【ブラック企業】長時間労働の質が見極めのポイント

長時間労働について考えてみる

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。より一部抜粋

相変わらずブラック企業について世間はやかましいのですが、ブラック企業の帰結として発生するのが長時間労働です。

私はかつて残業時間が月に200時間を超えるような仕事をしていましたから(幸い、全額残業代をもらえました。確か残業代だけで40万を超えていたと思います)、長時間労働についてはそれなりに一家言あるんですよ。

私のスタンスは、ブラック企業は許せない、認めないというものなんですが、それイコール長時間労働はNGと考えている訳ではありません。

簡単に言えば、

長時間労働イコールブラック企業という話にはならないだろう

と考えているのです。

でもブラック企業ってほとんどが長時間労働で問題になっているじゃんとおっしゃる向きもありましょう。だからこのエントリーを書いているんですが、長時間労働には二種類あるんです。ひとつは、単純繰り返し作業を長時間やらせるというケースと、もうひとつは、ルーティーン業務では無いプロジェクト型の仕事で長時間働いてしまうというケースです。

これをお読みのみなさんで、先月の残業時間が80時間を超えている方はご自身の業務を振り返ってみて下さい。

ここで単純作業の繰り返しで80時間を超えているというのならば、そしてそれが4ヶ月以上続いているというのなら、これはブラック企業である事を疑う必要があると思います。

単純作業というのは、マニュアル化されていて、特別な経験がなくても参入出来て、半年も続けたらそれなりに一人前のスキルになる仕事です。これが1日の業務の80%を超えていて、さらに長時間残業が発生しているのなら今後の身の振り方を考えた方が良いと思います。

こういう単純作業というのは、仕事としての参入障壁が低いわけで、という事は誰にでも出来る仕事ですよね。そういう仕事を割増しの残業代を支払ってまであなたにやってもらうという理由は、端的に言えば

人気が無くて人が集まらないから

なのです。もうこの時点で足を洗う準備が必要でしょう。もちろん割増賃金を全額払っているというのなら、あとは労働者の価値観の問題ですから良いのですが、もしこれで割増賃金をあれこれと理由を付けて支払ってくれないのであれば、これは完全にブラック企業の態度です。

私はこういう仕事を忌避するのは、

この仕事を10年やってもあなたの手元に残るものがほとんど無いから

なんです。

だって誰でも出来て、どんな人でも半年くらいで習熟して熟練してしまうようなスキルを身に付けたって何にもなりませんよ。自慢にもなりません。こういう労働は、

期間限定で割り切ってやる

べきものなんです。

半年なら半年、1年なら1年と期限を切って、その間だけ一所懸命にやる、それなら建設的です。

私は若い頃、マ●ド●ル●や、ガソリンスタンドのような、まさにこのような単純繰り返し作業の仕事を色々やったんですが、ここで学んだのは

若い頃は肉体労働もちゃんとやらなきゃダメだな

という事だけで、このスキルが人生を変えたとか、その後の人生に活かされたなんて事はそれ以降の仕事体験で身に付けたモノに比べればお寒い限りです。(お好み焼きをひっくり返すのにちょっとだけ役に立つとか、そんな程度ですよ)

そんな仕事を長くやる(おおむね5年以上)のは人生に於ける時間のムダですから。

それならもっと手に職が付けられる、単純作業ではない、将来的に高度なスキルに発展する余地のある仕事をするべきです。これはどういう仕事かというと、職人という名称で括られる仕事で、一人前になるのに5年や10年は当たり前という仕事です。これは下積みからやる価値があります。なんたってそんなに長い時間の修行に耐えられる人ってあんまりいませんから、参入障壁はマックスです。しかもこれからの人口減社会では、そういうスキルを持っている人も減少するのが明白です。

具体的には、クレーンの運転手とか、玉掛けの職人とか、左官工とか、金型の作製とか、ヘラ絞りなどです。

勉強が嫌いで、大学に行かなかった人が高給を取りたいと思うのなら、こういう仕事に飛び込んで10年間辛抱して働くのが良いと思いますよ。

単純作業はこれとは真逆の方向の仕事ですから。

同じ肉体労働と言っても中身は全然違うのですよ。

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。より一部抜粋

高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て公開。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信。
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国際結婚

【海外婚活】幸せが継続する国際結婚相手の5つの条件

せっかくするなら幸せな国際結婚!

