内村航平、離婚トラブルで“モラハラ疑惑”。嫁姑問題で妻は激やせ?あの有名女優は5時間正座で説教

体操男子の内村航平(33)に離婚トラブルが発生していることがわかった。内村は昨年11月、妻・千穂さんに一方的に離婚を言い渡して家を出たといい、内村のモラハラ疑惑が浮上している。今月14日に引退会見を行ったばかりの体操界のキングに何が起きているのだろうか。

内村航平が離婚トラブルでモラハラ疑惑

30年間にわたる現役生活ではオリンピック4大会に連続出場し、世界選手権とあわせて13個の金メダルを獲得するなど“絶対王者”として数々の功績を残してきた内村航平。

14日に行われた引退会見では内村が抱く体操への強い思いを改めて再確認でき、感銘を受けた人も多かっただろう。

そんな内村に突然湧いて出た離婚トラブル。週刊文春によると、妻子を置いて家を出た内村は離婚に向けた話し合いの最中だといい、妻・千穂さんはモラハラに悩まされているという。

千穂さんが食事を用意しているにも関わらず、内村は「ウーバーイーツを注文した」と告げたこともあったといい、そのような扱いを受け続けた千穂さんは精神的に追い込まれ、体重も33キロ台にまで激減したと記事は伝えている。

千穂さんは日体大体操部の1学年後輩で、2013年4月には長女、2015年3月には次女が誕生。トップアスリートとして活躍し続ける内村を支えてきた。

しかし、昨年11月、内村は一方的にLINEで離婚と別居の意思を千穂さんに伝え、家族が不在の間に荷物をまとめて出て行ってしまったという。

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背景には嫁姑問題も?妻激やせの真相は

10代から日本体操界のトップを走り続けてきた内村、千穂さんとの交際時にはすでに有名選手で、デートもほとんどしたことがなかったと周囲に漏らしている。

おまけに内村は誰よりも体操に打ち込む練習の虫で、あまり家庭を顧みることはなかったようだ。

そんなすれ違いの生活は夫婦の確執を生み、2016年には女性セブンが「王者・内村航平を悩ませる、母の露骨な『嫁外し』」という記事を掲載。同じ会場にいても一緒に内村を応援することはないほどの不仲で、嫁姑間がこじれていることを報じていた。

また前出の週刊文春では、妊娠していた千穂さんが周子さんから「本当に航平の子ですか」という衝撃的な言葉を投げかけられていたことが紹介されている。

周子さんは名物ママとしてさまざまなテレビに出演し、多くの人に知られる存在。元体操選手で指導者でもある周子さんにとって、オリンピック4大会に出場し、7つのメダルを獲得した内村は自慢の息子に違いない。

実際2人の間に何があったか詳細は不明だが、千穂さんは取材で離婚の話が出ていることを認めている。

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3月12日に引退試合を行うことをすでに公表している内村。世界の体操界を牽引し続けてきた“キング”内村、この2年は鉄棒に専念してきたが、最後は6種目を演じ抜いて、長き戦いを終えようとしている。

身の回りから「印刷されたモノ」が減っていく日々を過ごして考えたこと

身の回りから印刷物が減ってきて、紙メディアが物理的にも存在感をなくしていくなか、新しいメディアも倫理観を獲得していくべきと考えるのは、メルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』著者の引地達也さんです。今回、引地さんは印刷の歴史を紐解き、カトリックの権威に印刷技術を利用し対抗できるようになった時代と、国家やマスメディアの権威にソーシャルメディアで対抗できるようになった今との共通点を指摘。紙メディアが徐々に倫理観を獲得し信頼を得ていったように、自由になるほど「倫理」を意識しなければならないとの思いを綴っています。

 

印刷技術と市民の意思

印刷をしたものが私の周辺から減っている。昨年後半に新聞の購読もオンラインに切り替えた。毎日紙で届く有難みはいつの間にかその印刷にかかるコストや処分に伴う環境負荷を考えると、紙面の形を維持したデータで見るのが自然のように思えた。

