日本のメディアがちっとも報じない、中東トルコの「危険な賭け」

メディアがまだあまり関心を示さない中東でくすぶる問題を取り上げ、警鐘を鳴らし続けているのは、メルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』の著者で国際交渉人の島田久仁彦さんです。今回、島田さんは、中東から北アフリカ地域において絶妙な舵取りでバランサーの役割を果たしてきたトルコの求心力の低下について取り上げ、そうなってしまった背景と、トルコを取り巻く難しい情勢について解説しています。

トルコの危険な賭け?!―地域の脆いバランスの崩壊の危機

国際情勢をめぐる世の中のニュースは、日本でも欧州でも、米朝・米中の駆け引きの裏側や、導入部でもちょっといつもより詳しく書いたBrexitを巡る攻防などが主ですが、その裏で起こっている中東地域・北アフリカ地域の大変動の可能性については、まだあまり報じられていません。今回は、この問題についてお話させていただきます。

この騒動の夜明けの引き金を引いてしまうかもしれないのは、アラブ・イスラム地域のバランサーの役割を果たしてきたトルコです。トルコを巡る国内外、地域内外の状況次第では、トルコはその歴史的バランサーとしての立場を失うかもしれません。何が起きているのでしょうか?

1つ目は、トルコのエルドアン大統領が仕掛けている危険な賭けです。その最たる例が、エルドアン大統領が仕掛ける米ロを巻き込んだパワーゲームです。トランプ政権になるまでは、いろいろとあったにせよ、トルコは、NATO軍の戦略的な基地を提供するなど、アメリカと安全保障上のパートナーとして、地域の安定の要としての役割を果たしてきました。

中東地域でいがみ合うイスラエルとイランの攻防は、いつ核戦争に発展してもいいといわれるぐらい、緊張と緩和の繰り返しですが、トルコが地域の要という地政学的な位置に君臨し、両サイドに睨みを利かせていることで、小競り合いこそ起こっていますが、まだ劇的な紛争に発展する手前で止めてきました。

それがトランプ政権になり、アメリカ側で、このトライアングルのバランスを無視したような動きが多くなり(これは実はオバマ政権からスタートしている)、米トルコ関係がギクシャクし始めます。実際に、IS掃討作戦におけるクルド人勢力を巡る対立や、アメリカ人牧師の逮捕・勾留事件などのトリガーが何度も弾かれ、米トルコ関係は、以前のような蜜月とは言えなくなりました。

そこに入り込んできたのがロシア・プーチン大統領です。飛行機の撃墜を巡る緊張はありましたが、エルドアン大統領はロシアから最新鋭のミサイルS400を購入することに決めたり、シリア内戦や中東地域で激化する「イランvs. サウジアラビア他」の非難合戦や、トランプ政権が仕掛けたイラン包囲網では、ロシアとともにイランの側についたりと、一気にロシア寄りの姿勢を取り、アメリカや他のアラブ諸国を苛立たせる結果になっています。

地域による軍事的なバランスを保つという観点からは、形式は異なりますが、トルコはその歴史的なバランサーの役割を果たすことが出来ています。しかし、それを米ロという大国間での微妙なバランスにおいてキープするという危険な賭けに出たことから、非常に難しい舵取りを強いられています。

NYの「深夜の騒音」よりも日本の街なかの音の方が耳障りな理由

米国の邦字紙『NEW YORK ビズ!』CEOの高橋克明さんが発行するメルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』が今回紹介してくれるのは、ちょっと変わったニューヨーク名物・「深夜の騒音」事情です。時間も場所もお構いなしの工事音や鳴り響くサイレン音に警報音…。そして、そんな中で暮らしていると、帰国したとき「日本の音色」を耳障りに感じるのだとか。なぜなのでしょうか?

