新型コロナをめぐる情報を見て思う、メディア倫理再構築の必要性

新型コロナウイルスの感染拡大により、これまで以上にニュースに注目し、さまざまなメディアの情報に触れたという人が多いのではないでしょうか。そのためにマスメディアへの不信感を募らせ、その思いを個人のメディアで発信する人もいて、多様化し簡易化したがゆえに複雑なメディアの現状が見えてきます。マスメディアが倫理を語れなくなったいま、メディア倫理の再構築の必要性を訴える引地達也さんは、自身のメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』で、哲学者和辻哲郎の思想にヒントを求め、調査への協力を求めています。

メディア倫理の普遍的な価値を問う機会と思いながら

社会を、糸という相互行為を縫い合わせた「織物」だとしたのが社会学者のジンメルだが、新型コロナウイルスが生み出した新しい社会と言う織物は美しいだろうか─。

危機を乗り越えるために、一本の糸を相互作用、糸と糸の結び目を個人としたジンメルの前提は、この織物を成すために必要とされる「行動」こそが織物の質を変えていく構図が浮かび上がってくる。その「行動」は「社会」の要求との循環によって正常な社会が保たれ、普遍的な価値観を基盤とした「最も多くが納得のいく行動」という規範が求められる。

しかしながら、この規範を確立すべきコミュニケーション行為が不安定なために、政治のプロセスの不透明さを許し、結果として政治決定や指示があいまいで、市民社会を不安に陥れてしまう。コミュニケーション行為を安定化させるためにもメディア倫理がその砦になるべきなのだが、この砦も新しい社会の中で再構築する必要性を感じている。

新型コロナウイルスをめぐるメディア情報はあちらこちらという様相でめまぐるしい。国内外の感染者の数字に関する情報やその分析、見方、病院の状況、経済活動している企業や個人商店、各地域の自治体や市民の動き、薬の開発や市場の動向、そして世界の感染者とその為政者に関する言動など─。

24時間のニュース放送が確立していない日本のメディアが報道プログラムや情報番組で取り上げる新型コロナに関する話題は、全世界の多種多様なコロナ情報から選択し、それをまとめ、抽出したものとなり、「継続した情報の提供」ではなく、「トレンドに応じた耳目を集めそうな情報」の提供になりがちである。それはマスメディアの大上段からの情報提供の姿勢と相まって、「不信」の常態化の原因でもある。

やらせや過剰な演出等はこの延長線上にあるもので、ジンメルが示す「多くの諸個人が相互作用に入るとき、そこに社会は存在する」との社会の定義を考えると、マスメディア依存型のコミュニケーション行為は相互作用の成立に疑義が生じ、社会はあるのか、とも思ってしまう。

社会を成り立たせるためのコミュニケーション行為に必須なのがメディア倫理であるが、この倫理がやっかいで、その定義を哲学者、和辻哲郎の倫理思想に基づきたい。それは「人倫」と呼ばれ、「人と人との間柄」が日本式の倫理という和辻倫理学である。西洋型倫理学が神と人との関係の構図を基礎フォーマットにしている考えへの対抗でもある。さらに言えば、この和辻倫理学はケア倫理学ともつながってくる。それは、今や大きな考え方につながるものではないかと私自身も可能性を見出す倫理観である。

崖っぷちトランプ。前大統領補佐官「暴露本」で早くも株価に影響

23日にも発売されるという、アメリカの前大統領補佐官ボルトン氏によるトランプ大統領の「暴露本」。内容の一部が出回っただけでも株価に影響が出たという、その衝撃の中身とはいったいどのようなものなのでしょうか。メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』の著者でコンサルタントの今市太郎さんは、すでに全米で出回っているという「8つの爆弾」と呼ばれる内容の一部を紹介し、投資家の視点から「株価への影響」などを注視しているとしています。

ボルトンが仕掛けた暴露本でトランプは被弾? 大統領選や相場に影響は

トランプ政権が必死に出版を差し止めようとしたボルトン前大統領補佐官の暴露本が努力の甲斐もなく23日にいよいよ出版される見込みとなりました。

このボルトンなる人物、H・Rマクマスター安全保障担当大統領補佐官解任後にトランプ自身が任命した人物で元国連大使の肩書を持つ人物ですが、それでも昨年9月に1年半で解任されました。

