「男はみんなエッチわよ!」小池都知事の学歴詐称問題を朝日新聞が「報じたくない」ワケ 記者サーの姫から虚飾の女帝へ
若き日の小池百合子は、男性新聞記者たちにとって“姫”のような存在だった。男たちは紅一点の彼女に、こぞって活躍の場を提供した。「カイロ大学を卒業した唯一の日本人女性でアラビア語が堪能」という評判が徐々に定着していく。姫はその“虚像”を最大限に利用してマスコミ界や政界を駆け上がり、今は東京都知事のポストに納まっている。このように特異な経歴を持つ小池氏だからこそ、学歴詐称疑惑は7月都知事選を控えた有権者にとって重大な意味を持つ。にもかかわらず、朝日新聞などの大手メディアが、この疑惑をまともに取り上げないのはなぜなのか。元全国紙社会部記者の新 恭氏が解説する。(メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:大手メディアが小池学歴詐称問題を取り上げない真の理由
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乙武氏、落選。朝日新聞の「おかしな記事」に注目
衆議院東京15区の補欠選挙に出馬した「五体不満足」の著者、乙武洋匡氏は予想以上の低得票に沈み、落選の憂き目を見た。
候補者9人中5番目の1万9655票。当選した立憲民主党の酒井菜摘氏との差は実に3万票近くもあった。
小池百合子東京都知事に担ぎ出され、その全面支援を受けることで強気になりすぎたゆえなのか、裏金問題でイメージの悪化した自民党の推薦を拒否し、無所属で出馬したのだが、頼りにした小池旋風は最後まで起こらなかった。
乙武候補の敗戦について、大手メディアは、総じて小池都知事の人気の衰えという観点から報じている。たとえば4月30日の朝日新聞。
乙武氏の選挙は文字通り小池氏が仕切ったものだった。3月末の定例会見で、都民ファ政経塾の講師役などで縁のあった乙武氏の擁立を初めて公表。12日間の選挙戦のうち9日間も応援に入った。・・・「自分以外の選挙で、こんなに力を入れているのは見たことがない」(側近)という奮闘ぶりだった。・・・それだけ注力した末の惨敗だけに「勢いがなくなったと言わざるをえない」(都幹部)とみる声があがる。
小池知事が全力を挙げて応援しているのに「負けすぎ」(乙武陣営)の結果に終わったのは、選挙に滅法強いと思われてきた小池氏に「勢い」がなくなったからだという。
なぜ朝日新聞は学歴詐称問題に「触れたくない」のか
たとえ乙武氏の過去の女性問題を蒸し返されようと、自公の推薦がなかろうと、小池氏に「勢い」があれば乗り越えられただろう。だが、そうはいかなかった。
それなら、なぜ「勢い」がなくなったのかを分析するのがメディアというものである。
が、この記事にはそれらしい記述が見られない。
分析するまでもない。再び小池知事を襲っている学歴詐称問題の影響だろうと目星はつく。
肝心なところに触れることなく、選挙の敗因に関する記事を書こうとするから、おかしな具合になる。
【関連】「そこはダメよ…」小池都知事が弱い部分を責められ「ギャー」学歴詐称でエジプトに握られた弱み 日本の国益に痛みも
大手メディアはこれまでずっと、小池知事の学歴詐称問題の報道には消極的だった。
その理由として考えられることの一つは、「カイロ大学を卒業した唯一の日本人女性でアラビア語が堪能」という「小池百合子像」をつくり上げ、小池氏が政界で出世の階段を駆け上るお膳立てをしたのが、まさに大手メディアそのものであったという事実だ。
台湾の地で神様になった日本人。台湾人に崇められ慕われ続けてきた先人たちが結ぶ「新しい日台の絆」
日本統治下の台湾で、その発展や台湾の地を守るため尽力した多くの日本人たち。台湾の人々の感謝の気持は今も厚く、「神様」として祀られている日本人が存在することもよく知られています。台湾出身の評論家・黄文雄さんが主宰するメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では今回、台南市で「飛虎将軍」として祀られている旧日本兵の杉浦茂峰氏をはじめ、台湾人民が慕い崇め続ける日本人のエピソードを紹介。さらに中国人により捏造され台湾の教科書にも掲載されていた美談の「その後」についても取り上げています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:【台湾】台湾で神様となった日本人が結ぶ新たな日台の絆
新たに結ばれた日台の絆。台湾で神として祀られる日本人が残したもの
● 台湾・台南市 茨城県那珂市と友好交流協定 地元の廟が祭る旧日本兵の縁で
