北極 爆弾低気圧 河合薫 異常気象

米を襲った豪雪「スノーマゲドン」に日本の気象予報士が焦るわけ

「ニューヨークで大雪」などのニュースを耳にするたび、「外国の話だから関係ない」と感じている人も多いかもしれません。しかし、実は日本の異常気象や自然災害の発生は海外の異常気象が大きく関係しているようです。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では、「ニュースステーション」で気象予報士として出演していた健康社会学者の河合薫さんが、年明け早々世界で相次ぐ異常気象を紹介しながら、日本との関係性について詳しく解説しています。

※本記事は有料メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』2018年1月10日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

スノーマゲドン到来! ニューヨークに大雪が降ると日本も凍てる

年明け早々、世界各地で異常気象が相次いでいます。

北米を襲ったのが「ボンボジェネシス(bombogenesis)」。

いわゆる爆弾低気圧で「中心気圧が24時間に24ヘクトパスカル以上低下する低気圧の呼び名です。

  • フロリダ州タラハシーで28年ぶりに雪が降った!
  • フロリダ州ボカラトンではイグアナが凍えて木から落下!
  • フロリダ州ガルフワールド海洋公園はメキシコ湾で動けなくなっていたウミガメ
    200匹を救出!(ウミガメは気温10度で動けなくなる)
  • マサチューセッツ州ナンタケット島では波が凍りいた!
  • ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港は閉鎖され、4000便以上が欠航!
  • ニューヨーク州では氷点下13度まで低下!
  • ニューハンプシャー州ワシントン山の気象観測所では、氷点下36度を記録。
    強風を伴い体感温度は氷点下69度まで低下!
    ……etc. etc.

さらに低体温症やスリップ事故で、少なくとも22人の死者が出たと伝えられています。

一方、オーストラリアのシドニーでは記録的な猛暑に見舞われています。

7日の気温は47.3度まで上昇し、1939年に記録した観測史上最高の47.8度に次ぐ暑さです。

シドニーの警察は住民に対し、十分な水分補給を心がけ、直射日光を避けるよう呼びかけると共に、シドニー市内や周辺地域では猛暑や強風が予想されることから、火の使用が全面的に禁止されました。

1890年代、スウェーデンの化学者スヴァンテ・アレニウスは工場からモクモクと出る黒い煙を見ながら、

「この煙が気候を大きく変えるに違いない。そして、人間がその変化に気付くときには、既に取り返しのつかないことになっている」

と呟いたとされていますが、2018年は“変化を痛感させられる年明けとなってしまいました。

車に乗ったまま参列「ドライブスルー葬儀」の需要が高まっているワケ

「高齢で身体の負担が心配」「足が不自由」などの理由で葬儀に参列できないという人々の増加を受け誕生したサービスが、にわかに注目されています。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』では著者でMBAホルダーの青山烈士さんが、日本初のドライブスルー葬儀が話題を呼んでいる「D&Aコンサルティング」の戦略・戦術を分析しています。

顧客のその先の利用者のニーズまで考える

ドライブスルー葬儀で話題の企業を分析します。

D&Aコンサルティング(ドライブスルー型の葬儀システムの販売)

戦略ショートストーリー

葬儀会社をターゲットに「特許を取得した独自のシステム」に支えられた「車に乗ったまま焼香できる」や「焼香にかかる時間は約3分」等の強みで差別化しています。

日本初のドライブスルー葬儀を導入した葬儀会社は、特に、高齢者や介護を受けている方足の不自由な方から支持を得ています。

■ 分析のポイント

顧客のその先の利用者のニーズまで考える

多くの企業は、当然ですが、自社の顧客のことを意識してビジネスをしています。顧客から継続的に選ばれなければ(必要とされなければ)企業が存続することは難しいですからね。

それは、BtoCのビジネスでも、BtoBのビジネスでも共通です。しかし、BtoBの場合、その先のCまで意識することが重要です。いわゆる、BtoBtoCですね。はじめのBに求められることは、いくつかありますが最もわかりやすいのは、顧客となる企業の強みを強化すること、つまり、顧客企業の提供価値向上への貢献です。

より具体的に言うと、顧客となる企業が提供している商品やサービスが自社の商品(サービス)を使うことでより消費者から選ばれる(必要とされる)ようになるということを実現するわけです。