またメールの添付で送られてくる資料やネット上で検索して後から見ようと次から次に印刷していた行動様式をあらためて、プリンターも自宅に置かないことにした。基本的にデータで保存し、必要があれば近くのコンビニエンスストアで印刷する。

記者時代の私の周囲は紙の書類だらけで書類に囲まれていた。それは先輩も同僚も同じで、デスクの周囲には紙があふれていた。「紙に印刷した情報」は消せない証拠品であり、最も強い情報源であったからだ。印刷された記録は複数の人や広い社会の中で約束されたこと、合意されたこと、共有されたことの証拠であり、私たちの社会はこの「印刷物の証拠」で成り立ってきた。

その印刷物の存在感が薄れつつある今は、グーテンベルクの活版印刷の発明による革命と同じくらい革命的なのかもしれない。

印刷とは複製のことであり、そこには原本がある。原本から多くの紙に印刷することをここでは「印刷」というが、この印刷は7世紀に中国の木版によるものが最初とされている。中国では2世紀に紙が発明されているから、500年もの間、紙には「書く」のが一般的で伝達や記録に有効なこのメディアは他者に広く伝えるという役目を持たなかった。

国を動かす一部のエリートによる情報伝達に終始してきたのだ。この木版印刷は朝鮮半島や日本に伝来し、764年から770年にかけて日本では「百万塔陀羅尼」が印刷された。この印刷物は年代が判明するものの中で世界最古である。

木版技術は北宋となった後に普及し、多くの本が印刷されることになる。この技術はヨーロッパにも伝わった。印刷機の代名詞でもあるグーテンベルクは、ドイツのマインツに生まれ、1448年に印刷機の製作に着手した。当初は中国の技術である木版印刷を試みたが、アルファベッド文字の再現が難しいことから失敗し、ここから技術革新が生まれる。

グーテンベルクは木版から合金に素材を変え、活字を作る合金を鉛83%、錫が5%、アンチモンが12%の割合として開発した。印刷するプレス機や油性インク、押し抜き機を組み合わせ活版印刷機が誕生した。木版技術は中国で生まれていたものの、世界史としてこのグーテンベルクの活版印刷が世の中に革命をもたらしたのは、聖書を印刷したことが大きい。

1452年にグーテンベルクは聖書を印刷し、それまでの人数に比べ、多くの人に直接「聖書の言葉」が届き、その見識をベースにした市民に対しマルティン・ルターは文書を発出し「改革」を進めていくことになる。

 

またこの人か。SNSで返事に困るコメントをされたらどう対応すべき?

SNSは便利なツールである一方、トラブルのもとになることもしばしば。SNS上での“人付き合い”はなかなか難しいものです。そこで今回のメルマガ『久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽」』では、SNSの使い方、コメント返しのコツをご紹介していきます。

 

オトナの放課後相談室:facebookの私の投稿にすぐに議論をふっかけてくる友人がいます。三方良しなコメント返しの秘訣とは?

Question

shitumon

facebookの私の投稿にすぐに議論をふっかけてくる友人がいます。「その考えはおかしい!」と極端な反対意見や、望まない議論をふっかけてきて、「君はそれでいいの?」みたいな感じで、煽ってくるのです。例えば、子供の習い事のパパLINE での困りごとをfacebookに書いたら、「空気を読まずに、迷惑だってちゃんと伝えるべき。そういう忖度文化が問題解決を遅らせる。君は、それでいいの?」とを書いてきました。

正直、毎度、面倒くさいです。それに友人限定公開のfacebookとはいえ、仕事関係の人とも繋がっていることもあるので、ある意味で公共スペース。

自分の中では、近況報告や日常のおもしろいことを書き溜める備忘録的な場所なので、議論する場所だとは思っていません。なので毎回、返信に苦慮します。

理想は、ひと笑いできるシャレが利いた返しをしたいのですが、そこまでの技量はなく、いつも無難な返しか、いいね!だけつけてスルーというのが定番になっています。

こういう時に三方良しなコメント返しをできるようになりたいのですが、どうしたら鍛えられるでしょうか?(千葉県/44歳/男性)

