統一教会問題で注目。神様仏様が聞いて呆れる「宗教とカネ」驚きの実態

自民党との深い繋がりが明らかになった旧統一教会をはじめ、豊富な資金力を誇る組織が目立つ「新宗教」と呼ばれる宗教団体。なぜ彼らはえげつないほどのカネを貯め込んだり「運用」することが可能なのでしょうか。今回のメルマガ『神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図──政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!』では、著者で投資コンサルタント&マネーアナリストの神樹兵輔さんが、宗教団体が税法上でどれだけ優遇されているかを紹介。知られざる「宗教とカネ」の実態を白日の下に晒しています。

この記事の著者・神樹兵輔さんのメルマガ

 

宗教とカネ。所詮は金集めが中心の宗教団体、宗教法人のオイシイ税制優遇制度

みなさま、こんにちは!

「衰退ニッポンの暗黒地図」をお届けするマネーアナリストの神樹兵輔(かみき・へいすけ)です。

今回のテーマは、「宗教とカネ」についてです。

現在、霊感商法や献金献身で悪名高かった旧統一教会と自民党との関係がズブズブだったことが、盛んに暴露され続けています。

反社会的活動が目に余った旧統一教会や、その関連団体の国際勝共連合などの主張の偏よりや違和感は、かねて一般にも周知の事柄だったゆえに、そうした団体との関係性をもっていた議員の見識が大いに問われているのです。

まったく、旧統一教会などと関係のあった自民党議員たちの往生際の悪い釈明や、岸田文雄自民党総裁の優柔不断な対応ぶりには目を覆いたくなるばかりです。

こんなカルト教団にまで選挙を応援してもらい、ジェンダー平等などの人権政策や憲法改正案にまで影響を受けていた疑いが濃厚なのですから、非常に情けない限りの与党・自民党や一部野党の体たらくなのでした。

「カネ」がなければ回らないのが「宗教団体」という組織!

マルクスは「宗教はアヘン」と断じ、否定的に見ていたことが知られます。

また、さまざまな宗教の歴史的変遷から、「宗教は人類の災いのもと」と断じる人も少なくないことでしょう。

「カネを貢いでくれる信者の奪い合いや、教義の違いが招く他宗排斥が争いを生み、口では平和や愛やらを唱えながらも、異教徒に対しては憎しみを燃やし、互いに潰し合いになるのが宗教の宿命」と否定的に思っている人も数多くいることでしょう。

それでも、この世に悩めるものがいる限り、世界中に宗教は存在し続けることになる──とも思えます。

さて、日本では一般的な既存の伝統宗教とは異なる、明治以降に生まれた成立時期の新しい宗教団体は「新宗教」と呼ばれます。

むろん、韓国で生まれ、日本でも足場を築いた旧統一教会も、そうした「新宗教」に括られます。

こうした「新宗教」の特徴は、その多くが独自の教義を唱える教祖を有し、「現世利益」を謳い、信者は生きているうちに幸福になれる──と説くものが少なくないのです。

いっぽうで、歴史ある伝統宗教のほうは、末端における神社仏閣が廃れていく状況が近年顕著なのに対し、数多ある「新宗教」はそれなりの組織を維持しているようにも窺えます。

なぜなのでしょうか。

理由は、伝統宗教と比べて、「新宗教」はカネ集めが上手いからといえるでしょう。

「カネ集め」がうまく回っているからこそ、立派な施設もつくれ、その権威による「信者集め」や「カネ集め」のシステムも両輪で機能させられます。

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「核の脅し」も通じず。プーチンは戦争資源の欠乏間近で敗戦が確定へ

西側諸国から大量の武器供与を受け勢いづくウクライナに対して、兵員不足が指摘されるロシア。両軍の攻防は現在膠着状態にあると言われますが、開戦から半年を超えたこの紛争は、今後どのような展開を見せるのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、最新の戦況を振り返りつつ、ロシアの勝利がなくなったと分析。さらにロシアの敗戦前提で構成される世界秩序においては、中国の立ち位置が問題になるとの見立てを記しています。