ニューヨーク・リアル・名物

ニューヨーク名物って何ですか?」いきなり日本からの観光客に聞かれました。

ここ最近は大げさでなく2日に1回は日本から観光で来られた方とお会いしています。以前は半日空けてでも、ツアコンよろしく、この街を軽く案内などしていましたが、さすがに今は、その数が膨大になり、ディナーだけご一緒させて頂くようになり、それも追いつかなくなりランチだけご一緒させて頂くようになり、それも追いつかなくなり、編集部前のカフェでお茶だけご一緒させて頂いてます。(メルマガ購読者のみなさんは、もちろん!半日!ツアコンいたします!)

先週、来られた某大手エレクトロニクスメーカーの方に、聞かれたのが上記の質問。名物?え。食べ物ですか…ベタですが、ベーグルとか…ホットドッグとか?……そう答える僕に「いえ、食べ物に限らず、ニューヨークと聞いて、今、真っ先に、高橋さんの頭に浮かんだものです」と禅問答のようなこちらを試してるの?というような質問。

真っ先に頭に浮かんだものは……真夜中の騒音…ですかね。と正直に答えました。真っ先に浮かんだものがそうなのだから、しょうがない。自由の女神でもなければ、ブロードウェイミュージカルでもなければ、エンパイア・ステート・ビルなんかでもない。そんなものは渡米1年目でありふれた景色に変わってる。

僕の答えに満足したのか、してないのか、相手は微妙な顔になりました。「昼間は確かにうるさいですけど…真夜中もですか?」聞けば、彼の宿泊先は今流行りのブルックリンのホテル。ミッドタウンには、日中しか訪れたことがないと言います。

夜中のゴミ収集車は、まず日本では聞くことのない音でゴミを収集します。どうしてゴミを集めるためだけに、あんなバックブザー音をトラックから出す必要があるのかは、ビタイチわかりません。夜中だから静かにしようという概念が丸ごと抜けてます。誰ももう注意しません。したところで「こっちは仕事中だ!」と逆ギレするに決まってる。

自宅はレキシントンアベニュー、オフィスはお隣のマジソンアベニュー、どっちもマンハッタンのど真ん中ですが、道路中央を騒音を立てながら工事していない時期は、この10年ありませんでした。来年度の予算確保のための意味のない工事は日本でも同じなので我慢するにしても、あのダダダダダダという爆発音を夜中の2時に振りまく感覚はニューヨークならではだと確信します。(えらいもんで慣れました)。

日中、ほぼ毎日のように、消防車のサイレンが響き渡ります。日本からの観光客は「なにかのイベント?」「映画の撮影?」と必ず音がする方向を振り向き、ただの消防車を(なぜか笑顔で)写真撮ってます。「あんな轟音、日本では聞いたことなぁ~い」とか言って。それが真夜中も同じ頻度なので、住めば笑っていられなくなります。(えらいもんでこれも慣れました)。

まさかの長期政権。神輿の上で笑う安倍首相、ほくそ笑む官房長官

今年2月、首相連続在任日数で吉田茂を抜き歴代2位となった安倍総理。短命政権が続いた平成にあって「異例の長期政権」とも言えるわけですが、何がここまで長きに渡る政権運営を可能にしたのでしょうか。ジャーナリストの嶌信彦さんが、自身の無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』でその要因を探っています。

異例な安倍長期政権のわけ

安倍政権が発足してから5年が過ぎた。歴代政権の中では、74ヵ月目に突入し、戦後二番目の長さだ。日本の政権はくるくる変わり、一つの政権が70ヵ月を越したのは極めて珍しく戦後では佐藤栄作首相の2,798日に次いで二番目、異例の長期政権といえる。第一次安倍政権は体調不良で、わずか366日で身を引いているだけにこれほど長期になるとは驚きだ。

第二次安倍政権が誕生したのは、ひとえに菅義偉氏の巧みな根回しによるところが大きかった。菅氏が安倍氏を御輿として担ぎ、政権の座にいた民主党が落ち着いた安定的な政治を出来なかったため、再び安倍氏に出番が廻ってきたのだ。