報道によると、5月6日、台湾の台南市と茨城県那珂市が友好交流協定を結びました。これは、台南市の飛虎将軍廟に祀られている旧日本兵・杉浦茂峰の母親が那珂市出身であるという縁から実現したものです。
杉浦茂峰は海軍のパイロットで、1944(昭和19)年10月12日、台南が空襲を受けたため、迎撃のためゼロ戦で出撃。ところが米軍機との交戦で被弾し、機体は墜落を余儀なくされたのですが、すぐに脱出することなく、居住地を避けて畑や養殖池のある場所へ機体を向けてから、落下傘で脱出しました。しかし、敵戦闘機の機銃掃射により落下傘が破れ、地面に落下して亡くなったのでした。
墜落時にすぐ脱出すれば機銃掃射を受けることもなかったかもしれないのに、自分のことより住民の命を優先させたその自己犠牲の精神に多くの台湾人は感動し、語り継がれてきたのです。
そして1971年には地元住民らにより、杉浦を祭る祠が建立され、93年に「飛虎将軍廟」として改築されたわけです。廟内では朝に君が代が流され、杉浦の生誕祭など関係行事も年4回行われているそうです。
また、飛虎将軍の話は、地元の小学校の教科書にも掲載され、5カ国語に翻訳されているとのこと。こうした故事は、那珂市のホームページにも掲載されています。
日台南市政府永華市政センターで行われた調印式で、黄偉哲台南市長は、農産物、教育、スポーツ、相互訪問交流などで那珂市との絆が深められるとし、友好関係の発展に期待を寄せました。
また、先崎光那珂市長の長年にわたる相互交流への支持に感謝を示し、協定締結ができることをとても光栄だと挨拶し、7月末に台南で台湾と日本の交流促進を目指して行われる台日交流サミットに、那珂市議の参加を呼びかけました。一方、先崎市長は、協定締結は双方の都市にとって極めて重要な意義があると語っています。
この記事の著者・黄文雄さんのメルマガ
タワマン20代女性刺殺、51歳おじの「殺意」を日本はどう受け止めるのか?パパ活界隈で再注目「りり学」の光と闇
悲劇かそれとも自業自得か。新宿タワマンの敷地内で、20代女性が50代の男に刺殺された事件は、被害者女性に対して同情的なマスコミ報道と裏腹に、日本社会の意外な“本音”を引き出している。
【関連】新宿タワマン刺殺「どっちもどっち説」のド正論。20代女性に同情できぬ理由、50代おぢが差別される訳…警視庁に忖度も?
タワマン刺殺事件「26歳差」の衝撃
東京・新宿区のタワーマンション敷地内で8日未明、20代女性が50代の男にナイフで腹や首などを刺され、その後死亡した事件。
2人の年齢差や関係性、男の犯行動機、被害女性の「タワマン暮らし」という豪華な生活スタイルなど、謎が謎を呼ぶ展開が関心を集めている。
殺害されたのは、同マンションに住む無職の平沢俊乃さん(25)。凶行におよんだ和久井学容疑者(51)とは、2021年頃に働いていたガールズバーで知り合った。和久井容疑者はその後、平沢さんに対するストーカー容疑で逮捕されている。
51歳の客の目に、25歳の女性はどのように映っていたのだろうか?和久井容疑者は平沢さんをメッタ刺しにする際、「俺はストーカーじゃないぞ!」と叫んでいたという。
被害者女性の自業自得!?“どっちもどっち”の声が上がるワケ
痴情のもつれか、はたまた“色恋営業”のなれ果てか。さまざまな見方があるものの、テレビのワイドショー番組はこの衝撃事件を、おおむね被害者女性に同情的なスタンスで報じている。
「さすがに朝昼のテレビ番組で、殺害された被害者女性を“悪人扱い”はできませんからね。ただ、詳しい経緯が判明するにしたがって、世間の反応は意外なほどに“どっちもどっち”という方向に傾いてきた印象です。
多くの人たちが“さすがに殺すのはやりすぎでしょ”と受け止めている反面、内心では“まあでも、そりゃそうなるよね…”とも感じている。でも社会人としてそれを口にするのは憚られる、そんな空気感です」
そう指摘するのは、容疑者と同世代の50代エンタメ系ライター氏だ。SNSを確認すると、
《20代無職女子が新宿のタワマン暮らし。いろいろ察してしまうんですが…》
《要はこれパパ活女子だか頂き女子だかが、やりすぎて反撃されたってことでしょ》
《51歳おじは叩きやすい。でも、おじを叩くだけじゃこういう事件はなくならない》
《亡くなったのは気の毒だが、それで女性の悪事が消えるわけではないしな》
といった“本音”が多数みつかる。
身ぐるみ剥がされた和久井容疑者。「結婚詐欺」事件の側面も
それでも、20代女性が「殺されても仕方ない」と世間に評されるほどの“悪事”がそうそうあるとは思えないが――
「各種報道によれば、被害女性は和久井容疑者に結婚のエサをチラつかせていました。間もなく50代になる当時の容疑者にとって、まさに生涯の伴侶を得るラストチャンスに映ったのではないでしょうか?
