税理士が警告、手元資金が枯渇する「失敗節税あるある」にご注意

常日頃から「節税」に腐心されている経営者の方、多いのではないでしょうか。社員一丸で仕事に精を出した結果の愛しい利益ですから、納める税金はなるべく少なめにしたい、と考えるのも人情ですよね。今回の無料メルマガ『税金を払う人・もらう人』では著者で税理士の今村仁さんが、決算間際の節税対策に多い「利益繰り延べ対策」で起こりがちな「失敗節税あるある」を紹介しています。

失敗節税あるある! 

例えば今まで、利益といえば多くて数百万円だった会社が、同業の倒産や思わぬ受注により、数千万円に利益が急増したとします

顧問税理士から決算間際に税金ウン百万円といわれると、多くの経営者は節税に走ります(ほんの一部の経営者の方は脱税に走りますが、それはまた別の機会にお話しします)。

悪いことではないのですが、決算間際ということもあり、出来る対策は限られ、よくあるのは、利益を先延ばしする利益繰り延べ対策」です。利益繰り延べ対策の一例としては、「家賃などの年払い」や「保険や共済制度の加入」です。

これら利益繰り延べ対策のほとんどは、節税するために「先に資金が必要」となります。具体例をあげてみます。

税引前利益2,000万円の会社が、「家賃の年払いや倒産防止共済制度の加入等で、1,200万円の支払い」をしたとします。すると、

  • 法人税等=(2,000万円-1,200万円)×30%=240万円

となります。

  • 節税対策を実行しない時の法人税等=2,000万円×30%=600万円

ですから、その差額=600万円-240万円=360万円が節税効果となります。

一方、節税対策実施前の手元資金が1,500万円という前提で、節税対策を実行した場合としなかった場合の手元資金の動きを比較してみます。

  • 節税対策を実行した場合
    手元資金1,500万円-節税対策資金1,200万円-法人税等240万円=60万円
  • 節税対策を実行しなかった場合
    手元資金1,500万円-法人税等600万円=900万円

節税対策を実行しなかった場合の方が、手元資金が900万円‐60万円=840万円多くなります。つまり、節税対策を実行すると、「手元資金が枯渇することが多い)」というのが、節税あるある、ということになります。

※ちなみにこの場合、来年以後の家賃負担を先払いしていることの経済的価値や、隠れ資産としての倒産防止共済の解約返戻金等が、別途、中長期的には存在しています。

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憧れのネス湖でNY在住日本人社長が出会ったモンスターは「人間」

久しぶりのひとり旅で憧れのネス湖を目指した、メルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』の著者で、米国の邦字紙『NEW YORK ビズ!』CEOの高橋克明さん。旅行記は、機上の人となった第1弾スコットランドの「意地悪」の洗礼を受けた第2弾に続き、いよいよネス湖到着後の第3弾に突入です。高橋さんは、お目当てのモンスター「ネッシー」よりも強烈なモンスターたちと対峙します。

「ネッシーを探す旅 私的スコットランド紀行」その3

もとはといえば、ストレスを解消するための旅。あきらかにニューヨークにいる時以上にストレスを感じてる(笑)おばはん、目の前でまたあくびする。もう寝て、起きてくるな。パラパラの小雨なので、気にせず、外のベンチに座り、空を見る。ひとり旅って、こういううまくいかない時間を楽しむためのものなのかもなぁと、ちょっと笑ってしまう。

1時間後のバスに乗り、ごくごく普通の田舎の住宅地を通り、15分も走ると左手に大きな湖が見えてきました。見た目、ごくごく普通の湖に、なんの感慨もなく、とうとう幼少期から憧れた湖に来たんだなぁとぼーっと窓の外を眺めました。降ろされたのは、バス停もないただの草むら。その向かいにホテルが見えます。

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ホテルまで歩き、二階の湖に面したレストランで食事。湖はあまりに穏やかで、首長竜なんて絶対に出て来そうにない水面でした。観光客を乗せたクルーズが時折横切ります。

