4月からの組織変更で上手く順応できる人、順応できない人の決定的な違い

3月も終わり、4月から新しい年度が始まりますが、組織変更や人事異動など大きな変化が起きる企業も多いのではないでしょうか。そんな新年度の組織変更があっても、上手く順応できる人と順応できない人がいますが、その差はどこにあるのでしょうか? メルマガ『ゼットスケーラー日本・アジア事業責任者が教える「金田博之のグローバル・ビジネススキル最前線」』の著者で昨年12月にクラウドセキュリティ業界を牽引する「ゼットスケーラー株式会社」の日本・アジア事業責任者として代表取締役に就任した金田博之さん。外資系企業の経営者をつとめる金田さんは今回、新年度を迎える前に知っておきたい、仕事がデキる人の組織変更への対応術を伝授しています。

【緊急告知・LIVE配信のお知らせ】
ゼットスケーラー日本・アジア事業責任者、金田博之さんがオンラインで無料勉強会を開催します。 これまで有料で開催してきた勉強会を無料公開。この機会にぜひご参加ください。

テーマ:短時間でキャリアアップを目指す無料勉強会 ~4月からの組織変更の場合にうまく順応する人としない人の違い~

日時:2021/4/17(土)10:00~10:45
視聴方法はこちらから。

 

新年度の組織変更の場合にうまく順応する人としない人の違い

課題背景

3月も半月が過ぎ、外も本格的に春が訪れました。お子様のいるご家庭は新年度に向けての準備を始めたり、決算月としている企業は慌ただしく過ごしているのではないでしょうか。

4月は多くの企業で組織改革が行われる時期です。新入社員が入ってくるからでしょう。

読者の中にも4月から環境が変わるという方がいるかもしれません。

そういった方がもっとも不安に感じるのは、いかに早く成果を挙げられるか、キャッチアップできるかと言った部分ではないでしょうか。今回はそれについてお話していきたいと思います。

私自身、過去に働いてきた会社で入社したばかりのこと、逆に上司の立場で「この人は頼りになりそうだ」と感じたときのことを振り返り、その経験から学んだことを語っていきます。

一流、二流、三流はここが違う!

【三流】社内資料をひたすら勉強する(周りから行動が見えない) 
【二流】社内にコンタクトを始め(自分視点)、交流を開始する 
【一流】社内にコンタクトを始め(相手視点)、人と溶け込み成果を発揮させる具体的な資料や行動のヒントを得る

デキる人が配属後すぐにやっていること

まず、 デキる人は新しい環境、チームに配属後すぐに周りの人とのコミュニケーションを開始 しています。

逆にそうじゃない人、つまり3流止まりの人は、デスクに座って資料を読んでいることが多いです。

資料を読むことが悪いとは言いません。これも早くキャッチアップするためには必要なことです。 資料をどれだけ読んでも手に入るのは標準的・マニュアル的な知識のみです。 これだけでは他の社員と同じか、それ以下の仕事しかできません。

2流以上の人はそれよりも他者とのコミュニケーションに高いプライオリティを置いています。 他社員との関係づくりの重要性を理解しているため、自ら積極的に動いてコミュニケーションを図ります。

あなたがどういう人間でなにができる人なのか知ってもらうことで、より仕事が回りやすくなるからです。

そして1流になると、自己紹介や挨拶を交わす程度の軽いものではなく、「自分の経験をどう周囲に活かしてもらえるか」「チームのためにできることはなにか」といった仕事の深い話(他者視点)まで早い段階で交わしていきます。

他者の視点から情報収集 することで、より深いレベルで仕事への理解が可能になることを知っているからです。

そのために1on1をセッティングするなど、積極的な姿勢を見せる社員は私の視点からするとかなり期待できる人材だと感じます。

 

検察の逆襲。ついに始まった安倍晋三元首相の逮捕カウントダウン

さまざまな疑惑に対する追求に真摯な態度で答えることもなく、任期満了を待たずに職を投げ出した安倍晋三元首相。しかしその身に司直の手が及ぶ可能性もあるようです。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、検察審査会が安倍事務所の元公設第1秘書について「不起訴不当」の議決を下した事実を「大手柄」として紹介。その上で、この判断により安倍氏の「疑惑からの逃げ切り」が困難になったとの見方を示しています。

 

いよいよ安倍晋三逮捕のカウントダウン!

