在宅勤務で太っていく妻をどうすれば?人気コンサルに聞いてみた

リモートワークが続いている人の中には「通勤って運動だったんだ」と実感している人も多いのではないでしょうか。行き帰りの徒歩がなくなり、日中も間食三昧のパートナーの体重増加が止まらずになんとかしたいという相談が、『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』に寄せられました。著者で人気コンサルの永江さんは『Let’s太って痩せるダイエット』というビデオを紹介。タイトル通りの意外な方法をオススメし、効果的な声の掛け方もアドバイスしています。

体重増加が止まらない妻への対処法

Question

shitumon

今回は妻について相談です。在宅勤務が増え、週1~2回の通勤となってから運動らしい事をせず間食が増え……という状況で正直見た目が醜くなりつつあります。

どうにかして欲しいのですが真正面から言う訳にも行かず、苦悶しております。健康的な見た目に戻って貰うためにはどうすれば良いでしょうか……。

永江さんからの回答

奥さんとちゃんと話すのが良いと思いますが、ショックを与えないようにするのであれば自分も太ってから奥さんに一緒に痩せようと話し、ダイエット・トレーニングをするのはどうでしょうか。非常に良い参考例があるのでまずは以下をご覧ください。
Amazon.co.jp: Let’s 太って痩せるダイエットを観る | Prime Video

肥満大国のアメリカではトレーナーが太っている人の気持ちを理解するために、まず自分も太るという取り組みが流行っているそうです。

最初は筋肉質だったトレーナーが4か月で30キロくらい太るのですが、最初は喜んでハンバーガーやBBQを食べるものの、次第にソファで横になるだけで辛くなり、彼女とも別れてしまい鬱になっていき、クライアントの気持ちが分かるようになって一緒にトレーニングを頑張ります。これってつまり、相手の気持ちを知って一緒に頑張ることが大事ってことです。

恐らくご主人(痩せているはず)は、太っている人の気持ちが分からないと思います。奥さんもそうだと思いますが、太っている人は太りたくて太ったわけではなく、太ってしまうと動くのが億劫になり運動が辛くなり、自分の変わった体型を見てもこのままでもいいやと、自分と戦う気持ちを失くしてしまい、体型を戻せない人がほとんどです。

そこで、ご主人が奥さんの気持ちを理解するために一緒に太ることから始めて、一緒に痩せよう・頑張ろう、と言ってくれたら奥さんはきっと感動するのではないでしょうか。「痩せてほしい」ではなく「君の健康が心配だから」とメッセージするのも重要です。

「君の健康が心配だから一緒に痩せよう。君の気持ちを理解して一緒に頑張りたいからまず僕が太るよ。それから一緒にダイエットと運動しよう」と言って、本当に太り出したら、奥さんもどれだけ自分のことを考えてくれているんだろうと感涙すると思いますw

あと、痩せるときは食事制限だけでは筋肉が落ちてテロテロの身体になってリバウンドしやすいので、食事制限と筋トレを同時に行っていくことが必要です。最初はファスティングがお勧めで、わたしもコロナ禍で太りましたが、毎食ザバスとビタミン剤で3日間頑張り運動もしたら2.5キロ落ちコロナ前に戻りました。一度体重が落ちるとキープしたいと考えてモチベーションになるので最初の取り組みとして良いかと思います。

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AIが人の表情を数値化。仕組みの進歩は社会の発展に繋がるのか?

コロナ禍でリモートワークをしてみたら、コミュニケーションの難しさを感じたという話をよく見聞きします。その課題を解決すべく、AIが人間の表情を読み取るなど、さまざまな仕組みが開発されています。今回のメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』では、数年前に障がい者就労支援の現場での活用をイメージし、AIによる笑顔測定の開発に関わったという著者の引地達也さんが、仕組みの進歩への複雑な思いを綴っています。

リモートワークで進歩するコミュニケーションの中で

新型コロナウイルスの対策としてリモート業務が推奨される中にあって、その仕組みも「進歩」「発展」の中で新しいコミュニケーションの形がどんどんと社会に広がっている。それが社会の発展なのか、コミュニケーション行為の進展なのか、私たちの幸せにそれらが本当につながっているのか、ということを考えると、立ち止まりつつ考える必要性を感じている。

