スパイ気球撃墜の原因は「中国の痴話ゲンカ」涙目の習近平 処刑か戦争開始か?

2月2日にアメリカ上空で確認され、大きな騒ぎとなった中国の偵察用と見られる気球。結果的に米空軍機により撃墜され習近平国家主席の面子が潰れた格好となってしまいましたが、この騒動、誰が何の目的で仕組んだのでしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、気球を米上空に飛来させた勢力を推測する専門家の分析を紹介。さらに中国の歴史を紐解きつつ、この気球事件が対外戦争にまで発展する危険性があることを示唆しています。

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※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2023年2月8日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

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戦争する気満々の偵察気球が露わにした習近平のボロ。中国のお家芸「失脚なら処刑」も?

中国、気球問題で対米姿勢急変-遺憾の意表明から一転、報復を警告

アメリカ本土に中国の気球が飛来し、これをアメリカ空軍が撃墜したことは、すでにニュースなどでご存知のことでしょう。事の起こりは2月2日、アメリカ国防総省の報道官が、中国による偵察用気球がアメリカに飛来したと発表したことからでした。

この気球はアメリカを横断し、2月4日、サウスカロライナ沖に出たところで、米空軍のF22戦闘機によって撃墜されました。被害を回避するため、海上に出たところで撃墜したわけです。この件に絡んで、ブリンケン国務長官は、2月5日から予定していた中国訪問を延期することを発表しました。

中国政府は当初、気球は民間の気象研究用であり、不可抗力によってアメリカ領空に入ったと説明し、「遺憾の意」を表明していましたが、撃墜後の5日には「明らかな過剰反応」だとアメリカを非難し、報復措置の可能性も示唆し、態度を急変させています。

来るなら迎撃するまでだ。スパイ気球は日本に飛来の過去も

中国の気球は中米コスタリカでも確認されており、中国はこちらに対しても不可抗力で進入したとして「遺憾の意」を示しています。2つもの気球がいずれも計画航路をそれて他国へ進入したことになりますが、そのようなことがあるのでしょうか。同様の気球は、日本でも2020年に仙台で目撃されています。

そもそも、民間のものだというなら、その民間会社の責任者が記者会見なりを開いてもよさそうですが、そういう動きもなく、また、中国政府はその民間会社の名前も明かしていません。これも不思議なことです。

中国外務省の毛寧報道官は、メディアから「中国はなぜ自国の気球をコントロールすることがそんなに難しいのか」と問われ、「私は専門家ではないので答えられない」と答えをはぐらかしたそうです。

被問為何中國很難控制氣球? 毛寧稱:我不是專家

この気球がスパイ用だったかどうかは、今後のアメリカでの分析で明らかになると思いますが、いま中国問題の研究家のあいだで話題になっているのは、習近平政権は、なぜ世界中に撃墜シーンが映し出され、面目が丸つぶれになるようなことを、わざわざしたのかということです。アメリカが撃墜しないとタカを括っていたのでしょうか。他国の領空を侵犯するような物体を飛来させておいて、それではあまりにも能天気です。

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ようやく気づいたか自民党。遅きに失した「子ども手当」復活の流れ

民主党政権時の「子ども手当」を、まさに挙党態勢で潰しにかかった自民党。しかしここに来て、ようやく自らの過ちに気づいたが如き動きを見せ始めています。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では著者で元全国紙社会部記者の新 恭さんが、自民党が「宗旨替え」とも言える児童手当の所得制限撤廃の方向に舵を切った理由を考察。さらに自公と財務省による「妨害工作」に屈した当時の民主党政権に対しては、痛烈極まりない批判を記ぶつけています。

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かつてバラマキと批判した民主党政権「子ども手当」を復活?自民は少子化対策の理念を大転換できるのか

変われば変わるものだ。かつてバラマキだと批判した民主党政権の「子ども手当」を復活させるかのごとく、自民党が児童手当の「所得制限」を撤廃する方向に舵を切りはじめた。

