海に入ることは健康に良い? 「海水浴」の意外なメリット

夏真っ盛りの海水浴場では、真っ黒に日焼けした若者や子どもたちが元気いっぱい!

かつてはそんな若者だった人たちも、中高年にさしかかると「海は暑い…」「日焼けしたくない…」「疲れちゃう…」と海から遠ざかりがち。ビーチに行ったとしても、海には入らないという方も少なくありません。

しかし様々な研究で、海水浴には健康や美容に多くのメリットがあることが分かりました。
「最近、仕事で疲れぎみでやる気もダウン…」
そんなあなたこそ、海水浴に行くべきかもしれません。早速詳しくみていきましょう。

海水浴場はもとも治療施設だった

歴史を振り返ると、海水浴はもともと病気の治療や健康増進のために行われていました。

世界最古級の海水浴場が誕生したのは、18世紀のイギリス。

医師のリチャード・ラッセルが、イングランド南部のドーバー海峡に面するブライトンに海水療法療養所を開設します。海水浴をすれば健康の増進や回復ができる、とうたって人気となり、瞬く間にヨーロッパ中に広まりました。
 
日本でも、海水浴場発祥の地のひとつとされる神奈川県の大磯海水浴場を開いたのは、お医者さん。

将軍・徳川家茂、慶喜の侍医をつとめ、その後、初代・陸軍軍医総監となった松本良順(後に「順」に改名)です。
 
ただ当時の海水浴は、泳いで楽しむというより、岩の所々に差してある鉄棒につかまり、海水につかるというスタイル。

まさに、健康のための湯治のようですね。

いつもエネルギッシュに

 昔から知られていた海水浴の健康効果ですが、近年の研究によってさらに具体的に明らかになっています。 

・免疫力のアップ

冷たい水は適度なストレスとなって体の免疫システムを刺激しています。冷たい海水で泳ぐと、男性の場合は男性ホルモンのテストステロンが、女性の場合は女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が増えることがわかっています。
 
男性らしいパワーを維持するのにテストステロンは欠かせませんが、分泌量のピークは20代前半で、加齢と共に徐々に減少していきます。
 
一方のエストロゲンも、女性の美や若々しさを保つホルモン。海水浴をすることで、男性はより強くたくましく、女性はより若く美しくなれば、人生の質の向上にもつながりそうです。

美肌や花粉症にも

海水浴のよい影響は他にもあります。

健康で美しい肌を保つ

マグネシウムが豊富な海に浸かることで肌のハリがよくなったり、海水中の塩化カリウムなどの成分が肌を保護し、乾癬などの皮膚病の回復を早めることが判明。

子どものアレルギー性の湿疹にも効果があることが分かっています。

花粉症や血流の改善も

さらに花粉症による鼻水やむずむずを和らげたり、体全体の血行を良くしたり。海の近くに住んで頻繁に泳ぐ人は、呼吸器系のトラブルが少ないという指摘もあります。

このように海水浴のもたらすメリットは、ストレスやアレルギーに悩める現代人にとって“ウレシイこと”が多いということが徐々に明らかになっているのです。

ただ、太陽の光には注意してください。浴びすぎれば免疫力を落とすこともあり、皮膚の老化をすすめてしまいます。また、眼球結膜内側の翼状片は、潮風や紫外線に刺激されやすく、場合によっては、目の健康を損なってしまいます。

いかがでしたでしょうか。

しばらく行っていないという方も、強い紫外線や天候の変化などには十分注意して、海へ出かけてみませんか?

<参考>

A dip in the British briny? It may add years to your life!

執筆:Mocosuku編集部
監修:坂本 忍(医学博士、公認スポーツドクター・日本オリンピック委員会強化スタッフ)

image by: Shutterstock

 

【関連リンク】

記事提供:Mocosuku

天皇陛下お気持ち公開。「生前退位」の意向、強くにじむ《全文掲載》

7月13日の「生前退位」報道を受け、宮内庁は8月8日午後3時、天皇陛下が国内外へ向けてお気持ちを述べたビデオメッセージを公表、この中で天皇陛下は「体力の衰え」を強く感じ「象徴の務めが困難に」なるとの主旨を述べられ、「生前退位」の意向が強くにじむものになった。

天皇陛下は「全身全霊をもって務めを果たしていくことが難しくなるのではないかと案じている」との思いを明らかにした上で、高齢化の対処として公務を縮小していくことは「無理があろう」との考えを示した。

