パートや従業員を休業させる場合、会社は手当を払うべきなのか?

新型コロナウイルス等の影響で従業員を休業させる場合、企業には平均賃金の60%以上の休業手当を支払う義務が生じます。そこで気になるのが、「平均賃金」という言葉。この平均賃金はどう算出すればよいのでしょうか。今回の無料メルマガ『採用から退社まで! 正しい労務管理で、運命の出会いを引き寄せろ』では、著者で社会保険労務士の飯田弘和さんが、平均賃金の算出法を含めた休業手当の計算の仕方について詳しく解説しています。

休業手当の計算方法について

新型コロナ感染拡大の影響で、従業員を休業させざるを得ない事業所が増えています。従業員を休業させる場合、原則、休業手当の支払いが必要となります。休業手当については、平均賃金の60%以上の金額でなければなりません。そこで今回は、休業手当の計算の仕方についてお話しします。

休業手当は、平均賃金の60%以上の金額でなければなりません。では、平均賃金とは、どのように算出するのでしょう?

労基法12条に、「平均賃金とは、これを算定すべき事由の発生した日以前3か月間にその労働者に対し支払われた賃金の総額を、その期間の総日数で除した金額をいう」と定められています。

実際の計算方法ですが、休業させた日の直前の賃金締め日から遡る3か月間の賃金総額を、その3か月間の歴日数で割ります。

たとえば、賃金締日が毎月20日、賃金支払日が翌月10日である事業所で、45日に従業員を休業させた場合を考えてみます。この場合、直前の賃金締め日は320日となります。そこから3か月遡るので、

  • 221日~320
  • 121日~220
  • 1221日~120

上記の期間の賃金総額を、上記期間の歴日数である91日で割ります。要は、210日、310日、410日に支払われる賃金の総額を91日で割るということです。この計算で出てきたものが平均賃金であり、その平均賃金の60%が休業手当一日分の金額となります。このように計算しますので、休業させる日によって、休業手当一日分の金額が変わります。

また、この計算期間中に、会社が従業員を休業させた日が含まれている場合、その日数とその日の休業手当は、計算期間中の期間及び賃金総額から控除します。

入社後間もない従業員を休業させる場合、計算方法が多少変わります。雇入れから3か月に満たない従業員の休業手当の計算方法については、入社日から休業させた日の直前の賃金締め日までの期間の賃金総額と歴日数から計算します。ただし、入社日から休業させた日の直前の賃金締め日までの期間が1ヶ月に満たない場合には、入社日から休業日の前日までの期間の賃金総額と歴日数から計算します。

また、パート労働者等、日給または時給で働く労働者については、計算期間中の賃金総額を、その期間中の実際の労働日数で割った金額の60%を平均賃金の最低保障額としています。ですから、この最低保障額と、正規の計算方法で計算した平均賃金額を比べて、金額の大きい方がその労働者の平均賃金額となります。休業手当は、この平均賃金額の60%となります。

休業手当は、平均賃金の60%以上でなければなりません。当然ですが、多く支払う分には何の問題もありません。私が相談を受ける事業所の中には、賃金の100%を保障している事業所もあります。会社にとっては、売り上げが減少し大変厳しい経営環境でしょうが、雇用調整助成金等も活用しながら、できる限り従業員が生活に困窮することがないような対応をしたいものです。

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米中対立激化で一気に進む開戦シナリオ。その時日本はどうする?

米中で互いの総領事館が閉鎖される事態となり、両国の関係悪化は一段と深刻さを増しています。ここへきて急速に対立が先鋭化してきた2つの大国。これからどのようなシナリオが待ち受けているのでしょうか。元国連紛争調停官で国際交渉人の島田久仁彦さんは、自身のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』で、さまざまなケースをシミュレーション。世界を巻き込むことになる米中の対立を危惧しています。

米中対立─Point of No Return?!

