団塊世代が定年後に引き起こす「PC前のお地蔵さん」という大迷惑

定年退職後の男性を揶揄する言葉として「粗大ごみ」や「ぬれ落ち葉」などがありましたが、その新形態、「パソコンの前のお地蔵さん」をご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者でマンション管理士の廣田信子さんが、この現象が引き起こす悪影響について語っています。

パソコンで万能感を得る高齢男性の新しい困った現象?

こんにちは!廣田信子です。

定年退職後の男性の新形態として「パソコンの前のお地蔵さん現象という言葉がネット上で使われていたのが気になりました。

定年退職後の男性については、

  • 粗大ごみ:家に居座っている邪魔な存在
  • ぬれ落ち葉:どこに行くにも奥さんの後をついて来る迷惑な存在

などと揶揄された時代がありましたが、今の定年男性は奥さんの邪魔にならないように努力していて、講座に通ったり、週何日かは仕事に出たり、ボランティア活動に参加したり、自分で料理をつくるようになったり…と、かなりアクティブに活動しているように見えるのですが…。最近、新たな迷惑形態「パソコンの前のお地蔵さん」が発生しているというのです。

リタイア後は、人とのつながりづくりや体を動かすことなどアナログなことを一生懸命やっていたものの、何かのきっかけに、「仕事抜きでのパソコンと再会にハマってしまうという現象があるというのです。

例えば、団塊の世代が定年後にFacebookを積極的に始めています。もともとFacebookは若者たちが同世代のコミュニケーションで盛り上がっていたのが、リタイア組が大量流入した後は中高年のグルメや旅の記事があふれ、その量の多さにしらけたのか、若者たちは退散しつつありSNSの主流はインスタグラムに移行していると言われていますね。

【書評】反日でなく「無日」にしたい文在寅を神と崇める韓国

「反日」でありながら日本を利用するという意味の「用日」という言葉も使う韓国。さらに近年では「克日」という概念も広がりつつあり、文在寅大統領は最終的に「無日」にしたいとさえ考えていると言います。そんな国の内情を専門家二人が斬った一冊を、無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』の編集長・柴田忠男さんがレビューしています。

偏屈BOOK案内:呉善花/加藤達也『韓国・北朝鮮はこうなる!』 

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韓国・北朝鮮はこうなる!
呉善花/加藤達也 著・河出書房新社

かの国では「文在寅は外交の天才だ」と言われているらしい。“天災”じゃないのかね。かの国では大統領になると神様扱いになる。時の権力者を神格化し批判を許さないというのが民族的な特徴である。ところが、その権力者が倒れると、後ろから石を投げ、踏みにじり、評価する人はゼロになる国……。

ムードと情で動いている国民主的な法はあってもなきがごとしの国、それが韓国である。“こうなる!”と感嘆符付きのタイトルだが、この二人にしても断言はできないのだから、安易な表現ではある。しかし、さすがにこの二人、強い説得力があるのでじつに読ませる。朝鮮半島のそばにあるというだけで、日本の蒙る不運、不幸が再確認できる。読めば読むほどほど怖い話だ。

韓国には対日本「ツートラック」という都合のいい言い方がある。民族感情歴史認識問題、これが一つのトラック。もうひとつは、経済協力、あるいは安保協力。これらは別のトラックであり、それぞれ個別に話合わなければならないことでそれが当然だと言う。日本側からすると、そんな虫のいい話はありえない。しかし彼らはそうは思わないし、そのやり方をずっと押し付けてくる。

加藤氏は、はじめは彼らが図々しいからそう言っていると思っていた。二枚舌の一種ではないかと。ところが、韓国人とつきあい始めてから、そうではなく、もともと発想が日本人とは違うと認識した。それと、韓国人には、「反日」でありながら、「日本を利用する」という「用日」という言葉もある。この「反日」&「用日」という発想と、ツートラックという発想は表裏のものなのだ。