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ロ軍の戦争資源欠乏を待つ

ウクライナ戦争はウ軍がロシア後方の補給基地、空軍基地を叩き、ロ軍の戦争資源が枯渇してきた。しかし、ウ軍は当分、総反撃しないという。今後を検討しよう。

ロシアがウクライナに2月24日から侵攻してから半年が経過した。そして、ウクライナ独立記念日は8月24日であった。

ウクライナでの戦闘では、引き続き、ウ軍はクリミア半島やヘルソン州、ザポリージャ州のロ軍の弾薬庫や兵站拠点、司令部、空軍基地などを撃破して、ロ軍の攻撃力を大幅に減少しているが、この数日は、ロ軍攻撃が一段と減少してきている。

クリミア半島の57mm対空機関砲「S-60」が昼夜ともに、迎撃のために57×348SR弾が発射されている。UAVを頻繁にウ軍はクリミアに飛ばしているようだ。

そして、シリアに配備していたS-300防空システムをクリミアに移転させたようである。このようにクリミアの防空体制が整い、簡単には攻撃できなくなったようである。

しかし、それでも対空ミサイルで対処せずに、対空機関砲を撃つような状態である。安いUAVなので、対空ミサイルを使用しないのかもしれない。

このため、ウ軍もクリミアでは、パルチザン活動を中心に攻撃をするようである。

ロ軍は、戦争資源が枯渇してきたので、バクムットやドンバス方面に優秀部隊を集めて、一点突破を志向していた。それがピスキーであり、ウ軍は、持ち堪えられなくて撤退したが、ロ軍の攻撃が止まったので、ウ軍がピスキーの奪還に動き、市の西側に前進した。

バクムットでは、ソルダー攻撃のスペツナズの消耗が大きく、交代としてカディロフツィを投入したが、真偽不明ながら、そこでスペツナズとカディロフツィが、血みどろの銃撃戦を繰り広げたようだ。このため、ロシア連邦軍参謀本部情報総局GRUの高官が呼ばれたようだ。

ということは、ここに展開していた部隊は、GRUのスペツナズであり、チェチェン部隊を軽蔑していたが、これと交代ではプライドを大きく傷ついたのであろう。

そのためがどうか、ソルダーでもロ軍は前進できないでいる。

ポスロフスキーには傭兵ワグナーを投入した、こちらも前進できていない。最優秀部隊でも損耗が激しく、戦争資源が尽きてきているようだ。

ウ軍の主力部隊がいる南部ヘルソン州では、ドニエプル川西岸地域に展開するロ軍は補給が細っているが、それでもロ軍は多数の戦車とTOS-1の猛攻でブラホダトネを攻撃占領した。ウ軍は一度奪還したが、再度奪われたことになる。

ドニエプル川西岸でもロ軍戦車隊を集中して、攻撃してくるようであり、ロ軍も意地を見せている。ここのロ軍は東部に展開していたロ軍メインの戦車中心のBTGであり、ウ軍も気を付ける必要がある。

しかし、ヘルソン州の西端のオレクサンドリフカは、ウ軍が抑えたようであり、ロ軍はこの街を空爆している。この方面でウ軍は情報統制しているのでよくわからないが、ロ軍の動きから見える。

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ホンマでっか池田教授が生物学視点で断罪。後進国ニッポンの古い「婚姻制度」

トランスジェンダーで男性から女性に性別変更した人が、自身の子どもの認知を求めた裁判で、東京高裁が科学的にはまったく不合理な判決を下し議論を呼んでいます。今回のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』でCX系「ホンマでっか!?TV」でもおなじみ生物学者の池田清彦教授は、生物学的には多様性の一つで当たり前のトランスジェンダーを「性同一性障害」として、障害者扱いする関連法案の名称そのものも含め、問題の原因が性や性別に関する日本の法律の時代遅れにあると指摘。性を変更したい人に対してほとんど虐待に近い難題を押し付けていることについても問題提起しています。

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後進国日本の婚姻制度

男性から女性に性別変更した人が、凍結していた自分の精子でパートナーの女性との間にもうけた子を、自分の法的な子として認めてほしいと訴えた裁判で、2022年8月19日、東京高裁は不可解な判決を出した。この人はパートナーとの間に2人の子がおり、長女は性別変更する前に生まれた子で、次女は性別変更した後で生まれた子である。