2012年12月から7年8カ月も続いてしまった悪夢のような第2次以降の安倍政権を振り返ると、経済政策の柱だったアベノミクスは掛け声だけで大失敗、計算方法を変更して盛りに盛った虚構の名目GDPと、日銀を使った自作自演の株価操作で景気回復を演出しただけという「絵に描いた餅」でした。しかし、その一方で、2013年12月の「特定秘密保護法」、2014年7月の「集団的自衛権を容認するための憲法9条の解釈変更」、それに準じた2015年9月の「安保関連法」、2017年6月の「共謀罪」など、国民を監視して戦争のできる国にするための悪法の数々が強行採決や閣議決定で連発されました。

また、二度にわたる消費税の増税と、その裏でこっそり進められた法人税の減税など、富裕層だけが得をして、所得の低い者ほど経済的負担が大きくなる格差拡大路線が突き進められました。しかし、こうした政策上の失敗よりも、多くの国民の記憶に残っているのは、何と言っても「森友学園問題」や「加計学園問題」、「桜を見る会」の問題など、現職の首相自身の関与が疑われた数々の疑惑ではないでしょうか。

これらの疑惑は、担当省庁の官僚や安倍事務所の公設秘書だけが処分され、疑惑の中心にいた安倍晋三首相(当時)や安倍昭恵夫人は何の罪にも問われないばかりか、何の責任も取りませんでした。どの疑惑も真相が解明されないまま、すべてウヤムヤにされてしまったのです。特に最後の1年は「新型コロナ禍」だったため、野党が国会で「桜を見る会」の疑惑を追及すると、国民の中から「いつまで桜をやっているんだ!今はそれどころじゃないだろう!」という声が出るようになってしまったのです。

これは、幼い頃から嘘に嘘を塗り重ねて生きて来た「安倍晋三」という人物の最も得意とする手法でした。決して真実を話さず、名簿や領収書などの証拠を次々と隠蔽し、知らぬ存ぜぬで時間を引き延ばす。そうすれば国民の怒りは、疑惑の中心人物である自分から、いつまでも桜問題ばかりやっいる野党へと移ると考えたのです。結果、安倍晋三氏は、分かっているだけでも最後の1年間で計118回もの虚偽答弁をしたのです。そして、すべての疑惑をウヤムヤにしまま、2020年9月16日、政権を丸投げして、逃げるように辞任してしまいました。

安倍晋三氏は、自分は首相だから、こんな誰でもやっているような小さなことでいちいち追及されるのだろう、首相を辞任すれば、このうるさい追及もなくなるだろう、そう思っていたのかもしれません。嘘をつき続けているうちに、自分でもその嘘を信じ始めてしまう安倍晋三氏のような現実逃避タイプは、常に物事を自分に都合よく解釈するからです。

妊娠中や授乳期は大丈夫なのか?医学博士に聞くワクチン最新情報

医学博士として、これまでも数々の新型コロナワクチンに対する疑問に答えてきた、メルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』著者のしんコロさん。今回しんコロさんは、ワクチンが不妊を引き起こす可能性と、妊娠中や授乳期のワクチン使用の是非について、各種専門機関のデータを用いながら分かりやすく解説しています。

 

【関連】医学博士に聞く、コロナワクチンに長期的な副作用はないのか?
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CDCのワクチン諮問委員会最新データ、妊娠・授乳とコロナワクチン