彼らには「日本の技術供与を受けた」「お金を貸してもらった」からといっても、「日本に助けてもらった」という発想はまったく出てこない。「私たちは優れた民族で、頭の良い国家だから、日本が提供協力を申し出ざるをえなくなってきた。私たちはうまく日本を使うことができているのだ」という、なんとも図々しい理屈だ。これが「用日論」で、韓国内で広く浸透している。

1回や2回じゃダメ。問題を解決するには「なぜ」を5回繰り返せ

ビジネスシーンでかならず直面する様々な問題ですが、その改善に於いて、「原因の掘り下げを5回せよ」とするのは、飲食店コンサルタントとして活躍中の中西敏弘さん。中西さんは自身の無料メルマガ『飲食店経営塾』で今回、その理由について詳しく解説しています。

問題改善のキモは、「なぜ5回」!

店では、様々な「問題」がある。特に、「お客様に対して迷惑をかけている」、「お客様の満足度を阻害している問題を直視しこれを愚直に改善していくことが、繁盛店の道であり、永く経営を続けるコツと言える。

ただ、問題には、必ず「原因」がある。この「原因」を無視して改善しても、「問題」が改善することは、100%ない。

例えば、今の店の課題が、「料理提供が遅い」だったとしよう。「料理が遅くなる」には、当たり前だが、必ず「原因」がある。しかし、「原因」の追究が甘いまま、改善に取り組んでも、結果はでない。

仮に、「料理が遅い」という問題に対して、「料理提供が遅いのは、作るスピードが遅いからじゃない?作るスピードをアップしよう。そうだ!アルバイトのスキルが足りないから、遅いんだ。とにかく今は、アルバイトのスキルアップをしよう!」と考えて、アルバイトのスキルがあがるよう教育しても、きっと問題は改善されることはない。

なぜなら、問題が起こるのは、ひとつの原因だけでなく様々な要因が重なっていることが多いからだ。

実際に、「料理提供が遅い」という問題には、考えられるだけで次のような原因が考えられる。

  • 準備(仕込み)が不足している
  • 同じ注文が重なり、どうしても提供が遅くなる
  • オーダーミスが多い
  • キッチン内で指示を出す人がいない
  • 人数が足りない

などなどが考えられ、これらの原因が重なっている場合もあるし、ひとつの原因で問題となっている場合もある。

現役アナウンサーが教える、聞き手の興味を引く話し方の方程式

経験したこと、見聞きしたことについて話をするとき、どんな話し方をしたら相手の興味を引くことができるのでしょうか?メルマガ『話し方を磨く刺激的なひと言』の著者で、現役アナウンサーの熊谷章洋さんは、ポイントは、結論を「感動」という心の動きつきで話の最初に持ってくることだと言います。そして、最後の締め方は…方程式で覚える会話術、ぜひマスターしたいですね。

主観性、客観性を意識し、簡単に話を構成する方法

今回はいよいよ、話の締め方になります。といっても、この論法の場合は、最初に大結論=「感動」を表明してしまっていますから、それを繰り返すだけという簡単さです。

論法の方程式を、具体的な「導入の言葉」だけで表すと、

1、「いやー!(〇〇でしたよ!)」(これが大結論=「感動」にあたります。)

2-1、「要するに、(××だったんですけどね)」(ひとことまとめ)

 2-2、「Aという人(物、こと)が…どうした(どうだった)」(客観性の高い情報から…)

 2-3、「それがまるで…」(主観性の高い描写へ)

3、「それで(そこで、その時)思った(感じた、考えた)のは…」(主観=持論の展開)

「ポイントは・・」、「重要なのは」、「大事だなと思ったのは」という流れの話になっていますから(この話し方の方程式について詳しくは前回記事をご覧ください)、最後にもう一度、

4、「いやー!〇〇でしたよ、ほんと。」(大結論=「感動」)

