もし文系学生だったら目指す企業はどこ?人気コンサルに聞いてみた

多くの大学生にとって、将来を左右することになる「就活」。なかでも、専門領域と言える仕事がない文系学生にとっては、どんな企業や仕事を目指すべきか悩むことから始まるのかもしれません。今回の『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では、著者で人気コンサルの永江さんが、“もし自分が文系学生だったら”と仮定し、どんな企業を目指すか回答。文系出身者たちが社会で活躍するために必要な武器は何で、その武器を磨ける企業は何処かをアドバイスしています。

わたしがもし文系大学生で就活をするなら

Question

shitumon

文系就活生です。永江さんがもし今大学生で就職活動をするなら、具体例にどのような企業を目指しますか?前と同じくリクルートに入られますか?就活における軸や方向性を教えて下さい。

永江さんからの回答

これは面白い質問だと思うのですが、もしわたしが文系大学生なら、まずは大手の外資コンサルなどにいって力をつけるのが無難じゃないかと思います。リクルートも悪くないでしょうね。

日本の新卒就職の人気企業といったら以前はJTBが筆頭でしたが、コロナで国内旅行需要は完全には戻って来ず、旅行会社も軒並み人員削減や資本金を取り崩して上場廃止などして新卒を雇う余裕もなく、一昔前は人気だった金融や官僚も人気がなく…、悩みますよね。

まず除外するところからいくと、社長や役員が皆おじいちゃんというようなオールドエコノミー企業は成長余地がないので避けた方が良いでしょう。また、いきなり10名や20名のスタートアップに新卒が行っても基本的ビジネススキルが身に付かないのでおすすめしません。

総合商社は円安でも円高でも儲かるので将来的にも続くはずで、安定して高収入を得るなら良いですが、自社の看板で仕事をして自分の頭で考えて工夫しなくなる恐れもあるので、外に出ると一切通用しない人間になってしまわないようご注意ください。

今おすすめするのは、外資系企業、特にマッキンゼーやアクセンチュアなどのコンサルティング企業でしょう。社員も優秀で育ててもらえるのでビジネススキルもつきますし、次のキャリア選択もつぶしが効くので、5~7年続けて実力をつけて転職するなりしたら良いと思います。おまけに、基本的にリモートワークですし給料も高いです。

今はGAFAMなどの外資系企業も、渡り歩いてキャリアアップ・給料を上げていく人が多く、活躍して年収2,000万円以上を得るというルートも狙いどころでしょう。リクルートも今はだいぶホワイトですし、元リクの人たちも各業界に多く転職にも有益なので、悪くない選択肢だと思います。

文系だと、基本的には人と話して考えてビジネスを生み出すことが付加価値になってくるので、対人能力や感性・思考力を磨けるキャリアを選択するのが良いと思います。算数が苦手で、何も考えず文系を選んでしまい人も苦手で必死に働きたくないという学生さんは、どうやって生き残っていくかをよく考えなければいけません。

この記事の著者・永江一石さんのメルマガ

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「とくに目がイヤだわ」加藤登紀子ら著名人の三島由紀夫評がおもしろい

太平洋戦争の終戦から22年経った1967年、三島由紀夫は「タカ派」を宣言。大東亜戦争を肯定し、“ベ平連”こと「ベトナムに平和を!市民連合」のことを「バカな連中」と評しました。そのベ平連の反戦デモに加わっていたのが辛口評論家として知られる佐高信さん。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、「日々『三島的なるもの』と闘っている気がする」と述懐し、大岡昇平、東海林さだお、勝新太郎、加藤登紀子ら著名人の三島由紀夫評を紹介。容姿が似ている永六輔のことを「できの悪い弟」と言った三島に、痛烈なひと言を浴びせています。

三島由紀夫批判ふたたび

「ますます喜劇的になっていく」と三島を評したのは大岡昇平だった。三島が自決する前である。

中川右介に『昭和45年11月25日』(幻冬舎新書)という本がある。その日その時、誰がそれをどう受けとめたかをまとめたものである。自衛隊員に向かって三島がヤジった演説も載っている。彼は叫んだ。

「自衛隊にとって建軍の本義とは何だ。
日本を守ること。
日本を守ることとは何だ。
日本を守ることとは、
天皇を中心とする歴史と文化の伝統を守ることだ」

ヤジがとぶ中を三島は「天皇陛下、万歳」で結んだ。あれから53年である。

私は日々「三島的なるもの」と闘っている気がする。三島が死ぬ前年の1969年6月23日号で『平凡パンチ』は三島についての「広域きき込み捜査」をした。それがなかなかにおもしろい。