また、天皇が重篤となった場合、社会が停滞し、国民の暮らしに影響することや、天皇の生涯の「終焉」に当たっては葬儀に関する行事が1年間続くことを挙げ、「(それに関わる)行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行する」ことで関係する人々や家族が困難な状況に置かれることを「避けることは出来ないものだろうか」と述べられ、憲法上、直接的な表現は避けられながらも、7月に報道されたものと同じく「生前退位」の意向が強くにじむものとなった。

宮内庁は、海外にもお気持ちを伝えるため英訳をホームページで公表する。

お気持ちの全文は以下の通り。

戦後七十年という大きな節目を過ぎ、二年後には、平成三十年を迎えます。

私も八十を越え、体力の面などから様々な制約を覚えることもあり、ここ数年、天皇としての自らの歩みを振り返るとともに、この先の自分の在り方や務めにつき、思いを致すようになりました。

本日は、社会の高齢化が進む中、天皇もまた高齢となった場合、どのような在り方が望ましいか、天皇という立場上、現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら、私が個人として、これまでに考えて来たことを話したいと思います。

即位以来、私は国事行為を行うと共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索しつつ過ごして来ました。伝統の継承者として、これを守り続ける責任に深く思いを致し、更に日々新たになる日本と世界の中にあって、日本の皇室が、いかに伝統を現代に生かし、いきいきとして社会に内在し、人々の期待に応えていくかを考えつつ、今日に至っています。

そのような中、何年か前のことになりますが、二度の外科手術を受け、加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から、これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、考えるようになりました。既に八十を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています。

私が天皇の位についてから、ほぼ二十八年、この間(かん)私は、我が国における多くの喜びの時、また悲しみの時を、人々と共に過ごして来ました。私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが、同時に事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。こうした意味において、日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました。皇太子の時代も含め、これまで私が皇后と共に行(おこな)って来たほぼ全国に及ぶ旅は、国内のどこにおいても、その地域を愛し、その共同体を地道に支える市井(しせい)の人々のあることを私に認識させ、私がこの認識をもって、天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした。

天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます。また、天皇が未成年であったり、重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には、天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし、この場合も、天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま、生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。

天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合、これまでにも見られたように、社会が停滞し、国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。更にこれまでの皇室のしきたりとして、天皇の終焉に当たっては、重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ二ヶ月にわたって続き、その後喪儀(そうぎ)に関連する行事が、一年間続きます。その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります。

始めにも述べましたように、憲法の下(もと)、天皇は国政に関する権能を有しません。そうした中で、このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ、これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました。

国民の理解を得られることを、切に願っています。

7月、天皇陛下は82歳となった現在も、憲法に規定された国事行為などの公務を続けられているが、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていると報道されていた。

天皇陛下は、数年内の譲位を望まれているとし、今回のビデオメッセージによるお気持ち表明にいたった。

海外では、3年前、ローマ法王などが相次いで退位を表明して注目を集めていた。

また、今回のお気持ちを受けて、安倍総理大臣は会見を行い、「本日、天皇陛下より御言葉がありました。今回、天皇陛下が国民の皆様に向けてお気持ちを表明したことは重く受け止めている。天皇陛下のご心労に思いをいたし、どのようなことが出来るのかしっかり考えていかなければならない」と述べるにとどめた。

【動画】象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば(宮内庁)(Windows Media Player)

 

天皇陛下「お気持ち」表明 ビデオメッセージで公開(@Youtube: ANNnewsCH

image by: MAG2 NEWS

 

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握力が弱い人は「認知症」になりやすいという研究結果―国立長寿研

2025年には700万人に達するとも言われる認知症患者。これまでにも糖尿病や心臓病を患っている人はそのリスクが高まることが知られていましたが、先日、握力が弱い人や学校教育を受けた年数が9年以下の人も、認知症を発症する確率が高いことが明らかになりました。無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』で詳しく紹介されています。

認知症:学校教育9年以下、握力弱い人は要注意

糖尿病や心臓病の持病がある人は認知症になりやすいことが知られています。さらに、握力が弱い人や学校教育を受けた年数が少ない人も認知症のリスクが高いことがわかりました。

これは、国立長寿医療研究センターや名古屋学芸大学の下方浩史教授のチームが発表したものです。

「学校教育9年以下」、「握力弱い」で認知リスク2倍に…国立長寿研

研究は、愛知、秋田、石川の3県の約3,300人について3~16年追跡した研究をもとに、認知症のリスク要因を分析したものです。

それによりますと、脳卒中の経験がある人はない人に比べ、認知症のリスクが2.6倍高いことがわかりました。糖尿病、心臓病の持病がある人では、それぞれ1.7倍1.5倍高かったそうです。