ただし、その結婚には条件があって、多額のお金を女性に“上納”する必要があった。そこで和久井容疑者は、趣味のクルマやバイクを売却し、さらに消費者金融まで利用して現金を用立てたと言います。具体的な売却額は不明ながら、非常に希少な車種で、時価数千万円の価値があったそうですよ。
ところが、そうやって工面したお金を渡した直後に、和久井容疑者は女性から別れを切り出されてしまいます。これって典型的な結婚詐欺の手口ですよね。いちおう理屈の上では、女性も結婚を前提に真剣交際していて、たまたま偶然、心変わりしただけ、という推測も成り立ちます。でも、ほとんどの人がそうは解釈しないでしょう。
それで、話が違うと女性に詰め寄ったところ“ストーカー容疑”で自分のほうが逮捕されてしまった。和久井容疑者からすると、騙されたと気づいたときには、すべてを失っていたわけです。
もはや命のやり取りしかない、決して踏み込んではいけない領域に、女性が踏み込んでしまったようにも思えるんですよね」(前同)
和久井容疑者は、孤独な人生のすべてを賭けていたかもしれないクルマやバイクを失い、多額の金銭を毟られ、身ぐるみ剥がされ捨てられた、ということか。
しかしそれでも、人生経験豊富なはずの50代男性だ。相手女性との26歳という年齢差から事前に詐欺を見破ることはできなかったのか?
「バカで哀れなおじ、と叩くのは簡単です。でもついこの間、40代女性が、三代目J SOUL BROTHERSのリーダーを騙る詐欺師に『あなたに会いたい』と騙されて現金を詐取される事件が報じられました。バカなのは男だけではないんですよ。
たとえば相手が平野紫耀なら『こんなの絶対に詐欺だ』と気づけるでしょうね。でも今どきの詐欺師は三代目JSBという絶妙なラインをついてくる。
和久井容疑者にとっては、ガールズバーで出会った被害者女性が、そんな『ひょっとしたらあるかもしれない、いけるかもしれない』ラインだったのではないでしょうか」(前同)
「そう、そんな感じ」。米文学界の旗手、ポール・オースターが遺してくれた一言の希望
1982年にデビューを飾り、85年から86年にかけて発表した「ニューヨーク三部作」で一躍文学界のスターとなったアメリカ人作家のポール・オースター。去る4月30日、惜しまれつつも77歳の人生に幕を下ろしました。今回のメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』では要支援者への学びの場を提供する「みんなの大学校」学長の引地達也さんが、オースター作品の魅力を解説。さらに自身の希望であり続けているという、オースターが作中に記した言葉を紹介しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:米文学の旗手、ポール・オースターの「そんな感じ」が運んだ希望
米文学の旗手、ポール・オースターの「そんな感じ」が運んだ希望
その小説を読み終えると、いつもうなり、しばらくは身体を動かせず、その物語に身を置いておこうとする自分がいた。
それはポール・オースターの小説の読後、常におこる現象である。
読み進める高揚感を裏切らない巧みな構成と絶妙な隠喩と比喩。
家族のかたち、お金の価値、日常にある奇跡─―。
読み手に問われたテーマは多様だが、確実に物語は進行していくから、哲学的な問いを繰り返されながら、その展開に読み手は惹きつけられていく。
10代の頃に憧れた米国は、モノを知るにつれて、米国の現実に失望してしまう時もあるのだが、オースター作品は、米国や都市そのものが偶然性の極みであると喝破し、米国は魅力的な物語の舞台として輝きを発し続けた。
米国を身近な存在にし続けた米国文学の旗手、オースターの存在は偉大だった。
その彼が4月、肺がんの合併症により77歳で亡くなった。
1982年のデビュー作『孤独の発明』は父親をめぐる家族の物語だが、どこか不思議で物悲しい。
家族には切なさ、が伴うことを知る。
85~86年のニューヨーク三部作と言われる『ガラスの街』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』は、コロンビア大出身のオースターとニューヨークのイメージを決定的にしたが、さまざまな人が集まる都市での人との出会いの偶然と人生の奇遇が折り重ねられ、人が生きることの普遍的な喜びとすぐそこにある絶望の境目を活写した。
