東大卒が教える、口下手でも人を思い通りに動かせる4つの枕言葉

ビジネスやプライベートでも、口が立つ人は何かとうまくいっている気がしませんか? そうでない人にとってはうらやましい話です。ところが、口ベタでも思った通りに人を動かす方法があるといいます。今回、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、 皆さんの思い込みを払拭する一冊です。

人を動かす話し方?⇒『「口ベタ」でもなぜか伝わる 東大の話し方』

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「口ベタ」でもなぜか伝わる 東大の話し方

高橋浩一・著 ダイヤモンド社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、東大卒の営業プロフェッショナルが、口下手でも人から「イエス」を引き出すコミュニケーションノウハウを述べた一冊。

相手から強引に「イエス」を勝ち取るやり方ではなく、「断られない」「ノー」と言われにくい、ツボを押さえた話し方を提唱しています。

仕事ができる人の定義にはいろいろあると思いますが、「他人にお願いできる」「お願いして協力してもらえる」というのは、間違いなく「できる人」のスキルだと思います。

本書では、どうお願いすれば聞いてもらえるのか、どう切り出せば断られないか、何を押さえれば人が動いてくれるのか、著者の経験に基づくやり方が書かれています。

最近の本は、とかく客観性、再現性を重視するあまり、どの本も似たような理論紹介が多いのですが、本書はプロからの実践アドバイスが中心で、リアルなコーチングを受けている感覚で読むことができます。

読者が営業であれば、すぐさま役立つと思いますし、そうでなくても、本書の人を動かすスキルは、人生のどこかの場面で役立つと思います。

土井はバイヤーをやっていた関係で、数百人単位の営業さんのトークを聞いてきましたが、できる営業さんというのは、こういうツボを押さえた話し方をマスターしているものです。

そしておそらく、僕とそれ以外の方では、話し方やアプローチも思いっきり変えているはずです(笑)。

相手を知ること。そして相手のニーズを知ること。

営業や商売で大切なことが、コンパクトにまとめられています。

 

大学全入時代が元凶?現代の若者が失敗を恐れるようになった理由

桜が満開になる今頃は、進級、進学、新生活の季節。これから大学生になる皆さんの中には、目標としていた第一志望の学校に合格し、晴れやかな思いで入学を心待ちにしている人もいるでしょう。反対に、願いが叶わず暗澹たる気持ちのまま春を迎えたというケースもあると思います。メルマガ『喜多川泰のメルマガ「Leader’s Village」』の著者で自己改革小説の第一人者・喜多川泰さんは、大学受験の意味と「不合格」に含まれたあなたの勇者たる印について語っています。

勝者より、勇者たれ

十数年前、高校入試の実績として「塾生の合格率100%!」を謳った広告を掲げている塾があった。

数字のインパクトが凄いから、それだけ見ると「いい塾なのかなぁ」と思ってしまう人もいるのかもしれないけど、実際には中3生が1人しかいなくてその子が合格しただけかもしれない。

その状況でも「合格率100%」というのは嘘ではない。数字って怖い。

人数が多くなるほどに100%を達成するのは難しくなる。

特に真剣に勉強をする人が増えるほど100%は難しい。

だから人数が多くて本当に100%を達成したのであれば、その塾の生徒たちは合格できる高校を受験するように指導されただけかもしれない。

「このまま受けても絶対落ちるぞ。受けるだけ無駄だから志望校を変えたほうがいい」と毎日言い続けて、合格できるところに志願を変更させる。

そうすることで誰もが合格できるところを受験した可能性もある。

実際に「行きたい高校」を受験するのではなく「合格できる高校」を選択する人は多い。

まあそれを「進路指導」と言うのかもしれないけど。

もちろん頑張った結果「合格できる高校」のレベルが上がって、そこに合格できるようになったということであれば「おめでとう」という言葉も相応しいのかもしれないし、単純に高校のレベルの問題ではなく、最初から行きたい高校というのが、それほど勉強を頑張らなくても行けるときもある。それも「おめでとう」なのかもしれない。

