「日本は借金大国」という大ウソを報じた、政府とNHKの罪と罰

前回「なぜ日本人の給料は上がらないのか? 武田教授が暴露する巨大なウソ」で、財務省とそれに従う御用学者の嘘を論理的に暴いた中部大学教授の武田邦彦先生。今回のメルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』では、前回に続き「日本には膨大な借金がある」という、もはや一般常識となりつつある認識について、日本の連結決算などを引きながら真っ向から反論。「本当は消費税ゼロも可能」という、衝撃の持論を展開しています。

日本国全体には本当に膨大な借金があるのか?

読者の方は、財務省やNHKという権威のあるところが、ここ10年以上も繰り返し「日本国には膨大な借金がある」「そのツケを子供に回してはいけない」「だから消費税を上げて、財政を立て直す必要がある」というのを聞いているのだから、おいそれと著者の言うことに納得するはずもない。

確かに政府には借金がないのかも知れないが日本国全体には借金があるのではないか? と思うのが素直な日本人だろう。

そこで、何段階かに分解して、収支決算をしてみる。

まずは日本政府の連結決算だ。企業に単独の決算(子会社などを含まない決算)と、連結決算(その会社が支配している子会社などを含めて決算)の2種類があり、本当にその会社の状態を知るには連結決算を見てみなければ分からないことは誰でも知っている。

日本政府の大きな子会社は日銀だが、その外にも政府が財産を自由にできる機関は多い。それらを合計すると、資産が900兆円、国債が350兆円、徴税権が750兆円で合計約2000兆円だ。政府単独が約1000兆円だから連結にすると約2倍の資産を持っていることになる。

これに対して負債は国債が1350兆円、日銀券が350兆円で1700兆円だ。日銀券は負債のように感じられないかも知れないが、現実には日銀が「金などの裏付けなし」に発行しているので、負債は負債である。

単純な引き算でわかることだが、連結ベースの場合、資産が2000兆円、負債が1700兆円だから、差し引き300兆円だけ「余っている」。つまり連結した日本政府は赤字どころか300兆円も余っているし、日銀は日銀券をさらに発行して国債を買い上げたりできるので、利子を払わなければならない国債を自分の意思で減らすことすらできる

日本のスズキが大国インドで異常に愛される理由

以前掲載の記事「インドの自動車、2台に1台が日本車の「マルチ・スズキ」になっていた」では、インド国内の自動車メーカーシェアの約半分が「スズキ」であるという衝撃の事実をお伝えしました。なぜインドという遠く離れた異国の地で、ここまでスズキの車が愛されているのでしょうか。無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』で、その理由が明かされています。

世界を駆ける「中小企業のおやじ」~スズキ会長・鈴木修

鈴木修がスズキに入社したのは、昭和33(1958)年だった。大学卒業後、別の企業に勤めていたのだが、2代目社長の鈴木俊三の娘婿となるのと同時にスズキに入社したのである。28歳だった。鈴木は入社した時の印象を、こう語っている。

オートバイの生産工場に行って大変なショックを受けました。工場といっても木造の平屋、いや、そんな立派なものではなく、むしろ掘っ立て小屋といったほうが正確でしょうか。…

 

組み立てラインも、ベルトコンベアーではありません。工場では、オートバイを載せた手押しの台車を組長の笛の合図で従業員が押していました。「手動コンベヤー」で動いていたのです。
(『俺は、中小企業のおやじ』鈴木修 著/日本経済新聞社)

当時は、日本全国に30社以上のオートバイメーカーがあり、その多くが浜松に集中していた。地元の浜松工業学校(現・静岡大学工学部)の卒業生が、戦争からの復員後、ホンダに続けとばかり、次々に会社設立をしていたのである。スズキもその一つだった。

ホンダの本田宗一郎もやはり作業服を着て、どう見ても町工場のおやじさんとしか見えないのに、「今にウチは世界一の二輪車メーカーになる」と事もなげに言っていた頃である。日本の自動車業界の夢多き少年時代であった。

「あると便利な」アルト

社長の娘婿だからといって、鈴木修は甘やかされたりはしなかった。逆に30歳の若さで新工場を建設するプロジェクトを任されたりして、苦労が続いた。しかし、同年配の同僚たちと力を合わせて、難関を乗り切っていった。

昭和531978社長に就任。低価格の軽自動車は、日本が貧しかった60年代には大きく伸びたが、高度成長が進むにつれて、本格的な乗用車が求められ、軽のシェアは新車市場の13%程度まで落ち込んでいた。軽自動車の市場がこのまま無くなってしまったらスズキの商売の大半が消失してしまう

