百貨店は、もはや「過去の遺物」。激化するアパレル生き残り戦争の現状

銀座のシンボルでもあった松坂屋銀座店の閉店が象徴的な出来事となり、百貨店の危機が広く知れ渡りましたが、そのあおりをまともに受けた百貨店アパレルも衰退。店舗縮小などで次なる方法を模索しています。今後アパレルはどのような業態へと変わっていくのでしょうか?メルマガ『j-fashion journal』の著者でファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんが、鋭く分析しています。

百貨店アパレルは衰退

百貨店アパレルの将来を考えるには、百貨店の将来も考えなければならない。既に、百貨店という業態は、小売業ともいえず、賃貸業とも言えない複雑で非効率な業態になってしまった。

立地の良い都心の百貨店は、存続可能だろう。インバウンドと富裕層を対象にして、ファッション、飲食、雑貨等を展開していけば採算に乗るはずだ。

地方百貨店は厳しい。イオンやIY、SCモール、ユニクロやしまむら、青山やアオキとも競合する。多くの地方百貨店は淘汰されるに違いない。

百貨店に依存しているアパレル企業は、百貨店への売上が低下し、経営全般を見直すことになるだろう。

既に、大手百貨店アパレル企業は店舗縮小ブランドの整理を進めている。このまま、縮小均衡を求めるならば、最終的にブランドの売却、合併等を検討することになる。

百貨店アパレルは、百貨店に遠慮してネット販売等を積極的に進めてこなかった。百貨店も百貨店アパレルも、ネット上の存在感が極めて希薄だ。経済全体がインターネットにより変革していく中で、ネット対応の遅れは致命的である。

百貨店は、いかに「脱アパレル戦略」を推進するかが問われるだろう。そして、百貨店アパレルは、いかに「脱百貨店戦略」を推進するかが問われるはずだ。

勿論、百貨店アパレルが「脱アパレル戦略」に取り組んでもいい。例えば、百貨店イベントを提案したり、新しいタイプの飲食業態を提案するということだ。

多くの百貨店アパレルは中国市場に進出し、成果を上げることができず、撤退している。しかし、今後の活路は海外市場にしかない。これまでの失敗を糧に再チャレンジするという戦略も必要ではないか。

但し、手法は全面的に変えなければならない。日本型商法を押しつけることはできないし、日本百貨店MDをそのまま持ち込んでも成功しない。徹底して、現地の市場を調査し、中国企業では対応できない消費者ニーズを見つけ、それに対応することである。

部下に「説教」はムダ。諭すなら自分の「ダメダメ時代」の話をしよう

部下や後輩を持つ皆さんの大きな役割のひとつに、「ものを教え理解させる」という仕事がありますが、そう安々と行くものでもありませんよね。そんな悩みをお持ちの方のために、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんが、自らの経験をもとに「部下に刺さる話ができるようになる方法」を伝授してくださっています。

人生のバックナンバーを整理する

今日の話は部下もしくは後輩を持っている人には刺さるかも知れません。

上司もしくは先輩の役割として、部下や後輩に何かを教え、諭し、気付かせ、理解させるという一連の行動があるわけですが、往々にして狙い通りにいかないものなんです(笑)。人の言うことなんて聞きませんから、フツーは。神妙な顔をして、ハイわかりましたって言ってるのは、そうしたほうが説教の時間が短くなることがわかっているからなんですよ。

そうした時に私がよくやっていた方法は、自分が若くてダメダメだったとき、つまり今あなたの目の前にいる部下や後輩と同じ立場、レベルだった時に何をどう考えたのか、そしてどうしたのかを回顧録のような雰囲気で語ることでした。

これは今でもこのメールマガジンで頻繁に同様の手法を使っていますよね。古くからの読者さんはもしかしたら、私自身以上に私の経歴とか、やって来たこととか、その時の心境とかを特にダメダメ、グダグダの時代で詳らかかも知れませんね(汗)。