とにかく状況は一人一人違う。

一つ一つの合格に、それぞれの意味がある。

だけど、受験生を指導していると、「頑張るのが嫌で」「遊ぶ時間が欲しくて」「努力をしなくてもいけるところで」という理由で志望校を下げて合格できる高校を選択する子もいる。

もちろん、それらをすべて一括りにして「めでたくない」と言うつもりはない。

義務教育は中学まででも「高校までは行くもの」というのが社会通念上の一般論ではあるので、行きたいところではなく合格できるところを選択しなければならないという背景もあるのは理解している。

だから実は村長も、高校合格に際しては個々の状況に関わらず「おめでとう」と伝えてきた。

ただ、その意味合いは、人によっては「合格おめでとう」であったり、別の人に対しては「進学おめでとう」であったりと様々だ。つまり、何かをクリアすることに対する「おめでとう」ではなく、七五三や成人式などと同じように、そこまで成長し生きて来たことに対する「おめでとう」もあるということだ。

この記事の著者・喜多川泰さんのメルマガ

謙遜は本当に「美徳」なのか?やりすぎる人の人生が好転しないワケ

日本独特の表現に“謙遜”があります。謙遜は美徳とも言われますが、「それをやりすぎてしまうと自分にとって良くない」と語るのは、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさん。それは一体なぜなのでしょう? 佐藤さんは、その理由について解説しています。

謙遜バイアスを外す

他者に何か良いことをした時、例えば募金や寄付行為をした時に、

 ▼ ほんの少しですが…
 ▼ 大した金額じゃないのですが…
 ▼ 自慢できる金額ではないのですが…

みたいに謙遜する人っていますよね。

たしかに謙遜の意味があるわけですが、このセリフがクセになると運勢は良くなりません。

金額が少ないかどうか、そのおカネや行為が相手の役に立っているかどうかは、施しをしたあなたが判断することではないんです。たとえ100円であれ、better than nothing なんですから。

あなたは出来得る範囲で、施しをした、サポートをしたということを誇りに思えば良いんです。それを打ち消すかのような謙遜に意味はありません。

私は運勢を変えるために、コンビニで募金箱を見掛けたら10円で良いから募金しなさいということを話すのですが、これだって

 ■ たったの10円で人生が変わるわけないじゃん

と思ってやる人には、幸運はやって来ないんです。だって、募金という行為を、人生が変わるわけがないという言葉で打ち消してしまったんですから。

 ● この10円の積み重ねが私の人生を変えるのだ!ガッハッハッ!!

と言える人の方がサクッと、圧倒的に人生を好転させられるんです。

WBC日本代表にメジャーも衝撃。大谷翔平への賛辞で埋まった米国メディア

WBCで世界一に輝いた侍ジャパンの奮闘は、多くの人の心に刻まれたましたね。それは日本だけでなく、決勝戦の対戦相手・アメリカでも同じだったと、メルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』の著者である大澤さんは解説します。米国紙の報道を紹介しながら、野球の本場であるアメリカが素直に日本代表を賞賛する理由に、大谷翔平選手の人間性があると見解を示しています。