『婚活に疲れたら海外で幸せをつかもう!』第4号より一部抜粋

国際結婚って、するのは案外簡単ですが継続させるほうが大変。でも幸せな結婚なら継続させたいですよね。

でも幸せの尺度は人それぞれ。「お金」だけじゃダメだし「優しさ」だけでもダメ。

確かに自分の希望通りの100%の人間なんていないかもしれません。自分が決して完璧でないように。ただ、幸せが継続する国際結婚相手の条件というのは存在します。しかも変動しない本質的な条件。

国際恋愛中に重視する見た目とか収入とか、そういう変動するものばかりに気を取られているとその国際結婚は長続きしない傾向にあります。カナダでもアメリカでも、いかに国際離婚が多いか・・・。

幸せな結婚って、「あたたかさを共有できて、一瞬も不安にさせられなくて、お互いを信頼できる」もの。結婚って、いわばあなたの「居場所」を確保することと同意語であると言っても過言ではないから。

それを叶えてくれる相手の5つの条件:

  1. 何があってもブレない男
  2. あなたを決して悲しませない誠実で思いやりのある男
  3. 精神的に大人な男
  4. 心身共に健康な男
  5. 向上心のある男

まずは、「何があってもブレない男」

頑固とは違う意味で「自分軸」がしっかりしている男のこと。周りに流されたりしないし、たとえ苦境に陥っても、どこからでもやり直すことができる信念の持ち主。どっしり構えていて小さなことに囚われない広い心を持っている器の大きい男でもある。この手の男は誠実でもあるのであなたを待っていることの出来るタイプ。誰かが自分を待っているということほど幸せなことはないはずです。

2番の「あなたを決して悲しませない男」って優しい男ってこと?

優しいと言っても誰にでも優しい男というのはたいてい浮気者。浮気、暴力、ギャンブル、嘘や詐欺などを一切しない男でも、あなたを悲しませるのならば今すぐ離れたほうが賢明です。誠実で思いやりがあって「一緒にいて、常にホッとできてあたたかい気持ちにさせてくれる男」なら2つ目の条件はクリアです!

【ダイエット】殺菌・除菌を止めて痩せる腸内フローラを作る

ダイエットにも効く腸内フローラ

2月22日(日)NHKスペシャルで報道するようですし、
3月8日(日)たけしのみんなの家庭の医学でも特集するそうなのでお先に紹介します。

NHKスペシャル予告サイトでは、このような説明がされています。

お肌の調子が良くない、ダイエットの成果がなかなかでない・・・

そんな時、あなたのお腹にいる“腸内フローラ”が影響しているかもしれません。

“腸内フローラ”とは、腸の中に住む細菌たちの生態系のことを言います。

いま、最新の遺伝子解析技術によって、

腸内細菌がもつ知られざるパワーが明らかになってきました。

腸内細菌と言えば、「善玉菌」「悪玉菌」という言葉が思い浮かぶかもしれませんが、

腸の中には実に100兆匹以上、数百種類もの細菌が住んでいて、

その細菌の出す物質が、私達の美容や健康に様々な影響を及ぼしていることが分かってきました。

がんや糖尿病などの病気から、肥満やお肌のシワなどの体質まで。

さらには、その影響は脳にまで及び、うつ病とも関係しているのではないかと考えられています。

腸内細菌の全貌を解明すれば、

医療に大きな変革をもたらすのではないかという期待が高まり、

欧米では国家的な研究プロジェクトが動き出しました。

“腸内フローラ”を治療に活かす臨床研究も次々と始まっています。

今や“腸内フローラ”は、人類の寿命を劇的に延ばした「ワクチンの開発」や

「抗生物質の発見」に匹敵するインパクトがあるとも考えられています。

私達の体の中の不思議パートナー“腸内フローラ”の秘密に迫ります。

これは本当にその通りだと思います。

ダイエットで同じ物を食べても結果が違う。同じ生活習慣をしているのに病気になる人とならない人がいる。この違いは、はっきり言って腸内フローラの違いです。腸内の細菌生態系の力によって、ダイエットも健康も長寿も実現します。

ところが、はっきり言って現代は逆の方向に向かっています。皆さんご存じのように「殺菌」「除菌」の潔癖なまでの清潔志向です。

腸内細菌は人により2万種類、100兆~1000兆もの細菌が存在します。そして、腸内だけではなく、皮膚の表面にも1兆以上の菌が繁殖しています。これを「汚い」と思っているのが現代人です。

