ないなら作ればいいじゃない。観光資源を駄菓子で作った田舎町

「なんでこんなところに人が集まるのか」を分析してゆくと、そこからビジネスヒントが得られることも珍しくありません。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、昼間から繁盛しているスナックや、なぜかバスツアー客が押し寄せるごく普通の田舎町の「謎」を探っています。

“昼スナック”の需要は?

スナックと言えば、夜のお店ですが、あるスナックは、昼の3時から営業しています。理由は、お客さまが来るから。

昼スナックにどんな需要があるのでしょうか。客層は、赤ちゃんを抱いた若いお母さん。子どもを習いごとに連れて行き、帰りを待つお母さん。家事を終えて、夕食の支度までの時間に息抜きをする主婦。夜勤前のサラリーマン。フレックスタイム勤務後のサラリーマン。

こうした人たちが、しばし癒しを求めてやって来るのです。

女性はお酒を飲まない人も多いのですが、お茶やジュースを飲みながら、人との触れ合い、繋がりを楽しんでいるのです。あまり出歩くことがないので、人と話がしたいのです。ほんの1、2時間。おしゃべりをして、日常生活に戻っていくのです。

これまで昼間は使わなかった場所が癒しの空間として活用されているのです。

観光資源を創る

岡山県瀬戸内市。ごく普通のこの田舎町に、「日本一の駄菓子売り場」というお店があります。巨大な倉庫型店舗に、約2,300種類もの駄菓子などが並び、年間60万人ものお客さまを集めています。

辺りには何もないこのお店には、バスツアーでやって来る人たちもいます。多い日には、1日5万個売れると言います。まるで、人気観光地のようです。この集客力を見た行政も、新しいバス停を作って協力するようになりました。

失礼ながら、たかが駄菓子屋さんです。そのたった1店舗が、観光地とも言えるほどの人気ぶりに。観光資源は創ることのできるものなのですね。

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今からお前達に教える。ラグビーを楽しむための3つの基本ルール

4年に一度のラグビーワールドカップが今年は日本で開催され、連日その熱戦の模様が報道されています。とは言え…、ラグビーのルールに不安がある、という方も少なくないかもしれません。そこで!今回の無料メルマガ『1日1粒!『幸せのタネ』』では著者の須田将昭さんが、ラグビーの基本的なルールをレクチャーしてくださっています。

ラグビーを楽しもう

4年に一度開催されるラグビーのワールドカップが、今年は日本で開催されています。日本は初戦のロシア戦で見事に勝利。大いに盛り上がっていますね。

ラグビーは激しいぶつかり合いの中でボールを繋いでいくというスポーツでとても見応えがあるのですが、一方で「ルールがよくわからない」「何かあるとすぐにぐちゃぐちゃしている」というイメージを持っている方も多いようです(私の母もそうですが)。

細かいルールや作戦の妙味までわからなくても、基本的なことだけでもわかると、かなり楽しみ方が変わってきます。せっかくのいい機会なので、少しだけご紹介しましょう。

まず、ラグビーはサッカーやアメリカンフットボールとも同様で「陣取り合戦」のスポーツで、相手チームの陣地に攻め入り、ゴールにボールを入れたら得点が入る、というのが基本です。サッカーの場合はゴールポストにボールを蹴り込むのですが、ラグビーは、ゴールラインより向こうに持ち込んで、地面にタッチさせます。そしてこれを「トライ」と呼んでいます。

トライをすることで5点得点できます。トライには「相手チームの反則がなければほぼ間違いなくトライができていた」と認められた時に与えられるペナルティトライ」というのもあります。これも5点です。

また、ゴールキックによる得点もあります。ラグビーのゴールラインにはH型のゴールポストがあります。このH型の中にボールをキックして入れることで得点できます。

トライを決めた後に、トライしたチームがゴールキックを決めるとさらに2点追加になります。これをコンバージョンゴール、と言います。

他に、相手チームの反則に対して得られるゴールキック(これをペナルティゴールと言います)や、通常のプレー中に、ボールを一旦地面に落として、跳ねたボールを蹴ってゴールに入れることで得られるドロップゴールというのもあります。これはどちらも3点です。