それは私自身、支援活動をする中で、コロナ禍の影響で外に出られない人、特に感染リスクの高い重度障がい者にとっては、安全な場所にいることがなおさらに求められるから、その場所で支援を受けることを前提にして、社会や周囲とコミュニケーションを維持しながら、社会に接していく必要がある。本当に豊かなコミュニケーションに向けて緊急事態の中で冷静に「進歩」「発展」とどのように付き合っていくかも課題だ。

最近の経済トレンドを伝えるニュースでは、リモートワークに関する開発が次から次へと紹介されている印象がある。それぞれが在宅で仕事をしながらもアバターを使ってあたかも同じ空間にいるような感覚でコミュニケーションが出来る仕組みや、リモートの会議の会話のやり取りを見える化し、誰が誰にどのくらいの割合で反応しているかなど。会議の際に出席者の顔の表情をAIが読み取って、即座に「肯定的な表情か」「否定的な表情か」がパーセンテージで示されるものもある。

人と人のコミュニケーションは顔を見てその表情を読み取りながら、進めていくという基本から、それが数値化されると、顔を見ることなく、その数字ばかりに気を取られてしまって、数字と対話することになるのではないかと、懸念もするが、数年前の「懸念」が今や日常になっているケースは多い。だから、うまく活用することを考えたほうがよいかもしれない、など逡巡する自分がいる。

という私は数年前にAIによる笑顔測定の開発に関わったことがある。障がい者就労という枠組みで支援をする中で、面接の対策や職場でのコミュニケーションにおいて「笑顔」は重要であるが、その笑顔のやり方がわからない、という人がいる。特に愛想笑いや人への親和的な態度としての笑いは、障がいの特性によってはまったく理解できない人がいる。

そのために、数値化することで、社会一般が受け入れられる「笑い」を身に着けるのはどうだろうという発想であるが、もちろん、これは社会に適合させるための、「とりあえず」の策。その数値化されたところから、本来のコミュニケーションの場で相手の反応を得て、真の笑顔を獲得していくというプロセスのきっかけではあるが、これまだ道半ばである。

ネットビジネスで成功したい人が学ぶべき江戸時代の「商法」とは?

江戸時代を舞台にしたドラマや映画にかならずと言っていいほど映り込んでいる、天秤棒の両端に桶などを下げて売り歩く「棒手振(ぼてふ)り」の商人。食品や日用品などあらゆる物を売り歩くこの商売形式が、江戸の都市経済の一翼を担っていたと言っても過言ではありません。今回のメルマガ『j-fashion journal』では著者でファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんが、そんな棒手売りのシステムを詳しく紹介。さらにネットビジネスとの共通点を指摘するとともに、棒手売りから得られるヒントについても考察しています。

 

棒手振りとネットビジネスは似て非なるもの

1.棒手振りというベンチャー

棒手振とは、天秤(てんびん)棒の両端に、商品の入った箱や籠を吊り下げ、棒を肩に担ぎ、魚・野菜など食材や食器、箒(ほうき)といった日用品を売り歩く商人、商売を指す。

当初、幕府は、50歳以上の高齢者、または15歳以下の子ども、そして身体が不自由な者に、振売札(棒手振りの許可証)を与える方針だったが、都市部で庶民が簡単に起業できるとあって、次々と一般の人が参入した。

それまでの起業は、職人の親方の元で修行するか、商家に丁稚に入って修行するか、いずれにしても、努力と長い時間が必要だった。しかも、自分で店を構えるとなれば、店舗を構えるための土地購入や権利等も必要である。

ある意味で、思い立ったその日から働けるというのは、現在のバイトアプリにも似た手軽さがあったはずだ。当然ながら、仕事のない者が大量に棒手振となった。

幕府にとって、最初は弱者救済事業だった棒手振りが、いつのまにか失業者対策になっていたのだから、黙認せざるを得なかったと思う。

万治2(1659)年、幕府が「振売札」を発行した時点で、江戸だけで約5,900人いたという。更に、許可証を持たず、税金を払わない闇営業の棒手振りも多かったというから、実際に何人いたかは分からない。

