的重要性が高まる。これまでプーチン大統領は北方領土の経済開発や軍事拠点化を強化する姿勢を示してきたが、北方領土は米国の軍事的勢力圏を抑える最前線であり(実際、日米安全保障条約第5条により北海道までは米国の対日防衛義務の範囲が及ぶ)、道東や北方領土周辺を巡る日本の安全保障を今後さらに強化する必要があろう。

中国の海洋覇権もあり、近年、日本や米国の優先順位は圧倒的に日本の南方にあったが、今後は日本の北方への比重を高める必要性が出てきた。

押し付け、放置、そして差別。現総理大臣が沖縄復帰式典で吐いた大嘘

5月15日に本土復帰50年を迎えたものの、未だ在日米軍基地の70%が集中する沖縄。しかし岸田首相は復帰50周年記念式典の式辞で基地問題にはほとんど触れることがなかったばかりか、「嘘」と受け取られても止むを得ない内容を口にしたといいます。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、首相の式辞を具体的に引きつつ、その事実との乖離ぶりを指摘。さらに返還される米軍施設の使用用途について、地権者に相談なく決定した政権の姿勢を批判的に記しています。

 

「おとぼけメガネおじさん」岸田首相が露わし始めた馬脚

沖縄にはいろいろな思いの当事者がいますので、短絡的に「記念すべき」と言うことはできませんが、5月15日、沖縄は本土復帰50年を迎え、午後2時から東京と沖縄の2会場で、同時進行の記念式典が行なわれました。天皇、皇后両陛下がオンラインで出席され、沖縄会場には岸田文雄首相が参列しました。そして、岸田首相、玉城デニー知事の式辞に続き、天皇陛下がお言葉を述べられました。

ご覧になった人も多いと思いますが、玉城知事の式辞も、天皇陛下のお言葉も、その後の県民代表と県民若者代表のスピーチも、とても素晴らしかったです。しかし、あたしは、あまりにも酷すぎる最初の岸田首相の式辞への怒りを引きずったまま画面を見ていたため、他の式辞などをじっくりと味わうことができず、後から映像を見直しました。

もはや「首相」や「総理」ではなく「おとぼけメガネおじさん」とでも呼びたくなってしまう岸田首相ですが、今回の式辞では、本土復帰50年を迎えても今もなお全国の7割以上が集中する基地問題には、ほとんど触れませんでした。そして、そんな岸田首相が何を述べたのかと言うと、「権藤、権藤、雨、権藤」や、吉田照美さんのキャッチフレーズ「物販、物販、また物販」を彷彿とさせるような「経済、経済、また経済」でした。

岸田首相は、まず「この50年、沖縄は着実に発展の歩みを進め、政府は5次にわたる振興計画や各種の特別措置等を講じ、その歩みを後押ししてまいりました」などと大嘘を抜かし、沖縄の人たちをポカーンとさせました。自民党政権はこの50年、沖縄にばかり米軍基地を押し付け、その基地に所属する米兵や軍属がどれほどレイプや殺人や強盗などの凶悪犯罪を繰り返しても、米国有利の「日米地位協定」の見直しなど一度も進めず、沖縄を差別し続けて来たじゃないですか。

そして、県が辺野古の新基地建設に反対していることへの嫌がらせとして、ここ数年、ずっと沖縄への振興予算を減額し続けて来たじゃないですか。一体どの口で「その歩みを後押ししてまいりました」などと抜かせるのか、さすがは「おとぼけメガネおじさん」です。その上、こんなことまで抜かしたのです。

「開業率が全国トップの沖縄は、創業意欲にあふれる地です。地元や民間の熱意により既に成果が出つつある取り組みをさらに後押しするため、科学技術スタートアップの拠点構築や支援を推進・強化します」

「沖縄のさらなる発展の鍵は、未来を担う子どもたちにあります。引き続き、子どもの貧困対策を沖縄振興の重要課題の一つと位置付け、着実に取り組みを進めます」

「引き続き、基地負担軽減に全力で取り組んでまいります」

沖縄は、開業率だけでなく廃業率も高いのに、そこには触れず、これまで何もやって来なかったのに「さらに後押しするため」などと抜かして、あたかも自民党政権が沖縄の発展を支えて来たかのような言い回し。沖縄の子どもの貧困率が全国平均の2倍となってしまったのは、これまで自民党政権が沖縄の貧困問題をホッタラカシにして来たからなのに、「引き続き~着実に取り組みを進めます」などと抜かして、いかにもこれまで取り組んで来たかのような大嘘アピール。

 

飛ばなかった「終末の日の飛行機」。今ロシア軍に何が起きているのか?

ウクライナへの軍事侵攻からまもなく3カ月、マリウポリ完全掌握の可能性が伝えられてはいるものの、他地域での戦闘ではウクライナの反撃に劣勢となりつつあるロシア。紛争の長期化を予想する識者も少なくありませんが、ロシアにその力は残されているのでしょうか。今回のメルマガ『uttiiジャーナル』では著者でジャーナリストの内田誠さんが、さまざまな情報を総合し現時点における戦況を分析・考察。その上で、「紛争長期化」との専門家の見立に疑問を示しています。

 

なぜロシアは「終末の日の飛行機」を飛ばさなかったのか?:「デモくらジオ」(5月13日)から

ロシアの対独戦勝記念日の5月9日。軍事パレードがあり、プーチン大統領の演説があり、それについては色々な話がなされました。今、それを繰り返すつもりもないのですが、プーチンさんの話は基本的には国内向けであって、大統領選挙で勝つためにすべてやっているのだなということがバレバレの内容だったと思います。核の話が出てこない、ウクライナ侵攻についてウクライナの「ウ」の字も言わず、「戦争」宣言もしませんでした。まあ全体に低調な演説だという印象もありましたが、ウクライナに攻め込んだことについては正しい選択だったのだ、唯一の避けられない選択だったのだと言いたいようでした。まあ、いい気なものだなという感じがするんですけれど。

