どうしても接客で緊張してしまう販売員が知らないあるポイント

接客をする際、お客様に対して緊張してしまう─。そんな悩みをもつ新人販売員も多いかもしれませんね。今回のメルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、緊張を解くための接客ポイントを紹介しています。 

お客様の緊張

販売や接客の経験が浅いと、普段接しない層のお客様に対しては緊張してしまいがちです。

例えば自分が20歳だとして、明らかに50歳を超えているようなお客様が来店されたとしたら、

「どうしよう、何を話せばいいだろう」
「普段の接し方だとまずいかも…」

などといったことを考えてしまって、緊張感に包まれます。

その緊張が接客にも表れてしまい、うまく接することができなくなり、普段の力を出せなくなる。

こういう経験は誰しもあることではないでしょうか。

それを「緊張するな」と言われても、実際にはそうもいかないでしょう。

してしまうものはしてしまうので、するなと言われたところで何も解決はしません。

でも覚えておいてもらいたいのは、「お客様も緊張している」ということです。

これは特に経験の浅い方には理解をしてもらいたいポイント。

普段接しない層のお客様が来店される。

これはイコール、お客様も普段あまり利用しない店に入ってきていることになります。

本当にその通りかはお客様にもよるのですが、あまり普段見かけないお客様ならば、少なくとも自店の利用はあまりない状態なわけです。

つまり初めて(に近い)店へ入り、年齢層も違うスタッフや他の客の中で店を利用する緊張感があるのですね。

ChatGPT、Web3…新しいテクノロジーについていけないと感じる人へ

ChatGPTなど多くの新しい技術が開発されていますが、それに振り回されることなく使いこなすためには何をしたらいいのでしょうか。Google、マッキンゼー、リクルート、楽天の執行役員などを経て、現在はIT批評家として活躍されているメルマガ『尾原のアフターデジタル時代の成長論』の著者・尾原和啓さんが、2つの方法を紹介しています。

【ChatGPT, Web3, メタバース】技術バズワードに対して振り回されず、使いこなすための2つの方法

「Chat GPT」「メタバース」「Web3」など、次々と出てくるテクノロジーバブルにどう対応すべきか、という話をしていきたいと思います。

新しいテクノロジーに振り回されない2つの方法

ここ1年半くらい、Chat GPTなどの新しいテクノロジーが、「世界を変えるぞ」ということで僕たちは振り回されています。僕たちが気をつけないといけないのは、YouTubeにしろニュースメディアにしろ、PVや視聴率を稼がなければならないので、スキャンダラスな方向に行っているところです。

また、技術には複数のファクターが絡んでいます。最近になって、松尾豊さんなどのきちんとした方がようやく解説してくださるようになってありがたいのですが、ブームの3ヶ月くらいは、「お前、ちょっと言っていること〇〇なんだけどな」みたいな解説にまみれるし、「ただ過激なことを言わせる」みたいなところが残ってしまうわけですね。

そういう時に、僕たちはどうお付き合いすればいいのでしょうか?オススメするのは2つです。

1つは「俺にとって、道具として便利かどうか問題」です。そしてもう1つは、「5年後、10年後に世の中をどう変えるのか」という長期の視点です。

最近の技術はアップデートが早いので、一つ一つに振り回されるのは無駄ですし、その裏側にある技術には複雑なものが絡み合っているので、それを1人で説明できる人は少なくなってくるわけですよ。

だとしたら、そういうものはあきらめて、「今、目の前にあるものが俺にとって便利なのかどうか」という、「道具」で考えるほうがシンプルです。

一方でこの道具は、見えないうちに世の中を変えて、5年後、10年後、「社会のあり方や働き方」「誰が稼げて、どういうことが無駄になってしまうのか」が決まってきます。したがって、「道具」と「5年から10年先の変化」を極端に分けたほうがいいんですね。

