なぜ、世界一の小売業「ウォルマート」は成功することができたのか

ビジネスにおけるイノベーションとは、実は新機能の製品というわけではありません。革新とは一体何を指すのか、そしてそれを実現させるために成功した企業は何をしてきたのか。今回の無料メルマガ『戦略経営の「よもやま話」』では浅井良一さんが、イノベーションについて語っています。

熱い思いが世界一をつくる  持たない方こそ有利

顧客はそれぞれの好みはあるものの、いつも一番を選びます。さらに、その一番は変化と競合の中で移ろい、止まることがありません。

だから、固定観がない“素人”が「知らない者の強みで、未知なる“機会”に挑戦して、我知らずして一番になる」こともあります。人の願い、欲望は、環境に応じて常に異質に変化し拡張するが故です。

イノベーション(革新)というと、まったくの新機能の製品の開発を思い浮かべますが、ドラッカーはおもしろい例をあげています。

「北極圏に住むイヌイットに対して凍結防止のために冷蔵庫を売ることは、新しい工程の開発や新しい製品の発明に劣らないイノベーションである。それは“新しい市場を開拓する”ことである」

コンビニエンスストアで“おにぎり”“おでん”を売り出すことも、これも立派なイノベーションであると言えそうです。

ドラッカーは「イノベーションとは、発明のことではない。技術だけのコンセプトでもない。経済的なイノベーション、さらに社会的イノベーションは、技術のイノベーション以上に重要である」と言います。

「イノベーションすなわち新しい満足を生み出すことである」

イノベーションは、新しい満足、より大きな満足を実現させるために行うもので、何も持たないどんな“素人”でも行えるもので「顧客を満足させるビジョン(アイディア)」と「熱意」があればできることです。

要点は「役立つアイディア」と「やりぬく実行」があればよいのです。

「新たに一番になる」ためには「時代の欲求を探り当てる」か「創造して」それを“イノベーション(革新)”することを求められます。それもガムシャラな意思を持ってやり通さなければなりません。

起業家に求められるのそれらのことで、誰でもが成功するチャンスがあるのですが、それがなければまったく縁がないと言えます。

後は、運に任せることになるのですが、多くの大成した経営者は「必ず成功すると確信してやり通す」としています。

その代表格である松下幸之助さんは「とにかく、考えてみることである。工夫してみることである。そして、やってみることである。失敗すればやり直せばいい」と、とうぜんのこととして語ります。

ちなみに、松下幸之助さんは「経営においての根幹的なイノベーションを行ったのですが、それらは主としてマネジメントでのもので、「経営理念を基盤とする経営」は特質されるので、その他に「事業部制」「本社の経理本部(マトリックス組織)」「管理会計制度」などがあり、“任せて任せず”の絶妙の“経営革新”であります。

もはや国家存亡の危機。イーロン・マスクが「日本消滅」に言及したワケ

実業家のイーロン・マスク氏が「いずれ日本は消滅するだろう」とツイッターに投稿し話題となりましたが、なぜわざわざマスク氏が加速する日本の人口減に警告を鳴らしたのでしょうか。そこで今回は、メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』の著者で健康社会学者の河合薫さんがマスク氏のツイートを紹介しながら、宙ぶらりんのままになっている「出生率」の問題について迫ります。

 

イーロン・マスク「日本はいずれ存在しなくなるだろう」の衝撃

日本人が決して言えなかったことを、“あの人”が言ってくれました。

「当たり前のことをいうようかもしれないけど、出生率が死亡率を上回るような変化がない限り、日本はいずれ存在しなくなるだろう」ーー。

そうです。この“当たり前”を、米テスラCEOのイーロン・マスク氏がTwitterに投稿したのです。

この発信は、「2021年10月1日時点の日本の総人口が、前年から64万4000人減の1億2500万2000人で、過去最大の落ち込みになったことを伝えるニュースに反応したもので、瞬く間に拡散。

「産みたくない社会を変えろ!」
「専業主婦増やせばいいだけ」
「女は働くなと教育しろ」
「子供産むのにカネかかりすぎ」
「移民を受け入れればいい」
「男の賃金上げろ!」
「老人対策にばっかカネ使ってるからだよ!」
「カネがないので結婚できません」
「もう限界。無理」

などなど、SNS上にはここに書ききれないほどの多種多様な意見が飛び交いました。

日本の少子化問題、出生率の低さは、ずーっとずーっと社会問題でありながら、本メルマガのVol.269「“閉じゆく国”の未来」で書いたように、夢物語を追い続けている。マスク氏が指摘した、当たり前に向き合ってこなかった末路が「今」です。