2022年の出生数は統計開始以来初めて80万人を割り込み、想定より8年も早いペースで人口減少が進んでいる。このままでは国の衰退は目に見えている。少子化対策を迫られた自民党はついに“宗旨替え”を決断したということだろうか。

1月25日の衆議院本会議。代表質問に立った自民党の茂木敏充幹事長は「すべての子供の育ちを支えるという観点から、所得制限を撤廃するべきと考えます」と述べた。

「すべての子供の育ちを国が支える」というのは、これまでの自民党の主張を大きく転換するものだ。自民党には「子どもはそれぞれの家庭で育てるのが当たり前」という考えが根強い。

だからこそ、民主党政権で2010年3月に設けられた子ども手当に所得制限がなかったのを「バラマキだ」「自助の考えが欠如している」と激しく批判したのだろう。

参議院厚生労働委員会でその法案が採決されるさい、丸川珠代議員が「愚か者めが。このくだらん選択をした馬鹿者どもを絶対に忘れん」と罵ったことが昨今、話題になっているが、なにも丸川氏だけでなく野党当時の自民党はこぞって“批判のための批判”を繰り広げていた。

党の広報本部長だった小池百合子氏(現東京都知事)がその年の夏の参院選に向け、PRグッズとして「この愚か者めがTシャツ」をつくっても、「はしたないからやめろ」と声が出ることもなく、党広報戦略局長だった平井卓也氏にいたっては、丸川氏とともに報道カメラに向かってそのTシャツを広げて見せるパフォーマンスを演じたほどである。

岸田首相が年頭の記者会見で「異次元の少子化対策に挑戦する」と表明し、それに呼応するかのように、通常国会の代表質問で茂木幹事長が所得制限の撤廃を打ち出す。党内には安倍派を中心として所得制限にこだわる議員が少なくない中、あえて幹事長が軌道を大きく変更する姿勢を示したのは何を意味するのか。統一地方選を前にして国民の気を引きたいのか、本気で考えを改めるのか、それとも他に理由があるのかは、現時点ではわからない。

しかし13年の時を経て、ようやく自民党が、民主党政権の目玉であった「子ども手当」の意味を理解し始めたと、捉えることができるのではないだろうか。それは、茂木幹事長が所得制限撤廃を唱える理由として、少子化対策に成功しているフランスの「シラク3原則」を持ち出したことにも表れている。

「シラク3原則」の根本には「育児は女性だけでも夫婦だけでもなく、社会全体で育てる認識の共有が必要」という考え方がある。社会が子どもを育てるのだから、所得によって支援に差をつけるべきではないということになる。

第2次世界大戦後のフランスでは、少子化による国力の低下がドイツの侵略を許してしまった。その反省から画期的な「N分N乗方式」などの子育て支援政策が進んだのだと、茂木幹事長は安全保障ともむすびつけて少子化対策を語った。

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急増するメンタルヘルス不調による休職者。その時お金はどうするのか?

増加傾向にある、メンタルヘルス不調での休職者数。もしもそのような状況となった際、回復後のスムーズな復職のためどのような準備が必要となってくるのでしょうか。今回のメルマガ『バク@精神科医の医者バカ話』では、現役の精神科医で内科医としての実績を持つバク先生が、「復職を勝ち取るためにやっておくと良いこと」をレクチャー。併せて誰もが気になる「休職中のお金の話」も紹介しています。

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休職から復職への道!会社や産業医が何を見ているか?休職中の過ごし方のコツ

今回は「休職後、復職をしようとする時にどのような準備をしておくと産業医面談がスムーズか?」を解説しようと思います。今休職中の方、これから休職しないとダメかもしれない方、休職した部下がいる方など幅広くご活用頂けたら幸いです。

産業医ってそもそも何?