得点のパターンはトライかキック。トライなら5点キックは3種類あって2点か3点。このバリエーションは、作戦にも関わりますね。トライを狙って一気に追いつくか(引き離すか)、接戦だからまずはキックで得点を稼ぐか、などなど。点数の違いを知っておくとそういうのもわかります。

まずはラグビーは陣取り合戦で、相手のゴールラインにボールを持ち込むためにぶつかり合い、ボールをパスし、繋いでいっているんだということを頭に入れておいてください。

そして、前半後半40分ずつのハーフ制で行われます。間の休憩は10分間。また選手の怪我などで「ロスタイム」があった時には、審判の判断で1~3分程度の加算があります。基本的には延長戦はありませんが、今回のワールドカップの決勝戦では、所定の80分の試合時間が終わっても同点の場合は、10分ハーフ(20分)の延長戦があります。それでも決着が着かなければ…そこは、そうなった時の解説を聞くことでいいでしょう。

まずは

  • ラグビーは陣取り合戦だ
  • トライとキックで得点する
  • 40分ハーフだ

ということだけにしておきましょう。

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「アスリートのムダ毛」気になる男性ほど、実は高収入と判明

スポーツの秋が到来。現在開催中のラグビーW杯を始め、スポーツの祭典や世界的な競技イベントが来年にかけて日本各地で開催されることもあり、運動やスポーツへの関心が高まってきています。男性の医療脱毛専門院「メンズリゼ」が、このたび20~40代の男性675名を対象に「運動(トレーニング)とムダ毛に関する意識調査」を実施したところ、年収が高くなるほど肉体への意識が高くなる傾向にあることがわかりました。

ハイスペ男性ほど、運動や体型に関心が高い

高収入ほど「自分の体型に満足」

「現在の自分の体型、満足していますか?」という質問に対し、7割の男性が満足していない」と回答しました。一方、年収1000万円以上を稼ぐ男性の2割(19.1%)が「(自分の体型に)とても満足」と回答。他の年収層と比べて圧倒的な満足度を示しました。

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8割の男性が「体を鍛えたい」

次に、「日頃「体を鍛えたい(運動したい)」と思っていますか?」という質問に対し、男性の8割以上が日頃から体を鍛えたい(運動したい)と思っている」と回答。そしてその割合も、年収に比例して高くなることが判明しました。年収1000万以上になると、日頃から鍛えたいという回答は、ダントツ1位の88.6%にも達しました。

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運動の目的は半数以上が「体力維持」

体を鍛える目的については、体力の向上(維持) 、健康の維持 、ダイエット・メタボ改善の3つが主な目的であることがわかりました。そのうち、体力の向上(維持)を理由に体を鍛えたいと回答した男性は、全世代別・年収別ともに半数を超えました。男性にとっては、ヘルシー・スタイリッシュであること以前に、何よりパワフルであることが重要なのでしょう。

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でも、現実は…「運動できていない」が最多

しかし、実際に運動しているか、またその頻度について質問したところ、残念ながら全体的に「まったく運動していないが最多回答(39.0%)でした。「全く運動していない」が 年収101~300万円の層で(50.4%)< 501~800万円(38.1%)< 1000万円以上(29.8%)という結果になりました。理想は運動したいけれど、忙しかったりでなかなか行動できていないのが現実のようです。

