元記者が怒りの告発。朝日新聞に「誤報」が掲載されてしまった訳

「事実」をありのままに報じるべき新聞が、自社にとって「都合の悪い事実」を歪めて報じているとしたら、私たちは一体何を信じれば良いのでしょうか。今回の無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』では、元・朝日新聞の記者、長谷川熙(ひろし)氏の著書『崩壊 朝日新聞』を引きながら、朝日新聞の「真実」と「事実」に迫ります。

朝日の「真実」、ブンヤの「事実」~長谷川熙『崩壊 朝日新聞』より

本誌にも登場いただいた朝日新聞OBで『ブンヤ暮らし三十六年 回想の朝日新聞』の著者・永栄潔氏が、最近の対談本『こんな朝日新聞に誰がした?』で、面白い発言をしている。

朝日新聞綱領に「真実を公正敏速に報道し、評論は進歩的精神を持してその中正を期す」とは言っても、「事実という語は一切ないとして、こう指摘する。

日本には、社会や歴史の「真実」を読者に伝えようとするいわゆるジャーナリストと、「事実」をできるだけ正確に伝えたいと願っているブンヤと、二種類の記者がいる。思うに、…朝日には前者型が多い。
(『こんな朝日新聞に誰がした?』長谷川熙、永栄潔・著/ワック)

対談の相手は、同じく朝日OBの長谷川熙で、その発言に、朝日にもこんな硬骨漢のブンヤがいたのか、と驚かされた。

取材時間が限られた新聞記事では、事実の誤りはどうしても避けられず、長谷川氏はその都度、訂正を出してきたが、それが出来なかったケースが二つあるという。一つはある事実の年月日が取材相手の記憶違いで間違っていたこと、もう一つは長谷川氏自身の確認不足で、自殺したある県庁役人のその時点の肩書きが違っていたこと。

前者は過ちが分かったのが記事掲載からだいぶ経っていたこと、後者は、副編集長からその程度の違いなら、と訂正が見送られたのだが、長谷川氏は今にいたるも、その間違いについて苦しい思いが消えないという。

「虚報を裏付けも取らずに紙面に載せ続け」

これほどの職人気質のブンヤ長谷川氏にとって、平成26(2014)年8月5日の朝日新聞朝刊の「従軍慰安婦記事取消しは、どうにも許せない事だったようだ。こう断言する。

内外に深刻な影響を及ぼしてきたその虚報を、そもそも裏付けも取らずに紙面に載せ続け、その報道に各方面から疑問が高まってからも長く放置してきたことに一言の詫びもなく、問題は、長年にわたり報じてきた官憲の強制連行ではなく、慰安婦が存在したというそのことであると話をすり替え、開き直っていたのである。

 

この威張り返った、そして物事をごまかす態度に愕然(がくぜん)とた。…この8月5日をもって最終的に新聞の実質は終わった、崩壊した、と感じた。
(『崩壊 朝日新聞』長谷川熙・著/ワック)

しかし「大地震が発生するのも、それを引き起こす歪(ひず)みが地殻に蓄積しているから」で、その「長年の歪み」を解明するために丹念に事実を追ったのが著書『崩壊 朝日新聞』である。氏はそこから朝日の本質をあぶり出していく。

若者の「冠婚葬祭離れ」が顕著に? 衝撃のアンケート結果

結婚式や葬儀をはじめとする「冠婚葬祭」。服装、のし袋や所作など気を付けるべきマナーがたくさんありますが、最近の若者は「冠婚葬祭」についてどのような意識を持っているのでしょうか?

そこで今回、2017年2月1日~2月3日までの期間において、20代~40代の男女500名(男性250名/女性250名)を対象に「冠婚葬祭」についてアンケート調査を実施。このたび、そのアンケート結果が発表されました。

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まずはじめに、「冠婚葬祭」の言葉の意味を知っているか聞いてみたところ、なんと19%もの人が言葉自体を知らない、もしくは意味を知らないと回答しました。日本人にとって常識とも言える「冠婚葬祭」が、若者の間では深刻な“冠婚葬祭離れ”が進んでしまっている現状が明らかとなりました。

