素人が自分の本を出すにはどうすれば良いか。経験者に聞いてみた

ジャンルを問わず「いつか自分の本を世に出したい」と考えている方、意外と多いのではないでしょうか。無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』の著者で現役小学校教諭の松尾英明さんは、自身が「本を出したい」と考え始めてから実際に出版に至るまでの流れを振り返り、最低限必要な「2つのステップ」を紹介しています。

本を出したいあなたへ

これまで様々な出版社の方々と話をした。出版社は本や雑誌の原稿を書ける人を常に探している。枠はあるが、それを書ける人がいないというのが出版社の現状である。つまり、市場にチャンスはいくらでもある。問題は書けるかどうかである。

教師の仲間にも、本を書きたいという人は多い。しかし「もう書いたのある?」と聞くと、9割強の人はそれはまだ」という。私のように「普通のレベルの人」ならば、それじゃダメなのである。

いつか書きたいのではなく、今何か書いておかないとチャンスは掴めない。稀に才能に溢れた人がいて、待っていても「書きませんか」と声がかかる人がいる。非常に優れた実践家であり、周りが放っておかない人である。自分がそれに当てはまるなら、待っていても大丈夫である。しかし、そうでないなら、予め書いておくことであるこれが第一のポイント

「注文の多すぎる料理店?」ベル鳴らして飯を要求する猫が激カワ

お皿と呼び鈴を前に、テーブル席に座るキジトラ猫とブチ猫。

目は爛々と輝き、何かが待ちきれないような期待に満ちた表情だが、呼び鈴さえ押せばご主人様がカリカリとご飯をくれる。

そんな料理店のような猫動画が話題になっている。

 

 

実はこの猫ちゃんたち、以前に『注文の多い料理店』として話題になった動画と同じ猫コンビ。

手慣れた様子でベルを鳴らすブチ猫と、ちょっと不器用なキジトラ猫との対比も楽しい。

動画のような芸を覚えさせる方法を“クリッカートレーニング”と呼ぶのだが、特に犬をお飼いになっている方なら聞いたことがあるかもしれない。

クリック音を発する“クリッカー”という道具を鳴らすことで、用意したご褒美を動物に与え、特定の芸などを覚えさせるトレーニング法である。

 

 

それにしても、この様子では猫とご主人様、どっちが芸を覚えさせられているのかよくわからない・・・。

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(Free Room Escape)
参照・画像出典:YouTube(RM Videos)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供:ViRATES

やっぱり気になる「加齢臭」。自分で気づける? どんなニオイ?

 

中高年に特有な体臭の「加齢臭」。

“オヤジ臭”とも悪口をいわれますが、女性にもあります。

現在、脂肪酸が常在菌や過酸化脂質によって分解された「ノネナール」という成分が、臭いのもとだといわれています。

この加齢臭、いったいどんなニオイなのでしょうか?

今回はこのニオイについて、考えてみようと思います。

加齢臭の基礎知識

加齢臭は男女差に関係なく、40歳以降に増加が認められるといわれます。

2000年に某大手化粧品メーカーが、原因物質を「ノネナール」と発表しました。

「9-ヘキサデセン酸(脂肪酸の一つ)」が皮膚の常在菌や過酸化脂質によって分解されることから、加齢臭は発生するとのこと。

加齢による身体の老化や代謝の衰え、コレステロールの増加なども、このプロセスを促進するそうです。

ほかにも、飽和脂肪酸「ベルラゴン酸」や「ジアセチル(有機化合物)」の影響を指摘する説もあります。

いずれにしても、加齢とともに現われる代謝の衰えとホルモンバランスの変化が、皮膚上に脂質と老廃物を増やし、酸化や菌の繁殖を促進することで、体臭と混じって加齢臭は強くなっていくのです。

加齢臭ってどんなニオイ

加齢臭がどんなニオイなのか、ウェブサイトから記述を集めてみました。

ニオイは見えないので、客観的に「これ」と示すことはできません。

次のような言いまわしがみられました。

・酸化した油のニオイ
・数日経過した天ぷらのニオイ
・腐った油や魚のようなニオイ
・ブルーチーズ
・青臭いニオイ
・押し入れの中のニオイ
・ろうそく
・古本
・新聞紙
・古いタンス
・カメムシのニオイ
・スイカのニオイ

