学校運営はデザインだ。教育現場をITでオーダーメイドする

欧米では小学生にタブレットを与え、リモートITで授業に参加させるケースもあります。日本でも「積極的な選択肢を学校教育に取り入れる」と学校理事が宣言し、通信制のN高等学校が設立されたりもしましたが、通信制はまだまだ少数派です。メルマガ『j-fashion journal』の著者でファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんは、学校こそITの多用でオーダーメイド化でき、幸せな未来を自ら掴む生徒に成長させられるのでは、と指摘。現代における理想の学校像を語っています。

スモールビジネス・デザインスクール

1. 大量教育からオーダーメイド教育へ

今の小中学校はチェーンストアに似ている。規格化された学校が全国津々浦々に大量に作られた。教師も大量生産された。指導要領というマニュアルも作られた。この手法は産業革命に対応したものだった。そして、高等教育や職業教育にも同様の手法が使われている。

その結果、規格化された人材が大量に育成された。ある時代においてはその手法は正解だったと思うし、一定の成果を上げたのも確かである。しかし、時代は変わった。ICT革命の波は産業構造を変革している。同様に、教育のインフラも変化している。規格化された教室、黒板、教科書ではなく、一人一人にタブレットを配布し、個々の進捗に対応できるようになった。インターネットによる授業なら、一流の教師の授業を何万人もの学生が同時に受けることも可能である。
大量生産からオーダーメイドへ。その流れは教育にも及ぼうとしているのだ。

2. ネット活用で学校運営をデザイン

私は20歳代から専門学校で非常勤講師を始めた。しかし、常に不満を持っていた。あまりにも講師料が安いのだ。とても生活できるレベルではない。正社員の教職員の給料は保証されているが、ある意味では派遣社員である非常勤講師は賃金が低く抑えられている。そこには、同一労働同一賃金の原則はない。

学生のために授業をしていても、常に搾取されているという思いは消えなかった。人に使われるのではなく、自分で学校を経営したい。いつしか、そんな妄想をするようになった。しかし、学校を作るのは難しい。学校法人ではなく私塾のようなものだったとしても、教室が必要である。会議室を借りるだけでも安くない。そして、学生や受講生を集めるには、広告宣伝が必要だ。

これらをネット活用で何とかできないのか。しかし、ネット会議システム、Eラーニングシステムも安くはない。そんなことを考えているうちに、ZOOMというネット会議システムに出会った。最低のコースは無料だが、かなりのことができる。その実証実験も兼ねて、ZOOMを使って、友人とネット会議を始めた。

3. 幸せのための小さなビジネスをデザインする

教育の目標は何だろう。これまでの教育では、役所や大企業の中で活躍できる人材を育成することだったと思う。競争を勝ち抜いた人は、中央官庁や大企業に就職できる。それが最高のゴールである。そして、日本のために働く。

そこに、個人の幸せという概念はなかったのではないか。中央官庁や大企業に就職しても、ストレスを抱え、ノイローゼになる人もいる。そういう人達は幸せとはいえない。

私は「個人の幸せ」を第一に考える学校を作りたいと思う。そのためには、競争に参加しないという選択もあるだろう。友人との出会い、異性との出会いも重要だ。単に知識を詰め込んでも幸せにはならない。

自分で考え、自分で行動する。他人に依存せずに、自分の人生は自分で切り開く。そんな人材を育てたい。そして、好きなことを仕事にして、社会に貢献し、社会と共生しながら、安定した生活を過ごす。誰にも強制されず、自由に生きていく。そんなイメージだ。

そういう人生を送るためには、大企業への就職ではなく小さなビジネスを起業した方が良いのではないか。そんな仮説を基に、起業の方法、人生の目標設定の方法、人生に必要な知識や考え方を得られる学校である。

肺がん裏話。なぜ「高級住宅地の病院は小細胞肺がんの患者が少ない」のか?