でもね、これって刺さるんですよ。なぜ刺さるかと言えば、当時の自分の目線の高さと、今の彼らのそれがほぼ同じだからです。年が若いってそういうことですから。同じ目の高さに合わせてから話をすると、伝わりやすいというか、親近感が湧くというか、抵抗出来なくなるんですよね、人間って。

もちろんそれは私が高卒で、30過ぎまでプラプラとフリーターをやっていたということが大きいと思うんですけどね。もし私が現役で東大に受かって、在学中に司法試験にも合格して今は弁護士をやっている、という経歴だとしたら、そもそもその当時から目線の高さが同年齢の一般人とは違うわけで、そうであったら刺さらないと思うんです。逆にそういう場合にはエリートの人を分母に持ってくれば、同じ目線の高さになって刺さるんですけどね。

社員全員が猛反対。「カレー味のラムネ」はどうやって生まれたのか?

サービスエリアやお土産屋さんなどでよく見かけるユニークな飲み物たち。思わず手にとって飲んでみたくなるこれらの商品は「木村飲料」という会社が生産しているのですが、近年同社がにわかに注目を浴びています。無料メルマガ『MBAが教える企業分析』ではその人気の秘密と徹底的な他社との差別化へのこだわりを紹介。そこからは「中小企業が目指すべき方向性」が見えてきます。

100人のうち2、3人が飲みたいと思う商品を作る

今回はユニークな飲料で注目を浴びている企業を分析します。

木村飲料(飲料メーカー)

◆戦略分析

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■戦場・競合

  • 戦場(顧客視点での自社の事業領域):飲料メーカー
  • 競合(お客様の選択肢):大手飲料メーカー
  • 状況:炭酸飲料の需要は落ち込んでいるようです。

■強み

1.他では味わえない

  • モンドセレクションで受賞した商品も多数
    ⇒奇をてらうだけでなく、味でも評価されている商品があります。

2.話題性がある

  • SNSにアップしたくなる
  • お土産にしたくなる
    ⇒売り場がお土産屋さんが中心であるため、お土産に買っていきたいと思ってもらうことは非常に重要です。

⇒上記の強みを支えるコア・コンピタンス
★大手企業がやらないような「こだわり」の商品作りの文化

  • 大手がやらない多品種少量生産
  • 小ロットからのオーダーメイド受注も行う
  • 100人のうち2、3人が飲みたいと思う商品を作る

上記のように徹底的に大手がやらないことを追及するという「こだわり」があるからこそ、強みを実現できているといえます。

■顧客ターゲット

  • 観光客
  • 珍しいものを求める方

南シナ海裁定で完敗した中国、世界の「判決を支持」反応に逆ギレ

南シナ海を巡ってフィリピンが申し立てた裁判で、仲裁裁判所は「中国側が主張する歴史的な権利には法的根拠が無い」とし、中国の管轄権が全面的に否定されました。この結果に中国は激怒。今後も裁判所の判断には従わないとしていますが、無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんは、この強硬な姿勢がますます中国を孤立化させると論じています。

南シナ海仲裁判断、中国、情報戦・法律戦で完敗

おそらく、日本でも大きく報道されていることでしょう。常設仲裁裁判所(PCA)が、南シナ海をめぐる中国の主張には「法的根拠がないと判断しました。今回は、この問題について考えてみましょう。

なぜフィリピンは、仲裁裁判所に提訴したのか?

複雑な話ですので、基本を抑えておきましょう。ロイター7月12日付が詳しいです。まず背景として、資源が豊富で、重要な航路である南シナ海には、多くの領有権問題が存在しています。

重要な国際海上交通路にまたがる南沙(英語名スプラトリー)諸島を中心に、南シナ海は長い間、緊張状態にあり、近年はその度合いが一段と高まっている。

 

中国、台湾、ベトナム、マレーシア、ブルネイが、スプラトリー諸島とその周辺海域、あるいは周辺海域の領有権を主張している。

 

中国、台湾、ベトナムは、南シナ海北方の西沙(同パラセル)諸島を自国の領土だと主張している。
(ロイター7月12日付)

