元凶はスーパー?熊本アサリの産地偽装問題、落とし穴だらけの根深い闇

大きな風評被害を生むこととなってしまった熊本産アサリの産地偽装問題。この問題は単に外国産のアサリを国産として売っていただけということではなく、もっと根が深い問題かもしれません。果たして、どこに元凶があるのでしょうか。今回の無料メルマガ『食品工場の工場長の仕事』では著者の川岸宏和さんが、売る側のスーパーの仕組みにも問題があるとして産地偽装について語っています。

熊本県産 あさり産地偽装について

食品の産地表示は、大きく2つの目的を持っています。

一つ目は、産地で大きな事故、異物混入、禁止されている種類、濃度の農薬の使用が判明した場合、悪意を持った毒物の混入が判明した場合などの、市場回収、リコールを行う時に、産地と言う区分を明確にし、消費者に食べないように注意喚起を行う時に必要なためです。

二つ目の理由は、お客様が、「ここの産地、このブランドは、美味しいから、安全だから」と信じて、購入をし続けるために必要だからです。日本酒で例えれば、「この蔵元のこのブランドが美味しい」と信じて買い続けるのに必要だからです。

この日本酒が美味しいと信じている方が、友達に勧めた所、「あんまり美味しくなかった」と言うときがあります。確かに、友達が購入した日本酒は、雑味が多く、美味しくなかったときに、販売したお店の管理状況、流通状況が悪かったのか、悪意を思った方が、人のブランドを利用して、中身を入れ替えたのかもしれません。

日本酒の例のように、味がわかる方がいればいいのですが、熊本県産のアサリと、中国産の日本の海を経由していないアサリの味の違い、色の違い等がわかったのかどうか、熊本の産地の方に聞いてみたいものです。

豚肉であれば、黒豚にアメリカ産の豚肉を混ぜると、スライス状態であれば、見分けがきく方が多いと思います。オリーブオイルも、美味しい物と、雑味のある物の違いがわかる方が多いと思います。

初めて購入する方、特に、殻が付いている、卵、あさり等は、表面から、区別がつきずらいので、買って見たところ「ふーん、こんなものか」とお客様が思い、アサリ自体、高級鶏卵自体の購入を避ける事になると思います。

味へのこだわり一切ナシ。“大阪発”笑いにだけ特化したお土産が売れるワケ

大阪といえばお笑いの聖地。一般人でもボケとツッコミを自由自在に操る人たちの多い場所ですよね。その大阪のお土産で最近人気となっているものがあるといいます。そこで今回は、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが自身のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の中で、その商品を紹介。何が人を惹きつけているのか解明しています。

“笑わせてナンボ!”の大阪土産。「味は二の次」は本当なのか?

旅先では、お土産選びで迷ってしまうことがよくあります。家族や友人、同僚などに喜んでもらうためには、しっかりと吟味しなければなりません。

これまでは、「名物に旨いものなし」と言われた時代もあり、無難なもので済ませる人がほとんどでした。

しかし、昔と違い、最近は趣向を凝らしたものが多くなり、選ぶ楽しさもあります。お洒落なものや高級感のあるものが、たくさん並んでいます。あり過ぎて、困ることも多くなりましたが。

とは言え、日本全国で見ると、やはり似ているものばかりで、その地域の特色が出ているものは多くありません。

そんなお土産選びが、ワクワクともっと楽しくなる地域があります。

大阪です。

お笑いの聖地であり、“笑わせてナンボ!”の精神が宿る人たちが集まっているので、お土産もひと味違っているのです。

天下の台所であることから、「551蓬莱の豚まん」「りくろーおじさんのチーズケーキ」「堂島ロール」「点天のひとくち餃子」「タコ昌のたこ焼き」など、大阪人の日常食をお土産にする人が多くいます。