特に私のような都市生活者へは、内容が悲劇的であっても、それは希望の反転のようにも思え、結局は都市には希望が満ち溢れているような気がするから不思議だ。
時折、出てくる大リーグのニューヨーク・メッツを応援するシーンやセリフがいい。
野球への愛に溢れるニューヨーク市民の言葉に胸がときめく。
オースターの作品の多くは翻訳家、柴田元幸さんによる邦訳が多く、この日本語も絶品な風合いを持たせてくれている。
私のようにオースターのファンであり、柴田さんのファンである人も少なくないと思う。
この記事の著者・引地達也さんのメルマガ
楽天モバイルがついにプラチナバンド試験電波発射を開始。かつてNTTドコモが陥った罠にハマるか否か?
昨年10月末の悲願のプラチナバンド獲得から半年余り、先月30日に同周波数帯の試験電波発射を開始した楽天モバイル。いよいよ先行3社と同じ土俵に上がる一歩手前の段階にまで漕ぎ着けた同社ですが、今後はどのような展開が待ち受けているのでしょうか。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』ではケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川さんが、かつてNTTドコモが陥ったというケースを上げ、その罠に嵌まらぬよう楽天モバイルが何に注力すべきかについて考察しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:楽天モバイルがプラチナバンドを試験発射――都心部に点在する「穴」を埋めることはできるのか
楽天モバイルがプラチナバンドを試験発射――都心部に点在する「穴」を埋めることはできるのか
楽天モバイルは2024年4月30日、700MHz帯の試験電波を発射したと明らかにした。今後、試験電波による検証を経て、早期に商用サービスの開始を目指していくという。
リリースによれば「特にユーザー数およびトラヒックの多い都市部において、残されたカバレッジホールを優先して、自社基地局によるプラチナバンドの展開を順次拡大していく予定」とあるため、山間部や離島のエリア化というよりも、都心部の「穴」を埋めていくのを優先していくのだろう。
実際、KDDIとのローミング契約を見直し、ルーラルエリアだけでなく、都心部でもローミング接続しているようだが、auユーザーが多く、トラフィックが集中しているような場所は契約の対象外となっている模様だ。
また、実際に都心部で楽天モバイルを使っていると、例えば、地下街とか高層フロアあたりで電波がかなり怪しかったりする。1.7GHz帯でカバーするよりも、プラチナバンドを活用することで効率的に穴を埋めていくことになりそうだ。
以前、三木谷浩史会長が紹介していたプラチナバンド用の基地局を見ても、これまで設置してきた基地局のアンテナと同じ形状、サイズのところにプラチナバンド用のアンテナを収納するような設計となっていた。
本来、プラチナバンドの電波特性を最大限に生かすならば、基地局の上の方にアンテナを設置し、できるだけ遠く飛ばす設計にするのが一般的だ。
楽天モバイルの場合、ルーラルエリアで遠くに飛ばすと言うよりも、都心部でビルなどの障害物があっても回り込みやすいという特性を生かし、屋内や地下での浸透を狙う方の用途が中心になるのだろう。
先日、Opensignalが調査データを発表していたが、通信速度に関しては楽天モバイルは競合と十分に戦える品質、むしろ他社よりも良い成績をたたき出していた。あとは、面的なカバーをプラチナバンドで着実に埋めていけば、他社をさらに引き離す調査結果になる可能性は十分に高い。
ただ、一方で、プラチナバンドを吹き始めると、端末がプラチナバンドにばかり接続してしまい、トラフィックが集中し、ネットワーク品質が落ちるなんてことも起こる可能性がある。
まさにNTTドコモが陥ったケースだが、楽天モバイルもこれまで1.7GHzの一本足打法でやってきただけに、プラチナバンドという新たな周波数帯を得たことで、4Gのなかで上手いこと1.7GHzと700MHz、さらには5Gと融合し、トラフィックを複数の周波数帯に分散できるかが重要となってきそうだ。そのあたりの制御を「完全仮想化ネットワーク」で裁けるのであれば、同社の評価も高まることだろう。