日本人の死亡原因の第1位であるがん。その中でも最も多い死因が肺がんです。年間でおよそ7万人もの人が肺がんで亡くなっているといいます。肺がん全体の20%を占めるといわれる小細胞肺がんというものがありますが、実は高級住宅地の真ん中にある病院では極端に患者数が少ないといいます。一体なぜなのでしょうか?医師でメルマガ『ドクター畑地の診察室』の著者でもある畑地 治さんが、その興味深い理由について教えてくれています。

「ウサギとカメ」に例えられる2つの肺がん

朝夕めっきり寒くなってきました。今回は以前少しだけお話ししたウサギのがんとカメのがんを覚えていますか?その「ウサギのがん=小細胞肺がん」と「カメのがん=非小細胞肺がん」についてお話ししていきたいと思います。

今でこそ精密医療の必要性が言われ、肺がんのドライバー遺伝子を解析して治療方針を決定する時代になりましたが、15年以上前は肺がんの治療は2通りしかありませんでした。小細胞肺がんに対する治療と、そうでない非小細胞肺がんに対する治療の2通りです。この2つのがんは大きく治療方法が異なります。今回は小細胞肺がんについてお話しします。

小細胞肺がんと喫煙率の密接な関係

一般的に小細胞肺がんは肺がん全体の20%を占めると言われていますが、病院の立地条件によってかなり異なります。何故なら小細胞肺がんは、タバコを吸わない人にはほとんど発症しないがんだからです。一言で言ってしまうと、喫煙率は生活状況と密接にリンクしています。例えば、高級住宅地などの真ん中にある病院には小細胞肺がんの患者は少なく、喫煙率の高い地域の真ん中にある病院には非常に多い印象を受けます。都会などでは、その病院の立地条件によって、同じ都市内でもかなり小細胞肺がんの患者数が変わってきます。このことは成書には記載されていませんが、肺がんを診療している多くの医師が気づいていることなのです。

また呼吸器内科では、小細胞肺がん患者の占める割合は若干多くなるかもしれません。何故なら、小細胞肺がんは進行が早く、発見された際には全身に転移していることが多いため、一部の例外を除いては手術で治療することは少ないからです。そのため呼吸器外科で治療することはほとんどなく、呼吸器内科に患者さんが集中するからです。

(中略)

今からでも遅くない。タバコをやめればリスクは下がる

今から30年以上前の私が医学生の頃には、このがんの5年生存率は“ほぼ0%”と学習しました。今は随分と医学が進歩し、私の患者さんでも完全に治癒した方は少なからずいます。しかし非小細胞肺がんの治療と比べると、まだまだ発展途上で今後の治療進歩が期待されます。

冒頭でも述べたように、このがんは非喫煙者にはほとんど起こりません。小細胞肺がんと非小細胞肺がんのうちの扁平上皮がんは、特に喫煙との因果関係が強いと言われています。タバコをやめて7年経過すると、肺がんの発症率が著しく低下します。いつからでも遅くありません。禁煙しましょう。

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腸内細菌に有用なのは「加熱した野菜」だけ。そこから考える人類が調理を始めた意味

皆さん、野菜食べていますか?体のため、健康のため、美しさを保つため、色々な意味があると思いますが、野菜はどのような状態で食べるのが良いのでしょうか。生で食べたい人、温野菜で食べたい人、様々な人がいますが、先日興味深い研究結果が発表されたんです。『In Deep メルマガ』の著者である岡靖洋さんがその最新研究内容をご紹介。衝撃的な事実を明らかにしてくれました。

人類史になぜ「調理」が登場したのか?

9月30日の科学誌ネイチャーで、アメリカのハーバード大学の研究者たちの7年間にわたる研究結果が発表されていまして、それをご紹介したいと思います

その内容とは、生の食材と調理(加熱)された食材のそれぞれの腸内細菌環境に対する影響を調べた初めてとなる研究で、その結果、「加熱された野菜だけが、腸内細菌に良い影響を与える」ということが初めて突き止められたというものだったのです。

それどころか、生は、特に「生の野菜」には、「腸内細菌にダメージを与える抗菌化合物が含まれている」ことも判明したのです。

腸内細菌に関心のある方々には、なかなか興味深い内容だと思われ、最初は、ブログの記事にしようかとも思ったのですが、いろいろな食事法や食事療法の中には、「生の野菜を中心に食べる」というものもあることを知っていまして、そういうことを実践されている方々に悪いような気もしまして、こちらでご紹介させていただきます。