自分の公的な子として認知するように訴えた1審の東京家裁で、長女も次女も法的な子として認められなかったので上告していたのだ。東京家裁の判決理由は「女性に性別変更したため法律上の父とはならず、出産していないから法律上の母にもならない」というものだった。

生物学的なすなわち正しい親子関係は遺伝子の垂直伝播によって決まり、法律によって決まるわけではない。今回の東京高裁は、東京家裁の判決を覆し、長女については法的な親子関係は認めたが、次女については認められないとした。

長女が生まれたときは男性だったので公的な親子関係として認めるが、次女が生まれたときは女性だったので公的な親子関係として認めないという理屈だろうが、性別変更したからと言って、この人が生物学的に男性から女性に変わったということではないのだ。そもそも、性や性別に関する日本の法律は世界水準から見てどうしようもなく時代遅れで、早急に法律を変える必要があるが、マイノリティの権利よりも自分たちの金儲けの方が大事な政治家たちは、法律を変えるつもりはないらしい。

LGBTの権利を擁護すべきという意見が強くなってきた背景にあるのは、LGBTは個々人に備わった個性であって、異常でも病気でも障害でもなく多様性の一つだという生物学的な認識にある。確かにLGBTはマイノリティであるが、マイノリティが障害であれば、平均値から極度にずれた人は障害者ということになる。オリンピックで金メダルを取る人は運動障害者であり、東大にトップで合格する人は脳障害者だ。これらの人が障害者でないならば、LGBTも障害者ではない。

かつては、人は男と女にはっきりと分かれていて、中間的な存在は異常だと思い込みたかった人が多かったという事情もあったのだろう。最近出版した拙著『バカの災厄』にも書いたけれど、多くの人は細かい差異を無視して同一性を捏造したがる。それで、すべての人は男と女という同一性に回収されて、それ以外の同一性は存在しないと信じれば、そこからはみ出るものは何であれ異常ということになる。日本の法律はそういう信憑の上に成立しているので、生物学的な事実を完全に無視している。

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安倍晋三元首相の死を招いたか?祖父・岸信介が二股“両岸”と呼ばれた理由

統一教会とのただならぬ関係を疑った犯人に撃たれ亡くなったた安倍晋三元首相。教団との縁を紡いだのは祖父の岸信介元首相だったと伝えられています。この岸信介という人物について、「思想や理想、宗教をあてにはしないが利用する」と手厳しく評するのは、評論家の佐高信さん。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、対極に位置する政治家として石橋湛山元首相をあげながら、“両岸”と呼ばれた岸元首相の政治姿勢を紹介しています。

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二股の“両岸”岸信介

安倍晋三の祖父の岸信介が孫の統一教会との縁の出発点である。岸について、私が快哉を叫んだエピソードがある。

岸が首相の時だったかはわからないが、岸恵子が岸が開いたパーティーに招かれてそれを断ったという。そのことを先輩の高峰秀子に話したら、高峰はさらっと、「岸は岸でも向こう岸だものね」と言ったとか。

私は2人の女優に拍手を送ったが、岸信介は基本的には「向こう岸」でも“両岸”と呼ばれていたことを私は学生時代からの友人の岸井成格に教えられた。

『毎日新聞』の主筆も経験した岸井は、2006年に出した私との対談『政治原論』(毎日新聞社)で、岸が社会党(右派)から出ようとしたこともあると言い、その後をこう続けている。
「革新官僚のつながりで言うと三輪寿壮という東大新人会出身の政治家が社会党にいて、これが東大時代、岸の無二の親友なんだよ。うちのおやじ(岸井の父親も東大新人会)なんかも、三輪とはものすごく親しかった。三輪の葬儀で弔辞を述べたのは、確か自民党幹事長時代の岸だよ。彼らの中では、保革の人脈はけっこう入り乱れていたんだ」