「狂犬」の異名をもつマティス前国防長官をして「悪魔の化身」と言わしめた人物ですから、いかに超強硬派的存在であったのかが判るというものですが、国務省で外交安全保障の専門家としてキャリアを積んだ実務者であるボルトンは、「思い付き」「直観」重視のトランプとは大違いの人物で、もともと馬が合うわけもなく、アフガニスタンをめぐる外交政策で決定的な意見対立を起こしあえなく解任となっているのは既に世界に知れ渡っています。

そのボルトンが満を持して出版する暴露本ということですから、その注目度はこれまで出版されてきたトランプの暴露本よりはるかに高く、内容の一部が出回り始めただけでも株式市場は影響を受け始めている状況です。果たしてその中身は、どんなものなのでしょうか。

【第1回】俺たちはどう死ぬのか?春日武彦✕穂村弘が語る「ニンゲンの晩年」論

過去最高記録を更新し続ける日本人の平均寿命。厚生労働省によると、男性が81歳、女性が87歳となっています。「人生100年時代」も夢ではない今、我々にとって大切なことは何なのでしょうか。「どう生きるか」より「どう死ぬか」への心構えをすべきと語るのは、小説やエッセイも手掛ける精神科医の春日武彦氏と、現代短歌を代表する歌人の穂村弘氏。今回、そんな二人による「死」をテーマにした対談が実現。「マンガ 認知症」などの作品で知られるニコ・ニコルソンさんの漫画とコラボレーションしてお届けします。

テーマ「俺たちはどう死ぬのか? 」

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ニコ_トリミング①ニコ_トリミング②ニコ_トリミング③

「おじさん」という斜め上の存在が必要だよね

春日 新型コロナ禍真っ只中の今、「俺たちはどう死ぬか」という「死」をテーマにした対談をやりたいわけだけど、すごいタイミングになってしまったね。

穂村 本当にびっくり。狙ったわけでもないのにね。

春日 でさ、おそらくこのタイトルを聞いてみんなが想起するのは、少し前にベストセラーになった『君たちはどう生きるか』(マガジンハウス、2017年)だと思うのね。

穂村 編集者・児童文学者の吉野源三郎(1899〜1981年)が1937年に発表した小説を、芳賀翔一が漫画化したすごく道徳的な内容の本だよね。友達を裏切ってしまって悩んでいる主人公の少年が、編集者のおじさんがくれた人生指南的な内容のノートを読んで立ち直っていくお話。主人公とその友だち、そしておじさんとの物語が漫画で描かれていて、合間合間にくだんのノートの文章が挟まれる構成だったね。名著とされている本とはいえ、だいぶ昔に書かれた作品だし、今となってはかなり素朴な内容だと思うんだけど、なぜここまでヒットしたんだと思う?

春日 俺はね、この本で一番人の心をくすぐったのは、主人公を導く「おじさん」の存在だと思うんだ。この人の位置付けが大事なんじゃないかな、って。それで思い出すのが、昔『「おじさん」的思考』(昭文社)の著者でもある思想家・武道家の内田樹さんと対談をしたことがあるんだけど、その時彼は「今の核家族っていうのは、あれは家族じゃないんですよ」って言ってたんだよね。

穂村 へえ、どうしてなんですか?

春日 核家族っていうのは、一組の夫婦とその未婚の子どもから成る家族の基礎単位のことだよね。日本では、戦後の高度経済成長の過程で増えてきた。だいたい父親・母親・子ども1、2人くらいの形が一般的だと思うんだけど、これほどの小規模な集団では、関係性が単なるパワーゲームにしかならない。それじゃあ、本当の意味での「家族」の態をなさないのでは? というわけ。

穂村 まあ、最初は絶対的に親の力が大きくて、子どもはそれに従うという構造になるよね。

春日 そうそう。子どもが小さいうちは親が怒鳴りつけて言うことを聞かせてるんだけど、子どもが成長して力を付けると、時に親に向かって暴力を振るったり、「俺がこんなになったのはお前らのせいだ!」ってキレたり、自閉して引きこもりになったりするわけ。つまり、力が常に親と子のどちらかに傾いているから、バランスが悪いんだよね。じゃあ、どういうのが健康的な関係なのかというと、そこにおじさんのような「外部」が入って来るのがいいんだって。