まずは、そのネイチャーの論文を記事にした、アメリカの科学メディアの記事を翻訳させていただきます。なお、この研究結果が重要なのは、その腸内細菌への影響がわかったということもありますが、「人類史に調理という文明が生まれた理由」にも結びつくことでもあるからです。

人間が過熱して食べ物を食べ始めて以来、腸内細菌は、どんどんと良い影響を受けて「変化」そして「進化」していったと考えられます。

腸内細菌環境が進化していけば、人間のほうも進化していくことになるはずで、つまり、「調理の登場」というのは、腸内細菌自身の進化と共に、「人類の肉体の進化と関係している」ことがわかるのです。

ここからです。

腸内細菌にとって生野菜は良くない影響を与える

(9月30日のサイエンスデイリーより)
Cooking food alters the microbiome(https://bit.ly/2o2IIsa)

「生の食材と加熱された食材は、それぞれ腸内微生物への影響が明確に違う」

米カリフォルニア大学サンフランシスコ校とハーバード大学の科学者たちは、食物は、加熱調理することで、マウスにおいても、ヒトにおいても、その腸内微生物叢が根本的に変わることを初めて示した。(中略)

この研究で研究者たちは、以下のそれぞれの食物をマウスのグループに与えることにより、マウスの腸内微生物環境に影響が出るかどうかが調べられた。

・生の肉
・加熱調理済みの肉
・生のサツマイモ
・加熱調理済みのサツマイモ

調理により、栄養素や生物活性化合物が変化することがわかっているため、加熱が腸内微生物に影響を与えるかどうかを調べることになったのだ。

まずわかったことは、

・生肉
・加熱調理した肉

は、共に、マウスの腸内微生物に識別可能な影響を与えなかった。対照的に、

・生のサツマイモ
・加熱調理されたサツマイモ

は、マウスの微生物叢の組成、ならびに微生物の遺伝子活性のパターンおよびそれらが生産する生物学的に重要な代謝産物を著しく変化させた。(後略)

 

いろいろと書いてありますが、要点は、以下の3点だと思います。

・肉は生でも加熱しても、腸内細菌に良いも悪いも影響を与えない
・野菜は「加熱した」場合、腸内細菌環境に良い変化を与える
・野菜が「生」の場合、腸内微生物がダメージを受ける

すべての野菜ではないでしょうけれど、野菜というものは、生の状態だと、「強力な抗菌化合物」が含まれていて、それが腸内細菌を攻撃することになってしまうようです。

もちろん、野菜には生でなければとれない栄養素を含むものが多いことも事実で、なかなか難しい問題かもしれないですが、ただ、ここまで結果が明らかであるとするなら、少なくとも、「生野菜ばかり食べているのは良くない」ということは言えなくもないのかなと思います。

また、論文には、加熱した野菜は、腸内でより多くのカロリーを吸収するようになる、とあり、これは、要するに腸内細菌がより多くのカロリーを摂取していくれるという意味だと思われ、つまり、「生の野菜より、加熱した野菜を食べるほうがダイエットには良い」というようなことにもつながりそうです――。

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韓国の絶望。トランプの年明け北朝鮮攻撃で瀕する国家滅亡の危機

先日掲載の「沈没寸前の韓国と北。国際交渉人が憂う朝鮮半島の終わりの始まり」で、文在寅大統領と金正恩委員が直面する「恐ろしいシナリオ」の内容を克明に記した、元国連紛争調停官で国際交渉人、さらに地政学リスクアドバイザーの顔を持つ島田久仁彦さん。島田さんは今回、自身のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』で、ホワイトハウスやペンダゴンの情報筋から得た情報をもとに、「米国による北朝鮮への年明け早々の攻撃」の可能性を示唆するとともに、韓国が自ら招いた「国家存亡の危機」についても詳述しています。

瀬戸際の朝鮮半島情勢~北朝鮮が国際社会に向けて示す“クリスマスプレゼント”と2020年の行方

今週、中国・成都で第8回日中韓首脳会議が開催されました。リーマンショックに一致団結して対応するために2008年に始まった取り組みですが、その後、日中間のいざこざ(例:尖閣諸島問題や靖国神社参拝問題など)の影響や、日韓関係の悪化(例:従軍慰安婦問題、徴用工問題など)の影響を受けて、20年で8回のみの開催になっています。