この記事の著者・石川温さんのメルマガ
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トヨタがテンセントとの提携を決めた記者会見で指摘。日本では伝えられないトヨタの中国に対する現状認識
4月25日から10日間に渡り開催された北京モーターショーの初日、中国のIT大手テンセントとの提携を発表したトヨタ自動車。日本を代表する巨大企業は、どのような意図でテンセントと手を組むことを決めたのでしょうか。日刊で中国の自動車業界情報を配信するメルマガ『CHINA CASE』は今回、トヨタが中国メディア向けに行った記者会見の様子を紹介。日本では報じられることがほぼないに等しい、同社の中国市場に対する現状認識を伝えています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:トヨタ、テンセントと提携、中国メディア向け会見で語ったこと
トヨタが中国テンセントと提携発表、なぜファーウェイではなかったのか?中国メディア向け会見で語ったこと
「BEVが急速に発展する中国は、ガラパゴスではない」。トヨタ中国のトップでトヨタ本社の上田達郎執行役員はそう指摘したという。
2024年の北京モーターショーで、トヨタ自動車はテンセントとの提携を発表して話題になった。
上田氏の他、トヨタの中嶋裕樹副社長兼CTOがこれに関連して開催された、主に中国メディア向けの記者会見の様子がまとめられている。
日本ではあまり伝えられない、トヨタの中国に対する現状認識が伝わる。
なぜ華為ではない?
テンセントと協業したことについて、なぜ協業相手はファーウェイではなかったのかの質問に対して。
中嶋氏は、テンセントはエンドユーザーとの幅広い連携を有しており、トヨタのビジョンは幸福の量産だ。
テンセントのデータとトヨタの自動車を結合、ユーザーの生活をより豊富にしていきたい、とした。関連商品は2024年末までに発表する、という。
華為とは協力関係
一方、上田氏はこれに補足し、ファーウェイは一貫してトヨタのコネクテッドをサポートしてくれている、と指摘。
テンセントのみならず、ファーウェイも含め、両者のデータを通じ、中国消費者に「ワォ」と思わせる製品を提供したい、とした。
資本関係はないが
また、上田氏は、トヨタとテンセントの関係について、単純なOEMとサプライヤーの関係ではなく、フラットなパートナーだ、と指摘。資本関係はないものの、共同での研究開発は可能だ、とした。
「トヨタは資本関係にはこだわらない。あってもなくてもパートナーとの関係は変わらない。必要であれば、資本注入ももちろんする」。
BEV戦略
北京モーターショーで、bZ3CとbZ3X(中国ではboZHI3X)を発表したトヨタだが、これら新型BEVの中国現地評価は、「普通」。ある意味トヨタらしい評価だが、トヨタのBEV戦略について、中嶋氏は、2030年におけるBEV年間販売350万台は変わっていない、という強気の姿勢を見せる。
上田氏は、「我々の目標はBEVへの転換ではなく、カーボンニュートラルだ。現時点では、車の買い替え時にHEVにしてもらうことで、それに貢献している」と指摘。
全固体電池の進捗
また、マルチパスウェイにかけて、PHEVについて、「そのPはプラグインではないと思っている。Practical、つまり実用的、実用的なBEVの意だ」と解釈した。
中嶋氏は、全固体電池について、2027年の量産化に向けて順調に進んでいることを明らかにした。「長寿命と充放電時間の短さの優位性は不変」とその技術的進捗も紹介した。
出典: https://mp.weixin.qq.com/s/9vCkfdIgnvHstRqgzyDSdw
※CHINA CASEは株式会社NMSの商標です。
この記事の著者・CHINA CASEさんのメルマガ
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日本以上に「アメリカの『駒』」状態。フィリピンはなぜ豹変したのか?