長期の視点で考える時に大事なこと

特に5年先、10年先の変化で「今できるところから、このくらいのことまで技術でできるようになっちゃうよ」「ここにはまだ限界点があって、この技術がクリアされないとわからないからね」といった見通しを立てる人の意見は、そこまでズレません。

要は、今目の前にある使い道と、5年から10年先はそこまでズレないし、ズレる時は「ここが起こったからズレたんだ」とわかるわけですね。

だけど直近の1~3年は、いろいろな活用の仕方をするから想定外のことが起こるし、「あんなところがこんな技術を作ったんだ」という変化があるから、目の前のことに振り回されやすくなります。

僕ですらぜんぜん予測できないですから、目の前の道具なのか、5年先、10年先かをきちんと分けることが大事だと思います。5年先、10年先をどうすればよいのかは、すぐに答えがわからなくてもいいわけですよ。

最近すばらしいのは、自民党の中の研究会や学会など、オーセンティックなところが3ヶ月から半年できちんとしたまとめを作ってくれやすい時代に入ったことです。

また、僕を含めたテクノロジーのビジョナリスト、フューチャリストがまとめたものがしっかり出てくるので、それを待つのが一番ですね。

だから手前で出てくる細かい話は聞かない。「僕、まだちょっとわかっていないんだよね」と言う勇気が大事です。5年から10年先の、「この人が言っていることがすごく評判がいいぞ」というものだけを読んでおけばいいです。

この記事の著者・尾原和啓さんのメルマガ

全メディアが沈黙。ジャニー喜多川「性加害」問題を報じぬニッポンの異常

過去複数回に渡り被害者が声を上げたものの、大手メディアが黙殺してきたジャニー喜多川氏の性犯罪。今年3月にはイギリスのBBCが制作した、このスキャンダルを扱う番組が日本でも放送されましたが、我が国のマスコミは沈黙を破ろうとはしません。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では著者で元全国紙社会部記者の新 恭さんが、日本社会がジャニー氏の悪行を見て見ぬふりをする理由を考察。その上で、未だ不十分な性犯罪被害者に対する支援体制の改善を訴えています。

ジャニー喜多川の性加害を見て見ぬふり。不気味な日本社会の沈黙

いま、ネット界隈ではジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(故人)のジャニーズJr.に対する性加害の話題で持ちきりである。

イギリスの公共放送BBCのドキュメンタリー番組が問題に火をつけ、元ジャニーズJrの一人、カウアン・オカモト氏が、日本外国特派員協会で、ジャニー氏から受けた性被害について語ったからだ。

オカモト氏らの告白から浮かび上がるイメージは、実におぞましい。芸能界やテレビ局に支配的な権力を持つ老人が、デビューを夢見る中学生くらいの少年たちを自宅マンションに泊まらせ、夜な夜な、少年たちのベッドに潜り込んでは体をもてあそぶのだ。デビューへの通過儀礼のごとく我慢を強いられた少年の心の傷は推して知るべしであろう。

ところが、オカモト氏の会見について、日本のテレビ局は、取材はしながらも完全といっていいほどの沈黙を続ける。新聞も数社が地味に記事を掲載しただけだ。

BBCのドキュメンタリー「J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル」で、レポーターをつとめたジャーナリスト、モビーン・アザー氏はこう言った。

「ジャニー喜多川氏の性的虐待は日本社会では公然の秘密であり、それを取り巻く沈黙もまた恐ろしいものです」

確かに、最近になって世の中にころがり出てきた話ではない。ジャニー喜多川氏の性的虐待をはじめて白日の下に晒したのは元フォーリーブスの北公次氏が1989年に出した『さらば!!光GENJIへ』という本であり、34年も前のことだ。

そして、週刊文春が1999年10月から14週にわたり、ジュニアたちの告発をもとにジャニー氏による性的虐待の実態を暴いたのが第2弾目だった。

ジャニー氏と事務所は文藝春秋を名誉毀損で提訴。ジャニー氏による性加害の真実性を認めた2003年7月の高裁判決が確定するまでの間、裁判が続いた。それでもなお、他の大メディアがこの問題を取り上げることはなかった。