2021年の出生数は84万2897人で、1899年の統計開始以降最少です。

また、4月1日現在、15歳未満の子供は1465万人で前年より25万人も減り、全人口に占める子供の割合はたったの11.7%。年齢階層別では12~14歳が323万人、0~2歳は251万人と、若くなるほど少ないのです。

一方、2021年の死者数は145万2289人で、前年比で6万7745人増加。戦後最多です。日本の65歳以上人口は、2042年にピークを迎えるとされていますので、出生率が死亡率を超える日は・・・来ない、と思います。

マスク氏のTweetは「This would be a great loss for the world」とありましたので、「世界にとって大きな損失だ!」と惜しまれる中で、いつの日か日本は閉じていくのです。「私」たちが考える以上の確率で。

いずれにせよ、日本の少子化対策の夢物語ぶりは、Vol.269でお読みいただくとして「出生率を決めるのは、何か?」について、信頼性の高い論文をもとに今回は紹介します。

 

「ゲゲゲの鬼太郎」から「手のひらを太陽に」「いい湯だな」「チョコレートは明治」まで。没後30年を迎えた作曲家・いずみたく作品で振り返る、日本のスタンダード・ソングたち

あなたは「いずみたく」という作曲家の名前を知っているだろうか? 昭和生まれの人々にはお馴染みかもしれないが、たとえその名を知らない若い世代でも、彼の作品は誰でも一度は耳にしたことがあるはずだ。

「見上げてごらん夜の星を」「手のひらを太陽に」「いい湯だな」「ゲゲゲの鬼太郎」「ふれあい」「徹子の部屋のテーマ」「CM ハトヤの唄」「恋の季節」「夜明けのスキャット」「CM 明治チョコレート・テーマ」「太陽がくれた季節」etc…作曲家・いずみたくが遺した今も歌い継がれる名曲は枚挙に暇がない。

分かりやすく耳に残るメロディーという特徴はもちろん、時代を超えた「新しさ」と昔から伝わる民謡のような「懐かしさ」という、一見矛盾しているように思える魅力を内包した彼の作品群は、昭和から平成そして令和となった今でも決して「古くならない」のだから不思議だ。いずみの作曲作品は生涯1万曲を超えると言われている。

そんな昭和を代表するメロディー・メイカーのひとり、いずみたくが亡くなってから、5月11日の本日ちょうど30年目を迎えるが、彼の遺した名曲たちは、なぜ今なお日本のスタンダード・ソングとして愛され続けているのだろうか。4月には5枚組CD+DVDのボックスセット『いずみたく ソングブック -見上げてごらん夜の星を-』(ビクターエンターテイメント)も発売され注目が集まっている「作曲家・いずみたく」。没後30年という節目の日に、いずみ作品の魅力について、関係者からの証言などをもとに駆け足で辿ってみたい。

作曲家・いずみたく、その生い立ちと音楽活動

いずみたく(本名・今泉隆雄)は、1930(昭和5)年1月20日、東京・荒川区日暮里生まれ。一家は「五軒長屋」(今で言うところの2DKの団地住まい)で母の弟妹と祖母を加えた8人暮らしだったという。そんな賑やかな自宅にはポータブル蓄音機と母が収集したレコードが豊富に揃っていたといい、この環境が後の「作曲家・いずみたく」を作り上げたと言っても過言ではない。

14歳のとき都内の旧制中学から仙台陸軍幼年学校へ転属を志願し、軍人になることを決意したいずみは、同校に合格し寮生活に。しかし軍歌のメロディが性に合わず、軍歌の練習が一番苦手だったという。しかし、クラシックレコードを聴き、作曲やピアノ練習の時間になると、周囲が驚くほどの才能を発揮したそうだ。

やがて終戦を迎え、「特攻隊員として死ぬこと」を夢見ていたいずみは、戦時中とは真逆の「戦後の平和」による虚無感が重くのしかかり、苛立つ毎日を闇市の徘徊や映画鑑賞で潰しかなかったという。しかし、復学した旧制中学で演劇部に所属したことから、芝居に興味を持ち始め、鎌倉で開校した高等教育のための私立学校「鎌倉アカデミア」の演劇科に入学。同校で同期の前田武彦(タレント・放送作家・司会者)と出会い、前田の影響でジャズに傾倒するようになったという。その後、前田と「劇団小熊座」を創設し、いずみが脚本と演出、前田が主演で全国各地を上演して回るように。