このところ米中対立の激化が止まりません。これまでは、米中貿易戦争に代表されるような経済的な権益を争う“新”覇権国同士の争いや、南シナ海における制海権を争う安全保障上の利権争いというように、リーダー間の協議を通して改善可能なレベルでしたが、ここにきてアメリカにおける対中批判がついに共産党そのものへの批判を行う“政治的な戦争”にエスカレートしているようです。

中国もアメリカから矢継ぎ早に出される批判に対して直接的に応じ反抗していますが、北京の複数の情報筋によると『アメリカからの批判はすべて言いがかりであるが、正直なところどう対処していいか非常に困惑している』ようです。

とはいえ、南シナ海における領有権を強硬にアピールする中国の姿勢や、東シナ海(尖閣諸島および沖ノ鳥島周辺)への100日以上連続の侵入という威嚇行為、香港国家安全維持法の制定の強行、そして新疆ウイグル自治区への“弾圧の疑い”など、中国政府が新型コロナウイルス感染拡大の隙を突いた、まるで畳みかけるような動きは、アメリカのみならず、欧州、日本、そして東南アジア諸国への脅威と移っています。

もちろん、香港国家安全維持法の余波を受け、『次は我が身か?!』と台湾を身構えさせ、台湾海峡での緊張を一層高めてもいます。ゆえに、言い方は激しいかもしれませんが、ある意味、国際社会に対して宣戦布告しているとも言えるでしょう。それも国運を賭けて。

そのような中、アメリカでは11月3日に行われる大統領選挙に向けていろいろな政治的なバトルが繰り広げられていますが、対中強硬姿勢については、民主党・共和党の別なく、アメリカ政府および議会の総意として行われています。よく『トランプ大統領の対中強硬策』が報じられますが、今回、大統領選挙を戦うジョン・バイデン前副大統領は『トランプ政権の対中政策は生ぬるい』と批判しており、それは、どちらが次の大統領となっても対中強硬策は変わらないか、強化されるということを意味します。

しかし、この対中強硬策の基盤となる理由や中身については、アメリカ政治の舞台では非常に稀なことに、ほぼ議論がなされることなく、ただ【中国は悪】という思考があるだけで、【中国との戦いのカギはアメリカの揺るぎない強い姿勢であるから、中国に一歩たりとも妥協してはならない】という意見が大半で、それに対する反論が聞こえてきません。

何に対しても「ああでもない。こうでもない。」と議論したがるアメリカ議会の特徴からすると、非常に気味悪いほど、中国憎しの空気・意見で埋め尽くされています。

そしてより懸念を覚えるのが、対中批判が今や【中国共産党性悪論】という形で、【中国が何をしても悪い。それは共産党だからだ!】という、かつての対ソ連の戦いにおいて、アメリカ国内に吹き荒れたマッカーシズム・レッドバージを想起させるほど、政権中枢のみならず、アメリカ議会内では超党派で、共産党とその幹部に対する敵意が渦巻き、ついには“人格否定”にも思われるほどの激しい嫌中姿勢が強まっています。

そして、真偽のほどは分かりませんが、ホワイトハウスの国家安全保障会議のメンバーや国務省の面々によると、『9000万人超のすべての中国共産党員とその家族に対する米国入国禁止』を検討するにまで至っているようです。非常に激しい、そして稀に見る対立です。
なぜこのようなことになっているのでしょうか。

目の前のお客様を喜ばせる店が、世間の影響を受けずに生き残る訳

新型コロナウイルスの影響で客足が遠のき、飲食店は苦しい状況が続いています。売上も立ちにくく、これがいつまで続くのか、不安で仕方がないことでしょう。だからといって、何もしないわけにはいきません。では、経営者や従業員はどういう心構えを持ち、お客様を迎えればよいのでしょうか。今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では著者で飲食店コンサルタントの中西敏弘さんが、あのリーマンショックを乗り越えたとある店舗の店長の考え方を紹介しつつ、「このような時だからこそできること」を記しています。

こんな時だからこそ、目の前のお客様を全力でおもてなししよう!