ジャニーズのタレントたちをテレビで見ない日はない。彼らが視聴率を高め、広告料を稼いでくれる。逆にジャニーズ事務所の機嫌を損なうと、番組がつくれない。テレビ、新聞がこの問題に沈黙する理由はそこにある。

アザー氏は「日本社会が見て見ぬふりをしている」と問題の根深さを指摘した。

この記事の著者・新恭さんのメルマガ

日本に潜む習近平の手先。いつか必ず牙をむく「中国秘密警察」が監視する“対象”

アメリカ国内で「中国の秘密警察」を運営していたとして、FBIが2人の中国人を逮捕したニュースが日本でも大きく報じられましたが、我が国にも同様の「機関」が置かれていることをご存知でしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、習近平政権が世界各国に設置する中国秘密警察の実態と彼らの役割を紹介。その上で、日本人が肝に銘じておくべきこと、さらに日本が国として今すぐ取り組むべきことの2点を記しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2023年4月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

米国で2人を逮捕。日本にも潜む中国秘密警察が牙をむくとき

米ニューヨークで中国「秘密の警察出先機関」運営の疑い FBIが2人逮捕

昨年末から、中国が各国に「秘密警察」を設置していることが話題になっていますが、ついにニューヨークで秘密警察の出先機関を運営していた疑いで、盧建旺容疑者(61)と陳金平容疑者(59)という2人の中国人が逮捕されました。

検察当局によると、盧容疑者は中国の警察当局の手先として、2015年から中国反体制派への嫌がらせなどの「抑圧活動」に協力してきたそうです。2018年には、中国からの逃亡者とされる人物やその家族に嫌がらせや脅迫を繰り返すなどし、帰国を後押ししたとされています。加えて、中国の民主化運動家の居場所の特定にも協力したといいます。

このような中国の秘密警察の出先機関は、イギリスやカナダ、オランダなど世界53カ国に100以上あると見られています。言うまでもありませんが、他国で自国の警察権を行使することは、重大な主権侵害です。

これに対してアメリカとカナダの中国大使館は、新型コロナのパンデミック中に、在外中国人への運転免許の更新などを支援していた「海外サービスステーション」だと説明しているようですが、中国共産党が人民のためにそのようなサービスを本当にするとは考えにくいでしょう。

この秘密警察は、日本でも2カ所存在するとされています。1カ所は福建省福州市公安局が東京都内に設置、もうひとつは所在地不明ですが、江蘇省南通市公安局が設置しているというものです。これのことは、2022年末にスペインの人権監視団体が公表した報告書で発覚しました。

中国警察、日本に「拠点」開設か 主権侵害の恐れ―外務省

報道では中国の反体制派への嫌がらせや脅迫活動を行っているとしていますが、問題はそれだけではありません。さらに怖いのは、中国には国防動員法や国家情報法といった、有事に海外にいる中国人民を工作員として活動させる法律があり、この秘密警察がその監視役を務める可能性があることです。

この記事の著者・黄文雄さんのメルマガ

世界にバレた日本の防衛能力。Jアラート騒動が証明した「真実」

頻発する北朝鮮のミサイル発射実験。4月13日には北海道周辺への着弾を警告するJアラートが発出されましたが、自衛隊が肝心のミサイルを見失うという大失態を演じてしまうなど、その対応能力が問題となっています。日本はこの先、核開発を含めた北朝鮮問題にどう対峙してゆくべきなのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では米国在住作家の冷泉彰彦さんが、現状維持を図るべきとしながらもそうした対応が困難である理由を解説。その上で、日本の安全が著しく脅かされることを防ぐためになすべきことを考察しています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2023年4月18日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

北朝鮮問題、「現状維持」は可能なのか?