しかし、お肌の除菌を徹底すると病気になります。人間の肌は菌の繁殖に適していますから、病原菌もすごい勢いで繁殖します。

ところが、常駐菌というお肌に住み着いている菌が多数いると、たまたま付着した病原菌もそう簡単に増える事ができないので病気にならないのです。

常駐菌がいなくなれば病原菌があっという間に広がります。

テレビCM等をみていると、細菌が悪者のように扱われていますが逆効果なのです。

特に薬用せっけんや、なんとうがい薬の日常的な使用が危険だと研究者が警告しています。

現代人は大企業のマーケティングの犠牲になっているともいえるのです。あれだけテレビで視覚的に細菌を見せられたら、除菌生活に走るのも当然でしょう。

しかし子供の頃に菌にまみれる生活をしていないと、免疫システムが正常に発達しないという問題点があるので将来が困りますよ。

子供は何でも口に入れますし泥んこ遊びが大好きですが、これは本能的に雑菌を体の中に入れることにより免疫システムを作るためです。

赤ちゃんが「はいはい」をして、床についている細菌を口にすることで免疫システムが強化されているのです。

最近、ノロウイルスやO-157等、昔は無かった感染症が増えていますが、除菌生活の結果でしょう。じっさい、O-157に感染する方の家庭環境は潔癖症的な除菌生活だそうです。

清潔にするのは大事だと思いますが、除菌はほどほどにしないと、どんどん体の免疫力が落ちてゆきます。

これは腸内も同じなのです。腸内細菌にとって一番の敵は、「薬」と「添加物」です。これはアレルギー疾患とも関係していて、体内の除菌をやり過ぎると、自己免疫疾患(アレルギー)になる可能性が大きいとか。

これは50年前には見られなかった事ですが、腸内の寄生虫を駆除し、腸内細菌を駆除した結果だと思われます。

一説によると腸内の寄生虫がアレルギー抑制物質を排出していたともいいます。また食物のアレルギーである遅発性アレルギーも増えています。これも腸内細菌の減少による「リーギーガット症候群」の結果です。

簡単にいえば、腸内細菌が減ったことにより、腸粘膜に小さな穴が開いたことで、未消化の食品が血液中に入る事です。未消化の食品は大きな分子のまま血液に入ります。するとそれを免疫システムが異物と勘違いして攻撃するのがアレルギー症状なのです。

これを防ぐには、抗生物質や添加物や化学物質を食べない事です。つまりは、「薬」を飲まずに、「加工食品」を控える事が前提ですね。

この腸内フローラを変えるには、食生活を改善するしかありません。つまり、腸内細菌が喜ぶエサを食べておく事が必要です。腸内細菌の大好物は「食物繊維」と「発酵食品」なので、これを食べるのが大事です。

ちなみに大便の60%以上は腸内細菌の死骸です。食物繊維は30%程というので、大便の大きさは腸内環境の物差しと言えますね。

そして腸内細菌には「善玉」と「悪玉」がいるのですが、これはどちらかというと少数で、大部分は「日和見菌」が占めています。この日和見菌は、善玉と悪玉の割合で、そちらの方へなびくのです。