米中貿易戦争の激化や先の読めない国際情勢、そして北朝鮮問題・朝鮮半島情勢が緊張を高める中、3か国首脳はより密接な協調の必要性を確認し、来年はすでに韓国での開催を決めています。

実質的な中身があるか否かは別として、半ば運命共同体ともいえる日中韓の首脳が定期的に集うのは、仮にセレモニー的な性格であったとしても望ましいと考えます。

日中韓の3か国間では、諸々、非常に込み入った問題が山積しており、必ずしも友好的な雰囲気が満ち溢れているとは言えない中、3か国の首脳が一堂に会し、そして成都での首脳会談に先立って北京では、中国の最高権力者に上り詰めた習近平国家主席と日韓首脳が会談しました。

それを可能にしたのは、とても皮肉なことに、緊張が続く北朝鮮をめぐる朝鮮半島情勢です。ここには、もちろんプレイヤーとしてトランプ大統領のアメリカが存在しますが、予測不可能なアメリカの出方と、“クリスマスプレゼント”に例えられた北朝鮮からの反応の予測は、この3か国を久々に集わせるきっかけとなりました。

今年に入ってから、米朝間の実務者協議が実質的に頓挫し、何一つ目立った成果が得られないことに業を煮やした北朝鮮は、一方的に米国に対して、【年末までにアメリカとしてどうするのか回答せよ!】との要求を突きつけています。ただ、既知のように、北朝鮮からの要求は荒唐無稽な内容であり、とても来年大統領選挙を控え、国内では弾劾に面しているトランプ政権が受け入れられる内容でないことは明らかです。

これまで、トランプ大統領のred lineを見極めるべく、国連安保理決議にギリギリ違反とならないだろう短距離弾道ミサイルや潜水艦からの弾道ミサイルの発射実験を繰り返して挑発を繰り返していますが、トランプ大統領は、【自分と金正恩氏との間には信頼関係があるので、北朝鮮はばかげたことはしないだろう】と表面的には意に介さないフリをしています。

しかし、実際には、ホワイトハウスやペンダゴンの情報筋によると、大統領は堪忍袋の緒が切れる寸前の心理状態になっており、もし、“クリスマスプレゼント”の内容がICBM(長距離弾道ミサイル)に関係するような実験や発射である場合、金正恩氏と北朝鮮を見限り、ずっとアメリカが思いとどまってきた北朝鮮への攻撃が年明け早々実施される可能性が高くなります。

余談ですが、ブッシュ(子)政権時にもそうであったように、支持率が落ち込んだり、何かしら不都合があったりする場合、率の起爆剤となるのは、悲しいことに大義名分を作りあげてでも実施される攻撃です。

なぜ最強囲碁棋士のイ・セドルは引退したのか?「AIには勝てない」発言の真意

藤井聡太七段の活躍などもあり、空前のブームが起きているように見える将棋界。しかし、AI棋士の出現により引退する棋士もおり、将棋界は不安定な状況を迎えているようです。「ホンマでっか!?TV」でおなじみの生物学者・池田先生は自身のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』の中で、さまざまな競技存続や人気度の明暗を分ける資本や政治の存在を示唆しています。

AIが圧勝?囲碁、将棋、スポーツ、オリンピック

世界最強の囲碁棋士の一人韓国のイ・セドルが、「努力してもAIには勝てない」という理由で引退したという話を聞いて、ちょっとびっくりしている。チェス、将棋、囲碁といったゲームは今やAIの方が断然強く、プロの棋士もほぼ勝てなくなってきている。囲碁は盤面が広く複雑で、AIがトッププロに勝つのは容易でないと言われていたが、「ディープラーニング(ヒトの脳の神経回路をまねた多層のニューラルネットワークによる深層学習)」を組み込んだアルゴリズムにより、あっという間に人間の技量をはるかに超えてしまった。