また、握力が26キロ未満の男性や18キロ未満の女性も2.1倍と高くなっていました。

さらに、学校教育の年数が9年以下の人のリスクは、9年以上の人の2倍でした。うつ傾向がある人では、ない人の1.6倍難聴の人1.4倍であることもわかりました。

以上の結果から、普段から頭を使い生活習慣病やうつ症を予防し、体力維持に努めることが重要だそうです。

認知症予備軍の私も気をつけよっと。

image by: Shutterstock

ポルシェがエネルギー規制値の上限に挑んだ919ハイブリッドの別次元

「クルママニアだけど、ちょっと賢い人が読む」メディアとして注目されている 『写真と動画も楽しめる マニアック情報満載カーマガジン AutoProve』。今回は、ポルシェが新たな電気駆動スポーツカーのためのテクノロジーを開発する母体と位置付けているプロトタイプ・レーシングマシン「919ハイブリッド」を徹底解剖しています。

ポルシェ社は、2014年シーズンから現在まで世界耐久選手権(WEC)で戦うプロトタイプ・レーシング(LMP1)マシン「919ハイブリッド」を、将来のスポーツカーのための技術開発車と位置付けて参戦している。

ポルシェ919ハイブリッドの仕組み

ポルシェ919ハイブリッドに搭載されるエンジンは、2.0L V型4気筒の直噴+シングルターボ。最高回転数9000rpm、最高出力500psを発生。また、ハイブリッドシステムはブレーキング時の減速エネルギー回生と、エンジン排気の熱エネルギー回生、つまりターボから排出された排気エネルギーで発電用タービンを駆動して、発電するシステムが搭載されている。

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ブレーキエネルギーと排気エネルギーによって回生した電力は、アメリカのA123システムズ社製のリチウムイオン・バッテリーに蓄電される。回生できるエネルギー放出量は、2014年シーズンの仕様は6MJ(メガジュール)であったが、2015年シーズン以降はレギュレーションで許される最大の8MJに引き上げられている

Der Hybrid-Antriebsstrang des Porsche 919 Hybrid. Der V4-Benzin-Direkteinspritzer mit Turboaufladung ist als Mittelmotor ins Chassis integriert. Die Batterien in der Fahrzeugmitte versorgen den Elektromotor an der Vorderachse mit Energie The hybrid powertrain of the Porsche 919 Hybrid. The V4 petrol engine with direct injection and turbocharging is integrated in the chassis as a mid-engine. The batteries at the centre of the vehicle supply the electric motor at the front axle with energy.

プロが断言。子供の感性と知識欲は夏休みの「自然体験」で伸びる!

「最近の子どもたちは土を見たことがない」などとよく言われますが、やはり小さなうち、少なくとも小学生くらいまでは存分に自然と触れ合わせたほうがいいようです。無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』の著者で教育評論家の親野智可等(おやの ちから)さんは、作り込まれたテレビやスマホの世界では得られない自然の中での「生」の体験こそが、子どもたちの感性や知識欲を育てると断言しています。

夏休みは自然体験・アウトドア体験を。自由研究にもなる

今の子どもに決定的に足りないのが自然体験・アウトドア体験です。今の子どもは、草原の中で風に吹かれたり、セミにおしっこをかけられたり、魚をわしづかみしたりしたことがありません。動物を抱きしめたり、野いちごを食べたり、河原の石でダムをつくったりしたことがありません。クモの巣に顔を突っ込んだり、落ち葉の布団に寝たり、秘密基地をつくったりしたことがありません。

テレビやパソコンやスマホではいろいろなものを見ています。それで知っているような気になっています。でも、実際に本物を見たり、触ったり、においを嗅いだり、鳴き声に驚いたり、なめてみたりしたことはありません。つまり、本当には知らないのです。

私の教え子で、アウトドア体験・自然体験がとても豊富な女の子がいました。お父さんがアウトドアライフが大好きで、しょっちゅう一緒に出かけていたのです。

その子は感性がとても豊かで何事においても人と違うことを思いつく子でした。話も作文もユニークでしたし、授業中もよくおもしろい発表をしてくれました。工作はもちろん、日ごろからよくいろいろなモノを手作りしていて、しかもユニークなものばかりでした。私は、その子を見て、「自然の中でオリジナルな本物体験をたくさんしていると、自分自身の感性と発想で考えられるようになるに違いない」と思いました。

米国で「世界の山ちゃん」に大行列。一体何が米国人を動かしたのか?

