米軍撤退でほぼ丸腰。トランプに振り回される「クルド人」の悲哀

10月7日、トランプ大統領がシリア駐留米軍の撤退を開始させるや、シリア国内で「米軍の駒」として軍事支援を受けていたクルド人地域を攻撃し始めたトルコ。これを受け、無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんは今回、トルコがクルド人地域を攻撃した真の理由や、その攻撃に対するトランプ大統領の本音を探るとともに、今後の中東情勢の行く末を占っています。

なぜトルコは、シリアのクルドを攻撃するのか?

トルコ軍は10月9日シリア領内のクルド人支配地域への攻撃を開始しました。今回は、これについて考えてみましょう。

シリア情勢復習

少し、シリア情勢を思い出してみましょう。まず、シリアでは、2011年から内戦がつづいています。ロシア、イランは、アサド現政権を支援しています。アメリカ、欧州、サウジアラビア、トルコなどは、「反アサド派」を支援しました。

皆さん、思い出してください。当時、中東、北アフリカで、「アラブの春といわれる民主化運動」が流行っていた。それで、次々と中東、北アフリカの独裁政権が倒れていた。

アメリカは、「アサド政権もすぐ倒れるだろうと思っていた。ところが、ロシアとイランの支援で、アサド政権はなかなか崩壊しません。我慢できなくなったオバマは2013年8月、「シリア(アサド政権)を攻撃する!」と宣言した。理由は、「アサド軍が化学兵器を使ったから」でした。ところが翌9月、シリア戦争をドタキャンして、世界を仰天させました。

この後、「反アサド派」が分裂しました。分裂して出てきたのが、「イスラム国」(IS)です。ISは、油田を確保し、資金を得て、急速に勢力を拡大していきました。ISは、外国人を捕まえ、残虐に殺し、その様子を動画で世界に配信する。また、ISは、世界各地(特に欧州)でテロをする。それで、アメリカは2014年8月IS空爆を開始しました。

しかし、アメリカが空爆しても空爆しても、ISは衰えません。なぜ?理由は、ISが「反アサド派から独立した」という事実にある。アメリカは、「反アサド」です。「反アサド派」も、もちろん「反アサド」です。「反アサド派」から独立したISも、「反アサド」です。というわけで、アメリカとISはどちらも反アサド」ということで、利害が一部一致している。だから、アメリカは、本気でISを攻撃できないのです。

では、なぜISは衰えたのでしょうか?2015年9月から、プーチン・ロシアがISへの空爆を開始したからです。なぜそれで、ISが衰えたのでしょうか?ロシアは、「親アサド」です。ISは、「反アサド」です。だから、ロシアは、ISをせん滅するのに、躊躇がない。で、ロシアは、ISの石油インフラを集中的に空爆した。それで、ISは金がなくなって急速に衰えたのです。

その後、シリアはどうなったのでしょうか?ロシア、イランが支援するアサドは、「反アサド派」「IS」をほぼ打倒し、シリアの支配権を7割方回復しました。プーチンは2017年12月、シリアのロシア空軍基地を訪問し、「勝利宣言」をしています。

ところで、アサドが支配権を回復できていない残り3割」は、何なのでしょうか?残り3割にいるのが、クルド人支配地域。ここには米軍が駐留しているので、アサドも、ロシア軍も手出しできませんでした。

クルドとは?

クルド人は、全世界に2,500~3,000万人いる。「自分の国家をもたない最大の民族」といわれています。もっともクルド人が多いのはトルコ。1,140万人のクルド人がいるといわれる。少数民族として、長年差別の対象になっています。

トルコからの独立を目指す勢力クルド労働者党PKK)がある。PKKは、トルコ政府からテロ組織とされています。シリアには、280万人のクルド人がいるといわれています。クルド人の武装組織「クルド人民防衛隊」(YPGアメリカの支援を受けISとの戦いでは大いに活躍しました。

言われて気付いた速歩の「損」。速歩と情趣を両立させる新ルール

不動産の物件情報で徒歩10分は800mと言われ、時速は4.8km。大人の女性なら少し速足に感じられるスピードかもしれません。しかし、メルマガ『8人ばなし』の著者の山崎勝義さんは普段、時速6kmから6.5kmで歩いているそうで、女性にはかなりのスピードに映るでしょう。それほどの速歩きが故に知人女性から「損してますね」と指摘されたことがあるそうで、その意見に納得した山崎さんは、歩く際に新しいルールを設定しました。いったいどんなルールなのでしょうか。

