40代ひとりっ子未婚女性「両親の介護が不安」と相談。解決方法はある?

40代も後半に差し掛かってくると、老いていく両親を介護する日が近づいてきていると感じることがあるもの。一人っ子で独身となると、親の介護の心配はさらに大きくなります。不安を抱えた読者からの相談に答えるのは、メルマガ『公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」―それってアドラー的にどうなのよ―』著者で公認心理師の永藤かおるさん。「漠然とした不安」と戦っていてもムダで、支援センターから情報を得ることや、経験者に話を聞くことなど、具体的で現実的な準備を進めることが必要と伝えます。

 

ちょっと御相談がありまして:「老親の介護への不安」

Q. 40代、女性会社員です。両親はともに70代です。ひとりっ子で、両親からは大切に育てられたと思います。父は典型的な昭和のサラリーマンで、母は専業主婦でした。今も私は独身で両親と暮らしていますし、今のところ両親とも自活できていますが、これから先、どちらかが、いえ、どちらも病気になったり介護が必要になったりということが、近い将来出てくると思います。それが怖くてたまらないのです。

父や母の兄弟姉妹は遠方に住んでいます。いとこたちも近所にはいません。なにかあったら、私は仕事をやめなくてはいけないのか、一人で両親の介護を一身に背負わなければならないのか。

私が高校生の頃、母は姑である父方の祖母が認知症になったときの世話を一人でしていて、大変な苦労をしているのを見て育ちました。仕事を持っている自分があんなことは出来ない、どうしよう、と、ことあるごとに不安が押し寄せてきます。親の世話をしたくないわけではありませんが、とにかく不安なのです。どうすればいいのでしょうか?

【永藤より愛をこめて】

そうですか。お母様が、おばあ様の介護をワンオペでされていたのを見ていらしたのですね。そして「あんなこと出来ない」と不安になってしまう。そのおばあ様の介護は今40代の投稿者さんが高校生の頃、ということは、25~30年くらい前のことでしょうか?

個人的な話で恐縮ですが、私の実家でも母が舅、姑、小姑、そして最終的には夫である私の父の介護をしました。舅の介護は昭和、そして、残りの3人が平成でしたが、その途中で「介護保険法」というものが制定され、改正され、介護についてとりあえず駆け込み寺のように相談できる「地域包括支援センター」というものができました。

私の祖父であり、母にとっては舅の介護の時は、あっという間に認知症が進んでしまったこともあり、どこで何が相談できるのかもわからないまま、とにかく家族は五里霧中、体力勝負だったことを覚えています。

でも、今は高齢者に関する相談事は、「地域包括支援センター」があります。ご自身の地域のセンターを検索してみてください。そして、どんなことが相談できるのか、こんなときあんなときどうすればいいのか、まずアップデートされた知識を手に入れてください。

 

習近平か、バイデンか。プーチンを止めた者が作る「新しい世界秩序」

ウクライナで侵略行為を続けるプーチン大統領の心情に、変化が現れたのでしょうか。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、プーチン大統領が戦争の出口を求め始めたとも取れるロシア軍司令官の発言を、香港英字紙の記事を引く形で紹介。さらに同記事で伝えられている専門家の警告や戦況・戦死者数等を取り上げるとともに、この紛争の強力な仲介役となりうる国家指導者の名を挙げています。

 

ウクライナ戦争の出口、新しい世界秩序

ロシア軍司令官から注目すべき発言があり、これはプーチン大統領が戦争の出口をもとめているのではないかとも推測されています。

香港サウスチャイナモーニングポスト紙の3月26日記事をもとに見ていきましょう。

ロシア軍参謀本部副司令官は、モスクワがウクライナで「特別軍事作戦」と呼ぶものの第1段階の「主要目標」をほぼ達成したと発表した。

 

セルゲイ・ルドスコイ大佐は、ロシア軍はウクライナ軍の戦闘力をかなり低下させ、その結果ロシア軍は「ドンバス解放という主目的を達成するための取り組みに集中できるようになった」と述べた。