「近年になって緊張状態が高まっている」といいますが、その唯一の理由は中国です。中国は、南シナ海のいわゆる「九段線」を主張しています。九段線は、もともと中国共産党の前に中国を支配していた中国国民党が1947年、「11段線」として発表したものがもとになっています(国民党は、共産党との戦いに敗れ、台湾に逃げた)。

しかし、当時の中国は、自国の統一すらされていない状態。もちろん、南シナ海も支配していなかった。要するに、この「11段線」というのは、法的根拠に基づくわけではなく、将来「支配できたらいいなあ」という「願望の類だった。世界的戦略家ルトワックさんは、この「11段線」について、「酒を飲んで酔っ払った勢いでこのようなものをでっち上げた」と断言しています(『中国4.0』p37)。

1953年、既に国民党を打ち破り、中華人民共和国を建国していた共産党は、国民党の11段線から二つ抜いて「九段線」としました。これも、たんなる「願望」であって、なんら法的根拠があるわけではありません。日本の尖閣同様、中国が弱いうちは、あまり問題になりませんでした。

しかし、中国は2010年に世界2位の経済大国になり、自国の利益を遠慮なく主張するようになった。南シナ海の他の国々は、中国と比べれば皆小国。かなうわけがない。そこでベトナムと共にもっとも中国の脅威を感じているフィリピンは2013年、仲裁裁判所に提訴したのです。

フィリピンは2013年、中国の主張が国連海洋法条約(UNCLOS)に違反し、同条約で認められた200カイリの排他的経済水域(EEZ)に含まれる南シナ海で開発を行う自国の権利が制限されているとして、仲裁裁判所に提訴した。
(同上)

仲裁裁判所ってなんでしょう?

1899年に設立された常設仲裁裁判所(PCA)は、最も歴史ある国際司法機関。PCAは、中国とフィリピンが署名するUNCLOSのような国際条約の下で紛争を解決することがしばしば求められる。
(同上)

では、国連海洋法条約UNCLOS)とはなんでしょうか?

UNCLOSは主権に関する問題は扱わないが、海上における行動のみならず、さまざまな地理的特徴から国が主張できることを規定している。

 

同条約は島嶼(しょ)や岩礁から12カイリを領海とし、ヒトが持続して居住可能な島から200カイリをEEZと定めている。EEZは主権のある領海ではないが、同水域内において漁業や、石油、ガスなどの海底資源を採取する権利は与えられる。

 

中国とフィリピンを含む167カ国がUNCLOSに署名している。
(同上)

最後の部分。中国はUNCLOSに加盟しているのですね。とても重要です。

元少年に死刑判決で一斉に実名報道へ。なぜ実名・匿名で揺れるのか?

宮城県石巻市で元交際相手の姉ら二人を殺害した当時18歳の少年に対し、最高裁は死刑の判決を確定しました。この少年は犯行当時未成年であった為、少年法第61条より、マスコミ各社は実名での報道を避けてきました。しかし、死刑判決の確定を受けて、「更生の可能性がなくなった」という理由から一斉に実名報道への切り替えを行っています。メルマガ『辛坊治郎メールマガジン』では、唯一、実名報道への切り替えを行っていない毎日新聞の屁理屈を痛烈に批判。そもそも「死刑が確定したら実名報道という考え方自体が間違っている」と語り、報道の担うべき役割を説明しています。

狂った日本のシステム、少年法第61条

少年法第61条は、少年犯罪について匿名をメディアに法律で義務づけ、順法精神の豊かな日本のメディアは、頑なにこの規程を順守してるんですが、例外があります。罪を犯した少年が、死刑判決を受けた場合です。

先ごろ宮城県石巻市で元交際相手の姉ら二人を殺した犯行時18歳の少年について、最高裁が死刑を確定させました。この件について、テレビ、新聞等のほぼ全メディアが少年を実名に切り替えました。当たり前です。少年法が少年犯罪について、メディアに匿名を義務付けているのは、「少年の可塑性」つまり、「成人より変わりやすい未成年の犯罪を実名で報道すると、将来の更生に支障が出るから」という理由です。