…と、最初の大結論を繰り返すぐらいの終わり方で充分、話は締まります。この論法の何より良い所は、言わんとすることが、コンパクトにひと塊になっていることです。

1、「いやー!(〇〇でしたよ!)」という最初の感動表明は、今からこの感動についてのお話をしますよ、と相手に知らせる意味があります。聞き手がイライラする話の大半は、話の行き先がわからないこと、なのですが、この論法を使えば、聞き手は、今から何の話を聞かされるのか、最初に把握できますから、話の主旨が明らかになってくるまで、ゆとりを持って、あるいは我慢しながらも、耳を傾けることができるわけですね。

たとえ、あいだの説明などが長引いたとしても、話の行き先さえ先に明示していれば、聞き手はその話になるまでは、辛抱強く聞いてくれるものです。話の途中で聞き手に口を挟まれることが多い人、自分の話が長いことを自覚なさっている人は、この点に留意してみる必要があるでしょう。

ダルビッシュも大谷翔平も。日ハム栗山監督に学ぶ、健全な勘違い

目標は達成してしまえばそれで満足という方、案外多いのではないでしょうか。一つの目標の達成は次の目標へ向かうための通過点とも言われますが、そのように考えられるほど強いメンタルの持ち主ばかりではありません。今回の無料メルマガ『生きる!活きる!『臨床力』』では著者で獣医師と臨床心理士の資格を持ち、大学で教鞭も執られている渡邊力生さんが、目標を高く設定する効果、目標達成の後、さらに前を向くための考え方を紹介しています。

チャンスはピンチ!よりも、ゴールはピンチ!という考え方に震える

みなさん、こんにちは。「サッカーが上手くなりたければ心が成長しなければならない」とは、亡き師匠の教えの根幹、極意中の極意であったと私は認識しています。その言葉の本当の重み、大切さを実感できるようになったのはずっと後になってからのことでした。

同じように、「野球が上達したければ心を成長させるしかない」と書かれたインタビュー記事をNewsPicksの有料記事内でみつけました。日ハムの栗山茂樹監督です。NewsPicksは私が日経新聞と並んで毎日欠かさず読んでいるアプリで、ご存知の方も多いかと思いますが良質で骨太な記事を数多く配信されています。ここでも私は特に自伝や伝記的なモノが好きで、自分よりも遥かに能力の高い方々が、それぞれの中にある「言葉にしがたいもの」を言語化しているような記事に強く魅かれます。

栗山監督の記事も「幸福論というテーマをプロ野球人という切り口で鮮やかに言語化されていまして、プロとしてのキャリアを積んでいくという視点で読むと気づきがメチャクチャ多いインタビュー記事でした。またインタビューアーの質問のクオリティが高い。

生粋のホークスファンとしては敵将を褒めるのは不本意なところもありますが(汗)、素晴らしい監督だと思いました。ホークスに来てくれないかな、と本気で思います。ダルビッシュ選手も大谷選手も清宮選手も、本当に良い球団に入ったな…、いや、良い指導者に出会えた、と敢えて言っておきましょう。

長野県松本市のある高校で脈々と続いていた「カレーコンパ」秘話

どこか懐かしい食べ物を愛情込めて紹介する無料メルマガ『郷愁の食物誌』。今回は、誰もがなんらかの思い出や思い入れ、さらには現在進行系のこだわりをもつ人もいるであろう「カレー」にまつわる思い出です。著者が通っていた松本の高校で続いていたという「カレーコンパ」とはどんな催しだったのでしょうか?著者によれば同じ市内でも他校ではなかった伝統で、全国の学校で同様の催しがあったのかは不明のようです。

カレーコンパの思い出

カレーは、昔も今も食卓の人気メニューである。それだけに、みなそれぞれにカレーについては、なつかしい思い出なり、思い入れみたいなもがあるに違いない。

ところで、私が昔々、通っていた松本のF高校校舎と校舎の間に小さな棟があり、そこには大きなかまどが並んでいた。果たして、二つだったか四つだったか、思いだせない。とにかくかまどがあった。ごはんを炊くかまどであり、大きな鍋でカレーを煮るかまどであった。

高校生だから、コンパといっても、酒をのんで宴会というわけにはいかない。われわれ高校生にとって、コンパとは、みなでワイワイいいながら飯を炊き、カレーを煮て、またワイワイいいながら、カレーをむさぼり食うことだった。