ちょうど10年ほど前、リーマンショックの影響で苦戦する飲食店が多い中、僕のご支援先にそんな影響を全く感じさせず、営業していた焼き鳥店がありました。

その当時で、確か創業20年ぐらいだったと思います。そのご支援先は、当時6店舗ぐらいあったのですが、創業の頃はそんなにお店を増やそうなんて思っていなかったそうです。なので、最初の5年ぐらいは、20席弱の小さなお店でコツコツ営業していたそうです。すると、ある時、地元のテレビに取り上げられて、それから客足がものすごく増えたそうで、それを機に近所に2号店を出したそうです。

その後まもなく2号店も繁盛店になり、「あれ、これもうちょっと店を増やしてもいいかも」と思ったらしく、それから年1店舗ぐらいのペースで出店をするようになりました。

そんなときに、「もっと、組織化したい!」という相談が僕にあってコンサルティングをするようになったのですが、コンサルティングが始まった当時、社長に質問をしたことがあります。「創業から20年、バブル崩壊とか世間では色々なことがありましたが、やっぱりそういうときは、影響をうけたのですか?」と。すると社長は、

「創業当時、お客さんがつくまでは、なかなか苦労した時もあったけど、その後は、世間がどうこうというのはあんまり関係なかったねえ~!」

「まじっすか!すごいですね!」

こんな会話を10年ぐらい前にしたのを今でも鮮明に覚えています。で、その会社のこと、社長のことを思い出すと、いつも言っていたことがあります。「とにかくお客様を大事にしろ!」と。

社長は、正直、論理的に考えたりするのがあまり得意ではなく、なので、コンセプトの重要性とか、色々な理屈(これはこれですごく大事です!)を嫌う傾向があったのですが、ただ、お客様に対してはすごく真摯で、とにかくお客様が喜ぶことをやりなさい、ということをスタッフに事あるごとに言っていました。

販促なんかもほとんどせず、とにかく、「お客様は喜んでいるのか?」「お客様は何をすれば喜んでくれるのか?」と商品、接客の向上に注力されていました。だから、永くお店が続くし、ファンも多いのだろうと、納得した記憶があります。

最近は、飲食店の多くがコロナの影響を受けていると思います。そのため、融資などを検討しなければならない店もあるでしょう。そんな中でも、いつも通りとはいかなくても、お客様が入っているお店もあるわけです。きっとそんな店は、日頃からお客様を大切にされていたのではないかと思います。

先日、あるご支援先の勉強会で、こんなことを言って会を締めました。

「今は、いつもより暇かもしれない。暇だからどうしよう?って考えるかもしれない。でも、そうやって悩むより、今できることに必死に取り組もう。

きっと、少ないながらでも、お客様は来店してくれます。そのお客様をいつも以上に、楽しませよう。いつも以上に、心配りをしよう。そして、まだ、余裕があるなら、アルバイトと面談したりして、アルバイトの教育に力をいれましょう。

この状況はいつかは落ち着きます。その時に、以前の状態よりもさらにレベルの高い営業ができるよう、今、準備しよう!とにかく、今は、目の前のお客様を喜ばせることに必死に取り組もう!」と。

こんなときでも、「できること」を必死に取り組みましょう!

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その売り文句大丈夫? 視点を少し変えるだけで商品は劇的に売れる

良い商品を売っている、お客様に有益なサービスを提供している…だけでは、なかなか商売はうまくいきません。大事なのは宣伝やアピール。しかし、商品やサービスをアピールする際、「直接的な効果」だけを謳う宣伝文句は実はそこまで人の心に響かないそうです。では、どういった宣伝をすればよいのでしょうか? 今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、ターゲットを絞り込んだうえで効果を発揮する商品アピールの方法を紹介しています。

デメリットをメリットに。アピールの方向性を変えろ!

「ラードで揚げた豚カツ」。

どんなイメージを持ちますか?