しかし、岸と対極の位置に立つ石橋湛山は「思想」を利用できるものとは考えなかった。私は『湛山除名』(岩波現代文庫)を書く時に、岸にも触れた。

作家の伊藤整が「岸信介氏における人間の研究」(『中央公論』1960年8月号)で、国会で岸を観察した印象を書いている。

「その人物の物腰は、私が保守系の政治家にしばしば見ていた人間とは異質のものであった。また社会運動や演説や入獄などの体験などで鍛えられた左派の政治家とも違うものであった。つまりその男には、私たち文士とか学者とか、一般に知識階級人と言われている人間に近いものがあった」

私はこの指摘には全面的には賛成しないが、「人格、信念、思想、理想、宗教などというもののどれをもあてにしない人間」で「知識階級人のいやらしいタイプの1つ」という岸評には同意する。「あてにしない」けれども利用してきた統一教会というカルト宗教を憎む者に孫が撃たれてしまったのである。

ただ、同じ知識階級人でも湛山のように「人格、信念、思想、理想、宗教などというもの」に重きを置く人間も、少ないけれども存在する。そして、湛山やその同志の松村謙三は政治家という公職を私有して息子や孫に後を継がせるようなことはしなかった。

岸について城山三郎は「右翼に腿をさされたくらいで失神して……」と冷笑したことがある。刺した方の荒牧退助は後年、その時のことをこう述懐している。
「殺すつもりだったら殺していたよ。最初から殺すつもりはなかった」

岸は失神して失禁したのだったかもしれない。

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電通出身の元理事「逮捕」の衝撃。統一教会に続いて暴かれる日本のタブー

8月17日、受託収賄の疑いで東京地検特捜部に逮捕された、元電通専務で東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の高橋治之元理事。容疑を否認していると伝えられる高橋氏ですが、そもそも彼はどのような人物なのでしょうか。今回のメルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』では著者でジャーナリストの伊東森さんが、日本のスポーツマーケティングの祖とも言える高橋氏の実績を紹介。さらに彼及び電通がオリンピックに対して果たした「役割」を明らかにしています。

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五輪組織元理事逮捕 高橋治之容疑者とは? この人物がいなければ、東京五輪・パラどころか、2002年サッカーW杯もJリーグも存在しなかった 五輪スポンサーの原則「1業種1社」をぶち壊す

“日本のタブー”を構成するものが、統一教会に続き、また暴かれようとしている。

東京五輪・パラリンピックのスポンサー選定などに関し、紳士服大手AOKIホールディングス(HD)側から合計5,100万円を受け取ったとして、東京地検特捜部は17日、受託収賄の疑いで、大会組織委員会の元理事であった高橋治之容疑者を逮捕。

さらに賄賂の容疑でAOKI(HD)の前会長の青木拡憲容疑者(83)ら3人を逮捕した。

特捜部がほかに賄賂の容疑で逮捕したのは、拡憲容疑者の弟で、AOKIHDの前副会長で青木宝久容疑者(76)と、子会社のAOKIの前社長でAOKIHDの専務執行役員である上田雄久容疑者(40)(*1)。

ただ、特捜部は4人の認否を明らかにしていない。

高橋容疑者は、広告代理店・電通の元専務であり、東京大会のスポンサーの選定は、事実上、電通からの出向者が多数在籍する組織委員会のマーケティング局が担っていた(*2)。

特捜部は、AOKI側の意向を受け、マーケティング側に働きかけた疑いがあるとみている。

公務員が職務に関し賄賂を受け取ったり、要求したりすると「収賄罪」に問われる。さらに、一定の職務行為を依頼する「請託」を収賄側から受けた場合、受託収賄罪か成立する(*3)。

目次

  • 高橋容疑者がいなければ、東京五輪も2002年サッカーW杯も、Jリーグも存在しなかった
  • 電通「1強」体制の象徴 オリンピックのスポンサー体制の原則「1業種1社」をぶち壊す
  • そもそも五輪の開催費用は“奉仕”の精神のもと開催費用は自国負担が大原則 マーケティングの結果、「電通の、電通による、電通のためのオリンピックに」に

高橋容疑者がいなければ、東京五輪も2002年サッカーW杯も、Jリーグも存在しなかった

逮捕された高橋容疑者は、日本市場において、「スポーツマーケティング」というものを本格的に確立した人物。

その分野の教科書やビジネス書でも当たり前といってよいほど、記載されている。この人物がいなければ、東京五輪・パラリンピックどころか、2002年サッカーW杯も、そしてJリーグも存在しなかっただろう。