このメルマガのスタートから「え?産業医って何?」となった方も多いかもしれませんので、産業医とは何者なのか?を最初にざっくり書いてみます。

よく誤解されていることがあるのですが、産業医は会社(雇用する側、雇用者)の味方ではありません。かと言って会社に雇われている労働者(被雇用者)の味方でもありません。

産業医の職務は労働者が働く環境を視察などして健康被害が出ないかチェックし、長時間労働をさせられているため健康被害が出そうな場合は会社に労働時間などについて改善できないか提案したり、健康診断(これ受けているだけだと何でやってるんだろうってなりませんか?私はなりました)の結果をみて今後健康被害が出そうな労働者に受診を指示したり教育を行ったりしながら 「労働者が健康維持をできるように動く」ことを目標 としています。

これらの業務は診察ではないので以前のメルマガで書いた「臨床研修」を修了していない医師でも産業医業務を行うことができます。

【関連】現役医師がカラクリ暴露。なぜ医師国家試験の合格率は異常に高いのか?

うちには産業医がいません!というのはどこで決まる?

「あ~なんか産業医がいるって話は聞いたことあるけど見たことないなぁ」って人もいるでしょうし、「いや?うちには産業医いるって聞いたことない…」という人もいるでしょう。会社は実は労働者が50人以上~3,000人働いている場合は産業医を一人(労働者が3,001人以上~の場合は二人)選任しないとダメと決められています。うちにはいないな?という人は会社の労働者の人数が49人以下の場合かもしれません。

でも「49人なら選任しなくていいんだ!」というわけではなく、「1~49人の労働者がいる会社は産業医の選任が努力義務」と決まっているので結局は選んでおいたほうが良い雰囲気になっています。

その他特殊業務に従事している労働者の人数や専属産業とか嘱託産業医とか49人以下の事業所でも産業医を紹介してもらえるルートの話もありますが今回のテーマから外れているので割愛して次に進みましょう。

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コーヒーに「糖尿病の予防効果あり」の研究データは本当か?現役医師が考察

さまざまな健康効果が期待されるコーヒー。その力は、糖尿病に関しても存分に発揮されるようです。今回のメルマガ『糖尿病・ダイエットに!ドクター江部の糖質オフ!健康ライフ』では、糖尿病専門医で糖質制限の提唱者としても知られる江部康二先生が、コーヒーの糖尿病発症予防効果を示す研究結果を紹介。さらに糖質制限食が家族性高コレステロール血症に効果を上げた例を誌面で報告しています。

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コーヒーは飲み続けても大丈夫なのか?コーヒーと健康を研究データから考察

私は、日頃コーヒーをよく飲みますので、コーヒーに都合の良さそうな情報はできるだけチェックしています。

紅茶も飲みますが、やはりコーヒー党です。コーヒーはブラックか生クリーム少量いれて飲みます。

今回の情報元は、ネスレ日本株式会社のサイトです。

つまりコーヒー会社のサイトなのですが、九州大学大学院医学研究院予防医学分野教授 古野純典氏の学術的お話しなので、それなりに信頼度は高いと思います。

コーヒーと健康

[コーヒーと糖尿病]

  • コーヒーは2型糖尿病に予防的:日本人ではコーヒー1日1~2杯から予防効果がみられる可能性あり
  • 食事抜きでカフェインを摂取した直後には一時的に血糖値が高くなることがある
  • 長期的にはコーヒーの飲用は食後血糖値の上昇を抑える効果がある

以下、上記サイトを簡単に要約してみました。

<糖尿病の予防とコーヒー>

多くの研究により、コーヒーには糖尿病発症予防効果があることが示されています。

例えば18本の海外のコホート研究をメタ解析した論文では、コーヒーを1日3~4杯飲む人は、1日2杯以下の人に比べて2型糖尿病発症のリスクが24%下がるという結果でした。