結果的には1993年に野党勢力だった細川護煕連立内閣、1年後の1994年に自民・社会・さきがけの自・社・さ 村山富一社会連立内閣が成立したが、結局長続きしなかった。自民党はその後、公明党と組んで再び1996年から橋本龍太郎、小渕恵三(1998年)、森喜朗(2000年)、小泉純一郎(2001年)、安倍晋三(2006年)などと自民党政権に逆戻りすることに成功していったのである。

2009年から2012年まで民主党が政権をとるものの、第二次安倍政権になると公明党と組んで安定多数を確保し、アメリカのトランプ政権と親密さを演出することで外交的な安定感も得て長期政権の基盤作りに成功した。

ただ景気拡大の期間は長かったがかつての「岩戸景気」「オリンピック景気」「列島改造景気」などの6~7%成長と比べると1%前後で景気拡大の実感に乏しいのも事実だ。

しかし、このだらだらと低成長で長く続いているアベノミクス景気が安倍政権を長持ちさせているともみえる。民主党政権の失敗はまだ記憶から消えていないし、自民党内にも5年間続いた安倍政権を倒すエネルギーがほとんどみえてこない。対抗馬とされる石破茂氏には国民を沸かす人気やエネルギーが感じられないし、宮澤派の岸田文雄氏も自ら立ち上がって政権を取りに行くガッツがみられない。そうそうしているうちに安倍氏は海外で顔を売りすっかり日本の代表としての存在感をみせてきてしまった。

いるだけ迷惑な「ダメ管理職」の降格・懲戒はどこまで許される?

面倒な作業は部下に丸投げ、自分はできるだけ楽する事を考えている。そんな「管理職」が幅を効かせているオフィスは風通しが悪くなってしまうものです。今回の無料メルマガ『採用から退社まで! 正しい労務管理で、運命の出会いを引き寄せろ』では著者で現役社労士の飯田弘和さんが、業績にも影響しかねない職務怠慢な管理職に、企業が法的に行える対処方法とその際の注意点を紹介しています。

管理職者の降職について

管理職とは、文字通り、部下を管理する職務です。すなわち、業務上の指示命令権限や管理監督権限を使用者に代わって行使することで、部下を指揮し組織の運営に当たるものをいいます。

ただ、管理職の中には、部下の管理を十分にできない者や、面倒な業務を部下に押し付けて自分は楽な業務ばかり行っている者もいます。何か問題が起きた時に、その責任をすべて部下に押し付けて逃げる者もいます。

このような者は、管理職としての適性や能力に問題があり、管理職としての職務への怠慢でもあります。このような者を管理職のままにしておくと、ろくなことがありません。

このような管理職に対しては、降職すなわち役職の引き下げや、あるいは職務怠慢に対する懲戒処分を行うことで対応していくべきです。

一般的に、役職者の任免や昇格・降格については、企業の人事権の裁量的行為とされています。ですから、管理職の役職を解くような降格についても、たとえ就業規則に根拠がなくても人事権の行使として認められます。そして、降格により職務自体が変更された結果として、その職務に応じた賃金が支給されるのであれば、降格による賃金減額も許されます

また、職務怠慢である管理職に対する懲戒処分については、就業規則に定めがあれば可能です。もちろん、「管理職務を怠ったとき」など、より具体的な定めがあるに越したことはありませんが、そうでなくても「職務懈怠に対する懲戒として処分が可能でしょう。

ただ、人事権の裁量にしても、懲戒処分にしても、濫用はいけません。大した理由もない降格で相当の賃金低下を招く場合や、辞めさせる意図をもった嫌がらせ的な降格などは濫用となります。懲戒処分についても、処分の相当性が必要とされているので、職務怠慢の程度に対して明らかに重すぎる処分であると濫用と判断されます。