4月11日に初めて実現した日米比の3カ国首脳会談を経て、フィリピンのマルコス大統領の中国に対する発言が強硬になっているようです。軍への攻撃を一切許さないと警告。これに中国が激しく反応しなかったことを「救い」と捉えるのは、多くの中国関連書を執筆している拓殖大学の富坂聰教授です。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では、ASEAN諸国を含めて両国のこれまでの関係性を解説。微妙に保ってきたバランスをフィリピンが壊そうとする意図と、中国の冷静さの理由を探っています。
いまや日本以上の「アメリカの『駒』」と中国が呼ぶフィリピンが豹変した理由
日本、アメリカ、フィリピンの3カ国の首脳がワシントンで、初の首脳会談を行ったのは先月11日(日本時間12日午前5時20分)のことだ。3カ国首脳は、中国による南シナ海や東シナ海における力による一方的な現状変更の試みに反対し、毅然として対応することを確認したという。
フィリピンが、ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領の時代から大きくその面貌を変えたことの仕上げのような会談だった。訪米中のフィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領は、終始にこやかで上機嫌だった。
米中が互いに影響力を競い合う世界において、その最前線となりつつある東南アジアの発展途上国のトップが、アメリカとの関係強化を喜ぶのは珍しいことではない。だが、たいていの国は米中の対立からは距離を置き、両方に良い顔を見せながら自国利益を追求する、賢い外交を展開してきた。
フィリピンが特殊なのは、訪米から帰国した直後からマルコスが米比の相互防衛条約を持ち出し、中国を挑発する発言を繰り返したことだ。
マルコスは、南シナ海の南沙諸島にある仁愛礁(アユンギン礁=セカンド・トーマス礁)で繰り広げられる中国との領有権をめぐる攻防について、「軍以外からの攻撃を受けた場合であっても、フィリピンの軍人に死者が出れば米比相互防衛条約が発動されるとして、アメリカに軍事的な対応を求める考えを示した」(NHK 4月15日)という。
海をめぐる対立では、緊張が一気にエスカレートすることを回避するため、互いの国が海上での法執行機関を前面に立てて対応するのが一般的だ。マルコスの今回の発言は、わざわざそうした緩衝材を無効にする意味を含む。しかも相手が民間の船(漁船など)であっても、米軍に行動を求めるというのだから、尋常ではない。
こうした発言はこれまで東南アジア諸国連合(ASEAN)が米中の対立を嫌い、「巻き込まれ」を回避してきた努力にも反する。アメリカがマルコスの要請に軽々に応じるとは思えないが、あまりに無責任な発言といわざるをえない。
救いは、いまのところ中国側が激しい反応を見せていないことだ。かつてはフィリピン産バナナの輸入規制を強め、輸送中のバナナを大量に腐らせるなど強硬に反応したが、そうした対抗策も発動されていない。
何回説明しても伝わらないのはなぜ?実は原因が「言い方」ではなかった!