速く歩くこと

私は歩くのが速い。複数の人からそう言われるから、きっとそうなのだろう。試しにトレッドミルで計測してみたら大体時速6kmから6.5kmくらいのスピードであった。

基本的に東京の人は皆歩くのが速いから、この程度なら不自然ではない…たぶん。少なくとも歩く速さのせいで変な顔をされたり睨まれたりしたことはない。もっとも自分では確認のしようのない後方のことは何とも言えないが。

という訳で私はぐんぐんずいずいと歩く。ただ何事にも功罪はある。とにかく目的地には早く着く訳だから、まずもってこれが最大の功である。罪の方はと言うと、うっかり道でも間違えようものなら恐ろしく遠くまで行ってしまうこと、途中気になる店があっても立ち止まるには急制動を掛けねばならないから後ろ髪を引かれつつも見送るしかないこと、見知った人とすれ違ってもその人を同定する頃には遙か遠くまで進んでしまっていること、くらいである。…くらい?ざっと数えただけで結構ある。本当に損益的に問題がないと言えるのだろうか。

そう言えば以前、ある女性にこんなことを聞かれたことがある。
「歩いている時はどこらへんを見ているんですか?」
「大体7、8メートル先を上目使いで見ている」
直線的に進むにはこの距離で障害になり得るものを認知しておく必要がある。顎を上げていてはスピードが出ない。合理的な答えだ。

「今まで道に落ちている物を見つけたことは?」
「そう言えば歩いている最中にはないような気がする。そもそも下をあまり見ないし」
「雪の日でも?」
「いや、雪の日は見る。足下も見るし、雪でいつもと様子が違う石畳やレンガ、マンホールなど、もの珍しくて寧ろあちこち見ちゃう」
「そんなことが季節ごとに結構あるんですよ。損してますね」

そう言えばそうだ。雪も降る。桜も咲く。散りもする。雨も降る。紅葉もする。落葉もする。それらの事象を全て無視して求道者の如くただひたすらに歩くことに何らの得もあろう筈がない。速歩と情趣は共起しない

とは言え、長年慣れ親しんだスピードを捨てて遅く歩くのは、高速道路を一般道の速さで走っているようでどうも落ち着かない。だから一つだけルールを追加した。「時々立ち止まる」である。初めから止まるつもりでコース取りをして行けば後続者に迷惑が掛かることもない。そうして止まってから周囲を眺めるのである。

いろいろ気付く。先に挙げたようなことだけでなく、看板や建物も見れば結構面白いものがある。そのいちいちに意識を向ければ見慣れたものなどないと言えるほどである。こうやって今まで取りこぼしてきたものを回収しながら、ぐんぐんずいずいと歩くのである。

「肩のところに桜の花びらがついてますよ」
私の速歩を指摘してくれた女性が桜の頃に見つけてくれた。まだ紅葉落葉にはおよそ早いが、立ち止まって街路樹を見ながらその時のことをふと思い出したりした。

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チョ・グク氏辞任で日韓問題がさらにこじれる歴史的理由

日本のマスコミではあまり報じられない海外のメディアのニュースを、本当はどう報じられているのか解説する無料メルマガ『山久瀬洋二 えいごism』。今回は、大抜擢の後、電撃的な辞任を発表したチョ・グク氏の問題を、韓国の民主化の歴史のなかで日韓関係がどのように扱われてきたのかを紐解きながら解説し、今後の日韓関係がどう動いていくのか予測しています。

チョ・グク氏法相就任と日韓関係の今後との関係

【ニュース解説】

日本と韓国との関係が冷え込む中で、その経済的な遺失利益もかなりのものになろうとしています。実際日本と韓国とを結ぶ定期航空便も運休が続き、人々の行き来も大幅に減少していることは周知の事実です。

そんな韓国で、最近話題になっていたチョ・グク氏の法務大臣(韓国では法務部長官)指名にまつわる一件は、日韓関係の今後を考える意味でも極めて重要です。

日本ではなぜ身内のスキャンダルに揺れるチョ・グク氏が、ムン・ジェイン大統領によって法務大臣に指名され、かつその後電撃辞任に追い込まれたのか、そしてそのことと日韓関係の問題とがどのようにつながっているのか、冷静に報道しているマスコミも少ないように思えます。