今回の事例でいうと、顧客となる葬儀会社がドライブスルー葬儀を導入することで依頼主である喪主となる方から選ばれるようになる、といった流れになります。今回のポイントは、顧客となる企業の提供価値を高めるには、その顧客となる企業にとって、ターゲットとしている消費者のニーズをつかむことが重要な要素になるということです。

D&Aコンサルティングを設立した「竹原重建」は、足の不自由な方など葬儀に行きたくても行けない方の存在を知り、その問題の解決策として、ドライブスルー葬儀を開発したわけですが、これが、顧客企業の提供するサービスの価値を高め、顧客企業のサービスを利用する方のニーズを満たすものだったからこそ、導入を希望する企業が出てきているのでしょう。利用者のニーズを理解し、常識にとらわれない姿勢がこのサービスの開発につながったのだと思います。

「ドライブスルー葬儀」については、賛否両論あるようですが、少なくとも、葬儀に行きたくても行けない方にとっては、問題解決につながる一手段になっています。現在の高齢化社会において、平均寿命が延びているということは、亡くなる時の年齢が高くなるということですので、恐らく、参列される方の年齢も高くなっていくことが想定されます。そのような状況の中で、「ドライブスルー葬儀の必要性は高まっていくように思いますが、今後、「ドライブスルー葬儀」がどのように拡がっていくのか、文化として定着していくのか、注目していきたいです。

矢口真里「正月太りが止まらない」年末年始は彼氏と温泉?

AbemaTVで1月9日、『矢口真里の火曜The NIGHT』にタレント・手島優、マジカル・パンチライン・沖口優奈、スピリチュアルアイドル・疋田紗也、ピタット四姉妹・高槻実穂が出演した。

同番組は、タレントの矢口真里とお笑い芸人の元巨匠・岡野陽一が、毎回変わる個性豊かなアイドルたちをゲストに迎え、様々なトークテーマでアイドルたちに切り込んでいく番組。

オープニングトークでは、矢口、岡野それぞれの年末年始の話題に。年越しからまだ休みがなく、初めて売れっ子の正月を体験したと話す岡野に対し、矢口は「私は温泉行きました、1泊2日でしたけどね」と、西伊豆にある土肥温泉に彼氏と旅行に行ったことを明かし、「贅沢な温泉だった」と、旅行の思い出を語った。

そんな矢口に岡野が「ちょっとお太りになりました?」と言うと、「だから言ってるじゃないですか、去年から正月太りが止まらない。今年はちょっとダイエットしなきゃな」と話し、笑いを誘った。

また、新年の抱負を聞かれた矢口は「お仕事ももちろん充実した1年にしたい。民放さん、地方局、ネット全部。そして、プライベート的にも色々騒がれておりますが、落ち着けばいいなと思っています」と話し、「落ち着けばいいっていうのはそういうことですかね?」という岡野の質問にも「そういうことですね」と答え、年内の再婚の可能性について言及した。

今週は、矢口とプライベートでもとても仲が良く、番組をいつも観てくれているというタレントの手島優がゲストとして登場。「来ちゃった~、あけおめ~」と片手に缶ビールを持ち陽気に登場した手島だが、視聴者から届いたチクリメールで、手島がTwitterで「無になりたい」とつぶやいていたことが発覚。矢口が真相を聞くと、「その時マジでイライラしてて、マネージャーさんが深夜2時くらいにスケジュールを送ってくる日が3日間くらい続いて…。常識的に考えて深夜に連絡を連投してくんなよ」と、マネージャーへの怒りを吐露した。

「普段からこんなに口悪いんですか?」という岡野の質問に、矢口が「いやいや、プライベートの方がふんわりしてる」と答えると、「私、裏表激しいの」と、自身の性格について語った。

さらに、手島が出演した作品の主題歌である「爆乳戦隊パイレンジャーを生で聴きたい」という視聴者の方からの要望に、手島は、「私毎回口パクなの!」と戸惑いながらも、アカペラで歌を披露。そんな手島の姿に「さすがだ!」「やぐフェスで見たい!」など、視聴者からもたくさんのコメントが届いた。