WBC優勝、日本チームと大谷選手へ評価

今週は野球日本代表応援に熱狂された方が多ったはないしょう

国は野球す。今大会はスター選手も多数ている負けるは相当に悔したはずす。

ニューヨークタイムズはそ結果をどう報じたしょう? そ記事をみて見ましょう。

「大谷選手活躍日本国を下しワールド・ベースボール・クラシック優勝」

多く人がずっと夢見ていた、世界野球強豪国とそ超一流選手ある大谷翔平とマイク・トラウト対戦は、まさに実現した。

二刀流大谷は、試合中ずっと日本指名打者として活躍し、9回にタイトルを決めるチャンスマウンドに上がりました。

そして、ロサンゼルス・エンゼルスチームメイトあるトラウトを三振に仕留めるなど、力強いイニング、大谷は日本を大熱狂に陥れました。

「人生最高瞬間だ 」と、大谷選手は終了後、通訳を介して語った。大谷は、大会最優秀選手にも選ばれた。

試合前、大谷はチームメイトに挨拶し、スーパースターに憧れるはやめなさいと言った。

「彼らに憧れたら、彼らを超えることはきない 」と大谷は言った。「我々は彼らを超えるため、頂点を極めるためにここに来ただ。一日だけ、彼らへ憧れを捨て、勝つことだけを考えよう。」

大谷翔平選手がマイク・トラウト選手を三振に仕留め、日本が3度目W.B.C.優勝を果たすなど、スリリングな大会が力強く幕を閉じた。

トラウトは「大谷は競争者(挑戦者)だ。だら彼は最高なんだ」「彼はラウンド1を制した」と語り2026に開催される次回WBC再戦があることを示唆した。

解説

大谷選手へ評価と賛辞埋まっています。もちろん日本チームへ高い評価もあります。続けてみましょう。

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ

 

ジャニーズと大物作家は完全スルー。日本の大手メディアは“カス”ばかりである

先日、故ジャニー喜多川氏による性虐待疑惑を報じたドキュメンタリーが放送され、SNSで様々な反応がありました。数多のスターを誕生させたジャニー氏の裏の顔は、世間の関心も高いニュースです。にもかかわらず、日本のメディアのほとんどがこの話題をスルーしています。 今回のメルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』ではジャーナリストの伊東森さんが、なぜジャニーズのスキャンダルは“タブー”なのかを解説。大物に屈するメディアの姿勢を痛烈批判します。

イギリスBBCがジャニー喜多川氏のドキュメンタリーを放送 ジャニー喜多川氏とは何者なのか なぜジャニーズのスキャンダルは“タブー”なのか

英公共放送BBCが、ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏の性的搾取についてのドキュメンタリーを報道。タイトルは「Predator: The Secret Scandal of J-Pop」。

日本語で「J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル」の題で、3月7日に「BBC Two」でイギリスにおいて放送、日本では、3月18日と3月19日に「BBCワールドニュース」で放送された。

BBC NEWS JAPANの公式ページには、

<ジャニー喜多川氏は日本のポップカルチャー、日本のアイドル文化を作り上げた立役者だった。喜多川氏が創設した男性のみのタレント事務所「ジャニーズ事務所」は、人気男性アイドルグループを次々と世に送り出した。

「チャート1位を獲得した歌手を最も多くプロデュースした人物」としてギネス世界記録にも認定された。(*1)>

「一方で、喜多川氏には性的搾取の疑惑が、常につきまとっていた。しかも、密室でささやかれただけではない。全国的な報道機関が取り上げ、その一部は民事裁判で認定された。それでも、喜多川氏は晩年まで国の宝とされた。2019年に87歳で亡くなった後も、今なお崇拝されている。」(*2)

と記載。

ジャニー喜多川氏の疑惑については、週刊文春が報道後、週刊文春をはじめ文藝春秋のあらゆる編集部を、自社タレントの取材から締め出す。

そして週刊文春の連載の翌年、喜多川氏とジャニーズ事務所は文春を名誉毀損で訴えた。

目次

・ジャニー喜多川氏とは何者なのか 「CIAスパイ説」も
・なぜジャニーズのスキャンダルは“タブー”なのか
・一方の週刊誌は「作家タブー」 虚構の”文春砲” 日本に「言論の自由」はない!