豚カツ好きの方なら、「ラードで揚げた方がコクがあって、風味も良く、美味しそうだ」となります。しかし、油に弱い方なら、「コッテリし過ぎていて、重たそう」となります。豚カツ好きにはメリットでも、油に弱い方にはデメリットになるということです。

ターゲットをどんなお客さまに設定するかで、アピールの方法が違ってくる、という話です。女性をターゲットにするお店なら、植物油を使った方が、美容・健康の面からも受け入れられやすくなります。「ラードを使わず、植物油で揚げているので、カロリーも低く、胃にもたれません」と、アピールすることができます。

逆に、豚カツ好きの方には、アピールできないのかというと、そうではありません。「豚カツが好き。でも、メタボが……の方も安心」と、アピールすれば、デメリットがメリットに変わります。つまりは、表現次第だということです。あなたのお店のデメリットも、違う視点で見れば、メリットになり得るのです。

また、ほんの小さなキッカケが、お客さまの心を捉えてしまうものです。店名を変えた。商品名を変えた。営業時間を変えた。キャッチフレーズを変えた。たったそれだけのことで、繁盛店に生まれ変わってしまうのです。そんなキッカケのひとつが、「アピールの方向性を変える」なのです。

たとえば、マッサージ店。

・リフレッシュ
・疲れをとる
・身体の歪みを治す

これらのように、直接的な効果をアピールしても、ハッキリとした自覚がなければ、マッサージを利用したいとは思いません。

しかし、中高年以上になると、病気でもないのにいろんな体調不良が出てきて、「何とか体質を変えなければ…」という、漠然とした思いが沸いてきます。そんな人が非常に多いのです。

そこで、「体質改善マッサージ」をアピールするのです。身体の不調を正す施術です。やることは同じでも、お客さまの目的がハッキリすることで、利用者が増えるのです。

このように、アピールの方向性を変えるだけで、見込み客が一気に増えます。あなたの扱う商品をもう一度じっくりと見直してください。まったく違うアピール方法が見つかるかもしれません。

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現役医師が教える、新型コロナ第2波に負けない身体を作る食事

すでに到来しているとも言われる、新型コロナウイルス感染拡大の第2波。手洗いうがい、マスクの着用はもちろんのこと、免疫力アップもその予防に重要とされていますが、どれくらいの方が対策を講じられているでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、現役医師の星野泰三さんによる「免疫力を高める食材とその摂り方」が紹介されています。

食事で第2波に備える身体づくりを

新型コロナウイルスの流行を受け、石けんやアルコール消毒液を用いた手洗い、マスクによる咳エチケットによる感染予防はもはや常識として浸透しています。

一方で、自粛期間が明け段々と日常が戻ってくるなか、「栄養・休息」を基にする内からの予防が疎かになりはじめた方も増えているのではないでしょうか。

本記事では免疫学の権威である星野泰三博士に、免疫力を高める食事について教えていただきました。


免疫と栄養が関わっていることは、果物による実験で立証されています。バナナを食べてからの免疫細胞の数の推移を観察すると、12時間後、24時間後に顆粒球、マクロファージを中心とする白血球の数がいずれも大きく増加することが確認されています。最も免疫力が増強するのは、1週間ほどおいて皮に黒い斑点ができたバナナです。

椎茸(しいたけ)に限らず、キノコ類ががんを防いだり免疫力を高めることは以前から知られていましたが、最近の研究ではβ(ベータ)-グルカンと呼ばれる多糖類にその効果があることが認められました。β-グルカンは水溶性なので、調理の際には、長時間水に浸したり、煮込んだりしないことがポイントです。

キャベツや大根、長ネギ、ニンニクのような淡色野菜にも免疫力を高める効果が確認されています。これは植物に含まれる色や香り、辛み、苦みなどの成分でファイトケミカルと呼ばれているものです。ちなみに、ファイトケミカルは緑黄色野菜にはあまり含まれていません。

魚料理を見てみましょう。免疫力を高めるのに一番いいのは刺身です。免疫システムの主力である白血球には、ウイルスなどの異物を退治するキラーT細胞があり、その栄養源となるのが、イワシやマグロ、サバなどに含まれる良質タンパク質です。加えて、魚に含まれているDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は血圧を下げて脳の機能を高めたり、血管を拡張させ血行をよくする働きがあります。