ルールが厳密に決まっていて、有限回のやり取りで勝負が決するゲームでは、計算速度が速いAIに勝てなくなるのは当たり前で、AIに勝てないからやめるというのは、不思議な感性だと思うしかない。陸上競技のトップアスリートは「どんなに努力しても、自動車より速く走れないので陸上競技はやめる」とは決して言わないだろうと思う。技量を競うという点では同じゲームなのに、囲碁、将棋とスポーツでは何が違うのだろう。

一番の違いは、スポーツはゲームの途中でも、現在どちらがリードしているか素人にもはっきり分かるが、囲碁や将棋は勝負の途中を見ただけでは、素人はもちろんのこと、プロでもどちらが勝っているかさっぱりわからない局面があることだ。自動車と人間が競走をすれば、だれが見たって自動車の方が早いのは一目瞭然なので、自動車と速さを競おうなどと考える人はいない。

しかし、プロの囲碁棋士とAIが勝負をしている途中を見ても、どちらがリードしているか容易にはわからない。囲碁や将棋ではAIのすごさは目に見えないので、超一流の棋士の中にも、AIがなぜ強いのか腑に落ちない人がいるのかもしれない。それで、イ・セドルのようにAIも含めて世界一になる望みがなくなったので、続ける気が失せるという人が現れるのだろうが、凡人には理解できない感性である――。

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血液クレンジング「100%安全との症例少ない」在米日本人医学博士

話題の血液クレンジング。老化や冷え性の防止、癌予防に効くなどの情報がある一方で、それらを否定する意見があるのも事実。試したい気持ちはあるものの、どうなんだろうと迷っているも多いのではないでしょうか。そこで、メルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』の著者で米国在住の医学博士・しんコロさんが、血液クレンジングの人気の理由について解説。また、血液クレンジングを例に一歩踏み込み、医学や科学の情報がどのように患者に伝わっているのかについても明かしてくれました。

話題になった「血液クレンジング」って本当に効果があるの?

Q1. こんにちは、最近血液クレンジングという言葉をよく聞きます。冷え性にいい、とかいろいろ。果たしてどうなんでしょうか。また、どうやってするんでしょうか。全然分かりません。

しんコロさんの回答

いわゆる「血液クレンジング」とは、血液を取り出してオゾンを混ぜ、また体内に戻すという代替療法です。結論から言うと、オゾンは医療分野で使用されてきた歴史がある一方で、この代替療法はまだエビデンスが少なく安全で効果があるとの認識には至っていません。中には心疾患などの重篤な副作用を引き起こした例もあります。

この代替療法は有名ブロガーや芸能人の血液クレンジングの体験談が拡散の火種となったようで、ネット上で炎上しました。こういった微妙な療法は一般の方々には判断が難しいのは理解できます。そもそも病院が宣伝しているのですから「医者が大丈夫と言うなら大丈夫なはずだ」と思ってしまうのも無理はありません。

歴史的に、どんな療法やサプリメントもエビデンスが少なければ少ないほど「次世代の療法」「万能薬」等と誇張されてマーケティングされる傾向があります。一般の方々には、それがエビデンスがあるのか無いのかも判断ができないので、医者が勧めたら信じてしまうのも無理はありません。

「一部の有名人や医師が正しい知識を伝えていないのが悪い」という意見が一般的だと思いますが、そういう環境ができやすいのは「データやエビデンスの監視機構」が働かないという理由もあると僕は思います。

つまり、正しい知識が拡散しにくいのは、ほとんどの科学データが一般には公開されず、一部の学術機関しかアクセスが無いからです。PLOS 等の一部のジャーナルはデータを無料で一般公開していますが、基本的に科学の知識はオープンソース(誰でもアクセスできること)ではないので、一般への伝達が行われず、上記の監視機構が動かないのです。

それだけでなく、データが閉鎖されていることでイノベーションも遅れるのだと僕は考えています。コンピューターサイエンスでも、オープンソースのプログラムは皆が改良して広く使われるようになりますが、企業内だけでしか扱わないプログラムはいつまでたってもバグだらけなのと似ています。

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婚活のプロが教えます! 女性にドン引きされないデート前のLINEトーク術