ジャニー喜多川氏とは何者なのか 「CIAスパイ説」も

渦中の人物、ジャニー喜多川氏とは何者なのか。

2019年に死去時、朝日新聞は、

「1931年、米ロサンゼルスで生まれた。10代で、公演で現地を訪れた美空ひばりらの通訳をし、ショービジネスの基礎を学んだ。その後、日本で、コーチをしていた少年野球チーム『ジャニーズ』からメンバーをスカウトし、62年、同名グループのマネジメントのためジャニーズ事務所を設立した」(7月10日付)

と一面で取り上げている。一方、同日の第二社会面では、

「1999年には所属タレントへのセクハラを『週刊文春』で報じられた。文春側を名誉毀損(きそん)で訴えた裁判では、損害賠償として計120万円の支払いを命じる判決が確定したが、セクハラについての記事の重要部分は真実と認定された」

と記す。

ジャニー喜多川氏には、「CIAスパイ説」というものが付きまとう。小菅宏は、週刊文春にて、

「不躾とは思いつつ、ジャニー氏に『CIAのスパイだったの?』と尋ねたことがある。本人は『米国の情報機関で働いたことはあるけど、それ以上はノーコメント』と打ち切った。ことアイドル像については多弁な彼も、自身の過去には口を閉ざしていた」(*3)

と書いた。

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

ペンギン池落下問題で炎上の加藤浩次。水卜アナ祝福ムードに「水を差した」デカすぎる代償

27日に放送された「スッキリ」(日本テレビ系)にて、MCを務めるお笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次(53)が、24日の番組放送中に発生した騒動について謝罪した。発端となったのは、栃木県の「那須どうぶつ王国」からペンギンの餌づけ体験をリポートしていたお笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰(44)に対し、加藤が「池に落ちんなよ」「春日、足元気をつけろ」などと煽り発言をしたところ、春日が合計3度、池に落ちた場面。池にいたペンギンを危険にさらす行為に批判が止まないだけでなく、25日に結婚を発表した水卜麻美アナウンサー(35)に水を差す行為だとの指摘を受けている。

水卜アナと中村倫也の幸せを台無しにした男

27日、水卜アナが総合司会を務める「ZIP!」(日本テレビ系)にサプライズ出演をしたのは、水卜の結婚相手である俳優の中村倫也(36)だ。番組内で、2人は仲睦まじい様子で結婚を報告し、祝福を受けた。

しかしその矢先、後番組である「スッキリ」が放送されるとお祝いムードは一変。番組冒頭のお通夜ムードの謝罪場面に、「加藤が水卜アナの幸せに水を差した」との声も上がった。

週刊誌などで活動する芸能ライターはこう語る。

「水卜さんの好感度は全局のアナウンサーの中でもトップクラス。お相手の中村さんも、長い下積みを経てブレイクした実力派俳優ということもあり、この結婚にケチをつける人は皆無です。その祝福ムードを一瞬にして壊した加藤さんに批判が集まるのも無理はない。タイミングが最悪でしたね」

今回の騒動は当初、煽った加藤と池に落ちた春日の両者が攻撃されていたようだが、今は加藤1人を責める声が強くなってきている。

「春日さんも悪いけど、芸人の先輩である加藤さんの“フリ”を無視することはできなかったんじゃないかと思います。今日の謝罪の場での加藤さんの発言は『打ち合わせを怠った』など、どこか言い訳めいたものもあってか、私の周囲では春日さんに同情する声が多数を占めています」

最後の最後にやらかした“時代遅れの狂犬”

3月末で終了することが決まっている同番組。2006年に放送を開始した当初からMCを務める加藤は、最後の最後、ド派手にやらかしてしまったことになる。

ちなみに加藤は、番組が始まった2006年7月、相方の山本圭壱(55)が起こした不祥事の際も謝罪している。当時、涙を流しながら相方について詫びる男気に好感度は急上昇した。それだけに、「同じ謝罪で世間の反応がここまで違うなんて」と比較してしまう。