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この“冠婚葬祭離れ”と同様に、最近では人生の門出を祝う結婚式においても“結婚式ばなれ”が進んでいると言われています。そこで、結婚式を行いたいか聞いてみたところ、50.2%と半数もの人が、結婚式を「行いたくない」と回答。式の準備などが大変そうであまり気が進まないという気持ちがあるかもしれませんが、中には「絶対に行いたくない」という人が12.4%いたことも驚きです。

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世間一般的には親しい友人の結婚式には参列するのが“常識”というイメージが強いですが、今回の調査で「友人の結婚式への参列」について聞いてみると、なんと4割近くの人が「どちらかというとしぶしぶ参加する」「しぶしぶ参加する」「参加しない」と回答する驚きの結果に。

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一方、お葬式に関してはどうでしょうか。どの方のお葬式に参列しなければならないと考えているのか尋ねてみたところ、「父・母」や「兄弟姉妹」に関しては参加しなくてはならないと考えている人が多い一方で、「恩師」「会社関係」「友人」といった血のつながりのない人や、血縁者でも「叔父叔母」など比較的縁の薄い人のお葬式に関しては参列する意識が低いことが分かりました。

次に、「冠婚葬祭」のマナーを理解していない人に対してどう感じるか質問したところ、7割以上の人が、「仕事ができなそう」「モテなそう」と回答。“冠婚葬祭離れ”が進むアンケート結果に反して、マナーを理解していない人に対しては冷ややかに捉えているようです。マナーを理解していないことについて良くないイメージを抱きつつも、事前の準備が甘く失敗した経験があるという人が3割近くいることも明らかになりました。「用意しなければならないものを把握していなかった」「服装を間違えてしまった」といった失敗例が最も多く、日頃から服装など備えておいたり、マナーについて再認識しておく必要性が感じられる結果となりました。

今回のアンケートでは若者たちの「冠婚葬祭」への意識の希薄化が浮き彫りとなりましたが、そんななか、異例の再生回数を記録しているのが、「冠婚葬祭」の大切さや電報のの便利さや様々な活用シーンを伝えるべく公開されたスペシャルムービー「でんぽう姫とおとぎ話」。

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この動画の歌・作画・声優を担当しているはいだしょうこの抜群の歌唱力と異次元すぎる絵によるギャップが生み出す摩訶不思議な世界観がSNSなどで話題になり、現在動画の再生回数は69万回を突破しています。アンケート結果とともに、この動画にも注目です。

 

<関連サイト>

NTT西日本 インターネット電報 D-MAIL(PC)

NTT西日本 インターネット電報 D-MAIL(スマホ)

はいだしょうこ画伯のおとぎ動画がツッコミどころ満載!

 

記事提供:EntamePlex

 

【英語ジョーク5連発】ぽっちゃりママがビーチで寝ていると…?

ジョークで英語のレッスンができる人気のシリーズ。ニヤリとしながら英語を学んじゃいましょう。

ぽっちゃりママが・・・

Beach

Mamma so fat:

when she lay on the beach, Green peace came and tried to

push her back in the water.

ビーチ

ママは、とってもふとっちょ

ママがビーチにのけぞっていると、グリーンピースが来て、

ママを海に戻そうとしました。

Green peace グリーンピース 国際的な環境保護運動団体

ママをトドとでも間違っているのでしょうか?(笑)

海の底に広がる「美術館」が不気味なほど神秘的

みなさんは美術館に行くのは好きですか? 展示会ももちろんのことですが、美術館という空間を訪れること自体が目的という方も多いのではないでしょうか。美術館の魅力は、展示作品だけではなく、その雰囲気も大きいですよね。しばし喧騒から離れ、静閑な空間でアートに触れる、ということに醍醐味があるのではないでしょうか。今回スペインに現れた美術館が位置するのは、なんと海底!製作年月は2年間、ヨーロッパ発の海底ミュージアムです。一体どんな世界が展開されているのでしょうか?