欧米では広く飲まれているカフェイン抜きのデカフェ・コーヒーでも、2型糖尿病発症のリスクが下がっていました。

コーヒーに豊富に含まれるクロロゲン酸類などのポリフェノール(抗酸化物質)に予防効果があるのかもしれません。

<コーヒーと糖尿病のコホート研究>

日本人を対象としたコホート研究には、厚生労働省のJPHCスタディ、文部科学省のJACCスタディ、岐阜大学の高山スタディ、九州大学の自衛官スタディがあります。

欧米人と比べ日本人はコーヒーの飲用量は少ないですが、いずれの研究でもコーヒーを1日1~2杯飲む人から糖尿病発症のリスクが下がる可能性が示唆されています。

<コーヒーが血糖値へ及ぼす急性効果>

コーヒーの成分では、カフェインが有名です。

多くのコホート研究が、コーヒーの習慣的な飲用で、2型糖尿病発症のリスクが低下することを示しています。

一方で、カフェインの急性効果としてカフェインそのものやカフェインが入っているコーヒーを飲んだ後に血糖値が上昇し、インスリンの感受性が低下する現象が知られています。

しかし、これらの実験的研究では、多くのカフェインを摂取しているものもあり、実生活で通常量のコーヒーを飲む場合は問題ないと思われます。

<コーヒーが糖尿病を予防するメカニズム>

コホート研究を中心とした観察タイプの研究結果から考察すると、コーヒーに2型糖尿病の予防効果があることはほぼ間違いないと思われます。

しかし科学的に裏付けるため、習慣的なコーヒー飲用と糖代謝との関係のメカニズムを解明することが重要です。

古野氏らは、健康で過体重の中年男性(43名)を対象に、16週間にわたり、カフェイン入りのコーヒー(1日5杯)を飲むグループ、カフェイン抜きのインスタントコーヒー(1日5杯)を飲むグループ、コーヒーを飲まないグループ、3つのグループを無作為に割り付け、グループ間で糖代謝への影響を比較しました。

結果は、コーヒーを1日5杯飲んだグループでは、食後2時間の血糖値が約10%下がりました。

コーヒーは食後の高血糖を抑えることにより耐糖能障害を予防し、結果的に2型糖尿病を予防する可能性があることとなります。

しかし、コーヒーを飲むと血糖値が上がる人もいるようです。

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ソフトバンク宮川社長が“暴走”して語る「デュアルSIM理想図」とは?

頻発する通信障害への対策の一つとして、KDDIとソフトバンクは緊急時にお互いの回線を使えるデュアルSIMサービスを3月から始めると発表しました。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、著者でケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんが、ソフトバンク宮川社長がサービスの理想のイメージについて話した内容を紹介。社長本人が“暴走”と語るアイデアながら、実現すれば喜ばしいと評価する一方で、IIJなどサブ回線として努力するMVNOを窮地に追い込みかねないとも伝えています。

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KDDIとソフトバンクがデュアルSIMサービスを3月にも開始──宮川社長「発着信を同一番号でできるようにしたい」と暴走

KDDIとソフトバンクは2月2日、通信障害や災害時などにお互いの回線が使えるよう、両社でデュアルSIMサービスを3月中に提供すると発表した。

高橋誠KDDI社長によれば「数百円」、宮川潤一ソフトバンク社長は「数百円の下のほう」で、オプション的な扱いになるようだ。すでにソフトバンクユーザーが、KDDIのpovoを契約するなどすれば月額ゼロ円で、サブ回線の運用ができる。

しかし、今回の取り組みは、auショップの窓口でオプションを契約する感覚でソフトバンク回線が契約できるというイメージだ。オンライン契約からほど遠いユーザーも店舗で契約できるぐらい簡単にするというのが狙いだろう。