それをぼーっと見ているうち、当初は予約していたコテージにまずはチェックインして、荷物を置き、シャワーを浴びるつもりだったところ、引き込まれるように、そのまま目の前のクルーズ乗り場まで行っていました。1時間コースと2時間コースがあるとのこと。2時間コースを選ぶと、湖対面のアーカート城で1時間過ごせるのだとか。迷わず2時間コースを購入し、そのままクルーズ船に乗り込みます。観光客は7割くらい。アジア人は僕を除いてゼロ

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アナウンスまで聞き取りづらいスコットランド語のガイドを聞きながら、ネス湖の上をクルーズしました。気づけば、子供の頃から憧れていた湖の上にいる。そんな感じでした。もちろんネッシーは出てきてくれない。ネッシーがいなけりゃ、本当に、世界中どこにでもある何の変哲もないただの湖

子供の頃、貧乏な家で育ったものの、親父は「図鑑」だけはいっぱい買ってくれました。5つ年上の兄は「どうぶつ」や「のりもの」の図鑑を好んで、ねだっていました。僕が夢中になったのは「うちゅう」と「きょうりゅう」でした。瀬戸内海で育ったくせに、子供の頃から海が異常に怖かった僕に、図鑑の中の海の中から首を出す「ぷれしおさうるす」は強烈なインパクトで刷り込まれました。

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もう少し大きくなってから、この「ぷれしおさうるす」がまだ今の時代に生き残っているかもしれない、と兄に聞かされました。「ネッシーっていうんだ」。なぜかそれを見たこともない兄は得意げでした。いつか一緒に見に行こうな。兄が約束してくれたことを覚えています。まだ小学校に入る前だったと思います。その時すでに小学生だった兄は、僕の憧れで、とても頼り甲斐のある兄弟に思えました。ネッシーは、怖いけれど、にいちゃんと一緒なら、見に行きたいな。そう思いました。

ここ数年、まともな会話もしていない兄は、25年ほど前から障害を抱え、実家に暮らしています。今年50歳になった兄に、45歳の弟が、久々にLINEでネス湖の写真だけを送りました。何の説明もなく、湖の写真1枚送ったところで、それがネス湖とは多分、わからないだろうなと思いつつ。案の定、既読はついたけれど、返信はありませんでした。

グレート義太夫が容体急変で緊急入院。本人が語る当日に起きた事

80年代にデビューし、国民的人気を誇っていた「たけし軍団」その1人であるグレート義太夫さんが、最近創刊したばかりのメルマガ『貰えるものなら病気でも!』の中で、容体が急変し緊急入院することになった前後の緊迫した様子を臨場感たっぷりに語っています。一体、義太夫さんに何が起きたのでしょうか。

尋常じゃない量の汗と、めまいに襲われる

事の発端は。
ま、グレート義太夫が「糖尿性腎症」から「慢性腎不全」になって、現在人工透析を受けているのは、そこそこ有名な話だと思っています。「知らなかった」って人は、これを機に覚えて帰ってください(笑)ま、その話は追い追いやっていきますので、今回はちょいと順番が前後しちゃいますが、そこはどうぞご勘弁を。

8月9日の暑い日でございました。実はこの3日前、血管が細くなってきたので「PTA経皮的血管拡張術)」の手術を受けました。で、当日問題なく透析を受けて、で、金曜日も無事透析が終わり、帰りに中野警察に用事があったので、透析帰りに寄る事にしました。最初の異変はこの時でした

バス停を降りて、歩き出すと尋常じゃない量の」が出はじめたんです。冷房の効いたバスから降りて、この暑さの中に出れば、そんなもんだろう…。

それくらいに思って、中野警察の手前にある「Mック」に寄ろうかどうしようか、一瞬迷いました。でも、早く用事を終わらせて、いつも行ってる喫茶店でゆっくりしよう…。それが間違いの元だったようです。

