シャープ公式「中の人」に別人格プラズマクラス子が爆誕

いつもぶっ飛んだつぶやきを繰り返し、企業名を別の意味で有名にしている、シャープ株式会社の公式ツイッター(@SHARP_JP)ですが、その中の人に別人格(女性)があらわれ、「包丁の絵文字が怖い」「ついに壊れた」と話題になっています。

シャープ公式「中の人」の脳内に爆誕したのは、別人格の女性「プラズマクラス子」。ん? どっかで聞いたことあるような。。

うわ! これ、アカンやつや。。。絵文字多用してるし、最後は包丁だし。。

このつぶやきに対して、リプ欄には「壊れたシャープ公式」さんへの熱いメッセージが続々と贈られております。

もしかして、シャープな切れ味ってことで包丁? 目の付け所がやっぱり違いますね!

アタイも別人格を作ろうかしら、ホホホホホ。。


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月曜に関東直撃も。台風24号チャーミーの「直角進路」がヤバい

大型で非常に強い台風24号「チャーミー」が沖縄の南で発生しました。これからゆっくりと北上し、29日(土)ごろに沖縄・奄美にかなり接近する見込みです。

このあと台風24号は進路を変更し、30日(日)から10月1日(月)にかけて、九州から関東北部を抜けて北海道まで縦断する予想が出ており、「また台風直撃か」と話題になっています。

まるで直角定規のように90度で進路を変更する今回の台風、あれれ? 前にも同じような台風が来たような(既視感)。。。

雲研究者で気象庁気象研究所研究官である荒木健太郎さんも、自身の個人Twitterで台風24号に対する注意を呼びかけています。

「まだ沖縄や奄美にいるからなぁ」と油断している関西、中部、関東の住民の皆様、気象庁発表の上図をご覧ください。

特に関東地方のみなさま、10月1日)朝っぱらの台風直撃には十分ご注意ください。

会社、休みになんないかなー(心の声)。

image by: 気象庁

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「靴下屋」のタビオが仕掛けたランナー用ソックスが支持される訳

昨今、休みの日だけでなく、仕事終わりや出勤前にランニングする人をよく見かけるようになりましたが、こうしたランナーから圧倒的に支持されている靴下があることをご存じでしょうか。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』では、著者でMBAホルダーの青山烈士さんが、スポーツブランドの商品ではない「靴下屋」のランニング用ソックスが支持を得た理由とその販売戦略を分析しています。

機能を価値へ

市民ランナー支持率No.1のランニング・マラソン専用のソックスを分析します。

● 靴下専門店である「靴下屋」や「Tabio」を展開するタビオのヒット商品ランニング・マラソン専用のソックス「レーシングラン

戦略ショートストーリー

ランニングをする方をターゲットに「靴下専門店ならではのこだわり」に支えられた『快適なフィット感』疲れにくく、走り心地がいい』等の強みで差別化しています。

メイドインジャパンにこだわった高い品質・機能性が評価され、市民ランナー支持率No.1を獲得するなど、顧客の支持を得ています。

■分析のポイント

機能を価値へ

大手のスポーツブランドでないソックスブランドが市民ランナー支持率No.1とはすごいことだと思います。今回はその要因を考えていきましょう。

まず大きな要因につながると思うのが、多機能であることです。アーチサポート機能吸水速乾機能消臭機能滑り止め機能など様々な機能が織り込まれていることは、ランナーにとっては魅力的に感じるかもしれません。

ですが、機能が多ければ支持を得ることができるという単純なことではありません。重要なポイントとなるのがランナーの悩みの解決につなげることです。

疲れやすいという悩みに対しては、アーチサポート機能により、土踏まずの部分を押し上げることで疲れにくい走りを実現する
足にマメができやすいという悩みに対しては足の形に沿った立体製法により履き心地を改善することでマメができにくくする
走り心地を良くしたいという悩みに対しては指先にフィットする立体製法により、従来の5本指ソックスよりも指先へのストレスを軽減することで、走り心地を向上する
破れやすい長持ちしないという悩みに対しては立体製法により、破れにくく、長持ちするようにする

といった形で、機能を価値に変換する。つまり、機能をランナーにとっての嬉しさにつなげることが重要ということです。さらに、

習慣化できない続かないという悩みに対しては上記の機能の価値変換により、走ることが楽しくなることはもちろん、グッドデザイン賞を受賞したデザインや豊富なカラーバリエーションがより、走りたくなる気持ちを喚起することにつながっています