味噌汁の中に入れる具を工夫すれば、さらに免疫力を高めるメニューができます。長ネギや大根などの淡色野菜、胃や大腸の免疫を守るビタミンCを含むジャガイモ、解毒作用のあるアサリ、β-カロテンが豊富な小松菜など、いくつかのメニューを考えましょう。

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NYの地下鉄は赤字1兆円。米にジワジワ押し寄せるコロナダメージ

世界で最も新型コロナウイルスの感染者数が多いアメリカ。経済活動が一時完全にストップしていたその余波が、徐々に今アメリカに押し寄せていると言います。米国の邦字紙「NEWYORK BIZ」CEOでメルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』の著者である、ニューヨーク在住の高橋克明さんが、そのコロナダメージについて解説。約1兆円にものぼる赤字となった、ニューヨーク州都市交通局(MTA)を例に、その経済損失を検証します。

徐々に始まってきたコロナダメージ

6月24日、ニューヨーク州都市交通局(MTA)が100億ドル(約1兆円)の赤字を抱えていることを発表しました。 もちろんこの額は史上最大の財政難を意味しています。 理由は当然、コロナ。 肉眼では見えない微細なウイルスが、この街の動脈源を根本から破壊しました。 ここから先、MTAは4年の歳月をかけての資本計画の検討を余儀なくされました。

具体的に僕たち庶民がどうこの検討計画に関わっていくのか、今の所は具体的な案件は出ていません。 もちろん運賃の値上げは避けられないと思います。 僕が初めてこの街に来た今から20年前は、シングルライド(片道)1ドル50セントでした。 2020年現在、2ドル75セントです。 20年で、倍近く上がりました。

そう考えると、JR東日本は良心的だなと思う反面、当初の1ドル50セントという料金設定自体が安すぎたのかもしれません。 東京と違って、こっちの地下鉄はどこまで行っても同料金。 隣駅でも端から端まででも同じ。

当時は、ホームレスの巣窟でした。 この街の冬は日本の北海道の冬と同じです。 路上で寝て凍え死ぬよりは、1ドル50セントで暖房の効いた車内で寝るほうがずっといい。 彼らにとっては命がけで得た24時間のホームでした。 今はめっきり見なくなりました。 行政がなんらかの対策をしているのかもしれませんが、ひょっとしたらこの倍近い値上げも彼らが地下の暖かい寝床に来られなくなった理由のひとつかもしれません。

仕事柄、この20年間、MTAの「ちょっとずつ」の値上げをニュースにしてきました。 編集部で「まぁた、値上げだったよ、サブウェイ!」という編集部員の会話を何度も聞いた記憶があります。

おそらく、次は、今までのようなレベルの値上げではない。 致し方ないとしても、この街のある種、象徴であった庶民の乗り物が、どんどん庶民からかけ離れた贅沢交通機関になっていく気がします。 しかも、今度は乗る側の利用者の財布も今まで以上に厳しくなっている。 アフターコロナの厳しい現実が、少しずつ顔を見せ始めてきた感じです。

THE HEROES ACT(ヒーローズ法)という、新型コロナウイルスによる経済打撃の対策案として可決された法も、実質的には機能していません。 とにかく、あらゆる機関、民間も含め、承認待ち状態が続いています。 現段階でMTAが発表した対策「具体」案は、「とにかく経費を削減していく」という、どこが具体的なんだ、な対策。 それも仕方ないのかもしれません。 とにかく国も行政も民間もそして、僕たち一般人も含め「これから、どうなっていくんだろう」状態です。

それにしても、地下鉄の打撃は相当なものだったと想像します。 ビフォーコロナには、毎日のように、利用していた僕も、この4カ月1度も利用していません。 実は3カ月ほど前からすでに本数は減れど、営業はしていました。でも、やっぱり、心理的にも乗りたくはない。