世界には様々な問題があります。問題があるのなら、それを解決するべきだというのは、余りにも素人的な考え方であり、政治の実務というのは、必ずしもそのような発想法で動いているのではありません。

問題といっても様々な種類があります。単純な問題、つまり現状は異常事態であり、ダイレクトに危険に結びついている、しかも法律や倫理に反した状況でもあり、そのリスクを除去するコストは許容範囲内、そんな問題であれば「解決」を選択するのが通常でしょう。

ですが、多くの問題は必ずしもこうした条件に当てはまりません。明らかに問題はあるが、解決しないという「現状維持」が当面は最適解という種類の問題というのは、意外に多いのです。

東アジアにおいて、例えば台湾問題というのは、この「現状維持」を当面は選択してゆかねばならないケースになっています。台湾の問題というのは、複雑です。まず、現在の台湾は、1949年に国共内戦で敗北した国民党軍が大陸から避難して台湾島にやってきたのが始まりです。

国民党は、蒋介石が苛烈な軍政を敷いていました。その蒋介石が厳しく取り締まったのは、独立運動でした。「台湾は台湾だけで自立したい」という発想法は、そんなものを認めると蒋介石の「本土再侵攻」という方針を否定する、つまりは国民党政権を否定することになるからです。

従って、台湾の国民党は中国本土各地の各省から「選出」された国会議員による議会を持ち、国中にできもしない「大陸光復(大陸を解放する)」というスローガンを掲示していました。そしてこの方針に反する「独立派」を取り締まったのです。

その中華民国は、長い間国連の常任理事国であり、日本やアメリカなど「民主国だが、共産主義独裁国は敵で、右派の開発独裁は味方」と思っていた勢力からは、中国の正式な代表とされていました。

ですが、キッシンジャーはその「不自然さ」を解決すべきと考えつつ、同時に中ソを引き裂けば中国を自陣営に引き込むことができると考えて、台湾とは断交、そして台湾のみを支配している中華民国は国連から追放、そして中国を国連常任理事国に入れ、正式な国交を結んだのでした。日本は田中角栄が判断して、これに基本的には追随しました。

この記事の著者・冷泉彰彦さんのメルマガ

自殺率が先進国で第1位。何が日本の若者たちを追い詰めているのか?

2022年にはついに500名を超え、これまでで最多となってしまった小中高生の自殺者数。千葉県では先日、女子高生2人がマンション飛び降りを動画配信するという痛ましい事件が発生してしまいました。一体何が日本の若者たちを追い詰めているのでしょうか。今回のメルマガ『小杉沙織の「NPO代表が見てきた若者支援の現状と闇、そして若者たちの叫びと本音」』では、「NPO法人若者メンタルサポート協会」理事長・心理カウンセラーとして多くの若者や彼らの家族の心を救い続けてきた小杉さんが、これまで自身のもとに「死にたい」と相談にきた子供たちの共通点と、彼らの自己重要性を下げる原因を紹介しています。(この記事は音声でもお聞きいただけます。

日本は若者の自殺率が先進国で第1位という状態がずっと続いている現実

4月13日に、とてもショッキングな出来事がありました。ニュース記事から抜粋すると…。

4月13日午前4時ごろ、千葉県松戸市のマンション敷地内に少女2人が倒れているのが見つかり、いずれも死亡した。

 

マンション最上階の10階には、学校の制服のような上着と靴がそれぞれ2人分置かれていたという。

 

衝撃的だったのは、2人がTwitterで飛び降りる様子をリアルタイムで配信していたことだ。現在は削除された33分23秒にわたる動画には、制服のような服装の少女2人が高所から飛び降りるショッキングな様子が記録されていた。

 

少女のうち1人が「怖い……怖いよ」と何回か繰り返したのち、「大丈夫、行こう」「せーので行くよ?」「せーの」と腕を組みながら後ろ向きで飛び降りている様子が映っている。

 