解説

ウクライナへ全土の軍事作成が思ったように進まないことへの言い訳のように、「軍事作戦」の目的は東部ドンバス地域の「解放」であったとの発言です。

これだけ聞くと、ロシア軍はウクライナ全土への攻撃は停止するのかな、とも思えます。

しかし、これに警告を鳴らす人もいます。

ある米国のアナリストは一方、「ロシア軍はドンバスを新たな出発点として、焦点を絞った戦争継続を目指しているのかもしれない」と言う。

 

「ドンバスを新たな攻撃の起点とし、その後の攻撃の幅を広げるために再準備しているのだ」

解説

一旦、東部ドンバスを固めたうえで再侵攻をするのではないかという警告です。

そもそもプーチン大統領はこの戦争の目的を明示していませんでした。

「1.ウクライナ東部ドンバス地域の親ロシア派の住民を救うため」という大義名分もあれば、「2.ウクライナのナチ化を防ぐため」「3.NATO加入の可能性を防ぐため」という主張もありました。

この3つでは戦争の規模が全く違ってきます。

1.の目的に関しては、地域が限定的です。バイデン大統領が、これを念頭に戦争前にロシアの介入を容認するような発言をしたりしました。2.3.が目的となるとウクライナ全土、そして政権の問題になります。

このプーチンの目的が明確でなかったところがこの戦争の行方を予想しにくい原因がありました 。

確かなことは現時点でロシアの軍隊は予想をはるかに下回る戦果しかあげていないという事です。

ロシア軍の損失がどの程度なのか、詳細は不明だが、NATOは最初の4週間で7,000~1万5,000人が死亡したと推定しており、ロシアが10年間のアフガニスタン戦争で失ったのと同数になる可能性もある。

 

元CIA長官で国防長官のロバート・ゲイツ氏は、プーチン大統領は自軍のパフォーマンスに「驚くほど失望しているはずだ」と述べた。

 

ゲイツ氏は「我々はウクライナで、ロシアのあまり訓練されていない、そして指揮統制に大きな問題があり信じられないほどお粗末な戦術を見ている」と話した。

解説

ロシア(ソ連)が10年間のアフガン戦争で失ったのと同数に近い死者を出しているとは驚きです。それはこれからロシア社会を揺るがす事になるでしょう。

経済制裁とはまったく違う衝撃です。

ロシア軍がウクライナ全土を掌握しようとすると、まだまだ死者はでるでしょうから、地域を限定した「解放」に目的を変更する事は十分にあり得ることです。

軍事的には、東部ドンバス地域からクリミア半島までをロシア地域として占有したいでしょう。それで現在、戦闘が行われているマウリポリも重要になります。ドンバス地域とクリミア半島の陸路中間に位置する都市だからです。

 

中国を超大国にした“チャイニーズマフィア経済”は崩壊するのか

今まで軍事力、情報力、経済力の3つによって動いてきた世界が、変わろうとしています。そんな変化を伝えるのは、作家でユーチューバーの顔も持つ小名木善行さん。自身のメルマガ『ねずさんのひとりごとメールマガジン』の中で、米国と中国の政治経済を詳しく解説し、日本に起き得る影響について語っています。

 

パワーの時代からクレジットの時代へ

世界はこれまでパワーによって動いてきました。
パワーというのは、
 軍事力(武力)
 情報力(知識・信仰)
 経済力(カネの力)
の3つによって構成されます。

第二次世界大戦までは、軍事力の時代です。けれど、石原莞爾将軍が見事に喝破したように、核の時代になると、大国同士の直接衝突はなくなり、軍事による戦いは、もっぱら情報力と経済力の戦いになりました。

情報力は諜報活動を生みますが、これに注力したのが旧ソ連、経済力の強化に注力したのが米国でした。結果は、経済(カネ)が勝ち、ソ連は崩壊し、米国一強の時代となりました。