これほど棒手振りが増えた理由は、江戸の人口増加と食料品の流通が整備されていなかったことが上げられる。棒手振りが増えることは、大名や庶民にとっても生活の利便性が上がることであり、歓迎されたのだ。

2.棒手振りのシステム

誰でも簡単に起業できるという意味では、現在のネットビジネスに近い。しかし、誰でも起業できるからこそ、競合も激しくなり、一部の者は大成功し、大多数の者はギリギリの生活を余儀なくされた。

新人の棒手振は、まず棒手振りの親方を訪ねる。親方は商品の仕入れ代金(600~700文/1文12円換算で7,200~8,400円)と、天秤棒や籠一式を貸し、さらに河岸(かし=卸売市場)の場所や仕入れの値段相場など、最低限の知識をレクチャーし、即日商売を許したという。

1日の商売が終わると、親方から借りた仕入れ代金100文につき利息2~3文(144~252円)をつけて返済し、残った金が棒手振の収入となった。売り上げは1日1,200~1,300文(14,400~15,600円)で、手元に残るのはだいたい580文(約7,000円)程度(上記の金額は『文政年間漫録』の野菜売りの事例である)。

この金額もリアリティがある。現在のコンビニ等のアルバイト、ウーバーイーツなどと比較しても悪くない収入だ。ネットビジネスと比較しても、資本や経験も必要ないし、確実に収入が得られるビジネスモデルである。

棒手振りで得た収入を節約して生活し、日々の仕入れ代金を自分で払えるようになった者や、商いのコツを覚えた者は、親方から独立していった。一方で、親方の下で日雇い労働者のような身分に甘んじている気楽な棒手振も多かったようだ。こんな状況も現代と変わらない。

 

閑古鳥の鳴く日本料理店「賛否両論」を人気店にした笠原将弘の工夫

今や3つの直営店を経営し、テレビ番組でも活躍する人気料理人、笠原将弘氏。予約の取れない人気店の「マスター」として知られる彼ですが、その料理人生は決して順風満帆なものではありませんでした。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』は、苦しみもがいた若き日々とそこから抜け出すきっかけについて、笠原氏本人が語ったインタビューを再録しています。

予約の取れない日本料理店「賛否両論」の原点

予約の取れない店として知られる「賛否両論」。店主の笠原将弘さんは、父親が始めた焼き鳥屋を受け継ぎ、人気の日本料理店に生まれ変わらせました。

本日は笠原さんにご登場いただいた『致知』2015年3月号特集の一部をご紹介します。笠原さんは父親の死によって客足が遠のいた店をどのように変革していったのでしょうか。


僕は28歳の時に、今度は父親ががんで倒れました。一人っ子だったので修業を辞めて実家に帰ることを決意したのですが、進行も早くて、戻る前に父は亡くなってしまいました。

両親がやってきた焼き鳥店を自分一人でやっていく。もちろん不幸なストーリーですが、発想を変えて、俺は28歳でオーナーシェフになったんだと、無理矢理そう思うことにしたんです。

半年間くらいは同級生も面白がって来てくれたし、親父の頃からの常連さんも応援の意味で足を運んでくれました。でも、親父と話すのを楽しみにしてきた人たちはやっぱり僕じゃ物足りなくて足が遠のいていくし、同級生たちもそんなに金がないから安い居酒屋チェーンのほうが安上がりです。

気がつけば「あれ、最近うち暇だな」って。閑古鳥が鳴くってこのことなんだろうなっていうような状態になったんですよ。そうなると余った食材をどう使い回そうかなとか考えるんですよね。

焼き鳥の串を打っても残れば全部外して、甘辛く煮込む。刺し身用に買った魚も、南蛮漬けにして日持ちさせる。そうなると、

お客さんが来ない→売れ残る→材料が悪くなり、捨てる→儲けがない→いい材料が仕入れられない

という、完全な負のスパイラルになっちゃうんですよ。

その時初めて、料理っていうのは食べてくれる人がいないとこんなにも切ないんだなと思い知りました。そして、親父はこの1本数百円という焼き鳥で俺を育ててくれたんだ、親父はすごかったんだと改めて思いましたね。