中野警察に着くと、中はひんやり気持ちが良い。ところが汗が一向に止まりません。しまいには立っていられず、後ろのベンチに腰掛けていました。何とか無事に用件済ませ、外に出て凄い日差しを浴びて、目の前の横断歩道を渡ったところで、急に景色が回り始めました

もう自分が真っ直ぐ立っているのか、傾いているのかすら分かりません。何とか日陰の植え込みに座り込んで、異変が通り過ぎるのを待っていたんですが、酷くなる一方のようです。目の前を通るタクシーが殆ど人が乗っていて、乗れません。その度に道路際まで行くのですが、それすらキツイ。

助かった。
何台目だったろう、やっと「空車」が来て乗る事ができた。まずは「中野警察」から「十貫坂上」歩いたって大した距離じゃないので、それを運転手さんに詫びると、ボクの様を見て「大丈夫ですか?」そう言って十貫坂上まで連れて行ってくれた。今でもゾッとするけど、もし、このタクシーが来なかったら、間違いなく「救急車」のお世話になっていたと思う。

適切な処置。
いつもの行きつけ「カサ・デ・オリーバ」へ這うようにたどり着き、挨拶もそこそこに
「ペットボトルの冷たいお茶ください!」
で、それを首の後ろに当てたり、腋の下に挟んだりしていた。まぁ、お母ちゃんが倒れた時もそうだったけど、何となく熱中症の対策は知っていたからね。リンパの辺りを冷やす。それを見ていたママさんが、
「ビニール袋に氷入れてあげましょうか?」
速攻でお願いして、氷を当てたり挟んだり。だんだん意識がはっきりしてきた。ホンに「タクシーが来なかったら」「この喫茶店がなかったら」そう思うと、感謝の気持ちしかないよね。

氷を当てながら、小一時間休んで、何とか気分も落ち着いたので、ママさんにお礼を言って帰宅する。
ホンに熱中症には気をつけましょう。で、終わるはずだったんだけど、今回、この出来事はこの後起こる恐怖のきっかけに過ぎなかったんです。

軍事アナリストが評価。災害対策訓練中止を告げた某県知事の意図

地方自治体では通常、9月1日の防災の日に実施される総合訓練の少し前に、災害対策本部の運営訓練が行なわれています。そんな中、ある県の「本部運営訓練中止」という出来事について、主宰するメルマガ『NEWSを疑え!』で紹介するのは、防災の専門家でもある軍事アナリストの小川和久さんです。小川さんは、突然の出来事に際しどう調整し対応するかは、災害時に必要な能力であると、早速自身が関わる静岡県の訓練にも採用。意識向上を求めていくと決意を新たにしています。

訓練中止!

9月1日の防災の日を前に、全国で防災訓練が行われる季節となりました。私が関わっている静岡県でも、8月23日に(災害対策)本部運営訓練、9月1日に総合防災訓練と、例年通りのスケジュール感で進められています。

そういう中、ある県で知事さんが県職員を青ざめさせるような号令を発して、関係者の注目を集めています。なんと、本部運営訓練の直前になって「中止」を命じたのです。その理由は、毎年同じような「スケジュール闘争」になっていて、なんのリアリティもない内容だから、訓練をやる意味がないというものでした。

県庁中に激震が走りました。なにしろ自衛隊、警察、消防、海上保安庁、DMAT(災害派遣医療チーム)、電力会社、鉄道会社、電話会社、米軍など、訓練に参加する機関に迷惑がかかるからです。先方になんと言えばよいのか、といったところから頭を悩ますことになりました。知事さんは、ある目的を持って、その様子をじっと観察していました。どんな目的だと思いますか?