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半数がスポーツ選手やアスリートのムダ毛「気になる」

競技やスポーツ観戦時にスポーツ選手のムダ毛(体毛)」が気になったことはありますか?」という質問に対し、50.1%がある」と回答。年収別にみると、年収100万以下では39.3%なのにに対し、年収800万以上の男性の59.5%、年収1000万以上は63.6%が気になると回答。反対に、「気にならない」の回答は年収100万以下が60.7%だったのに対し年収1000万以上は36.4%と、対照的な結果となりました。年収が高い男性ほど体毛の処理に対する意識が高いようです。ということは「この選手、すね毛が気になるね」と聞いてみて、「ほんとだね」と答えたら、ハイスペ男性の可能性が高いのかもしれません。

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最近では「Manscapingマンスケーピング)」というワードが注目を浴びるなど、次第に男性(特に若年層)にも脱毛への抵抗感が薄れ、ボディケアの意識が高まってきているようです。この秋、ご自分のボディメンテナンスのきっかけとして、何か始めてみるのも良いかもしれません。

source: PR Times
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名古屋市議が「伊勢湾台風で街がキレイに」発言で怒りの声が殺到

名古屋市の前田恵美子議員(68、減税日本)が、20日の市議会都市消防委員会で「伊勢湾台風のせいで、すごく街がきれいになった」と発言していたことが分かったと、毎日新聞読売新聞などが報じた。前田議員は同日中に議事録から削除する手続きを取ったが、24日の同委員会での謝罪はなかったという。1959年に死者5000人近く、負傷者3万人以上を出した大災害「伊勢湾台風」に対して発言したものとみられ、ネット上では批判の声が多く挙がっている。


毎日新聞読売新聞によると、前田氏や市議会関係者の話として、「池」や「江」など水に関する旧町名が記載された古地図を活用した防災対策を提案した際に、「瑞穂区の穂波学区」を挙げ、「私の住んでいる学区におきましては、やはりあの伊勢湾台風のせいで、すごく街がきれいになったということを聞いている」と発言したという。減税日本は、前田氏を厳重注意処分とする方針だとしている。

Wikipediaなどによると、伊勢湾台風は1959年(昭和34年)9月26日に潮岬に上陸、紀伊半島から東海地方を中心として、ほぼ全国にわたって甚大な被害を及ぼした台風で、死者4697名、行方不明者401名、負傷者38921名を出した。気象庁によると、最大風速は75mにもなったという。

● 伊勢湾台風(Wikipedia)

この前田市議の発言をめぐって、ネット上では「千葉の台風被害の記憶も新しい中、不適切だ」「これは問題発言」と怒りの声が殺到している。ネット上に投稿された声をまとめてみた。

Twitterの反応






※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: 毎日新聞読売新聞

image by: 「減税日本」議員紹介ページ

ネットは大荒れ。いじめ裁判で埼玉県川口市が放ったトンデモ発言

埼玉県川口市の中学校でいじめを受けていた生徒が市を訴えていた裁判で、川口市サイドが「いじめ防止対策推進法に欠陥がある」と主張し話題となっています。実は川口市では、いじめ異常事態が続発しているとするのは、現役探偵でこれまで数多くのいじめ事件を解決に導いてきた阿部泰尚(あべ・ひろたか)さん。阿部さんは自身のメルマガ『伝説の探偵』で、川口市の異常な現状を記しています。

 

川口いじめトンデモ対応問題

川口市で高校1年生の男子生徒が、中学時代に受けたいじめと学校の対応を苦に自殺した。

男子生徒は、いじめを伝える手紙を何度も中学校側に出していたが、その対応はしていなかった。

また、生徒側に伝えもせず、いじめの重大事態として調査委員会を設置していたという。これは、いじめ対応のガイドライン文部科学省に違反している。

埼玉県川口市においては、いじめ問題において異常というべき事態が連続して発生している。

2017年5月、女子中学生がいじめを苦に自殺をしている。

前述の男子生徒の自殺は、2019年9月に起きた事件である。

また、中学時代にいじめや体罰によって不登校になったとして、現在も裁判で争われている事件もある。

この裁判は、川口市側のとんでもない対応がいくつも飛び出してきており、報道にあたる記者の間でも、あまりに多くのトンデモ対応が出てくるため、どこを報じていいのか混乱するほどの事態になっているが、2019年9月18日、さらにすごい主張が飛び出してきた。