穂村 親戚だから本当の意味での他人ではないけれど、その分、他人よりももうちょっと事情が分かってて、ちょうど良い塩梅なんでしょうね。近過ぎず、遠過ぎず。

春日 そうなんだよ。そういう、ちょっと斜め上の存在が家族に入ってくることで、絶対的な存在である親の力が相対化されるんだよね。親が偉そうなこと言っても、「そんなこと言ってるけど、お前も子どもの頃は●●だったじゃないか(笑)」みたいな茶々を入れて、いい具合に親の権威を失墜させてくれる。あとは、ちょっと悪いこと教えてくれるのも、だいたいおじさんだよね(笑)。だからこそ、子どもも懐くんだろうし。

穂村 不良っぽい音楽とか、海外から変てこなお土産を買ってきてくれるとか、そういうのね。

春日 ロックとかギターとか、サブカルっぽい本とかさ。で、やっぱり俺もそういうおじさん的な存在って必要だと思うし、薄々みんなもそう思っているからこそ、この本はヒットしたんじゃないかな。

逮捕も河井夫妻に支払われ続ける高額の給料。ネットには怒りの声

自民党を離党した河井案里参議院議員の陣営による選挙違反事件で、検察当局は18日、夫の河井克行前法務大臣と妻の案里氏を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕した。今後、疑惑についての追及が始まるが、実はこの期間中も、いや議員辞職をしなければ、拘置所に勾留されていたとしても歳費(給料)は出続けるのだ。過去には4年以上勾留されながら、歳費を1億円以上受け取った議員もいたという。

勾留中でも支払われ続ける歳費

国会議員には主に3つの特権がある。それは『不逮捕特権』『免責特権』『歳費受領権』。今回、河井夫妻が国会の閉会を待って逮捕されたのは、「国会会期中は逮捕されない」という不逮捕特権があるためだ。この特権も本当に必要なのか疑問が残るが、国民が怒りの声を上げそうなのが歳費受領権。

歳費とはいわゆる給料のことで、議員活動をする上で必要なお金を国から受け取ることができる。働いていればその対価を受け取るのは当たり前で、これ自体は何ら問題はないが、たびたび槍玉にあげられるのが、十分すぎる歳費の種類。文書通信交通滞在費、立法事務費、雑費などさまざまな歳費を手にすることができる。

河井克行、案里夫妻で問題なのは、逮捕されたのにこの歳費を受け取り続けることができること。ただ、案里氏は公設秘書が有罪判決を受けたため、連座制が適用されれば失職となり、歳費を受け取ることはできなくなる。

一方、夫の克行氏の場合は、たとえ拘置所に勾留されたとしても、歳費を受け取ることができる。なぜなのか? これは勾留中の拘置所からでも、質問主意書を提出するなどの議員活動は可能とする考えがあるからで、有罪判決が確定するまでの間、国会議員を自ら辞職または任期切れで失職するまで歳費を受け取ることができるのだ。

過去には、自身が設立したオレンジ共済組合をめぐる詐欺事件で1997年に逮捕された友部達夫参院議員(当時)が、4年以上勾留されながら歳費を1億円以上受け取った例もある。

今後は疑惑に関する取り調べが進み、さまざまなことが明らかにされるであろう河井夫妻。しかし、その間も私たちの税金である歳費は支払われ続けるわけで、国民誰一人として納得できることではない。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』がもっと楽しめる豆知識5選

シリーズ第1作の公開から35年を経た現在も多くの人を惹きつけて止まない、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズが6月12日から日テレ系『金曜ロードショー』で全3部作を3週連続で放映中です。そして、本日19日はついに『2』の放送日。 前作『1』で1985年から移動した30年後の未来「2015年」の様子が描かれており、1989年当時の人々による想像上の2015年の描写が魅力の一つです。

さて、そんな人気シリーズの放映を記念して、今回も観賞前に知っておきたい豆知識(トリビア)をいくつかご紹介します!