7月末に米ロサンゼルスで行われた「名古屋フェア」会場で、手羽先の唐揚げでお馴染みの「世界の山ちゃん」にアメリカ人が大行列をなし、終了時間前に完売という快挙を成し遂げたそうです。なぜ、日本の「名古屋」に関するフェアが成功できたのでしょうか。メルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』の著者で同イベントのプロデューサーでもある理央さんが、自ら仕掛けたPR戦術を披露しています。

行列ができた名古屋めし

7月27日からロサンゼルスにて、今回は、私がプロデュースした「名古屋フェア」の立会い。

全米で9店舗を持つ、日系高級スーパーMitsuwa Marketplaceさんの、トーランス店と、サンノゼ店での週末限定のイベントで、名古屋から、「世界の山ちゃん」さんと、行列ができるかき氷「川久」さんに、店頭で実演販売を実施。

最初の週末トーランス店にて、7月29日から31日までの開催。なんと、両店ともに、終了の時間前に「完売」。世界の山ちゃんに関しては、店の外まで大行列ができる人気ぶり

Mitsuwaさんは、スーパーマーケットといっても、すべてが巨大なアメリカンサイズで、生鮮食品売り場に、銘品売り場、大きなフリースペースに、フードコートまである。まるで、ちょっとしたショッピングモールなのだ。

この店の外までできる行列は、ここ数年では見たことがない、とのことだった。

かき氷の川久さんも同様で、3日間とも午後2時くらいで売り切れ。大人気での前半戦だった。

安倍家と麻生家の家系図を辿ってわかった歴代総理の異常な親戚関係

「安倍首相と麻生太郎元首相は親戚」この話はあなたも耳にしたことがあるのではないでしょうか? 無料メルマガ『自分のルーツ(祖先)を1000年たどる技術』の著者で行政書士の丸山学さんは、一言に「親戚」といっても、どのくらい近い親戚なのか?と興味を持ち、家系図を作って調べてみたところ、その家系図からは日本の歴代の総理大臣が持つある「共通点」が見えてきたとのこと。詳しく見ていきましょう。

 

安倍首相と麻生太郎氏はどのような親戚関係なの?

安倍晋三首相と元首相・麻生太郎氏は親戚関係に当たる…という話を耳にされた方も多いと思いますが、どれくらい近い親戚なのか?と、聞かれてもなかなか答えられるものではありません。そこで、実際に家系図を作成して確認してみる事にしました。

私は普段、ご依頼人様から依頼を受けてその方の直系の祖先について調べるという事を仕事にしています。

「家系」というのは非常に多くの個人情報を含むものですので、誰のものでも勝手に調べられるというものではありません。私がご依頼を受ける際にも厳格に本人確認を取らせていただき、その上でその方のご先祖様についてのみ調査を行うようにしています。

今回は、公人である歴代内閣総理大臣につきまして、周知の事実として公になっている情報のみから家系図を作成してまいりました。

それでは早速、家系図を見てみましょう。

まぐまぐ・家系図(安倍晋三・麻生太郎) (1)

「あれ、親戚といっても意外と遠いんじゃない?」という感想を持たれた方も多いのではないでしょうか。安倍首相からその関係を見てきますと「おじいちゃん(岸信介)のいとこ(吉田寛氏)の奥様の甥が麻生太郎氏」という事になります。

自身の祖父のいとこの配偶者の甥って、普通は名前も顔も思い浮かばないですよね。(家系図作成を専門に行っている私でも全く分かりません…)

但し、安倍首相と麻生太郎氏を中心として描いた家系図をもっと引いた目で見ていきますと、なかなかに興味深いものがあります。

渡る世間で鬼退治。政界渡り鳥・小池百合子は、なぜ出世していくのか?

候補者21人という大激戦の東京都知事選を見事制したのは、党組織の後ろ盾が無い小池百合子氏でした。史上初の女性都知事となった同氏は、一体どんな人物なのでしょうか? そして、都民の期待通り「クリーンな政治」を行ってくれるのでしょうか? 無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんが、小池氏の経歴を紐解きながら、その人物像に迫ります。

小池百合子・新東京都知事は、ここがすごい

小池さんは6月29日東京都知事選に立候補する意向を表明しました。そして、自民党東京都連会長・石原伸晃さんに推薦を依頼。石原さんは、「7月10日の参院選の投票後に結論を出したい」と即答を避けました。

これ、面白い行動ですね。普通は、最初に自民党東京都連と話をつけてから、「立候補します!と宣言するのではないでしょうか? 自民党に所属しているのですから。ところが小池さんは、まず「立候補します!」と宣言してから、自民党東京都連に、「推薦してください!」とお願いした。順序が逆です。石原さんとしても、「非常識な奴だな。即答したくないぞ!」と思うのは当然でしょう。それで、「7月10日まで考えさせてくれ」と答えた。