川口市は「いじめ防止対策推進法に欠陥」と主張

各報道によれば、川口市側は、いじめ防止対策推進法第2条の定義の中で「いじめ行為の対象となった児童等(生徒)が心身に苦痛を感じているもの」というところに、このように主張している。

苦痛を受けたと声高に避難する者が被害者となり、精神力や社会適応能力の高さなどから相手を非難しない者が加害者にされる…(いじめ防止対策推進法は)法律として整合性を欠き、教育現場に与える弊害を看過しがたい欠陥がある。

なんと国会で2013年に成立したいじめ防止対策推進法を間違っていると真っ向から批判し、だから、「法律が間違っている」から「川口市の対応がこれに沿っていなくても問題はない」と裁判で主張したのだ。

前代未聞のトンデモ主張に、川口市は法治国家なのか、法治国家の中にある市なのかということでネットも大荒れの状態になっている。

この「川口いじめ訴訟」では、その他にも、開示すべき記録を開示しなかったり、法廷で卒業証書を渡そうとするなど、事件に慣れている記者の間でも、毎回が驚きの連続になる裁判として注目されていたが、まさか、法を守るのが当然の地域行政が、法を批判し、さらに守らないのは当然だと主張したことは、驚きを呆れをはるかに超えるところに向かっている。

川口市のいじめ防止対策方針

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上の写真は、川口市の「いじめ防止等のための基本的な方針」の一部分である。

ここでは、いじめ防止対策推進法にある「いじめの定義」をしっかりと記載している。

つまり、川口市は、いじめの定義を表面上は基本的な方針の中核としつつ、その実、こんなもの法の欠陥だから守らなくていいと今回の裁判で主張したことになる。

冒頭、高校1年生の男子生徒がいじめを苦に自殺をしたという事件の遺書は、そのものズバリであり、「川口市は学校も教育委員会も嘘つき」なのだ。

台風15号被害で森田健作知事「誰が悪いわけではない」の無責任

9月9日未明に上陸した台風15号により、甚大な被害を受けた千葉県。停電、断水の復旧に時間を要し、熱中症や家屋修繕中の事故などの二次被害も多く報告されています。このような状況を「危機管理の失敗」と一刀両断するのは、米国在住の作家、冷泉彰彦さん。冷泉さんは自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で、今回の強風被害では「制度の誤り」が露呈したとし、二度と同じことが起きぬようその設計思想を徹底的に検証すべしと記しています。

台風15号の二次災害は危機管理の失敗

今回の台風15号における千葉県の暴風被害については、被災から2週間を経てもまだ一部地域で停電が続いていますし、多くの家屋ではブルーシートで雨水の侵入を防いでいるわけです。そのブルーシートにしても、今度は台風17号の強風で吹き飛んでしまったところが多いと聞くと、胸のつぶれる思いがします。

またブルーシートを張る作業に関しても、現時点ではようやく技術のある職人やその補助のボランティアなどの活動が本格化していますが、被災直後の状況では、住人が屋根に登って慣れない作業をする中で、転落事故が100件以上死者も報道されている限りでは3名出ているということで、こちらも厳しい状況です。

驚くべきは、恐らくは1万5,000軒以上の住宅が激しく損壊しているにも関わらず、県から国への激甚災害指定の要望が行われたのが9月18日であり被災から9日つまり1週間以上経過しているということです。

その他にも、停電からの復旧見込みについて東電が甘い見通しを発表していたとか、千葉県が備蓄していた発電機が使われずに眠っていただけだとか、巨大なゴルフ場の鉄柱が倒壊して多くの住宅を押しつぶそうとしているのに行政が動けないとか、様々な問題が報告されています。

それ以上に、現時点では回復してはいるものの、停電して地上電話と携帯電話が不通となると、その地域はあらゆる情報から隔絶するだけでなく、情報発信ができなくなるので地域が被災して住民が大変な苦痛を強いられているにも関わらず報道もされないし行政も動かないという現象が起きました。これは大変な問題であったと思います。

誰が悪いのでしょうか?