現場レベルでは「なにも決まっていない」(関係者)ようだが、宮川潤一社長の頭の中にはかなり具体的なサービスイメージが描かれているようだ。

宮川社長は「どこまで現場がやりとりしているかは置いておいて、全然知らない電話番号からかかってきたら、身内でも電話をとってもらえないのではないか。自分でも、息子からの電話だと気がつかず、とらない可能性がある。できれば、発着信を同一番号でできるようにしたい。例えば、いまなら、iPhoneとApple Watch、これは同一番号で提供しているし、テクノロジー的には不可能ではない。IP電話も、0AB~Jと050を同一番号化してサービスを提供した時期もあった。やり方は頭の中で整理できている。問題はそのコストをどうするか。話し合いを現場でしていないのであれば詰めなくちゃいけない。僕の思いつきで喋ったので、暴走した。すいません」と、現場レベルを無視して、かなり思い入れを込めて語っていた。

ただ、宮川社長としては電話番号もそうだが、デュアルSIMで別のキャリアに通信回線がつながっても、アプリなども通常時と同等に作動するようにしたいとしている。

とはいえ、宮川社長の暴走っぷりは明らかで現場レベルで検討されている話ではない。もちろん、今年3月中の提供は間違いなく無理だろう。しかし、このような方向性で開発が進むのであれば喜ばしい限りだ。

単なる2つのキャリアを契約するデュアルSIMではなく、きちんと同じ番号で稼働する、ワンナンバー的に使えるサービスであれば、数百円のオプションを支払ってもいい、という人が出てくるのは間違いない。

NTTドコモとも交渉しているようだが、先にKDDIとソフトバンクでサービスが提供されてしまったら、NTTドコモから乗り換えるというユーザーも出てきてもおかしくないほどの内容だ。

確かに便利であることは間違いないが、一方で、これまでeSIMを提供し、サブ回線として存在感を出していたMVNO、特にIIJにとってみたら、かなりの逆風になるのではないか。通信障害時のローミングに関する議論がされていた際も、IIJからMVNOのビジネスを潰すようなことはして欲しくないと危惧されていたりもした。

来週、NTTやIIJの決算会見があるだけに、KDDIとソフトバンクの動きにどのように意見するかが見物といえそうだ。

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日本が“貧困”から脱出するヒントは独自のファッション「きもの」にある訳

賃金や1人当たりGDPなどの指標で、「貧国化」が指摘される現在の日本。その原因と打開策のヒントはファッション業界の歩みを振り返ることで見えてくるものがあるようです。今回のメルマガ『j-fashion journal』では、ファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんが、日本の歴史の中でファッションが盛り上がった時代を振り返り、「国内生産国内消費」を進める意義を再確認。そのためには政策の後押しが不可欠で、もし日本人の半数が「きもの」で生活するようになれば、経済的にも精神的にも大きなメリットがあると伝えています。

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日本経済と日本のファッション

1.庶民が豊かになるとファッションは盛り上がる

ファッションは「風俗」「流行」と訳されることもあります。どちらもエリートにとっては必要ないものかもしれません。常にスーツを着用し真面目な生活をするだけならファッションは必要ないのです。

西欧においてファッションは貴族や富裕層のものでした。経済的に余裕があるから、社交界やパーティーは存在し、その中で美を競い合いました。仕立て職人は技術を磨き、そのニーズに応えたのです。

日本では江戸中期以降になると、庶民が楽しむ歌舞伎が流行し、歌舞伎役者がファションリーダーとなりました。人気のある役者がきた着物の色や柄が流行し、それを描いた浮世絵がブロマイドのように売れました。そして、武家の娘や大店の商人の娘が、最新の風俗や流行を楽しんでいたのです。

現在、吉原は売春のイメージが強く暗いイメージがありますが、当時は江戸文化の中心でした。夜毎、役者や浄瑠璃作者、浮世絵の絵師や版元、大店の商人や大名、町火消しや相撲取りなど、ありとあらゆる階層の人が集まりました。

桜の季節になると、開花の順に様々な桜の木が植え替えられ、1カ月ほどは満開の桜を楽しめたようです。吉原芸者は最も格式が高く、芸のレベルも高かったといいます。最高のテーマパークで、最高のエンターテインメントが演じられ、最高の文化人が集うサロンだったのです。