1977年9月、前の国立競技場が7万人の観衆で埋め尽くされる。まだ、日本で人気とは程遠かったサッカーの試合で、異例ともいえる観客だった。

「神様」と呼ばれたペレ(81)が世界各地で行った引退興行試合の日本開催を導いたのが、当時30代で電通に勤務していた高橋容疑者だった(*4)。

高橋容疑者は、試合の名称を、「ペレ・サヨナラゲーム・イン・ジャパン」とし、飲料メーカーとスポンサー契約を結び、瓶の王冠を集めると抽選でチケットが当たるキャンペーンを実施。

電通OBは、

「ペレの試合が、電通のスポーツビジネスの原点と言われる仕事だった」(*5)

と振り返る。この成功を機に、Jリーグの創設、W杯誘致が実現していく。

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人材不足で困り果てている企業が今すぐ声をかけるべき意外な「年齢層」

失業者が多いにも関わらず、マッチングがうまくいかず働き手が集まらない…。そんな現状に悩む雇用主の方々の声に対して、今回のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、人材不足の秘策を伝授しています。意外な年齢層が「使える」そうですよ。

人材不足の秘策。やる気のない若者より、生活の懸かったシニアを狙え!

相も変わらず、人材不足が続いています。社会情勢の悪化により、失業者が多いにも関わらず、働き手が集まらないのが現実です。

人を求める企業・商店。仕事を求める人たち。求めるものが同じでありながら、なぜ、マッチングできていないのでしょうか。

ひとつの要因としては、仕事に就けず、困っているのに、仕事を選り好みしている若者が多くいるからです。

厳しい世の中で、安定を望む気持ちは理解できますが、それを続けていると、就職の機会を逃し、フリーターやニートになってしまう可能性もあります。

やがてやる気を無くし、アルバイトをしていても、無気力な態度を取ってしまいます。

自身の置かれた状況を理解せず、「俺は才能を活かせていない」「私はもっと活躍できるはず」と、文句ばかりを言うようになります。

また、新卒採用しても、入社3年以内に約3割の人はやめてしまうというデータがあります。

根性が足りない。努力をしない。と、昭和チックに言うつもりはありませんが、現代の若者の気質であることは間違いありません。

そんな若者に大きな期待を抱いて採用したところで、長続きするとは限りません。もっと、違う層の人材を探すべきです。

若者を育てて、未来に繋げることは大切ですが、目の前の人材不足には、即刻対応しなければなりません。

無個性だと思っているのは自分だけ。実は日本人って「とても個性的」だ

自分たちのことを「無個性」だと自嘲する日本人。そんな彼らを見るたびに、メルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』著者でニューヨークの邦字紙『NEW YORK ビズ!』CEOの高橋克明さんには、何か思うことがあるようです。高橋さん曰く、実は日本人ってとっても「個性的」なんだそうです。

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日本人は、実はとっても“個性的”

先日の日本出張時、気がついたことがあります。仕事がら多くの業界の方に会うのですが、どの業界に限らず「日本人って個性ないですよね~」と自嘲気味に笑う方が結構な割合でいたということです。もちろんセリフはそれぞれバラバラです。「日本ってみんなオリジナリティがないよね」「この国って個性的な人が少なくないですか?」「ニューヨーカーってみんな濃いよねぇ」etc….表現の仕方は違っても、要は「ニューヨーカーに比べて、日本は個性を育てにくい国だ、もしくは日本人は個性がない」というような自虐的な内容です。ニューヨークに住んでいる僕に気を遣っているのか、あるいは本音ではない日本人特有の謙虚さ、みたいな表現方法かもしれません。例の「つまらない物ですが…」と贈り物を渡すアレです。

で、その直後、でもそんな国民性の中、自分は個性的なんですよ、というアピールが始まります。老若男女問わず、業種問わず、です。「でも、私は変わり者なのか、すぐに誰とでも仲良くなれちゃうんだよねえ」「でも、オレはちょっとおかしいのか、思ったことすぐに口に出しちゃうんだよねえ、ズバッとさ」…。