今後、加藤はどうなるのだろう。「『狂犬』の異名をとる彼のキャラクターが今の時代にそぐうかと聞かれると、Noでしょうね」と言うのは前出のライターだ。

「コンプライアンスが厳しい時代ですから、視聴者に対して『何かやりそう』と不安を抱かせるキャラは歓迎されないのは事実です。随分と前にはなりますが、加藤さんはバラエティ番組で、今は引退した元AKB48のアイドルの顔面を踏みつけて殺害予告を受けたりしていましたよね。もちろんそれは番組上の台本だと思うのですが、今回のペンギン騒動も芸人のお約束なノリでした。そういった古い笑いしか取れないとなると、需要は減っていくでしょうね」

また、「加藤さんの場合、相方の問題もあります」と続ける。

「2006年に未成年の少女に暴行した罪で書類送検(後に不起訴)された山本圭壱さんは去年、元AKB48の西野未姫さんと結婚し少し話題になりましたが、過去にやったことが重すぎですからね……。視聴者受けを重視するテレビの需要はほとんどないのが現状です。今後、加藤さんもそのイメージに引っ張られる可能性はゼロではないかと。2019年の闇営業問題をきっかけに吉本興業の後ろ盾がなくなってしまっていますし、あれだけのタレントでも、今後の活躍は約束されないのではと感じます」

「春日、足元気をつけろ!」と悪ノリした加藤。今後は、自らの足元に注意する必要がありそうだ。

プーチンに武器供与するか否か。習近平が自ら陥った「危険なジレンマ」

全人代閉幕からわずか1週間後の3月20日、モスクワを電撃訪問した習近平国家主席。このタイミングで「伝家の宝刀」を抜いた中国は、一体何を得たのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、習国家主席の訪ロの目的を解説するとともに、それらがほぼ達成されたと断言。さらに中国がロシアに武器供与を行うか否かを予測するとともに、岸田首相のキーウ訪問の是非について考察しています。

プーチンへの武器供与はあるのか。習近平国家主席訪ロというカードを切った中国

「まさに思惑通りの訪問となった」

3月20日から3日間に及んだ習近平国家主席の訪ロに付き添った中国政府高官が漏らした“素直な”感想です。

戦況が一進一退の様相を呈し、ロシア側の苦境が伝えられる中、プーチン大統領からの再三の訪ロ要請とロシアへの支援要請が寄せられても、表立ってロシア・ウクライナ情勢に言及せず、微妙な距離感を保ちつつ、訪ロを見送り、情勢を静観してきた中国と習近平国家主席ですが、3月の全人代で自らの3期目が正式にスタートするや否や、早いタイミングで訪ロを実行して見せました。

種まきは王毅政治局員が参加した2月18日のミュンヘン安全保障会議で行われ、その際、クレバ外相に内容伝達したのち、モスクワ入りしてプーチン大統領にも「中国が両国の停戦の仲介を行う用意がある」と直接伝えた後、ロシアによるウクライナ侵攻からちょうど1年が経つ2月24日に調停・仲裁案が示されました。

中国にポスト・ウクライナの世界および停戦協議の主導権を握られたくないアメリカやNATOは即座に拒否するコメントを出しましたが、当事者であるロシアとウクライナは「合意できない要素もあるが、真剣に検討する」という姿勢を示したため、「早すぎず遅すぎないタイミングは今」と決断し、習近平国家主席の訪ロという切り札を使って勝負に出てきました。

訪ロの主目的は【ロシア・ウクライナ間の仲裁案への支持取り付け】と言われていますが、中国サイドにとっては対ロ関係および国際社会における立ち位置という観点から得るものが多かった訪ロであったように思われます。

一つ目は【国際社会における対中イメージの改善】という思惑です。

昨年2月24日にロシアがウクライナ全土への侵攻を始めた際、中国政府は非常に難しい選択に迫られたようです。ちょうどその3週間ほど前に行われた中ロ首脳会談の際に「中ロ間の連帯と協力に制限はなく、禁止事項もない」という“全面的な協力関係”をアピールしたばっかりであったため、無碍にロシア非難を行うわけにもいかず、また全力を挙げてロシア支援を行うわけにもいかないというジレンマに陥りました。