東海林さだおは語る。

「服装とか筋肉なんか見ていると、
なんとなく、コッケイな感じがしますね。
それにしても、三島さんがオジイサンになったら、
あの筋肉がどんなグアイにシナびるか、
それだけが興味がありますネ」

勝新太郎は

「ないものねだりをするヒト。
そしてその結果それをカクトクしてゆくヒト」

と。

一番激しいのは加藤登紀子である。

「理由もなくキライ。
顔もイヤ。とくに目がイヤだわ。
わたしが見つめていたい目じゃない。
肉体的な顕示欲がつよいのもキライ。
でも、わたしは22歳ぐらいまで、
三島さんの小説が好きだったんだけど、
だんだん耐えられなくなってきたわ」

1967年7月28日号の『平凡パンチ』で三島は「タカ派」宣言をした。

「ボクはいまでも大東亜戦争を肯定している人間だし、
アメリカのベトナム政策も支持しているよ。
だってそうだろう?
もしアメリカがベトナムで敗退したらどうなる。
あのインドシナが赤化の危機にさらされているように、
日本だって同様の危機にさらされるかもしれないじゃないか。
この暑いのに、べ平連のようなバカな連中と
やりあう気持ちはぜんぜんないんだから…」

そのころ私はべ平連の反戦デモに加わっていた。べ平連のリーダーだった小田実は「三島がそんなふうに言っているのなら、そんな三島のバカな発言にかかわりあっているヒマはない」と斬り捨てている。

45歳で亡くなった三島の8歳下の永六輔は三島と似ていて、「三島さん、サインして下さい」と声をかけられたりした。最初は否定していたが、面倒になって「三島由紀夫」とサインすることもあったという。

三島は永のことを「できの悪い弟」と言ったりしたが、私から見れば三島の方が「できの悪い兄」だった。

この記事の著者・佐高信さんのメルマガ

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不安しかない香川照之“31歳下”元タレント再婚妻。ベテラン芸能記者が心配する大名跡「澤瀉屋」の未来

俳優の香川照之が銀座の高級クラブでのわいせつ行為を認めて謝罪した件からおよそ1年。そんな香川について週刊誌が、31歳も下の元タレントと再婚。そして新妻との間に子供まで誕生していたことを報じ、話題となっています。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、元大手芸能プロダクションで「新人タレント発掘コンテスト」のファイナリストになったというこの新妻を不安視。いとこの市川猿之助容疑者が逮捕されたいま、歌舞伎の大名跡である「澤瀉屋」の未来を守るべき市川中車こと香川と「梨園の妻」、そして長男・市川團子の行末を案じています。

香川照之こと市川中車、31歳下の再婚新妻が紡ぐ『澤瀉屋』の未来

『週刊新潮』が市川中車の“31歳年下元タレント”との再婚を報じ、芸能関係者をザワつかせています。

長男の市川團子が19歳ですから、26歳の新妻は自分の娘と言ってもいいぐらいの感覚ですよね。

報道では既に團子にとっては年の離れた弟も誕生しているようで…。

2016年12月末に前妻と離婚が成立した中車は、芸能記者の間では“永作博美似”の銀座ホステスとの交際が有名な話でした。

2019年夏、中車の東京・世田谷区内の3階建ての豪邸が完成した時、ご近所に引っ越しの挨拶回りをしていた中車の傍にはこの女性が一緒にいたと近隣の住民は証言してくれていました。

こんな証言から、中車の再婚は時間の問題だと誰もが思っていました。

2011年に“市川中車”を襲名した人間ですから、挨拶回りに付き添わせることは、彼女の方もイコール“梨園の妻”“梨園の母”になることも覚悟しての行為だったのでしょうけれど…『週刊新潮』の新妻は別の女性でした。