連絡ツールとしてもはや当たり前の存在となったLINE。しかし、便利ではあるものの、便利すぎるがゆえの苦労や悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか?そこで今回は、恋のコンサルタントでメルマガ『結婚につながる恋のコンサルタント山本早織があなたの恋のお悩み解決し、最高の結婚生活の作り方も教えます』の著者である山本早織さんが恋愛の場面におけるLINEのお悩みについて答えてくれています。

結婚に繋がる恋のコンサルタント山本早織です。何だか最近寒い日が続いていて冬を感じています。12月、とんでもない忙しさで過ごしている方も多いのではないでしょうか。そんな中でも婚活をがんばられている皆さんにいち早く幸せが訪れるよう、来年も縁結びの神様である「九頭竜神社」へお参りに行こうと思っています。

さて、今回はLINEを続けたい男性のお悩みです。

男性からの「LINE」に関するお悩み

こんにちは、

ちょっとお聞きしたいのです。

 

今、結婚相談所で出会った方と仮交際をしています。

これから初デートなのですが、

お見合いの時に「会社の健康診断へ行く」

という話をしていたので、

初デートの前日にLINEでのやりとりで

「健康診断はいかがでしたか?」

と聞いたところ、

相手から「覚えててくれてうれしいです!」というメッセージが来ました。

 

このようなLINEに何と答えるのが正解でしょうか?

ご質問ありがとうございます。LINEの返事に悩む男性は実は結構多いのですが、たいていの場合、「LINEが来なくなった」という時にアドバイスを求める方が多いです。

しかし、LINEが来なくなった時には、もう大きな対策はできず、基本的に来ないということがないようにその前の関係性構築に注意を払うべきですし、このように事前対応としてアドバイスを求めてくる方は少ないのですが、とても大切なことで、ご縁を繋ぐには大きなポイントになります。

LINEやメールでのやりとりのポイントは「好意のタネを巻く」ということです。

例えば、今回の質問への答えだとしたら、

「もちろん覚えていますよ(笑顔のスタンプ)」

↑当然のこと。あなたを気にかけてるからというタネが含まれている

 

「結果はどうだったかな?と心配してたので…」

↑心配をするというのは女性に対して「女性」として扱っている

というタネを含ませられます。

 

心配や大丈夫?は女性が女性になれる魔法の言葉。ただ、過度に心配したりするのはあまりお勧めせず、わざとらしくうつる場合も――。

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苦し紛れの「解散総選挙」に逃げ込む安倍首相、国民総脱力のXデーはいつか?

SNSで「逃げずに国会に出ろ!」と拡散されたものの、なかなか安倍晋三首相が現れず閉会を迎えた臨時国会。メルマガ『きっこのメルマガ』著者で人気ブロガーのきっこさんは、安倍首相の特徴ともいえる「国会閉会、人気の集まるスローガン、解散総選挙」のパターンを挙げながらも「前時代的価値観にとらわれた自民党政権のせい」で、そのスローガンが未達成のままである点を、明快に斬っています。

「嵐」のコンサートで現実逃避。逃げ回る安倍首相

安倍晋三首相にとって、今回の臨時国会はとても厳しい国会だったと思う。自分が任命した大臣が2人続けて公選法違反で辞任に追いやられた上に、自分の子分である萩生田光一文科相の「身の丈」発言からの教育改革問題など、これだけでも頭が痛いのに、そこに「桜を見る会」の問題だ。これは安倍首相自身の疑惑なので、自分が国会で答弁しなくてはならない。でも、完全に「黒」なのだから、国会に出て矢面に立てば苦しい言い訳に終始することになる。

そこで安倍首相が取ったのは、とにかく出来る限り国会に出ずに逃げまくるという、見ているこちらが恥ずかしくなるような小学生のような作戦だった。ツイッターでは「安倍晋三、逃げずに国会に出ろ!」というワードがトレンド入りし、野党議員たちも安倍首相の責任放棄を厳しく批判した。あたしが特に呆れたのは、国会は連日欠席していたのに、その間に平然とアイドルグループ「嵐」のコンサートを見に行き、「嵐」のメンバーとの写真を自身のフェイスブックで公開したことだった。