この問題を理解するためには、まずムン・ジェイン大統領という人物をもう一度見つめてみる必要があります。
彼は、朝鮮戦争で分断された貧しい家族の元に生まれます。そして、若い頃は軍事政権下で民主化運動に携わり、投獄された経験もありました。韓国は、南北に分断された後、民主化運動を抑え込む形で、軍事クーデターを経て、1963年にパク・チョンヒ元大統領による軍事政権が発足したのです。

世界的にみるならば、当時は冷戦の最中でした。キューバ危機からベトナム戦争へと、冷戦が実際の戦争へと拡大しつつある時代でした。南北に分断された朝鮮半島での危機も、今以上に緊迫していたのです。そうした状況の中で、パクチョンヒ政権は、外交的にはアメリカや日本との関係を軸に韓国経済の強靭化を推し進めようとします

パク・チョンヒ元大統領は、維新の名の下に様々な経済改革を断行しますが、一方で言論も激しく弾圧します。秘密警察や検察官の権限が強化され、拷問などによる過酷な取り調べも横行しました。そんなパク・チョンヒ元大統領の政策に対して、各地で民主化運動が起こり、その最中の1979年に彼は側近に暗殺されてしまいました。

しかし、その後韓国が民主化するまでに8年の年月がかかります。この期間に政府は何度も民主化運動に対して厳しい弾圧を行い、実際に多くの血が流れたのです。その過程で、韓国国内では政府以上に強い権限を持っているとされた検察に対して多くの人が不信感を抱くようになったのです。

実際に、1987年におきた民衆の抗議行動の発端は、民主化運動をしていた学生が検察官の取り調べによって死亡したことに端を発していました。その年にやっとのことで、韓国政府は言論の自由を認め、民主的な選挙を約束します。

その後、それ以前の政権の流れを汲む保守と、民主化運動を進める革新という二つの勢力が、韓国の政界では常にライバルとして対立します。ムン・ジェイン大統領は革新側を代表し大統領になったノ・ムヒョン氏によって引き上げられた人物だったのです。彼は民主化運動を進める弁護士として活動していたのです。

しかし、そんなノ・ムヒョン元大統領も、退陣後汚職疑惑によって検察の取り調べを受ける前に自殺してしまいます。こうした経緯から、ムン・ジェイン大統領は検察制度の改革こそが韓国の民主化の最終目標だという政治理念を抱いてきたのです。そして、検察権力へ対抗する切り札だったのがムン・ジェイン大統領の側近で、彼の後継者とされていたチョ・グク氏だったのです。

そして、チョ・グク氏が今日になって電撃辞任をした真相はまだこれから明らかになるにしても、その事件とノ・ムヒョン元大統領が追い込まれた一件とに共通する生々しい韓国での政治闘争での共通点があるように思えるのも事実でしょう。

革新側につく人々は、チョ・グク氏への汚職容疑での取り調べは、そうした民主化への道を閉ざそうとする検察権力の陰謀だと指摘します。
それに対してパク・チョンヒ元大統領の娘として大統領になりながら、権力を私的に乱用したことで弾劾されたパク・クネ前大統領を支持する人々は、容疑をかけられているチョ・グク氏を法務大臣に抜擢する行為自体大統領の横暴だと批判します。さらにパク・クネ前大統領が裁判にかけられていることへも現政権の陰謀ではないかと疑念をもっているのです。今韓国ではチョ・グク氏への処遇を巡ってこのように国内の世論が二つに別れているのです。

では、このことと徴用工や慰安婦問題をもって日本を糾弾する行為とは、どのように関連しているのでしょうか。
それは、戦後になって日本との国交を正常化させたのが、パクチョンヒ元大統領による軍事政権下でのことであったことと深く関係しています。

経済復興を優先する当時の政権が、過去に日本が韓国を植民地にし、戦前戦中に韓国の人々に加えた様々な人権侵害についての微妙な解釈を先送りにしたままで、日韓基本条約によって日本と国交を正常化させたことが、その後の韓国での民主化運動の中で問い直されたからに他なりません。民主化運動の動きへの言論弾圧の中で交わされた日本との取り決めそのものが民意を反映していない政策の象徴となっていったわけです。

であればこそ、革新の流れを汲む民主党から大統領になったムン・ジェイン氏にとって、この問題は法的にも再検討すべき課題という立場を取り続けているのです。

では、パク・クネ前大統領などが率いてきた保守の流れをくむセヌリ党はどうかといえば、これはこれで、民主化によって改めて指摘されるようになった「日本とのねじれた関係」を日本の謝罪という形で収束させることが民意を得る上では欠かせないまでになってしまったのです。
つまり、日韓問題にけじめをつけることが民主党にしても、セヌリ党にしても政権を維持する上で唯一共通して合意できる外交政策になってしまったのです。