過去2回にわたり、コロナワクチンの効果やリスク、長期的な副作用の考え方等について書いてきました。今回は、多くの方が気になるであろう「妊娠・授乳期におけるコロナワクチンの安全性やリスク」について最新のデータを含めながら書いてみたいと思います。

妊娠中のワクチン接種の安全性に関しては、一般的な安全性のデータを得るよりも時間がかかります。妊婦は通常、医薬品やワクチン等の治験から除外されるからです。そのため、これまでは各国・各施設の妊婦へのコロナワクチン接種の考え方は様々でした。安全性に関するデータが時間をかけて揃うまでは、根拠に基づいた判断が難しいのは当然です。しかし、妊娠中にコロナに感染すると合併症のリスクが高いことは分かっています。そんな中、米国で承認済のワクチン接種が進む中で、妊婦の方たちの初期データも集まり始めています。

ファイザーのCOVID-19 mRNAワクチンに対する米国FDAの緊急使用許可には、「妊娠中または授乳中の方は、医療従事者と相談してください」と書かれています。一方で、ACOG(米国産婦人科学会)とSMFM(母体胎児医学会)は、FDAによって認可されたCOVID-19の両ワクチン(ファイザーとモデルナのもの)を、ワクチンを受ける意思のある妊婦に対して差し控えるべきではないとしています。また、世界保健機関(WHO)は、妊婦にとってワクチン接種の利点を覆す何らかのリスクがあるとは思わないとしています。これらの状況から、新型コロナウイルスにさらされるリスクが高い妊婦(例えば、医療従事者)や、重症化のリスクを高める既存の疾患がある妊婦は、医療従事者と相談の上、ワクチンを接種して良いだろうという考えが一般的なっています。

渋沢栄一の子孫が説く「ウェルビーイング」の重要性。ハピネスと異なる“幸せ”の価値観

ワークライフバランスや働き方改革が進む中で、「ウェルビーイング」という言葉をご存知でしょうか。これは心と身体が健康で美しく、満ち足りた暮らしを送ろうという発想で、自らの幸福度合いにも直結してきます。そんなウェルビーイングの向上が日本にとって重要だとするのは、世界の金融の舞台で活躍する渋澤健さん。NHK大河ドラマ『青天を衝け』の主人公で、日本の資本主義の父・渋沢栄一の子孫を持つ渋澤さんは、ウェルビーイングを意識して声を上げていくことが大切だと説いています。

プロフィール:渋澤 健(しぶさわ・けん)
国際関係の財団法人から米国でMBAを得て金融業界へ転身。外資系金融機関で日本国債や為替オプションのディーリング、株式デリバティブのセールズ業務に携わり、米大手ヘッジファンドの日本代表を務める。2001年に独立。2007年にコモンズ(株)を設立し、2008年にコモンズ投信会長に着任。日本の資本主義の父・渋沢栄一5代目子孫。

「ウェルビーイング」とハピネスの違いとは?

謹啓 ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

私事ですが、今月18日に還暦を迎えました。また外資系の金融機関・ファンドの世界から脱サラして起こした会社、シブサワ・アンド・カンパニーの20周年も今月です。会社の登記日は自分の誕生日に近い吉日の3月16日にしました。

後になって気づいたことですが、高祖父の渋沢栄一の誕生日(新暦)と同じ日でした。40歳で起業するまで栄一の存在は遠いものでしたが、起業をきっかけに本人が残した言葉との「出会い」があり、今では栄一の思想の現代意義を語らない日はありません。不思議な縁を感じます。

20年前は子供ができて家族が増え、私生活でもちょうど変化の時を迎えていました。当時、赤ん坊の長男を抱きながらふと思いました。「この子が成人になる頃、自分は還暦になっているんだ」と。40歳の自分は、自身の還暦の姿や生活を思い描けませんでした。