「いずみたく」の誕生

そんな日々の中で、オペレッタ(普通のせりふと歌のまじった、軽い内容のオペラ)と出会い、感動のあまり繰り返し観賞した舞台のメロディを記憶するようになり、同時にジャズの楽曲をハーモニカで練習しながら紙にピアノの鍵盤を描いてバイエルの練習も始めたという。しかし、鎌倉アカデミアが経済困難などの理由で落ち着かなくなったことを機に、中央演劇学校・舞台芸術学院へ入学。声楽や体操、ダンス、アコーディオン演奏の技術を習得した。この頃、「和泉卓」(いずみたく)という芸名を名乗りはじめたという。

同校卒業後は、演劇集団劇座を結成し、そのかたわら生活費をかせぐためにタクシー運転手、トラック運転手などの職に就いた。仕事中に音楽を聴き、休憩中にアコーディオンを練習する日々をおくりながら、独学で作曲と管弦楽法を学び、ピアノの練習や作曲などに全神経を集中させていたという。

転機は三木鶏郎。CMソングから人気作曲家へ

27歳となった1957年、朝日放送(ABC)のホームソングコンクールに応募した「ぶどう」が入賞、それを聴いた審査員のひとり三木鶏郎(作詞・作曲家、放送作家、構成作家、演出家。ラジオ・テレビの主題歌やCMソングの制作、バラエティ番組の雛形を作った人物として知られる)からの誘いで、三木が主宰の冗談工房、主に音楽工房で音楽の仕事に従事することに。同所で盟友となる作家・野坂昭如と出会い、同所を2人そろって解雇されたのちに野坂らと「国際芸術協会」なる製作会社を設立。5年間で500曲近いCMソングを世に送り出して解散した。

1962年には、ついに自身の会社である「有限会社いずみミュージックオフィス」(現・株式会社オールスタッフ)を設立。歌謡曲界でヒット曲を連発しながら、自作ミュージカル公演や自身のリサイタルなどで大活躍する。作曲した作品で日本レコード大賞など数々の有名賞を受賞し、1969年には自身のレコード会社「フォンテーヌ・レコードkk」を設立。1975年には念願の「いずみたくミュージックアカデミー」を設立し、2年後にはそこで育てたメンバーを中心にミュージカル集団「いずみたくフォーリーズ」を結成し、劇団運営の才覚も発揮した。

議員と作曲家という“二足のわらじ”。そして、突然の死

ミュージカル『歌麿』は1988年に全米6都市で16公演を実現。その翌89年には、友人の参院二院クラブ青島幸男が議員辞職したことにともない、参議院議員に繰り上げ当選。政治家と作曲家という「二足のわらじ」で多忙を極めたが、3年後の1992年5月11日、動脈瘤破裂のため急逝した(享年62歳)。絶筆は、ミュージカル『アンパンマンと勇気の花』の挿入歌「進め!アンパンマン号」で、鉛筆を持つ力さえなくなったいずみが、夫人にメロディを聞かせて採譜させたものだったという。今年2022年は、そんないずみが亡くなって30年という節目を迎えたが、いまなお彼の遺した多くの作品は、現代の歌い手たちによって歌い継がれている。

参考資料:『いずみたく ソングブック -見上げてごらん夜の星を-』特製ブックレット(2022)

京大教授が警告。対ロシア制裁「欧米と歩調合わせすぎ」は危険なワケ

プーチン大統領によるウクライナ侵攻への対抗措置として、極めて厳しい経済制裁をロシアに科している欧米各国と、そうした動きに歩調を合わせる日本。しかし前のめりすぎる姿勢は、我が国に様々な危険をもたらす可能性もあるようです。今回のメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』では著者で京都大学大学院教授の藤井さんが、ウクライナ紛争の「戦争当時性」の点から鑑みて、日本に不可欠なのは冷静な対応ではないかとの見解を示すとともに、ただただ欧米に追従する岸田首相を厳しく批判。その上で、国益にかなう客観的な姿勢を保つために必要な「4つの認識」を考察しています。

(この記事はメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』2022年5月7日配信分の一部抜粋です)

 