県職員の災害への即応能力、対処能力を試し、観察していたのです。柔軟に考えれば、容易にわかることですね。県知事の中止命令を突然降りかかってきた大災害だと考えれば、関係機関へのお詫びひとつとっても、大災害時の調整能力のレベルが現れてくるものです。知事は、中止命令を出すことによって、その点を試すばかりでなく、実際に則した訓練を実施したのです。

この県の本部運営訓練は、県職員が必死になってお詫び行脚に走り回り、再調整し、新しいシナリオで実施されることになりましたが、またとない訓練になったと思います。

この知事さんは明確な思想と哲学を持っており、「いくら地方自治だといっても、知見と能力を持っていない市町村に危機管理を丸投げしていては、住民を守ることはできない。県が口も出し、手も突っ込まないと県民は命がいくつあっても足りなくなる」と、東日本大震災後、津波の危険が予測される市町村への対策を一気にやってのけました。この県は、防災先進県と言われてきた静岡県を抜いて、いまでは日本一の防災先進県になっていると思います。

【動画】わざとらしすぎる当たり屋と接触したのは警察官だった…

車やバイクに対して事故を装い慰謝料をせびるためにわざと接触してくる当たり屋。わざとらしく当たってくるところがまた腹がたつというものだ。

こちらの動画でも、タチの悪い当たり屋が体当たりをしに行ったのだが・・・
 

 
来たるバイクに狙いを定めて当たりに行く男性。

しかし不幸なことに(?)、当たった相手はなんと警察官だったのだ。

一瞬ゆえ判断が間に合わなかったのだろうか。

この上なくわざとらしくこけた男性だったが、その後あっさり御用となった。

悪いことをするとバチが当たるという典型だろう。
 

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(wang zhang)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

70万分の1となるため。お客様に選んで頂く店にするスタッフ教育

飲食店に入って最初に気になる、スタッフの接客態度。その姿勢が店自体のイメージを左右すると言っても過言ではありません。今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では飲食店コンサルタントの中西敏弘さんが、接客姿勢にも大きく響いてくる、スタッフに優先して伝えるべき視点について詳しく解説します。

お客様に「どんな場所」を提供しているのかを明確にすることの重要性!

日本には、飲食店が約70万店あるそうです。色々なシーンで店を使い分ける人が増えてきたということで、多種多様な業種・業態の飲食店が存在するようになりました。だからこそ、「似たような店」も増え、お客様からすると、「何が違うの?」と疑問に思うことも多いようです。

なので、最近は、単に「何屋か?」「何が食べられるのか」を主張するだけでなく、「どういった体験ができる場所なのか」「どんな用事を解決できる場所なのかを明確にすることも大切だと、僕はご支援先の方などにはよく話しています。

  • 単に、食事をする場所
  • 人と待ち合わせをする場所
  • 自分の休憩時間を優位意義に使いたい場所
  • 日頃のストレスを解消して元気になれる場所
  • 大切な人と大切な時間を有意義に過ごす場所
  • 新しい食体験をさせてくれる場所

などなどと、表現することが大切だと話しています。なぜ、こんな風に表現し、それを皆で共有し、店舗運営に活かすことが大切なのか?

ひとつは、上記に述べたように多種多様な業種・業態が増えたので、単に、「何を売っているのか」だけを表現するだけでなく、「どんな体験ができる場所なのかをお客様に伝えることがお客様に店を選んでもらいやすくなる」からです。

そして、もうひとつは、「どんな場所」を明確にすることで、店でやるべきこと大切にすべきことが明確になるからです。

このことがすごく大切だなと改めて思った飲食体験を先日しました。

その店は、都内では結構、有名なチェーン店。僕も10年ぐらい前は度々利用していたのですが、最近、利用しておらず、久々に、ランチでその店を利用しました。

店のブランドイメージも高いその店。

しかし、店に入ると、ちょっとがっかりな接客に遭遇してしまいました。とにかく、スタッフに元気がない!声も小さいし、表情も無表情。笑顔もなし。ことばも、マニュアル調で、すべてが作業的。

メニューを見ると、昔と比べてすごく豊富になっていました。それに、提供時間もすごく早い!