善玉が増えれば、日和見菌は善玉の働きをしますが、悪玉が増えれば、日和見菌も悪玉の働きをするという、両極端な結果になります。

また腸内細菌というとヨーグルトを思い出す方も多いでしょう。しかし、腸内細菌は赤ちゃんの頃に決まっていて、後から変更が効きません。

そのため腸内を整えるのではなく、消化不良の軽い下痢症状が発生して便秘を改善する効果はあると言います。

たまたま、ヨーグルトの菌が合う方もいるでしょうが、多くの日本人はヨーグルトの菌は体質に合わないと言われています。

ただ、ヨーグルトにもいろんな種類があり、合う物がある可能性はあります。

しかし、日本人としては日本の発酵食品がお勧めです。つまり、納豆、味噌、醤油、ぬか漬け等の発酵食品になります。

もちろん腸内細菌はダイエットにも関係があり、太る方は悪玉菌が多い腸内環境になっているのです。

まあ食生活もその通りですね。

食物繊維も発酵食品も食べない方は太ります。

不思議ですが、悪玉菌が優勢になると、食べた食品のエネルギーを漏らさず全て回収するそうです。

逆に善玉菌はそれほどではなく、エネルギーの回収が穏やかだと言うのですから、太りにくいですね。

つまり肥満の解消は「食べる量」よりも、「食べる質」にあると言う、いつもの結論に到達します。

ダイエットに向かない物を食べていると、少しなのに脂肪になります。ダイエット向きの物を食べると、少々食べ過ぎても栄養が通りすぎるのです。

ダイエットを成功させるためには、無理な食事制限よりも、腸内フローラを健全に保つことが重要なのです。

それには、食物繊維と発酵食品です。そして食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。

不溶性食物繊維は、玄米、野菜に多く含まれます。

水溶性食物繊維は、海藻、果物に多く含まれます。

そして、腸内粘膜を守るのは、ネバネバ食品に多い「ムチン」という成分です。

山芋、オクラ、納豆、なめこ、レンコン、アシタバなんか良いですね。

これらの食品はビタミン・ミネラルも豊富です。これに、たんぱく質の食材を加えればダイエットになりますね。

腸内フローラを改善して、食べても太らない体質を作りましょう。

ダイエット成功法~カロリーコントロールなしで簡単!
ダイエットは健康法として生活習慣にしなければ実践しても意味がありません。しょうが紅茶や生ジュース、手ごろな運動など、続けるためのシンプルなダイエット法を紹介。
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【日経平均】高値更新も、ドルではITバブルの大天井を越えていない

ドルで見た日経平均は140~150のボックス。大きく抜ける条件は何か

『山崎和邦 週報「投機の流儀」』(2015年2月22日号)より一部抜粋

日経平均は一昨年5月23日の青春期相場の大天井以降、140ドル~150ドルの間の往来相場が1年半以上も続いた。既報で述べたとおり、そのレンジから下にも上にも僅かに短期的にハミ出しただけだった。大きくはハミ出してない。

いや、実は2000年のITバブルの大天井(4月の20,833円)さえもこのレンジ内だったと言える(当時ドル円・140×150ドル=21,000円≒ITバブル大天井)ということになる。

ドルの対円相場が14年高値を越えてこないと日経平均は07年の大天井を大きくは抜けてこれない。

14年12月8日の円ドル最安値は121.85円だ。
∴121.85×150=18,277円≒週末の値

となり、日経平均は円ドル相場の呪縛から抜け出れない。

海外投資家の目からは「日経平均は140ドル~150ドルのものだ」と認識されているであろう。日経平均がドル相場の頸木から解放されることはなかろうから、そういうことになると円ドル相場が130円~140円とならなければ、日経平均は140~150ドルのレンジから抜け出れないということになる。

そのためには遅延していた実体経済へのアベノミクス効果が顕在化することだ。

現実にかつてない規模で、企業収益の改善として企業内にカネが蓄えられているが、それが川下に波及してないという実感がある。いわばダムには水が満々と蓄えられているが、下流は依然渇えている、という感じだ。いずれ、企業に蓄えられたダムの水が下流を大きく潤すことになるであろう。2014年までは企業収益改善を起点とした好循環は小さかったが、2015年は、安倍首相の言う「全国津々裏々にまで」浸透する経路を辿る必要がある。

(1)賃上げ、(2)設備・研究開発投資増、(3)増配と自社株買い、(4)M&Aなどの財務投資となって実物経済を潤す、という武者氏の言う経路だろう。

ただ、こういうことは言える。

(A)これが現実化するまでには2、3年かかる。それまで市場は待てないで「アベノミクスは失敗ではないにせよ、成功とは言えない、よって株高の限界はこれまでだ」という気分が市場を覆い包む日が来るか、

(B)または、株価は実体経済に先行するから株価が先走って経済政策の
成功を先取りして市場に具現するか、つまりは「青春期相場」の再来である。

この(A)、(B)の内の後者を市場が選択しなければ、永久にボックスを抜けないということになろう。後者を選択する市場というものは、ひとえにマインドの問題である。

昨年6月、浜田宏一博士がBS12チャネル「マーケット・アナライズ」にゲストとして出演して下さった時に「アベノミクスの弱点は何か」という質問に対して、

「日本人が日本に自信を持たないことだ」

と言って直ちに、

「私の立場で株式投資を勧める訳には行かないが、今までの15年間のような動きをしていてはダメだ」

と付け加えて帰った。このことは本稿で当時も書いた。つまりはマインドである。株も景気もマインドで動く。

 

『山崎和邦 週報「投機の流儀」』(2015年2月22日号)より一部抜粋
著者:山崎和邦(大学教授/投資家)
野村證券、三井ホームエンジニアリング社長を経て、武蔵野学院大学名誉教授に就任。投資歴51年の現職の投資家。著書に「投機学入門ー不滅の相場常勝哲学」(講談社文庫)、「投資詐欺」(同)など。メルマガ「週報『投機の流儀』」では最新の経済動向に合わせた先読みを掲載。
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小川和久