ところが、成功体験への埋没の結果、米国はカネ=パワーという方向へと定性進化をはじめ、いまではサーベルタイガーと同じように、絶滅への道をひた走るようになってきました。

日本はというと、戦後の焼け野原の状況下から、米ソが冷戦状態になることによって、米国は日本にあらゆる特許を日本に無償で提供し、その特許を利用して日本は工業化に成功し、かつてない高度成長を遂げることができました。

日本だけではない。西ドイツも同じです。そして西側経済が、東側に大幅な格差を開けることにより、結果、ソ連は崩壊への道をたどりました。

日本は、約束事をちゃんと守る国です。そして日本との共闘によって東西冷戦を制した米国は、その成功体験に従って、イエローでも信用できるとばかり、今度はチャイナにあらゆる特権を与えるようになりました。

チャイナはこれによって、未曾有の経済の高度成長を得ることになります。

 

プーチンはロシア国民も殺す。地獄の制裁で経済成長率マイナス20%の衝撃

ウクライナ侵攻開始から1ヶ月以上が経過するも、思い通りの戦果を挙げられていないとされるロシア。複数の将官が戦士したとも伝えられていますが、ロシア軍はこの侵略行為にどのような決着をつける腹積もりなのでしょうか。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、ロシア軍にとって何より重要なのは「プーチンの体面保持」とし、そこから考えうる国民にロシアが勝利したと弁ずることが可能な「落としどころ」を考察。さらにこのウクライナ侵攻が、プーチン政権にとっての「終わりの始まり」である理由を解説しています。

劣勢ロシア軍が考え出した国民向け【言い訳】

劣勢ロシア軍が、国民向けの【言い訳】を考えだしたようです。

BBC NEWS Japan 3月26日。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が「特別軍事作戦」と呼ぶウクライナ軍事侵攻の開始から1カ月たった25日、ロシア軍のセルゲイ・ルドスコイ第1参謀次長はモスクワで記者会見し、作戦の「第一段階」はほぼ完了したと発表した。

 

ルドスコイ将軍は、ロシア軍は今後「ドンバスの完全解放」に注力していくと述べた。

「第一段階はほぼ完了」だそうです。

もちろん、これは【ウソ】です。プーチンは当初、

  • ウクライナ侵攻は2~3日で終わるだろう
  • なぜならお笑い芸人大統領のゼレンスキーが逃亡し、政権は即座に崩壊するからだ
  • ウクライナ国民の半数以上は、ゼレンスキー「ネオナチ政権」を嫌悪している
  • だからロシア軍は、「解放軍」として、歓喜してむかえられるだろう
  • 欧米は、ロシアからの石油、ガスに依存しているドイツの反対で、強い制裁を打ち出せないだろう

こんな超楽観的シナリオを描いていたのです。

ちなみに、このシナリオをプーチンに伝えていたFSB第5局のセルゲイ・ビセーダ局長は「処分」されたとか。

このあまい見通しは、完全にはずれました。

  • ゼレンスキーは逃亡せず、政権は維持されている
  • プーチンは「現代のヒトラー」(プトラー)と呼ばれ、ゼレンスキーはウクライナだけでなく、「世界の英雄」になった
  • ウクライナ国民は、ロシア軍を歓迎するどころか、憎悪している
  • ドイツはウクライナ侵攻がはじまった2月24日以降、豹変
  • 2月26日には、ロシアをSWIFTから排除することなどが決まった
  • 結果、ロシア経済はボロボロになっている

とまあ、プーチンが思い描いた夢と現実のギャップは、あまりにも激しいのです。

小林麻耶、市川海老蔵に襲われた?「真央がいなくて寂しい」理由にまさかの夜這い、3.6億円の詐欺被害も告白

故・小林麻央さんの夫で義弟にあたる市川海老蔵(44)にさまざざま糾弾を続けているフリーアナウンサーの小林麻耶(42)。 ここへきて公式ブログでとんでもない暴露があった。 なんと麻央さんが亡くなってすぐ、海老蔵に夜這いをかけられたことがあるという。 果たして、どういうことなのだろうか?