A facebookでのコメント合戦はやめて、個別メッセージかメールでコメントを控えていただくお願いを

私にとってもfacebookをはじめとするSNSは 「近況報告や日常のおもしろいことを書き溜める備忘録的な場所」です。

それゆえ、正直言えば、コメントも期待していなければ、コメント返しにも気合をいれておりません 。もしインターネット上でコメントを真剣に返している としたら、 仕事上のメールと、このメルマガぐらいです。 メルマガでは匿名で面識がない にもかかわらず、facebook以上に面白くも真剣に投稿や質問をしてくださる からです。

直接の質問の答えにはなっていませんが、私のささやかな経験から申し上げるのは 「コメントに気を遣うより、面白い日常を観察して投稿することにエネルギーを注ぐ方が良い」 ということです。

日々の「いいね」「コメント」のやりとり は、 友達が5,000人を超えた今、物理的に不可能 な上、 お互いに時間の浪費だと気づいたので、 今や誕生日公開もやめてしまいました。そのおかげで、誕生日が憂鬱でなくなり、日々の誰かの誕生日のお祝いに気を遣うこともなくなりました。

それでもおつきあいいただける奇特な友達に面白い情報を提供することに時間を使った方が、コメントより友達のためになると判断したのです。

さて、本題に戻って、私の講演や研修でも、 twitterなど匿名サイトでの罵詈雑言の応酬、炎上問題の問題 は、よくご質問をいただきます。基本は 「2:6:2の原則で、何をやっても2割のソリが合わない人から好かれることは難しいのでスルーして、2割の人と交流する」「炎上したら、一瞬、アクセスが増えて、新しい2割の友人ができると、ポジティブに考える」 というお答えをしています。

しかし、今回は 実名基本のfacebook、しかも友達限定公開している場での、 お友達から攻めとなると、また 別の問題ですね。

想像するに、このお友達は、自覚こそないでしょうが 「寂しくて誰かに突っかからずにはいられない」「直接は言えないので、facebookの場を借りて攻める」「反論されたら嬉しくなってまた反論してしまう」 という 共依存になりがちなタイプではないでしょうか?

だとしたら、この友達のアイデンティティに関わることなので、 うかつにコメントをすると厄介なことになりかねません。

もしも 「三方良し」と思って、洒落たユーモアのあるコメントが返され、それが今までのやりとりを不快に思っていた他の友達から「いいね」されたり「応援コメント」がついたり したら、その友達は「バカにされ排除された」と感じるかもしれません。

いただいたご相談のニュアンスから、ご自身は「コメントされること」「この友達とつきあうこと」を望んでいないように感じられました。だとしたら、あえて大切なfacebook公開の場で「ことを起こす」必要はないと考えます。

 

トンガ噴火で想起される世界的な食糧危機。“令和の米騒動”は起きるのか

日本時間15日13時ごろに巨大噴火を起こした、トンガ王国付近の海底火山「フンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山」。依然として被害の全容はつかめていませんが、メルマガ『富田隆のお気楽心理学』の著者で心理学者の富田隆さんはある過去の出来事を回想。不安な胸のうちを語っています。

 

食糧危機の襲来

今回、私の耳には「物騒な」事件ばかりが聞こえて来ます。つい先日も八王子の教育委員会から情報提供がありました。

「1月14日(金)午後5時14分に、東京都立大学を爆破する」というメールが八王子市役所宛に配信された、というのです。万一に備え、市内の高校や中学校でも警戒態勢に入りました。おそらく、「大学入学共通テスト」の妨害を狙った犯行予告だったと思われます。

幸い、都立大の爆破は実行されませんでしたが、翌、15日(土)、同じように「大学入学共通テスト」が実施された東京大学の近辺では、17歳の高校生が受験生二人を含む3人を刃物で襲う事件が発生しました。

殺人未遂の容疑で逮捕された名古屋在住の高校2年生(17歳)は、付近の地下鉄の駅や車両内でも放火事件や可燃性の液体を撒く事件を起こしていたことを自供しており、「医者になるため東大を目指していたが、一年前から成績が上がらず、自信を無くしていた」「医者になれないなら自殺しよう、人を殺して罪悪感を背負って切腹しようと考えた」と話しているそうです。