そもそも「それなら、成人は更生しなくていいのか?」って聞きたくなりますが、それに対しては、「少年は可塑性に富む、つまり変わりやすいから」っていう公式見解が返って来ることになっています。

正直、この答え自体「それってどうよ」って思いますが、100歩譲って、いや1000歩譲って、「更生の妨げにならないように匿名にする」っていう理屈を認めるなら、「更生の可能性の無くなった死刑囚については匿名にする理由が無くなる」と考えるのは当たり前でしょう。この当然の理屈から、ほぼ全メディアは石巻の死刑囚について実名に切り替えたんです。ところが例外がありました。それが毎日新聞です。

腸内の善玉菌が少ないと、うつ病発症のリスクを高める−国内研究発表

ここ最近、大注目の「腸内環境と健康」の関係ですが、先日、腸内の善玉菌の数が「心の健康」にも影響していることが明らかになりました。なんと「うつ病の人はその数が少ない」のだそうです。無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』でその研究結果が詳しく紹介されています。

善玉菌が少ないとうつ病になりやすい!

健康の維持には、ビフィズス菌や乳酸菌などの腸内に生息する善玉菌を増やして、腸内環境を整える事が大切だといわれています。

今回さらに、善玉菌の数がうつ病にも関係しており、うつ病の人は健康な人と比べて腸内の善玉菌数が少ないことがわかりました。

これは国立精神・神経医療研究センターとヤクルトの共同チームが行った研究で、オランダの科学誌に掲載されたものです。

研究では、うつ病患者さん43人と健康な57人を対象に、体にいいとされる腸内の善玉菌数を調べました。その結果、ビフィズス菌の便1グラム当たりの量(中央値)は、健康な人では約100億個存在するのに対し、うつ病患者さんで約32億個と有意に少ないことがわかりました。

ラクトバチルス菌も、うつ病患者さんでは79万個と健康な人の398万個に比べて少なくなっていました。

そしてビフィズス菌が約34億個以下、ラクトバチルス菌が約309万個以下の人ではうつ病の割合が明らかに高くなっており、発症リスクはそれぞれ3倍、2.5倍増加することが分かりました。

腸内細菌は近年、脳の機能に影響を与えるとの研究発表が相次いでおり、研究チームは善玉菌の減少がうつ病発症のリスクを高める可能性があるとしています。

今後、乳酸菌飲料などの摂取でうつ病が改善するかどうか、また菌の種類による効果の違いを研究する予定だそうで、将来はうつ病対策の医薬品の開発にもつなげたいとのことです。

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真田丸『第28話』裏解説。黄金の城「聚楽第」は、なぜ壊されたのか?

NHK大河ドラマ『真田丸』を放送直後にワンポイント解説する人気連載シリーズ。今回は「戦国時代の築城」について。以前「真田丸『第19話』解説。なぜ天下人の秀吉に5つも城が必要だったのか?」でも紹介したように、秀吉は次々に5つもの城を建てましたが、不要になればあっさり壊していました。これは秀吉が周囲に権力を見せつけるためだったのでしょうか?著者の西股総生さんはちょっと異なる見解を示しています。

今回のワンポイント解説(7月17日)

ワンポイント解説の19回(5月15日号)で、秀吉の城郭政策について説明した。戦略的状況に応じて、必要な場所に必要な機能をもった軍事施設を造るのが戦国時代における築城。秀吉もこの原理にのっとって、自分が置かれた状況に対応するために、次々と城を築いていった、というお話し。 

さらに、天正20年(文禄元年 1592)からは伏見城の建設にとりかかる。この伏見城は、のちに桃山御陵になった伏見城(木幡山)とは別の場所であり、指月伏見城と呼ばれている。指月伏見城はもともと、関白職を秀次に譲ったのちの隠居所として築かれたものだ。指月を選んだのも、風光明媚な地だったから。 