中国との関係悪化が進むアメリカ政府や欧州各国は挙ってその“無制限の協力関係”を取り上げて中国非難を強め、その後も、中国によるロシアへの武器供与・軍事支援の“疑い”をクローズアップして、中国に対する嫌悪感を強めようとしました。

今回、満を持して行われた習近平国家主席の訪ロにおいて、絶対的に有利な立場に立っている状況下でロシアによる武力攻撃の激化・エスカレーション傾向を思いとどまらせ、「対話による解決を目指すこと」を促す姿勢をアピールすることで、国際社会で広がりつつあった対中非難を和らげたいとの思惑があったようです。

中ロ首脳会談の間にもロシア軍によるロケット攻撃が相次いだことで欧米諸国からの中国とロシアへの非難は高まりましたが、対ロ制裁によって多大な損害を被っている大多数の途上国からは、「やっと中国が事態打開に向けて重い腰を上げた」と一定の評価を受けています。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

EU議会で可決の「EV移行法」が、最後の閣僚会議でドイツ反対によって覆りかけている現状

環境問題などを理由に、欧州で急速に進む自動車のEVへの移行ですが、2月にEUが欧州議会で「EV移行法」を可決したにもかかわらず、ここにきてドイツの反対で覆りそうだということをご存知でしょうか。そんなEUとドイツのEV事情を伝えるのは、作家でドイツ在住の川口マーン惠美さん。川口さんは以前から「EUは梯子を外す可能性があるので日本は100%追随しない方が良い」と主張してきたそうですが、そのことが現実になり始めている欧州の現状を紹介しています。

プロフィール:川口 マーン 惠美
作家。日本大学芸術学部音楽学科卒業。ドイツのシュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。ドイツ在住。1990年、『フセイン独裁下のイラクで暮らして』(草思社)を上梓、その鋭い批判精神が高く評価される。ベストセラーになった『住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち』、『住んでみたヨーロッパ9勝1敗で日本の勝ち』(ともに講談社+α新書)をはじめ主な著書に『ドイツの脱原発がよくわかる本』(草思社)、『復興の日本人論』(グッドブックス)、『そして、ドイツは理想を見失った』(角川新書)、『メルケル 仮面の裏側』(PHP新書)など著書多数。新著に『無邪気な日本人よ、白昼夢から目覚めよ』 (ワック)がある。

「EV移行法」議会で可決もハシゴを外し始めたEU

2月14日、EUの欧州議会は、2035年からEU域内でのガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車の新規登録を禁止すると決めた。つまり、これ以後、購入できるのは、EVかPHV(プラグインハイブリッド)でなくてはならない。

しかし、EVは価格が高い。いくら補助金が付いてもまだ高い。ドイツでは、車は贅沢品というよりも、少し都会を離れれば生活必需品。そもそも公共機関の十分に発達した都会もあまりない。しかも、平べったい国土に小さな市町村が点在しているので、車がなければ仕事にも、買い物にも、お医者にも行けないといった環境にいる人たちが、日本の田舎よりもさらに多い。早番、遅番のシフトで働いている人たちなど、車がなければ完全にお手上げだ。だから地方では複数の車を所有している世帯が多い。しかし、だからと言って、彼らは別にお金持ちでもなく、新車を買うことも少ない。

ドイツの中古車市場は高度に発達しており、新品同様の一年落ちの高級車から、「まだまだ走りますよ!」といった丈夫そうな中堅車まで見事に揃っている。中には、ボディ以外は使い物にならないようなポンコツもあるが、それは、エンジンから何から全部買ってきて、自分で組み立て直すのが大好きという趣味の人などがゲットする。つまり、もし、中古のガソリン車やディーゼル車が入手できなくなったとしたら、どう見ても、これまで新車は買わなかった人たち、あるいは買えなかった人たちが、高いE Vを買えるはずがないのである。