飛行機や車を利用しないといけない場所なら、他の代わりはありませんが、地下鉄の場合、目的地は、大抵は少し頑張れば歩いていける距離になります。 なら、歩く。 もともと、コロナ前からも衛生的なイメージがない交通機関ではありました。 なので、余計に、です。

Go To 除外地域追加の場合は「キャンセル料客負担」にネット激怒

新型コロナウイルスの感染が各地で広がる中、観光庁が決定したある方針が波紋を呼んでいる。観光支援策「Go To トラベル」に関して、時事通信は28日、「東京都以外の地域が新たに事業の適用除外となった場合、その地域への予約済みツアーの割引分は利用客が負担するとの方針を明らかにした」と報じた。

キャンセル料を客が負担

新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中でスタートした「Go To トラベル」。ツアー代や宿泊代の割引価格での販売が27日から始まったばかりだが、大阪や愛知をはじめ、日本全国で感染者数が増えている。

「Go To トラベル」開始直前にはドタバタの中、東京への旅行や東京都民を事業から除外することを決定。これを理由としたキャンセル料による事業者の損失補償を明らかにした。

しかし、感染拡大による、東京都以外の地域が適用除外になった場合については、誰が負担するのかが問題視されていた。

観光庁が突然の方針修正

同紙によると、「これまでは予約済みであれば適用除外となった後でも割引価格で旅行でき、割引分は事業者が負担するという考え」だったが、「政府内で検証した結果、制度上こうした対応ができないことが判明し、方針を修正」したという。

結局、本来は割引になるはずの金額を客自身が負担。誰も得をしない、ただ「Go To トラベル」に振り回されただけということになってしまう。こんな損をしたような気分になる制度を誰が喜んで使うのか?

除外対象地域は増えるのか

菅義偉官房長官は27日の記者会見で、「現状では東京都以外の地域を除外することは考えていない」と述べ、新型コロナウイルス感染者数が急増している大阪府や愛知県などの都市部についても、引き続き対象とする考えを示した。

しかし、28日の発表では、新たに大阪府で155人、愛知県で110人の感染が確認されている。200人越えはもう目の前で、「Go To トラベル」で東京除外を決めた時の感染者数に迫っている。近日中に大阪府や愛知県も除外されることになってしまうだろう。

そうなれば、旅行を考えている人たちが予約をためらうことは明白で、影響を与えかねない。スタートもドタバタなら、走り始めてからも迷走する「Go To トラベル」。まだまだ混乱は続きそうだ。

不十分なコロナ対策。新宿の「限界集落」団地、戸山ハイツの惨状

都心の一等地に位置しながら、その立地ゆえにコロナ禍に悩まされている大規模団地をご存知でしょうか。今回、フリー・エディター&ライターでジャーナリストの長浜淳之介さんがフォーカスするのは、5,000人もの人々が住む新宿の都営団地、戸山ハイツ。長浜さんは今回、65歳以上の高齢化率が6割にもなるマンモス団地が抱える問題とコミュニティ再生の動きを、丹念にレポートしています。

プロフィール:長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。共著に『図解ICタグビジネスのすべて』(日本能率協会マネジメントセンター)、『バカ売れ法則大全』(SBクリエイティブ、行列研究所名儀)など。

新型コロナ禍に見舞われたことで、かなりの惨状を呈しつつある新宿のマンモス団地・戸山ハイツの現在

緊急事態が解除されて、日常の風景が戻りつつあるが、東洋一の歓楽街・歌舞伎町では、ホストクラブ、キャバクラのような「夜の飲食店」から毎日のように新型コロナウイルス感染者が報告されている。池袋、大宮などといった近隣の街、さらには大都市を中心に、全国的に再び感染者が広がっている。

東京都の感染者は7月に入って増加を続け、1日に200人超えの日も珍しくなく、23日には300人を突破した。第二波が到来したと考えられ、再度の緊急事態発令も起こり得る状況になってきた。