吉原の中では身分制度は不問で、武士も町人も平等でした。金さえ払えば、誰でも認められたという意味では、資本主義の最先端だったのかもしれません。

そんな自由な江戸文化は、明治になると古臭く遅れたものとして否定されました。西欧文化を導入し、西欧の列強に倣おうとしたからです。明治は下級武士が作った時代であり、富国強兵を掲げ、真面目ではあるけど遊びのない堅苦しい時代でした。

ファッションが盛り上がる時代は、庶民が豊かな時代です。大正時代は、第一次世界大戦後の好景気で日本が経済成長した時代です。電気が普及し、ラジオ放送が始まり、鉄道やバスが発達し、都会にはデパートができました。商人が急激に金持ちになる「成金」が出現し、文化住宅が生まれ、職業婦人、サラリーマンが現れました。当然、大衆文化が発達し、大正ロマンが生まれ、洋装をしたモボ、モガが出現しました。

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プロであるはずの探偵が「調査バレ」してしまうケース“3つの原因”

探偵の調査が「バレる時」は、いったいどのような原因があるのでしょうか。今回のメルマガ『探偵の視点』では、著者で現役探偵の後藤啓佑さんが、探偵事務所の内情を踏まえた「バレる状況」について紹介しています。 

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調査がバレる時はどんな時?

探偵といえども、調査が対象者にバレてしまうことは極稀にあります。100%バレないということはあり得ないのです。

では、どのような状況の時に調査がバレるのでしょうか??今回は、バレる原因をお伝えします。

探偵の技術不足というのは、そもそも話になりませんので今回は省きます!調査が対象者にバレる原因は主に3つあります。

1.探偵事務所側のマネジメント不足があったとき
2.依頼者さん側に問題があるとき
3.対象者に異常な警戒心があるとき

上記の三つが主な原因です。それでは一つ一つ見ていきましょう。

1.探偵事務所側のマネジメント不足があったとき

かなりリアルな話をすると例えば、5日間連続で同一の人物の調査を行うという場合に当然5日間ずっと同じ探偵が調査を担当するよりも、別の探偵も混ぜて調査を進めていったほうが調査発覚のリスクは少なくなります。

しかし、探偵事務所も営利企業ですので、社員の探偵の休みだったり、売り上げの高い調査に複数人投入したりと、様々なスケジュールを管理していかなければなりません。

そんな時に、どうしても1人の探偵が連続で調査をしたり、同じ車で調査をしたりと被ってしまうことがあります。

もちろんプロですので、5日間連続で調査をしただけで対象者に感づかれるなんてことはほぼほぼありませんが、可能性としては若干高くなってしまいます。

尾行が下手でばれる張り込みが下手でバレるといったようなことは滅多にありませんし、「探偵」と気づかれることはほぼないです。

1,000回に1回はそんなこともあるかもしれないな、というぐらいですが、一応真実を書いてみました。

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スシロー“ペロペロ事件”で幕を開けた今年の日本に「性善説」は通用しない

SNSで発信され、多くの人たちを騒がせている若者による飲食店での迷惑行為。メルマガ『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』著者の吉田さんは、スシローのペロペロ事件から「哲学」について思いを馳せながら、それでも若い世代に対して期待を寄せているとしてエールを送っています。

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スシロー“ペロペロ事件と宮台氏襲撃事件

回転寿司チェーン大手「スシロー」の店内で、醤油ボトルや湯呑をなめて元の場所に戻すなど、客による迷惑行為が映った動画がSNSで拡散された。

倫理観もへったくれもない。

テレビ、新聞などのメディアが報じ、SNSでは当事者の個人情報が拡散されるなど大騒動になった。収拾の兆しが見えない。この動画は1月29日頃、SNSに投稿された。

見た方も多いと思う。僕はTwitterで最初に見た時に、Z世代のヤバさが恐怖にさえなった。勿論、これはZ世代すべての人がペロリストではないことは100も承知だ。

しかし、これは今に始まったことなのだろうか?それはないだろう。SNSが無かった時代だって、若くて頭の悪い人たちは存在した。人の迷惑なんて全く関係ない、今が楽しければそれでいい・・といった輩たちだ。