ロシア非難は必要ではあるが、岸田総理や国内世論の過剰な「ロシア絶対悪ウクライナ絶対正義」論は薄気味悪い不道徳に過ぎない

最近では幾分ましにはなってきましたが、ロシアのウクライナ侵攻以降、テレビメディアでもインターネット上でも、連日「ウクライナ」の問題が報道されました。

これは、軍事大国があからさまな「フェイク」情報を発信しつつ隣国を侵略するという話なので、国内のメディアやネット上は、ロシア、プーチンが100%悪いという「ロシア絶対悪論」と同時に、そんな悪いロシアと戦うウクライナ側こそが「正義」だという「ウクライナ絶対正義論」に、席巻されました。

そうした報道に触れて当方ももちろん、ウクライナが大層気の毒だと感じましたし、大国の論理で軍事的に侵略され主権を蹂躙されようとしているウクライナを、尖閣の侵略を狙い続けている軍事大国中国と日々対峙している日本人として「応援」したい気持ちは確かにあります。

しかしだからといって、「ロシア絶対悪・ウクライナ絶対正義」論に染め上げられた報道やコメンテーター達の発言には、ただただ薄気味悪いと日々感じざるを得ません。

そもそも多くの国民はウクライナがどこにあるかも知らなかったし、どんな国なのかに至ってはまるで知らなかったのに、本来ならそんな国についていきなり「絶対正義」として扱うことなどできる筈などありません。

もちろんもしも我が国が、ウクライナと軍事同盟を組んでいたとするなら、ロシア絶対悪・ウクライナ絶対正義論が世論を席巻したとしても、致し方ないとも言えます。なぜなら、そうなれば日本が事実上の「交戦国」となるからです。

それはつまりロシアと「喧嘩」するという事なわけですから、その喧嘩に勝つために自分達を鼓舞していくことも半ば致しありません。事実、ゼレンスキー大統領やウクライナ政府は、そういう偏った情報を流しているわけであって、それはそれでしょうがないと言う風には思います。

しかし、日本はウクライナと同盟を結んでいるわけでも何でもありません。

つまり日本はこの戦争について、戦争当事国ではないのです。

もちろん、このウクライナ情勢に深く関わっているアメリカと同盟を結んでおり、かつ、同じく同情勢に当事者に近い形で関わっている欧州各国とも友好的な関係を取り結んではいるのは事実です。しかしそのアメリカですら、「米軍がウクライナで戦うことはない」と言明しているわけですから、当事国ではないのです。そうである以上、日本はもっともっと「戦争当事性」が低いのです。

いわばこのウクライナとロシアの戦争は、日本にとってあくまでも「第三国同志の戦い」つまり「他人同士の戦い」に過ぎないのです。

ましてや、ロシアとはこれから日本は数年程度でなく、何十年も、何百年ものスケールで隣国として好むと好まざるに関わらず付き合い続けていかなければならないのです。全く付き合いがないなら、何も考えずに「ロシアは悪だ~!」と適当に叫んでいたとしてもまぁ構わないでしょうが、そうでない以上、冷静な対応が不可欠な筈なのです。

 

ウソ、隠蔽、そして恫喝。秀岳館サッカー部暴力事件で判る現場の異常な腐敗ぶり

30代のコーチによる暴行、監督による虚偽報告及び部員への恫喝や謝罪動画の投稿強要など、次々と問題が明るみになった熊本県秀岳館高校サッカー部。教育現場の全ての負の要素が噴出したかの如き当案件を、識者はどう見るのでしょうか。今回のメルマガ『伝説の探偵』では、現役探偵で「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」の代表も務める阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、この問題を客観的に振り返るとともに、流出した暴行動画や恫喝音声から読み取れる、部員たちが置かれた異常な状況を解説。さらに国に対して、度を越した部活動への指導を含めた介入を求めています。

 

秀岳館サッカー部暴行事件の顛末をみる

秀岳館サッカー部問題とは

30代コーチが生徒に暴行している様子がSNSで拡散されたことをきっかけに様々な問題が生じた問題。

時系列

 

4月20日 30代コーチがサッカー部の寮の中らしき場所で、サッカー部員に蹴りや背中を叩くなどの暴行をしている様子がSNSから拡散される。
4月21日 熊本県警が関係者を事情聴取
4月22日 サッカー部員の生徒が謝罪動画を投稿する(段原監督の指示)。
4月23日 謝罪動画が削除される。
4月25日 段原監督が日本テレビ「スッキリ」に生出演。
      22日の段原監督の不適切発言の音声が流出。
      30代のコーチが書類送検される。
4月26日 段原監督が自宅謹慎処分となる。
5月2日   日本サッカー協会に秀岳館高校が事情を説明する。
5月5日   秀岳館高校が記者会見を行う。