“新春開運占いアイドル大集合SP!”と題し、占いができるアイドルをゲストに迎え、矢口と岡野、そしてゲストの手島の2018年の運勢を見てもらうことに。 まず初めは、メンバー全員が占いをできるという、マジカル・パンチラインの沖口にタロット占いで3人の運勢を見てもらった。すると、手島と、岡野が全く同じカードを引き、この偶然には沖口も「タロット占いで同じカードが出るってなかなかないです」と驚きを見せた。他の占いでも相性が良いと診断された2人に対し、矢口が「彼、お金はないけどすごく優しい。彼女、お金はあるから」と恋のキューピット役を買って出た。

そして、「2018年は相当大事」と話す矢口の総合運を見てもらうと、沖口は「すごく勢いがある、総合運としてはかなり良い。周りの意見に耳を傾けずに真っすぐ進んでいけば、すごくいい1年になる」と語り、オーラが見えるという疋田、顔相占いをするピタット四姉妹の高槻も矢口の総合運を「すごくいい」と診断した。 それぞれの占い結果を聞いた矢口は、「悩みというか、(気になっているのは)結婚とかの部分ですよ。私としては(してもいい)という感じだけど、世間としては? とか。そこは常に葛藤するし、1番の悩みの種。SNSのコメントとかめっちゃ見ちゃうから、時々気にしちゃうときがある」と、結婚についての心情を語り「人の意見を聞くより、我が道を進む2018年でいいのかな。あたし頑張る!」と、新たな1年への意気込みを明かした。

©AbemaTV

<関連サイト>
浅川梨奈、『有吉反省会』で衝撃の汚部屋暮らしを告白!
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“高視聴率男”YOSHIKIへ出演オファーが殺到!?
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記事提供EntamePlex

【動画】大荒れの海にサッカーボール蹴飛ばしたら…意外な結果に

波は荒れ狂い、強い風が吹き荒れている海。そんな中海に向かってサッカーボールを蹴り飛ばした。

海の彼方に消えていったと思われたサッカーボール。すると予想に反してボールは・・・

たかーーーく蹴り上がったボールは、海の風に押し返されてこちらに戻ってきた。

しかも横にそれたりすることなく、キレイに蹴る前の場所に戻ってきたのだ。

ボールを粗末にするなということだろうか・・・(笑)

サッカーボールは軽いといえば軽いが、風で押し返すには少々重い気もする。

我々が思う以上に、自然の力は偉大だ。

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(RM Videos)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

徳田安春 地球温暖化 健康被害

健康被害も出始めた「地球温暖化」に抗う世界、遅れをとる日本

これまでの常識として「地球温暖化は、経済にダメージを与える」とされてきたことは周知の事実ですが、さらに最新の研究で「感染症を始めとした健康被害や豪雨による河川氾濫や山崩れなどをもたらす」という驚きの結果が出ました。今回のメルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』では、地球温暖化の脅威や防止に向けた世界の動きについて、現役医師(総合診療医)の徳田先生が詳しく解説しています。

今すでにある気候変動による健康被害

蚊媒介性感染症の増加

気候変動、中でも地球温暖化による健康被害は今すでに世界中で起きている問題です。地球温暖化による健康被害は将来のものであって、現在の我々には関係ない、と思われている人もいるかもしれません。しかしながら、最近の研究によると、温暖化によってもうすでに大きな影響が出てきており、この不都合な真実は予想を上回るスピードで私たちに襲いかかってきていることがわかったのです。

ます、蚊媒介性感染症です。1990年以降、ネッタイシマカとヒトスジシマカの病原体媒介力が急激に大きくなってきています。実際、1990年以降のデング熱ケースは10年毎に倍増しています。私は以前からこのメルマガでデング熱について何度も取り上げてきました。日本での国内デング熱ケース発生の予想が当たってしまいました。残念なことです。

今後心配なのは大規模な流行です。デング熱が持続的に流行すると再感染する人も出てきます。再感染するとデング出血熱の発症リスクがあり、このタイプでは治療しても死ぬことがあります。全身の血管から出血が止まらなくなって血圧が下がり、ついには多臓器不全で亡くなるのです。