【併せて読みたい関連記事】
● 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』放送前に読むべきトリビア
● 翻訳者が解説、『Back to the Future』のタイトルに秘められた謎

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』トリビア5選

  • 未来で27階建ての「カジノ」オーナーとして大金持ちになっていたビフ・タネンのモデルは、なんと現アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏。同作の共同脚本家ボブ・ゲイルが2015年に、そのことを認める発言をしている。
  • 前作でジョージ・マクフライを演じたクリスピン・グローヴァーは、ギャラの交渉でモメて『2』の出演を拒否。その影響で脚本が書き直され、『2』ではビフに殺されたという設定になった。
  • 2015年の未来で上映されていた3D映画『ジョーズ19』は当初、ゴジラを登場させる予定だったという。
  • マーティがスニーカーに足を入れると自動でヒモが締まる「Nike MAG」は、2011年にレプリカを1500足限定で製品化。2016年にも全世界で89足だけ限定販売された。
  • 1980年代をイメージしたカフェ『Cafe 80’s』に、日本のファミリーコンピューターの光線銃シリーズ『ワイルドガンマン』が登場する。

……などと、いろいろ書いているうちに、金曜ロードショーの放送時間が刻々と迫って参りましたので、本日もこの辺で。

えっ、「トリビアが少なすぎるぞ、このチキン野郎」だって? 「誰にもチキンとは呼ばせない!」(マーティー)

To be continued…

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世代限定ダート重賞ユニコーンSはダート界を背負う逸材を探せ

ダート戦「負け知らず」3頭の三つ巴、注目すべきは…

2020年現在、JRAの世代限定ダート重賞は2レースしかなく、そのうちの1つが今週末に東京競馬場のダート1600mで行われるG3ユニコーンSだ。タイキシャトルやアグネスデジタル、カネヒキリなど、種牡馬としても偉大な功績を残す名馬たちが過去の勝ち馬として名を連ねており、直近5年の勝ち馬も後にG1またはJpn1を制しているように、今後のダート界を占う意味でも刮目に値するレースとなっている。

 

過去10年の勝ち馬はいずれも1~3番人気の支持を集めていた上位人気馬で、4番人気以下からの優勝例は現行コースで施行されるようになった2003年以降でも、2006年ナイキアースワーク(4番人気)、2004年トップオブワールド(5番人気)の2頭しかいない。世代限定戦ということもあり、これまでの戦歴や血統背景から素質の片鱗を見せている馬を素直に評価すべきレースと言えるだろう(以下のデータはいずれも過去10年)。

昨年の勝ち馬ワイドファラオは、ダート替わりが奏功し、前走G1NHKマイルC・9着から一変してみせた。ただし、基本的には凡走からの巻き返しは望みにくく、3着以内に好走した31頭(2013年は3着同着)のうち29頭が前走4着以内、そのなかでもオープン特別に出走していた馬が25頭と大半を占めている。

今年はダート戦では負け知らずの3頭が三つ巴のオッズを形成することになりそうだ。そのうちの1頭となる(1)デュードヴァンは東京ダート1600mで3勝を挙げるコース巧者。非凡な勝負根性の持ち主でもあり、馬場や展開を問わずに結果を残していることが最大の強みでもある。

 

粗削りな部分を残しながらも2戦2勝と底を見せていないのが(16)カフェファラオ。父American Pharoahは2015年に37年ぶり12頭目のアメリカクラシック三冠馬となるほか、同年にG1BCクラシックも制したことで史上初となるグランドスラム(四冠)を達成。本馬はその初年度産駒という点でも、注目度の高さが窺い知れるだろう。

ほか、本競走では種牡馬として3勝を挙げるゴールドアリュールを父に持つ(10)サトノラファール、デビューから2戦とも影も踏ませぬ圧巻の逃走劇を披露している(5)レッチェバロック、堅実な末脚を武器に一線級の活躍を続ける(13)タガノビューティーなど、今年も同世代のダート戦線を担う逸材が揃った印象だ。

 

【ユニコーンS】6月21日東京、G3・ダート1600m、フルゲート16頭 発走15:45 サラ系3歳 オープン(国際)(指定) 別定

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今年は例年以上に魅力的な馬が多く、予想においては頭を抱えることになりそうだ。それだけに今後の活躍が楽しみになるようなレースを心待ちにしたい。

text: シンヤカズヒロ

 