こういう習慣が、いつごろから行われていたのか、ひょっとして前身の旧制中学校時代のころからあったのか、当時の松本市内の高校全般に行われていたのか、はてまた全国的なものだったのかわからない。ほんとうは、私が通った高校だけのことかも知れないが、当時はなんとなくどこでもやっているものとも思っていた。

コンパは、クラスでやる場合もあるし、自分の属しているクラブでやる場合、あるいは出身中学校別の親睦会の場合もあるし、生徒会の役員の集まりなどの場合もあるなどさまざまだった。いろんな集まりでやるので、かまどと調理場は予約でいっぱいというかスケジュールの取り合いだったのだろう。

コンパのカレーは、とにかくうまくて楽しくて、その印象が強いせいか、薪は(もちろん燃料は薪)どう調達したのか、野菜や肉は買うとして米はどうしたのか、多分持ちよったのだと思うのだけれど、そこら辺の記憶は欠落している。煙にむせながら火吹竹を吹いたり、かまどのまわりで火の番したような気がするが、ここら辺もおぼろだ。

ところでコンパとなれば、ここぞというばかりに活躍するやつがいて、カレー作り、ごはん作りのそれこそ名人が、どこのクラスなどにもいたものである。あれから、半世紀以上も過ぎ、あのコンパの伝統は、果たして今も続いているのだろうか。あの校舎の間にあったかまどはどうなっただろうか。

母校の創立百年を記念して発行された分厚い記念誌には、このコンパのカレーについては記述はなかった。

会議で意見が出ないと嘆くリーダーが気づかずやらかしていること

職場の会議や商談、または友人との飲み会などで、会話が途切れてしまうシーンはままあるものです。そんなとき、「否定」「横取り」「独占」のどれかが起こっているのかもしれません。今回の無料メルマガ『起業教育のススメ~子供たちに起業スピリッツを! 』では著者の石丸智信さんが、良好なコミュニケーションを阻害する3つの「制止」について考察しています。

相手とのコミュニケーションにおいて、制止してしまうと…

企業の業種、業態や、階層などに関係なく、コミュニケーション能力が求められているのではないでしょうか。これまでに聴講した研修においても、経営者や管理者など、職場のリーダーを対象とした研修をはじめ、様々な研修の中で、コミュニケーションに関する内容が出てきました。

本号では、その内容の中で、コミュニケーションにおける制止について考察していきたいと思います。

コミュニケーションには、「プラスのストロークマイナスのストローク」というものがあり、コミュニケーションにおける「制止」は、マイナスのストロークに含まれます。ストロークというのは、自分が能動的な行動として相手に対して投げかけることです。

具体的に、プラスのストロークには、笑顔やお礼、目を見る、聴く、元気づける、褒める、相手に向き合うなどといった自分がしてもらいたいと思うようなことが挙げられます。反対に、マイナスのストロークには、怒りや制止、叩く、目をそらす、顔をそむける、無表情、腕組み、脚を組む、にらむなどといった自分がして欲しくないことが挙げられます。

では、マイナスのストロークの中にある制止」について取り上げていきます。コミュニケーションにおける制止には、3つの項目があります。1つ目が否定」。2つ目は横取り」。3つ目が独占」です。

1.「否定」とは

相手の話や行動を受け付けないことです。まさに、言葉通り相手を否定することです。リーダーが、メンバーの話や行動などを即否定したり、否定し続けたりすると、そのメンバーは心を閉ざしてしまいます。

メンバーがそのような状態でも、一時的にはリーダーの指示、命令などには従うかもしれません。しかし、そのメンバーは、リーダーから正解を与えられることが当たり前となってしまい、自ら考え行動するような自立・自律した人財ではなくなる可能性が高くなります。

2.「横取り」とは

相手が話しているのにその話を取ってしまうことです。例えば、相手が何らかの話をしている最中なのに、「そんなことよりさぁ…」などと言って、自分の話に移ってしまうことが挙げられます。