そこから1年くらい続きました。借金をするまではいかなかったものの材料が思うようには仕入れられないから、メニューの黒板が埋まらないんですよ。大きな空きスペースができるので、誤魔化すために「きょうは夫婦ゲンカしました」とか「築地に行ったら定休日でした」と日記みたいな一言を書くようにしたんです。

また、時間だけはたくさんあったので、焼き鳥の他は安い野菜を使って手の込んだ料理をつくったり、いろんな料理の本を研究してフレンチをつくったり。そういうメニューを黒板に書いていったら、気になった人がいたんでしょうね、ちらほら新しいお客さんが入ってくるようになりました。いかにも頑固おやじがやっていそうな古い焼き鳥屋だけど若いお兄ちゃんがやっていて、シャレたレストランで出てくるような料理も格安で出してくれる。そのギャップがよかったんだと思います。

一度きてくれた人が、次は別な友達を連れてきたり、会社の同僚たちを連れて来てくれるようになって、3年目には気づいたら連日お客さんで埋まるようになっていました。

そうすると、今度はローカルテレビや雑誌の取材も続くようになって、プラスのスパイラルに入っていきました。

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猫好き医学博士に聞く。愛猫にステロイド剤の投薬は続けるべき?

しゃべる猫「しおちゃん」の飼い主として有名な米国在住の医学博士しんコロさんが発行するメルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』には、多くの質問や相談が届きます。今回は愛猫が「好酸球性胃腸炎」と診断された読者が投薬について質問。しんコロさんは、病気の原因と症状から薬の効能と注意点を解説。食物アレルギーをチェックするためキャットフードを替えてみるなど具体的にアドバイスしています。

 

8歳の猫が下痢と嘔吐を繰り返し激痩せに…ステロイド剤の投薬は続けるべき?

Question

shitumon

昨年末、8歳の次女猫「姫」が下痢と嘔吐を繰り返し、食欲が無くなり見る見る内に痩せてしまい、かかりつけ医に駆け込み入院しました。「好酸球性胃腸炎」の診断にて12日のち退院、ステロイド剤の投薬加療を続けています。お財布も痛かったですが、このままずっと薬を飲み続けなければならないのでしょうか?教えてください。

しんコロさんからの回答

好酸球性胃腸炎とは、そもそもどんな病気なのでしょうか?まず、好酸球とは免疫細胞の1種ですが、アレルギー反応に深く関与しています。胃腸炎だけでなく、ぜんそく、アトピーの発症にも関わっている細胞です。好酸球が胃腸の組織に多く集まり、そこで慢性的な炎症を起こすと、嘔吐や下痢、栄養障害などが起こることがあります。

好酸球が炎症を起こしているので、治療としてステロイドを投与するのが一般的です。ステロイドは効果がありますが、免疫を抑制する薬でもあるので、長期で投与するには副作用もあるので、獣医としっかり相談する必要があります。同時に、なぜ好酸球性肺炎が起きたか、食物アレルギーがあるかどうかを確認して下さい。

もし穀物やとうもろこしが入っているキャットフードを与えている場合は、肉ベースのものに切り替えて症状が改善するか観察して下さい。それでも改善がない場合は、普段与えているキャットフードに含まれるタンパク源とは違うものを使用したアレルギー向けフードもあるので試してみると良いかもしれません。

一般的なフードは鶏肉がよく使われますが、アレルギー向けフードでは、カモ、ターキー、ラム、うさぎ、ベニズン(鹿)などの肉を用いたキャットフードもあります。もしくは、アレルギー反応を起こしにくい、加水分解したタンパク質を用いたフードもあります。キャットフードを替えることで症状が収まれば、ステロイドを減らしつつ様子を見ることが可能です。そういった方針も含め、かかりつけ獣医と相談しつつ方針を決められると良いと思います。

 

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【書評】太宰治だからできる解釈「カチカチ山のウサギは16歳の処女」