いくら後から降格や懲戒処分が可能だからといって、安易に管理職に任命するのは後々トラブルの元です。年功序列で一定年齢や一定勤続年数に達すれば管理職に就くという人事は改め、その者に管理職としての適性や能力が備わっているのかを慎重に検討して決めるべきでしょう。

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子育ての不安がスマホで増大。不安軽減にオススメ「リアル検索」

初めての子育てに奮闘中のママにとって、一番頼りになる相談相手は「スマホ」というケースが増えています。心強い反面、情報が多すぎて何が正しいのか混乱し、不安に苦しむママも多いようです。メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』の著者の柳川由紀さんは、「不安に思う自分を否定せず、不安を消そうとしないで」とアドバイス。リアルな身内や行政に頼ることも大切だと教えてくれます。

スマホ検索が私を追い詰める

Q. 出産後、実家に3ヶ月ほどいましたが、その後は自宅に戻り、子育てしています。子どもは可愛いけれど、とても苦しいです。孤独と不安で一杯なのでスマホで掲示板やSNS検索しますが、今度は情報が多すぎたり、意見や批判を浴びたりしてなおさら不安を煽られてしまいます。(生後7ヶ月の男児の保護者様より)

柳川さんからの回答

ご出産おめでとうございます。初めての子育てで、孤独と不安で一杯なのですね。お辛いですね。少しでもその孤独と不安が減らせるよう幾つかご提案します。

1.スマホ検索で不安増大

ネットは便利です。もちろん有益な情報も多いですが、中には根拠のないものも多く含まれています。

育児の不安をネットで検索すると、否定的な情報が、関連ワードで表示されることも多くあります。そのため「これは気をつけなきゃいけないの?」「これも良くないの?」「え?それも?」とどんどん迷い、不安が大きくなっていきます。

また掲示板では、自分が元気なときには、全く気にならない言葉でも、不安や落ち込んでいるときに読むと傷つく場合があります。

2.リアル検索を

スマホ検索で不安が大きくなってしまっても、まずは落ち着いて、リアルの対話でママの不安を取り除きましょう。ただ、元気なママたちと一緒にいると、かえって「自分ばかり不安がって情けない…」などと落ち込むママも多くいます。

ママ友を作るのが苦手な方は、まず地域の保健師がいる保健所や、子育て支援センターなどへ出向き、不安な思いを吐き出しましょう。ゆっくりじっくりと耳を傾けて下さいますよ。一人で悶々と悩むよりもずっと気持ちが楽になります。

3.不安は消さない

子育てにまつわる不安は、誰にでもあります。でも、「不安を消そう」とすると、「どうしよう」とオロオロし、さらには「不安を解決できなかったらどうしよう」という、子育てとは別の不安まで作ってしまいます。

ですから、不安は消さずに、その感情をそのまま受け止めることです。「不安だけど、まあ気にしても仕方ない」、「この不安、きっと誰もが通った道」、「不安だなー、と思ってるんだ、今の私」と、否定しないことです。

ZOZO前澤社長、金欠でコレクション売却?サザビーズに出品相次ぐ

社長が1億円分の現金をバラまいたり、業績が悪化したり、出店ブランドが撤退したりと、話題にこと欠かない「ZOZOTOWN」運営元のZOZO。その社長である前澤友作さんがコレクションしていたと思われる美術作品が、サザビーズ香港に相次いで出品されている!とネット上で話題になっています。




会社の業績悪化に伴い、自身のコレクションを売りに出し始めたのでしょうか? 話題の「バンクシー」の作品もあるようですが。。

念のため、サザビーズのサイトで確認したところ、確かにサザビーズ香港で4月に行われるオークションの出品作品として、前澤社長が所有していたと思われる作品が出品されていました。

サザビーズHP

こうした指摘を受け、ネット上では「金欠では?」「現代美術に興味なくなった?」などの憶測が挙がっています。




この件について、前澤社長からツイートはあるのでしょうか?いろいろと注目を集めているだけに気になるところです。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by: サザビーズ公式HP