でも、そそくさと食事を済ませ店をでました。

理由は、「週末のランチでビールでも飲みながら食事を楽しみたい」って思って店に入ったのに、スタッフの元気のなさから食事を楽しめそうになかったし実際楽しくなかったからです。

味は、特に、悪くありません。でも、美味しく感じないのですそして何より店にいて楽しくないのです。

僕は、接客で売上が上がることはないと考えています。ただ、接客が良ければ、付加価値で、さらに売上は向上するとは考えています。しかし、この店の場合、接客で店の価値を落としているな、と感じてしまいましたし、実際、元気のなさ、作業的なところが、自分たちの「楽しみたい」という気持ちを阻害されることになってしましました…。

ランチの帰り道、スタッフに「言葉遣い」や「ルール」を伝えることも大切だけど、それよりも、「飲食店がどんな場所を説明しなによりそっちを優先することが重要なんだということを伝えていくことがすごく大切だということを改めて強く思ったのでありました…。

もし、この店でも、

「うちの店は、飲食を楽しむ場所をお客様に提供しているんだよね。だから、うちらスタッフがお客様に楽しいって感じてもらえることが一番大切で、だからこそ、大きな声で挨拶したり笑顔で対応することがすごく大事で、これを一番に考えて仕事をして欲しい!」

って話をもっとしていれば、こんな風にはならないのかもしれません。

これも冒頭に述べましたが、多種多様な飲食店があります。だから、「単に食べる場所」を提供しているのであれば、接客に気を配る必要性はありません。できるだけ、安く、早く、商品を提供する事“だけ”を、考えればいいでしょう。でも、もし、「お客様に楽しんでもらえる場所を提供しているならスタッフの元気よさ店の活気は必要不可欠でしょう!

だからかこそ、あなたの店が、お客様にとって「どんな場所」を提供しているのか、「どんな体験ができる空間」を提供しているのか?これを明確にし皆で共有することがすごく大事だなと感じた、週末のランチでした。

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アメリカにも牙を剝く韓国が夢想する、反米回帰の北朝鮮との統一

アメリカの意向を無視する形でGSOMIAを破棄し、さらに米国に対しその行為に対する不満表明の自粛要請を行うなど、「離米」に舵を切ったとしか思えない韓国。文在寅大統領はどこに向かいひた走っているのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者の津田慶治さんが、文政権は米韓同盟を破棄し北朝鮮との統一を実現させるのではないかとの見方を示しています。

トランプ・ディールの不調で変わる世界情勢

トランプ・ディールがうまくいっていない。このため、韓国トルコなどが離米してきた。今後を検討しよう。

日米株価

NYダウは、利下げ期待で、7月16日27,398ドルと最高値を更新したが、中国の対抗関税と米国の追加関税UPで株価は、8月23日25,507ドルまで下がったが、その後、トランプ大統領のツイートで米中交渉を29日に行うとしたことと、景気指標がよかったことで逆イールドでなくなり、NY株価は8月30日26,403ドルまで戻している

日経平均株価は、2018年10月2日24,448円になったが、以後低調で、12月26日18,948円と暴落し、米国利下げ観測で、7月25日に21,823円まで戻したが、その後一進一退で8月30日20,701円になっている。10月の消費税増税ができるように、2万円死守とPKOが株価を支えているような雰囲気である。また、26日は104円台に突入したが、30日は106円台になり、株価も上昇したが、市場参加者が少ない

日経株価は、レンジ相場になって20,400円から20,700円の狭いレンジで株価が動いている。今までは、1998年と似た株動向であったが、9月2日からの値動きが上昇になると1998年とは違うことになる

米国は、トランプ大統領の強気の対中強硬策と、それを打ち消すツイートで、株価は大きく上下している。この原因がAIの機械取引が主流になり、トランプ発言の重みが大きいことによる。しかし、このアルゴリズムで、ほとんどの投資アプリが損を出しているので、徐々にトランプ発言の重みが少なくなったようだ。このため、良い方向のツイートに反応しなくなっている