地上とは一味もふた味も違う海底のミュージアムに世界が注目

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海底ミュージアムがあるのは、スペインのカナリア諸島にある”ランサローテ島”。ランサローテ島と言ってもピンとこないかもしれませんが、Jリーグ元鹿島アントラーズの柴崎岳が移籍して話題になったテネリフェ島の近くの島です。

3年以上の製作期間を経て完成した『Museo Atlantico』と呼ばれるその海底ミュージアムは、2016年3月より一般公開されていますが、実際に鑑賞することができるのは、シュノーケルをつけたダイバーや海に住む生物たちだけ

国際的なアーティストJason deCaires Taylor氏が手がけた実に300体以上もの彫刻が展示” されているのは、深さ12〜15メートルほどの海中なのです。

「世界への扉」をコンセプトにしていると語るTaylor氏は、メキシコ・カンクンにある海底美術館「MUSA」をはじめ、これまでに同様のミュージアムを、バハマや西インド諸島内にあるアンティル諸島に展開しています。

環境彫刻家としても知られるTaylor氏ですが、もともとこのプロジェクトを始めたのは海の美しさを守るため。

ダイビングスポットで知られるリゾートでは、毎年たくさんのダイバーが潜るため、サンゴ礁が傷ついてしまったり、美しい海が失われつつありました。そこで海の環境とサンゴ礁を守るために、ダイビングスポットから離れたエリアに海底の美術館を設置することで、一箇所に分散させないようにするために始めたのがこのプロジェクトの大きな目的のひとつだそうです。

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新たなダイビングスポットが生まれたことによって、海の美しさが守れますね!

螺旋階段に興奮。まるで映画のセットみたいな名古屋のホテル

「最高のホテルに泊まってしまった… 」

そうコメントをし、画像をアップしたのはTwitterユーザー・うめぼし(@umbs8)さん。

どんなホテルだろうか、ご覧いただきたい。

 

 

 

すごい、何だか映画のセットのよう!

ここは名古屋駅近くにある、『チサン イン 名古屋』というホテルだそうだ。

うめぼしさんは「この構造だけで満足できた」とのコメントもあり、螺旋階段や内装が気に入った模様。たしかにこれは一度行ってみたい。

 

■Twitter上の反応

 

 

 

 

 

 

 

関連:チサン イン 名古屋

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

記事提供:ViRATES

 

【北綾瀬】ラーメン官僚が「造りの良さ」をベタ褒めした、ワンタンめん

日本全国に数多あるラーメンの中でもとっておきの一品を食べ歩きながら紹介する、ラーメン官僚かずあっきぃこと田中一明さん。豪華執筆陣による興味深い記事を1本から購入できて読める、まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、田中さんの記事から本日ご紹介するのは、東京・北綾瀬「東京らーめん谷中」の、ワンタンめん。今まで12,000杯のラーメンを食べ歩いたラーメン官僚が、「ワンタンの造りの良さ」をベタ褒めした、ワンタンめんのお味とは?

オススメ!【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】東京らーめん谷中

東京らーめん谷中@北綾瀬にて、ワンタンめん。

今月1日に一都三県でオープンした店舗は数多く、同店もその中の1軒。こちらは、メトロ千代田線の北綾瀬駅から徒歩1分という、この上ない好立地を誇る。

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昨年末まで『かえで寿司』の屋号の下、20余年もの間寿司を握ってきた店主さんが心機一転。ラーメン専門店へと完全リニューアルしたという経緯がある。

実力店出身者が新店の大半を占めるこの御時世において、実にレアな経歴の持ち主だ。

「ワンタンめん」をオーダーさせていただいた。

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まずは一言、これは美味い!

系統としては「満来」「ほりうち」に似ているような印象を受けるが、店主は独学なので、目指す味の方向性が偶々一致しただけだろう。

スープのうま味に拡がりがありコクも豊か。チャーシュー、ワンタンの造りも実に丁寧。

シンシンと穏やかな味わいを食べ始めから食べ終わりまで維持できるだけの重厚感もある。

特に感服したのが、ワンタンの造りの良さ。餡がしっかりと衣に抱かれており、食べている途中で崩れることは決してない。

さりげない装いでありながら、味わいは本格派。

店主の「食」に対する真摯な姿勢が垣間見える良杯だ。

自身が食べて美味かったラーメンのみUPする、田中一明さんの記事をチェックしたい方はこちらでフォロー

DATA

東京らーめん谷中

営業時間 11:00~14:00 17:00~22:30
住所 東京都足立区谷中2-7-12
定休日 火曜

 