最近、個人的な問題から生じた悩みや葛藤を、社会一般への怨念や憎悪に転化させ、無差別のテロリズムを企(くわだ)て、自滅的な犯罪へと突き進む事件が目立ちます。

昨年12月にも大阪市内の心療内科にガソリンを撒き放火した事件がありました。20数名もの犠牲者が出たのは記憶に新しいところです。

そして、こうした犯罪者の多くが、直接的な無差別の殺傷に加えて、同時に「放火」などを試みていることもまた特徴的です。

何か「大きな」事件を引き起こしたいという「自己顕示」的な動機に加えて、社会の「注目」を集めたいという「自己主張」的な動機が「放火」や「爆破」といった派手な手口に犯人を駆り立てると言えるでしょう。

SNSやYouTube などを活用した「上手な(というよりは適応的な)」自己主張や自己顕示の出来ない(あるいは苦手な)若者にとって、こうした「無差別のテロリズム」が「自己表現」の「手段のひとつ」となるのも、現代社会に特有な病理の一種と言えるでしょう。

 

文章を書くことは“深い森を歩く”こと。勇気を振り絞らなければならないワケ

誰でも文章を書いたことはあると思いますが、なかなか書き始めは苦労するもの。重い腰を上げて書くという人がほとんどで、スムーズに進められるものではありません。そんな書くことに関して思いを綴るのは、『からくりTV』『金スマ』などを企画制作したTVプロデューサーの角田陽一郎さん。自身のメルマガ『角田陽一郎のメルマガDIVERSE』の中で、「文章を書くことはとても勇気がいる」と語り、さまざまな角度から検証していきます。

 

『抜け出す、息抜く、そして生き抜く』

「勇気を振り絞って」

おはようございます。今日は2022年最初の満月です。今回はミニマムムーン、地球から最も遠い満月だそうです。

僕はと言えば、満月の朝に、今この文章をiPhoneでソファに寝っころがりながら書いています。なんていうかデスクに向かいたくない時ってあるんですよね。これ、本当困るのですが、でも午前中には原稿を書いちゃいたいので、今勇気を振り絞って書いています。

今、“勇気を振り絞って”って書きましたが、この言葉をここで使うのには違和感がありますよね?

メルマガで文章を書くのに“勇気を振り絞って”書く必要があるのでしょうか?と。

でも、文章を書いたことがある人は、というかほとんど全員文章は書いたことあると思うのですが、何かの文章を書くという行為は、とても勇気がいる行為ですよね。だから、この“勇気を振り絞って”という言葉には、なんか皆さんのうちの何人かは少しは理解してくれるような気もします。

逆にいえば、勇気など振り絞らずに文章を書ける人もいらっしゃるでしょうから、そんな人は、きっと文章を書くのがそんなにストレスじゃないのでしょう。

なので、僕が、この文章を書くのにあたって“勇気を振り絞って”書いているってことは、多分僕には根源的に、文章を書くのが“恐い”あるいは“苦手意識”を持っているんだってことが、自己分析できます。

あれ?角田陽一郎ってのは、たくさん文章を書いてるじゃないか?

書籍だってどんどん出版してるじゃないか?

そんなに文筆をしている人間なのに、そんなに文章を書くことに恐れを抱いているのか?

そんなに苦手意識を持っているのか?

そもそもメルマガだって連載してるじゃないか?

むしろ文章を書くのが好きだからやってるんじゃないのか?

って思われる方もいらっしゃるでしょう。

でも、その文章で、僕の心境を告白してしまえば、そうなのです、僕は文章が書くことが恐いですし、とで苦手意識を持っているのです。

でも、なんでそれでも文章を書いているのか?