もっとも、関白職を秀次に譲ったとはいえ、全国の大名を実力で切り従える武家の棟梁が秀吉である、という事実は変わらないわけで、秀吉はこの立場をもって朝鮮・明の征服に乗り出そうとした。つまり、日本の支配者(関白)という本社の社長ポストを秀次に譲り、自身は豊臣グループの総帥としてグローバル化に乗りだそうとしたわけだ。ところが、秀頼の誕生によって、このマスタープランが狂ってしまう。仮に、関白を秀次→秀頼とバトンタッチするコースを決めておいたとしても、秀頼が成人する頃には自分はこの世にいない。となれば、秀次の子と秀頼との間で権力闘争が起きてしまう。そうした事態を怖れて、秀吉は秀次の粛清に踏みきったのであろう。 

こうして秀次がいなくなると、関白の公邸である聚楽第も不要になる。むしろ、聚楽第の周辺にあった大名屋敷などを、伏見に移転させたほうがよい。粛清のあとには権力の集中が必要になるからだ。そこで、聚楽第は破却されることになる。

このように整理してくると、軍事政権の戦略上の必要から城が築かれ必要がなくなれば廃棄される、という「戦国の城は使い捨て」の原理が、ちゃんと生きていることがわかる。けれども、戦略上の選択というセオリーが理解できないと、秀吉が次々に城を築いたり壊したりしていった理由も理解できない。そこで、やれ権威・権力を見せつけるために築いただの、秀次の記憶を抹殺するために聚楽第を破壊しただの、といった説明が必要になってしまうわけだ。その手の説明って、分析すべき事をきちんと分析していないだけじゃないか?って、僕は思うけどね。(西股総生)

今週のワンポイントイラスト

豪華絢爛を誇った聚楽第も、戦略上必要なくなった途端、容赦なく破却!(みかめ)

 

文・絵/TEAM ナワバリング(西股総生・みかめゆきよみ)

ナワバリスト(城郭研究家)の西股総生率いる、お城(主に山の城)と縄張りを愛する3人組

 

メルマガ『TEAMナワバリングの『真田丸』ワンポイント講座

本メルマガでは大河ドラマ『真田丸』戦国軍事考証を担当する西股先生によるワンポイント講座を中心に、書籍、イベント活動などの情報を発信します。
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blog 人生竪堀 TEAM ナワバリングの不活発日誌

★重版出来!TEAM ナワバリングの書籍『図解 戦国の城がいちばんよくわかる本』、発売中!★

復元イラストで見る「東国の城」の進化と歴史』河出書房新社から発売中!
B5判オールカラー、予価 2,000 円。

『真田丸』がより一層楽しめる4コマ漫画、『ふぅ~ん、真田丸』発売中!

★イベント情報★

クラブツーリズム主催のナワバリスト西股によるお城講座

その1
9月24日(土) 関東初の近世城を徹底検証!石垣山一夜城跡 ※キャンセル待ち
コース番号03338-086

その2
10月30日(日) 土の城を見るコツを徹底指南!「増尾城跡」
コース番号03335-086

★縄張りグッズ委託販売中★


神保町書泉グランデさんの4階ではTEAMナワバリングの縄張り図グッズを置いていただいております。お近くにご用事の際には是非お立ち寄りください!! 

今週の『真田丸』SNS反応【編集部まとめ】












馬鹿も休み休みに言え。責任棚上げで「若者の政治離れ」と宣うマスコミの愚

初の「18歳選挙」が話題となった今回の参院選ですが、実は全国初の「18歳選挙」は参院選の三日前、福岡県うきは市の市長選だったことをご存知でしょうか? この市長選の投票率を見ると、10代の投票率の低さは顕著で、マスコミはこぞって「若者の政治離れ」と報道しています。これに対して、国際ジャーナリストの蟹瀬誠一さんは、自身のメルマガ『蟹瀬誠一の「ニュースを笑え」』で、「馬鹿も休み休み言え」と一蹴。若者の投票率に関する知られざるデータを提示して反論し、このような現状を作った原因は政治家とマスコミにある、と批判しています。

参院選の三日前に行われた全国初の「18歳選挙」

全国初の「18歳選挙」は7月10日の参議院選挙かと思っていたら、3日に投開票された福岡県のうきは市長選だった。地名は元々漢字で「浮羽」と書かれていたが2005年の市町村合併で味もそっけもない「うきは」になったそうだ。短慮の役人や政治家の伝統文化破壊である。