全体には、「青臭さ(漬物くささ?)」「酸っぱさ」「鼻を刺すような臭い」「古ぼけた臭い」が表現されているといえるでしょうか。

ところで、加齢臭は体臭の一つです。

人間にはさまざまな体臭があります。汗臭さ、口臭、ワキガ、足のにおいなどに加え、ふだんから使用している香水や整髪料、デオドラントなどのニオイが加齢臭に加わって、その人独特の加齢臭を醸しだすことになります。

また一般には、男性の方が皮脂腺から分泌される皮脂量が多いことや、女性ホルモンが加齢臭のもとを発生しにくくするという理由から、男性の方が女性よりも臭いはキツイようです。

嗅覚の順応(鼻バカ)

ニオイは目に見えないことに加え、鼻は、通称「鼻バカ」とも呼ばれる「順応」という現象を起こします。

これは、当初はかなり強いにおいでも、慣れてしまうとニオわなくなるという経験です。

体臭、衣服や枕・布団などについたニオイ、自室のニオイなど、自分のニオイが感じられなくなってしまい、無臭であるかのように錯覚してしまいます。

しかし、家族や知人、他人など周囲の人にはニオってしまうので、相手に不快な思いをさせたり、恥をかいたりすることもよく起こります。

加齢臭:嗅覚と感情

ニオイは漢字では、「匂い」か「臭い」と書きます。

匂いは「香(かぐわ)しい匂い」のように快適なニオイのとき、一方、臭いは「くさい臭い」のように、不快なニオイのときに用いられます。

また、匂いは「香り」と呼ばれることもあります。

このように、ニオイはこれを感じ取る人にとって快適なのか不快なのかという、嗅ぎ手の価値観や感情に強く影響されます。

加齢臭はその意味で、“オヤジ臭”と呼ばれるように快適だというイメージほとんどありません。

ですから、加齢臭がすると、その人に対して不快だという感情を増長するような傾向もあるでしょう。

それが、“オヤジ臭”といわれるゆえんだと言えそうです。

加齢臭対策:清潔と関係性

自分には順応してしまうので、つい、放置しがちにもなる「加齢臭」。

しかし、相手にとっては不快に感じられていることがよくあります。

しかも、周囲の他人は、不快だということを表現してくれないで、だまっていて、遠ざけられてしまうことも少なくありません。

ですから、年をとればとるほど、こまめに清潔をこころがけ、周囲の親しい人から、気がついていない自分の臭いを注意してもらえるような関係性をつくっておきたいものです。

 

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
医療監修:株式会社とらうべ
 

<執筆者プロフィール>
山本 恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長

<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

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社員がナゼ辞めたか理解できぬ経営者の元に優秀な人材など来る訳がない

社員が辞めてしまう、良い人材が入ってこない…そんな悩みを持つ経営者に立て続けに会う機会があったという、無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』の著者で現役コンサルタントの梅本泰則さん。梅本さんは、かつての自分の苦い経験を紹介しながら、「社員がやめてしまう理由」について考察しています。

社員がやめてしまう理由

「社員が辞めてしまう!」と悩んでいる小売店の経営者にお会いしました。「どうして辞めてしまうのだろう?」と嘆き節です。確かに、この人手不足の時代に、社員に辞められてしまうのは痛いですね。

私は、経営者にその社員が辞めてしまう理由を聞いてみました。

「給料もそこそこ出しているし、待遇は悪くないと思うのだが…」
「何か別の理由があるのではないですか?」
「はっきりとは言わないけれど、どうも上司との折り合いが悪かったみたいだ」

上司に責任があるようです。

実は、私もかつて部下が会社を辞めてしまうという経験を何度もしました。「ちょっとお話があるのですが…」と部下が切り出すときはたいがい「辞めたい」という話です。

その話は、突然切り出されます。しかも、頼りにしている部下です。

「あれほど良くしてやったのに…」

私の指導力評価にも影響します。何とか引き止めなくてはなりません。仕事が終わってから、二人でゆっくりと話し合います。理由をたずねても、本音は言いません。「もう決めてしまったので」というばかりです。

どうして部下が辞めてしまうのでしょう。しかも、期待をしていた部下です。今考えると、その理由はよくわかります。

【書評】売れるお店の店主は、なぜ客の前で「正装」なのか?