コーチの暴行動画

問題となったコーチの暴行動画を観ると、部屋の奥を廊下側から撮影しているが、暴行している様子をある程度狙うということがないと、この動画はなかなか撮ることができない。

例えば、スマホで撮るにしてもスマホの用意、撮影するという行為はなかなか行動までに移せないという人間心理から、予測ができる範囲での経験が必要になってくる。

つまり、常々、同じ場で同じコーチが度々暴行行為を行っていたことを、この動画を撮った生徒は過去の経験から知っていて、周囲の安全をわかったうえで撮影に挑んでいたはずだ。

その実、生徒らの謝罪動画では、この動画を撮りSNSに上げた生徒2人は、SNSにあるように日常的に暴行などは無かったというようなことを言っているが、秀岳館高校が行った記者会見では、「サッカー部では38件、そのうち職員から生徒への暴行は25件、24件は30代コーチから」であったとされている。

つまり、暴行行為等は頻発しており、学校が急いで調査をし、否定できないと考えた数が38件であり、およそ同一の30代コーチはその6割の暴行行為者であったということだ。

結果、生徒が謝罪動画で話した内容は、事実とは大きく異なるものであり、誰もが首を傾げる内容であったことになる。極めて不本意な内容を発信させられたというのが、その実態であろう。

 

薄利多売から“差別化”へ。「洋服の青山」がオーダースーツを強化する理由

テレワークの普及等でスーツの需要が激減し、窮地に立たされていた紳士服業界ですが、ここに来て各社がさまざまな知恵を絞り打ち手を講じています。そんな中、一線を画す取り組みをスタートさせたのが、洋服の青山です。今回のメルマガ『理央 周の売れる仕組み創造ラボ【Marketing Report】』ではMBAホルダーの理央 周さんが、カジュアル路線を打ち出す同業他社とは逆に、オーダースーツを強化する洋服の青山の戦略を紹介。さらにその成否の秘訣をマーケティングのプロとしての目線で解説しています。

 

洋服の青山のブランド戦略に学ぶ、ブランド構築のステップ

スーツの業界各社が頑張っています。コロナ禍で在宅ワークが増え、対面での営業や仕事が減ったこともあって、スーツの需要が以前よりも減り、業界としては苦戦しています。

さらに、ユニクロやワークマンといった、これまではスーツに力を入れてこなかったアパレル各社も、カジュアルなスーツやジャケットを販売しはじめています。

私も持っていますが、ジャージ素材のジャケットやスーツも流行っています。結構使い勝手が良くて、ちょっとした打ち合わせにも着ていけますし、ZOOMなどでの打ち合わせでシャツの上に羽織って出席することもできるので、汎用性が高いアイテム、ということがいえます。

このコロナ禍で、スーツやジャケットに対する、ビジネス服としてこれまでの常識が変わりました。べつな表現で言うとすれば、仕事着というカテゴリーの幅が、とても広くなってきています。

そんな中で、スーツの大手各社も、頑張って自社の特徴を出した、さまざまな打ち手を売っています。

アオキは、スーツ中心から、カジュアル路線を強化していて、今流行りのパジャマスーツを販売しています。

ホームページによると、「パジャマ以上、おしゃれ着未満」というコンセプトで、お値打ちですが、遊びや仕事、旅行など、色々なシチュエーションで着ることができる、万能タイプのバリエーションを揃えています。

スーツのはるやまも、カジュアル路線を狙っています。やはり、オンとオフの境目をなくし、今までよりも仕事着をよりお得に買いたい、という市場が伸びるとの判断でしょう。

そんな中で、大手の洋服の青山は、オーダースーツを強化する、という戦略に出ています。

今まではこの業界はどちらかといえば、既製品のスーツをたくさん作りお値打ちに売るという、コストリーダーシップの戦略をとっていました。

アオキやはるやまが、カジュアルにシフトし、この路線の延長でいく中、洋服の青山は既製品を縮小して、少し値段が高くなりますが、ユーザーのニーズごとにカスタマイズできるオーダースーツを強化するという、差別化戦略に出たのです。

私もたまにオーダーをするのですが、私は背も高くなく、腕も若干短めなので、袖の長さとか、肩幅がぴったりするオーダーが、専門店よりもお値打ちに作れる、となると行ってみたい気になります。