個人的に私がこの再婚を手放しで喜べない気がするのは、新妻が“梨園の妻・母”の重責に耐えられるのかどうか疑問に思えるからです。

某大手芸能プロダクションの新人タレント発掘コンテストのファイナリストだと言われている新妻のキャリアを考えれば不安は尚更つのるばかりです。

特に前妻との離婚理由として散々噂になった、梨園の人間たちからの壮絶ないじめを受けたことを考えると…。

就任当初から不穏な噂も。三木谷会長が楽天モバイル共同CEO「突然の退任劇」に“塩対応”の謎

楽天モバイルで新たなビジネスモデルを構築した「立役者」であった、共同CEOのタレック・アミン氏が突然退任しました。一体、楽天モバイル内で何が起きているのでしょうか? 今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川さんが、業界内では不穏な噂があったというタレック・アミン氏の評判を紹介しながら、氏の電撃退任についてあまりにも素っ気ない態度を取る三木谷会長を疑問視しています。

楽天モバイル共同CEOだったタレック・アミン氏、突然の退任。なぜ三木谷浩史氏はタレック氏に「素っ気ない」なのか?

8月7日、楽天モバイルと楽天シンフォニーは新執行体制を発表した。これまで技術面を担当し、楽天モバイルでは代表取締役共同CEO、楽天シンフォニーのCEO、楽天グループの副社長であったタレック・アミン氏が突如、退任することに伴うものだ。タレック氏のLinkedinによれば「子どもの教育に注力したい」というのが退任の理由だという。

「自己都合」と言われれば、どうしようもないが、とはいえ、あまりに突然のタイミングでちょっと首をかしげたくなる。「子どもの教育のため」という自己都合であれば、キリの良いタイミングで退任というのもできたはずだ。

しかも、8月2日からパシフィコ横浜で開催されたイベント「Rakuten Optimism」では当初、タレック・アミン氏の登壇がアナウンスされていた。それが数日前に登壇者が変更となり、当日も「一部、プログラムで登壇者が変更になっています」とアナウンスがあっただけだった。あまりに突然の退任劇だったことがわかる。

8月10日に開催された楽天グループの決算会見において、新執行体制については、三木谷浩史会長ではなく、別の幹部が説明を行っていた。質疑応答で聞かれた際に三木谷会長から「本当に個人的な理由ということなので、我々としては仕方がない。そのなかで、ゼロから1をつくる人と、1を100にする能力は、別だと思う。ある意味オペレーションに近いシャラッドがテイクオーバーするというのは、実務的に言うとむしろポジティブだととらえている」としたのだ。

2018年のMWCでタレック・アミン氏と会い、楽天モバイルに招集。完全仮想化と、それをベースにした楽天シンフォニーという、既存3社にはないビジネスモデルを構築したという立役者の退任としてはあまりに素っ気ないコメントであった。もうちょっと、(嘘でもいいから)感謝の意を伝える場面があっても良かったのではないか。

ただ、楽天モバイルに関しては、初代社長が別の会社に行ってしまったり、MVNOのころからマーケティングを見ていた人がMNO参入とともに居なくなってしまったり、ASTと組んで衛星通信をやっているはずなのに、技術系の人がStarlinkに転職してしまったりと、端から見ていると人の流出が激しかったりするのが気になるところだ。

とはいえ、タレック・アミン氏に関しては、業界内部では就任当初から不穏な噂が出ていた。また「そもそも、楽天モバイルに骨を埋める気はないでしょ」と見られており、次へのステップとして楽天モバイルが踏み台に利用されている雰囲気は感じられた。

「三木谷さん、騙されていないといいけど」と心配している人もいたほどだ。タレック氏が遅かれ速かれ退任するのは目に見えていたのは間違いないだけに、楽天モバイルとしては新たに共同CEO兼CTOになったシャラッド・スリオアストーア氏が辞めなければ、当面、大丈夫なのではないだろうか。

この記事の著者・石川温さんのメルマガ

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ノーベル賞経済学者が評価。実は「失われていない」日本経済の30年

日本経済を語る際、かならずと言っていいほど使われる「失われた30年」という言葉。そんな誰しもが疑いもなく受け入れている「定説」を、ノーベル経済学賞受賞学者が一蹴しています。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤さんが、ニューヨークタイムズに掲載された、日本経済を評価する経済学者のポール・クルーグマン氏の意見記事を紹介。さらに日本を停滞した社会とする見方を全否定するクルーグマン氏の言説を引きつつ、自身の見解を記しています。

日本経済:失われていない30年

「失われた30年」とよく言われます。バブル崩壊直後の1990年代から今までの経済成長の停滞の事です。

この言葉、当然のように語られてきまた。

しかしノーベル経済学賞の受賞者ポール・クルーグマンがこれに反対する意見をもっています。

紹介するのはニューヨークタイムズの7月25日に掲載されたの彼の意見記事です。

意見:日本に何が起こったのか?