また、いわゆるお土産として生まれたものとしては、「お好み焼きせんべい」「大阪紅ショウガ天ポテトチップス」「ハッピーターンたこ焼きソース風味」「ミックスジュースチョコクランチ」など、大阪らしさを前面に押し出した商品があります。

『令和の虎』出演者たちが賭けポーカー。武田塾の林塾長が事実認め謝罪、芋づる式で経営者らに逮捕の危機

YouTubeで配信されているビジネス系リアリティ番組『令和の虎』(登録者数40万人)の出演者に賭けポーカーをしている疑惑が浮上し、ネット上で大騒ぎになっている。出演者のひとりであった学習塾「武田塾」の塾長である林尚弘氏はその事実を認めて謝罪。騒動は更なる広がりを見せそうだ。
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『令和の虎』参加者たちが賭けポーカーの違法賭博

2001年から2004年まで放送され、多くの有名人を輩出した人気テレビ番組『マネーの虎』(日本テレビ系)。その現代版ともいえる番組が『令和の虎』で、本家同様に虎側には著名社長たちが名を連ねている。

そんな人気番組を巡り浮上した賭けポーカー疑惑。ネット上では名前と勝ち負けの金額を記したとみられるLINEの画像が流出し、20人以上もの名前が列挙されていた。

真偽は不明の状態だったが、学習塾「武田塾」の塾長で、運営会社である株式会社エイバーの社長を務める林尚弘氏が15日午前3時頃に自身のツイッターを更新。賭けポーカーをしていた事実を認めた。

「今回の騒動についてのお詫び」と題されたツイートには、「この度、世間をお騒がせしております賭けポーカーに関しては事実です。違法行為をしてしまったこと、大変申し訳ございませんでした」と事実を認めて謝罪した。

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さらに、「また、脱税疑惑に関しては、自信をもって潔白です。この点に関しては明日税務調査が入ってもきちんと説明できます」とし、一部で指摘されていた脱税に関しては完全否定した。

「ただ、違法行為をしてしまったことに関しては事実ですし、教育事業を行う者として、受験生の大事な時期にこのような騒ぎを起こしてしまったこと、大変申し訳なく思っています」とし、「この度、今回のケジメとして、武田塾の塾長職と運営会社の株式会社エイバーの代表取締役社長を辞任する決断を致しました。皆様、大変申し訳ございませんでした」と綴り、塾長及び社長の座から身を引くことを報告した。

また、同番組の出演者である、日本最大級の品揃えを誇るマジック:ザ・ギャザリング専門店 「晴れる屋」の齋藤友晴社長も自身のYouTubeチャンネルで騒動について言及。

「賭けポーカーに関する報告と謝罪の動画です」と語り、「この度は誠に申し訳ございません」と叫ぶように謝罪の言葉を述べ、深々と頭を下げた。

そして、「昨年の秋頃から10回以上にわたってお金を賭けて遊んでしまいました」と事実を認め、「非情に軽率な行動だったと反省しております」と語った。

流出したLINEの画像には20人以上の経営者とみられる人物の名前が記されており、ネット上では更なる追及が始まっている。さらに、賭けポーカーをしている様子の写真まで出回っていて、言い逃れは難しいだろう。

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大炎上する前に早々に事実を認めて謝罪した2人。この後も同様の告白をする人物が続くとみられる。賭けポーカーをめぐる騒動は更なる広がりを見せていきそうだ。

大震災やコロナ禍で痛感。日本は800年前に書かれた『方丈記』の時代から何も変わっていない

突然ですが、みなさん鴨長明(かものちょうめい)の『方丈記』(ほうじょうき)っておぼえていますか? 学生時代に冒頭の部分を暗記させられたという方も多いのではないかと思います。そう、 ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの…

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中ロ共同声明に書かれた日本への強い「警告」。中国は“五輪閉幕後”どう動くか?