そして、トランプ大統領は、FRBには利下げを要求している。しかし、個人消費が旺盛で米GDPは2%成長と、景気はまだ好調であり、このため、株価は戻しているが、FRBは景気が良く利下げの理由がない。FRBの利下げなしを予想してか、ムニューシン財務長官は、100年債など超長期債の発行を検討するとした。

中国は、対抗関税で米国のすべての輸入品に関税を掛け、自動車には50%の関税がかかることになった。このため、米企業は追加の関税に反対である。このため、トランプ大統領は、中国と29日に電話会談をするとしたが、中国政府は電話会談を確認できないとした。また、トランプ大統領は、追加関税に反対する企業を批判している。

日本は消費者性向指数と実質賃金の伸びが、両方ともにマイナスであり、景気は良くないし、飲食店を中心に赤字になる企業が増えている。消費税前の駆け込み需要もない状況で、株価は2万円を維持しているのに、市場参加者が少なく、閑散相場になっている。

日米通商交渉の結果、日本の関税は農産物をTPP並みの関税で、米国の自動車関税は協議続行となり、中国が買わないトウモロコシを250万トン250億円で日本が緊急輸入することで決着した。自動車の米国輸出額は、4兆円以上であり、自動車に25%関税を掛けられると大変なことになるのでそれを回避できたことは良かった。日本が想定した通りの展開になっている。このため、経済や株価には影響せず無事通過した。

そして、景気好調でもトランプ大統領の要求する利下げをFRBがすると年末にかけて100円か100円割れの円高になり、利下げができない日本は、欧州と同じで景気後退になる可能性が高い。円ドル相場は大きな三角持ち合いであり、それを下に抜ける可能性もある。

トランプ・ディールの不調

トランプの強硬的な対中国対イランのディールはほとんど成功していない。対抗して中国もイランも強硬的な対応をするので、交渉が成り立たない。G7の場で、他のメンバーから批判が出て、強気のディールを少し緩和すると発言したが、今の処、その発言を裏付ける政策変更はない。中国やイランと強気の取引することと欧州などの同盟国にも過剰な要求をすることでディール全体が失敗して、世界経済は下降してきてG7の指導者からも不満が出てきた。

ドイツは、輸出が減少して景気後退が確実であり、財政出動も検討するとしているし、ラガルド次期ECB総裁は、量的緩和を広げるとしている。欧州は、景気後退の金融財政政策を実行する方向である。しかし、これらによるユーロ下落に対して、トランプ大統領は、ドルの為替介入をするとしている。

しかし、フランスのデジタル課税に対抗するフランス・ワインへの対抗関税はしないと表明した。不満に対してトランプ大統領も考慮したようである。

アルゼンチンは9回目の債務不履行(デフォルト)になった。発展途上国は先進国より早く経済危機に直面するが、それが来たことになる。

そして、トランプ大統領は、経済金融理論などを無視したドル安を志向するので、8月のジャクソンホールでの金融政策検討会議でも、各国中銀総裁たちは、世界経済攪乱での金融政策に無力感が漂っていた。攪乱するのはもちろんトランプ大統領である。

その上に、英国ジョンソン首相は、国会を閉鎖して、国会での審議なしでハードブレクジットを実行するようである。もう1人世界経済を攪乱する政治家が出てきた。しかし、このような行動をしても、ポンドが一段下げにはならずに、むしろ上昇している。ポンド相場では、大量の空売りを買戻す方向で、一時的に上がっているようである。