2人の姿が画面上から消えたあと、“バン”という衝突音が響く。

死亡した2人は、それぞれ新潟県に住むXさんと、松戸市に住むYさんだとみられる。2人はともに女子高生だった。

 

XさんのTwitterには、〈早く死にたい〉という投稿や、オーバードーズをにおわせる内容が続く。このほかにも、恋愛についても悩んでいたことが、次のような投稿の内容から見受けられる。

「2人はそれぞれTwitterで“病みアカウント”を持っていて、リストカットの画像を載せたり、何歳までに死ぬとか何日までに死ぬといった内容のツイートを投稿していました。2人とも自殺願望をずっと持っていたんです。自殺する前にこのアカウントは削除したみたいです」

 

居住地も全く異なる2人──。希死念慮が2人の仲をさらに縮めたのだろうか。

Yさんと一緒に飛び降りた新潟県の女子高生Xさんも、〈最後の晩餐〉などと、自殺する前の様子を投稿している。

 

ネットで出会った女子高生2人が一緒に自殺するという衝撃的な事件。だが、XさんとYさんのような自殺を選ぶZ世代が増えているのが現状だ。

 

厚生労働省と警察庁の発表によると、全国で昨年1年間に自殺した小中高生は514人で過去最多となり、小学生は17人、中学生が143人、高校生が最も多く、354人だった。

 

また、若い世代で死因の第1位が自殺となっているのは、先進国(G7)では日本のみであり、その死亡率も他の国に比べて高いのが現実だ。

 

今、若い世代の心のケアがより一層求められている。

まさに日頃私たちが対応している若者たちのニュース。

しかも配信して亡くなったというショッキングなものでした。

この記事の著者・小杉沙織さんのメルマガ

特別支援学校卒業後の重度障がい者の「進路」にあと少しの柔軟性を

重度の障がいをもつ人は、特別支援学校卒業後の進路でも福祉の仕組みに乗るケースが大半のようです。そのため活動の幅が広がらず、可能性の芽を摘んでいるのではないかと考えるのは、生きづらさを抱える人たちの支援に取り組む引地達也さんです。今回のメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』では、コミュニケーションツールの発達によって、少し前では考えられないほど障がいをもつ人たちの「進路」は広がっていると指摘。その機会や可能性を生かすためにも、自身が運営に関わる「みんなの大学校」のような継続した学びの場の認知度をあげる必要があると綴っています。

重度障がいの「進路」を考える柔軟性から可能性を思考する

特別支援学校高等部では3年生になると卒業後の「進路」を考え、進路指導や担当の教員とともに実習先を探し、実習し、「次の場所」を選び、進路を決定しなければならない。

一般就労が難しい場合は就労移行支援という福祉サービスを使って一定の期間、就労の準備を行う場合もあるし、一般就労まで時間をかけてゆっくりやりたい、または一般就労を目指さなくても、目の前の仕事をこつこつすることで日々の生活を安定させたいのであれば就労継続支援B型事業所等の選択肢もある。

そして「就労」よりも日々の生きがいを感じながら過ごすには生活介護事業となるし、外出が困難な重度障がいの方には自宅への訪問での支援になるが、どうしてもつながる社会が狭くなってしまいがちだから、活動の幅は広がらない。結果的に「出来ない」ことを出来るようにする可能性をそれらの支援の制度が奪っている面もある。

この進路に「学び」や「働き」を入れることで制限を超えていこうとみんなの大学校では一昨年から進路の選択肢になるべく取り組んでいるが、まだまだ浸透はしていない。

個別に関係のある特別支援学校や訪問学級のある学校に関しては、私たちの活動が少しずつ知られているようで、自宅でどのように学びが継続できるのかを話し合っていく回数も増えてきた。対象者が関東近郊であれば私が直接、学校や自宅にうかがって生徒と直接話し、現在のコミュニケーションツールを確認し、高等部卒業後に可能な学びの形を考えていく。