【イスラム国】ローマ征服宣言、もはや武力で抑えるしかないのか

「イスラム国」はリビアからローマを窺う

『NEWSを疑え!』第372号より一部抜粋

イラクとシリアの「イスラム国」の英文広報誌『ダビク』は、2月12日に公開した第7号で、日本国民を脅迫するとともに、「イスラム国トリポリ州」(リビア)の部隊が、エジプト人のコプト派キリスト教徒21人を捕えたとして、その写真を掲載した。3日後、「イスラム国」は21人を海辺で斬首する映像を公開した。犯人の1人はナイフを海に向けて、「われわれはローマの南にいる。ローマを征服する」と豪語した。

イタリア政府は、リビア発の「イスラム国」のテロの脅威に危機感を強めている。リビアとイタリアの間の地中海では、密航業者の船がアフリカ・中東・アジアからの難民・不法移民を運んでおり、リビアの「イスラム国」は、その中にテロリストを紛れ込ませて、イタリアに送り込むことができるからだ。

2011年にカダフィ政権が倒れてリビアへの強制送還措置ができなくなり、また、リビアと中東のアラブ諸国で内戦が続いた結果、2014年には17万人の難民・不法移民がリビアまたはトルコからイタリアへと海を渡り、収容された。

折しも2月14日にはトリポリ沖で、小型の密航船の乗客を収容したイタリア沿岸警備隊の巡視船船長に、密航業者の男たちが自動小銃を突き付け、空荷の密航船を奪い返してリビアに戻るという事件が起きた。リビアの密航業者がイタリア沿岸警備隊に銃を向けたのは初めてのことだ。

リビアの「イスラム国」の映像による脅迫に対し、イタリアのレンツィ首相は、近いうちに軍事介入する可能性を示唆したが、その翌日には「軍事介入する時期ではない。国連安全保障理事会(決議)を待とう。国連は、過激派の武装勢力よりも圧倒的に強い」と後退した。イタリア陸軍10万人のうち、リビアへ派遣可能な兵力は、多めに見積もっても5000人ほどしかいないからだ。

実は、「イスラム国」は昨年にもローマ征服を唱えている。昨年10月11日に公開された『ダビク』第4号の表紙は、ローマ(バチカン市国)のサン・ピエトロ広場のオベリスクから、「イスラム国」の黒い旗がたなびくコラージュ写真だった。

小川和久

「イスラム国」の価値観における「ローマ」との戦いの意義は、米国の月刊誌『ジ・アトランティック』の3月号で、同誌寄稿編集者のグレイム・ウッド氏が詳しく解説している。

その最終的な戦いにおいて「ローマ」がどの国をさすのかは定まっていないものの、「イスラム国」はシリア北西部のダビクで「ローマ軍」との決戦に勝利することになっている。昨年12月、米軍人がイラクの地上に現れたという知らせ(おそらく誤報)に、「イスラム国」支持者が狂喜したのは、その最終戦争が始まると受け止めたからだという。

自らのことを、神が世界を終わらせるための手段だと主張している「イスラム国」は、かつての米国の人民寺院(1978年に913人が集団自殺)のような集団なので、対策は、その教えが誤っているとイスラム教徒が宣伝することと、「イスラム国」の武力を武力で封じ込めることしかない、とウッド氏は断じている。

静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之

 

『NEWSを疑え!』第372号より一部抜粋

著者/小川和久(軍事アナリスト)
地方新聞記者、週刊誌記者などを経て、日本初の軍事アナリストとして独立。国家安全保障に関する官邸機能強化会議議員、、内閣官房危機管理研究会主査などを歴任。一流のビジネスマンになり世界を相手に勝とうとすれば、メルマガが扱っている分野は外せません。
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高城剛

【ウクライナ×ロシア】欧州大戦勃発直前で、米露を抑えた独仏との裏取引

米国がISIS問題に武力介入したワケとは

『高城未来研究所「Future Report」』第192号より一部抜粋

今週は米国との事前協議なく、独メルケル首相と仏オランド首相が電撃的に和平会談を設け露プーチン大統領と会談し、ウクライナ紛争を停戦に持ち込んだことにつきまして、私見たっぷりにお話ししたいと思います。

先週2月12日、長く続くウクライナ紛争を終結させる第一歩を踏み出すために、独メルケル首相と仏オランド大統領は米国との事前協議なく、ロシアのプーチン大統領との和平会談のためにベラルーシのミンスクに訪れました。これは、欧州で表面化していない「よっぽどのことが起きそう」であることを暗に示しており、また、ロシアもそれを望まないことから、和平会談が急遽行われることになりました。