例えば、千葉県の森田健作知事の責任を問う声があります。確かに今回の台風15号では、千葉県庁の対応スピードについては鈍い印象があります。また、知事自身が「誰が悪いわけではない」というような発言をしており、自分と身内をかばっているとも受け取れるようなこの発言で印象が悪化しているのも事実です。

ですが、森田知事が悪いということはできないと思います。森田知事といえば、役者出身のタレント政治家でしたから、こうした有事にあたっては「俺が責任を取るから、ルールの縛りを超えて思い切って被災者を救って欲しい」などと絶叫して、自らワイシャツの袖をたくし上げて被災地に突っ走るイメージがあり、そのイメージを裏切っているのは事実です。

ですが、そのイメージと「中の人」はまた別です。またご本人も、昔のファンも年齢を重ねたこともあり、そのような「俺は男だ」式のリーダーシップは無理ということで諦めるしかないと思います。この点で知事を責めるのは酷です。

一方で、実はこの「誰が悪いわけではない」という発言には続きがあります。こちらの方は大問題であり、見過ごせないものがあります。それは「これが何が悪いわけでもない」というものです。

正確に報道内容を確認しますと、例えば読売電子版によれば、この発言は、被災後9日経ってからの9月18日に、知事が「自民党の県選出国会議員らと首相官邸を訪れ、安倍首相に対し、激甚災害の早期指定を要請」した後で、記者団に対して語ったセリフのようです。

その文言ですが、「(総理からは)非常に前向きな話を頂いた」と語った後で、国や県東電などの対応に批判が出ていることに関して、「混乱したことは事実で、混乱の中で色々な問題が出てきた。誰が悪いこれが悪いではない」と言ったというのです、読売の表現によれば、「強調した」となっています。

冗談ではありません。絶対に何かが悪いのです。21世紀の日本で台風の強風被害があったからといって、1週間も2週間も電気が来ない、水道が止まった、電話も携帯も通じない、止むに止まれず屋根に登って作業していた人が100人以上転落して、少なくとも3名が死亡した、その他にも熱中症死など二次災害が相次いだ…というのは「悪い」のです。あってはならないことです。

ハッキリ言えば、危機管理に失敗したのです。

【動画】発想がイイ! スーパーの迷惑駐車に驚きの懲らしめ方

迷惑駐車をする人はどの国にもいるものです。

アルゼンチン・ブエノスアイレス郊外のスーパーマーケットでも、迷惑なドライバーが現れました。

このドライバーは駐車場に停めるスペースがなかったため、自分の車をショッピングカート置き場に停めたのです。

これはスーパー側にとっては迷惑なドライバーですね。

しかし、スーパーの従業員は黙っていませんでした。

驚きの方法でこの迷惑駐車を懲らしめるのです。
 

 
なんと、迷惑駐車をしている車をショッピングカートで囲ってしまっています。

これはなかなかの仕返しですね(笑)。
 

 

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(TomoNews US)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

名刺交換で学歴や職歴を誇張する経営者を無視リストに入れる理由

立派な学歴や、資格をたくさん取得している事にプライドを持つことは決して悪いことではありませんが、ビジネスの現場において重要なのは、やはり「仕事の能力」に尽きるのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では著者の梅本泰則さんが、書類上の経歴に囚われ過ぎてしまった人が陥りがちなパターンを紹介しています。

学歴・社歴のワナ

ある会合で一人のスポーツショップ経営者と会いました。初対面です。たまたま席が近くでしたので、名刺を出して挨拶をしました。ところが、相手の反応がよくありません。いくつか話題を変えながら会話を試みましたが、何だか興味がなさそうです。