他にも、自分がある地域を旅行した話をしようと、「この前、どこどこに旅行行ったんだ」と話した途端に、相手が「私もそこに旅行したことがあって…」と話しが続く状態も、相手の話を取っているので、横取りといえます。相手の話を横取りしているリーダーほど、「メンバーはなかなか意見を出さないと言って嘆いているケースが多いと言われます。

これまでに、私自身も経験がありますが、自分の話を取られた経験も、相手の話を取ってしまったという経験もあるのではないでしょうか。

やはり親の関わりが重要。何事にも尻込みしない子供に育てる方法

起業や転職、職場の異動など、我々の周りにはチャレンジしなければならない事案が数多く存在します。新しい事に挑むのはいくつになっても大変なものですが、それは子どもにとっても同じこと。今回の無料メルマガ『子どもが育つ“父親術”』では、子どものチャレンジ精神を高めるため大人がとるべき姿勢を紹介しています。

チャレンジしようよ!

今日は「新しいこと・まだできないことへのチャレンジ」について。

従来の私の考えでは、

  • 「こんなことができると、こんな良いことがあるよ」とだけ見せる、伝える
  • 本人に心の準備ができるのを待つ
  • チャレンジしている時はよく見守る
  • 準備ができる前に背中を押すのは、かえってチャレンジを遠ざける

との方針でした。ですが、最近になって、新しく

  • 場合によっては、周囲から促す・背中を押してあげることも効果的

との考えを持つようになっています。きっかけは、息子がサッカーを習っている時の観察から。コーチが、利き足でない方の足を使うことや、新しく習った技術を実践することを子どもたちに勧めながら、

「どんどんチャレンジしようよ!」
「失敗していいんだよ。失敗するから、上達できるんだから」
「その代わり、チャレンジしないでチャンスから逃げたらダメだからね!」

と言っていたのを聞いて、気づかせてもらいました。その働きかけに対して、子どもたちは萎縮することもなく、徐々にチャレンジするようになっていったのです。

もちろん、チャレンジを始められるタイミングは個人差が大きい(言われてすぐトライする子もいれば、その日の最後に初めてトライしてみる子もいる)ものの、みんな新しいことにチャレンジしていました。

こうした「チャレンジを促す」という働きかけは、日常生活でも可能ですが、やはりスポーツや習い事などの方がやりやすい側面があります。

  • 子ども自身の中に、最初から「上達するために練習する」という意識があること
  • 失敗しても、実際に困ることは何もないということ

がその主な理由です。もし身近な子どもに対して、ちょうど良い状況があったら、「チャレンジを促す」という働きかけを試してみていただいても良いと思います。

チャレンジできなかったら励ましを

「あれ~、今、左足で蹴らないで右足に持ち直しちゃったね~」
「持ち直している間に、相手が来てシュート打てなかったね」
「次は、左足で打ってみような!」
「ミスしてもいいから、思い切ってやってみよう!」

チャレンジしたら認めてあげる

「お!今、左足でシュートしたね!」
「すぐシュートしたから、相手が来る前に打てたね!」
「次もやってみような!」
「続けていれば、必ず狙った所に行くようになるよ!」

堀ちえみ舌がん公表の衝撃。がん罹患2人に1人時代の向き合い方

タレントの堀ちえみさんによる自らの舌がん公表がメディアで大きく取り上げられ、衝撃が広がっています。健康社会学者の河合薫さんは、自身のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』で今回、アメリカのがん患者に対する手厚い処遇を紹介するとともに、日本社会に対してがん患者の「声にならない声」へのさらなる取り組みを求めています。

※本記事は有料メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』2019年2月20日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

ドナー休暇と世界対がんデーと。

「トランプ大統領をノーベル平和賞に推薦した」という驚愕の事実が報じられる中、「安倍首相 ドナー休暇支援」とのニュースが飛び込んできました。18日の衆院予算委員会で、競泳の池江璃花子選手が白血病と診断されたことを受け「希望する人が(骨髄の)ドナーになりやすい環境整備が重要だ」とし、来年度から「ドナー休暇制度の普及啓発活動を支援する考えを示したというのです。