しかし、子どもや自分が健康であればその日は必ず訪れるのです。自分はその日のために何も準備していないことを反省し、息子と自分の毎月の積み立て投資を始めました。

これを一つのきっかけとして、日本社会における長期投資の必要性について様々に気づき、そして同志たちとの出会いがありました。2007年11月にシブサワ・アンド・カンパニー社内に「コモンズ」という準備会社を設立、2008年の秋にコモンズ投信と改名し、当局での登録が完了しました。

当時、「論語と算盤」を一緒に勉強していたファンド・マネジャーの友人から「栄一さんと同じようなことをしようとしているんだね」と指摘されました。

そんな身の程しらずなことをしている訳ではないと答えましたが、栄一は日本初の銀行の存在意義を明治初期の日本社会に示すために「一滴一滴の滴が集まれば、大河になる」という表現を用いました。日本全国から毎月の積立投資の「滴」が寄り集まれば、長期投資の「大河」になるイメージと確かにシンクロしています。

栄一の「大河」は、封建国家であった日本が、一般市民も豊かな生活に恵まれる近代化社会へと変革する原動力となりました。

一方、コモンズ投信は、まだまだ小さな存在で「大河」ではありません。しかし設立時から目指していたことは「今日よりも、よい明日」というビジョンを日本社会とシェアして実現させることでした。

時々、「その『よりよい明日』とは何ですか」と聞かれることがあり、私は「一人ひとりが自分の幸せな生活を送れること」と答えていました。

最近、「ウェルビーイング」という言葉を耳にすることが増えましたが、これがまさに「幸せな生活」ではないでしょうか。当時私は、これを「ウェルネス」と表現していました。

2004年に仲間たちと開催した「金融の匠が考える豊かなライフデザイン」という三部構成のセミナーで、「ビジョン」「ウェルネス」「ウェルス」について語り合いました。

それから17年の年月が経ちましたが、あの時みんなでワクワクしていたことが、ようやく一般的になってきました。「豊かなライフデザイン」とは、まさに「ウェルビーイング」にほかなりません。

金融や資産運用の役割として、「ウェルスの向上」だけではなく「ウェルネス=ウェルビーイングの向上」という「ビジョン」を掲げることが、時代の潮流になりつつあります。

お散歩後の愛犬についた花粉をどう落とす?獣医師が教える対処法は

関東より西では、スギ花粉はピークを過ぎたようですが、ヒノキの花粉が飛び始め、花粉症の人やペットにとってはまだ続くツラい期間。3月初めにペットも苦しむ花粉症。獣医師が伝授する「家庭でできる予防法」で、ペットの花粉症症状と対策を教えてくれたメルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』著者で獣医師の佐藤貴紀先生。今回は、散歩にオススメの時間帯と散歩後の花粉の落とし方について、さらに具体的なアドバイスをしてくれます。

今年は更なる猛威を振るう!「花粉症」の対策について

こと花粉症のシーズンは、人間も犬も猫も辛い季節です。今年は更なる、猛威を奮っています。犬や猫に付着した花粉のケアにも気配りをして欲しいです。今回は、お家でできる「簡単花粉対策」についてお伝えしていきたいと思います。

1)お散歩の時間に要注意!

花粉の飛散量は、1日の中でも時間帯によって変化するということをご存知でしょうか?日により、気象条件や季節によって変わりますがスギ花粉の場合を例に出して申し上げますと、都市部では一般的には昼前後と日没後に多くなると言われています。

これは、気温が上がって午前中にスギ林から飛び出した花粉が数時間後に都市部に到達するからだと言われています。そこから考えると11~14時、17~19時が飛散が一番飛んでいる時間帯だと言えます。この時間帯を避けてお散歩に出かける事をお勧めします。

2)お家でできる「簡単花粉対策」とは…?