その歌舞伎町にほど近い、山手線内随一の大規模団地が、新宿区戸山2丁目にある「戸山ハイツ」である。

戸山ハイツは人口5,000人ほどを有する都営の中高層賃貸アパート群(27号棟のみ分譲、1・2号棟は公務員住宅)だが、65歳以上の高齢化率が新宿区内でも際立って高く、実に6割に上る。

新宿区全体での高齢化率が2割ほどなのに対して、戸山ハイツでは、20年後の少子高齢化がより進んだ日本社会を、先取りしたような人口構成となっているのだ。

新型コロナは高齢者になるほど重症化率、死亡率が高くなる疫病であり、50代までの罹患者死亡率が1%以下なのに対して、80代以上は10%を超えているとされる。歩いても行ける歌舞伎町での感染爆発に、戸山ハイツの住民の不安の大きさは推して知るべしだ。

戸山ハイツに住んで40年以上になり、自治会長を務めたこともある村山恭太氏は、「戸山ハイツには、歌舞伎町に勤める人も多く住んでいる。もしもコロナ患者が発生してクラスターになれば、独居老人が増えている状況から、一大事になりかねない」と、危機感を募らせている。

東京のど真ん中で取り残されたように限界集落化しつつある、戸山ハイツの危機、その背景にあるコミュニティの崩壊と再生の動きを調べた。

台湾を見習え。日本人の英会話下手はビジネスで馬鹿にされ続ける

「アジアで最低レベル」とも言われる、日本人の英語力。そのために被っている損害も甚大なようです。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では世界的エンジニアの中島聡さんが、日本人が通訳なしの交渉ができないため、ビジネスの現場で大きな損をしているという事実を記すとともに、日本が国連の常任理事国入りできない理由も英語力のなさにあると指摘しています。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

私の目に止まった記事

台湾「2030年バイリンガル計画」本格始動。テレビ放送や政府ウェブサイトも英語に

台湾政府が、政府が出す情報を英語化したり、英語のみの放送局を作ることにより、10年間かけて「日常的に英語を使う環境」を整えて、国民全員をバイリンガル化しよう、という計画を発表したという報道です。

私は、ここ20年ほどは、日米をまたぐ仕事をしていますが、そこでつくづく感じるのは、「英会話が出来ない」ことが日本人にとって、大きなハンデキャップになっており、多くの場面で、損をしているということです。

少し前に、私は日米間の会社の買収交渉の真っ只中にいたことがありますが、とにかく日本サイドの人たちが英語でまともに交渉できないので、肝心なことが伝えられず、米国人からは馬鹿にされ、結果的に破談になってしまいました。

日本にもそれなりに英語を話すことが出来る人はいるのですが、交渉の厳しい場面になると、「当事者が本音で大人の交渉をする」必要が出てくるのですが、そこが日本人は圧倒的に弱いのです。例えていうならば、米国人は自ら運転席に座ってハンドルを握って運転しているのに、日本人はリモコン操縦しているようなイメージです。

米国企業が作ったものが、次々と業界スタンダードになるのに比べて、日本企業が作ったものは、どんなに優れていても相手にされずにガラパゴス化してしまうのも、やはり英語力の弱さ(結果としての、交渉力・説得力・政治力の弱さ)によるところが大きいのです。

「大人の交渉」とは、必要に応じて会議の席で(放送禁止用語を使って)罵る、決裂した会議の後に、交渉相手のキーパーソンに個人的に近づいて本音を聞き出す、ビジネスの相手と家族ぐるみの付き合いをする、などです。流儀は違えど、日本国内では「大人の交渉」が出来ている人が、途端に米国人相手だと、それが全く出来なくなってしまう例を、私はなんども目撃しています。

iモードやお財布ケータイが典型的な例です。NTTドコモは、CHTML(Compact HTML)という携帯電話用のブラウザーの仕様を定めてiモードという世界初のモバイル・サービス・プラットフォームを作りましたが、政治力の弱さからWAPというCHTMLよりもはるかに劣る業界標準を作られて市場から締め出されてしまいました。モバイル端末用のJavaの仕様に関しても、ほぼ同じことが起こりました(iアプリ vs. J2ME/MIDP)。