先日も青山は、オーダースーツの老舗の麻布テーラーを買収しました。

日経MJによると、青山の自社内にも「シタテ」というオーダースーツのブランドはありますが、麻布テーラーの知名度と実績によるイメージを生かし、当面は麻布テーラーのブランド名は残して事業を行うということです。

 

塞げぬプーチンの“抜け穴”。露呈した「欧米主導の対ロシア制裁」の限界

欧米が主導し、アジアからも日本や台湾、韓国が参加する対露経済制裁。「返り血」覚悟で厳しい姿勢をもって臨む各国ですが、その効果は期待できるものなのでしょうか。今回、「早くも制裁の限界が露呈してきた」と指摘するのは、国際政治を熟知するアッズーリ氏。外務省や国連機関とも繋がりを持つアッズーリ氏は記事中、対露制裁参加国が限定的であり、ロシアに多くの抜け道が存在する理由を詳細に解説しています。

限界が露呈する欧米主導の対ロシア制裁

ロシアによるウクライナ侵攻から2ヶ月が過ぎるなか、戦況は悪化の一途を辿っており、欧米主導の対露経済制裁も第1段、第2段という形でますます強化されている。モスクワやサンクトペテルブルクなどロシア各都市ではマクドナルドやアディダス、アップルやスターバックス、BMWやIKEAなど世界的な欧米企業が相次いで営業停止、撤退し、今後も再開する目途は立っていない。モスクワの市長は4月18日、ウクライナ侵攻で欧米を中心にロシアへの経済制裁が強化される中、雇用支援策を打ち出しているものの機能せず、今後モスクワ市内の外国企業で働く20万人あまりが失業する恐れがあると警戒感を示した。

また、我が国日本も欧米と共同歩調を取り、ロシアへの経済制裁を強化している。それによって日露関係は冷戦後最悪にまで冷え込み、ロシアも在モスクワ日本大使館の職員たちを国外追放にするなど今後さらなる対抗措置が予想され、日本企業の脱ロシアを巡る動きも活発化している。帝国データバンクが4月に発表した企業調査結果(全国2万4,561社対象で有効回答が1万1,765社)によると、ウクライナ情勢について、「既にマイナスの影響がある」と回答した企業が全体の21.9%を占め、「今後マイナスの影響がある」が28.3%、「影響はない」が28.1%、「分からない」が20.7%、「プラスの影響がある」が0.9%と全体の半数近くで懸念する声が聞かれる結果となった。また、ジェトロが3月末に発表した企業統計(ロシアに進出する企業211社のうち回答した97社が対象)によると、今後半年から1年後の見通しとして、「ロシアからの撤退」との回答が6%に上り、「縮小」が38%、「分からない」が29%、「現状維持」が25%、「拡大」が2%と半数近くの企業がロシア離反の動きを示した。ジェトロは2月24日の侵攻前にも同じ調査を実施したが、その時「縮小」と回答した企業が17%だったので、日本企業のロシア離反は急速に拡大している状況だ。

しかし、ここに来て欧米主導の対露制裁の限界が見え隠れする。それを臭わせる動きはいくつかあるのだが、まずは中国の動きだ。この2ヶ月、中国は侵攻したロシアを批判したことはなく、むしろロシアを孤立化させるべきではないとして経済的にロシアに接近する姿勢を鮮明にしている。中国が米国に国力でますます拮抗するなか、米中のパワーバランスの変化はプーチン大統領にとって極めて都合がいい。

また、今後世界の主要経済大国になるインドは長年ロシア製の武器に頼っており、両国関係は極めて有効だ。インドも国連対露批判決議では棄権に回るなどロシア非難を避け、むしろ欧米がロシア産原油や天然ガスの輸入を制限するなか、エネルギー分野でのロシア依存を深めている。バイデン大統領もインドのこういった姿勢を名指しで非難し、今後の日米豪印クアッドの一体性にも疑問符が生じつつある。5月には日本でクアッド首脳会合が開催されるが、対ロシアでクアッドが一致団結した姿勢を打ち出せない可能性もあろう。

そしてiPhoneしかいなくなった?「周波数対応問題」でメーカー憤慨

前回記事「総務省と有識者が難癖をつけるスマホの「周波数対応問題」の真実」で、総務省と有識者が「乗り換え促進策」を検討している問題に切り込んだケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さん。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、「ガイドラインに『全キャリア対応が望ましい』などと書こうとすることが間違っている」と有識者会議に出席したメーカー関係者の言葉を紹介。特定キャリア向けゆえに差別化でき、コストメリットもあることを無視した方向性を示せば、メーカーが日本から離れていくと危機感を示しています。