もはやロシアによる軍事侵攻が避けられないかのように伝えられているウクライナ情勢ですが、その展開を強く望んでいるのはアメリカのみと見て間違いないようです。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では、著者で多くの中国関連書籍を上梓している拓殖大学教授の富坂聰さんが、ウクライナ問題を巡る各国の思惑を解説。さらに当問題の大本を分析した上で、中ロ首脳会談の内容と終了後に出された共同声明から読み取れる習近平政権の「覚悟」と、今後の東アジアの動きを考察しています。

 

中国は北京五輪「閉幕後」にどう動くか?日本、韓国、北朝鮮、ロシア、そしてアメリカに見せる態度と行動

北京冬季オリンピックの閉幕後の国際情勢はどうなるのか。最初に触れなければならないのはウクライナ危機の行方だろう。焦点は、2014年のロシアによるウクライナ侵攻が再現されるのか否か、だ。

興味深いのは2014年当時と比べ、今回、ウクライナ問題に対する中国の態度が大きく変化している点だ。

前回の危機では、その翌年の1月21日、李克強総理がスイスのダボスでウクライナのポロシェンコ大統領と会見し、「中国は常にウクライナの国家主権、独立、領土保全を尊重する」と明確に打ち出している。自国と関係の薄い問題からは距離を置こうとする中国にしては珍しく、対米協調の顕著なサインとも考えられた。

しかし今回は、習近平国家主席がウクライナのゼレンスキー大統領と国交樹立30周年を祝う電報を交換(1月4日)をしたものの、中身はそっけなかった。

具体的には「国交樹立から30年、中国とウクライナの関係は常に健全で安定した発展の基調を保ってきた。双方は政治的相互信頼を深め、各分野の協力で実り豊かな成果を挙げ、人的・文化的交流を日増しに緊密化し、両国民の幸福を増進してきた。新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以降、中国とウクライナは互いに助け合い、手を携えて対策を講じて、両国民の厚い友情をはっきりと示した」と、ありきたりのメッセージを贈っただけで「国家主権、独立、領土保全の尊重」の文字もなかった。

単純な比較は避けるべきだが、オバマ大統領の不満を受けて踏み込んだ李克強・ポロシェンコ会談から明らかにトーンダウンだ。

米中関係の冷え込みと中ロ接近を如実に表した変化だが、極めつけは北京冬季オリンピック開会式に参加しプーチン大統領との間で交わされた契約の数々だ。中国は今後10年間でおよそ1億トンの原油をロシアから輸入し、中ロの貿易額を2024年までに2,000億ドルに拡大(2021年は1,400億ドル)するための「ロードマップ」までを互いに承認し合ったという。

ウクライナ問題ではいまロシアに侵攻を踏みとどまらせるためにアメリカ・EUは厳しい経済制裁をちらつかせている。その最大のターゲットは独ロを結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム2」だとされる。バイデン大統領は2月、ワシントンを訪問したショルツ独首相との会談のなかで「ロシアがウクライナに侵攻すれば、『ノルドストリーム2』を稼働させない」とまで語っている。

つまり中ロの今回の合意は、その制裁でロシアが受ける痛みを和らげる役割を果たすというメッセージとなっているのだ。

しかし、この見方にも注釈が必要だ。中国はロシアのウクライナ侵攻を望んでもいないし、支持もしていないからだ。

中ロ首脳会談後の共同声明を受け、多くのメディアは「中ロはNATO(北大西洋条約機構)のさらなる拡大に反対」という一文に注目し、ウクライナ情勢をにらんだ「中ロの結束」を書き立てた。しかし声明の内容はロシアとウクライナの対立が中心ではなく、明らかにアメリカの対外政策への反発に置かれている。思い切って要約すれば「国際秩序はアメリカが決めるのではなく国連だ」という考え方を中ロが共有したという内容だ。

そのため中国メディアの報道は概して低調で、何とかウクライナ問題に引き付けようとする西側メディアとは対照的だった。透けて見えるのは中ロ間のウクライナを巡る思惑の違いだ。繰り返しなるが、ロシアのウクライナ侵攻を中国は望んでいない。