自分自身の「仕事の正装」を意識されている方、どれくらいいらっしゃるでしょうか。今回の無料メルマガ『ビジネス発想源』で取り上げられているのは、今や多くのメディアに取り上げられすっかり有名店となった「生ゼリー」の杉山フルーツ店主・杉山清さんが書かれた一冊。そこには、ビジネスマンが見習うべきお客様に対する姿勢が記されています。

仕事の正装

最近読んだ本の内容からの話。

静岡県富士市の吉原商店街は、1980年代頃、旧東海道沿いの長さ1.2kmに120軒が並び賑わいを見せていた。しかし、1990年に入ると郊外に大型のショッピングセンターができて人の流れが変わり、現在では約60店舗までに衰退してしまった。

東京や川崎のホテルで料理人として働いていた杉山清氏は、そこで出会って結婚した妻の実家、吉原商店街の杉山フルーツに婿入りした。1990年代に吉原商店街の中にあった大型スーパーが相次いで撤退し、杉山フルーツも客足が途絶え売り上げは激減した。経営を継いだ杉山氏は、スーパーへの客に頼る「コバンザメ商法」に限界を感じ、ギフト専門の高級果物店を目指すことにした。

フルーツソムリエの資格の第1期生となったりインターネットでの情報発信を始めたりして、次第に杉山フルーツの高級路線は認知されていき、経営は軌道に乗るようになった。

2005年、杉山氏はフランス料理人の経験を活かし、フルーツの加工品にチャレンジすることにした。最初は果物を煮込んでピュレ状にしたものをゼリーに仕立てたが、妻や子どもたちから「フルーツをそのまま入れたほうが分かりやすい」と言われ、果肉をそのままゼリーに入れてみた。

果物をゼリーの中に浮くようにするためには絶妙な温度や調整が必要になるが、杉山氏は試行錯誤の末、それを完成させた。こうして出来上がった、水中花をイメージし「宝石のようにきれい」と称される「フルーツアーティスト杉山清の生ゼリー」は、当初は10個から販売を開始したが、半年後には1日に300個売れる人気商品となった。そして地元のネットニュースや地元のテレビ局、さらには全国キー局のテレビが取材に来て、杉山フルーツには大行列ができるようになった。

古き良き時代は芸者、富士山…。変遷する日本のステレオタイプ

海外のメディアで報じられたニュースを解説する『心をつなぐ英会話メルマガ』では、今回のテーマは、「芸者と幇間、移ろいゆく『ステレオタイプ』」についてです。

古き良き時代の日本のステレオタイプ

芸者フジヤマ」という言葉が死語になったこの頃、改めて、古き良き時代の日本へのステレオタイプに今回出会うことができました。

昔、このイメージを嫌った日本人が多くいました。戦後といわれる時代、日本はもっと近代的な国だと背伸びしたがっていた頃のことです。今や、江戸情緒をかもす「芸者」とその芸も、日本の象徴ともいえる「富士山」も、世界に堂々と披露できる宝となりました。

ご存知かもしれませんが、芸者さんは、芸を売るのが仕事です。一部に風俗と混同している人もいて、外国人にもそうした誤ったイメージが残っています。

しかし、三味線と小唄で踊る芸者さんは、江戸の遊びの世界を今に伝える貴重な文化遺産ともいえるのです。幇間(ほうかん)という人がいます。幇間の別名は太鼓もち」。これは、料亭のお客を芸者さんと一緒にもてなすために、様々な芸を披露する男性のこと

ある意味で、西欧世界のピエロに通じるものもあり、今ではそんな芸を極めた人もわずかしか残っていません

先日、縁あって東京の向島の料亭を、アメリカの友人と訪ねました。そこで鑑賞できた芸者さんと幇間さんの芸の素晴らしさ江戸文化の奥深さに彼らも感動。日本を紹介してゆく上で、我々こそもっと日本を学ばないといけないと、実感したひと時でした。

ステレオタイプは時とともに変化します。

今、日本人へのステレオタイプは、「表情の読みづらい不可解な人」というイメージ。

そんなステレオタイプをもった海外の人が、この洒脱な江戸の遊びに接したら、そこにむしろ新しいものを感じるかもしれません。多彩な表情とユーモア、そして移ろう時への情緒を堪能できる日本

そんなイメージを、世界に植え付けてゆきたいものです。

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訪日者数増加の鍵となるか? リアルタイム翻訳機「ili」への期待