【書評】米国何するものぞ。国を思う文士・阿川弘之の憤慨録

「自由で安全になった日本社会で育った現在の物書きには気骨やユーモアがない」と一刀両断するのは、無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』編集長の柴田忠男さん。そんな柴田さんが今回紹介しているのは、気骨もユーモアも持ち合わせていた文士たちの品格が否応なしに伝わってくる、何でもありの憤慨録です。

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国を思うて何が悪い
阿川弘之・著 光文社

阿川弘之『国を思うて何が悪い』を読んだ。1987年の光文社のベストセラーを、1997年に文庫化したものである。20年前の著作だがいま読んでもまったく違和感がない。元講談社の鬼編集長・大久保房男のすすめというより脅迫で語り下ろした、何でもありの憤慨録の草稿を二人で徹底的に朱筆をいれたもので、さすがの品格である。

自由主義者の阿川が平素、腹に据えかねている政治や社会、言論界のうさんくさい進歩的風潮に対する苦言品のよい皮肉といった感じで、登場する文士や政治家などはさすがに古いが、その手合いはいまでもゴロゴロいるからすぐに応用が利く。海軍出身だから陸軍をくさすのはわかる。「グズグズ言うならぶった切る」というのは陸軍の体質を如実に示すものだ。そうすると「安倍は人間じゃない。たたき斬ってやる」と叫ぶ山口二郎法政大教授みたいのが陸軍タイプなのであろう。この本では、やはり気骨のあった文士たちの話が一番面白い。佐藤春夫は「日本は戦争に勝ったんだ戦闘に負けただけだ」と主張する。

佐藤説によれば「日本は確かに戦闘には負けた、しかし、日本の戦争目的は植民地にされているアジアの国々を独立させることだったんだ、それならこんにち、フィリピンもインドネシアもインドもビルマも、みな独立したじゃないか、あの戦争があってようやく独立出来た、つまり、日本の戦争目的が達成されたわけで、これは日本が戦争に勝ったということじゃないかねって。半分本気、あとの半分はまあ、『一億総ざんげ』と称した戦後の安っぽい反省ムードが不愉快でわざとそういうこといわれたんでしょうがね」。それから数年後、アメリカで日本ブームが起こっているという報道を見て、佐藤春夫はこう言った。

 

【宇宙ヤバい】NASA重大発表の内容を出席メンバーから予想してみた

NASAが2月22日(日本時間の23日未明)に「太陽系外惑星についての新たな発見」についての記者会見を開くことをご存知でしょうか? 今まで数々のNASA発表の内容を的中させてきた、メルマガ『クマムシ博士のむしマガ』の著者で自身もNASAに所属していた経験を持つクマムシ博士こと堀川大樹さんによると、今回の発表は「地球外生命」に関連したものではないかと、大胆な予想を立てています。はたして、この予想は的中するのでしょうか?
 
※ネタバレ注意! 記者会見で発表された最新情報はこちらの記事から!

NASAの「太陽系外の惑星に関する発見」を予想する

NASAは2017年2月22日(日本時間は23日未明)、「太陽系外惑星についての新たな発見」について記者会見を開催すると公式サイトでアナウンスした。

 

 

系外惑星について何かしらの発見

私、クマムシ博士はこれまでに「ヒ素をDNAに取り込む細菌」や「火星表面に液体の水」、そして2016年には「エウロパの間欠泉」など、NASA発表の予想を的中させてきた。このイベントは恒例になりつつあり、NASAが会見をアナウンスすると、現役のNASA職員からも予想について聞かれるようになった。

 

 

NASAからの系外惑星に関する何らかの発表が、アメリカ東部時間水曜日13時(日本時間木曜3時)にあるそうです!

僕の予想:系外惑星トランジット時のスペクトル分析から、惑星大気に酸素が見つかった!@horikawad どうでしょう?