 

 

偽物大国の没落。他社商品を安易にコピーする日本企業の“お先真っ暗”

社会問題化して久しい、偽ブランド品の横行。製造販売することはもちろん、購入目的によっては買い手側も罪に問われるのが偽ブランド品ですが、それでは商品を「コピー」するのは、一体どこまで許されるものなのでしょうか。今回のメルマガ『j-fashion journal』ではファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんが、ファッションにおけるコピーの問題について熟考。さらに社会のデジタル化が「軽いコピー犯罪」を増加させた理由を考察しています。

 

ファッションとコピーの悩ましい問題

皆さん、こんにちは。

今回はファッションとコピーの問題を取り上げました。

この問題は複雑です。ブランドや商品を完全にコピーするのは犯罪です。偽物商法は詐欺であり、これが悪いことは誰でもわかります。

ファッションの場合、有名ブランドの商品をコピーして安価な商品を大量生産することは珍しくありません。この場合は、あまり問題にはならないようです。

最近問題になっているのは、デジタルコピーですね。ネット上のデザインを簡単にコピペしてしまう。このあたりのお話をしたいと思います。

1.人真似は恥か?

尊敬する人、憧れの人の服装を真似ることは珍しくない。その人に近づきたいと思う気持ちがそうさせる。

これは案外普遍的な気持ちだと思う。ファッション雑誌のモデルの格好を真似したり、人気ショップのスタッフの真似をする。あるいは、コスプレだって、好きなキャラクターになりたくて真似をするのたろう。

ファッションデザイナーを目指す学生も、好きなデザイナーの作品やファッション雑誌を眺めながら、デザイン画を描く。アパレルに勤めるプロのデザイナーもトレンド情報や売れ筋情報の商品を見ながらデザインすることは珍しくない。

本当にゼロからデザインする人はごくわずかだ。多くは何かを下敷きにしてデザインする。そして、顧客もまた、ファッション情報に影響されて服を選ぶ。

こうした真似の連鎖、情報の連鎖がファッションを広げ、ファッションビジネスを成立させている。

それても、知的所有権の問題が起きることがある。どこまでが許されて、どこまでが許されないのか、そのあたりの微妙な話を掘り下げてみたい。

2.コピーされないデザイナーの存在意義は?

コピーすることは悪いと言われるが、逆にコピーされないデザイナーに存在意義があるのだろうか。

そもそも売れそうだと思うからコピーするのであって、売れないデザインをコピーすることはない。コピーされることは、売れるデザインであることの証でもある。

コピーされても、自分のブランドの商品が売れるなら全く問題はない。むしろ、多くのブランドがコピーしてくれることで、そのオリジナルを作ったブランドであることが訴求できる。

パリのラグジュアリーブランドのショップの売上の内、海外のアパレル企業による購入の比率は意外に高い。商品の購入の目的はコピーするためである。しかし、コピーしても売れない商品も少なくない。経費をかけても利益にはならないのだ。

中国には「開発バイヤー養成講座」がある。開発バイヤーとは、コピーするために商品を購入するバイヤーの意味で、どんな商品を購入すれば無駄がないのかを教えるのだという。

最近は、コピーするのは効率が悪いので、オリジナルデザインを進めるという中国アパレル企業も増えている。

 

管理職に必要なのは具体的指示。チームで軽やかに仕事をするコツ

仕事の進め方が拙い人がいるためにチーム全体の効率が上がらないのはよくあること。複数の人が関わる仕事を効率的に進めるには、マネジメントする人の能力が欠かせません。今回のメルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』では、著者で「5つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家」石川和男さんが、リーダーや管理職が知っておきたいメ“ンバーの動きを変えるちょっとしたコツ”を伝えます。また、スムーズに仕事が進んでいても、その人にしかできない“聖域”仕事を作ってしまうとリスクが大きくなるとも伝えています。

 