かといって、35年までにEVの中古車市場が発達するかどうかは不明だ。今、出ているEVの中古はたいして安くない。たとえ安いものが出ても、E Vの心臓部はバッテリーなので、中古のバッテリーを積んだ車を買うのは憚られる。だったら低価格のE Vはというと、小型でシティ仕様なので、子供がたくさんいたり、「夏のバカンスは南仏にしようか、クロアチアにしようか」などと考える人には不向きだ。要するに八方塞がり。

EUは昨年10月に、26年までに主要道路には60km毎に充電スタンドを作るということも決めた。それもあって、ドイツもフランスも100万の充電スタンドを作るというが、現在はそれぞれ6万と7万。あまり急いでE Vを買うと、ちょっと遠くの親戚の家に無事に辿り着けるかどうかも怪しくなる。

それでも昨年、ドイツではEVが結構売れた。連邦交通局の発表によれば、新規登録車の3分の1が、EVかPHVだったというから画期的だ。ただし、これは潤沢な補助金が去年で終了したための「駆け込み需要」であり、しかも、セカンド・カーのケースが多かった。今年の売れ行きはガクッと落ちるだろう。

ドイツ人がEVの購入に躊躇する理由は、その他にもある。たとえば電気代の高騰。値上げの勢いはガソリンやディーゼル以上だ。それどころか、価格の高騰ばかりか、しばしば発電量が需要に追いつかないという事態さえ起こっている。特に産業の盛んなバーデン=ヴュルテンベルク州では、この冬、住民に複数回、節電要請が出された。これを解消できないままEVを急激に増やすなど、はっきりいって不可能だ。

EVシフト政策を、あたかも自分の天命と言わんばかりに強引に進めてきたのが、EUの中枢機構である欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長(ドイツ人)。EUにおける最高権力者である。ただ、最近では、氏がEVシフトを進めれば進めるほど、バッテリーの生産もEVの生産も間違いなく中国に占有され、最大の市場も中国だし、EUには大した利益を齎さないということがあちこちで言われるようになっている。

保身のために「いじめ第三者委」を設置の異常。南国市と海南市の呆れた惨状

さまざまな紆余曲折はあったものの、いよいよ4月1日に設置されるこども家庭庁。HPにも「こどもまんなか」を掲げる同庁は、いじめ解消にも大きな力を発揮することができるのでしょうか。今回のメルマガ『伝説の探偵』では現役探偵で「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」の代表も務める阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、これまで何度も取り上げてきた高知県南国市と和歌山県海南市の、あまりに酷い教育委員会や市議会のいじめ対応を改めて紹介。その上で、こども家庭庁へ抱く淡い期待を記しています。

教育委員会も市議会も首長も動かず。いじめ被害者と家族を冒涜する2つの自治体

全国のいじめ問題では、隠ぺいや被害者を貶める教育委員会の暴走が後を絶たず、その氷山の一角が報道されている。

なぜ、氷山の一角かと言えば、報道されるのはごく一部であって、同様の被害を受けている被害者が無数にいるからだ。SNSなどのインターネットで注目される事件もあれば、マスメディアが報じるケースもある。いずれにしても信じられないような酷い対応が続き、被害者側は何度も追い詰められていく。

私は、前回まで報じた和歌山県海南市の対応を見て、こどもの権利や被害者の権利を無視し、いじめ防止対策推進法に違反する行政委員会の共通点を記したいと思う。

根拠法なき高知県南国市の「小2水難事故第三者委員会」設置理由

2019年8月に発生した、生活用水などが流れる下田川で当時小学2年生の岡林優空君が亡くなった高知小学生水難事件では、『伝説の探偵』でも何度も記したように、いじめの目撃情報が相次ぎ、溺水時に一緒にいた子どもたちが、助けも呼ばず、優空君の自転車をその後乗り回したり、証言が二転三転するなど、誰が見てもおかしいということがメディアにも報じられた。