その時には周辺の理解や支援が必要となる場合もあり、これら周辺や各地域のリソースをどのように活用するかが課題である。「学び」により生活を充実させ、オンラインでの同級生を増やすことは、当事者の目指せる未来が広がるはずで、周辺も支援をすることで新しい発見になることは間違いないと思う。

しかし前例が少ないだけに、社会での反応は様々。特に特別支援学校の高等部という「教育」行政の中にいた生徒が、卒業後に社会人として地域と関わることは、支援の枠組みの中で社会保障費中の福祉のサービスで語られるようになるのは避けられない。

この記事の著者・引地達也さんのメルマガ

「高タンパク食」は腎機能に悪影響?糖質制限食提唱医に聞いてみた

糖質を摂りすぎないようにしている人は、必要なエネルギーを賄うために普通の人よりタンパク質を多く摂る傾向にあります。この「タンパク質の摂りすぎ」が腎機能に悪影響を与えるのではないかとの質問に答えるのは、糖質制限食の提唱者として知られる江部康二医師です。今回のメルマガ『糖尿病・ダイエットに!ドクター江部の糖質オフ!健康ライフ』では、厚生労働省の資料と、江部先生自身のタンパク質摂取量からの見解を明らかにしています。

タンパク質の摂取量と腎機能

Question

shitumon

「プロテイン飲料を常用し続けたところ、タンパク質の過剰摂取となり、腎不全になった」と主張する人がいます。最近では、タンパク質の量の多さと腎臓の病気は相関関係が無いということは論文などで確認されていて、有力なエビデンスがない状況だと思います。

医学的な観点で理論的に考えたら、タンパク質を大量に分解した時に出る副産物の尿酸、尿素窒素、クレアチニンなどが腎臓に負担をかけ続けるから、腎不全につながるとも考えられます。お考えをお聞かせ下さい。

江部先生からの回答

この方は結果として腎不全になったとしても、「高タンパク食を摂取したから腎不全になった」と単純に決めつけることはできません。腎炎、高血圧、糖尿病、膠原病、喫煙、お薬、ウィルス疾患など感染症、脱水…様々な疾患や要因が腎不全発症に関与しています。

「日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要」(厚生労働省)の、8ページに、たんぱく質の食事摂取基準が載っています。(推定平均必要量、推奨量、目安量:g/日、目標量(中央値):%エネルギー)

「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書においては、たんぱく質の耐容上限量は設定しないと記載してあります。

II 各論
たんぱく質(PDF:1,149KB)

 

<97ページ>3.過剰摂取の回避

 

3-1.耐容上限量の設定

 

たんぱく質の耐容上限量は、たんぱく質の過剰摂取により生じる健康障害を根拠に設定されなければならない。

 

しかし現時点では、たんぱく質の耐容上限量を設定し得る明確な根拠となる報告は十分には見当たらない。そこで、耐容上限量は設定しないこととした。

厚生労働省によれば、現時点では、正常人がタンパク質をたくさん食べて危険という根拠もないけれど、たくさん食べても安全という根拠もないということです。

まさに、自分で考えて選択して自己責任で食事療法を実践することとなります。ちなみに、江部康二は、糖尿病発覚の2002年(52才)からスーパー糖質制限食を開始して現在まで続けています。

タンパク質の摂取量は、1日あたり130~140gくらいと、普通人よりかなり大量のタンパク質を摂取してます。体重1kgあたり2.4gのタンパク質です。(2.4g/kg)

一般には、

  • 運動をあまりしない人では、0.8g/kg、
  • 軽い運動実践者は、0.8~1.1g/kg、
  • アスリートや運動習慣のある人は、体重1kgあたり1.2~1.8g

のタンパク質が必要とされています。

私の場合、早歩きを1日に60分くらいで、運動習慣はありませんが、アスリートより、はるかに多いタンパク質摂取量ですね。それでも尿酸は低めですし、腎機能に何の問題もありません。

1日に平均約8000歩、そのうち速歩が5000~6000歩で、距離は6~8kmくらいです。

この記事の著者・江部康二さんのメルマガ

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ニューヨークの街へ出たことがない大谷翔平に行ってほしい「NY絶対オススメ観光スポット」3選!