韓国の中では、民主化をさらに進めてゆこうとする人が、チョ・グク氏を次期大統領へという動きもでてきています。
残念なことは、民主化というある意味で未来に向けて社会を変えてゆこうとする動きが、その過程の中で日韓関係の過去の問題と絡んでもつれてしまったことです。

韓国は植民地時代、そして朝鮮戦争での惨劇を経て、軍事政権の時代に経済成長をはじめました。民主化運動はその経済成長に遅れをとる形で、人々が豊かになる過程でうねりが大きくなり、そこで日韓関係の課題が公に論議されるようになったのです。そして、その矛盾に対して、日本側の対応も感情的であったことは否めません

アジアの文化は、もともと過去の土台の上に未来をみようとします。それは、過去は過去として切り離し、未来への利益のために妥協してゆこうとするアメリカなど欧米の発想とは大きく異なります。
この発想の違いが、韓国の国内事情、さらには日本の反発に拍車をかけていることを、どこかで双方が気づく必要があるのではないでしょうか。

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大きく深い台風19号の爪痕。被害を受けた会社が活用できる制度

 数十年に一度とも言われる大雨を伴い日本に上陸し、列島に多くの被害をもたらした台風19号。その影響により事業再開の目処が立たないといった事業者の声も多数聞かれます。今回の無料メルマガ『採用から退社まで! 正しい労務管理で、運命の出会いを引き寄せろ』では著者で現役社労士の飯田弘和さんが、そんなケースで活用できる特別措置等を紹介しています。

台風19号被害への対応について

台風19号によって、広範囲にわたって甚大な被害が発生しています。水害等の被害を受けた事業所もあるでしょう。しばらくの間、事業再開のメドが立たない事業所もあるでしょう。このような時、雇用保険制度の特別措置や雇用調整助成金を活用できる場合があります。

雇用保険の特別措置とは、災害によって事業を休止・廃止したために一時的に離職した従業員に対して事業所の再開が予定されている場合であっても従業員が失業保険等を受給できるものです。台風15号による災害や台風15号の影響による停電で事業所を休業した場合には、弾力的に対応することになっています。おそらく、台風19号の被害についても同様に、弾力的な対応がされるでしょう。

また、台風15号の被災事業所については、労働保険の納付猶予措置が受けられます。台風19号での被災についても、同様の扱いがされるでしょう。労働保険の納付猶予のためには申請が必要となります。申請時には、「納付猶予申請書被災明細書」を、労基署または都道府県労働局保険徴収室に提出し、内容審査を受けます。

次に、雇用調整助成金についてお話しします。雇用調整助成金とは、事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が一時的な休業等を行うことで雇用維持を図る場合に休業手当や賃金などの一部を助成するものです。この雇用調整助成金が、今回の台風19号被災事業所で活用できる場合があります。詳しくは、ハローワークへお問い合わせいただくのが良いと思います。

また、今後、復旧作業に伴い、残業や休日労働が増加する事業所もあると思います。その時に、36協定で締結した残業時間や休日労働の上限を超えてしまう可能性もあるでしょう。この場合、労基法33条に基づく協定を締結・届出ることで36協定の内容を超えた残業や休日労働が可能となります。

この届出は「非常災害等の理由による労働時間延長・休日労働許可申請書」といいます。労基法33条第1項または第2項により、使用者は、労働基準監督署長の許可(事態が急迫している場合は事後に届出)により、必要な限度の範囲内に限り時間外・休日労働をさせることができるとされています。ただし、労使協定の締結は必要ありません(もちろん、残業代等の支払いは必要です)。特に、電気・ガス・水道・通信や道路・鉄道のライフラインの復旧に携わる事業所については、今後、残業や休日労働の増加が予想されます。ぜひ、こういった届出があることを覚えておいてください。

また、台風による休業については、第279号「台風で電車が運休・遅延した場合、会社は賃金の補填をするべきか」も参考にしてください。

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道元禅師が喝破した、成功する人としない人の「決定的な差」とは