「真央がいなくて寂しい」海老蔵が小林麻耶に夜這い疑惑 

衝撃の告白があったのは公式ブログ「Life is Beautiful」3月27日の投稿だ。 麻央さんが亡くなって直後、小林は母の手伝いや姪甥のフォローをするため、海老蔵宅で寝泊まりしていた。 ある朝、体力の限界で朝起きられずにいると、海老蔵が何と小林の上に覆いかぶさってきたというのだ。

そして、小林の耳元で「愛している」とささやき、「まおがいなくなって寂しいんだ」と告げた海老蔵。小林は恐怖で凍り付いたが、海老蔵はさらに「俺のこと好き?」と尋ねてきたという。

逃げたいあまりに、小林は思わず心にもなく「すき」と嘘をついたと告白した。

その後、海老蔵は部屋を出ていき、それきり二人は関係を持つことはなかったと明かした小林。この一連の出来事を小林は元夫である國光氏にすべて話したと言い、國光氏は絶句したという。

【関連】市川海老蔵が小林麻耶に謝罪。「4年間は生き地獄。許さない」と激怒する義姉、なぜ急に義弟は謝る選択をしたのか?

堰を切ったかのように、次々と海老蔵に関する暴露話をする小林。そんな小林にある“お騒がせ”人物が触手を伸ばしていた。

それは、綾野剛や城田優に関する女性関係を暴いて話題となっている、暴露系YouTuberのガーシーこと東谷義和氏だ。

東谷氏と小林は以前から顔見知りだといい、東谷氏は「視聴者はあの動画を見て怖がっている。もっといつものように明るく話した方がいい。黙ったままの元夫がとなりにいるのは逆効果」 とアドバイスした。

急遽実現したコラボの中で、小林は中東で行われた海老蔵の歌舞伎公演のために貸した金9,000万円がもどっていないと告白。「私は9000万円なんですけど、妹は2億3000万円で、母が4000万円なんです」とし、母娘3人で3.6億円詐欺被害にあったという。

公演を海老蔵にもちかけた人物が金を持ち逃げしたと小林は訴えているが、その人物は現在資産が全くないために、戻ってこずじまいで、何を隠そうその人物が麻央さんのがん治療を行った気功師だったことを小林は明かした。

これに対し、「(海老蔵は)ろくでもない人間だと思ってるんで」とバッサリ斬った東谷氏。さらに、「自分も海老蔵のスキャンダルを知っている」と語り、今後小林麻耶に協力していくことを示唆した。

小林の暴露の連続投下も海老蔵はだんまりをきめこむ

次々と小林が海老蔵の暴露話を行う中、東スポは小林との9,000万円の金銭トラブルに関して、海老蔵の事務所に事実確認を行ったと報じた。 事務所は「弊社としましては事実確認ができていません。また、ご家族間の事ですので、コメントは差し控えさせていただきます」と回答したという。

海老蔵への糾弾の手を緩めない小林。今度は自身のブログで「麻央より」というタイトルの投稿で、海老蔵に5つの要求をつきつけた。

  1. 麗禾と勸玄は姉とあきら君が育てる
  2. 勸玄が團十郎を襲名する
  3. 愛あるみんなで愛ある日本世界地球を作っていく。生きている人も亡くなっている人もみーんなで。なかよく、生きていく
  4. 9000万円返しなさい。利息つけて返しなさい
  5. 山奥で隠居し反省なさい

③だけは海老蔵への要求ではないような気がするが、姪や甥との再会を諦めたわけでなく、海老蔵を追い落とした上で、姪甥を自分が引き取り育てるつもりであることが分かった。しかし、海老蔵に隠居をさせて、勸玄がひとつとびに団十郎を襲名するのは現実的ではなさそうだ。