ビジネス現場で頻発するコミュニケーションの問題。あなたも遭遇したことはありませんか? 今回の無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者である土井英司さんが、その問題の解決策を認知心理学の視点から解説する一冊を紹介しています。
【伝わるための認知科学】⇒『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』

今井むつみ・著 日経BP
こんにちは、土井英司です。
本日ご紹介する一冊は、『言語の本質』が話題となった、慶應義塾大学環境情報学部教授、今井むつみ先生によるコミュニケーション本。
『言語の本質』
認知科学、言語心理学、発達心理学を専門とする著者で、毎回、言葉と思考の奥深い世界を垣間見させてくれます。
今回の著書『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』では、ビジネス現場で頻発するコミュニケーション問題の本質と解決策を、認知心理学の視点から詳しく解説しています。
間違っているのは「言い方」ではなく「心の読み方」
とあるように、言葉の前に考えなくてはならない発信者の心理や、それを受ける人の心理が書かれており、じつに興味深い内容です。
「スキーマ」の違いにより、伝え手と受け手の間に理解の差が生まれる問題、人の記憶力の問題、過剰一般化の問題、記憶書き換えの問題、各種の認知バイアスの問題…
ビジネス現場での「伝わらない」問題の本質がじつに明確に説明されており、リーダーはぜひ読むべきと思いました。
どうすれば、伝え手と受け手の認識・理解のギャップを埋められるか、どうすれば正確なコミュニケーションができるか、コミュニケーションのヒントが満載です。
コミュニケーションミスから起こった痛ましい飛行機事故の例や、反対に危機から乗客を救った機長の意思決定の例が載っており、認識と言葉の問題は奥深いと思いました。
インターネットやメディア、部下からの報告など、何かを聞いた時に、どこを疑うべきなのか、勘所が書かれているので、日々の意思決定の参考になると思います。
本筋とは逸れますが、記憶や勉強のコツなども書いているので、受験生にも有用な内容だと思います。
コロナ禍の後に子どもの向精神薬処方が増加しているという研究結果
新型コロナのパンデミック後に子どもたちの精神状態の悪化が指摘されています。今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』では、その時期の子どもたちの向精神薬の処方について研究した結果を紹介しています。
子ども・思春期の向精神薬処方は増加している
◎要約:『フランスにおいて子ども・思春期の向精神薬処方は、ほとんどのカテゴリでパンデミック後に大きく増加している』
近年(特にCOVID-19によるパンデミック後)、子ども・思春期の若年者に関して、精神状態の悪化(精神疾患診断の増加)が指摘されてきました。
今回は、子ども・思春期の向精神薬処方が、パンデミック後にどのように変化したのかを調べた研究をご紹介します。
Psychotropic Medication Prescribing for Children and Adolescents After the Onset of the COVID-19 Pandemic
COVID-19によるパンデミック後の子ども・思春期若年者における向精神薬処方
フランスにおける研究で、6~17歳に対する2016~2022年の処方(8,839,143件の処方)が調査の対象となりました。
結果として、以下の内容が示されました。
・2016年(パンデミック前)には子ども・思春期における向精神薬処方は1,000人あたり9.9人で、1か月あたりの伸び率は0.4%でした。
・2020年(パンデミック期間)には子ども・思春期における向精神薬処方の処方は11.5%低下しました。
・2022年(パンデミック後)には子ども・思春期における向精神薬処方は1,000人あたり16.1人で、1か月あたりの伸び率は1.3%でした。
・向精神薬処方の増加傾向は、中枢刺激薬以外のカテゴリ(抗不安薬、睡眠薬、鎮静薬、抗うつ薬)で共通して認めました。
パンデミックとの直接的な因果関係は不明ですが、パンデミック後に子どもの精神医療の状況に比較的大きな変化が生じていることが印象的な内容でした。
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言われて初めて動くだけの人になってない?勘違いする最近の店員たち
最近になって増えてきた「声かけをしないスタイル」のお店。しかし、中には勘違いをしているお店もあるようで…。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、余計な声かけと必要な声かけの違いについて語っています。
言われて動くだけの人にはならないで
最近は声かけをしないスタイルの店がかなり増えてきたなと感じます。
これ自体は僕は良いことだとは思います。
お客様は自由に自分のペースで商品を選びたい人が圧倒的に増えていて、そこに余計な声をかけられるとストレスを感じやすいわけです。
ペースを崩されたり、ほしくもないものをやたらめったら勧められたりで、良い気分で買い物をしにくくなってしまいますよね。
このニーズに合わせて、声かけをしないスタイルを取り入れるのは今の小売業に求められていることでしょう。
ただこれには”余計な”というポイントがあります。
確かに要らない声をかけられるのは面倒なだけなのですが、必要な声かけは文字通り必要なのです。
余計ではない声かけは、接客をする上では欠かせないものだとも考えられます。
完全にお客様セルフで完結できる店なら別に声かけはなくても良いのです。
そういう作りになっている(している)店は結構あって、この場合は販売員はお客様に求められた時に接客すれば良い。
でも、そうではないタイプの店でただ声かけを無闇に無くすだけだとお客様は不便で仕方ありません。
ここを勘違いしてはいけないんですね。


