ちなみに、小野さんのようにNASA内部の人だからといって、今回の会見内容を知っているわけではない。NASAにはセンターがいくつもあり、同じセンター内でも部署や専門分野が異なれば、発見内容を知る由もない。私も以前NASAに所属していたが、今回の件については、もちろん何も知らされていない。

さて、今回の発見は「太陽系外の惑星」、いわゆる「系外惑星」に関するものであることが、NASA公式サイトで明示されている。実は、2016年にも系外惑星について同様の記者会見が開かれ、このときは1000を超える多数の系外惑星が認定された、という内容の発表だった。

多数の系外惑星はどのように認定されたか(クマムシ博士のむしブロ)

しばしばNASAの記者会見アナウンスでは、「ヒ素細菌」のときのように「重大な発見」など、その重要性を強調する形容詞がつけられるが、今回はそのような大げさな感じはない。また、前回の「エウロパ間欠泉」のように、わざわざ記者会見するのかわからないような、科学的インパクトがそれほど大きくない成果を発表することもある。

ただ、今回は科学誌Natureに発表する研究成果ということで、科学的インパクトはそれなりに大きくセクシーな内容と思われる。

私の体は私なのか?宗教嫌いの日本人が知るべき「神秘学」という幸福論

みなさんは「自分探し」という言葉を聞いて、どのようなイメージを持ちますか? 「自分にしかない個性を見つけ、その部分を磨いて自身を成長させること」といったイメージが一般的ではないでしょうか。しかし、非宗教・非営利の教育団体バラ十字会日本本部AMORCの代表・本庄敦さんは無料メルマガ『神秘学!〜身の回りのできごとを、別の視点から見るヒント』の中で、身体や感情、思考に表れる特徴や傾向である「外的な自己」と、心の奥深くにある「内的な自己」は別のものとして分けて考える必要がある(脱同一化)と説いています。もっと意志の自由を発揮でき、感情や欲望をコントロールできるという「脱同一化」を実現できるテクニックとは何でしょうか?

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こんにちは。バラ十字会の本庄です。

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神秘学(mysticism:神秘主義)は、「自分探しの旅だと言われることがあります。 ところがこの言葉には、微妙に誤解を受けやすいところがあり、説明が必要です。

誤解されやすい「自分探し」という言葉

通常「自分探し」というと、自分の個性として際立っていて、望ましいと自分が感じる部分を見つけ出して、その部分を磨くことによって、自身を成長させ、社会に貢献するというようなことを、多くの場合意味するのではないでしょうか。

このような行いは人生の輝かしい一面であり素晴しい取り組みですが、これから説明するように、神秘学でいうところの自分探しは、それとはやや異なる意味を持っています。

日常私たちは、「自分」とは何だと考えているでしょうか。まず体があって、背が高かったり低かったり、太っていたりやせていたり、肌の色が白かったり黒かったり黄色だったりします。また体には、暑さ寒さに強かったり、そうでなかったり、運動が得意だったり不得手だったりなど、多くの特徴があります。 私たちには喜怒哀楽などの感情もあります。そして、どのようなときにいずれの感情を感じるかという傾向があります。

たとえば、ある人はお気に入りのジャズを聴いたときにはいつでも深い喜びを感じることでしょうが、他の人はロックに感動したり、音楽にはあまり心を動かされないけれども、森の中を歩きながら新鮮な空気を呼吸しているときの自然との一体感に深い喜びを感じるという人もいることでしょう。 また、感覚や体験よりも思考を好み、哲学的な思索や、数学などの研究に深い喜びを見いだす傾向を持つ人もいます。

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このような身体や感情、思考の特徴の組み合わせが、多くの場合、私たちが「自分」と呼んでいるものにあたるのではないでしょうか。

一方で神秘学では、身体や感情、思考に表れている特徴・傾向のことを「外的な自己」(outer self)と呼んでいます。エゴと呼ぶこともあります。そして、心の奥深くにある「内的な自己」(Inner Self)と区別して考えています。

私たちの心には、時々刻々と、さまざまなものが生じては消えていきます。外界のイメージ、記憶、想像、思考、そして、それに刺激されて生じる感情などです。川の流れのように次々と心に生じるこれらのものを、映画館でスクリーンに投影されている映画にたとえるとすると、私たちの心の奥深くにある内的な自己は、それらが映し出されているスクリーンのようなものだということができます。 生まれてから今までの自分は、常に同じ自分自身です。ですから自分自身とは、変化する外的な自己ではなく、変化しない内的な自己にあたると考えることができます。 通常私たちはこの2つの自己を区別することなく、漠然とどちらも全体として自分だと感じています。