 

1980年代後半、日本はとんでもないバブルに見舞われ崩壊した。

 

現在でも、日経平均株価は1989年のピークを大きく下回っている。バブルが崩壊すると、経営難に陥った銀行や過剰な企業債務が残され、それが何世代にもわたって経済の停滞を招いた。

 

この話には真実もあるが、日本の相対的な衰退の最も重要な要因を見逃している。

 

少子化と移民受け入れの消極性のおかげで、日本の生産年齢人口は1990年代半ばから急速に減少している。

 

日本が経済規模の相対的縮小を避ける唯一の方法は、労働者1人当たりの生産高が他の主要国よりもはるかに速い伸びを達成することだったが、それはできなかった。

 

しかし、人口動態を考えれば、日本はそれほど悪い結果にはなっていない。

 

以下は、1994年以降の生産年齢人口1人当たりの実質GDPの日米比較である。

 

グラフ:1994年を1として2022年で米国は約1.58、日本は約1.45

 

人口動態を調整すると、日本は(アメリカほどではないが)著しい成長を遂げている。

 

人口増加が弱い国は完全雇用を維持するのが持続的に困難になる傾向がある。

しかし、日本は実際、大量失業を回避してきた。その指標のひとつが、働き盛りの男性の就業率である。日本では高い水準を維持している。

 

日本の経済パフォーマンスは、実際にはかなり良かったということだ。確かに、雇用は大規模な赤字支出によって維持されてきた部分もあるし、日本の借金は急増している。

 

しかし日本は債務危機に陥っていない。

 

ある意味、日本は一種のロールモデルである。つまり、繁栄と社会的安定を維持しながら、困難な人口動態を管理する方法の見本なのだ。

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ

日大アメフト大麻事件を考察。マスコミによる集団リンチが“別の犯罪を生んでしまう”皮肉

林真理子理事長が会見するなど大きく世間を騒がせた、日本大学のアメフト部「大麻・覚醒剤」事件。以前から不祥事のあった日大、そしてアメフト部で、なぜ再びこのような事件が起きてしまったのでしょうか?メルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』ではジャーナリスト・作家として活躍中の宇田川敬介さんが、このような事件が起きてしまう日本大学の体質について分析。さらに、「大学」という組織そのものがかかえる構造的問題について考察しています。

日本大学アメフト部大麻事件に見る「大学の教職員の象牙の塔」

今週は、「日本大学アメフト部大麻事件に見る『大学の教職員の象牙の塔』」と題して、大いに話題になった内容に関してみてみたいと思います。

なお、ここでは大麻所持事件そのものに関してはあまり触れないようにしようと思っております。実際に、大麻所持事件に関しては警察が捜査しているところでありその全容が解明しているわけではありませんから、その結果が出てから、せめて捜査が終わって起訴されてからでよいのではないかと思います。

では何を語るのでしょうか。

実は「そのような事件が起きてしまう体質」ということについて見てみたいと思います。特に「大学における教職員」ということは、私もほんの少しですが経験がありますので、その体質などは何となく感じるところがあります。

医学部や大きな病院など「閉鎖的なヒエラルヒ的な権力構造」に関して「象牙の塔」というようなことを言うことがあります。私はドラマなどでそのような表現を使うのは、病院や医学部ばかりと思っておりましたが、私の経験上「大学という組織」がそのようなところを持ってしまっているということではないかと見直すようにしているのです。

そのうえで、日本文芸家協会(会長林真理子)で、林会長と話をしたときに「本当に苦労させていただいております」ということをうかがっているので、何となく共感できるところがあるのです。ちょっとそのことに触れてみたいと思います。

林真理子理事長と前理事長田中派の確執

何よりも注目を集めたのは、今回の事件が数年前に「悪質タックル」で問題になったアメフト部であるということではないでしょうか。悪質タックル問題について、今更また蒸し返すつもりはありませんが、しかし、ある意味でアメフト部が、以前の田中理事長時代の「遺物」であるような印象を持ってしまうのは私だけではないと思います。