今日は、そんなところを紐解いてみたいと思うのです。

 

「3日坊主」上等。目標を掲げた人が挑戦した平均回数「0.8回」の衝撃

今年こそはと新年の目標を立てたものの早くも挫折してしまったという方、少なくないかと思われます。そんな皆さんに諦め癖をつけないための方法を紹介しているのが、数々のベストセラー著書を持つビジネス作家で、起業家の顔も持つ岡崎かつひろさん。岡崎さんはメルマガ『岡崎かつひろの『好きを仕事にするための本当の考え方』』で今回、物事を続けるコツと、目標達成率が4割アップするという「とあるルール」をレクチャーしています。まだまだ1月、やり直しは十分に利きますよ。

 

目標を掲げた人が諦めるまでに挑戦した平均回数0.8回が示していること

習慣化する時に大切なことは「習慣化しようとしない」ことです。「え、習慣化しようとしたらだめなの?」と思うかもしれませんが、無理に続けようとするとそれこそが挫折の原因になります。

「目標を掲げた人が諦めるまでに挑戦した回数平均挑戦回数」は何回か知っていますか?

答えは、0.8回です。これは『思考は現実化する』の著者ナポレオン・ヒルが3万人を対象にして行った実験結果です。

0.8回というのは、ほとんどの人は1回も挑戦しないでやめてしまいます。「やってみたい気持ちはあるんだけど、どうせできないし、やらなかったら挫折もしないからね」といって挑戦しません。

逆に、一度でも挑戦したことがある人は、いろんなことに挑戦しているはずです。なぜなら、これまでにいろんなことに挑戦し、失敗もたくさんしているでしょうが、それと同時に成功体験も多いからです。

よく「自分は3日坊主で何も続かないんです」という人がいますが、平均挑戦回数が0.8回ということを考えると、3日坊主は最高だと思いませんか?

そもそも挑戦したことがすごいし、それが3日も続いたこともすごいことだと思います。

人は諦めた時ほど快感を得る!その理由は?

実は、挑戦を諦めた時、人は充足感を得ます。これを「諦めによる欲求充足」といいます。どういうことかというと、人は何かに挑戦しようと決めた時に充足感を感じますが、それと同じか、もしくはそれ以上に充足感を感じるのは、諦めた時なんです。

「これでもうしなくてよくなった!」という開放感があるのです。この諦めによる欲求充足というのは非常に危なくて、物事を3日でも続けて「つらい」「大変だ」と思っている時に「やめた!」となれば、かなり気持ちが楽になります。

同時に、「諦めるってこんなに気持ちいいんだ」ということを潜在的に知ってしまい、何かやるたびに諦め癖がついてしまうのです。ここで諦め癖がついてしまうと、「どうせ自分は諦めるから」と思って、挑戦すらしなくなっていくのです。

これは非常に危険です。

じゃあ、こんな時はどうしたらいいか。

「3日間続ける」ことから始めてみる

こんな時は、諦めてしまう可能性も考慮して、スモールステップで目標設定をすることです。

たとえば、「毎日筋トレを続けよう」ではなく「3日間筋トレを続けよう。それができたら今度は4日間続けよう。1週間続いたら2週間続けよう」というように、目標設定をできるだけ細かく、達成しやすいものにしておくこと。

また、仮に続けられない日があったとしても自分を責めないこと。

たとえば、2、3日やりました。次の日に1日休んだとします。その時に「あー、俺は休んでしまってダメな奴だな」と考えると、自分を傷つけてダメになってしまいます。

そんな時は「人間だもの」と、ダメな自分を受け入れることです。

「人間だから駄目なこともあるよね。でも、今日はダメだったけど、もう一度明日挑戦してみよう」と思うこと、大事ですよ!

 

やってる感アピールに辟易。岸田首相「指針演説」にチラつく安倍氏の影

17日に招集された通常国会で施政方針演説に臨んだ岸田首相ですが、その語り口を含むすべてが一国を任せるに足るものではなかったようです。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、首相の演説内容を紹介しつつ「無神経で無責任かつ消極的にすぎる」と酷評。さらに演説の中に勝海舟の言葉を引いた首相に対して、厳しい注文をつけています。

 

新しい資本主義という幻

1月17日、第208通常国会が召集され、岸田文雄首相は衆参両院本会議で、就任後初の施政方針演説を行ないました。あたしはインターネットの中継で初めから観ていましたが、舌足らずの幼稚園児のようなしゃべり方の安倍晋三元首相、ロレツの回らない酔っ払いのようなしゃべり方の菅義偉前首相と比べると、滑舌良くハッキリ分かる日本語がしゃべれるだけでも「いくらかマシか」という印象でスタートしました。