本田宗一郎の「右腕」が成し遂げた、HONDAイズム継承という偉業

世界のホンダの創業者・本田宗一郎氏は、今も語り継がれる日本のカリスマ経営者ですが、彼の右腕に徹し、生涯支え続けたのが藤沢武夫氏でした。彼の支えなくしては今日のホンダはなかったと言っても過言ではありません。そんな藤沢氏が取り組んだ「後継者育成の仕組みづくり」が、無料メルマガ『戦略経営の「よもやま話」』で詳しく紹介しています。

後継者に何を残すか

以前にも語らせていただいたのですが、松下幸之助さんはご自身の「成功の要因」を「幸運」だったからだと言われるのです。それは「体が丈夫でなかったこと」「学歴がなかったこと」だと言われ、それがために「自分以外の人材に頼らずを得ず」また「衆知を活用しなければならず」これが後から考えると事業を健やかに成長されることになったと「幸運」だったと言われるのです。

そして、学歴があり頑強であれば、一介の中小企業の経営者で終わっていただろう述懐されるのです。もっとも、諧謔の意味が込められているのでしょうが、ある意味の「経営のコツ」を得るに至る経緯をこのように述べておられます。

企業が生れて成長しそれが継続されるについては、一人の天才やヒーローだけに頼るわけには行きません。ところで、天才と言えば日本では「本田宗一郎」ということになるのですが、本田さんは特別な人で初期の技術開発を一手に行いまたホンダ精神を身をもって体現されて「本田イズム」の基を築かれました。ただ、マネジメントに関しては別の人である「藤沢武夫という絶妙のパートナーによって行われたことはご存知のことでしょう。

その藤沢さんが一番恐れたのが本田亡き後の企業の存続でした。企業は本質的に社会に貢献することでもって、それも秀でさらに秀で続けなければならないのが使命があり、本田宗一郎一人に頼っていることの恐ろしさを痛感されていたのでした。と言って、第二の本田宗一郎を育て上げようとしても無理です。

そこで考えたのが「何人かの人間が集まれば本田宗一郎以上になる、そんな「仕組みをつくり上げようとしたのです。そのような目的で創られたのが「本田技術研究所」という「技術者(スペシャリスト)」にとっての働き甲斐の発揮できる場所でした。ここから「アメリカのマスキー法」を最初にクリアーした低公害エンジン「CVCCエンジン」が開発されたのは、誰もが知る快挙でしょう。

好きで入ったその道の学校を出た人は一生その技術で生きてもらいたい。そのために、地位、名声、収入も十分に満足してもらえる『仕組みをつくりたい」が藤沢さんの意図でした。人こそが、それも頭(知恵、知識)を使える環境が整えられて喜んで力を発揮する人こそが、企業の存続と成長を可能にする「貴重な資源」です。

在韓邦人が分析。韓国大統領「日本と真の友になりたい」の本気度

慰安婦問題の日韓合意について「破棄するのでは」と見られていた韓国の文在寅大統領ですが、先日の会見で「日本と真の友になりたい」との驚くべき発言をし、韓国国内でも大きな話題となっています。無料メルマガ『キムチパワー』の韓国在住日本人著者は、この大統領の「覚悟」とも受け取れる発言を評価するとともに、極東アジアの団結を視野に入れた今後の活躍に期待を寄せています。

日本と真の友になりたい

1月10日、新年の記者会見で文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、枝葉末節を省略すると「日本と真の友になりたい」と語った。これには筆者、はからずも落涙してしまった。9日の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官の発表をうけて、韓国内では現在、侃侃諤諤の状況だ。合意は間違っていると言いながらなんで再交渉しないのか、とか、なんで合意破棄をやらないのかと。

「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)や「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶財団」などの支援団体は「日本政府の自発的措置にだけ期待するというのは道理に合わない」との見解を発表。さらに挺対協は「2015年の韓日合意が問題の解決でないことを韓国政府の公式見解として宣言したのは歓迎する」としながらも、「外交的な問題を理由に日本政府の法的責任は問わないまま、韓国政府ができる措置しか取らないという姿勢は受け入れられない」と韓国政府の発表を強く批判している。

こういう風の中にあって、「両国間で公式に合意した事実は否定できない」との見解を示し(日本の皆さんからすればこれは当然ということだけれども)、今後の対日関係に関しては、「韓国と日本は文化的・歴史的に多くの部分を共有している」、「日本と心が通じ合う真の友になることを望む」と語ったのだ。こういう発言は、韓国の中では大統領であろうと誰であろうとなかなかできないのである。