考えてみればおかしな話で、ドイツもフランスもロシアもウクライナ紛争の当事者ではありません。和平に関して合意した後も、ロシアのペスコフ報道官は「ロシアはウクライナ問題解決の保証人であって紛争当事者ではない」と発言しており、あくまでも「部外者」であることを対外的には強調しています。

しかし、もはや世界は隠し事がほとんどできない時代に成熟しつつあります。すなわち、「情報」を集めることではなく、独自の「見方」をつけることが大切な時代なのです。かつて本メールマガジンでお伝えしましたように、ロシアの特殊部隊が観光バスに乗ってウクライナに観光客として入り込んでいるのは明らかで、その観光客に関して、ロシア政府はなにかを言える立場ではなく関与していない、という立場を貫いていますが、世界中の多くの人々は、ウクライナ紛争はロシアと米国の代理戦争であることを理解しています。このような状況は米国も同じで、どんなに軍産複合体による外注軍事会社がウクライナで戦闘を繰り広げても、米国政府としては、「関与していない」立場をとるしかありません。

結局、このようなEUの「エッジ」で紛争状況が長引けば、割りを食うのは欧州全般であり、欧州の大国ドイツとフランスは一刻も早く紛争が収まることを願うばかりのはずです。なぜなら、欧州経済問題によって各国の情勢が不安定な現在、ウクライナの紛争が長引く、もしくは大きくなると、欧州は歴史的に再び世界大戦が近づくことを理解しており、一方遠く離れた米国のネオコンは、宿敵ロシアとの最終決戦から世界大戦を望んでいる状況にあります。米国は常に地政学的に優位な駒を進め、現在問題があるウクライナも中東も極東からも、米国本土から距離的に離れている場所での紛争を演出しています(一方、地政学的に問題あったキューバは取り込みました)。

米国としてみれば、今回のようにドイツとフランスがロシアと近しくなると巨大なユーラシア大国に連なる可能性があるため、好ましく思っていません。ですので、戦争は避けたいと思っているオバマ大統領も、停戦合意後も「ロシアへの経済制裁は続ける」確約を、急遽メルケル首相と話し合いました。

これは僕の推測にすぎませんが、プーチン大統領はメルケル首相とオランド大統領に、ウクライナから米国(共和党ネオコン)を撤退させるように話したはずで、それをメルケルは飲んだはずです。そうしなければ、停戦合意に至るはずがありません。そして、ウクライナのポロシェンコ大統領に、米国(共和党ネオコン)の代理人であるネオナチ勢力を政権から遠ざけるようにも確約させたはずです。事実、ウクライナのネオナチ勢力は停戦に反対していますが、米国が引き下がるのであれば、停戦に向かうしかありません。すなわち、ウクライナ紛争は、米国民主党オバマ大統領と共和党ネオコンの交渉ステージにあがったはずです。そこでオバマ大統領は、共和党ネオコン勢力との交渉に「飴」を用意しました。それが、ISISへの武力介入です。

あれほど拒んでいたISISへの大きな武力介入に関して、オバマ大統領は、期限付きで進攻(限定的な地上作戦)に出ることを急遽発表しました。これは、

 

『高城未来研究所「Future Report」』第192号より一部抜粋

著者/高城剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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鍼灸師のぶ先生

【春の眠気】おへそ湯たんぽ、正座ですっきり解消

春の眠気・チェック

『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.104より一部抜粋

本格的な温かい春に向かってカラダは本来ののびやかさを取り戻します。のびのびするためには、冬の間のこわばるしくみを変える必要があります。カラダのモデルチェンジはおもに寝ているときに行われます。日頃の疲れや寒さで体力を消耗していると就寝中のカラダのしくみ作りや一日の疲労の回復にたくさんの時間が必要になります。春の寝起きの眠気具合をチェックして、春のモデルチェンジが順調におこなわれているか毎朝確認しましょう。

●春の眠気・チェック
毎朝すっきり目覚めるようならカラダのしくみ作りや回復が十分足りています。もし、目覚めが悪い・まだ眠い・日中眠いなどがあるようなら、春のカラダ作りは停滞気味です。毎日の疲れをぬきながらカラダ作りを進めるために就寝中の必要な体温をおぎうことが必要です。

・おへそ湯たんぽ
就寝中、お腹を温めることで消化器の働きが高まると食べもたれの予防になり、同時に疲労回復に必要な臓器への血行もたかまります。ぬるめの湯たんぽや「弱」レベルの電気アンカーでよいのでおへそのあたりを温めて寝るようにします。