しかし、あたしの予想は冒頭からハズレてしまいました。この日は阪神淡路大震災から27年目の日であり、当時の被災地では各所で追悼の集まりが行なわれました。あたしも発生時刻の午前5時56分、黙祷を捧げました。このような特別の日なので、岸田首相の施政方針演説は、阪神淡路大震災の犠牲者への追悼の言葉から始まるとあたしは予想していました。

しかし、残念ながら、岸田首相の口からは、犠牲者への追悼の言葉はひと言もありませんでした。また、前日のトンガの海底火山の噴火に対するお見舞いの言葉も、噴火にともなう津波(海面上昇)によって漁船が転覆するなどの被害を受けた日本人への言葉も、いっさいありませんでした。

その代わりに岸田首相の口から出たのは、新型コロナに感染して苦しんでいる人たちへのお見舞いの言葉と、新型コロナ対応の最前線で働いている医療機関や介護施設の人たちへの感謝の言葉でした。そして「岸田政権の最優先課題は新型コロナ対応です」と断言したのです。

あたしは思わず「はぁ?」と言ってしまいました。確かに、感染して苦しんでいる人たちは大変だと思います。しかし、新型コロナで苦しんでいるのは、感染者だけではありません。外食産業を筆頭に様々な業種が大打撃を受けており、新型コロナを理由に職を失った人も数えきれないほどいます。

2021年11月10日配信の第142号のこのコーナーで取り上げましたが、若い女性の自殺者は前年同月比で80%超も増加し、その大半が「新型コロナにより職を失い生活に困窮したことが原因」なのです。あたしも、この2年間、本職であるブライダルのヘアメイクの仕事がほぼゼロになり、収入は激減しました。しかし、あたしはミュージシャンや役者などと同じくフリーランスなので、何の公助も受けられません。

【関連】女性自殺者の急増を隠蔽する自公政権の姑息。80%超「増加」の真相

これほど多くの国民が新型コロナで苦しんでいるのに、感染者以外にはひと言もなし。新型コロナによる生活困窮者に触れてしまうと、野党から岸田政権の失策を指摘されるので意図的に避けたのでしょうが、一国の首相としては、あまりにも無神経で無責任だと思います。

さらには、二転三転しながら直前まで何も決められない優柔不断な対応を「一度決めた方針でも躊躇(ちゅうちょ)なく改める柔軟な対応」などと言葉の言い替えで自画自賛する始末。その上、具体策として「医療関係者と高齢者への3回目のワクチン接種の前倒し」を挙げるとともに「5,500万人の一般向け接種も、少なくとも7カ月、余力のある自治体では6カ月で接種を行います」と明言したのです。

肝心のワクチンがいつまでにどれくらい用意できるのか白紙状態なのに、どうしてこれほど無責任なことが言えるのでしょうか?これはどう見ても「やってる感」をアピールしただけの「絵に描いた餅」です。全国の自治体からも「いつまでにどれくらいのワクチンが届くのか、未だに一度も連絡がないので困惑している」との声が相次いでいます。何もやっていないのに「やってる感」のアピールだけは忘れない。安倍政権からの伝統芸ですね。

 

心をえぐる「生きてるだけマシ」阪神淡路“震災障害者”が負った体と心の傷

1995年1月17日、未明の関西地方を襲った阪神淡路大震災から今年で27年。その間、人知れず苦悩し続けている「震災障害者」と呼ばれる方々をご存知でしょうか。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では健康社会学者の河合薫さんが、「生きてるだけマシ」という言葉に傷つけられ、現在もその数すら正確に把握されていない震災障害者の実態を紹介。さらに東日本大震災時を含め、彼らの存在を結果的に「置き去り」にしてきた自責の念を綴るとともに、今後の積極的な情報発信の重要性を訴えています。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

 