「へえ、そう」
「それで?」
「そんなことはないですよ」

会話がすぐに途切れてしまいます。しかも、口調がまるで上から目線とてもスポーツショップの経営者とは思えません。商売をしている人なのですから、もう少しそれなりの応対が出来てもよさそうなものです。仕方なく、私は会話を続けることをやめました。

何か私に不満でもあったのでしょうか。会合が終わってから、知り合いの方に聞いてみました。

「あの人はどういう人なのですか。何か機嫌でも悪いのでしょうか」

すると、

「ああ、あの人はいつもそんな感じだよ某有名大学出だからね

と教えてくれました。そうか、頭の良い優秀な方でした。とはいえ社会人として商売人としてあの対応の仕方はいただけません。もしかしたら、あの経営者は「学歴のワナに引っかかっているのかも

学歴の優れた人は、往々にしてその学歴にプライドを持っています。すると、中には自分より学歴の劣る人をに見てしまう人がいるのです。これが「学歴のワナ」。

学歴と社歴

私の周りにもそうした人が何人かいます。あなたの周りにも自分の「学歴」をほのめかしながら話す人はいませんか。またやけに他人の学歴を気にする人はいませんか。その人にとっては「学歴が人の評価の物差しです。

しかし、優秀な大学を出たからといって、仕事が出来るとは限りません。社会人にとって物差しは仕事の能力」です。優秀な学歴を持った人が、そうでない人よりも低い評価を受けることも多くあります。「学歴」のプライドはずたずたです。

そうすると「学歴のワナ」にはまっている人は「●大学卒のくせに」といって自分を慰めます。この人は、この先も「学歴」にすがって生きていくのでしょうか。

これと同じような現象に「社歴のワナ」があります。あなたの周りに自分の所属している会社や所属をしていた会社を自慢する人はいませんか。その場合は、たいがい知名度の高い大きな会社です。「私の会社はこんなすごい事業をしている」「私はこの会社でこんな実績を残してきた」としきりに訴えます。それはそれで素晴らしいことには違いありません。

この人は、自分のことを「すごい」と評価して欲しいのかもしれません。しかし、裏返してみれば、自分の自信の無さが社歴を唱えさせているかも知れないのです。

しかし、いつまでもその会社にいるわけではありません。いずれ退職をしたり独立をしたりする時がきます。そのとき「社歴」を持ち出しても、何の役にも立ちません。仕事をするうえで役に立つのは自分の持つ能力」です。

もう一つのワナ

そして、これとは逆の学歴・社歴のワナ」があります。それは、自分の学歴や社歴が劣っていると思っている人に現れる現象です。周りに、やたらと「資格」を取っている人はいませんか。例えば、士業や技術関係の資格です。そうした人たちの中には、学歴や社歴に劣った人がいます。

どうして、そんなに資格を取るのでしょう。それは、資格が学歴や社歴の代わりになると考えているからです。しかし、決して学歴や社歴の代わりになることはありません。

もちろん資格には取得するのがむつかしいものもあります。そのような資格はそれなりに社会的な評価を得ています。だからと言ってもう資格だけで生きられる時代ではありません。戦略構築力とかマーケティングといった能力を身につけなければ、顧客が付かない時代なのです。この資格マニアも学歴社歴のワナ」といえます。

そして、もしかしたらあなたのお店にも「学歴・社歴のワナ」にはまっている人はいませんか。学歴や社歴で周りの人を判断している人はいませんか。また、やたら資格を取ろうとしている人はいませんか。

優秀な人ほど、学歴や社歴にとらわれていません。大切なのはその人の仕事の能力です。くれぐれも「学歴・社歴のワナ」には気を付けましょう。

■今日のツボ■

  • 「学歴・社歴」にすがっていると、「ワナ」にはまる
  • 資格は「学歴・社歴」の代わりにはならない
  • 大事なのは「学歴・社歴」ではなく「仕事の能力」である

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