【関連】新庄ビックボスがブチギレ。「日本ハムは100敗する」小バカにした野球評論家に激怒、田尾&藪の阪神両OBは謝罪へ

小林にはまだまだ打ち明けていない暴露話があるとみられ、その発言にますます注目が集まりそうだ。

プーチンのウクライナ侵攻を予想していた作者が語る「米中の衝突」

リアリズムと呼ばれる考えを主張し、ウクライナとロシアの現在の紛争を予想していた地政学研究家・ミアシャイマー氏。今回のメルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』では、ミアシャイマー氏の考え方と彼が予想する米中の衝突について語った一冊を紹介しています。

【一日一冊】大国政治の悲劇 米中は必ず衝突する!

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大国政治の悲劇 米中は必ず衝突する!

ジョン・J・ミアシャイマー 著/五月書房

NATOの東方拡大をロシアの不満を高め、ウクライナ危機につながると指摘していた地政学研究家ミアシャイマー氏という人を知りたくて手にした一冊です。

ミアシャイマーの考え方は「現実主義」(リアリズムRealism)と呼ばれ、大国は自国の生き残りのためにより多くのパワーを求め、そして派遣国家を目指すというものです。

実はリアリズムはアメリカの安全保障の考え方の主流ではありません。アメリカの主流はリベラリズムと呼ばれ、経済的に相互依存度を高めていけば、戦争はなくなるという考え方です。

したがって、他国に資本と自由と民主を輸出し、場合によっては革命を起こし民主化政変を推し進めてきたのがアメリカなのです。

大国の究極の目標は、他の大国よりも支配的な立場を得ることにあり、支配力を得ることは自国の生き残りを保証するための、最も有効な手段だからだ(p13)

この本では過去の戦争を分析することで、冷徹な事実を説明しています。

たとえば、ある国家が民族浄化や虐殺をしていても、他国が金と血を費やしてそれをやめさせることはあまり例がない。

敵国は戦略爆撃で国民を殺戮し、降伏するよう圧力をかけるが、いくら国民が殺戮されても停戦のために妥協することはない。逆に、国民が苦しむがゆえに、戦争を食い止めるのが困難になる。

弱小国は強国の要求をあらかじめ受け入れておくという「バンドワゴニング(追従政策)」は、平和をもたらすのではなく、逆に敵国の侵略意欲を高めさせてしまう危険な戦略である。

これらは過去の戦争の経験から、導き出される法則なのです。

支配階級のエリートたちは国民が殺戮にあっていても停戦のために動こうとすることはない(p135)

やっぱりahamoは安すぎた?ドコモが発表した新プラン「大盛り」の内容とは

インターネットでの契約のみ、複雑なプランがないわかりやすさなどで人気となっているNTTドコモの『ahamo』。1周年を迎えた今年、新たなプランを提供することになりました。その詳しい事情を語るのはケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さん。石川さんは自身のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』で、発表された「ahamo大盛り」について紹介しています。

 

NTTドコモが100GBの「ahamo大盛り」を発表——20GBで2970円はやっぱり安すぎたと反省?

NTTドコモは6月より「ahamo大盛り」を開始する。これまでahamoは20GBで2970円で提供されていたが、さらに1980円を支払うことで80GBが追加される。つまり、4950円で100GB使えるというわけだ。

今回のオンライン説明会は、前日の告知でタイトルが「新たなサービスに関する記者会見」、登壇者が「ahamo推進室長」ということで、「あ、ahamoの新料金なのか」とわかりやすいフラグが立っていた。