「生きてるだけマシ?」震災障害者の苦悩

阪神淡路大震災から、27年が経ちました。

震災を知らない若者たちに当時の経験をどう引き継いでいくかが注目されています。その一方で、27年間、注目されなかった人たちがいます。

地震で被害を受け障害を持った人たち、「震災障害者」です。

阪神大震災での重傷者数は1万683名とされていますが、その中で何人の人たちが「震災障害者」となったか?も正確には把握されていません。

国の支援では、1973年成立の災害弔慰金法に基づき、災害障害見舞金として最大で250万円支給されます。しかし、支給対象は、両腕・両足の切断や両目失明など1級相当に認定された最重度の障害だけ。つまり、250万円をもらうこともできず、社会復帰も難しく、今も、困難を抱えながら生きている人たちがいるのです。

ある女性は、家屋の下敷きになり車椅子での生活を余儀なくされ、ある男性は、崩壊したビルの狭い空間に閉じ込められ、右手・足が自由に使えなくなった。ある少年はピアノの下敷きになり左足が不自由な状態が続いるといいます。

これらは「クラッシュ症候群」と呼ばれ、骨格筋の虚血や損傷、圧迫の解除による再灌流が主な病態のこと。阪神淡路大震災では370人以上の「クラッシュ症候群」が報告がされています(神戸市の調査)。

震災障害者の人たちの多くは、一緒にいた家族を失い、家も仕事も失った人たちです。NPOが実施した実態調査によると震災障害者とその家族の4割が自殺を考えたとあることがわかっています(『災害復興研究』第3号)。

しかし、震災障害者は、制度の谷間に落ちる存在であると共に、盲点でもあるため、その全容は27年が過ぎた今も把握されていません。

彼らは「生きてるだけマシじゃないか」と言われたり、「命があればなんでもできるさ」といった言葉に傷つき、「忘れ去られた存在」として苦悩を抱えたまま生きているのです。

 

“ごますり同僚”が昇進しそう。気分の悪さとどう向き合うべき?

同僚が先に昇進しそうな雰囲気を察知し、心穏やかでいられない。しかもその同僚はごますりで要領がいいだけに感じる──そんな相談に、「自分自身の問題であるケースが多い」と答えるのは、メルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』著者で、世界的なコンサルティング会社で14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんです。赤羽さんは、要領がいい同僚が上司や他の同僚にとってどんな存在か、自分以外の視点で考えることをアドバイス。ほかの同僚や先輩も同じ評価か聞き、視野を広げることもお勧めしています。

 

要領がよくごますりの同僚が昇進しそうで気分が悪い

Question

shitumon

同期入社の同僚が、入社のときからずっと要領がよく、常に日の当たる場所ばかり通っています。ついに昇進しそうなので、心が乱れます。もちろん人事異動が発表されるまでわかりませんが、上司の態度や前後の流れから下馬評はそうなっています。彼は仕事ができないわけではありませんが、普段、上司の顔色ばかりうかがい、ごますりをしているとしか思えない言動なので、余計に気分が悪いです。

赤羽さんからの回答

どうもありがとうございます。気分が悪いことは大変によくわかります。彼の問題とこちらの問題と両方あると思いますが、ほとんどこちらの問題かも知れません。

どういうことかと言うと、こちらが自信があり、自己肯定感が高ければ、ご指摘の点は気にならないからです。会社で評価されるのは、仕事の成果とチームへの貢献です。彼は仕事もきちんとでき、多分外向的な性格を活かして、回りとのコミュニケーションもよくとれているのでしょう。

上司に対しても報連相をかかさないので、質問者さんから見て、ごまをすっているようにも見えるかも知れません。ただ、上司、あるいは会社から見て、報連相をよくやってくれる部下と、報連相より結果だと思ってコミュニケーションしづらい部下とを比較すると、前者のほうが格段にやりやすいです。

「ごますりをしているとしか思えない言動」ですが、具体的にはどういったものだったでしょうか。これも、やや気にしすぎで、普通に愛想がいい接し方だけだった可能性も大きいです。こういうのは、反応するだけ損です。自己肯定感が高ければ感じない程度のことかもしれません。