・膝下ストレッチ・正座のススメ
膝下から足首・足の甲までが伸び伸びゆるむと消化器や疲労回復の臓器などがたかまります。また、手足の血行がよくなるので回復力が高まります。正座は膝下の筋のストレッチになり血行をうながします。あぐらをかいて両足裏同士をくっつけてすわると股関節のストレッチになります。

・フットマッサージ
足首や足の甲を入浴中や就寝前にマッサージすると日中たまったむくみがとれやすくなります。就寝前にむくみが楽になるとカラダの隅々まで血行が行きわたり春のカラダ作りがうながされます。コツはできるだけ軽く・やさしく足首や足の甲の関節をゆらすようにマッサージすることです。

 

『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.104より一部抜粋

著者/のぶ先生
臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。
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【オンナのホンネ】女子が年上男性を捨て始めている!? 恋愛で求める黒い願望を赤裸々告白

先日、まぐWoman編集部にある相談メールが届きました。

「恋に恋をしていた頃は、好きなタイプも彼氏の理想もハッキリしてたのに、最近何がタイプなんだかわからないんです…。昔は年上派だったのに、最近は年下も気になるし。これって年上に対する絶望なのでしょうか?それと自然な流れなのでしょうか?」
(ミッチェルさん/33歳)

年齢を重ねるごとに恋愛で迷走していくというお悩み、非常にわかります!むしろ編集部としてもそのお悩み、すっごく気になります!!

ということで、恋愛の現実が見えてきた20代半ば~30代後半の渋谷OL100名を対象に緊急調査!

 

「あなたは年上の男性と年下の男性、どちらと恋愛したいですか?」(まぐまぐ編集部調べ)

恋愛するなら年上?年下?

実際に付き合った人は何歳差?

調査の結果、約半数を占めたのが「年上」という答え。「年下」や「同い年」という回答はほぼ同数の2割ほどで、世間一般で言われている“女子は年上男性と付き合いたい”というジンクスとほぼ合致。

ところが「実際に付き合った人は何歳差?」の答えも聞いてみると、意外にも実際に付き合う相手は年下の方が多いということが判明。理想は年上だけど現実で付き合うのは年下ってどういうこと?

年上派、年下派、同年代派それぞれ意見を見てみると、男性に求める女子の願望が見え隠れしてきました。

年上派

年上男性は甘えベタ女子の救命士?
それともお金も愛情もお手軽にそれなりにゲットしたいチョイワル女子のターゲット?

・年下だと自分がしっかりしてないといけないと思ってしまう(32歳)
・仕事で気を張っている分プライベートではなるべく人に頼ったり甘えたりしたい(28歳)
・賑やかな場所が苦手なので家デートや温泉デートをのんびり楽しめる人となると年上かな(29歳)
・なるべく男性も立ててあげなきゃって思うと年上の方がやりやすい(36歳)
・正直な話、ケチなデートはしたくないから仕事が安定してきてそれなりにもらっている年齢がいい(26歳)

年上派でも求める願望が二極化していることが伝わる結果に…女性の私が言うのもなんですが、女子って怖い!

いつもは仕事にがっつり向かっているOLにとって、年上男性と言えば包容力があって素直に甘えられるイメージがあるのかも。また、20代女子にとって年下男性となるとまだ社会人になって間もない人も多いはず。社会の荒波にもまれた男性は包容力があって器が大きく見える?

かわいい理由がある反面、年上男性を手っ取り早いお財布にしようとしている女子もちらほら。給料も会社での地位もそれなりに確立してきた年上男性はチョイワル女子の格好の餌食かも。“男性を立てる”という日本人的な発想も、“立てて(おだてて)あげなくちゃ”という含みがあると思うと、女性の褒め言葉も深読みしてしまいそうですが、知らず知らずのうちに私も使っていないかヒヤリとする結果に。

年下派

ただ頑張っているあなたを見ていたいだけ!
面倒見の良いアネゴ女子と思いきや年上に飽き飽きした乗り換え女子もちらほら?