デザインやカラーバリエーションといったものは商品の特徴ではありますが、その特徴が、ランナーにとっての嬉しさ楽しさにつながらなければ支持にはつながりません。「レーシングラン」の場合は、デザインやカラーバリエーションという特徴が走りたくなるという嬉しさにつながっているわけです。

要するに「機能」や「特徴」をランナーの嬉しさ、楽しさにつなげていることが支持率No.1を獲得している要因の一つになっているということです。

また、大手のスポーツブランドよりも多くの顧客接点を持っていることもポイントになると思います。タビオはメーカーではなく、ベースは靴下専門店ですから日々、多くの顧客と直に接しているわけです。

これが何を意味しているかというとフィードバックが得やすいということです。フィードバックが得やすいと何が良いかというとリリース後すぐに商品改善に活かしやすいということです。恐らく、タビオでは、リリースして、顧客からのフィードバックを抽出し、商品改善につなげるというサイクルがうまく早くまわっていると思われます。こういった仕組みも、支持率No.1獲得に貢献しているのでしょう。

上記のように「レーシングラン」への支持は機能を嬉しさに変換した価値や仕組みに支えられていることが見えてきました。これからも支持率No.1の座を維持していけるのか、今後の展開に注目していきたいです。

北朝鮮・金正恩委員長の妹が、能力に比べて出世できない理由

米韓首脳会談が25日に米NYで行われ、両首脳は北朝鮮の「非核化問題」について話し合いました。そこで明らかとなった、北朝鮮・金正恩委員長の「意外な言葉」とは? そして韓国の議員が明かした、金委員長の妹である金汝貞氏が能力にくらべて出世できない理由とは? 韓国在住歴30年という、無料メルマガ『キムチパワー』の日本人著者が詳しく解説しています。

どんな反対があってもソウル訪問はする

第73回国連(UN)総会出席のために、米ニューヨークを訪問した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が9月25日、ドナルド・トランプ米大統領と首脳会談を行なった。就任後文大統領がトランプ大統領と首脳会談をするのはこれで5回目。昨年7月、ドイツで開かれた主要20か国(G20)会議で、日韓米首脳晩餐会合を含めると6回目となる。

文大統領は会談の冒頭で、9月中旬に平壌にて金正恩委員長に会った際、彼(金正恩委員長)がトランプ大統領に対し信頼を明らかにしていたこと、トランプ大統領だけが非核化の問題を解決できるだけに、早期に会って、ともに、非核化を早急に完成させたいという希望を明らかにしたといった内容を語った。

さらに文大統領はトランプ大統領の応援のおかげで平壌に行ってきた。トランプ大統領に伝えてほしいという金正恩国務委員長のメッセージもあるとし、もはや北朝鮮の核放棄は、北朝鮮内部でも後戻りできないくらいに公式化されたものとなっていると語った。

これに対しトランプ大統領は、「多分早いうちに金正恩国務委員長と一緒に会談場所の協議することになるだろう。次回の会談を期待する」とし、場所はまだ決まっていないものの早急に会えるだろうと語った。その一方で、あまり急いで事を進めない考えだともかたった。

時間軸がちょっと反対になるが、文大統領が平壌で金正恩国務委員長と会った際、次は金正恩国務委員長がソウルを答礼訪問することを約束しているのは周知の事実。当然の流れだと思うのだが、北のほうには金正恩国務委員長に対してソウル訪問はするなという意見も多いという。金正恩国務委員長も実際にそれを知っていて、「多くの人がソウルに行くなというけれど、わたしは必ず行く」と語ったと韓国の民主平和党の朴智元(パク・チウォン)議員がは21日に明らかにした。

しかも、太極旗部隊が金委員長のソウル訪問の際、デモをしたりシュプレヒコールをしたりするのは、ある意味ありうることじゃないですかと金委員長自らが言っていたというから驚きだ。太極旗部隊とは、韓国の保守派で朴槿恵【元大統領)擁護派である。韓国の骨髄的保守であるから、彼等太極旗部隊は間違いなく金委員長がソウルに来たら帰れだの死ねだの、激しい反対デモをすることは必至だ。しかしそれをも金委員長は理解しているということ。

金正恩は確かに「独裁者」というステータスだけれど、北朝鮮が彼一人の力で動いているのではないことをこのことばは示しているともいえよう。「行くなという人がかなり多い」「しかし俺は行く」という部分は、筆者としてはかなり驚きのフレーズであった。