「成功」は、仕事でもプライベートでも、多くの人が達成を願う目標のひとつです。しかしながら、そこに至るまで努力を続けられる人と、途中でくじけてしまう人がいることもまた事実です。両者の違いはどこにあるのでしょう。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、そのヒントとなり得る鎌倉時代初期の禅僧・道元の優れた思想を紹介しています。

なぜ成功する人としない人がいるのか

ある時、弟子が師の道元に聞いた。

「人間は皆仏性を持って生まれていると教えられたが、仏性を持っているはずの人間になぜ成功する人としない人がいるのですか

「教えてもよいが、一度自分でよく考えなさい」

道元の答えに弟子は一晩考えたが、よく分からない。翌朝、弟子は師を訪ね、ふたたび聞いた。

「昨晩考えましたが、やはり分かりません。教えてください」

「それなら教えてやろう。成功する人は努力する成功しない人は努力しない。その差だ」

弟子は、ああ、そうか、と大喜びした。

だがその晩、疑問が湧いた。仏性を持っている人間に、どうして努力する人、しない人が出てくるのだろうか。翌日、弟子はまた師の前に出て聞いた。

「昨日は分かったつもりになって帰りましたが、仏性を有する人間にどうして努力する人しない人がいるのでしょうか

努力する人間には志があるしない人間には志がない。その差だ」

道元の答えに弟子は大いに肯き、欣喜雀躍家路につく。

しかしその晩、またまた疑問が湧いた。仏性のある人間にどうして志がある人とない人が生じるのか。弟子は四度師の前に出て、そのことを問うた。道元は言う。

志のある人は人間は必ず死ぬということを知っている志のない人は人間が必ず死ぬということを本当の意味で知らない。その差だ」

道元の逸話である。この逸話を彷彿とさせる道元の言葉が、『正法眼蔵随聞記』にある。

道を得ることは、根の利鈍にはよらず、人々皆、法を悟るべきなり。精進と懈怠とによりて、得道の遅速あり。進怠の不同は、志の至ると至らざるとなり。志の至らざることは、無常を思わざる故なり。念々に死去す。畢竟じて且くも留まらず。暫く存ぜる間、時光を空しくすごすことなかれ。

 

(道を得るかどうかは生まれつきの利発さや愚かさによるものではない。修行する人は皆必ず悟りに達することができる。ただ一所懸命になって精進する人と、怠けてやる人との間には当然早い遅いの差が生じる。精進するか怠けるかは志が切実かどうかの違いによる。志が切実でないのは、無常を思わないからだ。人は刻々と死につつある。こうして生きている時間を大切にして、自分を磨いていかなければならない)

切に生きるとはひたすらに生きるということである。いまここの一瞬一瞬をひたむきに生きるということである。小我を忘れ何かに懸命に打ち込むことである。その時、生は本然の輝きを放つ。

(『致知』2007年6月号より)

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獣医師が教える。尻尾を骨折した犬の様子と家での応急処置方法

愛犬が嬉しい気持ちを抑えきれないように勢いよく尻尾を振る様子は、飼い主にとってはたまらなく可愛らしいもの。そんな大切な尻尾も骨折などのケガをしてしまうことはあります。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤先生が、尻尾の骨折の原因、骨折した犬が見せる様子、家での応急処置法について教えてくれます。

犬の尻尾が骨折した時、家庭でできる手当とは?

犬が尻尾をブンブン振っていると「嬉しい」という意味だと言われています。様々な動きを見せてくれる犬の尻尾には、実は、しっかりと骨が存在しています。ということは、骨のある部位は「骨折」の可能性があるということです。

今週は、犬の尻尾が骨折する原因と家庭でできる手当をご紹介します。

1)尻尾の仕組み

尻尾の骨は尾骨とよばれ、人間であれば尾てい骨にあたります。形状は細く小さな骨がいくつか連なり、先端に行くにつれて細くなっています。この犬の尾骨の数は平均6~23個小さな骨で形成されていると言われています。

2)尻尾が骨折する原因

尻尾が骨折してしまう原因は色々ありますが、一番多いのは尻尾をドアで挟んでしまう。うっかり踏みつけてしまう。この2つの飼い主さんの不注意によって起きてしまう骨折です。さらには、壁など硬い物へぶつけて骨折してしまうこともあります。

骨折した時にはこんな様子になります。

  1. 尻尾が曲がっている
  2. 歩くときにバランスがとれていない
  3. 尻尾を触らせてくれない

犬の尻尾の骨折は尾骨の小さな骨の一部が折れている状態です。尻尾自体の形に変形が見られますのでわかると思います。

3)尻尾が骨折してしまった時の対処法とは?