それ性格な。もっと言うなら、同じ人種間の同じコミュニティ内の自身のキャラ設定の自己申告な。もちろんそれも“個性”と言えなくはない。“個性”の定義にもよります。

ここで語りたいのは、世界的に見ることができる“個性”というものについてです。

大きく「日本人」というカテゴリーで、世界から見た場合、実は日本人って結構、個性的ではないかと僕は思うのです。周囲には割と多国籍な人間がいる環境の、僕が、です。

それはもちろん前述したような日常のサークル内での「誰とでも仲良くなれるムードメーカー」だの「思ったことを口にする一本気!」だの、ではありません。そんなもの、世界の人から見てわかるわけがないし、陽気なブラジル人より陽気な日本人は見たことないし、ホンジュラスのスラム街に行けば、日本のちょい悪オヤジは下を向いて歩くに決まってる。もしくは歩かない。

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「娘が風俗で働いているか調べてくれ」探偵が受けた意外な依頼の中身

前回の記事『現役探偵は「思い出の神社探し」という変わった依頼にどう対処したか?』では、探偵事務所にきた変わった依頼の事例を教えてくれたメルマガ『探偵の視点』。著者で現役探偵の後藤啓佑さんが今回も年に一度程度受けるという事例を紹介しています。(この記事は音声でもお聞きいただけます。

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探偵事情:娘が風俗で働いているかどうか調査してほしい

先週に引き続き、今週も「ちょっと変わった探偵の仕事」シリーズです。先週は、「思い出の神社を探してほしい」という依頼でしたが、今週は「娘が風俗で働いているかどうか調査してほしい」という依頼です。

【関連】現役探偵は「思い出の神社探し」という変わった依頼にどう対処したか?

実はこの依頼は年に1度くらいは来る内容で、だいたいが働いています。疑いがあるから探偵に相談するわけですからね…。親御さんからしたら取り越し苦労であってほしいという気持ちで来られていると思いますが、事実はそうもいきません。

風俗と言っても様々な種類があります。キャバクラやクラブのようなお客さんと一緒にお酒を飲むお店のことを指す場合もありますし、ヘルスやソープのような性的サービスを提供するお店まで。僕のところへ来る依頼の大半は、後者で働いているのではないかというものです。

こういった調査の場合は、最初に怪しい日を3日間ほど設定し、娘さんの行動を見ます。3日間ほど見れば、たとえ勤務日に当たらなくともその人の雰囲気や行動パターンなどから、働いているのかどうかはわかります。その時点で絶対に働いていないという判断を下せるのであれば、「働いていない」という結果として報告しますし、働いているという判断であれば、調査を続行し出勤を捉えます。

前回この類の調査をした時は、2日目に県外のソープに出勤していました。彼女らはお金の問題で働くことが多いですが、お金が必要な理由は様々です。ホストにハマった、彼氏にお金を貸した、ギャンブル、夢のためなど…。親御さんには、そのお金が必要な理由をまず解決しなければならないと伝え、調査は終了します。その後は、親御さんから「どういう流れで娘を良い方向に持っていくのか」を相談されることが多いので、相談に乗りつつ、僕自身も勉強しながらカウンセリングをしています。

たまに、娘に会って後藤さんが話を聞いてやってくれとお願いされることもありますが、それは断っています。娘さんからしたら、知らない男に講釈を受けること自体嫌でしょうから(笑)。

親子の仲を取り持つのも、探偵の仕事なのかも!?しれませんね。

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ひろゆき絶賛の河野太郎「霊感商法検討会」は統一カルトを一掃するか?“魔女狩り”が口癖、紀藤弁護士を叩く謎ツイ垢の正体は…

統一教会問題にくさびを打つことになるのか? 29日17時半から、河野太郎デジタル大臣(59)が立ち上げた「霊感商法検討会」の初会合が開かれる。国会の「統一教会汚染」が取り沙汰されている中、岸田内閣としては、この騒動は「なかったことにして」一刻も早く収束させたいはず。しかし、良い意味で“空気を読まない”河野大臣の行動力に、ネット掲示板2ちゃんねるの開設者で実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏(45)は「あっぱれ」とエールをおくっている。しかし、河野大臣の「国民の総意に基づいた発案」とも言うべき検討会の設置に寄せられる期待も大きいが、参加する委員に対しての風当たりも強いようだ。彼らを「妨害するもの」の正体を探ってみた。