「WEBマーケティングさえ完璧なら」という企業が陥る落とし穴

ネット販売の勢いが加速するなか、SEO対策などに代表される「WEBマーケティング」に関心を示す経営者の方も多いのではないでしょうか。無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』の著者・梅本泰則さんは、そんなWEBマーケティングの技術や得られる成果を紹介した上で、「大事なのは中身である」と力説しています。

■WEBマーケティングに振り回されない

ネットショップZOZOタウンの2017年の商品販売高は2,705億円になりました。この3年間で約3倍と、すごい伸び率です。また、楽天の商品取扱高は約3.4兆円とのこと。これも毎年伸びています。そして、アマゾンにいたっては、日本での売上は1兆円を超え、米国ではインターネット販売市場の47%のシェアに達しているそうです。

このように、ネット販売の勢いはものすごいものがあります。ですから、多くの企業、店舗がホームページやネットショップに力を入れるのは当然でしょう。

しかし、ネットは新しい世界です。従来とは違った知識や手法が必要となります。そこで、「WEBマーケティング」を得意にする人たちの登場です。彼らは、ホームページにお客様を吸い寄せたり、ネットショップで売上を上げる方法を伝授してくれます。その方法の一端を見てみましょう。

まず最初に「SEO対策」を勧めてきます。誰かが検索をしたとき、自社のホームページアドレスを上位に表示させる手法です。上位に表示されれば、ホームページを見てくれる確率が高くなります。とはいえ、ホームページの作り方がまずければ逆効果ですのでデザインの変更を勧められることもあるでしょう。

次は「アクセス解析」です。グーグルアナリティクスなどのソフトを使って自社のどのページがよく見られているかを分析します。ページごとの滞在時間や、どの曜日のどの時間帯に見られているかということも時系列のグラフで分かるので便利です。その結果、見られているページをさらに強化するか、見られていないページを変更するといった検討がされます。

その次は「リスティング広告」です。

遂に判明した、満たせば誰もが幸福になれる4つの因子―慶大研究

今でも歌われる名曲「幸せなら手をたたこう」が世に出たのは、ちょうど東京オリンピックの頃。「幸せはみんなの願い、幸せなら態度で示さなきゃだめ」、そんなメッセージに多くの人が共感したからこそ、大ヒットしたのでしょう。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、慶應義塾大学大学院の前野隆司教授の研究で明らかになった「幸せになる」ために必要な「4つの因子」を紹介しています。

幸せを総合的に捉えてみました

人間はどうすれば本当の幸せ、争いのない幸福な社会を実現することができるのか。この問いに、一つの明確な答えを出したのが、前野隆司さんです。

幸せになる4つの因子 前野隆司(慶應義塾大学大学院教授)

まず取り掛かったのは、世界中の幸せに関する研究を調べることでした。すると、「自己肯定感が高い人は幸せ」「感謝する人は幸せ」など、膨大な研究結果を得ることができました。

しかし、「感謝する人は幸せ」の研究であれば、「感謝」という観点でしか幸せを捉えておらず、幸せを総合的に捉えた研究は少なくとも日本では行われていないことに気づいたのです。

一つのテーマを掘り下げていくことはもちろん大切ですが、バラバラに研究したままでは、その成果を社会で生かすことは容易ではありません。

それなら、自分が過去の幸せ研究を体系化しようと思い、そのために活用したのが因子分析という手法でした。因子分析は、多変量解析の一つで、多くのデータを解析し、その構造を明らかにするための手法です。

そう言うと難しそうに聞こえますが、統計ソフトを用いれば因子分析は簡単に行えます。具体的には、幸せに関する過去の研究やアンケート結果をコンピュータにかけ、専用ソフトで計算するということを行いました。

学生たちとともに因子分析を行った結果、2012年頃、この要因を満たせば誰もが幸せになれるという因子が得られました。それは次の四つの因子です。

  • 第一因子『「やってみよう!」因子』(自己実現と成長の因子)
  • 第二因子『「ありがとう!」因子』(繋がりと感謝の因子)
  • 第三因子『「なんとかなる!」因子』(前向きと楽観の因子)
  • 第四因子『「ありのままに!」因子』(独立と自分らしさの因子)

第一因子の『「やってみよう!因子』は、人生の大きな目標や日々の目標を持ち、それを実現していくための自分の強みが分かっている、また、強みを生かすために学習・成長しようとしている人は幸せであることを示しています。