それはともかく、注目の投票率はどうだったのか。同市(人口3万弱)当日の18歳、19歳有権者数は581人で、そのうち実際に投票したのは223人。つまり投票率は38.38%。全体の投票率56.10%と比べたら17.72ポイントも下回っていた。

これを見てマスコミはこぞって期待外れの残念な結果というトーンになった。若者の政治に対する無関心は由々しき問題だというわけだ。朝日新聞は「すべての新有権者に投票所に足を運んでいただきたい、との思いで懸命に訴えてきた身として忸怩(じくじ)たる思い」という再選を果たした市長のコメントまで掲載している。

馬鹿も休み休み言えである。そんな教育委員会的なコメントは誰も聞きたくない

勝利の肉祭り!ママチャリで日本一周達成の大魔王、広尾の「特選牛すき鍋」で祝杯

約一年間に渡る「日本征服の旅」を終えたばかりの、『ママチャリで日本一周中の悪魔』こと大魔王ポルポルさん。先日、有志によるお祝いの宴が開催されたとのことで、そのレポートがさっそく届いています。百戦錬磨の悪魔も卒倒しそうになるほどウマかったという「特選牛すき鍋」……思わずよだれが出ちゃいますね!

大魔王が自ら振り返る日本征服の軌跡

約一年に渡るママチャリに乗っての日本一周の旅を、つい先日終えた大魔王ポルポルである。ガッハッハッハ!!

長きにわたる「日本征服の旅」を無事に終えた記念に、都内に住むニンゲンどもが先日“ゴール祝い”をしてくれた。今回はその模様を紹介するとしよう。

……と、その前に、今回の旅で我輩が辿ったルートを、ゴール記念として、ここに改めて記録しておいてやる。

 

我輩の「日本征服の旅」の始まりは、昨年2015年5月に大阪を出発したところから始まる。まずは北海道を目指すことにした我輩は、北陸地方を日本海に沿って北上。6月ごろには東北地方に突入し、その後北海道へと渡った。

7月から8月中旬にかけては、北海道の征服に費やした。宗谷岬・襟裳岬など、“試される大地”をまるまる一周したのだ。そして9月に入り再び本州に戻ると、東北地方の太平洋側を南下して関東方面へ。我輩がまぐまぐを「魔ぐ魔ぐ」に変えたのも、この時であるのだ。ガッハッハッハッハ!!

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その後は、国道1号線沿いに西へと進んで大阪に移動。続けて中国・四国地方へと進んだ。某掲示板で叩かれた徳島で食べた徳島ラーメンも、今となってはいい思い出である。

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四国を一周したら11月になっていたので、寒くなる前に急いで九州へ。しかし九州も意外と寒かったので、暖かい沖縄に渡った。沖縄では、泡盛でしたたかに酔ったり沖縄そばを食べたりしたのだ。

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沖縄をじっくり支配した後は、再び九州へと舞い戻り、2016年4月から5月の約1か月間でぐるりと一周。その途中、あの熊本地震にも遭遇した。

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途中、別府温泉で鋭気を養ったりして、なんとか九州一周を果たした我輩は、その余勢をかって山陰地方を制覇。そのまま京都府の日本海側から琵琶湖に抜け、その後は国道1号線を東へ一直線。こうして晴れてゴールと定めた東京にたどり着いたのである。

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我輩こと大魔王ポルポルによる日本征服は、実に1年1か月にわたる長大な旅であったのだ。

 

スタート地点は大阪だったのに、ゴールはなぜか東京。このようにママチャリで日本を約1.2周するという大事業を成し遂げ、日本はすっかり魔族によって闇に染まった

そんな「征服達成」を祝って、都内に住むニンゲンどもが、是非ともすき焼きでお祝いさせて欲しいと、殊勝にも申し出て来たのだ。

会場である「広尾 七代目松五郎」は、広尾駅から徒歩4分の場所にある。こういう時、普通なら電車などで現地に向かうのだろうが、我輩はゴールしてもママチャリである。

麻布のオシャレな街並みを、いつもの白塗り顔で疾走する我輩。行き交うセレブなニンゲンどもを恐怖の渦に巻き込みながら、ママチャリを走らせると、やがて目的地である「広尾 七代目松五郎」の前にたどり着いた。