● 公式HP「team_ hinakun 高知県小学生水難事故

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高知県南国市(南国市教育委員会)は、第三者委員会を設置することを、令和元年11月に決めたが、その理由は以下の通りであった。

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高知県内の報道機関に対しては「これまでに不確かな情報が流れているとして第三者委員会の設置を決定した」と説明し、ご遺族には「これまで、さまざまな不確かな情報が流れており」と第三者委員会の設置に要望に応じた理由を正式回答している。

しかし、いじめ防止対策推進法に基づくいじめの第三者委員会の設置については、重大事態いじめ(いじめにより生命や財産などに深刻な被害が生じた、不登校など相当な期間学校を休まなければならない状態)の疑いがあると認められたときであり、断じて「不確かな情報が流れている」という理由で第三者委員会を設置することはできない。

その理由は、不確かな情報が流れたということに対しての根拠法がないからであり、これがまかり通るのであれば、独立した行政委員会という王国は、恣意的に血税を使って恣意的な無法な委員会を形成できることになってしまうのだ。

この記事の著者・阿部泰尚さんのメルマガ

薬を嫌がる猫や犬のための『おくすり飲めたね』は作れないのか?

猫や犬が病気になると、飼い主さんは薬を飲ませるのに苦労することがあるようです。人間の子供用の『おくすり飲めたね』のような、薬を飲みやすくする商品は作れないか?との質問を受けたのは、メルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』著者でボストン在住医学博士のしんコロさん。微妙な味の違いにも敏感な猫には難しいようで、しんコロさんが飼い猫の「しおちゃん」に抗がん剤などの薬を飲ませるときにしている工夫を教えてくれます。

『おくすり飲めたね』の猫(犬)用は作れないのでしょうか?

Question

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しおちゃんも苦いお薬飲むのはイヤな様ですが人間用には龍角散から出ている『おくすり飲めたね』という物があります。猫(犬)用のは作れないのでしょうか?最近日本では良くCMを視るので猫、犬用のもあれば飼い主さんも飲まされる本人も精神的ダメージが減るかな?と思ったので。

しんコロさんからの回答

『おくすり飲めたね』という製品はフルーツの味をつけた粒状のゼリーのようなものですね。苦い粉末の薬などはこのゼリーで包んでしまうと、薬をいやがる子供がすんなりと飲めるというものですね。

犬には錠剤やカプセルを固形のおやつの中に入れて食べさせるという製品があります。固形おやつが凹になっているものです。犬はわりと勢いよく食べてくれるのでこういった製品は使えますが、猫の場合は敏感なので難しいです。

チュールのようなペーストを使う手もありますが、味や匂いがちょっと違っても食べてくれないのです。なので、猫の場合は強制的に投薬をする必要がどうしても出てくると思います。液状であればシリンジで与えることができますが、錠剤やカプセルではハードルが上がります。

しおちゃんも抗がん剤とFMTのカプセルをとても嫌がるので最初は苦労しました。現在は薬を飲ませるためのピペットのようなものを使っています。長細い器具の先が柔らかいシリコンになっており、そこに錠剤を挟み込みます。しおちゃんの口を開いて、口の奥の方にこの器具を入れて、そこでボタンを押すと薬がリリースされます。指で行うよりも喉の方に薬を落とせるので、飲み込みやすくなります。

この時、薬に少しウェットフードをつけて湿らせておくと、スムーズに飲み込むことができます。そして薬を飲ませた直後に目の前にウェットフードを置いて「ごはんの時間」にします。薬の嫌な時間をできるだけ忘れさせるという意図ですが、今のところこの方法がうまくいっています。

この記事の著者・しんコロさんのメルマガ

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