知らないと損!チームで軽やかに仕事をするコツ

自分自身が効率的に仕事をしても、ほかのメンバーが非効率的な働き方だと時間どおりに終わらせることが難しくなります。会社員なら定時退社が困難になります。特に課長などの管理職はそうです。メンバーの仕事をチェックする機会も増えます。

軽やかに、スムーズに進むメンバーの動かし方

言うのは簡単、実践は、なかなか思うようにいかないものです。しかし、コツはあります。1つは、「自分が何時に終了するか」を伝えることです。「15時に外出して、そのまま直帰する」、「16時から打ち合わせがあるから、連絡が取れない」などと伝えると、メンバーは逆算してその時間に間に合うように書類等を提出するようになります。

2つ目は、その日やろうとしている仕事をメンバーと共有することです。経験が浅い人だと、時間の見積もりが甘く、自分のこなせる量以上の仕事をやろうとしてしまいがちです。それを確認し「それは今日やらないといけない仕事か」、「ほかの人の手伝いが必要ではないか」などとアドバイスをする。必要なのは、具体的な指示です。

たたき台として簡単な書類作成を依頼したつもりなのに、提出が遅く、確認したら細部まで調べ、カラーで綺麗な企画書を作っていた。これは時間管理コンサルとしてお客様の会社に伺ったときに何度もあった例です。「早く書類が欲しいから、こんなに丁寧にやらなくていいんだよ」なんて言ってしまったら、がんばったメンバーはやる気を失います。上司に対して「だったら先にそう言えよ」と不満を持つようになり、お互い悲惨です。

こんな状況を作らないためにも、「どこまでの内容をいつまでに提出するのか」を具体的に伝え、共通認識を持たせましょう。伝えたあとに復唱してもらうことで、理解の確認度合いを知ることができ、かつ共通認識を持たせることができます。

また、バッファ(余裕)を作る意識も大切です。例えば、部下に書類を作成してもらっても、一発でオーケーを出すことは、あまりありませんよね。どこかしら、修正が必要なものです。2度目の提出からさらに再修正が必要なことも珍しくありません。その日のうちに突発的な仕事が舞い込み、考えていたよりも仕事が進まないこともあります。

時間の見積もりが下手な人は、修正・再提出・トラブルにかかる時間を考えていないことがあります。12時までの提出を考えているなら、11時30分までに提出を依頼する。そうすれば30分の余裕を作ることができます。提出期限にはバッファを設けて指定しておくようにしましょう。

 

岸田政権の目玉政策“事務方”にスキャンダル。法案審議はどうなるのか?

週刊文春に届出なしの兼業疑惑と不倫疑惑が報じられ、「経済安保法制」の担当室長が更迭されました。岸田政権の目玉政策に関わる法案審議にも影響は及ぶのでしょうか。今回のメルマガ『室伏謙一の「霞が関リークス」増刊号』では、著者で国会議員、地方議員の政策アドバイザーを務める室伏謙一さんが、スキャンダルにより法案も予算案も修正が必要になってしまうようだと、他の提出法案の審議が秋に先送りされるかもしれないと懸念を示しています。

 

今国会での法案審議はどうなるのか?

1月17日に召集された第208回国会(常会)もそろそろ一月が過ぎようとしています。令和4年度予算案の衆院での審議も終盤を迎え、来週末か再来週早々に採決との観測も出ています。

もっとも、岸田政権の目玉政策の一つである経済安全保障法制、現段階で私が知っている仮の正式名称は「経済政策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律案」に関し、その事務方取りまとめ役である担当室長の不祥事疑惑が週刊誌報道により浮上したことで、野党立憲民主党は法案の立案過程や本法案の成立を前提とした予算案についての問題如何を追求し始めました。(なお、一部報道では「制定過程」と書いてあるものがありましたが、国会の議決を経ずに「制定」はありえません。あくまでも「立案」です。)