日本を代表する文豪の一人「太宰治」、彼の名を知らない日本人はいないというほど有名ですが、彼の作品は今も多くの人々を魅了し続けています。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』で編集長の柴田忠男さんが取り上げているのは、各種メディアでも有名な教育学者の齋藤孝氏が太宰治の知られざる魅力について力説する一冊です。

偏屈BOOK案内:齋藤孝『太宰を読んだ人が迷い込む場所』

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太宰を読んだ人が迷い込む場所

齋藤孝 著/PHP研究所

「君は太宰の毒に勝てるか?」という、かっこいいセリフがあるようだ。「高校生くらいのときに一度は、はまるよね」とか、「太宰文学はハシカみたいなもんさ」とか。

わたしもエラそーに言ってみたいところだが、そんなに太宰を読み込んでいないから、言う資格がない。

文学部教授である著者は、60歳を迎える歳になって、改めてちくま文庫の『太宰治全集』全10巻を読み直したところ、感慨を新たにしたという。

「いくつになっても、太宰には、はまる。若いときのハシカとばかりは言えない」と思ったそうだ。この全集、一巻につき450ページ前後と、かなりのボリュームらしい。

太宰を読んで過ごす日々に愛おしさを感じている自分がいたという。「だから自信をもって言う、太宰は青年のみならず幅広い年齢層の方が楽しめると」。

太宰作品にはいわゆる駄作もある。イマイチだ、フツーだ、なんだこの落ちは、などという気がしても、どれも「愛すべき小品」に見えてくるという。

作品の良し悪しは別にして、太宰の文章は「笑える言い回し」が多い。「太宰といえば爆笑」といってもいいくらい。私は「爆笑マーク(顔文字)」を書きながら、読み進めている。読むほどに楽しくなってくるので、みなさんにもお勧めしたい。

って、顔文字書けって?本に何か書き込むなんてことできません。

「ブレない人ほど成功する」の数学的な正しさ。確率思考が人生に与える影響とは

ネット記事などでよく目にする「ブレない人が成功する」という法則めいたフレーズがありますが、それは思った以上に真理をついているようです。今回のメルマガ『深沢真太郎の「稼ぐ力がつく! 数学的思考の授業」』では、ビジネス数学教育家で大学でも教鞭を執る深沢真太郎さんが、確率思考の観点から「ブレない人」が人生において有利である理由を証明。さらに「ブレない人」になるための条件を考察し提示しています。

 

確率思考:なぜ「ブレる人」はうまくいかないのか

本日も学びのためにお時間をとっていただき、ありがとうございます。

前回に続き意思決定とメンタリティの話。そこに数字や確率思考はどう関わるのか。机上の話ではなく、ビジネスの現場で戦う人のための話を続けたいと思います。

今回は「ブレる」という心の症状について話題にしてみたいと思います。この「ブレる」とは一貫性がないという意味で使われる言葉です。

皆さんの職場にも「ブレる」人はいるのではないでしょうか。言っていることがコロコロ変わって一貫性がない。なんというか軸がないというか…最近読んだ本とかにとても影響されたり(笑)。

私は「ブレる人」と「ブレない人」のどちらになりたいかというと、もちろん後者です。人としてカッコいいと思います。加えて私は「ブレない人」の方が人生においても有利なのではないかと思っています。それを説明するために、また簡単なモデルを用意します。

2つの箱があり、それぞれをAとBとします。Aにはくじが2枚入っており、あたりとはずれが1枚ずつ。一方のBはくじが100枚入っており、あたりが51枚ではずれが49枚だとします。それぞれの箱でくじを1枚引いた時の当たる確率は次の通りです。

A 50%
B 51%

当たりを引く確率が高いのは箱Bです。普通に考えれば、誰もが箱Bを選んでくじ引きをするでしょう。そこでこんなことを考えます。

<Q1>

 

どちらかの箱を選んで本日1回だけくじ引きができます。

 

あたりが出たら100円もらえます。

 

箱Aを選ぶことは絶対に無理でしょうか?

