「自動的に父の名字になるのは違法」イタリアで下された歴史的判決

日本では選択的夫婦別姓制度の導入について大きく賛否がわかれ、長らく議論が続いている。明治31年に施行された民法の夫婦同氏を定めた規定は、憲法24条のうたう「両性の平等」に反しているのではないかと主張する人が多い。一方、夫婦同姓が家族の一体感を生むという声も少なからずある。

日本でこの問題が議論されている間に、イタリアの裁判所が名字と男女平等に関わる歴史的な判決を下した。つまり、憲法裁判所が先月11月、結婚している男女の間に生まれた子どもに対し、必ず父親の名字が与えられる同国の規制は違法との判断を下した。イタリア議会もより平等な社会を作るべく、ついに法律を改正するのであろうか?

ローマ法が現在社会に適するのか?

イタリアでは2013年をもって選択的夫婦別姓制度が導入され、結婚あるいはシビル・パートナーシップで結ばれている伴侶が同姓か別姓かを自ら選ぶことができるようになった。しかし、特定の法律によって定められていないものの、ローマ法(古代ローマ時代に制定された法律)に制定された法律の影響により、結婚している男女の間に生まれた子どもに対し、親の意思を問わず父親の名字をつける慣習法が残っている。

長年の議論を経て、今年の11月に憲法裁判所はこの慣習法が不公平かつ非合法であると判決を下し、子どもに父親と母親、両方の名字をつける権利を尊重すべきだとした。この判決のおかげでブラジル人女性とイタリア人男性の間に生まれた子どもに、父親だけでなく母親の姓もつけることが認められた。この歴史的な判決をきっかけとして、イタリア議会も現代社会のニーズに応える新たな法律を制定することが期待されている。

40年前から続く議論

イタリアでは、子どもの名字に関する法律改正が必要であるとして議論が続いている。憲法裁判所が既に2006年に子どもに父親の姓だけをつける習慣法が憲法によって定められている男女平等の原理に反していると判決を下していた。また、2014年に欧州人権裁判所もイタリアの法律が女性差別を招くと判断し、法律改正の必要性を訴えていた。

実は、イタリア議会では40年前からこの議論が続いている。しかし、いまだに結論に至っていない。2014年に改めて法律の試案が提出され、子どもに母親の姓、父親の姓、それとも両方の姓、いずれかを選べる権利を保障する法案が審議された。両親がどちらの姓をつけるかについて同意しない場合はアルファベット順で両方の姓をつけることを定めるこの法案は代議院(下院)によって可決されたものの、審議が元老院(上院)に止まり、いまだに成立していない。

男女平等のさらなる実現に向けていくイタリア

「家父長制の遺物」であり、現代社会に適さないとされているこの慣習法がとうとうなくなるのであろうか? 今度は父親の名字に加えて母親の名字もつけるよう義務づけられるのであろうか? それも選択制度が導入されるのであろうか? その答えはまだ不透明だ。憲法裁判所は判決を下したものの、判決理由はまだ発表していない。

 今回の判決は国際結婚で生まれた子どもに関係したものだが、国籍を問わず両方の姓をつけたい親が増えつつある。スペインや南米では依然として父親と母親、両方の姓をつける習慣があり、昨今アメリカやヨーロッパでも同じ傾向が見られる。近い将来イタリア議会も国民の要求に応えて男女平等のさらなる実現に向けていくであろう。

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(グアリーニ・レティツィア)南イタリア出身で、2011年から日本に滞在。ナポリ東洋大学院で日本文化を勉強してから日本の大学院に入学。現在、博士後期課程で日本現代文学とジェンダーを研究しながら、Webライターとして海外旅行、異文化、難民などについて執筆。

 

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記事提供:ニュースフィア

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会社の忘年会で社員に「ウサ耳」強制。会社が裁判で負けたワケ

年の瀬も押し迫り、忘年会シーズンも真っ只中。読者の皆さんの中には、部下に「余興」をお願いしている方もいるかもしれませんが、少々注意が必要なようです。無料メルマガ『「黒い会社を白くする!」ゼッピン労務管理』では、意に沿わない余興が招いたトラブルが紹介されています。

ウサギの耳のカチューシャを強制させることは違法になるのか?

12月と言えば、忘年会です。おそらくみなさんも会社のメンバーや、仲の良い友達と予定が入っている人も多いのではないでしょうか(すでに、開催済みの人も多いかも知れませんね)。

ここで、ある程度人数が多くなるとよく行われるのが「余興」です。コスチュームを着たり、歌やコントを披露したり、中にはすごい特技を披露したりする人もいたりしますよね(ちなみに、私も忘年会ではありませんが知人の結婚式で、嵐の踊りを披露したことがあります。しかも、嵐のMVのように白いスーツを着て・汗)。

ただ、この余興も、周りの人も本人も楽しんでしている分にはなんの問題もありませんが、そうでない場合は、トラブルに発展することがあるので注意が必要です。

これについて裁判があります。ある化粧品販売会社で(忘年会ではありませんが)、社内研修の際に、成績が達しなかった社員にウサギの耳の形をしたカチューシャと、易者のコスチュームを着させて参加をさせました。するとこの社員が「着たくもないコスチュームを着せられ精神的苦痛を与えられた」として、会社を訴えたのです。