お散歩後の犬のからだには、花粉がたくさんついています。また、飼い主さんも同様です。飼い主さんはすぐに着替えてください。お洗濯する事をお勧めしますが、難しい時には、お風呂場や別の部屋に干しておいてください。

犬のからだについた花粉は、シャンプーをすると洗い流されますが毎日できる訳がありません。お勧めは、ぬらしたタオルなどで全身を拭きとることです。また、ペット用の「水を使わないドライシャンプー」や「ボディ拭き取り用ウェットシート」も効果的です。

この他、お洋服の着用も花粉対策のひとつです。お洋服を着せることで、花粉の付着量を抑えることができます。

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まるで映画。ロシア外交官家族が北朝鮮からトロッコで脱出の真相

2月25日、ロシア外交官家族がトロッコに乗って北朝鮮国境の鉄橋を越え母国へと渡る映像が世界中に広まりました。メルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』著者で北朝鮮研究の第一人者の宮塚利雄さんもこの映像には驚いたと告白。このような脱出劇が起こった事情を解説するとともに、コロナ防疫のため長引く国境封鎖がもたらしている悪影響に深い懸念を示しています。

ロシア外交官一家トロッコ脱出劇 北朝鮮からの外国人逃亡者が続出

長年にわたり北朝鮮問題に取り組んできたが、2月25日夜、ロシア外務省が暗号化メッセージアプリ「テレグラム」の公式アカウントに投稿した動画に驚き、北朝鮮にまつわる動画の中で思わず「えっ、本当?これは面白い映像だ。今までこのような動画は見たことがない」と、声をあげてしまった。

動画には女性らが乗った、スーツケースを満載した手押しトロッコを北朝鮮駐在のロシア大使館3等書記官のウラジフラフ・ソロキン3等書記官が押して、朝ロ国境の鉄道橋を越えるよう様子を映していたからである。

ロシア外務省は、2月25日「在北朝鮮ロシア大使館に勤務するロシア人外交官とその家族が手押しトロッコを使ってロシアに帰国した」と明らかにした。その中で「北朝鮮は新型コロナウイルス対策のためロシアとの国境を封鎖しており『他に手段がなかった』」とし、家族は3歳の娘を含む7人であった。

この家族は平壌から列車で32時間、バス2時間を使って国境付近に到着、その後、荷物を載せたトロッコで朝ロ国境に架かる鉄道橋(朝ロ友誼橋)を渡った。トロッコには動力がなく、同書記官が「メインエンジン」として、トロッコを1キロメートル以上押したとのこと。一家が鉄道橋を渡ってくる場面はロシア側から捉えられており、歓声をあげている場面に、北朝鮮から北朝鮮の人民が脱北する場面とは、あまりにも対照的であったために、思わず画面に引き込まれた。

北朝鮮のインフラを少しでも知っている者には、線路が4本あることに気がつくと思う。北朝鮮内は標準軌、ロシア側が広軌と規格が異なるためだ。列車を降りてからバスに2時間揺られたというからには、平壌から羅津駅まで来て、さらに豆満江駅の一歩手前の九龍坪駅まで行って、そこに用意されていた朝ロ合弁企業のトロッコに荷物と人を載せて国境の鉄道橋を越えて行ったのだろう。

北朝鮮の作業員がペンキを塗り替え、子ども用の座席を取り付けたというから、平壌を出る前からすでにこの一家のことは知らされており、急きょ臨時の手押しトロッコの改造車を仕上げたようだ。画面でトロッコのペンキの色があまりにも鮮やかなので、これは本当に北朝鮮製のトロッコかと思ったりした。

この前代未聞の喜劇のような「北朝鮮脱出劇(北朝鮮逃亡劇ではない)」に、これまで、これほど、ほのぼのとした北朝鮮関連情報がなかっただけに、非常に印象深い動画であった。

また敗戦か?ウイグル族を虐殺する中国に声上げぬ菅政権の愚かさ

習近平政権によるウイグル族弾圧をめぐり、主要各国が続々と中国に制裁を科し始めています。来年の開催が予定されている北京五輪のボイコット論も強まりを見せていますが、今、日本はどのような姿勢を見せるべきなのでしょうか。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、かつての日本がユダヤ人を虐殺したナチスドイツと手を組み敗北を喫した歴史を例に上げ、同じ過ちを繰り返してはならないと強く主張。その上で、日本は欧米とともに制裁を科すのが正解との見解を記しています。

アメリカ、イギリス、カナダ、EUが、ウイグル問題で中国に制裁!