 

「ガイドラインに書こうとしているのは間違っている」──スマホ全キャリア周波数帯問題でメーカー関係者が怒り心頭

総務省が「競争ルールの検証に関するWG」や「消費者保護ルールの在り方に関する検討会」を開催していることもあり、メーカー関係者に話を聞く機会が増えている。先日は、4月23日配信のメルマガ『スマホ全キャリア周波数対応問題をメーカー関係者に直撃。これ以上、面倒なことはしないで欲しいと本音』とは別のメーカー関係者に話を聞くことができた。

4月25日、有識者会議が開かれたが、メーカー関係者のプレゼンは非公開となっていた。どうやら、キャリアに対して配慮されては困るので、有識者だけに公開とすることで本音を聞き出したかったようだ。

今回の議題で、キャリアが扱うスマートフォンに関して、乗り換えを促進するために、すべてのキャリアの周波数帯に対応すべきではないかというテーマが盛り上がっている。

メーカー関係者は「どうやら総務省としてはガイドラインに『すべてのキャリアの周波数に対応するのが望ましい』と書きたがっているようだ。それで問題ないか、メーカーに確認して回っている」とささやく。あらかじめ「すべての周波数帯に対応するのが望ましい」というゴールがある上で、表向き、議論を進めているというわけだ。

メーカー関係者は「そもそも、そんなことをガイドラインに書き込むこと自体が間違っている。メーカーやキャリアのイノベーションを阻害するだけに過ぎない」と憤る。

スマートフォンの対応周波数が、納入先のキャリアの周波数帯にきっちりと合致し、さらにデュアルコネクティビティで超高速のデータ通信ができるからこそ、キャリアとして、メーカーとしての差別化が効いてくる。そんなことを一切無視して、すべてのキャリアの周波数対応を優先するようでは、ニッポンの5Gはますます世界から取り残されるのではないか。

別のAndroidメーカー関係者は「キャリア向け端末とSIMフリー端末は見た目は同じように見えて、内部のアンテナ構造などは全く違う。有識者会議では、すべて一緒の仕様にすれば安くなるだろうなんて暴論が出ているが、むしろ、それぞれのキャリアやSIMフリー向けの仕様を変えたほうがコスト的には理にかなっている」と語る。

総務省並びに有識者が、机上の空論ばかりをかざして、誰のメリットにもならない成果を上げようと必死に議論を展開している。「乗り換えを促進するため」としているが、乗り換えが促進されなくても、政府の圧力によって値下げは実現している。

もはや、これ以上、値下げに全くつながらない乗り換えを促進して何の意味があるのか。こんなことでは、どのメーカーもキャリア向け端末を作るのを辞めてしまうのかも知れない。結局、最後には日本にiPhoneしか残らなかった、なんてことになりはしないだろうか。

 

image by:Koshiro K/Shutterstock.com

五月病にも効く。メンタルが崩壊する前に知っておきたい10のポイント

GWを過ぎた今の時期にかかりやすいと言われる五月病。あなた自身や周りの人は心身に不調が出ていませんか?そこで、今回のメルマガ『尾原のアフターデジタル時代の成長論』では、Google、マッキンゼー、リクルート、楽天の執行役員などを経て、現在はIT批評家として活躍されている尾原和啓さんが、 5月病対策にとメンタルが安定している人の特徴を紹介しています。

 