「ahamoもいよいよ小容量プランをやるのか」と思っていたら、まさかの100GBであり、ちょっと驚きであった。

UQモバイルやワイモバイルがテレビCMで3GB990円をアピール。もちろん、家族での複数回線契約や電気、光回線とのセットを組むことで、ようやく3GB990円が実現するのだが、そこにahamoは対抗してくるか思っていた。ただ、NTTドコモとしては「メインブランド」であるahamoで小容量は、収益に大ダメージを与える可能性があるようで、あくまで「小容量はエコノミーMVNOで」というスタンスを崩していない。

NTTドコモユーザーからの「ahamoで小容量が欲しい」というニーズが高そうな気もするが、業界的な視点でみれば、今回のアップセルは健全なように思える。

そもそも、菅政権の圧力によって起こった値下げ競争は行き過ぎた感があった。その引き金を引いたのは20GBで2980円(当時)だったahamoなのだが、安すぎたという反省からかアップセルの方向に動き出した。

昨今、様々なものが値上げされているが、通信料金の場合は世間体もあって単純な値上げはできないだけに、容量を増やさせて、追加料金を支払わせるようにしていくのだろう。

菅政権が終わったときに「これからは容量が足りないようになり、追加の出費が必要になる」とあちこちのメディアで語らせてもらったが、まさにその通りになった。

UQモバイルやワイモバイルは3GBのプランではキャンペーンで5GBになっていたりするが、あれも早晩、終わらせる方向に行くのではないか。キャリアとしては「容量が足りない」という流れにして、より大きな容量のプランに切り替えてもらい、最終的にはメインブランドの使い放題プランを持って行きたいはずだ。

ahamo大盛りも、いずれ100GBでは足りないユーザーが出てきて、結局、「5Gギガホプレミア」を契約する流れができるはずだ。

そのためには5Gスマートフォンを普及させるのが重要になってくるだろうし、5Gエリアのさらなる拡大も不可欠だ。

「5G SAのスライシングで、オンライン会議が安定して綺麗な画質で使える」となれば、多くの人がスマートフォンで接続するようになるだろうし、そうすれば100GBでは足りなくなってくる。

コロナ禍が落ち着けば、あっという間に小中容量では足りず、使い放題プランが必須の時代になっているかも知れない。

 

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ウィル・スミスがアカデミー賞の檀上でマジ切れ!プレゼンターに強烈ビンタ、妻を侮辱され激怒し本気でぶん殴る

第94回アカデミー賞の授賞式が28日(現地時間27日)米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、米俳優ウィル・スミス(53)がプレゼンターを務めたコメディアンのクリス・ロック(57)の侮辱的発言に怒り、檀上で強烈な平手打ちをくらわすハプニングがあった。

ウィル・スミスがアカデミー賞の檀上でビンタ

濱口竜介監督の映画『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)を受賞したニュースに日本中が拍手喝采を送る中、前代未聞の出来事が起きた。

「長編ドキュメンタリー賞」の発表を任されたロックは、主演男優賞にノミネートされ、客席にいるスミスと妻を侮辱するようなスピーチを披露。激怒したスミスは壇上へ殴り込みを掛け、右手でロックの左頬を思いっきり振りぬいたのだ。

アカデミー賞授賞式にて ウィルスミスの妻の脱毛症を『G.Iジェーン』とロックが揶揄。その直後にスミスがステージに登壇しロックに思いっきり平手打ち。座席に戻ると「妻の名をその口から出すな。」と激怒したという。

思わぬハプニングに場内は騒然。中継していた会場の音声は切られ、無音状態となった。その後、音声は戻ったものの、映画の祭典とは思えないような静まり返った状態に。前代未聞の出来事となった。

平手打ちをかましたウィル・スミスに肯定的な意見

もちろんスミスの暴力は肯定されるものではないが、ロックの冗談も言って良いことと悪いことがある。このハプニングにネット上ではさまざまな声があがっている。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

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プーチンの狂気を悪用する、ウクライナ紛争で“得をした”人物リスト

プーチン大統領の異常とも言える強硬姿勢が、先行きを全く見通せないものにしているウクライナ紛争。多くの命が理不尽に奪われる悲惨極まりない状況が一月あまりも続いていますが、その間に「利」を得ている人物や国家、企業が存在していることも厳然たる事実です。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では著者で元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、政治経済面にフォーカスし、この紛争における勝敗や損得について解説。記事最後部では「ブーイングを覚悟」するとした上で、とあるタブーにも触れています。

 

ウクライナ紛争―誰が得をし、誰が損をしているか?