そして、世界の攪乱で、金の価格が上昇している。ドル離れで、中国とロシアなどの中央銀行が金を積極的に買っている。

人種差別を口にする白人優先主義で、銃規制反対で世界経済を攪乱するトランプ大統領を、FOXニューズも批判し始めたので、トランプ大統領は、FOXに対しても不満を表明した。しかし、来年の大統領再選で、味方になる報道機関が無くなりつつある。トランプ・ツイートで報道機関なしでも戦えると見ているのかもしれないが、人種差別や銃規制反対的な発言が減ってきた

もう1つ、米国の全国農業者組合(NFU)はトランプ大統領による関税引き上げについて、「事態を改善するどころかますます悪化させている」と、オハイオ州の大豆農家も「対中貿易戦争によって、トランプ大統領に再び投票することはない」とした。農家の支持も失っている。米国が景気後退になると一層、再選はないことになる。

日本国民が、海外からの酷評や役人の一大不祥事に気づかない理由

日本人は、政治家を「先生」と呼び有難がったり、国家試験に合格した官僚の地位を絶対視しすぎる傾向にあるのではないでしょうか。AJCN Inc.代表で公益財団法人モラロジー研究所研究員の山岡鉄秀さんは自身の無料メルマガ『日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信』で、その原因を「根拠ないお上信仰」と指摘した上で、「市民が自覚を持って政治家や政策を見極める力を養うべき」と記しています。

日本人よ、お上信仰を捨てて自立せよ!

全世界のアメ通読者の皆様、山岡鉄秀です。

最近、行く先々で多くの方々から声を掛けられて質問を受けます。トピックは様々ですが、できるだけ簡潔にわかりやすくお答えするように努めています。

そしてあることに気づきました。私が政府や与党の対応の問題点を説明すると、皆さんポカンとした顔をして、信じられないという様子なのです。ある初老のご婦人が私に言いました。

「そんな、私にもわかるようなことを、選挙で選ばれた政治家や国家試験に合格した官僚がわからないわけがないですよね?きっと、もっと深い考えがあって、表面上はそう発言しているだけじゃないんですか?」

そこで私が事実ファクトベースでさらに説明しても、「そんなバカな」と信じられないという顔をしています。

こいう反応がものすごく多いです。

つまり、日本人はお上を物凄く信頼しているのです。

難しいことはお上が考えること一般庶民は一生懸命働いていればいい。まだまだその傾向が強いような気がします。

もちろん、そう考えない人も多いことは知っています。しかし、一般的に、日本人には無条件に自国政府を信頼し政治家も官僚も一般人より賢くて頭のいい人たちが国を治めているはず)、という漠然とした期待感を抱いている人がまだ多いのも事実ではないでしょうか?

少なくとも、自分のような市井の人間がわかるようなことを政府の人間がわかっていないはずがない、と思い込んでいる、もしくは、信じようとしているように感じます。

それは理屈ではなく、事実でもなく、漠然とした「期待」です。日本人ほど統治機関を信頼している国民も珍しいでしょう。「お上信仰」と言っても過言ではないかもしれません。

たとえば、外務省の対外発信がいかに誤解を呼ぶかまた英訳されるといかに不適切かそれによってどれだけ海外で酷評されているか具体例を示して説明しても、「そんな馬鹿な、だって外務省こそ専門家のはずじゃないですか?」と言って困惑してしまいます。

まあ、対外発信は実のところ難しいテーマで、まして英語表現の問題となれば無理もありません。いちいちチェックする日本人なんて稀です。

しかし、もっと一般的な問題について解説しても、「まさか、政府の方がわかっていないはずはないですよね?私にもわかることなんですから」とおっしゃる方がとても多い。

では、我々は確実に自分たちより優秀な人を政治家に選んでいるでしょうか?官僚に至っては、難関大学を卒業して、難関国家試験を突破しているのだから、優秀に違いないというある種の信仰があります。

しかし、受験勉強に強い人が責任感を持って国民国家の為にいい仕事をするという保証はどこにもありません

むしろ、与えられた枠組みに自分をはめ込むことに何の抵抗も感じない人が多い可能性があります。そして、巨大な官僚組織に入ってしまえば、組織の論理と倫理に支配されてしまいます。