「本当に軽自動車の時代は終わってしまったのか」と考え続けていたある日、かなり多くの人が「荷台のついた軽トラックで通勤しているのに気がついた。「おい、なんでトラックなんかで通勤しているんだ」と聞くと、「そんなこと言ったって修さん、乗用車に乗れるような給料をくれんじゃないか」と答える。このあたりは、まさに中小企業の社長と従業員のやりとりそのままである。

よくよく聞いてみると、社員の多くは休日に畑で野菜を作り、出荷する時に軽トラックを使う、という。また奥さんが店をやっていて、仕入れを手伝うのに軽トラックが便利、との由。

高度成長の頃には、乗用車があこがれの的で、商用車やトラックなどかっこ悪い、と思われていたのだが、この頃には、気軽に実用的なクルマを求めるニーズが広がっていたのである。

そこで、ちょうど乗用車として開発されていたアルトを後部に荷物を置くスペースをひろくとって商用車として売り出すことにした。当初の企画では、「アルト」という名は、「秀でた」という意味のイタリア語からとっていたが、鈴木は発表会で「あるときはレジャーに、あるときは通勤に、またあるときは買い物に使える、あると便利なクルマそれがアルトです」とやって、会場を沸かせた。

当時、軽自動車といっても60万円以上だったのが、47万円とし、それで利益がでるよう、徹底的にコストダウンをした。乗用車にかかる物品税15~30%が商用車ならゼロになるのも効いた。47万円という価格は発表会で大歓声を呼んだ。

アルトは大ヒットし、消えゆく運命にあると思われていた「軽自動車市場を蘇らせた

素人が自分の本を出すにはどうすれば良いか。経験者に聞いてみた

ジャンルを問わず「いつか自分の本を世に出したい」と考えている方、意外と多いのではないでしょうか。無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』の著者で現役小学校教諭の松尾英明さんは、自身が「本を出したい」と考え始めてから実際に出版に至るまでの流れを振り返り、最低限必要な「2つのステップ」を紹介しています。

本を出したいあなたへ

これまで様々な出版社の方々と話をした。出版社は本や雑誌の原稿を書ける人を常に探している。枠はあるが、それを書ける人がいないというのが出版社の現状である。つまり、市場にチャンスはいくらでもある。問題は書けるかどうかである。

教師の仲間にも、本を書きたいという人は多い。しかし「もう書いたのある?」と聞くと、9割強の人はそれはまだ」という。私のように「普通のレベルの人」ならば、それじゃダメなのである。

いつか書きたいのではなく、今何か書いておかないとチャンスは掴めない。稀に才能に溢れた人がいて、待っていても「書きませんか」と声がかかる人がいる。非常に優れた実践家であり、周りが放っておかない人である。自分がそれに当てはまるなら、待っていても大丈夫である。しかし、そうでないなら、予め書いておくことであるこれが第一のポイント

「注文の多すぎる料理店?」ベル鳴らして飯を要求する猫が激カワ

お皿と呼び鈴を前に、テーブル席に座るキジトラ猫とブチ猫。

目は爛々と輝き、何かが待ちきれないような期待に満ちた表情だが、呼び鈴さえ押せばご主人様がカリカリとご飯をくれる。

そんな料理店のような猫動画が話題になっている。

 

 

実はこの猫ちゃんたち、以前に『注文の多い料理店』として話題になった動画と同じ猫コンビ。

手慣れた様子でベルを鳴らすブチ猫と、ちょっと不器用なキジトラ猫との対比も楽しい。

動画のような芸を覚えさせる方法を“クリッカートレーニング”と呼ぶのだが、特に犬をお飼いになっている方なら聞いたことがあるかもしれない。

クリック音を発する“クリッカー”という道具を鳴らすことで、用意したご褒美を動物に与え、特定の芸などを覚えさせるトレーニング法である。

 

 

それにしても、この様子では猫とご主人様、どっちが芸を覚えさせられているのかよくわからない・・・。

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(Free Room Escape)
参照・画像出典:YouTube(RM Videos)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供:ViRATES

やっぱり気になる「加齢臭」。自分で気づける? どんなニオイ?

 

中高年に特有な体臭の「加齢臭」。

“オヤジ臭”とも悪口をいわれますが、女性にもあります。

現在、脂肪酸が常在菌や過酸化脂質によって分解された「ノネナール」という成分が、臭いのもとだといわれています。

この加齢臭、いったいどんなニオイなのでしょうか?