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372年ぶり夏至の部分日食が見れるかも。6/21夕方は空を見上げよう

6月21日の夕方、天候に恵まれれば日本全国で部分日食が観察できます。部分日食とは、太陽が一部欠けて見える天体現象のこと。地球と太陽の間を月が横切る、いわば割り込んでくることで太陽が隠れて見え、全て隠れれば皆既日食、一部の場合を部分日食と呼んでいます。ちなみに、6月21日は2020年の夏至にあたり、日本で夏至の日に日食が起こるのは、計算上で1648年以来何と372年ぶり。前回は3代将軍徳川家光の時代でした。

チャンスは夕方の2時間

今回の日食は、アフリカから東欧やロシア南部、アジアのほぼ全域のほか、オーストラリア北部とオセアニア北部の広い範囲で見ることができます。このうち、日本だけが部分日食で、その他の地域は金環日食です。

部分日食_0619image by: 国立天文台(NAOJ)

東京での見え方の場合、午後4時11分ごろに食が始まり、午後5時10分ごろに食の最大を迎えます。そして、午後6時3分ごろに食が終わる予定となっています。2時間弱にわたり部分日食を楽しむことができそうです。

部分日食といっても、その見える部分は場所によってだいぶ異なり、太陽の欠ける割合は南ほど大きく、沖縄では8~9割ほどが欠けます。一方、北海道は1~2割となり、東京で欠けるのは約3分の1ほどです。

気になる当日のお天気は?

ということになれば、気になるのはもちろん天気。全国的に梅雨に入っている時期ですが、晴れ間が広がりそうです。しかし、雲もかかりそうなので、時間帯によって見えたり見えなかったりということになりそうです(19日12時現在の予報)。ただ、天気の移り変わりが早い梅雨空ではあるので、予報は変わる可能性があります。最新の予報を常に確認してください。

日食の話題になると必ず出てくることですが、観察するには十分な注意が必要です。肉眼で直接見ることは網膜を傷つけてしまうので、絶対にやめましょう。では、双眼鏡や望遠鏡、サングラスなら良いのかと思ってしまいますが、国立天文台(NAOJ)ではそのような観察方法を「絶対にやってはいけないこと」としています。

目を傷めないためにも日食用メガネを使って観察しましょう。数百円程度で購入することができるので、きちんと準備することをおすすめします。また、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、他の人とソーシャルディスタンスを取ることも重要です。

当日は日曜日ということもあり、実は各地の天文台などで観察イベントを予定していましたが、新型コロナウイルスの影響でそのほとんどが中止を決めたといいます。しかし、ライブ配信で日食の様子を紹介する天体観測施設もあるので、そちらでも楽しむことができそうです。

武田教授が暴露する「レジ袋」追放運動という名の金儲けトリック

日本でも7月1日から全ての小売店のレジ袋が有料となるなど、世界的な脱プラの潮流が加速しています。しかしこのような流れに異を唱えるのは、中部大学教授の武田邦彦さん。武田さんは自身のメルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』で今回、レジ袋追放運動は環境問題に根ざしたものではなく、新しい儲け口を確保しようとする勢力の陰謀であるとし、その証拠を白日の下に晒しています。

 

今では当たり前の存在となった「レジ袋」のはじまり

新型コロナウイルスの件は、私たちの生活にも心理的にも大きな影響を与えました。人間は小さなことが気になっている時に、大きなことが起こると、それまで気になっていたことや、悩んでいたことが馬鹿らしくなることもあります。

このシリーズでは、私たちがこれまで気になっていた「現代の環境問題」がどんなものだったのか、これからどうすれば良いのかを考えてみたいと思います。

第1回は「レジ袋の有料化」です。まずしっかり理解して「自分なりの意見」を持つためには基礎的な知識を持つ必要があります。

今では考えられませんが、スーパーが誕生するまで、買い物はすべて対面販売でした。八百屋さんに行けば「これとこれ」と指をさして、その野菜を新聞紙に巻いてくれ、肉屋でも同じでした。だから、買い物袋は必要でも、個別の商品を包むものは新聞紙でした。