一番注目していたのは、イリューシン80が飛ぶと思っていたのが、天候が悪かったということで空軍の参加がなかった。で、イリューシン80、例の「終末の日の飛行機」という。核戦争が始まったときにプーチンさんが飛行機の上から枢要な指示を出す、そのための「兵器」ですが、それが飛ぶと言われていたのが飛ばなかった。戦闘機も飛ばなかった。何にも飛ばなかった。ゼットの文字を8機の戦闘機で描きながら飛んでいく、あるいは赤青白のロシア国旗の色の煙を吐きながら戦闘機が横一列になって飛んでいく。風がちょっと強いと国旗の模様を描いた煙が流れてしまうのは縁起でもないということで止めたのかどうか。結局、飛ばなかった。まあ、これはおそらくは「残念」なことだったのでしょうが、天気には勝てないということだったのでしょう。ただ、なんとなくチンマリした感じの中、上空には飛行機が飛ばない、参加人数も少なめ、戦車に関しても戦車隊はちゃんと出てこなかった。今、T14アルマータが一番新しい戦車ですが、これはそもそも台数が作れていないので出しようがない。T90の改良型が最新鋭最強の戦車だったはずですが、その登場もなかったようで。全体に低調な感じ。それについては、戦況の影響があったのではないかと思います。

ウクライナの首都キーウ包囲戦で失敗し、大量の戦車を失い、残った軍団を編成し直して東部の戦線に投入する。そこにおそらく10万人近い兵隊を投入しているのですか、全然うまくいっていないようですね。色んな理由があるのでしょうが、結果としてウクライナ軍が2014年からずっと戦争をしている地域の隣になるわけですが、ウクライナ軍が強固な陣地を築いていたりするので、全然突破も出来ない。軍事の専門家の言い方ですと、進撃が遅れているなんて言いますけれど、進撃がそもそも出来ていない。そういうかたちになっています。

 

手強い“ボスキャラ”仕事も残さずやり切る「1面クリア仕事術」とは

面倒な仕事や嫌いな仕事を後回しにしていると、日々たくさんの業務をこなしてもちっともスッキリしません。そのうち嫌な仕事ばかりが残ってストレスに。そんな悪循環を断ち切る「1面クリア仕事術」を伝授してくれるのは、『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』著者で「5つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家」の石川和男さん。例えばメールの返信なら、返信しづらい“ボスキャラ”メールも含めて全部を片付ける。「メール返信」というゲームの1面をクリアする感覚が大切で、仕事が速い人ほどやっていると伝えています。

 

仕事が溜まってストレスだらけのあなた!その地獄を解消します!

新年度。今までの仕事に加えて、ゴールデンウイークの休みあけで、新しい仕事も増えてきたのではないでしょうか。新プロジェクトの企画書、会議の書類作成、得意先への訪問。

優しい、難しい、楽しい、辛い、好き、嫌い、円滑、面倒、簡単、大変、緊急、重要……。毎日の業務は様々な仕事を広範囲にこなします。ストレスがたまるのは、大変、面倒、難易度の高い仕事ばかり残ってしまうから。そんな仕事ばかりが残ると地獄です。

この地獄から回避するゲーム、いや仕事があります。それは1面ずつ確実にクリアしていくこと。ひとつのジャンルの仕事を全て終わらせてから、次のジャンルの仕事に進む。名付けて、「1面クリア仕事術」。

例えば、メールの返信。無意識に返信していくと、返信しづらいメールを後回しにすることはありませんか?返信しやすいメールばかり処理していたら、返信しづらいメールだけが残り、嫌になりますよね。そこで受信トレイにあるメールは、上から順番に強制的に返信していくのです。

面倒、読みづらい、長文で改行のないビッチリ文字が詰まっているメールでも、全て順番に返信して受信トレイをゼロにする。ビジネスメールは、いつかは返信しなければなりません。だったら今すぐ全部やる。面倒なメールだけを残して書類確認や伝票整理など、ほかの仕事にうつらない。メールの返信をすると決めたら、そのメール(面)は、すべてクリアする。

想像してみてください。受信トレイにメールがなくなった状態。なんとも言えない爽快感ですよね。

私は、メールを開いたなら、絶対返信をするか、返信できない正当な理由があるなら返信する日時を決める。その2択です。最悪なのは、後からまた読み、見直すこと。読み返して、面倒になって、また時間を空けて読み返して……同じ箇所を読み返すのは時間のムダです。

書類箱に入っている書類を処理しようと決めたら、ひとつ残らず処理していく。この書類は読むのが面倒だ、この企画書を上司に渡したら嫌味を言うから嫌だな。そんな気持ちで後回しにしない。書類箱にある書類は、上から順番に淡々と処理していく。

途中まで読んで明日に回すと、メールの場合と同じように、明日また読むことになるので、時間がかかります。書類を処理すると決めたら、一面クリアするまで、つまり、すべての書類を処理するまで他のジャンルの仕事をしない。

私も意識をしないと、各ジャンルで面倒なものだけが残ります。お詫びのメール、難解な書類、ノートに書いた面倒な報告書の作成……。各ジャンルのボスキャラだけが残っていると本当に辛い(笑)。

大変、面倒、難易度の高いボスキャラから逃げ、やらない言い訳ばかりを考えているほうが、ストレスが溜まります。楽な仕事や簡単な仕事ばかりしていると、心の奥のモヤモヤは晴れず、仕事が片付いているわりに、仕事をした気にならないのです。