2020年の東京オリンピックに向けて、日本政府が訪日外国人観光客の増加を目標としていることは、ニュースなどでもよく耳にしますよね。では、実際のところ、日本を訪れる外国人の現状はどうなっているのでしょうか?無料メルマガの『記者コラム「インターネットで読み解く!」』の著者である団藤保晴氏は、各国の人口比での訪日者数を分析し、「ナマの日本」に対する理解が進んでいる国を明かしています。さらに、外国人観光客の訪日の大きな障壁となっている「日本語の難解さ」を解決するかもしれない、今年6月から開始されるリアルタイム翻訳機「ili」の可能性についても解説しています。

2400万人!増加する訪日観光客

2016年は海外から2400万人の訪日客を迎えました。経済効果や商売の話が優先されがちな話題ですが、日本理解が進んでいく指標として各国の人口当たりの訪日客比率を調べてみると新しい発見が見えてきます。

訪日客数が急速に立ち上がった2013年から昨年まで4年間、各年の各国別人口比を計算して4年累計を出しました。

香港62.5%、台湾55.0%、韓国29.7%、シンガポール21.4%が高率ベスト4であり、これだけ多くの国民が訪日してナマの日本理解が進まないはずがありません。一方で、大人口の中国が1.1%、米国が1.3%に達した点も見逃せません。

また、英語・中国語と日本語を自在に通訳、持ち運べるスティック型のリアルタイム翻訳機「ili(イリー)」が6月からサービス開始と報じられ、日本理解で問題の言語の壁もやがて超えられそうです。

20170211

観光庁が2016年の推計訪日客数を発表している主要国を中心に、アジアと欧米各国で人口当たりの訪日客比を計算しました。香港、台湾、韓国、シンガポールのベスト4に続くのがオーストラリア6.1%、タイ4.1%、マレーシア4.0%、カナダ2.5%、英国1.6%などです。

4年間の累計には複数回、来日している人も含まれます。訪日外国人旅行者消費動向調査によると、これまでは初来日客は全体の2割とされていましたが、2016年には4割まで膨らみました。1%が訪日したとして初回は0.4%だけで2回以上は0.6%、重複訪日を省いて実質比率は3分の1の0.2%と推定すると「6掛け」くらいで見れば良いでしょうか。1.6%の英国以上の国は国民の1%以上に訪日経験があると考えられるでしょう。

中国からは爆買いの中心だった高所得層が一巡して、日本の観光ビザ発給要件「年収25万人民元(約400万円)以上」ぎりぎりの層を狙った格安フリーツアー販売が出ているそうです。こうした層まで来日して日本の実情を見れば、依然として抗日映画・ドラマ漬けになっている中国国民意識に変化が現れるはずです。ただ、抗日映画好きはもっと貧しい層だとも言われます。

年の始から従軍慰安婦問題で緊張関係にある韓国ですが、4年で29.7%の訪日累計はとても大きな数字です。どんなに少なく見積もっても10人に1人以上がナマで日本を見た経験があると考えられます。

韓国メディアまで含めた過去の反日言論の積み重ねがあるので、SNSでも反日の声ばかりが目立ちますが、その中で訪日して喜んでいる書き込みを非難するケースにたびたび遭遇するようになっています。「親日は悪」と刷り込まれた韓国社会の基盤にひび割れを見る思いです。

なぜ「午前ゼロ時」と言わないのか。「0」の正しい読み方あれこれ

数字の「0」の読み方、ご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では著者の須田將昭さんが、読者から寄せられた質問に答える形で、正しい「0」の読みについて紹介しています。さて、『永遠の0』はどう読むべき?

数字の読み方

読者の方からご質問がありました。

「0」、零の読み方で混乱するのですが、ゼロは英語が元ですか? ラジオやテレビではレイということが多いのは標準があるんでしょうか。
(Iさん、ご質問ありがとうございました)

以前、メルマガの中でも

試しに次の電話番号を読み上げてみてください。
069-241-3785
ゼロ・ロク・キュー、ニ・ヨン・イチ、サン・ナナ・ハチ・ゴ
と、ヨンとナナになったことでしょう。

と、「0」は「ゼロ」と書いておりました。ところがテレビなどでは、「レイ」と読んでいます。「0」の和語(やまと言葉)の読みはありません。「レイ」は漢語読みです。「ゼロ」は「zero」、つまり英語からきています。

ちなみに「NHK放送文化研究所」というサイトでは、「0」の読み方についてこのような見解を述べています。

「イチ、ニ、スリー」と言ったら非常におかしく聞こえるのと同じように、「0」のところだけ歴史の浅い英語からの外来語「ゼロ」を使うのはあまり好ましくない、という理由から、数字を読み上げるときなどは「ゼロ」を使わず「レイ」と言うようにしているのです。(NHK放送文化研究所 最近気になる放送用語 レイ? ゼロ?