週刊誌報道ベースでは情報漏洩如何が主な問題のようですが、漏洩したことで法案の中身やそれに基づく予算案に無用の影響を受けていたのだとしたら一大事。これは岸田政権としては丁寧な対応と説明が求められますから、予算案の衆院通過は後ろ倒しになるかもしれません。

そうなると影響が出てくるのが法案の審議日程。仮に法案も予算案も修正が必要となった場合は相当日程が喰われることになりますし、衆院で追求され、対応したから終わりというのではなく、参院は参院で新たな追求が始まりますから、秋の臨時国会に先送りされる法案も出てくるかもしれません。

そんなことも予想してか、今国会、昨年の通常国会と比べて内閣提出法案の数が少なくなっています。昨年は国会開会時点で63本が提出予定とされていましたが、今国会では58本と5本少なくなっています。たった5本だろ、などと思うなかれ、審議日程の確保から審議時間の調整、所管の大臣の他の日程との調整等、準備段階から結構大変で、審議時間を最短で衆院3時間程度、参院2時間程度としても、単純計算で、5本で25時間。当然24時間国会の審議をやっているわけではありせんし、準備・調整の時間も必要ですし、他の審議と同時並行で進めるわけですから、「はいこの法案の審議が終わった、はいすぐ次」というわけにもいきません。

要は5本の審議だけでも、最低限で見積もっても結構時間がかかるということです。これが与野党対決法案だったり、重大な内容の法案だったりすれば、審議日程は何日も確保しなければなりませんし。

さて、その年の夏に参院選がある場合、与党は安全運転な国会対応を行う傾向があり、……(メルマガ『室伏謙一の「霞が関リークス」増刊号』2022年2月10日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)

 

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目に余る習近平の失政。中国が春節移動に禁止令を出せなかった訳

新型コロナ流行前は実に30億人以上が移動していたという、中国の春節前後の大型連休。今年の春節は2月1日でしたが、北京五輪開幕を控えコロナ感染を抑え込みたい中国政府は、「民族大移動」にどのような規制を加えたのでしょうか。今回の無料メルマガ『出たっきり邦人【アジア編】』では広東省の深センに長く住むMochiさんが、中国当局が人民たちに「出来れば帰らないでください」という弱腰とも言えるトーンで移動の自粛をお願いせざるを得ないウラ事情を紹介。さらに突如降って湧いたコロナ感染者発見のニュースを、「政府の自作自演」と訝らざるを得ない理由を記しています。

『華南の風』中国・深セン【14】春運

皆さんこんにちは。そして新年快楽!今年の旧暦では1/31が大晦日、2/1が春節。一般的な企業は1/30~2/6まで休みとなりますが、工場などは地方から出てきている工員が戻る時間を考慮して10日から14日という長期休みとなります。またこの前後に有休をくっつけて早めに実家に帰る、若しくは遅めに実家から戻る人が多数あり、春節休みの前後1週間はいろんな案件があまり進みません。

春節に実家に帰る民族大移動のことを「春運」と言います。中国では正月を実家で過ごすというのは非常に重要なので飛行機、電車、新幹線、高速バス、自家用車と交通機関が物凄いことになります。過去2年間はコロナで帰れない、帰らない人が多かったので「今年こそ!」と意気込んでいる人ばかりです。

一方でゼロコロナ政策の中国政府としては北京冬季五輪、習近平が異例の国家主席3期目を狙う全人代が控えており、感染者は出来る限り増やしたくないと思っています。春運は数億人が国内を往来するので厄介この上ない。かと言って強硬策を取ることで民衆の不満が高まるのは避けたいというジレンマがあります。ただでさえ21年はたくさんの問題が起きました。

一つは電力不足です。発電のほとんどを石炭による火力発電に頼っている中国が、対中強硬策を取り始めたオーストラリアへの嫌がらせとして、オーストラリアからの石炭を積んだタンカー十数隻の着岸を一時的に拒絶したため、発電量が低下しあちこちで停電が起こりました。電力会社は仕方なく国内から石炭調達を急いだ結果、石炭の高騰を招き、今度は一般人が暖を取る石炭が手に入らないと社会問題に。政府主導で石炭価格を無理矢理下げさせ、何とか軟着陸。