【書評】マスコミが垂れ流す「子宮頸癌ワクチン危険説」という嘘

以前掲載の「日本人医師の国際的な賞の受賞を、国内メディアがボツにした裏事情」でもお伝えした、子宮頸癌ワクチンと国内大手マスコミとの「不都合な関係」。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』で編集長・柴田忠男さんが取り上げる書籍にも、そのワクチンを巡るマスコミや役人の呆れた行状が記されています。

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日本の聖域 クライシス
「選択」編集部 新潮社

「選択」編集部編『日本の聖域 クライシス』を読んだ。「選択」は会員制月刊情報誌であり、書店では売られていない。この雑誌の内容は、大メディアが真実を曲げて伝えたり、報じるべきなのに口をつぐむ諸問題について、その実態や真相をえぐるもので、責められるべき人物は肩書きとフルネームが出るのだからこわい。著者名はないが精鋭ぞろいである。

今も昔も深刻なのは、新聞や放送など信頼をおけるはずのメディアが、偽ニュースの流布の主体になっていることだ。23件の記事の中で、まえがきでも触れる「子宮頸癌ワクチンは、悪意のある報道が生んだ悲劇の最たるものである。世界中で癌予防の効果と安全性が認められているワクチンの接種が、日本ではほぼ止まったままになっているという。根拠なきワクチン危険説」のせいだ。

厚労省、政治家、弁護士らとグルになった新聞、テレビはワクチンの副反応ばかりを誇大に煽りたて世論をミスリードしている。日本では、毎年約1万2,000人が発症し、約3,500人が落命する。世界中で使われている、HPVワクチンによる定期予防接種が「再開」されれば、事態は好転するはずである。しかし……。

2013年6月、厚労省はワクチン摂取後に失神や痛みを訴える例が30以上あると発表し、ワクチンは危険であるというイメージが一気に拡散した。それを受けてWHOは、世界中で使用が増加しており、他から同様な兆候は認められていない、HPVワクチンが疑わしいとする理由はほとんどないと声明を出した。

米国疾病予防管理センターや米国臨床腫瘍学会なども同様の見解で、摂取を推奨している。世界の専門家が一致して安全性を保証しているにもかかわらず、日本だけが接種を停止している。こんな事態に陥った元凶は、厚労省、政治家、反ワクチン派とその弁護団、製薬会社、無知なウソを垂れ流すマスコミである。

中国への負けは認めたくない。安倍官邸が原発輸出を諦めない理由

誰もが予想していなかった福島第一原発の事故から約7年。この間、小泉・細川両元総理らが「原発ゼロ法案」を提案するなど一部に脱原発の動きは見られるものの、原子力規制委員会が柏崎原発に再稼働のお墨付きを与える等、未曾有の惨事に直面した日本は、震災前と何ら変わらぬ原発政策を推し進めようとしています。メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では著者で元全国紙社会部記者の新 恭さんが、このたび大きく報道された「日本政府による日立製作所の英国原発建設への支援」について検証、なぜ政府がそこまでして原発政策にカネと力を注ぐのかを読み解きます。

日本政府の保証までつけ英国原発建設にオールジャパンで取り組む理由

米国における東芝の失敗例でもわかるように、安全対策のコストがかさむ原発の建設は採算の合わない事業になっている。

にもかかわらず、日立が英国の原発新設プロジェクトを進めようとしているのは、日本政府の強い意向があるからだ。

日立にとっては初の原発輸出。不安の方が大きい。現に、昨年12月18日、東原敏昭社長は報道各社のインタビューに、こう答えている。

企業だから、採算がとれないものはできない。政府の支援をいただきながら、採算性がきちんととれる形で、投資家をどんどん募れる環境づくりをやっていくことが重要。

つまり、同社としては政府の支援がない限りやる気はないということを表明したわけである。

これに対する答えとでもいうべき記事が今年1月3日の毎日新聞に掲載された。

日立製作所が英国で進める原発新設プロジェクトに対し、3メガバンクと国際協力銀行(JBIC)を含む銀行団が、総額1.5兆円規模の融資を行う方針を固めた。事故などによる貸し倒れに備え、日本政府がメガバンクの融資の全額を債務保証する。政府系の日本政策投資銀行は出資による支援を行うほか、中部電力など電力各社も出資を検討する。総額3兆円規模に上る原発輸出を、政府主導の「オールジャパン体制」で後押しする。