しかし、バラ十字会の神秘学や現代の心理学では、この2つの区別がとても重要だということが知られています。 なぜでしょうか。

心を和らげる「脱同一化」のテクニック

説明が少し難しくなりますが、私たち人間の心には、自分自身と同一化しているものに支配されてしまい、自分自身とは別のものだと感じているものだけを、支配しコントロールすることができるという性質があるからです。 自分自身と同一化するとは、あるものと自分自身のことを心理的に同じものだと感じるということです。 具体的にはどのようなことでしょうか。

たとえば、2歳ぐらいの子供のことを思い浮かべてみましょう。通常この時期の子供は、体や体の感覚と自分自身を同一化しています。 そして、お腹が空けば、その状態から生じる不快さに支配され、反対に、おいしい物を食べたときには、そこから生じる快感に支配されます。 ですから、精神のこのような発達段階にある子供の喜びは、さまざまな生理的な快さと不快さに完全に左右されます。このぐらいの年の子供が食事をしているときには、食事をすることに完全にとらわれている様子を見てとることができます。

別の例を挙げましょう。AさんとBさんが会議で議論しているとしましょう。Aさんがある意見を言い、Bさんがその意見に反論したとします。議論なのですから、このようなことは当然あり得ることです。 ところが、もしAさんが自分自身と自分の意見を心理的に同じものだと見なして(同一化して)いると、Bさんの反論によって自分自身が傷つけられたと感じ、強い反発が生じて冷静な議論の妨げになることがあります。 Aさんは同一化が原因で、自分の意見への執着に支配されてしまっていると言うことができます。

人は精神的な発達を遂げるにつれて、体の状態や思考や感情と自分自身を区別脱同一化)できるようになり、それとともに、生理的な快さと不快さ、欲望や感情などをコントロールできるようになり、意志の自由を発揮することができるようになります。 イタリア人の心理学者ロベルト・アサジョーリは、脱同一化というこの原理を用いて、自由と意志の力を育むためのテクニックを作りました。

まず、ひとりきりになれる静かな場所に行きます。そしてリラックスをして、次のように心の中で、あるいは声に出して唱えます。

「わたしにはからだがあるが、わたしはからだそのものではない。わたしのからだは健康や病気のいろいろな状態にあるかもしれない、くつろいでいるかも疲れているかもしれない。しかし、それは、わたしの自己、わたしのほんとうの『わたし』をどうすることもできない。わたしのからだは、外の世界での経験と行動の大切な道具であるが、しかし単なる道具だ。わたしは、それを大切に扱う。それを健康に保つように努力する。しかし、それはわたし自身ではない。わたしには、からだがある。しかし、わたしはからだそのものではない」(『トランスパーソナル心理学』、岡野守也、青土社、P126-127)

同じように、自分の感情や欲望についても、「わたし」ではないという脱同一化を行なうことができます。実際に試していただけると、このテクニック特有のすがすがしさと、なんともいえない自由が感じられることと思います。

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このような練習を繰り返すことで、私たちは「内的な自己」を明確にして、自身の自由と意志の力を強めていくことができます。 以前に話題にしたことがありますが、生まれたときに始まる個人の意識のレベルの発達は、歴史上での人類の意識のレベルの発達段階を繰り返すように進んでいくことが知られています。 そして、アメリカの心理学者ケン・ウィルバーによれば、現代では成人の多くが次の2つの段階のいずれかにあります。

Level 4:神話的伝統主義(Mythic Tradition)

Level 5:理性的現代(Rational Modern)

参考記事:「人類と子供の心の進歩の段階

このうちの神話的伝統主義の段階にある人は、自分の属する集団、民族、神話、伝統などに自分自身を同一化する傾向があります。そのため、自分の属する集団とは異なる慣習を持つ人たちの行ないが、たとえ利害関係がなくても自分たちを否定しているように感じ、過激な対立が生じてしまうことがあります。

また、理性的現代の段階にある人は、自分の優れた点、自分の達成したことなどと自分自身を同一化していることが多いといわれています。このような人たちには、競争に勝つことへの執着に支配されて、競争に負けた人や、そもそも競争に参加していない人たち(や動物たち)への共感や思いやりを欠くことが見受けられます。