ところがスーパーができると、買い物袋に直接、棚にある商品を入れるわけにはいきません。買い物袋は布でできていて不透明です。そのスーパーに来る前に他の店で買った自分のものも入っていることもあります。また、不透明な袋だと万引きが絶えず、その損害はとても大きなものでした。

ちょうどその頃、工業分野で問題が1つありました。それは「石油製品の一部が余る」ということでした。石油は大昔の生物の死骸からできたものなので、生物の体のいろいろな成分によってできています。一方、石油から作る製品はガソリンや灯油、プラスチックや合成繊維など多種類で、人間の生活に必要なだけ使います。

しかし、もともと「生物の体が腐敗したもの」である石油と、「人間が必要とする製品」の割合が一致することはありません。自動車が増えればガソリンが多く必要になりますが、だからといって同時に合成繊維で作る衣服が増えるとは限りません。

1匹の牛を処理して牛肉を生産しても、ロースや細切れなどがうまく取れるわけでもないのと同じです。このように生物や死骸から取れるものは、時々、大量に余ってしまうことがあります。ちょうど、スーパーの袋で困っていたところに、石油製品では「袋にできるフィルム」が余っていて、仕方なく石油コンビナートで余った分を燃やしていました。

そこで、透明でタダ同然でスーパーに渡せる石油のフィルムをレジ袋として安値で出すことになり、スーパーは万引きは減るし、レジ袋は安いということで飛びついたのです。

その後、社会にはレジ袋が定着しました。もちろん、スーパーで買い物をした時には、買いに来た方も袋を持参しなくて済むので便利ですし、スーパー側も万引きが減って大助かりでした。なにしろ万引きというのはかなり多いので、その損害を考えればレジ袋をタダで客に渡してもお釣りが来たのです。

一方、スーパーから買ってきたものを袋に入れて運んできた主婦は、レジ袋に汚いものを詰めたり、子供にちょっとしたものを持たせたりするのに便利ですし、そして最後はゴミ袋としても使えるので、3回(1回目はスーパーで買ったもの、2回目はちょっとした袋、最後はゴミ袋)も使える超便利なものでした。

 

給付金問題の元電通マンも参加した金脈と人脈の「前田ハウス」

持続化給付金事業に関する委託費中抜き疑惑を巡り、そのキーマンとされる人物が米国で開催した交流会がにわかに注目を集めています。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、同疑惑の渦中の元電通マンも参加したという「前田ハウス」なるパーティーの詳細を紹介。さらに新さんは、主催者である中小企業庁長官・前田泰宏氏を「不当な委託、再委託の責任者」とした上で、「前田ハウス」の開催は国家公務員倫理法にも抵触する疑いもあると糾弾しています。

金になる人脈源「前田ハウス」に参加した渦中の元電通マン

持続化給付金業務の入札をめぐる疑惑がますます深まってきた。入札調書で黒塗りにされているデロイト・トーマツ社の見積額のほうが、落札したサービスデザイン推進協議会よりも低かったと各メディアが報じている。

経産省は、「総合評価」で同協議会に決まったと言うが、「総合」の中身を詳細に説明しなければ理解は得られない。こと安倍政権において「総合」はクセモノである。

中小企業200万円、個人事業主100万円の持続化給付金。5月1日から申請がはじまり、これまでに申請のあった約206万件のうち約151万件に支給。給付済みの総額は2兆円を超えたという。第1次補正予算の2兆2,000億円では足りなくなるため、第2次補正に1兆9,400億円が計上されている。

しかし、スムーズに給付業務が進んでいるとはとても思えない。6月12日の衆院経済産業委員会で梶山経産相はこう述べた。

「5月1日から5月11日までに申請を受け付けたのが77万社です。うち72万社に振り込まれたが、まだ5万社は入金ができていない状況であります」

つまり5万社もが、1か月以上にわたり苦境にあえぎながら待ちぼうけを食らっている。「スピード重視」のスローガンが泣く状況だ。

デロイトだったらどうだったか、と思うのが人情だろう。兆円単位の救済金を配る大プロジェクトを委託するのに、企業評価が高く入札額が低いデロイトをあえて退け、サービスデザイン推進協議会を選んだ理由は、およそ察しはつくが、とても納得できるものではない。