明らかに問題があるとしたら、「上司にはAといい、同僚にはBという」という態度や、「上司にいいことしか伝えない」という態度ですね。これは、「情報を曲げて伝える」「うそはつかないが、一部隠蔽することで曲がった印象を与える」というビジネスパーソンにあるまじき行動になります。

ただ、人は皆弱いので、たまにそういう態度を取ってしまうことがないわけではありません。質問者さんご自身にも起こりえることです。

ということで、ご自身の感じ方をいったん横において、彼の何が本当に気になるのか、本当に問題があるのか、見過ごすべきか問題提起すべきか、などのA4メモ書き(※)を10ページほどすると、もう少し平常心で見られるようになるかと思います。

また、心を許せる同僚やちょっと先輩に、このもやもやを話して彼らも同意見かどうか確認すると視野が広がりますね。

「A4メモ書き」とは:赤羽さんが考案したA4用紙を横置きにして左上にタイトル、右上に日付、本文を4~6行、各20字前後を1分で書き上げることで“もやもや”が消えていくという方法を使用したストレス軽減策

 

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米軍基地という「検疫の穴」で感染拡大。交渉力なき日本政府の罪

感染拡大が止まらないオミクロン株。先日掲載の「沖縄の感染再拡大はなぜ起きたか?筑波大客員教授『引き金は米軍基地』の重大な指摘」に続き、日本国内には米軍基地という「検疫の穴」が大きく開いていることを厳しく指摘するのは、「Windows95を設計した日本人」として知られる世界的エンジニアの中島聡さんです。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』で中島さんは、隔離義務や外出制限を課せないのは、日本政府が日米地位協定だけでなく、日本の常識にも縛られているためと述べ、交渉ごとにおける国際基準の欠如を問題視しています。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

 

オミクロン株と日米地位協定

現在、オミクロン株が世界で猛威を振るっていますが、一つ明らかになったことは、日本の国境には「米軍基地」という穴が空いているという事実です。

今回、私自身が日本に一時帰国をしようと計画していたこともあり、色々と調べたのですが、ハワイ州から日本に入国する際には、最低でも6泊7日の強制隔離と8泊9日の自主隔離が義務付けられている上に、同じ飛行機に搭乗した人の中に陽性者が出て「濃厚接触者」と判断された場合には、その全ての期間(14泊15日)が強制隔離になってしまうのです。

妻と、これを避ける方法を色々と模索していたのですが、これらの隔離を避ける唯一の方法は「米軍基地から入国する」ことであることが判明しました。米軍の飛行機を使って米軍基地に直接入れば、日本政府による空港での検疫も強制隔離を受ける必要もないし、一旦米軍基地に入ってしまえば、そこから出て日本国内を自由に歩き回ることが出来ます。

残念ながら、私たちは米軍の関係者でも政府の要人でもないので、今回は一時帰国をあきらめることにしたのです。

そんな時に入って来たのが、沖縄で新型コロナへの感染者が大量に増えているという報道です。それも当然のごとく、米軍基地での爆発的感染が、基地外へと広まった結果です。
沖縄のオミクロン拡大「米軍由来」と知事怒り 基地 3日間で403人感染 | 沖縄タイムス+プラス
米軍基地からオミクロン、これが同盟国のすることか 日本の水際対策を水泡に帰す地位協定、米軍は日本人に配慮なしか | JBpress

既に報道されていると思いますが、米国ではオミクロン株の爆発的感染が広がっています(1日の新規感染者数が30万人以上)。しかし、大半の人は既にワクチンを接種している上に、デルタ株と比べれば重症度も低いことも知られているため、政府も社会機能を麻痺させるロックダウンのようなことは行なっていません。

室内でもマスクの着用は一応奨励されていますが、誰もがごく普通に外食をしているし、握手やハグなどの習慣も戻って来ています。

ワクチンを受けずにウィルスを広めてしまっている人もかなりの数いますが、大半がワクチンの危険性を煽るフェイクニュースを信じてしまっている教育水準が低い人たちであり、そこにも社会のギャップが生まれてしまっています。

なので、基地内の飛行場さえ使えば日本政府の検疫を通らずに自由に入国出来る米軍基地の中が、米国本土と同じような感染状況になることは当たり前なのです。