骨折した箇所に添え木をあて布や包帯できつすぎないように固定してください。そして、安静な状態で病院に連れて行きましょう。

■まとめ

尻尾は折れると人間の骨折同様痛いです。すぐに病院に連れて行かれることをお勧めしますが、病院に連れて行くまでの応急処置をするのとしないのとでは病院での対応も違うので、対処法を実践してみてください。

ただし、痛がる場合には無理せずに病院に行くことを優先してください。

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もう他人事でも特別でもない。訪れた大災害時代を生き抜くために

「命を守る行動を」と何度も呼びかけられ、人々を入念な事前対策に走らせた台風19号。それでも、実際の被害が予測を超えた地域が多く出てしまいました。これを受け、マンション管理士の廣田信子さんは自身の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』で、今回の被害は他人事でなく「予想を超える自然災害が自分の身に常に起こり得る」ことを意識すべきとして、その理由を記しています。

大災害は必ず自分の身近で起こると思い知らされた台風19号

こんにちは!廣田信子です。

台風19号の被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

数十年に一度と言われる危険な台風19号の襲来とラグビーワールドカップ「日本─スコットランド戦」の勝利が重なり、感情が揺れる3連休でした。

皆さま、大丈夫でしたか。

台風19号の襲来では、高波強風河川氾濫大規模停電等を心配して準備したマンション住民の方も多かったと思います。地震とちがって前もって分かっていたので、金曜日には、スーパーマーケットから物が消え、ガソリンスタンドに行列ができました。

1か月前の台風15号による千葉県の停電被害が頭にあるので私も、今回は、しっかり準備しました。台風に対して、こんなに備えたのは初めてです。備えてみて、改めて、地震の備えと台風の備えは違うな…と思いました。

まず、前もって襲来が分かっているか、突然かでは大きく違います。地震では揺れによる被害が心配な高層階が水害に対しては間違いなく安全な住まいです。しかし、風害には気を付けなくてはなりません。今回、飛来物に備えて、初めて窓ガラスを養生テープで補強しました。

また、台風の場合は、停電で給水が止まることがあっても、汚水管や雑排水管が破損するということはないので、水があればトイレも流せる。したがって、お風呂にトイレ用に水をためておきました。水を運ぶために用意していた灯油用のポリ容器に、初めて水を入れてみましたが、重すぎて、一人では運べないことがわかりました。やっぱり、給水用パックの方が役立ちます。

また、地震のときと違い、ガスが止まることはないだろうと、調理の心配は最低限にしました(着火装置は電池ですので)。停電対策では、明かりをとることと、スマホ・パソコンの電源確保に限って、いろいろ用意しました。ソーラーランタンもあるだけ充電しました。

持っていた防災用品を実際に使えるように確認したのですが…携帯電話用の手回し発電機というのを東日本大震災直後に買っていたのが、スマホには合わなくて使えなかったというお粗末な状況も確認できました。車からの充電も実際に初めてやってみました

幸い停電もなく、備えた準備がいらなかったのは、ありがたいことだったのですが…それは、たまたまの幸運で、マンションでも実際に停電浸水の被害が発生し人命までも失われました。多摩川沿いの二子玉川、高津区、武蔵小杉…と知り合いがいるマンションが多い地域の浸水情報が次々入りました。水が出ない、エレベータ─が使えないという不便な生活を強いられている方々もいらっしゃいます。

川から離れている地域でも、下水が溢れれば内水氾濫が起きる怖さを改めて思い知りました。どんな最新のタワーマンションでも、地下や1階にある電気施設や機械式駐車場やエレベーターは水に弱いのです。

私は、個人的には、つい先日行ってきた伊勢神宮の伊勢市の五十鈴川の氾濫と、親戚が多い長野県の千曲川の氾濫(佐久、長野)のことが心配で、落ち着かない3日間でした。

被害の大きさが日を追うごとに分かってきます。「数十年に一度」の災害といわれましたが、これまではそうだったとしてもこれからは毎年のように、日本のどこかで、このような大災害が起こるのでは…と思うのは、私だけではないでしょう。

改めて、だれもが自然災害に合う可能性からは逃れることはできないのです。災害は必ず身近で発生することを前提に、命を守れるか、被災後の生活ができるかを考え、どこに住むかを真剣に選ぶ時代になったことを感じています。

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店員の声掛けを拒むお客様が、店員に声をかけたくなる商品提案法