【5月病対策に】メンタルが安定している人の特徴はちょっとした工夫で身につけられるよ!という解説

今日は「メンタルが安定している人の特徴、みなさんいくつ当てはまりますか?一方で当てはまらなくても大丈夫」という話をしていきたいと思います。

これはTwitterで流れていて、本当にそのとおりだなと思いました。

実はこれらの特徴、昔の僕は当てはまらないことが多かったんですけど、自分で意識しながら当てはめるようにしたら、すごくメンタルが安定していったんですね。

ちなみにみなさん、やってみて何点くらいいきそうですか?1個1個解説していくので、いくつ当てはまるか考えていただければです。

メンタルが安定している人の特徴1-4 

1.プライドはゴミ箱へ

いやー、これはすごくいい言葉ですね。僕も「土下座は0円」とか「プライドを捨てるのがエンターテイメント」とか言っています。

「何クソ!」と言って自分のプライドが発火する瞬間って、往々にして自分がコケにされていることや自分が下げて見られていることへの刺激反応なんですね。

プライドは自分を自分足らしめているものだから、逆に言うと、「自分だけが他の人とは違ってそこに誇りを持っている」ということなんです。

つまり、あなたにとってはものすごく大事なことでも周りにとっては価値がないものだから、あなたにとってのプライドになれるわけですよ。

相手からプライドを傷つけられた時って、自分にとってはものすごいことです。

でも相手にとってはたいしたことじゃないから、相手は意識的にあなたのプライドを傷つけようとしていないんですよね。

だから自分が辛い時、「自分はこれを大事にしているから」と言って踏ん張るためにはプライドがめちゃくちゃ大事でエンジンになるんだけど、プライドを傷つけられた時には、「そりゃそうだよ、俺だけのこだわりなんだもん」と言って、ゴミ箱に捨てちゃえばいいよって話です。

 

芸能人御用達のハプニングバー摘発で男女10人逮捕。“わいせつ行為中”に警察30人突入、なぜ渋谷の有名店が今狙われたのか

日本最大級をうたうハプニングバーが7日深夜に摘発され、男女10人が逮捕された。いわゆる“ハプバー”と呼ばれる店は男女の合意の元に“ハプニング”の場を提供することで知られ、愛好者も多い。一定の認知度もあるとみられるハプニングバー、なぜ今その有名店が摘発されることになったのだろうか。

芸能人も通う老舗ハプニングバーが摘発

摘発されたのは、東京・渋谷の道玄坂にあるハプニングバー「Sleeping Beauty 眠れる森の美女」。読売新聞によると、同店は創業15年を誇る老舗として知られ、1日約80人の客が訪れ、年間約3億円を売り上げていたという。

地下1階から地上2階まである同店は2階がいわゆる“プレイルーム”になっており、仕切りにあるのぞき穴はマジックミラー製。覗き見スペースから男女の行為が鑑賞できるようになっていた。

店を摘発した7日深夜は、大型連休中の特別イベントが行われ、20~30代の男女約70人で賑わっていたといい、行為をしていた男女は「公然わいせつ罪」、経営者や従業員は「公然わいせつ幇助」の容疑で逮捕された。

摘発時にいた客の話によれば、地下フロアではローション水鉄砲のイベントが開催されており、終電後も男女50人の客が残っていたようだ。

そこへ警察保安課の腕章をつけた刑事約30人が突入、2階でプレイをした男女と従業員が連行されたという。

その後、地下フロアにいた客は現場保全のために、深夜2時までその場に足止めをくらい、手書きの答申書を書かされたとしている。

また、同店の客からは警察が内偵しているという噂があり、実際に警官が何度か店に来ていたとの情報もある。警察が来たと情報が入った場合は、店員から「客は必ず下着を着けるように」と促されていたという。

同店は入会する際に身分証明書の提出が必要で、毎回の入店にもインターホンを押して、従業員に身分証明書を提示しなければならない。一般の店よりも厳重なセキュリティで知られていた。

その警戒さが徒となったのか、警察にマークされる対象となり、盛り上がるイベントを狙い撃ちされ、今回の摘発となったとみられている。

ハプニングバーの仕組みと逮捕の危険性

同店の入会金は男性が7,000円、女性は2,000円となっており、さらに男性は毎回入場料に7,000円が必要となる。女性は入場料もドリンク代も無料で、カップルの場合に限り、男性は半額で入場できるというシステムだ。

もちろん、これだけ払ったとしても、男性が女性と“ハプニング”を起こせるとは限らず、コスパだけで考えればかなり低いといえるかもしれない。

ハプニングバーでモテるのはやはりイケメンでおしゃれ、女性のあしらいがうまい男性で、たいていの男性はあまり旨味を感じることができず店を後にするようだ。

しかし、そんなドキドキ感を味わるために足を運ぶ男性は多く、同店には芸能人や芸能関係者も足繁く通う“名店”として知られていたと東京スポーツは報じている。それゆえ、今回の摘発で戦々恐々としてる芸能人も少なくないかもしれない。

だが、今回の摘発で明らかになったように、ハプニングバーは経営者や従業員だけではなく、公然わいせつの当事者である客が逮捕される可能性も高い。2004年にはAV男優のチョコボール向井氏が逮捕されたケースもある。

「双方合意の上なのだから問題ないのでは」との意見もネットではみられるが、逮捕されるかもしれないという“ハプニング”は誰も望まないはずだ。今回の摘発はある意味で“みせしめ”ともとれる。ハプニングバーは今後どうなっていくのだろうか。