第二因子の『「ありがとう!因子』は、人に感謝して、人のために何かをしたい、誰かを喜ばせたいという気持ちが強く、様々な人と交流を持っている人は幸せであるということです。第一因子が自己実現や成長といった自分に向かう幸せだったのに対して、第二因子は感謝と利他他人に向かう幸せだといってよいでしょう。

いかだで洋上を49日間も漂流。救助の18歳少年が教えてくれたこと

8月31日、漁獲用のいかだで太平洋上を49日間に渡り漂流していたインドネシア人の18 歳の男性が無事救出され、大きな話題となっています。これを受け、健康社会学者の河合薫さんは自身のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』の中で、彼女自身がバイブルとする書籍『大西洋漂流76日間』の内容を引きつつ、「あきらめたくない」という気持ちを持てるか否かが人生後半生の生き様を決めるのではと記しています。

※本記事は有料メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』2018年9月26日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

人生漂流時代の心構え

インドネシア外務省は、49日間にわたって太平洋上を漂流していた18歳の少年が救助され、日本で手当てを受けたのち無事帰国したと発表しました。

救助された少年は、北スラウェシ州マナドの沖合125キロの海上に浮かべた「ロンポン」と呼ばれる漁獲用のいかだで照明管理をするのが仕事で、食料と水と燃料は週1回、他の作業員が魚を回収する際に届けられていたそうです。

ところが今年7月14日、悪天候のため係留用のロープが切れ、ロンポンは沖合に流され、太平洋を漂流。はるかグアム島近くまで流されたところに、パナマ船籍の船が接近し、8月31日に発見されました。

その後、山口県の徳山港に到着し、日本当局はインドネシア領事館と連絡を取り保護。飛行機でジャカルタへ向かったそうです。

報道によると、ロンポンにあった食料や飲み水は数日後になくなり少年は魚を捕まえたり海水を飲んだり小屋の板を使って火を燃やして生き延びていたとか。

6年前にエルサルバトルの漁師が438日間漂流し、保護されたことがありましたが、18 歳の少年は健康状態も良好だそうで本当、良かったです。

大西洋漂流76日間』――。これは1981年に、小型艇ナポレオン・ソロ号で念願の大西洋横断の航海に出発したのち、クジラに激突され転覆したS.キャラハンが漂流中に正気を保つために書きつづった本で、私がバイブルとしてる一冊です。

当時30歳だったキャラハンは、転覆した時にゴム製の救命ボートに自家製サヴァイバル・キットを積み込むことができたものの、食料も飲料水もほとんど持たないまま、一人ぼっちで「海の砂漠」に投げ出されました。

彼はサヴァイバル・キット内の原始的な飲料水製造機でちょっとづつ水を作り、手製のモリで魚を捕まえ、日記をつづり、ヨガをすることで精神を整え、忍び寄るパニックや絶望と戦い続けました。

そして、76日間の漂流後に漂着したカリブ海域で地元の漁師に拾われ無事生還したのです。

台湾人「外交官」を自殺へと追い込んだ、中国の卑劣な偽ニュース

9月4日、台風21号による浸水被害で大混乱に陥った関西国際空港。国内外でも大きく報じられましたが、中国が意図的とも思える「フェイクニュース」で台湾人外交官を自殺に追い込んだという報道が耳目を集めています。この件について、台湾出身の評論家・黄文雄さんは自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で詳しく紹介。そのしたたかな習近平政権のやり口を批判するとともに、関空がフェイクニュースの舞台に選ばれた理由についても持論を展開しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年9月25日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【台湾】台湾人外交官を死に追い込んだ中国フェイクニュースの実態

台湾・大阪処長が自殺

9月14日朝、台湾外交部は蘇啓誠(そ・けいせい)台北駐大阪経済文化弁事処領事館に相当の処長61が自殺したと発表しました。まずは、亡くなった蘇氏のご冥福を祈るとともに、日台関係の発展にとって必要な人材を亡くしたことを大変残念に思います。

ことの発端は台風による影響で、関西国際空港に多数の外国人旅行者が取り残されたことから始まりました。当時の関空がどのような状況だったかについては、以下報道を一部引用します。

9月4日、関空では台風21号の影響で大規模浸水被害が発生。滑走路は閉鎖され、ターミナルも機能を停止した。また大阪湾に停泊していた貨物船が流されて、本土と空港を結ぶ連絡橋に激突。空港への行き来が事実上不可能となり、台湾人や中国人を含む数千人の旅行者が空港内に取り残された。