 声をかけても無視、もしくは「見てるだけですから」などと接客を拒むようなお客様に対して、どのように対応すれば売上につながるのでしょうか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、「潔く諦めることも大事」とした上で、「声をかけずに商品を提案する方法」を紹介しています。

潔く離れる

昨今のお客様の様子を見ていると、なかなか接客に入るのが難しいお客様もたくさんいらっしゃるように思います。声をかけても、ほとんどリアクションが返ってこないこともありますし、場合によっては、無視に近いようなことや、「大丈夫です」と断られてしまうこともあります。販売員としては、なかなか厳しい現実です。

しかし、そういう場合にどうしていくべきかは、常に考えておく必要はあると思います。そんなお客様が、ついつい買い物をしたくなるような状況が生み出せなければ、売上は下がってしまう可能性が高いからです。

そうやって考え出すと、「じゃあどうやって接客させてもらえるようにしていくか」という議論になります。確かに、接客させてもらえる流れができれば、それに越したことはないので、そこを考えることも大事なのですが、個人的には、潔く諦めることも時には必要だと思っています。

例えば、リアクションの薄いお客様に対して、どうすれば接客させてもらえるかを考えて、何回も声をかけにいくとします。販売員として、そうしたい気持ちはよくわかりますが、お客様は嫌がることの方が多いでしょうし、場合によっては、お怒りを買ってしまう可能性も出てきます。それよりは、できるだけ自由に商品を見ていただきつつ自分でも買い物ができる雰囲気を作るということも大事です。

ただ、そのまま放置し続けると、何も起きず買ってもらえないではないかという意見も、よくわかります。実際、多分そうなってしまうので、そこは、やっぱり工夫ではないでしょうか。

先ほどのようなお客様で、声をかけても、「いや大丈夫です」とか、全然リアクションがないような場合。例えば、私だったら、お客様の目に入る範囲で商品をどんどん出していきます。アパレルショップだとしたら、そのお客様が好きそうなコーディネートを近くの什器などでどんどん作っていくわけです。

もちろん、他の仕事をしているかのような雰囲気で行います。

すると、お客様は、自分が接客をされているわけではないので、自由に商品を見られますし、そのコーディネートが気になってくれるかもしれません。そうなれば、その商品を見せることもできますし、お客様が見ている商品について、コーデを作りながら、声をかけることもできます。

ただ離れるだけではなくて、お客様が自ら行動しやすくなる状況を作っていくということです。そういうテクニックをいくつも持っていれば、潔く諦めて離れることも、しやすくなります。

接客をさせてもらえず、難しいと感じるお客様に対しては、どんなことができるでしょうか。まずは考えることが大切です。

今日の質問です。

  • リアクションが薄いお客様に対して、どんな方法で、商品に興味を持ってもらいますか?
  • そうなった場合にやること(テクニック)を、3つ考えてみましょう

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どうすればバズる?口コミ拡がる?と考えた商品ほどバズらない訳

SNSを使った宣伝が当たり前になっている昨今ですが、「どうすればバズるのか?」「どうすれば口コミが広がるのか?」と考える経営者も少なくないようです。無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者で人気コンサルタントの中久保浩平さんは、そんなことを考えて作られた企業の商品ほど「バズらない」と断言します。その理由とは何なのでしょうか?

口コミは仕掛けるもの?

コンサルタントや広告代理店の営業マンから、「この商品を広めていくには、口コミを起こさせる仕組みが必要ですね」とか、「今はとにかくSNSです。インスタで映える演出を考えバズマーケティングを仕掛けていきましょう」みたいなことを言われた経験がある方もいらっしゃるのでは?そして、「そうか口コミを起こさせる仕組みか~」「口コミには、やはり仕掛けが必要か~。」といった具合に考えてしまいます。

「どうやって口コミを起こさせるか?」
「どうすればバズってくれるか?」

実は、こんなことを考えている以上、口コミは起こりません。どうやって口コミを起こさせるか?なんて考えを捨てない限り口コミは起きません。なぜなら、口コミは起こさせるのではなく、“起こる”ものだからです。ちょっと考えてみれば誰にもわかることです。

たとえば、お客さんが、友人にあなたの会社の商品の口コミをしているとき、「これさ、口コミを起こさせているらしいから今、君に話しているんだよ」「この商品さ、口コミを起こさせているんだって。」なんてこと言いませんよね(※わかりやすく表現してます。あしからず)。なんらかの感動や感激があり、話したい衝動にかられて話しますよね。そうゆうことです。