ママチャリを止めた我輩は、いつものように店のドアを荒々しく開け、こう叫んだ。

「ガッハッハッハッハッハ!! 日本を支配した我輩に、肉を食わせろ! 我輩は牛が好きなのだ。ガッハッハッハッハッハ!!」

しかし、店員は我輩の闇のオーラに全く気付いていない。それどころか、普通に「いらっしゃいませ」と言われる始末。全く持って恐怖を感じていないようだ。

そこで我に帰り店の中を見渡すと、そこはまるでバルのようなオシャレな雰囲気だ。

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「ば……場違いな場所に来てしまった……か?」

しかし案ずることはない。日本は既に闇に落ちている。時間を掛ければ、店員も我輩の真の恐怖が分かるはずだ。……そう考えた我輩は、ここはおとなしくニンゲンどもが待つ席へと座ることにした。

聞くところによると、この店の名物は「特選牛すき鍋」という料理らしい。とろける極上の肉が、我輩の旅の疲れを癒してくれることであろう。

……というか店に入ったその瞬間から、鼻孔をくすぐる香しい肉の匂いで、我輩はすでに気絶しそうだった。それほど良い匂いがしていたのだ。

そんな我輩だったが、なんとか正気を取り戻し、

「ガッハッハッハッハッハッハ!! 我輩の日本征服を祝え、ニンゲンども!! ガッハッハッハッハッハ!!」

という掛け声とともに、“魔界流の宴”が始まった。

テーブルの上には、我輩をもてなすためのオシャレな料理が多く並べられた。新鮮な野菜を始め、素晴らしい料理の数々。日本一周中は、いつも泥の塊みたいな食事だったので、どれから手を付ければいいのか分からないほどだ。

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店のスタッフも、だんだん我輩の怖さが分ってきたのか、たくさんの料理を出してくる。そして、ついに本日のメインである「特選牛すき鍋」がしずしずと運ばれてきた。

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山のように盛られた肉が特徴な、この「特選牛すき鍋」。卵につけて食べると、絶品の味がするのだ。魔界でも味わったこのとない、とろけるような食感。日本中の名物を食べてきた我輩だが、これほど美味しいお肉は食べたことがない。

「ガッハッハッハッハ!! やはり、肉だ。肉に限るのだ。ガッハッハッハッハッハ!!」

そんなことを言いながら、我輩はとびっきりの肉祭りを堪能した。こんなにも多くの肉に囲まれるのは久しぶりである。肉々しい肉たちによる歓待に、我輩の旅の疲れもすっかり癒された。

そして最後には、我輩の日本一周ゴールを記念して、店が特製のスイーツを作ってくれた。

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食べるのがもったいない出来栄え。突然のサプライズに我輩はビックリするとともに、日本一周を終えたことを強く実感した。

「ガッハッハッハッハッハ!! 気にいったぞ。この店を魔界認定の店にしてやろう。ガッハッハッハッハッハ!!」

そう言って、意気揚々と店を出る我輩。店の外には、ネオンに彩られた麻布のオシャレな街並みが広がっていた。

「ガッハッハッハッハ!! すばらしくいい店だ。気に行ったぞ。お金が無くなったときに、また食べに来てやろう。もちろんお金は払わんがな。ガッハッハッハッハッハ!!」

なんともクズな捨てセリフを吐いて、店を後にする我輩。東京には家がないので、しばらくはホームレス生活。今夜のねぐらを探して、夜の街に消えたのであった。

 

DATA
広尾 七代目松五郎
住所:東京都港区南麻布5-2-35 B1
営業時間:17:00~翌1:00
定休日:なし

 

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大魔王ポルポル(755)

 

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