日本時間19日、エンゼルスの大谷翔平(28)が敵地・ヤンキース戦に先発出場し、4号ツーランを放った。活躍もさることながら、試合後の大谷の発言が話題を呼んでいる。それは、ある記者の「ニューヨークのお気に入りの場所は?」という質問。これに対して大谷は「街へ一回も出たことがないから分からない」と返答したのだ。ヤンキースの本拠地・ニューヨークは流行の先端を行く街であり、世界最大級の都市である。成人男性にとって誘惑だらけな土地のはずだが、そんなものは野球小僧・大谷翔平の眼中には入らないようだ。だが「本当にそれでいいのか?」と、凡人だらけのまぐまぐ編集部一同は感じてしまった。

来年ニューヨークに住む「可能性」のあるショーヘイのために…

実はヤンキースは、かねてより「大谷の獲得を狙っている」と言われている。昨季、ア・リーグ新記録となる本塁打62本を放ちMVPに輝いた同チームの主砲・アーロン・ジャッジ(30)がいるチームに加入すればファンは狂喜するはず。

エンゼルスと契約延長をしない場合、今オフにフリーエージェントとなる大谷。つまり、来季はニューヨークにいる可能性がゼロではないのだ。

そこで今回は、早ければ来年、ニューヨークを居住地にするかもしれない大谷の予習のために、同地で絶対に行くべきおすすめスポットを紹介したい。

もし、幸運にもこの記事を大谷本人が読むことになったとしたら、ぜひ参考にしていただきたいと思う。

※なお、ここからは、ニューヨークスタイルを出すために「ショーヘイ」と呼ばせてもらうことにする。

1.タイムズスクエア

永遠の野球小僧・ショーヘイは「タイムズスクエア」を知っているだろうか? 名前くらいは聞いたことがあるかもしれない。ショーヘイがニューヨークの街に繰り出す際は、まずはこのタイムズスクエアに行ってほしい。

ここは、言わずと知れた世界の交差点。ショーヘイはほとんど観ないだろうが、テレビドラマや映画でも度々登場している、ニューヨーク観光に来る日本人のほとんど(もしかすると全員)が行くであろうスポットなのだ。

投打二刀流と、これまでの常識を覆してきたショーヘイだが、せめて観光くらいは「普通」を追い求めても良いのではないだろうか? 

ネオン輝く夜のタイムズスクエアに、身長193cm、推定8頭身のショーヘイが颯爽と現れたら、ジョブチェンジを決意するファッションモデルも出てくるはずだ。

2.セントラルパーク

ただでさえ過酷なアスリートという職業だが、打つのも投げるのもやっているショーヘイは、簡単に考えると普通の選手の倍は疲れていることになる。どう考えても息抜きが必要だ。

そこで紹介したいのが巨大な公園「セントラルパーク」である。ショーヘイは知っているだろうか?

超大都会ニューヨークにもかかわらず自然を楽しめるこの場所は、日本で例えるなら「めちゃくちゃデカい代々木公園」というような場所で、都会にあるくせに都会を忘れることができる貴重なエリアなのだ。