野党議員が同協議会のオフィスを訪ねると無人で連絡がつかず、テレワーク中で不在という言い訳も、とってつけたよう。幽霊法人の嫌疑がかけられると、電通、パソナ、トランス・コスモスの3社の役員が協議会の共同代表理事となって記者会見し、釈明に大わらわ。

その翌日には5人のスタッフがオフィスでなにやら書類を作成しているような風景をメディアに撮影させたが、使っているパソコンの機種はバラバラで、どうやら個人の持ち込みらしい。案の定、そのまた翌日に野党議員が事務所を訪ねると、「もぬけの殻」。やっている風を装ってみても、何の役にも立たない。

769億円で委託された同協議会が749億円で電通に再委託。その差20億円のうち、15.55億円は、みずほ銀行への振込手数料という。そうだとして、あとの4.45億円は何なのか。スタッフ21人の人件費が1.18億円、払い出し作業(10名体制)が7,200万円などと説明する。1.18億円を何か月分の給料にあてるのか、年収並みの一人平均562万円というのは、どうみても高い。

振込手数料、人件費、払い出し作業経費を4.45億円から差し引くと、2億5,500万円が残る。実質的に同協議会を仕切っている業務執行理事、平川健司氏(元電通社員)はいくらの報酬をもらえるのだろうか。協議会の利益としていくら計上されるのだろうか。

ふつうの国民の目からは、同協議会は国から委託された仕事をほとんどそっくり電通に再委託したように見える。トンネルのような法人が受け取る金額としては、どこからどう見ても多すぎるのではないか。

当代一の名経営者が語る、成長会社のトップが「自分を捨てる」訳

当代一の名経営者として名を轟かせ、2009年に惜しまれつつも99年の生涯を閉じた元日本光電工業相談役の井原隆一氏。その著書『人の用い方』を北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督が座右の書として挙げるなど、各界に多大な影響を与えたことでも知られています。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』で紹介されているのは、そんな井原氏が生前、「成長会社のトップ三十数人の共通点」について語った記事。鋭い洞察力に裏打ちされた興味深い内容が記されています。

成長会社のトップ三十数人の共通点 井原隆一

数々の企業再建に尽力し、名経営者として高い評価を得てきた井原隆一氏。北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督がその著書を座右の書としておられることでも話題となりました。

その井原隆一氏が『致知』1981年11月号の対談記事で語られた「成長会社のトップ三十数人の共通点」という興味深いお話があります。


以前に成長会社のトップ三十数人かの人と対談したことがありましてね。で、対談して気づいたのはその三十何人には非常に共通したものがあるんですね。

一、自分に厳しい

二、がめつい

三、エリート意識がない

四、洞察力がある

五、物、人に対する感謝の念が強い

六、これでいいと満足しない

七、数字が読める(将来の計算をするのが巧み)

八、厳しい体験の中から自分が成長する糧を見出している

九、独りぼっちになる(反省)

十、天才は一人もいない。

その三十何人かのトップをみていてね、どうしたら、ああいう姿勢を持てるのかを考えてみたんですが、要するに、自分を捨てきっているからなんですね。

自分を捨てきれない者は会社を捨てるか、自分が捨てられる。自分を捨てるというのは、自分の立場とか、名誉とか地位とかね、そういうことにとらわれないで、企業経営のために、全能を傾けられるということです。

私はね、将たる者は右手に七分の合理性、左手に三分の人間味を持てといってます。厳しさだけじゃ、やはり人はついてこないから、三分の人間味を持つ。

ところが、その右手に私情を入れる人がいる。自分が大切だから、悪口いわれないようにするわけです。だから、私を捨てられない人は判断、決断、断行ができない。会社のためにはこうした方がいいんだが、失敗したら自分の責任を問われはしないかとかね、自分を先にしている。自分を捨てていない。

企業のためにこうすべきだと判断、決断しながら、私の感情を入れるものだから、断行ができない。こういう公私混同も困る。それで、得てして、こういう公私混同が会社を滅ぼす。あのトップは立派な人だとか、いい人だとかいわれたくてね、断行を躊躇する。

勇気というのは私心を捨てたときに、自ずから出てくるものですのにね。

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