実際に、スポーツ部というサークルは、試合に出て全国大会を目指すようになればなるほど、監督やコーチの権限が強くなりますし、また、その中における命令に対する服従という感じのものや、チーム全体での結束力が重要になってきます。これは「自由がない」というのではなく「チーム全体で一つの考え方を持って結束を強くしなければ、勝てない」ということであろうと思います。よく「1+1=」の答えで、数学では「2」と答えるのですが、このようなスポーツなどの場合は、より大きな力になると教えられますが、まさにこのようなスポーツ部に関してはそのような感覚になるのではないかと思います。

問題は、その時に「理不尽」や「ルールに違反する命令」が来た時に、チーム一丸となってルール違反や理不尽を受け入れてしまうのかという問題になってくると思います。

では、「教育者であるはずの大学教職員」が「理不尽やルールに違反する命令」を出すのでしょうか。実は、これが出てしまうのです。まさに大学という「閉鎖的な組織」であり、なおかつ、あまり原価などがない(実際は授業料や入学金が収入ですので、収入ということは考えられるのですが、それが原価売価という通常の商売とは異なります)ので、なおさらそのへんのところが大きな問題になってくるのです。

つまり「閉鎖的な組織内の価値観と、敵対する派閥を倒すことという目的意識に囚われてしまった場合」に、大学内の価値観だけで物事を行ってしまうという場合があるということになるのです。この辺は、「教育者」というような、世間一般の、または、戦前の学校教育に携わっている人々とは全く異なる所ではないかという気がします。

この記事の著者・宇田川敬介さんのメルマガ

サッカー女子W杯の今こそ知るべき、ヘディングが脳に与える致命的悪影響

現在開催中のサッカー女子ワールドカップの試合でも度々見られる、迫力満点のヘディングプレー。しかしその頭部への衝撃は、選手たちに深刻な健康被害をもたらす危険性があるようです。今回のメルマガ『ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)』では著者の伊東さんが、プレーヤーの脳にヘディングが与える悪影響をさまざまなソースを引きつつ解説。さらに各国で進む対策を紹介しています。

プロフィール伊東 森いとうしん
ジャーナリスト。物書き歴11年。精神疾患歴23年。「新しい社会をデザインする」をテーマに情報発信。1984年1月28日生まれ。幼少期を福岡県三潴郡大木町で過ごす。小学校時代から、福岡県大川市に居住。高校時代から、福岡市へ転居。高校時代から、うつ病を発症。うつ病のなか、高校、予備校を経て東洋大学社会学部社会学科へ2006年に入学。2010年卒業。その後、病気療養をしつつ、様々なWEB記事を執筆。大学時代の専攻は、メディア学、スポーツ社会学。2021年より、ジャーナリストとして本格的に活動。

サッカー女子W杯開催中だからこそ考えたい、ヘディングにおける脳震盪のリスク サッカー界を動かした大規模研究 進む対策

サッカー女子W杯が佳境に入っている。当初、その試合中継さえ危ぶまれていたものの、しかしなでしこジャパンは順当に予選リーグを全勝で突破。決勝トーナメント1回戦でもノルウェーに勝ち、準々決勝進出を決めた。

だが、こういうとき“だからこそ”、サッカーのとくにヘディングにおける脳震盪の危険性について私たちは考えなければならない。

筆者自身がサッカーにおけるヘディングの際の脳震盪の危険性についての文献を初めて目にしたのは、2000年代初頭にさかのぼる。

その当時から、とくにサッカー文化について長い歴史を持つイングランドでは、ヘディングの際の脳震盪の危険性については、選手の間で、もう“古くから”語られていた。

サッカーのヘディングは、まずスポーツの中でも直接頭にボールを当てなければならないという珍しい技術をもつ。

しかしその過程において、脳震盪だけでなく、認知症や慢性頭痛、慢性外傷性脳症(CTE)などの症状が懸念される。

脳だけでなく、ヘディングの際に首をひねることによる頸椎捻挫などの症状も懸念が。

サッカーのヘディングの危険性は、

「イングランドの元プロサッカー選手ジェフ・アストル氏の死はヘディングによるCTEである」

というニュースによりクローズアップされた。このことにより、研究や調査が進んだ。

スポーツの脳震盪としては、よくラグビーやアメリカンフットボールの危険性が挙げられている。

しかしながら、頭に直接ボールを当てたり、アメフトのように防具はなかったり、脳震盪などから選手を守るルールが未整備なサッカーは、脳震盪のリスクがあまり伝えられてこなかった。