池江選手の公表以降、日本骨髄バンクにドナー登録に関する問い合わせが通常の50倍も急増したことは既に報じられていました。ドナーは患者さんと適合してから採取後の健康診断に至るまでに、8回程度平日の日中に医療機関に出向く必要がありました。

そこでその日数を、ドナー自身の有給休暇を使うのではなく、勤務先が特別休暇として認めるのがドナー休暇制度」です。ドナー登録していても日数の多さからあきらめる人も多く、日本骨髄バンクを中心にこれまで「ドナー休暇制度」の普及を行ってきました。

直近のデータでは全国で347社で導入されています。詳細はこちらでごらんいただけますが、企業だけでなく大学や病院なども協力しています。

ドナー休暇制度導入企業・団体(日本骨髄バンク)

政府が、しかも安倍首相のトップダウンでドナー休暇支援に乗り出すことは、とてもすばらしいことです。

が、その一方でひねくれ者の私は「利用されてる感」を抱き、なんとも言葉にし難い気分になりました。

念のため繰り返しますが、今回の決断は支持します。でも、タイミングがイヤラシすぎる。厚労省の勤労統計問題に加え、桜田五輪相の「がっかり」発言問題がありましたから、それらをデフォルメするための支援策だろ!と、“脳内のおサルさん”が騒いでやまないのです。

もし、安倍首相がドナー休暇支援だけだけなく、すべてのがん患者への支援策を打ち出してくれていたら話は別

だって2月4日は「世界対がんデー」。がんへの誤った情報を正し、意識の向上と予防、検出、治療への取組を促すために世界で定められた記念日です。

伊藤忠社員をスパイ容疑で1年拘束する、中国という不可解な地獄

2月14日、伊藤忠商事の日本人男性社員が中国で1年もの間、長期拘束されていることが明らかになりました。繰り返される中国当局による外国人のスパイ容疑での逮捕劇。習近平政権はいったい何を守ろうとしているのでしょうか。台湾出身の評論家・黄文雄さんが自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で分析・考察しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2019年2月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【中国】中国でまたもや発覚した日本人拘束

中国広州、伊藤忠社員を1年拘束 市国家安全局、スパイ容疑か

伊藤忠の40代の男性社員が中国に1年間もスパイ容疑で拘束されているというニュースです。具体的にどんな行為がきっかけで拘束に至ったのかという詳細は報道されていないのでわからないし、中国の報道官も「詳細は未確認」とのコメントしか出していませんが、拘束は事実です。

伊藤忠側も公式見解は出していません。朝日新聞の報道を以下に一部引用します。

社員は拘束当時、東京本社に在籍し、私的な旅行の最中に拘束されたとみられるという。数年前まで広州市のリニア地下鉄プロジェクトに従事し、その期間に関わる何らかの嫌疑がかけられたとみられるという。

 

別の関係筋によると、社員は中国に出張中、休みをとって旅行している時に拘束されたとの情報もある。具体的にどのような行為が問題にされたかは不明だが、「国家の安全に危害を与えた罪」に問われた可能性がある。広州市の裁判所で初公判が終わっているが、判決は出ていない。

伊藤忠社員を中国が拘束 1年前、私的旅行中か

以前のメルマガでも述べましたが、ここ数年で中国で日本人が逮捕される事件は少なくありません。彼らの容疑は一様にしてスパイ容疑です。

2015年、上海市で日本人女性が逮捕されました。東京都新宿区の日本語学校幹部で中国出身の日本人女性です。彼女はその後、スパイ罪で懲役6年の実刑判決を言い渡され、5万元(約82万円)を没収されました。

そのほか、「中国当局は15年5~6月、日本人をスパイ容疑で相次いで拘束した。17年3月には温泉開発のための地質調査に入った邦人男性6人が山東省と海南省で拘束。うち4人は帰国したが、男性2人は正式に逮捕され、今年6月までに起訴された」

日本人女性に懲役6年 中国「スパイ罪」