マハトマ・ガンジーからの素晴らしいアドバイス

これらの同一化は多くの人の行動に影響を与え、大きくいえばそこから、宗教原理主義、過度の個人主義、環境破壊、先進国と途上国の格差などの現代の深刻な問題が生じています。 大部分の人が、世界の現状を憂いていますが、それを変えるために何をしたら良いかは、簡単に分かることではないように思えます。 しかし、「世界に変化を望むのであれば、自身がその変化になりなさい」というマハトマ・ガンジーの素晴しいアドバイスがあり、私たちはそれに従うことができます。

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そのためには、自分が何かと自己を同一視していると感じたら、先ほどのような脱同一化を試してみてください。

たとえば、

わたしには**についての知識があるがわたしはわたしの知識ではない」、

わたしには**をよく理解する能力があるがわたしはわたしの知性ではない」、

わたしは**の社員であり**の家族であり)、その人間関係利害関係しきたりの中で生きているがそのような所属やしきたりはわたしの自己わたしのほんとうのわたしをどうすることもできない

と心の中で唱えるか、実際に口に出して、この言葉の意味と、そこから生じてくる感覚を味わいます。 このようにすることは、会社や家庭への愛や、他の人たちに対する誠実さを捨てることを意味しているのではありません。単に、それらと自分自身が異なるものだということをはっきりさせることを意味します。 そしてそれによって、会社や家庭やその人間関係に振り回されるのではなく、それらと主体的にかかわり、状況に重大な変化が生じた場合にも、冷静に望ましい対処ができるようになります。

バラ十字会の神秘学でも心理学でも共通して教えられていることですが、すべての人の心は奥底でつながっています。ですから、外面的な自己(エゴ)から自由になるという変化は、他のすべての人に微妙な影響を与え、ひいては、徐々に世界を変化させることに役立ちます。

さて、疑問がひとつ残っているように思います。このようにさまざまな脱同一化を進めていったとき、最後に残る「わたし」は、いったい何なのでしょうか。じっくりと調べてみてください。ここには、神秘学の核心ともいうことができる真の冒険があります。 インドの音楽家ハズラト・イナーヤト・ハーン(1882-1927)は次の言葉を残しています。

とうとうあなたを見つけた私の心の殻の中にひとつぶの真珠のように隠れているあなたを

今回は話題がやや大きくなりました。それでは、この辺で。 最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。 ではまた。

image by: ShutterstockWikimedia Commons

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プロフィール:本庄 敦(ほんじょう・あつし)
バラ十字会日本本部AMORC代表(理事長)
1960年生まれ。東京都出身。ふたご座、O型
1979年、認識論哲学への興味からバラ十字会で学習を始める
1985年、東京大学教養学部卒(科学基礎論)
2003年、当時代表であった頼岡行男氏により本部役員に抜擢され、株式会社東芝から転職
2006年、日本本部代表職および世界総本部理事に就任
趣味 バドミントン、バックギャモン、読書、囲碁、座禅

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部屋が片付けられない人は、心の問題が片付けられていない証拠

「片付け本」がベストセラーになるなど、多くの方が関心を寄せている「片付けモンダイ」。無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者・真井花さんは、読者からの質問ナンバーワンでもあるこのモンダイをダイエットに例えながら、解決の極意を伝授してくださっています。

心が部屋に表れる

本日は家事の中心に蔓延するウイルスのお話。家事系メルマガを発行しているため、日々読者さんからいろいろな質問メールをいただきます。曰く

  • 子供が言うことを聞かない
  • ヨメが部屋を片付けません
  • 会社の同僚の掃除の仕方がひどすぎる
  • 義理の両親と付き合うのが億劫
  • 朝起きられない

…まあ、家庭内で起ることのすべてが悩みの対象ですからね。そりゃたくさんあるんですが、なんといってもダントツが

  • 片付けられません

です。今日日片付けは国民的なテーマ。片付け本の出版ならハズレなしと言われているくらいですからね。

片付かないということは、モノがトっ散らかっているということでつまりそれは「空間に対してモノが多すぎる」ということを意味しています。自分に割り当てられた空間に収まらないほどのモノを買い込んでしまっているわけです。収納スキルやグッズのモンダイ以前に片付けの根本原因は、この「空間に対してモノが多すぎる」ことなんです。