一方で、全世界に巨大な市場を持つとともに、レクリエーションスポーツとしても一般市民に広くプレーされるサッカーだからこそ、その“負の影響”は想像以上に広く及ぶ。

目次

  • サッカー史に残る大事件
  • サッカー界を動かした大規模研究
  • 進む対策

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

土地も恩賞も与えられない。それでも織田信長の軍が強かった理由

長かった「戦国時代」を終わらせた男、織田信長。なぜ彼はあそこまで強かったのでしょうか?メルマガ『ねずさんのひとりごとメールマガジン』の著者で作家、国史研究家でもある小名木善行さんがその秘密を明かしています。

信長の軍団

120年続いた戦国の世を終わらせた信長。その信長が強かった理由のひとつに、彼が専業軍団を持ったことが挙げられます。

それまでの戦国時代の大名の軍団は、基本、すべてが兼業農家です。武士であると同時に農家でもあった。これは当然で、武士とはもともと平安時代の新田の開墾百姓が起源だからです。

ですから田植えや稲刈りなどの農繁期には戦うことができない。農繁期には、戦(いくさ)よりも農業をちゃんとしないと、おまんまの食い上げになるからです。

ところが信長の軍団は専業武士だから、24時間365日、いつでも戦うことができる。同時に、訓練も施すことができる。だから信長が強かったとされます。

では、信長の軍団がどうして成立したのかというと、原因となったのが桶狭間の戦いです。

桶狭間の戦いは、戦国大名を自称する今川義元を討った戦いでした。戦国大名というのは、「力こそすべて」という大名です。世の中の道理や権威よりも、実力がすべて。実力さえあれば、何をやっても許される。そういう大名のことを戦国大名と言いました。

一方、信長は、律令時代から続く弾正忠の家柄です。弾正は、世の不正や不義があれば、たとえそれがどのような高位高官であろうと、一刀両断する。それが弾正の役割です。

その織田弾正信長のもとに攻めてきた今川義元の軍勢、5万4,000。一方、弾正信長の軍勢は、4,000です。その差、なんと13倍以上。

ところがそんな強大な敵を前にして、信長は屈することなく、逆に今川義元を討ち果たしました。「力がすべての戦国大大名」を「世の道理を貫く弾正信長が討った!」このニュースは、当時にあって、またたく間に全国に広がります。

そして信長のもとには、戦国の世を終わらせよう、秩序ある日本を取り戻そうとする志ある武士たちが全国から集うようになりました。

その数、なんと数千。こうなると、織田家中のお米だけでは、彼らを食べさせることができません。そこで信長が始めたのが、楽市楽座です。

そして信長は、「天下布武」を印にしました。天下に武を布く。武とは、歪んだものを竹のように真っ直ぐにすることをいいます。

この時代、一般に戦に勝利をすれば、土地が恩賞として与えられました。けれど信長の軍団は、農家ではありませんから、土地は与えられません。恩賞も、ごくわずかなものでした。

けれど信長の軍団には、志がありました。こうして志ある若者たちに支えられて、時代は戦国から織豊時代へと変化していきます。

日本の歴史は、英雄豪傑の歴史ではありません。どんな英雄豪傑であっても、ひとりでは戦えないというのが、日本の古くからの考え方です。支える人たちがあって、はじめて戦うことができるのです。

日本の歴史は、庶民の歴史です。

日本をかっこよく!!

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幸せになれない人ほど「自分の外側」が見えていないのはなぜか?

先進諸国の多くが大なり小なり成長を続けているなかで、長年「停滞」したままとなっている日本経済。今回、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、 これからの時代に必要になるビジネスマインドについて詳しく語っています。

内を見るな、外を見ろ

これからの時代に必要になるマインドのひとつが、「意識を外に向ける」ということだと思います。

これは幅広い意味があって、自分の内側に意識を向けるよりも、自分の外側で起こっていることに意識を向けるということでもありますし、我々日本人としての内側、つまり日本のことに目を向けるのではなく、外側である海外に目を向けろということでもあります。

そもそも明治維新以降、日本という国は海外に目を向けた時に発展しているんですよ。維新後の脱亜入欧だってそうですし、第二次大戦終了後の奇跡の復興だって、海外の文物を取り入れたから成し遂げられたわけですからね。

それを個人のレベルでやれば良いんですよ。

まず最初に個人レベルの話をすると、世の中の動きにもっと敏感になるということです。これは流行がどう変化しているのかを意識することで、目線が自動的に外に向くはずです。どんなジャンルでも構わないので、ウォッチする領域を決めて、変化の程度とその方向性を観察するのです。