そして「恒大集団」という超大手不動産ディベロッパーのデフォルト危機。この会社は既に半分デフォルト状態ですが、第二、第三の恒大が必死に債務解消に入っているため、あちこちで不動産価格が下落しています。長きに渡って不動産バブルを放置してきたツケですが、これを引き起こしたのも習氏の引き締め政策が引き金。

政府の想定を超えて大きくなり過ぎた団体(芸能人のファンクラブ)やIT関連(個人情報を多数保有)も締め付けた結果、WeChatを運営するTencentも減収減益、ゲーム会社の大量倒産を招きました。これも習氏の嫌がらせが引き金。「ゲームはアヘンみたいなもの」と称し世論を煽りつつ、個人情報の保護が不十分と難癖をつけて罰金を科しました。

そして以前の投稿でもお話しした強制的な学習塾の禁止。子供は救われましたが市場の80%が縮小したことで3,000万人が失業したとされています。有名大学卒業の人気講師が出前の配達ライダーになったニュースも見ました。

【関連】中国政府が少子化に白旗。学習塾の土日営業を禁止にしたウラ事情

文在寅が謝罪要求。韓国大統領候補の不正捜査断行発言に大激怒

3月9日の投票日まで3週間あまりとなった韓国大統領選ですが、またも一悶着起きてしまったようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、野党候補の尹錫悦氏が言及した政権奪取時における現大統領への不正捜査断行について、文在寅氏が直接の謝罪を要求したことを伝えるニュースを紹介。さらに最高権力者の謝罪要求を突っぱねた尹候補を高く評価するとともに、文大統領に対しては「不正がないなら堂々とあるべき」と至極真っ当な意見をぶつけています。

【関連】逮捕か自殺か暗殺か。朴槿恵だけではない、韓国歴代大統領の悲惨な末路

積弊捜査に恐れる文在寅

2月9日のメルマガ『キムチパワー』#389号「次期韓国大統領の有力候補・尹錫悦が暴露した現政権の黒い内部」でふれたように、尹錫悦氏の基本的な姿勢は不正は絶対に許さないというものだ。そしてそれは検事としての最低限の姿勢だろう。尹錫悦氏が政権をとったら現政権(=文政権)の積弊(不正)を憲法と常識に照らして裁くと言ったことに対して2月10日に文在寅氏が「直接の謝罪」を尹錫悦に要求し、政界がすったもんだの騒ぎとなっている。「根拠のない発言で、文政権(=文在寅)に泥を塗った」というわけだ。

ちょっと詳しく見てみよう。尹候補がインタビューの中で「文在寅政府初期でやったように、前政権の積弊清算捜査をするのか」という質問に「やる」と答えたことに対し、文大統領が9日の参謀会議で「政府を根拠もなく積弊捜査の対象とし、不法行為を行ったと決めつけたことに強い怒りを感じる」とし、尹候補に直接の謝罪を要求すると同時に「中央地検長、検察総長在職時には積弊があるにもかかわらず見て見ぬふりをしていたのか」と問い返した。文大統領が報道当日に続き翌日まで強い批判を出したことは、文在寅氏がいかに頭にきているかをよく表している。

そんな文大統領の発言は、政治中立義務に反する行為だと野党がすかさず批判しているのだが、これに対して青瓦台は、「地位を利用して影響力を行使するのではなく、一種の偽ニュースに対する釈明として正当な反論権を行使するものだ」と反論した。続いて「大統領府は与党議員の非難を受けながらも選挙中立原則を守ろうと努力し、最近では行政力の80-90%をオミクロン対応に注いでいる」とし「今回の発言を選挙介入と言うなら、大統領は植物大統領のように死んだように職務停止状態でいなければならないのか」と反問している。