そして、あれほど「憲法改正!」「憲法改正!」と連呼していたくせに、今国会で絶対に可決成立させようと目論んでいた憲法改正のための第一歩である「国民投票法改正案」を先送りしてまで、会期延長をせずに閉会したのだ。安倍首相は、ことあるごとに「憲法改正は自民党立党時からの党是(とうぜ)だ」と繰り返して来たのに、党是、つまり自民党の最も重要な基本方針を後退させてまで保身を優先したわけだ。そこまでしても「桜を見る会」の追及から逃れたかったのだから、12月9日に国会が閉会した瞬間、安倍首相は「逃げ切った!」と思って、心の中でガッツポーズをしたことだろう。ちなみに、閉会から3日後の12月12日の文化放送『くにまるジャパン極』で、木曜コメンテーターの伊藤惇夫さんは、次のように述べていた。

伊藤惇夫さん「12月9日に臨時国会が閉会しましたが、国会が終わった直後、安倍さんはだいぶはしゃいでいたようで、いろいろと関係者を招いてワインを飲んだんです。安倍さんのはしゃぎぶりは、逆にそれだけ国会が辛かったのかなと、国会が終わってそれだけホッとしているっていうのは、それだけけっこうキツかったのかなって感じですね」

安倍首相は9日の閉会後の記者会見で、「桜を見る会」について自分からは一切触れず、憲法改正のことばかり連呼した。最近の世論調査で改正議論を行うべきとの回答が多数を占めていると前置きした上で、「国民的関心は高まりつつある。国会議員として国民的意識の高まりを無視することはできない」と述べ、「憲法改正は決してたやすい道ではないが、必ずや私の手で成し遂げたい」などと言った。

おいおいおいおいおーーーーい!!それなら、この会見の前々日と前日の全国世論調査で「桜を見る会」に関する「安倍首相の説明を納得できるか?」との質問に、「納得できる」が14%「納得できない」が72%なんだから、国会議員としてというより「問題の当事者」として、国会を延長して、ちゃんと国民が納得するまで説明しろよ!つーか、憲法改正にしたってホントに「必ずや私の手で成し遂げてたい」と思ってるなら、国会を延長して「国民投票法改正案」をお得意の強行採決で成立させりゃ良かっただろが!…なんてことも言ってみつつ、もっと重要だったのは、この会見で安倍首相が「解散総選挙」を口にしたことだった。

記者から「解散総選挙」の可能性を問われた安倍首相は――。

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日本人が今すぐ「英会話」をあきらめるべきワケ。アメリカ在住20年の結論

この秋、初の著書『武器は走りながら拾え!』を刊行したNY在住20年、米国の邦字紙『NEW YORK ビズ!』CEOの高橋克明さん。各地で講演やトークショーを行い、日本人にとって相変わらず「英語は高い壁」と感じたそうです。そんな高橋さんは、自身のメルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』で、「映画を観てもわかるのは10%」とカミングアウト。英語力に限界を感じてからのほうが意思疎通がスムーズになったと、ニューヨークでの成功の秘訣とも言える逆転の発想を伝えています。

日本人の英語力には「限界」がある

日本各地で生意気にも講演会やトークショーといった類(たぐい)のお仕事をこの秋にやらせて頂き、気が付いたことがあります。当たり前のことかもしれませんが、各地、場所は違えど、参加者からの質問内容が酷似しているということ。講演会のテーマが、基本似ているので当然といえば、当然ですが。

もともと書籍の出版イベントのトークショー。その書籍自体の売りが「大学中退、英語力ゼロ、海外旅行経験ゼロ、憧れと衝動だけでNYに新聞社を作った男の行動メソッド」なので、当然、質問は「英語、話せなくて苦労しませんでしたか?」に集中します。

英語関連の質問をされるたびに、令和になった2019年の今でも、まだ、そうなのか、と少しだけ思ってしまいます。日本人にとってみれば、確かに英語はいつまで経っても「高い壁」なんだな、と。文法から発音、すべてが違う言語なので、そりゃあ、確かに、難攻不落の敵に違いない。

結論から言うと、英語に関して、僕は苦労しかしなかったし、これからも苦労します。

「ちなみに、20年アメリカに住んでいますが、いまだに苦手ですよ。映画観ても30%しかわかりません」と答え続けていましたが、実はそれもカッコつけています。ここだけで正直なことをカミングアウトすると「10%」です。ハリウッド映画なんて、こっちで生まれていない限り、すべてを字幕スーパーなしで理解するなんて不可能。ジャンルにもよりますが、世間一般でいうところの英語ペラペラのうちの奥さんですら、理解度は「50%くらい」と言います。