実際にあるビジネスパーソンにこの問いをしたところ、このような答えをいただきました。

「絶対に無理かと言われると…実際のところたった1%の違いですし、ほとんど変わらないから箱Aでもいいかなぁと思ったりするかも」

頷く方も多いのではないでしょうか。確かに確率もほとんど変わりませんし、得られるものもたった100円ですから、そう考えるのは不自然ではないと思います。ではこのような条件だといかがでしょうか。

<Q2>

 

本日から10年間、どちらかの箱を選んで毎日1回だけくじ引きができます。

 

日によって箱を変えても構いません。さてどうしますか。

いかがでしょうか。ちなみに先ほどのビジネスパーソンの方は「迷わず箱Bで固定して10年間やります」と答えました。そこで私はその理由を尋ねます。

「うーん…なんでだろう?(笑)」

 

ゼットスケーラー日本・アジア代表の金田博之氏が伝授、マルチタスクがまわらない時の実践的「時間管理手法」

現役世代のビジネスマンであれば、常に複数のタスクを同時に回していかなければならない状況がやってきます。マルチタスクを上手くまわせない人は何がダメなのか? そして何を改善すれば上手く複数のタスクをまわすことができるのか? そのコツを伝授しているのが、メルマガ『ゼットスケーラー日本・アジア事業責任者が教える「金田博之のグローバル・ビジネススキル最前線」』の著者で昨年12月にクラウドセキュリティ業界を牽引する「ゼットスケーラー株式会社」の日本・アジア事業責任者として代表取締役に就任した金田博之さん。時間管理の方法について、金田さんは「時間管理マトリックス」を応用する独自の解決法を、わかりやすく具体例をあげながら丁寧に解説しています。

【緊急告知・LIVE配信のお知らせ】
ゼットスケーラー日本・アジア事業責任者、金田博之さんがオンラインで無料勉強会を開催します。 これまで有料で開催してきた勉強会を無料公開。この機会にぜひご参加ください。

テーマ:マルチタスクがまわらない時の実践的時間管理手法 (時間管理マトリックスの応用)

日時:2021/6/19(土)10:00~10:45
視聴方法はこちらから。

 

マルチタスクがまわらない時に使える「時間管理マトリックスの応用法」とは?

課題背景

マルチタスクをどう効果的に時間管理するか?

今回も金田サロンのメンバーから多数相談いただいた内容をテーマにしました。

みなさんは多くのタスクを複数同時にまわしていかなければならないときにどのようにして時間管理しているでしょうか。

私の場合、タスクが飽和していて、時間管理しようにもどうしたらいいかわからないという場合は、まずタスクの棚卸し・優先付けをして上司とその認識合わせを行うことを推奨しています。自分が考える優先度と上司の考える優先度が違うかもしれないからです。

ですが、上司と意見がまったく合わないということもあるでしょう。

例えば、タスクが多すぎて全ては対応できない。一部をほかの部署に回してもらうか、一時的にでも人員を増加させたいときなど、上司の立場からすると「今の状況でなんとかできないか」と言いたくなるものです。

そういった上司を説得するにはどのように説明するのがよいでしょうか。

そのプロセスの中に、より効率的な時間管理のヒントがあります。

今回はそのタスク管理の優先度を説明するという例を通して時間管理についてお話していきます。

一流、二流、三流はここが違う!

【三流】目の前のことでマルチタスクに忙殺。何とかやっつけで処理(計画をおろそかにし悩みながら走る)
【二流】困ったらまずは「時間管理マトリックス」で整理 (書籍:7つの習慣の実践)
【一流】重要度の判断基準を明確にし、緊急度の高いタスクに絞りこむ(時間管理マトリックスの応用)

タスクをどのように分けるか

タスク管理・時間管理において欠かせないのが優先付けです。

三流のビジネスマンはこの優先付けが甘く、思いついた順にとにかく片付けるような段取りをしてしまっています。最悪な状態は、残業してでもやっつけで処理しようとしてしまうことです。

上手くいくこともあるかもしれませんが、これでは優先度の低い作業に時間を奪われ、本当にやらなければいけないことへの時間が確保できなくなる危険性があります。つまり、マルチタスクにおいてインパクトのある成果が出せなくなります。