今回はこのニオイについて、考えてみようと思います。

加齢臭の基礎知識

加齢臭は男女差に関係なく、40歳以降に増加が認められるといわれます。

2000年に某大手化粧品メーカーが、原因物質を「ノネナール」と発表しました。

「9-ヘキサデセン酸(脂肪酸の一つ)」が皮膚の常在菌や過酸化脂質によって分解されることから、加齢臭は発生するとのこと。

加齢による身体の老化や代謝の衰え、コレステロールの増加なども、このプロセスを促進するそうです。

ほかにも、飽和脂肪酸「ベルラゴン酸」や「ジアセチル(有機化合物)」の影響を指摘する説もあります。

いずれにしても、加齢とともに現われる代謝の衰えとホルモンバランスの変化が、皮膚上に脂質と老廃物を増やし、酸化や菌の繁殖を促進することで、体臭と混じって加齢臭は強くなっていくのです。

加齢臭ってどんなニオイ

加齢臭がどんなニオイなのか、ウェブサイトから記述を集めてみました。

ニオイは見えないので、客観的に「これ」と示すことはできません。

次のような言いまわしがみられました。

・酸化した油のニオイ
・数日経過した天ぷらのニオイ
・腐った油や魚のようなニオイ
・ブルーチーズ
・青臭いニオイ
・押し入れの中のニオイ
・ろうそく
・古本
・新聞紙
・古いタンス
・カメムシのニオイ
・スイカのニオイ

全体には、「青臭さ(漬物くささ?)」「酸っぱさ」「鼻を刺すような臭い」「古ぼけた臭い」が表現されているといえるでしょうか。

ところで、加齢臭は体臭の一つです。

人間にはさまざまな体臭があります。汗臭さ、口臭、ワキガ、足のにおいなどに加え、ふだんから使用している香水や整髪料、デオドラントなどのニオイが加齢臭に加わって、その人独特の加齢臭を醸しだすことになります。

また一般には、男性の方が皮脂腺から分泌される皮脂量が多いことや、女性ホルモンが加齢臭のもとを発生しにくくするという理由から、男性の方が女性よりも臭いはキツイようです。

嗅覚の順応(鼻バカ)

ニオイは目に見えないことに加え、鼻は、通称「鼻バカ」とも呼ばれる「順応」という現象を起こします。

これは、当初はかなり強いにおいでも、慣れてしまうとニオわなくなるという経験です。

体臭、衣服や枕・布団などについたニオイ、自室のニオイなど、自分のニオイが感じられなくなってしまい、無臭であるかのように錯覚してしまいます。

しかし、家族や知人、他人など周囲の人にはニオってしまうので、相手に不快な思いをさせたり、恥をかいたりすることもよく起こります。

加齢臭:嗅覚と感情

ニオイは漢字では、「匂い」か「臭い」と書きます。

匂いは「香(かぐわ)しい匂い」のように快適なニオイのとき、一方、臭いは「くさい臭い」のように、不快なニオイのときに用いられます。

また、匂いは「香り」と呼ばれることもあります。

このように、ニオイはこれを感じ取る人にとって快適なのか不快なのかという、嗅ぎ手の価値観や感情に強く影響されます。

加齢臭はその意味で、“オヤジ臭”と呼ばれるように快適だというイメージほとんどありません。

ですから、加齢臭がすると、その人に対して不快だという感情を増長するような傾向もあるでしょう。

それが、“オヤジ臭”といわれるゆえんだと言えそうです。

加齢臭対策:清潔と関係性

自分には順応してしまうので、つい、放置しがちにもなる「加齢臭」。

しかし、相手にとっては不快に感じられていることがよくあります。

しかも、周囲の他人は、不快だということを表現してくれないで、だまっていて、遠ざけられてしまうことも少なくありません。

ですから、年をとればとるほど、こまめに清潔をこころがけ、周囲の親しい人から、気がついていない自分の臭いを注意してもらえるような関係性をつくっておきたいものです。

 

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
医療監修:株式会社とらうべ
 

<執筆者プロフィール>
山本 恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長

<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

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社員がナゼ辞めたか理解できぬ経営者の元に優秀な人材など来る訳がない

社員が辞めてしまう、良い人材が入ってこない…そんな悩みを持つ経営者に立て続けに会う機会があったという、無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』の著者で現役コンサルタントの梅本泰則さん。梅本さんは、かつての自分の苦い経験を紹介しながら、「社員がやめてしまう理由」について考察しています。