その動画は、スシローの店内ボックス席に座った金髪の少年が、周囲を警戒した様子でキョロキョロながら、手にしていた備え付けの醤油ボトルを舐める。撮影者は「えっ、キモっ」と呟くが、止める素振りはみられない。

一体、だれが、どんな気持ちで撮影したのか、そして、どこから拡散されたのかはよくわからない。父親が動画を撮っているなどという噂があったが週刊ポストの取材で本人は否定した。

金髪の少年は指を口の中に入れ、レーン上の寿司になすりつけようとするものの、寿司が回ってこず、「来い早く。来うへんなぁ」と苛立った様子を見せた。

すると、レーン上に積み上げられた湯呑みを手に取り、ベロベロと飲み口を舐め回し、再び元の位置に戻した。

ようやく寿司が回ってくると、幾度となく指先をペロペロと舐め、レーン上の寿司に何度もなすりつけた。48秒の動画は、カメラ目線の少年がキメ顔でグッドポーズをする姿で終えられていた。

この動画が投稿されると、SNSでは「スシローペロペロ事件」などと話題を呼び、またたく間に拡散された。

流出元になった動画は2月2日時点で3800万回以上再生されている。さらに、ネット上では金髪の少年の個人情報が拡散され、氏名だけでなく高校生であること、バイト先、中学校の卒業アルバムの写真まで流されている。

SNSの便利さと、そして恐ろしいほどのスピードが加速する。

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評価って何で決まるの?デキる人はやっている「評価される行動」

評価される人はどういった「基準」で選ばれているのでしょうか。今回、メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、人気経営コンサルタントが、人から見られるポイントと評価される人になるための行動について語った一冊です。

高い基準を持つために⇒『人はあなたの何を見ているか』

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人はあなたの何を見ているか

小宮一慶・著 エムディエヌコーポレーション

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、150冊以上の著書を持つ人気経営コンサルタントで、現在、5社の社外役員と6社の顧問を務める著者が、評価される人、経営者になるための「基準」を示した一冊。

ベストセラーとなった『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』はじめ、鋭い目の付け所が著者の持ち味ですが、本書でも、それをいかんなく発揮しています。

※参考:『ビジネスマンのための「発見力」養成講座

見出しをざっと見るだけでも人があなたの何を見ているかがわかりますが、本文までしっかり読み込めば、デキる人、評価される人になるための実践ポイントがよくわかります。

・うまくいかない理由を他人のせいにしていないか
・素直に学ぶ姿勢があるか
・あこがれる人がいるか
・正しい生き方を学んでいるか
・自分で言ったことを守っているか
・昔からの友人がいるか
・世界を変える大きな意識があるか
・観察力を持って生活しているか

こうして、見出しを一部お見せするだけでも、ドキッとすると思います。

自分を律するために、また良い仕事習慣を身につけるために、読んでおくといい一冊だと思いました。

本書がいいのは、本文の中に、決して有名ではないけれど、堅実に仕事を成し遂げたビジネスパーソンの例がしばしば出てくること。

有名人の話が読みたいのは、人間の性だと思いますが、こうした堅実な仕事人の姿勢、やり方を見習うことによって、人は本物になっていくのだと思います。

藤子不二雄Ⓐが秘蔵。手塚治虫『魔法屋敷』未発表原稿から見えた「師弟愛」と描き直しの「苦悩」

本日2月9日は、今も「漫画の神様」と呼ばれ愛されている漫画家・手塚治虫さん(享年60歳)の命日です。その手塚さんの初期作品『魔法屋敷』(1951年)の未発表バージョンの「描き直し」原稿が、昨年亡くなった漫画家・藤子不二雄Ⓐさんの自宅から昨夏に発見されました。『まんが道』の手塚藤子の交流エピソードを実証するものとして大きな話題となった原稿ですが、なぜ手塚さんは昔描いた原稿を描き直し、この未発表バージョンを残したのでしょうか? 漫画原作者で、元漫画編集者の本多八十二さんが、今回の手塚作品が生まれた背景を繙きながら、手塚作品の重要なモチーフとなっていた「変身」、そして作品を改変し続ける漫画家の「苦悩」について考察しています。