先日の勉強会でいただいた相談で、その優先付けが上司の意見と噛み合わず、どうすればいいかというものがありました。 

冒頭で軽く触れたとおり、現場目線では明らかに時間が足りない量の仕事が降りてきていて上司にヘルプサインを出しているのだけど、上司との意見が合わずに「現場(3人)でうまく片付けてくれ」と言われてしまうというものです。

相談者の場合は、上司に説明するためにタスクの棚卸しをし、各タスクの見積もりを仕事の難易度と、インパクト(重要度)という2軸でマトリックスで整理して分類していました。

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相談者の具体例を上げると、保守系の仕事で、

  • サポートデスクの管理
  • 社内ネットワークの管理
  • サーバー管理
  • 新入社員教育
  • 電話対応
  • 国内外の関連会社との調整

など他にも複数の重要タスクが重なっており、これを3人で分担しなければいけない状況。

これを必要工数・スキルなどから見積もった難易度と、重要性という意味でのインパクトで考えて分類し、高難易度かつインパクトの大きいタスクが貯まっている状況であるということを上司に説明。

対する上司はこの説明を受けて、「インパクトはすべて大きいので、そういった意味ではどれも優先度が高い」、「なんとかうまくまわすようにしてほしい」との回答。

そうなってしまった原因は、難易度とインパクトの 見積もりが曖昧 だったことにあるのではないかと考えています。

 

天才Kindle作家・末吉宏臣「言葉は資産、発信こそ現代の錬金術だ」――理想の印税生活を実現するために個人がいま知るべきこと

かつては自著を出版したりテレビやラジオで自らの意見を訴えることは、限られた人の「特権」のようなものでしたが、今やスマホ1台あれば誰にでも可能な時代。とはいえ、いざその舞台に立とうと思っても、具体的に何を発信していいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そんな迷える皆さんを力強くサポートしてくださるのは、過去にDNAパブリッシングの編集長として250冊以上の電子書籍をプロデュース、現在はKindle作家として活躍する末吉宏臣さんです。末吉さんは5月20日に創刊したばかりの自身のメルマガ『Kindle作家・末吉宏臣の「自分らしい発信で生きていく!」』にて、「すべての人の中に資産のタネは眠っている」とした上で、自身の経験を交えつつその資産のコンテンツ化を勧めています。

 

発信は、現代の錬金術である

エキサイティングな時代になりました。

個人の力でテレビ局のようなものを持ったり、出版社を通さなくても本を出せる時代です。YouTubeやKindle出版、各種SNSの登場によって、10年ちょっと前まではありえなかったことが、だれでも、0円もしくはわずかなコストで、出来るようになりました。

その辺りにいるような普通の若者が億万長者になったり、芸能人よりも人気や影響力を持っていることもザラです。

この変化にはおもしろい特徴があります。

発信して活躍しているのほとんどが、多くの人の目に触れていないという点です。こんな話を聞いたことがあります。

「武道館でLIVEをやっている、しかも満席にしているアーティストやグループのこと、きっと知らないと思うよ」

実際に調べてみたら、その通りでした。しかし、ネットで調べてみると、一部の人たちには圧倒的人気を誇っていたりするのです。

テレビなどのマスメディアが衰退しはじめて、ニッチなメディア=セルフメディアへの移行が進んでいます。

わかりやすいのは、芸人や芸能人、最近ではアイドルのYouTube進出などでしょうか。また、観る側の私たちも、部屋にテレビがない人も増えていたり、動画はYouTubeやネットフリックスで観る機会が多くなっているのではないかと思います。

冒頭の言葉に戻ります。

エキサイティングな時代になりました。

今までは何者でもなかった私たちが、ある日を境に、人気者やお金持ちになれるのです。そんなことが、ブログやKindle出版、YouTubeや音声メディアなどによる発信によって、可能となる時代になりました。

そこには仕入れやコストという概念はありません。たとえばメンタリストのDaiGoさんは、スマホ1台で数億円のお金を稼いでいます。自分の頭と紙とペン1本、いえ今はパソコンかスマホ1台あれば、ゼロからお金を生み出すことができるのですからまさに……

発信は、現代の錬金術なのです。