なぜあの販売員は売れまくるのか。文字起こししてみて判ること

これから大事にしてゆくつもりのものを購入する際、店員さんの「言葉」も重要な要素になってきますが、同じ販売員さんから見ても感心してしまうトークがあるそうです。そのスキル、効果的な磨き方はあるのでしょうか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、言われてみれば確かに納得、な訓練法をレクチャーしてくださっています。

文字にしても魅力的

売れる販売員の販売力というのはすごいもので、横で見ていても思わず、「どうしてそんなにお客様が楽しそうに接客を受けてくれるんだ?」「どうしてそんなに簡単にお客様にお金を払ってもらえるんだ?」と感じてしまうような販売をしています。

もちろんそうなるためには、いろんな要素があって、どうコミュニケーションを取るか、どうお客様に信頼してもらうかなど、必要なことはたくさんあるはずです。それらを紐解いていくことは、売れる販売員になるための近道だとも私は考えています。

前置きが長くなりましたが、そういう売れる販売員が持っている能力のひとつに、「フレーズのチョイス」というものがあります。お客様が商品に興味を持ってしまうようなフレーズのチョイス、目の前のお客様が思わず欲しくなってしまうような、フレーズのチョイス。つまり、お客様が魅力的に感じてしまうようなフレーズを選んで口に出すということです。売れる販売員たちは、皆さん一様に、こういうフレーズのチョイスが上手い人が多いように思います。

例えば、お客様に声をかける時。最初のアプローチで、「何かお探しですか?」では、お客様は別に何も魅力的には感じてくれませんが、「持ってみていただくとわかりますよ」なんて、言葉をさらっと言ってくれる販売員がいます。そういう言葉を投げかけられてしまうと、「え?何かあるの?」と感じてしまって、思わず商品を手に取ってみたくなってしまうこともありますよね。こういったフレーズを出せるということです。

そして、とても面白いことに、売れる販売員の出すフレーズというのは、文字にしても魅力的です。口で喋るだけではなく、例えばPOPなどに書き起こしたとしても魅力を感じられる言葉を持っていたりするのですね。

POPにもいろんな種類がありますが、文字を読んでもらい興味をひかせるようなPOPもあります。そんなPOPでは、どういうフレーズを入れるとお客様が立ち止まってくれるかを考えることになるのですが、売れる販売員がお客様に対してチョイスしているフレーズは、結構こういうPOPにしてみても、やっぱりお客様の興味をひけるフレーズであることが多いのです。

ということは、普段からお客様に使うフレーズを文字に起こして魅力を感じられるかどうかで考えると、わかりやすくなるということでもあります。

経営の神様・松下幸之助に直接聞いた、「運を強くする極意」とは

「強運の人」というと、意志の強さやポジティブ思考といったワードを思い浮かべがちですが、実はもっと大切なことがあるといいます。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、東洋思想研究家の田口佳史さんと株式会社サンリ会長の西田文郎さんの対談を通して、田口さんが松下幸之助氏から学んだ「運を強くする極意」について紹介しています。

松下幸之助が答えた「運を強くする方法」

35歳にして初めて経営の神様・松下幸之助と言葉を交わす機会があったと田口佳史さん。すかさず、「経営者の条件は何ですか」と尋ねたところ、即答していただいたとか。どんな答えだったのでしょうか。

運と徳 西田文郎(サンリ会長)× 田口佳史(東洋思想研究家)