明暗くっきり。失速ユニクロと好調しまむらに見る業界のジレンマ

業績が伸び悩む「ユニクロ」に対して絶好調の「しまむら」。その勢いの差は決算書を見ても一目瞭然です。しかし、無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』の著者で店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんは、しまむらも今後ユニクロと同じ轍を踏む可能性があると指摘、そこには「アパレル産業の課題」が横たわっているとしています。

ユニクロの失速としまむらの快進撃から見えること

こんにちは、佐藤昌司です。ファーストリテイリングの2016年8月期決算は衝撃的なものとなりました。売上高は前年同期比6.2%増の1兆7,864億円と増収になったものの、当期利益は56.3%減の480億円と大幅な減益となりました。国内ユニクロ事業が足を引っ張った形で、売上高は2.5%増の7,998億円でしたが、本業のもうけを示す営業利益は12.6%減となる1,024億円と減益になったことが大きく影響しました。

国内ユニクロ事業の不振は、14年の秋冬商品を平均5%値上げし、15年の秋冬商品も平均10%値上げしたことで客足が遠のいたことが主な原因です。価格が割高となったことに消費者が拒否反応を示しました。

ユニクロの価値は高品質で低価格」にあります。「高品質」と「低価格」の2つの価値のうちの1つである「低価格」の価値がなくなってしまえば、ユニクロの価値の半分がなくなってしまうも同然です。消費者が拒否反応を示すのも無理はありません。

値上げにより「低価格」に疑問符がついた形です。消費者の離反を招きました。加えて、「高品質」の点においても万全ではない状況です。かつては、94年発売の「フリース」、03年発売の「ヒートテック」、09年発売の「ウルトラライトダウン」といった商品が高機能を武器に大ヒットしました。しかし、それら以降はヒット商品に恵まれていない状況が続いています。

これは、アパレル製品における「高品質の限界を露呈しているように思えます。アパレル製品における品質を構成する要素は限られています。「温かい」「涼しい」「軽い」「小さい」「薄い」「丈夫」といったところでしょうか。例えば、精密機器製品などの分野であれば、テクノロジーの進化により全く新しい機能を生み出すことで高品質を実現することができます。しかし、アパレル製品ではそれが難しいと言えるでしょう。

Amazonの影がここにも。トイザらスは少子化でも生き残れるのか?

低価格と豊富な品揃えで人気を集める、おもちゃ・ベビー用品の専門店「トイザらス」ですが、手軽さとスピードを売りとするAmazonが尋常ならざる勢いで迫ってきています。少子化も進み、この先トイザらスが生き残る術はあるのでしょうか? 無料メルマガ『顧客を喜ばせる世界の成功企業最新戦略紹介』の著者で米国ビジネスモデルコンサルタントの清水ひろゆきさんが、同社がAmazonに競り勝つ方法について考察しています。

トイザらスは少子化でも生き残れるのか!?

おもちゃを買うなら、トイザらスでしょうか? それとも、アマゾンでしょうか?

トイザらスの売りは実際にお店で商品を見て、「毎日が低価格」を体感し、豊富な品揃えにワクワクして、必ず在庫があることです。

方やアマゾンの売りは、マークダウンされる商品のサプライズ価格にお得感を感じながら、オンラインで見やすさに配慮した豊富な品揃えで商品を吟味し、在庫がある商品をワンクリックですぐに手にできることです。

1991年、トイザらスは日本に1号店をオープンし、わずか10年で日本全国にて100店舗を突破。2016年現在で全国160店舗以上のトイザらス、ベビーザらス店舗、および「トイザらス・ベビーザらス オンラインストア」を展開するまでに成長しています。

スマホの普及により、オンラインで買い物ができるアマゾンはトイザらス以外の取引先とも関わり、顧客にとって「いつでもほしい物が見つかり、楽しく便利に買い物ができる」環境をつくることで支持されているのですが、おもちゃの専門店トイザらスは、少子化が進む日本において、子供向けの豊富な商品だけで顧客に支持され続けるのは可能なのでしょうか?

トランプが鎖国すれば、世界で「人民元」が大暴れする

トランプ次期大統領の周辺人事が明らかになりつつありますが、選挙戦の最中から「引きこもり」と揶揄された自国第一主義の方針は貫かれるようです。この姿勢が「ドル基軸通貨制度の崩壊を招く」とするのは、メルマガ『国際戦略コラム有料版』の著者・津田慶治さん。そしてその「覇権」を狙う中国と米国の間で戦争を含む激しいつばぜり合いが起こり、日本も無縁ではいられないとの私見を記しています。

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トランプ政権での反中親露保護主義移民政策などが政権人事でも明らかに実施の方向であることが分かる。ということは自由貿易をしないために、他国はドルでの外貨準備を止めることになる。すなわち、ドル基軸通貨の崩壊である。これを検討しよう。

国務長官人事

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ということは、安倍首相が目指していた中国包囲網の完成である。安倍首相のプーチン東京会談を不服とするオバマ政権は反露親中派政権であったが、反対にトランプ政権は、親露反中政権である。ロシアと協定を結び、中国の拡張主義に反対する立場を米国の次期政権は明確化することになる。

ディプロマット誌の記者パンダ氏も、反中親露政権になると言っている。

この米国の次期政権の方針を見て、比ドウテルテ大統領も米国との同盟関係を維持方向にシフトしている。