社員がやめてしまう理由

「社員が辞めてしまう!」と悩んでいる小売店の経営者にお会いしました。「どうして辞めてしまうのだろう?」と嘆き節です。確かに、この人手不足の時代に、社員に辞められてしまうのは痛いですね。

私は、経営者にその社員が辞めてしまう理由を聞いてみました。

「給料もそこそこ出しているし、待遇は悪くないと思うのだが…」
「何か別の理由があるのではないですか?」
「はっきりとは言わないけれど、どうも上司との折り合いが悪かったみたいだ」

上司に責任があるようです。

実は、私もかつて部下が会社を辞めてしまうという経験を何度もしました。「ちょっとお話があるのですが…」と部下が切り出すときはたいがい「辞めたい」という話です。

その話は、突然切り出されます。しかも、頼りにしている部下です。

「あれほど良くしてやったのに…」

私の指導力評価にも影響します。何とか引き止めなくてはなりません。仕事が終わってから、二人でゆっくりと話し合います。理由をたずねても、本音は言いません。「もう決めてしまったので」というばかりです。

どうして部下が辞めてしまうのでしょう。しかも、期待をしていた部下です。今考えると、その理由はよくわかります。

【書評】売れるお店の店主は、なぜ客の前で「正装」なのか?

自分自身の「仕事の正装」を意識されている方、どれくらいいらっしゃるでしょうか。今回の無料メルマガ『ビジネス発想源』で取り上げられているのは、今や多くのメディアに取り上げられすっかり有名店となった「生ゼリー」の杉山フルーツ店主・杉山清さんが書かれた一冊。そこには、ビジネスマンが見習うべきお客様に対する姿勢が記されています。

仕事の正装

最近読んだ本の内容からの話。

静岡県富士市の吉原商店街は、1980年代頃、旧東海道沿いの長さ1.2kmに120軒が並び賑わいを見せていた。しかし、1990年に入ると郊外に大型のショッピングセンターができて人の流れが変わり、現在では約60店舗までに衰退してしまった。

東京や川崎のホテルで料理人として働いていた杉山清氏は、そこで出会って結婚した妻の実家、吉原商店街の杉山フルーツに婿入りした。1990年代に吉原商店街の中にあった大型スーパーが相次いで撤退し、杉山フルーツも客足が途絶え売り上げは激減した。経営を継いだ杉山氏は、スーパーへの客に頼る「コバンザメ商法」に限界を感じ、ギフト専門の高級果物店を目指すことにした。

フルーツソムリエの資格の第1期生となったりインターネットでの情報発信を始めたりして、次第に杉山フルーツの高級路線は認知されていき、経営は軌道に乗るようになった。

2005年、杉山氏はフランス料理人の経験を活かし、フルーツの加工品にチャレンジすることにした。最初は果物を煮込んでピュレ状にしたものをゼリーに仕立てたが、妻や子どもたちから「フルーツをそのまま入れたほうが分かりやすい」と言われ、果肉をそのままゼリーに入れてみた。

果物をゼリーの中に浮くようにするためには絶妙な温度や調整が必要になるが、杉山氏は試行錯誤の末、それを完成させた。こうして出来上がった、水中花をイメージし「宝石のようにきれい」と称される「フルーツアーティスト杉山清の生ゼリー」は、当初は10個から販売を開始したが、半年後には1日に300個売れる人気商品となった。そして地元のネットニュースや地元のテレビ局、さらには全国キー局のテレビが取材に来て、杉山フルーツには大行列ができるようになった。

古き良き時代は芸者、富士山…。変遷する日本のステレオタイプ

海外のメディアで報じられたニュースを解説する『心をつなぐ英会話メルマガ』では、今回のテーマは、「芸者と幇間、移ろいゆく『ステレオタイプ』」についてです。

古き良き時代の日本のステレオタイプ

芸者フジヤマ」という言葉が死語になったこの頃、改めて、古き良き時代の日本へのステレオタイプに今回出会うことができました。

昔、このイメージを嫌った日本人が多くいました。戦後といわれる時代、日本はもっと近代的な国だと背伸びしたがっていた頃のことです。今や、江戸情緒をかもす「芸者」とその芸も、日本の象徴ともいえる「富士山」も、世界に堂々と披露できる宝となりました。