たとえば、仕事がら、当然のように5、6人のアメリカ人の中に僕だけ日本人というミーティングの状況になったりすることもあったりします。はっきり言って、お手上げです。彼らが会話のすべてをワードに打ってくれて、紙片でそれを読んでいいのならば、まだ理解できるかもしれない。それでも40%理解できたらいい方だけど。会話(音声)だけなら、せいぜい20%。いや10%かもしれない。「何についてのディベートか」がギリギリわかる程度。

で、連中は当然のようにジョークを挟んできます。僕以外のみんなが爆笑する。でも、ついていけていないとバレると面倒なので、いちおうは唇の右端だけを持ち上げる。そんな時の自己嫌悪も20年もすれば慣れます(笑)。それに、たとえ、理解できたところで、そう面白くないのは間違いないし。松本人志の10分の1の笑いのセンスもないことは明白だし。ここで肝心なのは――。

★『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』を2019年12月中にお試し購読スタートすると、この続きを含む、12月分の全コンテンツを無料(0円)でお読みいただけます。

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成長は右肩上がり。少子高齢化でも熱い日本の「コンタクト」市場

視力が低い人にとってなくてはならないものといえばコンタクトレンズ。一昔前までだと、コンタクトレンズは特別なものというイメージでしたが、もはや誰にとっても当たり前の必須アイテムといえます。ハードレンズにソフトレンズ、2週間使用に1日使い捨て、そしてカラコン…でも思い出してみてください。その移り変わり、とても早いと思いませんか?そんなコンタクトレンズ市場をライターの本郷香奈さんが徹底取材。様々な市場の今を知ることができます。

成長スピードが凄い。日本のコンタクトレンズ市場

少子高齢化の影響で国内でモノやサービスが売れなくなっている昨今、日本のコンタクトレンズ市場が熱い。世界の中で日本はアメリカに次ぐ第2の大市場であり、国内勢と海外勢が入り乱れて大競争を展開している。国内市場シェアが大きいのは米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)であり、日本勢の代表はメニコンだ。このほかシード、ボシュロムなどの国内外メーカーがしのぎを削る。

コンタクトレンズは第二次世界大戦前後に現在の原型が欧米で開発され、日本では戦後に大きく普及した。ハードコンタクトレンズに続いてソフトコンタクトレンズレンズが開発され、1980年代に以降は使い捨て(ディスポーザブル)レンズが登場した。日本でのコンタクトレンズ消費は、2000年代前半に、一時踊り場を迎えた時期もあったが、おおむね右肩上がりの成長によって市場規模は拡大。これに伴ってメーカーによる競争も激化している。

市場調査会社GfKジャパンの調べによると、2018年のコンタクトレンズ小売市場の販売金額は前年比5%増の3130億円。販売金額の約7割を占める1日使い捨てレンズが前年比6%増と増えたほか、インターネット販売の伸びが市場の成長に寄与している。さらに大手メーカーの価格改定により、販売価格が上昇傾向になったほか、高単価の商品投入によって、コンタクトレンズ一箱あたりの税抜き平均価格が3050円と前年から上昇したという。

2019年も新製品の投入が相次いでいる。J&Jは、目に入る光の量を自動で調節するコンタクトレンズ「アキュビュー オアシス トランジションズ スマート調光」を12月12日に全国の一部店舗で発売開始した。

J&J 調光レンズ 製品

開発期間10年をかけたこの新製品は、光に反応する調光剤をコンタクトレンズに組み込むことに成功し、目に入る光量を自動調整することを可能にした。光が少ないとレンズの色が薄くなり、光が多いレンズが濃くなるため、室内でも屋外の双方で利用可能。装着にあたって視界に影響はなく、日本人の茶色や黒色の瞳の場合、レンズの色が変化しても外見上の違いはほとんどない。このため、周囲に気付かれなく光のコントロールができるのが特徴だ。技術的には世界初の試みだという。