その意味で、株価とか円レートとかって、日本と世界の経済の動向の縮図みたいなところがあるので、ここはウォッチが必要だと思います(株やFXはやらなくても良いんですよ)。

次に見るべきは、政治じゃないですかね。これは海外の話とも繋がるんですが、結局のところ、政治が国の経済を動かしているんですよ。だから日本国内を見る際にも、そして海外を見る際にも、政治の動きに鈍感であってはならないんです。

こうやって外を見るクセを持つと、サラリーマンとして働いていても自社のことよりも他社や業界の動きに目が行くんです。ハッキリ言ってあなたの会社の社内で起こっていることなんて、二の次で良いんですよ。あんたの会社の人事がどうなったのかなんてどうでも良いの。そんなこと気にしているヒマがあるのなら、お客さんの会社の人事に意識を向けなさい。それが外を見るということですよ。

こんな感じで集まって来た外の変化について、

 ● この変化はどういう理由で起こっているのだろうか?

と考えるのです。物事には因果があるわけで、そこを推測することで、脳みそがロジカルになっていくんです。もちろんこれは仮説ですよ。でもこの仮説を立てるというスキルは、ビジネスに必要なんです。しかもこれを感覚とか感情でやるのではなく、ロジックでやるのです。つまり、「なぜそうなるのか?」という理由を見つけるということです。

もちろんその理由がひとつだけなんてことはなくて、複数の理由が見つかるはずなんですよ。それを絞り込んだり、組み合わせたりすることで、理屈を組み合わせていく感覚を養えるのです。

これは思考習慣ですから、やり続けると、あらゆる事象から自分が考える仮説が立てられるようになるんです。たぶんそれって、こういうことじゃないかな、なぜならば~、という構文がいつでもスッとアタマに立ち上がるんです。

中国が一方的に引いた「南海九段線」が70年経っても消されないワケ

中国が一方的に引いた「南海九段線」という仮想の海上境界線をご存知でしょうか? 1940年代に引かれたものですが、この線による「戦い」はさらに激化する可能性があるようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超えて教育関係の仕事に従事している日本人著者が、  その九段線の意味と戦いの理由について語っています。

正体不明の九段線だが…

1940年代、中国が南シナ海に一方的に引いた仮想の海上境界線「南海九段線(nine dash line)」が東南アジアを熱くしている。中国海軍が韓国西海(=黄海)で軍事演習を実施したり、排他的経済水域(EEZ)の重複区域を越えて領海主権を侵害するが如く、東南アジア諸国も70年前に引かれた正体不明の線のため中国に「沖合」を奪われることになっているためだ。領有権が経済的利益はもちろん、国家安保と関連しているだけに譲歩のない戦いが始められる様相を呈している。

アジア太平洋外交安保専門家のカーライル・セイヤー=オーストラリアニューサウスウェールズ大学名誉教授は先月27日、韓国日報とのビデオインタビューで「中国の南シナ海野心が東南アジア諸国連合(ASEAN)主権紛争に火をつけ、アジア太平洋地域安保不安定を引き起こしている」としながら「肝心要のASEANが一つにまとまっていないのが問題」と批判した。南海九段線が何なのか、アジア太平洋地域に及ぼす影響は何なのかを彼に尋ねた。

セイヤー教授によると、南海九段線は中国が南シナ海管轄圏の境界を表示した9つの線だ。すべてつなげるとアルファベットの「U」字型になる。中華人民共和国樹立前の1947年当時、国民党政府が11単線を盛り込んだ公式地図を製作・出版したのが始まりだ。セイヤー教授は「1949年に樹立された今の中国政府が1952年海南島とベトナム間のトンキン湾にある線2本を削除して現在の姿になった」とし「350万平方キロメートルに達する南シナ海海域90%がこの線の内側に含まれる」と説明した。

南海九段線は数十年間、南シナ海葛藤の火種だった。東南アジアの中心部まで入り込んだ同線は、多くの国の排他的経済水域を侵害する。排他的経済水域は国連海洋法協約により領土(沿岸または島)から200海里(約370km)まで認められる。線の内側にはスプラトリー諸島(中国名南沙群島、ベトナム名ツオンサ群島)、スカボロ岩礁(中国名ファン・イェンダオ、フィリピン名パナタグ)などフィリピンとベトナムが自国領土だと主張する島々が布陣している。