第2次大戦時、ナチスドイツは、ユダヤ人を虐殺しました。中国政府は今、ウイグル人を「民族大量虐殺(ジェノサイド)」していると、アメリカ、カナダ、オランダなどが認定しています。それで、中国共産党政府は今、「現代のナチスドイツ」と呼ばれているのです。具体的には、どんなことをしているのでしょうか?

国連、中国政府がウイグル人100万人拘束と批判

BBC NEWS JAPAN 2018年09月11日

 

中国政府が新疆ウイグル自治区でウイグル人を約100万人、テロ取り締まりを「口実」に拘束していると、国連は懸念を強めている。

 

国連人種差別撤廃委員会は8月末、最大100万人のウイグル人住民が刑事手続きのないまま、「再教育」を目的とした強制収容所に入れられているという指摘を報告した。

もう一つは、ウイグル女性に不妊手術を強制することで、事実上の「民族絶滅政策」をしていること。ニューズウィーク2020年7月8日付、「ウイグル女性に避妊器具や不妊手術を強制──中国政府の『断種』ジェノサイド」を見てみましょう。

中国西北部の新疆ウイグル自治区では2017年以降、ウイグル人、カザフ人などテュルク系の少数民族が最大で180万人強制収容所に入れられた。これはホロコースト(ナチスのユダヤ人大虐殺)以降では世界最大規模のマイノリティー排除の暴挙である。亡命ウイグル人らはこの動きを「文化的なジェノサイド(集団虐殺)」と呼ぶ。

強制収容所に入れられていた女性たちが所内で注射を打たれ、その後に月経周期が変わったり、なくなったりしたことを語り始めたのは2018年以降のことだ。収容される前にIUDの装着や不妊手術を強制されたという証言もあった。

 

公表されたデータを見ると、2018年に新疆ウイグル自治区における人口の自然増加率(出生と死亡の差。移住は含まない)は急減している。

 

ウイグル文化の中心地であるカシュガル地区とホータン地区の人口の自然増加率は2015年の1.6%から2018年には0.26%と、実に86%も減った。一部のウイグル人地域では、2018年には死亡数が出生数を上回った。2019年には自治区全体の出生率は24%低下し、とりわけ少数民族地域では30~56%も低下した。

このように、中国政府は、事実上の「民族絶滅政策」をしているのです。

退屈な国ニッポンの元凶、大企業が続ける「新卒」至上主義の限界

コロナ禍で学業に支障が出た学生もいれば、大幅な売上減により採用活動をやめる企業もあり、学生たちの就活に大きな影響が出ています。その状況を象徴する「この3月の卒業生に限り新卒扱い」との特例措置が、同時に日本社会のいびつさを浮き彫りにいていると問題提起するのは、メルマガ『8人ばなし』著者の山崎勝義さんです。山崎さんは、名だたる企業が新卒採用のみに価値を置くことによる弊害と限界を数々上げ、コロナ禍を機に見直すべきと提言しています。

二度目のこと

3月も下旬になると卒業式の類も一通り終わり、いよいよ4月からの新生活に向けての準備を始める頃合いであろう。今さら言うまでもないことだが、この1年は何をするにも大変な1年であった。その中にあって、自分の目指す通りに就職や進学ができた人はもちろん、思い通りに行かなかった人も同様に立派である。

そう思いつつもやはり厳然たる事実がある。日本という国は先進国の中では不気味なほどセカンドチャンスというものを認めない国なのである。唯一例外的なのは(つまり社会的に認められているのは)大学入試における浪人(それも一浪)ぐらいであろう。一般人がそれ以外のことで2度目のチャンスを貰える機会はほとんどないように思える。