「戦争を損得勘定で表現するとは、けしからん!」

タイトルを見てそうお叱りを受けるかもしれません。

また戦争が継続中であるのに損と得のお話を展開することを不謹慎だとのご批判もあるでしょう。

しかし、これまでいくつもの紛争に直に関わり、調停に携わった身としては、この「損得勘定」の話に常に付き合わされてきました。

一般の市民が多く犠牲になる戦争・紛争が行われている背後で、損得が語られている様はあまり気分がいいものではないのですが、それもまた戦争の現実であり、今回のウクライナ紛争でも実際に話題になっています。

国連のグティエレス事務総長は繰り返し「戦争に勝者は存在しない。皆、敗者だ」と述べていますし、私もそう思います。

しかし、同時に、クリアではないにせよ、「勝者」は間違いなく存在し、「敗者」も間違いなく存在すると考えます。

ただし、軍事的な勝者・敗者という区分ではなく、今回お話ししたいのは【政治的・経済的な“勝敗”や“損得”】です。

では、今回のウクライナ紛争で損をしたのはだれでしょうか?

まず明らかなのは、言うまでもなくウクライナ国民です。2月24日に、予想を上回る規模でロシア軍がウクライナ全土に攻撃を仕掛け、ウクライナにおける穏やかな日常は一瞬にして失われました。

ロシアによる“侵略”に対抗するため、法律で定められたとおり、18歳から60歳の男子は母国防衛のために戦うことを強いられ、それにより家族は引き離されました。2014年のクリミア併合問題以降、軍事訓練を受けた女性も相当数おり、男女の分け隔てなく、母国のために立ち上がり、ロシア軍と戦っています。

結果、ある程度、子供が独り立ちできる年齢の家族では、父母共に戦いに出るという事態も多く起こっています。

もしかしたら二度と生きては再会できないかもしれないような事態に追い込まれてしまったウクライナの人々は、損をしたというよりは、確実に被害を一方的に受けてしまった対象です。

ロシア軍による民間施設への無差別攻撃が頻発する中、多くの市民が生命を失い、美しかった街は跡形もなく破壊されています。

これまでの紛争で何度も戦後復興の任にも当たってきましたが、日々、情報と共に寄せられる多くの映像を通じて破壊し尽くされた街の様子を見て、紛争終結後に待っているさらなる苦難を想像して、唖然としています。

当事者であるウクライナの皆さんはなおさらでしょう。

損をしたという表現を用いるなら、ロシアの一般国民も損をしたと言えます。この見解には、いろいろなご批判もあるかと思いますが、プーチン大統領とその側近たちの下した決断と判断の負の影響をもろに被っているという点では、ロシア国民も被害者と言えるでしょう。

国際社会からの孤立、世界から寄せられる非難の嵐…。

ロシア人であるというだけで非難される状況は、表現は適切ではないかもしれませんが、ロシア人に大きなダメージ、損失を与えたと言えます。

「プーチン大統領を独裁者にしたのは、有権者たるロシア人じゃないか」という批判もあると思いますが、その選挙の公正性への疑念を踏まえると、“プーチン大統領”を信任したともいえない気もします。

今回のウクライナ紛争を見ていて、ロシア政府(特にプーチン大統領)の行動への非難と、ロシア人への非難が一緒くたにされており、勢いでロシア人への排斥感情が各国で高まっていることには、正直、懸念を強く持っております。

「プーチン大統領が自分たちに被害を与えた」とロシアの皆さんが認識し、損をしたと感じるのであれば、選挙制度に期待はできない状況下でも、声を上げて、行動を広げていく必要があるでしょう。ロシアを変えることが出来るのは、ロシア人だけですから(とはいえ、CIAやMI6の工作がすでにロシア国内で展開されているという情報もあり、いくつか思い当たる事案もありますが、それについてはここでは書けません)。

 

核弾頭も搭載可能。ロシアの極超音速ミサイルへの対策はあるか?