大阪駐在の台湾外交官はなぜ死を選んだのか

日本人も外国人も空港から出ることができず、その場にいる人々は皆イライラしている状況だったことでしょう。このフラストレーションが渦巻いた状況下で、中国が巧みにフェイクニュースを流したのです。以下、上記サイトの報道を引用します。

中国のネット上では中国大使館の尽力によって、関空から取り残された中国人旅行客がバスで優先的に避難したという情報がSNSを中心に流れた。

 

中国ではこの情報に「祖国は偉大だ」など賞賛する書き込みが相次ぎ、9月6日までに中国共産党の機関紙である人民日報系列の新聞、『環球時報』など公的メディアの電子版も拡散した情報に追随して報道した。

大国に囲まれた悲劇。なぜ韓国はすり寄る相手を次々と変えるのか

北朝鮮問題を抱える日米中ロ韓の中にあって、堅い同盟関係を結ぶ日米。韓国も両国との関係性を強化すれば対北朝鮮で協調しやすいと考えられますが、それは難しいことなのでしょうか。国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんは、自身の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』に届いた読者からのこのような質問に、「韓国で反日感情が高まるのには地政学的要因が大きい」とし、米中ロの大国に挟まれた小国の境遇やパワーバランスを解き明かしています。

韓国の悲劇

読者のYさまから、こんな質問をいただきました。

いつもメルマガ楽しく拝読勉強させていただいています。北野様の分析による中国脅威論とその対策は日本でもやっと徐々に理解されてきたかなと思います。沖縄知事選の結果が注目です。

 

ところで、慰安婦問題のでっち上げと拡散の黒幕は中国とのことですが、韓国は何故、この問題に安易に与するのでしょうか。韓国は、日本の支援を受けて戦後経済復興も成り立ち、今でも日本との繋がりなくして成り立たないと思います。近年の不況の長期化でSWAP再開を泣きついてきたりと我儘放題です。

 

日本との友好強化と米国との同盟強化が韓国が生き延びていくための鍵と思うのですが、与野党ひっくるめての反日姿勢は、中国の工作があるとはいえ、自国の利益をまともに考えられないのか不思議です。実質属国の北朝鮮が中国の傀儡なのは分かりますけど。

 

韓国の経済水準や民主化のレベルは、北朝鮮より遥かに高いのに、南北統一は北朝鮮主導の併合でも構わないと韓国人は思っているのでしょうか。逆に北朝鮮は、韓国主導の南北統一は絶対に認めないでしょうし。この辺の突っ込んだ先生のご見解が伺えたら幸いです。よろしくお願いします。

難しい質問ですが、わかる範囲でお答えします。質問の核心は、

慰安婦問題のでっち上げと拡散の黒幕は中国とのことですが、韓国は何故、この問題に安易に与するのでしょうか。

ですね。まず、「慰安婦問題の黒幕は中国」というのは、「今」のことです。もっと正確にいうと、中国が韓国に「反日統一共同戦線への参加をオファーした2012年以降のことです。

● 中国の対日戦略、「反日統一共同戦線」の「証拠」とは?
反日統一共同戦線を呼びかける中国

それ以前の流れは、

  • 吉田清治がウソを書き
  • 朝日新聞が拡散し
  • 韓国がこれらの動きを利用し
  • 河野官房長官が談話を出し

といった流れでしょう。そして、2014年

  • 朝日新聞が慰安婦問題関連記事の誤報、ねつ造を認める
  • 2015年12月、慰安婦合意

こういう流れを見ると、もともと「反日日本人」が元凶だったことがわかります。そして、韓国は、日本側から出てきた「おいしい情報」を利用した。中国はさらに上を行き、「慰安婦問題を全世界に拡散し日本を壊滅させようぜ!」と提案した。それで、朴槿恵は、「告げ口外交」を開始したのです。

なぜ韓国は、朝日新聞が間違いを認めた後もこの問題を拡散しつづけるのでしょうか?

もし、ここで「あの話は間違いでした」とすれば、世界中が、「今までの大騒ぎはなんだったんだ!? 慰安婦像まで建てて! 韓国人は、大うそつきだ!」となるでしょう? だから、「引っ込みがつかない」のです。

それに、「情報戦ウソをつくのが当たり前」という現実があります。韓国は、一貫してウソをつきつづけ、情報戦を有利に進めている。だから、今更「間違っていました」と訂正する理由などないのです。