企業の採用条件一つ取ってみても、新卒と既卒では同じ大学の同じ学部で同じくらいの成績を収めていても雲泥の差がある。一部の企業はコロナ禍の現状を鑑み「今年3月卒業者に限り来年度採用に関しても新卒者と見なす」といった特例措置を発表しているが、そもそもこの物言い自体、既卒者(いわゆる就職浪人等)に対して企業が(というより社会が)如何に排他的であるかを雄弁に物語っているように思うのである。

それは社会に出てからも同じで、企業間のヘッドハンティング等を除けば転職をすればするほど給与や福利厚生などの待遇は悪くなるというのが一般的な認識であろう。これに例えば1年くらいのブランクがあれば再就職は極端に困難になってしまう。

それゆえ基本的には、誰もができるだけ同じ会社に勤め続けようとするし、社会全体もそういう人を「長続きのする人」「辛抱のできる人」として高く評価する。結果として人材の流動性がなくなり、ガチガチに凝り固まった面白くもない退屈な社会が出来上がってしまう。悪循環ならぬ、悪停滞である。

そもそも、大学卒業年齢といえば22、3である。さらに高卒ともなれば18である。たかだかそれくらいの年齢で、自分の将来を全て見通すような職業選択が出来るものであろうか。自分自身や周囲の人たちのことを思い出してみても、余程の人以外はまずもって不可能なのではないだろうか。

人は成長する。だが成長とは必ずしも社会人として落ち着いて行くことを意味しない。成長とは即ち、変化して行くことなのである。だから人によってはただただ散らかって行くだけの変化もある。そういった種々の変化をどれだけ受容できるかが、その国の、その社会の、寛容さの指標となると思う。しかるに日本はどうであろう。この点に関しては、実に「イントレランス」な国である。

少子化が進む一方の日本で、これでいい筈がない。「優秀な働き手を求む。ただし新卒者に限る」こんな理屈が通用する訳がない。

現下のコロナ禍にあって、従来の社会のあり方がいろいろと見直されようとしている。これを機に「新卒は良し、既卒はダメ」といった、見ようによっては薄気味の悪い新しもの好きをやめたらどうだろうか。

新古・中古にもいいものや値打ちものはたくさんある。ただそれが分かるほどの目利きがいないだけのことである。仮にも一企業のHR担当を名乗るからには、それくらい見極められる審美眼を是非とも養ってもらいたいものである。

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なぜ高校の校長は最後の授業で生徒たちに親の手を握らせたのか?

歳を重ねてからならまだしも、若き日にはなかなか意識することのない親のありがたみ。そんな気持ちを喚起させる授業を、毎年の卒業式後に行ってきた先生がいます。親子が手を取り涙を流すというその感動的な最後の授業、一体どのようなものだったのでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、熊本の高校で校長を務めてきた大畑誠也さんご本人が、その内容とともに授業に込めた思いを語っています。

親の手を握ったことがあるか?─感動実話

先週から卒業式が行われていますが、もうすぐ4月という新しい門出の時期を迎えます。

先生に怒られた日や、親とぶつかった日もあったでしょう。それでも友だちと仲良く遊んだ日々や先生や両親に励まされた日々は、その後の人生において大切な宝物として心に刻まれたはずです。

そんな全国の子供たちの新たな門出を祝して、卒業式にまつわる感動実話をご紹介します。

お話しいただいたのは、熊本県の高校で校長先生を務めた大畑誠也さん。教室中の生徒たちが思わず涙した大畑さんの「最後の授業」とは──。


私が考える教育の究極の目的は「親に感謝、親を大切にする」です。高校生の多くはいままで自分一人の力で生きてきたように思っている。親が苦労して育ててくれたことを知らないんです。