田口 「今回の運と徳というテーマに関して、私に教えを授けてくれたのが松下幸之助なんです。

ある時、PHP研究所の岩井虔さんから、『商道コースという研修の講師になりませんか』と言っていただいたんですね。

ちょうど仕事があまり来ない苦難の最中だったので、すぐに飛びついた。それで打ち合わせの時に、『ところで、前の講師はどなたですか』と聞いたら、『松下幸之助です』と。

それは荷が重いなと思って一瞬怯んだんですけど、『次は20代か30代の若い人にという松下幸之助の強い意向があったらしいんです。

そういうご縁があって、35歳で初めて経営の神様にお目にかかった時に、『経営者の条件とは何ですか』って聞いたら、真っ先に運が強いことや』と。矢継ぎ早に、『運を強くするにはどうしたらいいですかと聞いたわけです。

そうしたら、『徳を積むことしかない』と。これが運と徳の関係に触れた最初でした。

西田 「松下幸之助の薫陶を受けられたこと自体が、田口先生の運の強さの表れですよ」

田口 「また、徳についてはこうもおっしゃっていましたね。『徳というのはAさんに掛けて、Aさんから返ってきたことは1回もない。だからと言って、Aさんに徳を掛けなくていいかというとそうではない。どこから返ってくるか分からないから会う人それぞれに徳を掛けなきゃいけない』。

じゃあ徳って何かということですが、私なりに東洋思想を学んで規定したのは、自己の最善を他者に尽くし切ることです。

道元のように、丁寧に心を込めて一人ひとりに接していけば、ありがとうと感謝され、自分が病に臥せたり仕事がうまくいかずに腐っていたりする時に、見返りなく手を差し伸べてくれる。そういう感謝の人間関係で結ばれた人が周囲に何人いますかと。

『論語』に『徳は孤ならず必ず隣有り』とありますけど、やっぱり人間は一人では生きていけない。他者の応援が必要です。それには徳を掛けることが不可欠なんです。

親の「既成概念」こそが子を潰す。勉強好きな子供に育てるには?

先日掲載の「勉強しなさいと言われて育った子は、人の顔色をうかがう子になる」で、「勉強しなさいは禁句」と記した現役教師の松尾英明さん。では、具体的にどうすれば子供を勉強好きにさせることができるのでしょうか。松尾さんは今回、自身の無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』で、その答えを明かしています。

勉強を好きな子どもはどう育つか

勉強しなさいと言われて育った子は、人の顔色をうかがう子になる」の続き。勉強が好きな子どもに育つにはどうするか。「勉強しなさいが最悪であることは述べた。

では、具体的にどうするのか。環境を整えることである。それは、分厚い数十冊の図鑑や、高価な実験器具を与えるとかいうことではない。もっと自然なことである。

本人が好きなことを徹底的にさせる。これに尽きるのではないかと思っている。

これは、多くの大人にとっては非常に怖いことである。なぜなら、大人は「自分の好きなことをする」=「わがまま」「悪いこと」とみなしているからである。つまり、好きなばかりをやっていると、子どもが自堕落でダメになるのではないかと危惧するからである。「好きなことばっかりやってたらダメ」という言葉に集約される。

全てのことは、勉強できるのだから、「好きなことを勉強できる」=「勉強が好きになるのは至極当然である。逆もまた鉄板法則なのだが、そっちを進んでとっている結果、勉強嫌いの子どもが世に溢れているように思われる。

大人ができるのは、そのための環境づくり。好きなことを発見できる、触れさせる機会の提供ぐらいしかできない。

これには、色々試すしかない。どこかに連れ出したり何かに触れさせたりする機会を多く設けるしかない。子どもによって、ヒットするポイントが全く違う。

そこで次が「超」重要ポイントにして、ほとんどの悩みの根本的原因である。それは「親の願うこと、「子どものヒットポイント・長所ほぼ確実に一致しないということである。この事実を受け容れないと、親子双方不幸になる。

食べ物の好みと同じで、自分の好むものを子どもが好むように仕向けることはできない嗜好性というのは、極めて個人的なものであり規制やコントロールは不可能である(これは、性の多様性の問題にもつながる。許容できない人には、どうしても許容できないようである)。