そして、同パークにある芝生広場「シープメドウ」にぜひ行ってほしい。夏はやや日差しがきついが、紫外線対策バッチリなショーヘイなら心配はいらない。

お気に入りと言われているスタバの「アイスソイラテにエスプレッソショットを追加」を片手に、芝生で佇む姿はきっと絵になるだろう。

3.自由の女神

最後に紹介したいのは、世界遺産でありアメリカの自由と民主主義の象徴「自由の女神」だ。野球にしか関心がないショーヘイも、きっと名前くらいは知っていると思う。

最後に「なぜ最もベタなスポットを?」の答えは一つ。

「本物には本物を見てほしい」からである。

日本のラ〇ホテルの上にあるやつや、お台場フジテレビ前の偽・自由の女神の前で写真を撮って満足するのは我々のような凡人だけでいい。

世界が誇るスーパースター・ショーヘイオオタニには、やはり本物しか似合わない。ぜひ、高さ93メートルのスケールを味わい、アメリカのデカさを感じてほしい。

そして「オレ、こんなデカい国でも一番注目されてるんだなぁ」という事実を認識してくれたら嬉しい限りだ。

ショーヘイよ、ニューヨークに行きたいかー!?

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田舎に移住したい人の「田舎の人間関係はウザイ」思考は危険である

都会から田舎への移住に関心を持つ人が増えていますが、田舎暮らしを躊躇する理由に「人間関係の煩わしさ」が挙げられることは多いようです。実際に田舎暮らしをする、今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、「お金で解決できない田舎で暮らすこと」について語っています。

おカネがあっても解決できないのが田舎というところ

田舎では、おカネで解決できることの種類が都会に比べて圧倒的に少ないんです。そんな例を解説してみますね。

私は数年前に、もう使わなくなった(使えなくなった)唐箕(知らない人はググって)を捨てて、新しいヤツを中古で買ったんです。ところが、これって大型の足踏みミシンと同じようなサイズがあるので、車の荷台には載らないんですね。これって都会のサービスなら、無料もしくはちょっとしたおカネを払えば配送の手配をしてくれますよね。それがダメなら、軽トラックのレンタカーを3時間くらい借りて取りに行くということになるわけです。

ところが田舎の業者は、全く躊躇せず、

■ は?配送はしませんよ。取りに来て下さいよ。

って言うわけ。たしかに車で1時間くらいの距離なので、それほど無茶って話じゃないんですけど、でもサイズ的にウチの車には乗らないんですよ。じゃ、市内の中心部にだけあるレンタカー屋で軽トラックを借りてこいってことなの?ってか、軽トラックのレンタカーが田舎にあるのか?って話になるわけです。

そういう時に田舎では人脈が効いてくるわけですよ。私の場合には、困ったら家を建ててくれた建設会社に相談するというパスがありまして、そうしたら半日軽トラックを貸してもらえたわけです。

確かにおカネで解決しようと思えばできますけど、都会とは便利さが違うんですよ。つまりおカネを使っても都会ほどサクッと、あっさりと解決するわけじゃないの。それに比べて、知り合いネットワークを使ってお願いする方が呆気なく、簡単に解決するんです。

そういう時のために、人間関係が悪くならないように気を遣うことを、都会の人は

■ 人間関係が濃くてウザイ

って感じるわけです。それは都会の論理であって、田舎で人間関係をあっさり、ドライにやってしまったら困るのは自分だったりするんですよ。おカネを出せば解決できるインフラがあるというのは、都会の話であって、田舎は歩いて行けるところにお店がほとんどないってのがフツーなんですから。

今年の2月の話ですが、家人がお雛様ってことでひな人形を飾ろうとしたわけですよ。ところがお姫様の耳のあたりにある髪飾りがもげてしまって、あららってことになったんです。家人がネットで人形を修理してくれるところを探して、問い合わせをしてみたら、最低金額が1万5,000円で、詳しくは見てみないとなんとも言えないって言われたんです。

いくらなんでも、耳のところのほんのちょっとした飾りを直すのにその金額はないだろうってことで、修理するのは止めようかって思っていたんです。ところが、ご近所の人が工芸品のちょっとした加工ができるってことを知りまして、相談してみたら、

● そんなの簡単!ちょちょいのちょいよ!

って話になって持って行ったら、30分も掛からず直っちゃったわけです。お礼にってことで5,000円を持って行ったら、そんなにもらえないってことで結局1,000円で直っちゃったんですね。

こういうことが田舎では本当に良くあるんです。