また、続けて、「無い」ということを意味する言葉として使うときには、

「事故ゼロ」

などのような言い方はする、とあります。数字の「0」と「あるかないか」というときで使い分けをされているようです(余談ですが、この「放送文化研究所」は色々深い話があって読んでいると時間を忘れます)。

失敗したソニー、成功した日産。明暗分かれた外国人社長の功罪

大胆なコストカットや日本人にはない発想力―。日産のゴーン元社長らの成功例を見て、外国人を社長に迎える日本企業が増えています。しかし、必ずしもそれが奏効するとは限らず、ソニーや日本板硝子など失敗の憂き目を見た企業も存在します。その違いはどこにあるのでしょうか。無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』の著者・嶌さんは、「日本独自の文化や習慣に馴染めるか」という面もひとつの大きなポイントになると分析しています。

外国人経営者の功罪

日産自動車のゴーン氏が社長を退任した。そこで、本日は外国人経営者の功罪をテーマに過去の事象もひも解きながらお話をしたい。

褒章を受章した稀有な外国人社長

ゴーン氏は1999年から18年にわたり日産を率い、経営難からの再建を果たしてきた日本企業の外国人社長としても代表的な存在である。社長就任からわずか4ヶ月で「日産リバイバル・プラン」を発表し、国内の工場閉鎖や大量のリストラに加え、既存取引の絞り込みなどを実施したことで「コストカッター」ともよばれた。この施策による既存の調達先各社への影響は大きく、NKK(日本鋼管)と川崎製鉄が経営統合に迫られるなど、ここから「ゴーン・ショック」という言葉も生まれた。

それらの施策により90年代後半に倒産の危機だった日産を復活させ、カリスマ経営者として日本で外国人初となる「藍綬褒章(らんじゅほうしょう)」を受章している。

ソニーでは大失敗に…

今回、社長を退任したが、ホールディングカンパニーのトップとして会社を束ねてゆくという。ゴーン氏の影響を受け、外国人経営者で有名になったのはソニーのストリンガー氏だが、こちらは結果的に大失敗だったといわざるを得ない…このことから必ずしも外国人経営者が成功するとはいえないことがわかる。

ソニーは人まねをせず、独創的な製品を創出し続けてきた企業。創業者の井深大氏と盛田昭夫氏が「トランジスタラジオ」「テープレコーダー」を開発。その後、世界初の携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」の発売により世界に名を馳せた。

ソニーの取締役会が外国人経営者を選んだ理由は、日産のゴーン氏の成果を受け「日本人には日本の組織は改革できない」と考えたからだったが、これが失敗の始まりであった。ストリンガー氏は元々アメリカのテレビ局で成果を上げた後ソニーにリクルートされ、社長に抜擢された。就任後、「サイロ(タコツボ)」を壊すため18万人の社員の1割を減らすと同時に、製品モデル数を2005年度比で20%削減。

目指すのは「2つか3つの製品だけに注力する」と改革を意気込むが、モノづくりの知識がなかったストリンガー氏は適切な投資や取捨選択ができず、コストカットに注力した。しかしながら、その影響により10年も経たないうちにソニーの競争力は喪失した。

「モノづくり」からの撤退で苦境に…

ストリンガー氏はソニーの競争力を喪失させただけでなく、経営において以下の弊害を生じさせた。

  • 韓国サムスンに協力として無償で技術を渡し「ソニーは韓国のスパイ企業」と他のメーカーから揶揄される。
  • 当時CEOでありながら、アメリカに住みつづけ日本に長期間滞在した事すら無い。
  • 15人の取締役のうち13人を社外取締役に変更。取締役にストリンガー氏を信じる人のみを任命することで、ストリンガー氏がCEOに指名され続けるよう画策した。

結局「モノづくり」から撤退したソニーは、その後ヒット製品を生み出すことができず、ストリンガー時代の株式時価総額は123位から477位にまで転落した。

かつて、番組でもストリンガー氏が就任する際この番組でも、コストカットで名を馳せてきたことから日本でもリストラの嵐が始まるのではと話したことは記憶に新しく、まさにその通りになってしまった。テレビに関する知識はあったのかもしれないが、モノづくりのことは全く知らなかったというのがポイントだった。