それもいいね・素敵だね」と言えるかどうか。ここがポイントである。

中国につくか、米を選ぶか。ドイツの選択が決める世界覇権の行方

米国が主張する「次世代5G通信網からの中国ファーウェイ製品排除」に、英国や日本などは既に同意済ですが、世界GDPの22%を占める欧州各国は未だ明確な方針を固めていない状況です。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、NATO軍最高司令官があえてドイツを名指しにしファーウェイ製品排除の対応を迫っている点に着目し、その理由を解説しています。

ファーウェイ排除で、米独に温度差

皆さんご存知のように、2018年米中覇権戦争がはじまった。それでアメリカは、「ファーウェイを5Gから排除する」と決意しています。現在、アメリカイギリスカナダオーストラリアニュージーランド日本などが排除する方針。

しかし、ドイツは揺れているのでしょうか。こんな情報が出ています。

ファーウェイ採用すればドイツ軍との通信を断つ、米欧州軍司令官

3/14(木)13:55配信

 

【AFP=時事】中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ、Huawei)をめぐり、米国が欧州諸国に対して、同社を第5世代(5G)移動通信網構築への参入から排除するよう圧力を強めている。米欧州軍のカーティス・スカパロッティ(Curtis Scaparrotti)司令官は13日、ドイツがファーウェイの技術を採用した場合には、ドイツ軍との通信を断つ方針を示した。米国と欧州の同盟国は、中国政府と緊密な関係にあるファーウェイは安全保障上のリスクをもたらすと懸念し、5G通信網構築の入札からファーウェイを排除してきた。

ドイツがファーウェイの技術を採用したらドイツ軍との通信を断つ」そうです。なぜ?

北大西洋条約機構(NATO)軍最高司令官を兼務するスカパロッティ氏は13日の米下院軍事委員会で、ドイツを念頭に置いた欧州との貿易交渉に関する質問を受け、「特に5Gについて、周波数帯域幅の情報処理能力や性能は途方もないという点で、電気通信の根幹に関わる」と懸念を示し、防衛通信網内にそうした危険が存在する国とは通信しない考えだと述べた。
(同上)

まあ、「ドイツがファーウェイを採用すれば、アメリカとの通信内容が中国に知られてしまう」ということでしょう。確かに困ります。しかし、NATO軍最高司令官がわざわざドイツに言及している。つまり、「ドイツは迷っている」ということでしょう。

ドイツとアメリカの軋轢

ドイツといえば、世界第4位の経済大国。しかし、エマニュエル・トッドさんのように「EUは、事実上のドイツ帝国だ!」という人もいる。つまり、ドイツは、EUを支配していると。そうなると、ドイツは、「巨大な力をもっていることになります。

GDPでみると、アメリカは世界GDPの約24%、EUは約22%、中国は15%、日本は6%。というわけで、ドイツ(=EU?)は、世界で2番目のパワーをもっていることになる。

そんなドイツはアメリカと問題が多いのです。まず、トランプさんはメルケルさんが大嫌い。はじめて会ったとき、握手も拒否したぐらい嫌い。そして、政策面でもたくさん軋轢があります。たとえば、ドイツは、イラン核合意支持。アメリカは、離脱した。ドイツは、パリ協定支持。アメリカは、離脱した。トランプさんは、「NATO加盟国は、もっと軍事費増やせ!」と要求している。ドイツの軍事費は、GDP比で1.2%しかなく、トランプさんは「少なすぎだ!」と怒っている。トランプさんは、ロシアとドイツを結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム2」プロジェクトに反対している。アメリカは、「欧州のロシア依存が高くなりすぎる」と主張している。しかし、ドイツは、「ただアメリカ産の液化天然ガスを売りたいだけなんじゃないの?」と反発している(もちろん、アメリカ産ガスの方が高い)。

というわけで、アメリカとドイツ間の問題は多い。そうなると、ドイツは当然ロシアとか中国の方にむかってしまう。そんな状況になっているわけです。