真の“暴太郎戦隊”? 河野太郎氏らは「霊感商法」を退治できるか

河野大臣は統一教会と閣僚との関係が取り沙汰されたことがきっかけに、第二次岸田改造内閣でデジタル大臣に就任。 8月26日統一教会問題を解決するため、消費者庁は「霊感商法党の悪質商法対策検討会」(以下、霊感商法検討会)の開催を発表した。

同委員には全国霊感商法対策弁護士連絡会で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済に取り組んできた紀藤正樹弁護士(61)や、カルト問題に詳しい西田公昭立正大学教授(62)、河上正二東大名誉教授(69)、菅野(山尾)史桜里弁護士(48)、宮下修一中央大学教授、山田昭典国民生活センター理事長(64)、吉野直子日本弁護士連合会副会長、田浦道子消費者生活相談員ら8人が選ばれた。

河野大臣は「スピード感を重視して原則オンライン会議で毎週開催し、一般公開する」と発表。この河野大臣の迅速な行動に、2ちゃんねる開設者で実業家のひろゆき氏もTwitterで「河野さんらしくて良き」とエールを送った。

ひろゆき氏の指摘通り、自民党と統一教会が「ズブズブ」の関係であるのは明らかであり、岸田内閣としては静かにフェードアウトしたいに違いない。そこで、河野大臣を「自民党内の悪役」にして、ここで一気に膿を出していくのか? それとも何らかの「黒幕」からストップがかかってしまうのか。29日夕方にYouTubeで公開される「霊感商法検討会」に注目が集まっている。

「魔女狩り」が口癖。紀藤弁護士を猛烈にバッシングする輩の正体は?

そんな動きの中で気になるのが、30年に渡り統一教会の霊感商法で戦った紀藤弁護士に対するネットバッシングだ。

紀藤氏のツイートには必ず、紀藤氏の発言を全否定し「宗教弾圧だ」「魔女狩りだ」と否定するリプを送り続けている粘着質の輩が存在している。

たとえば、統一教会の信者が日テレ「24時間テレビ」のボランティアスタッフとして入っていた件について、日テレ系列局の読売テレビ「ミヤネ屋」に出演している紀藤氏に対して「説明責任を果たせ」と迫ったり、「統一教会をバッシングするのは安倍元首相の功績を否定する勢力のせいだ」などと陰謀論めいた理論をふりかざしたり、論拠不明な発言が多い。

こうした批判を繰り返しているアカウントを独自に調べてみると、どんな人物なのか特定することもできない、怪しい「捨て垢」ばかりであった。

2021年にも、Twitterのアカウント「Dappi」(現在は削除)が、虚偽の情報をツイートし、立憲民主党の議員から訴訟を起こされ、ある企業が関与していた疑いが表沙汰になった事件があった。

【関連】「Dappi」だけじゃない。ネトサポやカルト信者を使った自民党「野党攻撃」、総選挙前にも加速か? 中国の五毛党と変わらぬ日本の惨状

「Dappi」は森友学園問題の公文書改ざんによる職員自殺を「立憲民主党の議員2人の恫喝が原因」と虚偽の情報を流すなどしていたことが大きな問題となっていたのである。このように、デマを大量に拡散するなど、どんな卑劣な手段を使っても「敵」を陥れようとする人間がいるらしいのだ。

期待がかかる霊感商法検討会

いったいどんな人物が紀藤氏をバッシングしているのだろうか。一部はネトウヨや保守派などの「自称・普通の日本人」らによるものだろうが、「組織的に動いている集団」であることは優に想像がつく。

さる筋の人々の間では、紀藤氏は「神の教えに背く悪魔=サタン」と呼ばれているという。こんな妨害に何度も遭っているであろう紀藤氏にとっては、こんなツイートなど痛くも痒くもないはずだ。 河野大臣の英断が実を結ぶのか、それとも巨大組織の軍門に降ってしまうのか……その行く末を見守りたい。