しかしならが、多くの会社やお店は、コンサルや広告の営業マンが“それっぽく”言う事を鵜呑みにし「口コミを起こさせる、仕掛ける」という思考になります。ですが、実際取り組んでも大した口コミは起こりません。費用対効果なんて無いに等しい結果になります。

じゃぁどうするの?ってことですが、口コミを起こさせる、なんて考えは捨て、「口コミはどうやって起きているのか?」その場面に焦点を絞ることです。

誰でも1度や2度経験があるかと思いますが、ついつい友達や家族に話したくなっちゃうエピソードがあったり、友達や知人などに見てもらいたい写真や動画などは、すぐSNSにアップする。その瞬間にフォーカスするのです。「なんで、このとことを早く話したいと思うんだろう?」「どうして、この写真をみんなに見せたいと感じるのだろう?」など。

その自問自答にある答え。これが口コミの真実です。起こさせる、のではなく、起こる瞬間を考えるのです。そういう考えにシフトチェンジしない限り、口コミするお客さんの視点には立てません。

“口コミを起こさせる”

「起こさせる」と言っている以上、これはあくまで販売者側の考えでしかないのです。ということで、口コミを起こさせるのではなく、口コミが起こる真実にフォーカスを当ててみましょう。そして、お客さんが自社の商品やサービスについてどんな場面でどんな時に、どんな風に友人や知人、家族などと話すか?そのことをよく知り理解するように努めてみましょう。

その理解が深まっていくに連れて、商品やサービスに対する見え方であったり、販売や提供に対しての考え方、情報のあり方や提供の仕方、そして、売れ方がどんどんと進化していくはずです。

自信のある商品やサービス、クオリティーの高い商品やサービスだからこそ、変に“口コミを起こさせよう”ではいけないのです。安っぽい一過性のもので終わるだけです。

■今日のまとめ

「口コミは起こさせるのではなく起きるもの」

  • 自社の人気商品、サービスを列挙する
  • 列挙したものを対象に、それらをお客さんはどんな時にどんな場面でどんな風に知人や友人、家族に奨めたり、あるいは、話題にしたりするか?調べる

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鍼灸師推奨。秋口の風邪やポッコリお腹の予防に適度な運動と白湯

冷えはカラダにさまざまな変調をもたらします。ポッコリお腹も、内蔵の冷えによりガスが溜まっているせいかもしれません。対策を教えてくれるのは、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者、のぶ先生です。先生は、適度な運動や入浴のほかに、朝晩の白湯が効果的だとオススメし、飲み方や注意点を伝えています。

ポッコリお腹は白湯を飲む

【ポッコリお腹の正体】

朝夕、涼しい風が吹くようになります。汗をかくことがずいぶん減ったカラダは、じつはすでに冷えやすくなっています。十分内臓が温まっていないと、腸内にガスがたまって、ポッコリとお腹が出っ張るようになります。

【ポッコリお腹は早めに対処】

ポッコリお腹の原因は低代謝、深部体温の低下ですから、内臓から温まる必要があります。カラダが十分に温まったサインは、汗をかくこと。体温が十分に高まると、カラダは汗をかいて冷却を始めます。運動して汗をかくことで全身の血流が高まり、内臓が温まることで、ポッコリお腹は予防することができます。

今のうちから深部体温を高めることで、秋口の風邪や冬場のインフルエンザ予防に役立ちます。また、気力の低下や気持ちの落ち込み対策にもなりますから、適度な運動習慣を持つことは必要です。

【手軽なのは入浴と白湯】

毎晩お風呂にしっかりつかって、カラダを温めることで質のよい睡眠と体温の上昇をうながすことができます。また、起床時や食事の前、就寝前に白湯を一杯飲むようにすると、お腹のガスの発生を軽減できます。

足がむくんだり、胃もたれしているときには、たくさんの白湯を飲むと、気持ちが悪くなります。小さい湯呑み一杯程度、熱めの白湯をゆっくり飲んで、胃腸を温めるようにしましょう。

汗をかいた後などは、多めに白湯を飲むことで、さらに内臓への血流をうながすことができます。熱めの白湯をゆっくり時間をかけて飲むのがポイントです。

動くことが基本ですが、ぼちぼち寒さも気になる頃。まずは内臓を内側から温める取り組みを、日常の習慣に取り入れたらと思います。

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