ジブリの作品がディズニーによって飼い殺しされているのも同じ理由です。通訳や代理人を間に立てていたのでは、厳しい交渉は出来ないのです。

これはビジネスの場面だけでなく、政治の世界でも日常的に起こっています。国連に対して、大量のお金を出しながら、いつまで経っても常任理事国入りが出来ないのは、日本の政治家が通訳を挟まずに、「大人の交渉」をすることが出来ないからです。

逃げちゃダメだ。子からの性の質問に親はどう答えたらいいのか?

子どもの成長とともに親の悩みの種となるのが、「性についてどう伝えていくか」ではないでしょうか。見て見ぬ振りや家庭内でタブーのようにしてしまうのはいけません。特に夏には、さまざまな問題が起こるもの。メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』著者の柳川由紀さんが、年代や状況に応じて親はどう対応し、何を伝えていくべきか、詳しく丁寧に教えてくれます。

家庭で性教育ってどうしてる?

今年はコロナウィルス感染に伴う環境変化で、例年とは違った夏休みになりそうです。夏休みは、子どもが巻き込まれる犯罪が後を絶ちません。その中には性犯罪も含まれます。また、犯罪に巻き込まれなくとも、性に興味を持つ子どもたちの行動に親の目が届かなくなる時期でもあります。

子どもを守りつつ、正しい知識を持たせ、被害者にも加害者にもならないよう親として性について伝えることが大切です。何をどう伝えるのか、家庭における性教育についてお届けします。

1.性教育の目的は?

家庭によってタイミングは違うと思いますが、子どもの素朴な疑問に向き合うときがスタートです。単に生殖や避妊法を教えるものではありません。性教育のゴールは、子どもが自分らしく生きて、性に関わる選択を自分でできるようにすることです。

2.タイミングはいつ?

性的な関心に目覚めていない時期に伝える方が、思春期に伝えるよりも、反発がありません。性器の洗い方なども含め、お風呂タイムに男女ともに教えておくのが最適です。また、子どもから、性に関する素朴な疑問を尋ねられたときは、性教育のタイミングです。その疑問に対し、隠したりごまかしたりせず、きちんと向き合い、本当のことを伝えましょう。

このときの親の態度によっては、子どもが「性のことは聞いてはだめなこと」と捉えてしまう可能性があります。すると将来、性に関することで何か困っても親に相談する可能性は低くなります。子どもが尋ねてきたら、チャンスと捉えて絵本も活用しつつ科学的に教えてあげられると尚良いです。

3.どう答える?

子どもからの質問にどう答えれば良いか迷うときには、「お!良い質問だね、大事なことだからちゃんと調べて答えられるようにするね」と伝え、後からしっかりと答えれば問題はありません。未就学児の場合、とにかく最初は、

  • 自分の身体は自分だけのもの
  • 人の身体はその人だけのもの
  • 嫌なことは「嫌」という
  • 勝手に触るのは良くない
  • じろじろ見るのは良くない

ということを伝えておくことが大切です。

また、普段から子どものちょっとした疑問にもはぐらかさずにしっかりと答えましょう。「おちんちん」「おっぱい」「おしり」などの単語が子どもの口から出たときはチャンスです。人前で大声でふざけて叫ぶ場合は、そういう話を聞きたくない人もいるんだよ、と伝えるチャンスですし、自分の性器を触っているときは、大事な場所であること、人前でしないことを伝えるチャンスです。

また、お友達のスカートをめくったり、ズボンをずらしたり、女の先生のおっぱいを触ったり男の先生の股間を触ったりするといった悪ふざけをしたときは、人の身体はその人だけのものだから、どんなに仲の良いお友達にも勝手に触ったり見たりしてはいけない、同様に自分の身体を勝手に触らせたり、見せたりしてはいけない、ということを伝えるチャンスです。