手塚治虫の「魔法」と「変身」

「小説家、井伏鱒二にまつわる有名な話題に“『山椒魚』改稿問題”というものがありまして」という話を高校時代に国語教師から聞いた。

井伏の最初期作品『山椒魚』が、晩年の自選全集に収録された際、結末にかけての十数行が削除され、読後感が大きく変わったことについて当時大きな議論を巻き起こした、らしい。

作品が世に放たれ、作者の手から離れて広く読者に親しまれていく過程で、その作品は果たして誰のものであるか、というものを問う騒動であったともいえる。作者だけのものである、と一言で言い切れないからこそ、山椒魚問題は波紋をよび当時の文壇を賑わせたのではないか。

手塚治虫もまた、生涯にわたって作品の改稿をしつづけた作家だった。

漫画の改稿は、小説とはまた異なる経緯と問題をはらむ。新たな単行本収録、復刻のたびに担当編集者の赤字が入り、ネーム(台詞)が改変されることがある。また画稿については、著者が描き変える際に元の状態の原稿がうしなわれてしまうケースも多い。同じ版元の同じ版の本でも、刷数が違うとあるページのある箇所の表現が異なっていたりする。そのため、漫画作品の内容の変遷を追う書誌学の研究範囲は多岐にわたり、今様に表現すれば沼であると言ってもいいだろう。

そして作品改変のもう一つの経緯が「描き版」。戦後すぐの漫画作品は、製版技術の関係から、著者の画稿そのものは印刷されず、「描き版」と呼ばれる、著者とは別人である職人の模写原稿が使われることがほとんどだった。

藤子不二雄Ⓐが生涯秘蔵した幻の作品

このたび、昨年秋の『メタモルフォーゼ』に続いて立東舎から刊行される『魔法屋敷』は、1951年の三宝書房版を底本にし、新たに発見された手塚の直筆原稿も完全収録した決定版。発見された原稿は、手塚から藤子不二雄Ⓐに寄贈され、藤子が生涯秘蔵していたもの。

三宝書房版も含め、これまで読者が目にしていた本作品は総て上記の「描き版」や、さらにそこからのトレースによる刊行物だったので、手塚が直接描いた『魔法屋敷』を読むことができるのは今回の機会が初めてとなる。

手塚作品が改めて出版される背景

立東舎は手塚治虫復刻シリーズとして多くの手塚作品を刊行しているが、前弾の『メタモルフォーゼ』では、初出の「月刊少年マガジン」掲載時の扉絵や予告イラスト、未使用カットなどが丁寧に収録された。予告で描かれたキャラクター造形が本篇とは異なるものも多く、次号予告を打つ段階ではまだ作品構想も手塚の脳内のみにあり本稿は未着手だったのだなという当時の事情が窺える。

巻末併録の『こじき姫ルンペネラ』では、初出誌「ヤングマガジン」発表時の原稿形態による「幻のオリジナル版」という帯の惹句どおり、広く一般に流布している「手塚治虫漫画全集」版と比較できる形で改変の差異が見比べられるようになっている。とくにラスト数ページは大きく変更されているので、作品の印象が違ってくるかもしれない。拙稿筆者は、今回初めて目にしたヤンマガ版の方が好みだった。

これまで幾たびも復刻されている手塚作品が、今もこうして改めて出版される背景には、研究者や読者の「初出の状態が見たい」という希みと、版元側の新たな付加価値を加えたいという訴求とが幸福に合致した結果なのではないかと思える。