第1回の会合は、消費者庁のYouTubeチャンネルで公開される。

● 消費者庁公式YouTubeチャンネル「第1回 霊感商法等の悪質商法への対策検討会」 29日17:30~18:45

平野紫耀と山P“クロサギ対決”の最悪シナリオとは?「キンプリの王子様ではいられない」決意の裏に大混乱…ファン固唾

King&Princeの平野紫耀(25)が10月スタートのTBS連続ドラマ『クロサギ』(金曜夜10時)に主演。この注目ドラマの公式発表資料に「平野サイドの混乱ぶり」が現れていると指摘するのは、記者歴30年の芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄さんです。
“詐欺師を騙す詐欺師”クロサギといえば山下智久(37)主演の2006年版が大ヒット。ジャニーズ事務所を退所したとはいえ山Pと比較されるのは確実とあって、ファンの間でも賛否両論の”平野クロサギ”いったいどんな作品になるのでしょうか。

2022年秋ドラマにざわつく芸能記者たち

散々だった7月期のドラマを挽回するかのような10月期の話題作に、芸能記者たちは早くもざわついています。

注目は、2018年4月期『コンフィデンスマンJP』以来の連ドラ出演、長澤まさみでしょう。

最近はすっかり“映画女優”としての風格が備わった感のある長澤に、はたして地上波連続ドラマに出演するメリットがあるのか…他人事ながら気になってしょうがありません。

また清原果耶の、業界では“鬼門”呼ばわりされている日本テレビ系“日曜ドラマ”枠への出演は、芸能記者たちを驚かせました。
『King & Prince』永瀬廉や『なにわ男子』道枝駿佑が獅子奮迅の頑張りを見せても6%をやっとクリアしたようなこの枠で、やはりNHK朝ドラのヒロインをやった清原が出演するメリットはあるのか…所属事務所がしっかりしていますから心配無用でしょうけれど、大惨事にならないことを祈るばかりです。

【関連】25歳恋人タイマーのレオ様よりヤバい「和製ディカプリ男」の婚活詐欺とは?女子の婚期を遅らせ社会に復讐

異例のクロサギ”退所者 山P”引き継ぎ

芸能記者たちの前評判で最も熱い視線が送られているのが、2006年4月期で当時は『NEWS』のメンバーだった山下智久が主演して、最高視聴率18.8%を記録した『クロサギ』のリブートです。

今まで山Pが出演したドラマの中でも人気の高いこの『クロサギ』を、『キンプリ』平野紫耀が果敢に演じてみせるのですが、『デイリーニュースオンライン』によれば、ジャニーズ事務所退所者のかつての出演作に現役の所属アイドルが引き継いで主演するというのはこれが初めてのケースだそうです。

平野紫耀主演は危険な賭け

ジャニーズ事務所も随分と思い切ったチャレンジに舵を切ったものです。

退所した山Pを上回る視聴率を獲れればいいですが、もし大幅に下回る結果にでもなったとしたら…個人的にはこのふたりを同じドラマで競わすようなプランにはまだ時期尚早感が否めません。

これまでの平野のドラマでの平均視聴率は、杉咲花と共演の『花のち晴れ~花男 Next Season~』が8.3%、中島健人とのW主演『未来警察 ミッドナイトランナー』が9.4%…役者としては苦戦していると言っていいでしょう。

映画は2019年9月公開の『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の興収は22.4億円でした。

一方山Pは、2018年7月公開の『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』で93億円…タレントとして較べるには平野が可哀相過ぎますね。

リブート作品『クロサギ』の公式発表資料を改めて確認していると、平野側の混乱ぶりが僅かですが透けて見えてきます。

例えば2006年版でこのドラマを成功させた最大の功労者といえるTBSの名物プロデューサー、伊與田英徳氏の名前が、リブート版では見当たらないのです。

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『下町ロケット』『陸王』『ノーサイド・ゲーム』等、同局のヒット作品を改めるまでもなく、勝負作には絶対に欠かすことのできない人物なのですが…。