ウクライナ侵攻作戦が思い描いていたように進まず焦るロシアが、可能な限りの攻撃手段を使って戦況を変えようとしているようです。3月18日には、極超音速ミサイル「キンジャール」を使用したと報道されています。今回のメルマガ『NEWSを疑え!』では、軍事アナリストの小川和久さんが、現在のミサイル防衛システムでは迎撃できないとされるこの最新兵器の基本情報を伝え、対策を考察。基地から発射されるケースと、戦闘機や爆撃機から発射されるケースそれぞれに阻止する手段があることを伝えています。

極超音速ミサイルへの基本的な対策

3月18日、ロシア軍はウクライナ西部の地下軍事施設に対して極超音速ミサイル「キンジャール」を発射、破壊したと明らかにしました。2発目も20日に発射されたと発表されましたが、米国の専門家から1発目の着弾の動画はウクライナ東部の農村地帯のものだと指摘があり、ロシアによる情報操作の疑いが出ています。

極超音速ミサイル「キンジャール」の速度は音速の10倍のマッハ10、射程距離2000キロ以上、500キロの通常弾頭のほか100~500キロトンの核弾頭を搭載可能で、ミグ31戦闘機とツポレフ22M爆撃機から発射することができます。

20キロほどの高度をマッハ10で飛び、空気抵抗を利用して軌道を変えられることから、これまでのミサイル防衛では対処不可能とされています。しかし、これを迎え撃つ立場で考えるといくつかの対策が浮かんできます。

まず、母機(戦闘機や爆撃機)から発射するタイプには弱点があるということです。

航空優勢(制空権)が確立していないと母機を飛ばすことができませんから、ウクライナ侵攻ではロシア国内の上空から発射しようとするでしょう。キンジャールはカリーニングラード州の基地にも配備され、ウクライナを狙っています。ロシア本土はともかく、カリーニングラード州の基地は北がリトアニア、南はポーランドに挟まれた飛び地にあり、ポーランド空軍の防空旅団の地対空ミサイルの射程圏内にあります。ポーランド領空をかすめでもしたら、ただちに地対空ミサイルの餌食になると思う必要があります。

また、キンジャールを阻止するには母機が飛べないようにするだけでよいのですから、母機を地上で破壊するか、パイロットを割り出して拘束したり、家族を脅迫したりするといったことも出てくるでしょう。現に1999年のコソボ紛争ではユーゴスラビア側が米国防総省のシステムに侵入し、NATO(北大西洋条約機構)の空爆に派遣されている米軍パイロットの個人情報を入手、留守宅に脅迫状を送りつけたケースがあるのです。

さらに、母機の安全を考えて、最大射程の2000キロくらいから発射することになれば、目標まで10分以上かかることになります。現在のミサイル防衛では撃墜することが難しいとしても、米国のSBIRS(宇宙配備赤外線システム)で探知し、追跡することは可能ですし、無数の小型衛星によって監視するコンステレーションの配備も検討されています。そうなると、目標が破壊されることは避けられないにしても、通常弾頭型である限り、事前に避難して人的被害を避けることは可能です。

あとは、意表を衝いて奇襲的に使われないよう、母機、基地、パイロットと家族を監視することが基本と言うことになるのです。

高価な極超音速ミサイルの数には限りがありますから、防衛する側は浮き足立つことなく、重要な施設を極超音速ミサイルの直撃に堪えられるようにして、有効なミサイル防衛システムを実現すること、これが正攻法ということになります。(小川和久)

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