この後の小池さんの行動も変わっています。普通であれば7月10日の参院選まで、「自民党の推薦を得るためのロビー活動を行うことでしょう。なんども石原さんのところに足を運び、頭を下げて、「お願いします!」ということでしょう。もちろん石原さんも参院選で忙しいから、冷たくあしらうでしょうが、それでもお願いし続ければ、「そこまでいうのなら推薦してやるか」となるかもしれません。

ところが、小池さんは、また変わった行動に出ました。7月6日、「自民党からの推薦を得ずに立候補する!」と表明。ロビー活動を早々と切り上げ、最大政党自民党の推薦をあっさり捨て去ります。この行動は自民党を激怒させました。自民党は増田寛也さんの推薦を正式に決定。東京都連は、小池さんを応援した場合、「除名などの処分対象になる!」と党員を「脅迫」します。この時点で、「野党統一候補がもっとも有利な状況が生まれました。なぜか?自民党票は二つに割れるからです。

ちなみに、米民主党でヒラリーさんに敗れた社会主義者サンダースさん。しぶしぶながら「ヒラリー支持」を宣言しています。サンダースさんが無所属で大統領選に出馬する。すると民主党票は二つに割れ、共和党のトランプさんが勝つでしょう。それが嫌なので、サンダースさんはヒラリーさんを支持している。余談ですが…。

これで小池さんは、最大政党・自民党を敵にまわしてしまいました。「反体制側が勝利することは稀です。ジャニーズを出ようとしたスマップの4人は、結局戻ってきました。いろいろな分野で「体制」に挑戦したホリエモンさんは潰されました。世界の反対を押し切って満州国を建国した日本は、米英中ソと戦争するハメになり、つぶされました。

しかし…。自民党を敵にまわした小池百合子さんは、都知事選で圧勝しました。

有資格者ほど、過酷な「ブラック企業」を辞められない理由

一昔前は、良い条件で職に就きたければ「資格を取る」というのが常識でしたが、 メルマガ『異種会議:戦争からバグパイプ~ギャルまで』の著者、加藤健二郎さんによると、今はむしろ逆になっているようです。むしろ「有資格者」と呼ばれる人ほど、キツイ仕事を押し付けられるブラック企業にいても、退職しようとしないのだとか…その原因を、戦場カメラマンやバクパイプ奏者など様々な一面を持ち、自由に生きるカトケンさんならではの見方で解説しています。

有資格職人生のワナ

有資格者ほど、過酷な労働に駆り立てられても辞めない。もともと、有資格者になる目的は、労働条件等で優遇されるためだったような気がする。しかし、世の中の流れは変わってしまったようだ。「有資格を使える仕事に就かせてやるから頑張れ我慢しろ」と。

カトケンの音楽仲間には、有資格なんか無縁で、コンビニやファミレス、カラオケなどで時給で稼ぐ友人が多い。彼ら「仕事はお金のためのみにやってる」という思想の人たちは、ブラック企業なんかにのめりこまない。約束の時給が貰えなければ、戦うか辞めるかしか選択肢がないからだ。

一方、有資格者たちには、その資格を取得するまでの苦労などの投資を回収したいという弱みが働くのだろうか。有資格者ではないとしても「俺たち、ちょっとレベル上の職人よ」的な意識の働くシステムエンジニアやプログラマーなども・・・、または「クリエイティブな仕事」なんちゅー言葉で釣りやすい職種も。

日本人は、仕事にお金以外の何かを求める人生観を「良いこと」としている。生き甲斐、感謝、社会的影響などなど・・。だが、残念なことに、労働者の権利としてそんなものが貰えるとは保証されていない

だから、アベノミクスの勝ち組は「時給が上がったぜ、バイトなんか喧嘩して辞めてもすぐに次が見つかるぜ」と、仕事イコールお金、と単純思考になれてる人たちだ。やりがい、キャリア実績、評価、将来性などという、曖昧な甘い言葉なんか理解できない人たちの方が勝ち組なのかもしれない。

そんな中、カトケンがやってきたような、戦場屋やバグパイプなど、趣味の延長上にドッカリと収まっている職種の場合も思考は単純だ。趣味では採算は考えない。その趣味を継続できる人生を続けていることで、目的は達成しているのだから、継続さえでき
ていれば、どれほど過酷でもオーケーなのだ。ヒマラヤ登山やその他冒険探検を目指す人たちを見れば、過酷でもオーケー、を越えて、過酷たからこそ魅力、であることがわかる。趣味とはそういうもの