日本は戦後長いこと国益を尊重する教育を意図的に避けてきましたから、官僚トップを務める人間が平気で自分のモットーは「面従腹背」と言ってはばからない信じがたい現実が現出してしまいました。

私が言いたいことは、政治家や官僚の能力が国民が期待するほど高くはない、ということではありません。

根拠のないお上信仰」を捨てて、政治家や官僚を「業務委託先とみなす発想を持つべきだ、ということを言いたいのです。

我々国民はまさに政治家や官僚に業務委託をしているのです。

社外に業務委託する企業で、料金を払いながら、業務のクオリティや進行状況をチェックしない企業があるでしょうか?あり得ないと思います。

狙いは北極。トランプが「グリーンランド買収」を口にした裏事情

北極圏の氷の融解が加速度的に進行し、その影響への懸念も拡大しています。ジャーナリストの高野孟さんは今回、自身のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で、北極の氷が溶けることによる悪循環を挙げるとともに、それでも米中露といった大国がむしろ北極の氷が溶けることを望む理由を記しています。

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2019年9月2日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

「グリーンランド買収」というトランプの馬鹿話はともかく──多国間協調で対処すべき「北極問題」の深刻なこじれ

8月15日から16日にかけていくつかの米紙が「トランプ大統領がグリーンランドを米国が買収する可能性を検討するよう指示した」と報じ、それをトランプ自身もツイッターで後追いして事実と認めた。それに対しデンマークのフレデリクセン首相は、当然のことながら「馬鹿げて(absurd)いる。グリーンランドは売り物ではないと拒否むくれたトランプは2週間後に予定していたデンマークへの国賓としての訪問をキャンセルしてしまった。

これはこれで、いかにも不動産王らしいトランプの粗野な武勇伝のまた新たな1ページとして世界中の笑い物となって、すぐに話題から遠ざかってしまったのだが、「北極問題が抱えている戦略的重要性はこんなことで笑い飛ばして済むことではない

北極の氷が溶けることによる悪循環

第1に、これこそが致命的な問題で、すべてに優先して各国が多国間で協調して取り組まなければならないことだが、地球温暖化の影響で北極の氷や北極圏に属するシベリア北部の凍土が驚くべき勢いで溶け出していることである。『ナショナル・ジオグラフィック日本版』19年9月号の「総力特集・北極」によれば、早ければ2036年遅くとも世紀の半ばまでには夏になると北極の氷が全部溶けて、カナダ北部の島々やグリーンランド沿岸にはわずかな氷が残るであろうけれども、北極全体にはほとんど氷がないという、想像することすら難しい「氷のない夏」が始まる。

そうなった時には、南太平洋のツバルはとっくに水没しているだろうし、日本でさえもその影響は深刻で、沿岸からどこまでが人間の生存可能エリアなのかという問題を突きつけられているだろう。しかし問題は海面上昇だけではなく、北極の氷が溶けることによる温室効果ガスの放出とそれによってさらに氷が溶けるスピードが加速されるという悪循環が起きることである。

特に、永久凍土が溶けることでそこに閉じ込められていた炭素が放出される量はとてつもないものであることは、最近になって明らかになってきたので、国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の予測にもまだ充分に反映されていない。IPCCは昨年10月、地球の平均気温の上昇幅を今後1.5℃に抑え込むためには2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにしさらに大気中に残るガスを回収・処理する技術を確立する必要があるとの報告書を発表した。しかし、『ナショジオ』誌が凍土の急速な溶解についての最新の知見を元に独自に行った概算によると、気温上昇を1.5℃までに抑えるには、同報告書より6年も早い2044年までに化石燃料からの排出をゼロにしなければならないことが判明した。「あと25年で、世界のエネルギー体系を根本から変えなければならない」(同誌)。

いま北極を巡って切羽詰まっているのはこのことである。