・自然に甘えつつも、男として上に立とうと頑張ってくれるのでバランスがいい(34歳)
・頼りなくても年下だと思えばイライラしないけど年上だったら最悪(27歳)
・自分と違う世代の価値観が見えるし、自分も若返る気がする(30歳)
・とにかくかわいいから!愛でたい!(36歳)

年下派女子の第一声はほとんどが「年下男子の一生懸命さにキュンとする」という答え。

年下が自分のために頑張っていると思うだけで、普段の何気ないやさしさでもキュン度が倍増するんだとか。また、会社で働いていると、年上上司とのお付き合いばかりで、下の年代とのかかわりも薄くなってくるので、年下と付き合うことでより広い世代の価値観を見ることができるというカッコイイ答えも。

気になるのが、年下派の中にも“元・年上派”がいること。年上男性の見栄っ張りなところや、頼りないところを目の当たりにして「年上のくせに大人げない」とゲンメツして年下にチェンジしたという人も。

同年代

男女平等を求めるなら同年代?
相手に頼り過ぎない友達恋愛こそ長続きのコツという大人な意見も

・年上は上から目線のわりには肝心なとこでダメな男が多い(25歳)
・年下は甘えてくるからめんどくさい(27歳)
・同年代だと話題もあうし、対等な視点でつきあえる(28歳)
・出会いが一番多いのが同年代だし、一緒にいて無難に楽しい(30歳)

年上はハードルを高く求めすぎた結果アウト、甘えてこられると面倒な年下もアウト。求められる男性の「めんどくせー!」と言う声が聞こえてきそうな女性の本音が見えてきましたが、その結果が“対等な関係になれる同世代が一番”というのも意外ですね。最近はデートも割り勘を求める女子も多いといいますし、これからは男も女も対等な関係を求める同世代カップル率が上がってくるのかも?

ただ、同世代派という答えの女子には歳の差恋愛をしたことがない人も多く見かけられました。もしかしたら同世代しか見ていなかったけど歳の離れた男性と付き合ってみると考え方がぐっと変わってきそうですね。

三者三様、様々な意見が出揃いましたが、読者のみなさまはいかがでしたか?年上派が多数でしたが、そこに潜む女の思惑は想像以上にブラックなようです。また今回のアンケートで元・年上派というジャンルも見えてきました。今後も理想の年上男性と現実とのギャップを目の当たりにした女子たちは年下に流れていくのでしょうか。

次回は興味深い恋愛経験を持つ5名を編集部に招いて座談会を開催。よりリアルな赤裸々告白は悩める女子だけでなく男性も見ておいて損なし!

 

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(まぐまぐ編集部/レモン松嶋・まつこ)

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【中東取材】日本人記者が戦争取材に向かない理由

『上杉隆の東京脱力メールマガジン』第298号(2015年2月20日号)より一部抜粋

1年半ぶりに中東を訪れている。前回2013年の取材ではレバノンとシリアを訪れた。すでにその時点で100万人以上のシリア難民が発生していた。

今回は日本人人質事件殺害直後ということもありシリアには入らない。シリアから周辺諸国に大量に難民が流れている現状から、無理に入国する必要もないと判断していることもある。

取材拠点のレバノンの他にトルコ、ヨルダン、エジプトのどこかの国への取材を予定している。すでに現地にいながら計画が確定していないのを不思議に思う読者もいるかもしれない。だが、このような曖昧な取材こそ、むしろ命を守ることにつながると自らの教訓が示している。

今回は文藝春秋の取材だ。普段の戦地取材は個人取材であり、取材費も保険もすべての経費は自腹だった(ゴルフ取材は除く)。だから、こうした出版社持ちの海外取材は初めてだ。

実は、それには自分なりのルールを作っていたのだ。今回の中東取材では当初、ベイルートとトルコで数日、ヨルダンかエジプトのどちらかで数日滞在という強行軍を想定していた。

しかし、そのスケジュールはなくした。代わりに緩い日程での取材旅行となった。なぜか?

戦争(内戦も含む)取材の失敗の原因は、強行日程によるものが多い。日程上の無理が取材を台無しにするばかりか、命取りになることもある。12年前、イラク戦争取材の際の失敗から、私はそれを痛烈に実感し、学んだものだった。

当時、渡航直前に話を聞きにいった軍事ジャーナリスト(当時)の加藤健二郎氏や山本美香氏(故人)などのジャーナリスト仲間、あるいは中東調査会の大野基裕氏(当時/現国会議員)や外務省の職員などからのアドバイスは見事にまで一致していた。

それは「無理をするな」ということに尽きた。換言すれば「日程を決めすぎる」ということでもある。

外務省の職員や商社などの現地駐在員からの具体的アドバイスも同様だった。そうした情報を集めていたにも関わらず、12年前の私は勘違いの「勇気」を誇っていた。そして、私は無理をして失敗を犯した。

 

『上杉隆の東京脱力メールマガジン』第298号(2015年2月20日号)より一部抜粋

著者/上杉隆 (ジャーナリスト〈一時復職中〉)
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