これは天草東高時代から継続して行ったことですが、このことを教えるのに一番ふさわしい機会として、私は卒業式の日を選びました。

式の後、3年生と保護者を全員視聴覚室に集めて、私が最後の授業をするんです。そのためにはまず形から整えなくちゃいかんということで、後ろに立っている保護者を生徒の席に座らせ、生徒をその横に正座させる。そして全員に目を瞑らせてからこう話を切り出します。

「いままで、お父さん、お母さんにいろんなことをしてもらったり、心配をかけたりしただろう。それを思い出してみろ。交通事故に遭って入院した者もいれば、親子喧嘩をしたり、こんな飯は食えんとお母さんの弁当に文句を言った者もおる……」

そういう話をしているうちに涙を流す者が出てきます。

「おまえたちを高校へ行かせるために、ご両親は一所懸命働いて、その金ばたくさん使いなさったぞ。そういうことを考えたことがあったか。学校の先生にお世話になりましたと言う前に、まず親に感謝しろ」

そして

「心の底から親に迷惑を掛けた、苦労を掛けたと思う者は、いま、お父さんお母さんが隣におられるから、その手ば握ってみろ」

と言うわけです。すると1人、2人と繋いでいって、最後には全員が手を繋ぐ。

私はそれを確認した上で、こう声を張り上げます。

「その手がねぇ!18年間おまえたちを育ててきた手だ。分かるか。……親の手をね、これまで握ったことがあったか?おまえたちが生まれた頃は、柔らかい手をしておられた。いま、ゴツゴツとした手をしておられるのは、おまえたちを育てるために大変な苦労してこられたからたい。それを忘れるな」

その上でさらに

「18年間振り返って、親に本当にすまんかった、心から感謝すると思う者は、いま一度強く手を握れ」

と言うと、あちこちから嗚咽が聞こえてくる。

私は「よし、目を開けろ。分かったや?私が教えたかったのはここたい。親に感謝、親を大切にする授業、終わり」と言って部屋を出ていく。

振り返ると親と子が抱き合って涙を流しているんです。

「部下が報連相を守らない」と嘆く上司は、まず自分の胸に手を当てろ

ビジネスの世界では常識中の常識と言われる報告・連絡・相談、いわゆる「報連相」ですが、この「報連相」を部下がちっとも守らないと嘆いている上司はいませんか? 無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』著者の佐藤しょ~おんさんは、「報連相」が滞りなく回るようにするためには、まず変わるべきは上司だとして、その理由と解決法を紹介しています。

報連相は誰のため?

ビジネスの世界では報連相、報告、連絡、相談は欠かせないということが定着しているわけですが、報連相が無くて困るのって誰なんですかね?という問いをちゃんと考えた方が良いと思います。

今までの常識では、これは部下の義務で、やらないと部下が困る状態、状況になると、まことしやかに言われていたわけですが、報連相が無くて困るのはこれは圧倒的に上司の方ですよ。

報告と連絡って、コクピットに座っている操縦士から見たら、これは計器を見るのと同じなわけですよ。誰がどこに、どれだけの速度で、どんな武器を持って、どの敵に向かって進んでいるのか?がこれによって分かるわけで、これを把握できるから、的確な指示を出せるわけです。

報告と連絡が無くて、部下が上司の知らないところでドンパチを始めていて、それで劣勢に立たされても相談が来なかったら、部隊は全滅しちゃうかもしれないわけで、もちろんそうなっても上司として責任を取らされるわけです。

そう考えたら、報連相って上司の方が部下に対して、

 ● お願いですから、ちゃんと報連相してください!!

って言うべき事案なんですよ、本来は。それを上司の権限で、命令しているだけなんですね。

で、この報連相が上司の命令によって滞りなく為されているのなら良いのですが、ちゃんと回っていない組織ってこれがグダグダだったりするんです。グダグダというのは、漏れがあったり、タイミングが遅れたり、虚偽があったりということです。