ご存知かもしれませんが、芸者さんは、芸を売るのが仕事です。一部に風俗と混同している人もいて、外国人にもそうした誤ったイメージが残っています。

しかし、三味線と小唄で踊る芸者さんは、江戸の遊びの世界を今に伝える貴重な文化遺産ともいえるのです。幇間(ほうかん)という人がいます。幇間の別名は太鼓もち」。これは、料亭のお客を芸者さんと一緒にもてなすために、様々な芸を披露する男性のこと

ある意味で、西欧世界のピエロに通じるものもあり、今ではそんな芸を極めた人もわずかしか残っていません

先日、縁あって東京の向島の料亭を、アメリカの友人と訪ねました。そこで鑑賞できた芸者さんと幇間さんの芸の素晴らしさ江戸文化の奥深さに彼らも感動。日本を紹介してゆく上で、我々こそもっと日本を学ばないといけないと、実感したひと時でした。

ステレオタイプは時とともに変化します。

今、日本人へのステレオタイプは、「表情の読みづらい不可解な人」というイメージ。

そんなステレオタイプをもった海外の人が、この洒脱な江戸の遊びに接したら、そこにむしろ新しいものを感じるかもしれません。多彩な表情とユーモア、そして移ろう時への情緒を堪能できる日本

そんなイメージを、世界に植え付けてゆきたいものです。

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訪日者数増加の鍵となるか? リアルタイム翻訳機「ili」への期待

2020年の東京オリンピックに向けて、日本政府が訪日外国人観光客の増加を目標としていることは、ニュースなどでもよく耳にしますよね。では、実際のところ、日本を訪れる外国人の現状はどうなっているのでしょうか?無料メルマガの『記者コラム「インターネットで読み解く!」』の著者である団藤保晴氏は、各国の人口比での訪日者数を分析し、「ナマの日本」に対する理解が進んでいる国を明かしています。さらに、外国人観光客の訪日の大きな障壁となっている「日本語の難解さ」を解決するかもしれない、今年6月から開始されるリアルタイム翻訳機「ili」の可能性についても解説しています。

2400万人!増加する訪日観光客

2016年は海外から2400万人の訪日客を迎えました。経済効果や商売の話が優先されがちな話題ですが、日本理解が進んでいく指標として各国の人口当たりの訪日客比率を調べてみると新しい発見が見えてきます。

訪日客数が急速に立ち上がった2013年から昨年まで4年間、各年の各国別人口比を計算して4年累計を出しました。

香港62.5%、台湾55.0%、韓国29.7%、シンガポール21.4%が高率ベスト4であり、これだけ多くの国民が訪日してナマの日本理解が進まないはずがありません。一方で、大人口の中国が1.1%、米国が1.3%に達した点も見逃せません。

また、英語・中国語と日本語を自在に通訳、持ち運べるスティック型のリアルタイム翻訳機「ili(イリー)」が6月からサービス開始と報じられ、日本理解で問題の言語の壁もやがて超えられそうです。

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観光庁が2016年の推計訪日客数を発表している主要国を中心に、アジアと欧米各国で人口当たりの訪日客比を計算しました。香港、台湾、韓国、シンガポールのベスト4に続くのがオーストラリア6.1%、タイ4.1%、マレーシア4.0%、カナダ2.5%、英国1.6%などです。

4年間の累計には複数回、来日している人も含まれます。訪日外国人旅行者消費動向調査によると、これまでは初来日客は全体の2割とされていましたが、2016年には4割まで膨らみました。1%が訪日したとして初回は0.4%だけで2回以上は0.6%、重複訪日を省いて実質比率は3分の1の0.2%と推定すると「6掛け」くらいで見れば良いでしょうか。1.6%の英国以上の国は国民の1%以上に訪日経験があると考えられるでしょう。

中国からは爆買いの中心だった高所得層が一巡して、日本の観光ビザ発給要件「年収25万人民元(約400万円)以上」ぎりぎりの層を狙った格安フリーツアー販売が出ているそうです。こうした層まで来日して日本の実情を見れば、依然として抗日映画・ドラマ漬けになっている中国国民意識に変化が現れるはずです。ただ、抗日映画好きはもっと貧しい層だとも言われます。

年の始から従軍慰安婦問題で緊張関係にある韓国ですが、4年で29.7%の訪日累計はとても大きな数字です。どんなに少なく見積もっても10人に1人以上がナマで日本を見た経験があると考えられます。

韓国メディアまで含めた過去の反日言論の積み重ねがあるので、SNSでも反日の声ばかりが目立ちますが、その中で訪日して喜んでいる書き込みを非難するケースにたびたび遭遇するようになっています。「親日は悪」と刷り込まれた韓国社会の基盤にひび割れを見る思いです。