政府が保証しオールジャパンで3兆円もの融資、出資をしてまで、原発を輸出する。しかも相手はGDP世界5位の先進国である。そもそも売る側がなぜ買う資金を用立てるのか。

輸出先が新興国なら、そういうスキームもありうるだろう。

寒い夜だから…料理人お勧め、たった10分でできる牡蠣の変わり鍋

この時期の定番メニューといえば何と言っても鍋料理ですが、あまりに登場回数が多いのでレパートリーに困っている、なんていう声もよく耳にします。そんな方のために! 今回の無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』では著者でプロの料理人・gatugatu佐藤さんが、旬の牡蠣を使ったちょっと珍しい鍋のレシピを紹介しています。

簡単! で暖まる「カキの異色鍋」

佐藤です。寒さが続くとどうしても「鍋にしよ!」となります。簡単ですし、あったまるし、なにより「旨い!」。そこで、鍋レパートリーに1つ付け加えて頂きたい料理があります。「牡蠣の玉子とじ鍋」。これ、たったの10分で作れて、体の芯からあったまる「鍋」。鍋に「出し汁6:みりん1:酒1:濃口しょう油1」の割合であわせた激旨だし汁に、ぷりぷりの牡蠣と玉ねぎをぶち込んでグツグツ焚いて溶き卵を「ダァー」っと入れるだけです。牡蠣が苦手な方でも食べやすい「かきの鍋」です。

牡蠣(かき)、好きですか? できれば、牡蠣は私の地元岡山の「日生(ひなせ)」というところの牡蠣を使って頂きたいです。「日生の牡蠣」。宣伝して、日生の漁業連から現金を受け取っているわけではありません。地元自慢に聞こえるかも知れませんが、このカキはほんとに美味しいです。ぷりぷり感が違います。あなたがいつも行くスーパーにもし、「日生の牡蠣」が売っていればそれを使用してください。

私は、この「牡蠣の玉子とじ鍋」を、カキフライやカキ酢など定番カキ料理に飽きてきたらよく作ります。今回作った時も、ごはんを3杯食ってしまうほどのおかずになりました。簡単過ぎて、あっけに取られるかもしれませんが、かなりおすすめの美味しい鍋なので是非作ってみて下さい。それでは、レシピで説明します!

レシピ

【材料】(1人前)

  • 牡蠣…130g
  • 玉ねぎ…1/4個
  • 卵(M玉)…2個
  • 大根おろし…少々
  • 刻みネギ…適量
  • 粉山椒…適量

【激旨出し汁】

  • 清酒…30cc
  • みりん…30cc
  • 濃口しょうゆ…30cc
  • かつお出しの素…2g

 

1.ボウルに大根おろしとカキを入れてカキが潰れないように混ぜます。

大根おろしが黒っぽくなったら、「水で洗う⇒カキを手ですくってザルにあける」、これを4~5回くりかえしますします。カキに付いた大根おろしが取れたら最後、水気を切っておきます。

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2.玉ねぎは、5mm厚のスライスにします。

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3.卵をボウルに割り入れ、よく混ぜておきます。

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4.一人鍋に【激旨出し汁】の調味料を合わせます。

火をつけ強火で沸かします。沸騰したら、玉ねぎとカキをぶち込みます。

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5.再度沸騰したら、弱火にして焚きます。アクを取ります。

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6.2分ほど焚いたら、溶き卵を流し込みます。

表面に膜を張るようなイメージで少しずつ、全体的に入れていくと綺麗にできます。全部入れたら、すぐ火を止めます(半分生のまま)。

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7.刻みネギをのせ、粉山椒をふって完成です!

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出し汁6:みりん1:酒1:濃口しょう油1」の旨だしで作る玉子とじは、魚、肉、豆腐など何でもいけます。「出し汁6:みりん1:酒1:濃口しょう油1」を覚えてみて下さい。豚バラ肉の玉子とじ鍋、鮭の玉子とじ鍋、厚揚げの玉子とじ鍋などなど、食材変えるだけで美味しく作れます