時間をかければ一生懸命と評価される社会と正反対な虫採りの世界

趣味は、忙しい仕事の時間の合間に時間を作り、限られた時間の中で集中して取り組むとその楽しさが際立つもののようで、CX系「ホンマでっか!?TV」でもおなじみ池田教授は、定年後「虫採りに行くパトスが減衰したのかもしれない」とこぼしています。しかし、今回のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』では、3日間にわたった沖縄での虫採りの話を楽しそうに振り返っています。狙いは、6年前に発見され、池田教授らが発見者の名前を冠し新種として記録したオキナワホソコバネカミキリのメスだそうですが、成果はどうだったのでしょうか?

ネキを採りに沖縄に行く

定年後、何のかんのと忙しく、遠方に昆虫採集に行く暇がなかった。やっと少し時間が取れるようになって、5月5日から10日まで沖縄に虫採りに行ってきた。虫採りに限らず、何事も癖のようなもので、しばらく遠ざかっていると、いざ出陣となっても、なんだか億劫になって、メンドクサイなという気分になる。

もともと、何をするのもメンドクサイ質なのだが、現役の時は講義などの仕事は義務だったので、メンドクサクともやるしかなかったわけで、なるべく無駄なエネルギーを使わずに効率を優先するように心掛けた。仕事は時間をかければかけるほどうまくいくというものではないのだ。

日本の世間では、特に学校では、仕事の質よりも一所懸命さを評価する風潮が強くて、生徒も先生も居残りや残業を厭わず、時間をかけて努力をする姿勢は貴いと評価され、手際よくさっさと仕事を済ませる人は、とっぽい奴だと言われて非難された挙句、余計な仕事を回されたりする。それで、賢い人はノルマをさっさと済ませ、後は一所懸命やっているふりをする。それが、周囲の嫉妬を回避する最も簡単な方法だと心得ているのだろう。教育という分野は成果がはっきりしないので、無闇に時間をかけても、一所懸命やっても、成果が上がらなければ無駄だ、という言説が通りにくい。

虫採りは全く反対で、どんなに一所懸命でも1頭も採れなければイモと言われて馬鹿にされ、いい加減にやっていても沢山採れば、天才と褒められ、ついでに1頭下さいとねだられる。虫採り仲間の友人の中にも、ものすごく虫採りが上手い人もいれば、イモ代表のような人もいる(今や、私はどちらかというと後者に近い)。それでも、皆さん嬉々として虫採りに出かけるのは、虫が採れる採れないはともかく、虫採りという行為自体が楽しいからだろう。

もちろん、仕事が楽しい人もいるだろうが、それは仕事をすれば成果が上がったり、その結果、給料が上がったりするからだ。成果が上がらずに収入もどんどん下がって、それでも仕事が楽しい人はまずいないと思う。虫採りも沢山採れた方が楽しいには違いないが、採れなくても、鬱になって落ち込むことはない。趣味と仕事の違いである。若い人の中には、趣味を仕事にできればどんなに楽しいことだろう、と宣う人がいるが、勘違いをしているとしか思えない。趣味の虫採りはボウズでも楽しいが、生活が懸かっていたら、おまんまの食い上げになる。

数万円の治療費が払えない人間に飼われてるペットは幸せなのか?

 「世の中カネだ」という向きに対して「そんなことはない」と反発する声もありますが、心の余裕を生み出すためにはやはり「お金」は大切なのかもしれません。今回の無料メルマガ『生きる!活きる!『臨床力』』では著者で獣医師と臨床心理士の資格を持ち、大学で教鞭も執られている渡邊力生さんが、自身の体験から感じ取った「心の余裕とお金の関係」を記しています。

人生は金!?

みなさん、こんにちは。この世はお金が全てではないものの、お金によってもたらされる価値を必要以上に貶めたり直視するのを避けようとすることは得策ではないと思っています。

先日こんなことがありました。朝の通勤時にコンビニで日経新聞とスムージーとサンドウィッチを買うのにレジ前に並んでいました。そうすると前のご婦人がなにやら手間取っています。レジ台にはミネラルウォーターが一本。彼女のがま口からなかなか硬貨が出てきません大学に向かうスクールバスの時間が迫っています。やばい。この新聞と朝食を買うのを諦めるか…。というか、水一本でどんだけ時間かかんねん!?と正直少しイライラしてしまいました

大人気ないっすね(汗)

このショートストーリーにはこの後、思わぬ展開が待っていました。ようやく会計を終えてスクールバス乗り場へ向かおうとしていたところ、そのご婦人に呼び止められたんですね。

「あのぉ、すみません。開けてもらえませんか?

先ほどのミネラルウォーターを差し出したその方の手は小刻みに震えていました。

「え?何が?」

最初事態が飲み込めずぶっきらぼうに言ってしまった自分を私は恥じました。ペットボトルの蓋は簡単に開けることができました。

そのご婦人はペットボトルの蓋を開けることができないくらい手が不自由な方だったんですね。もしかしたら視力の問題もおありだったのかも。そりゃ当然、がま口からお金を取り出すのに時間がかかります。

心に余裕がないとちょっと考えれば分かりそうなことも見えなくなってしまいますし思いやりの心なんてすぐにどこかへ吹き飛んでしまうんですよね。少なくとも、まだまだ未熟な私はそうなってしまいます。

心の余裕と書きましたが、なぜその時私が心の余裕がなかったかと言えば、スクールバスの時間が迫っていたからでした。でも大学へはバスでなくても行くことはできます。たとえばタクシー。バスに乗り遅れてもタクシーを使えば問題ありません。ただそこで3,000円近くも払う余裕は正直今の私にはありません。尤も昔に比べたら随分タクシーを使う頻度は高くなりましたが…。

コンビニで朝食を買おうとしていましたが、これもそもそも朝早く起きなかった自分の怠慢が生んだ余裕のなさです。それも掘り下げられるだけ掘り下げて考えてみると、自分が労働者で時間に縛られた仕事の仕方をしているから、時間を売ってお金を得るというシステムで生きているから、というところに行き着きそうです。

やはり自分で自分のお金や時間をある程度のところまでは自由に使えるような仕事のしかたをしなければ、ここからはジリ貧であると言わざるをえないと私は捉えています。

そう考えてみますと…、心の余裕を生み出すのにお金がかなり大きなウェイトを占めている、と言っても良いのではないでしょうか。

少なくともあの朝、私に今の5倍ぐらいの経済的余裕があればイライラすることはおそらくなかったと思います。それは時間的余裕でも良いのかもしれませんが、【お金が時間を生む】という発想でいくと、やはりお金というものが余裕を生み出すための主たる源泉”であるということは言えそうです。

私の場合の例は極めて器の小さな話で恐縮ではありますが(汗)、でも私なりにその時に実感したんですね。お金がないということは自分の心の選択肢を狭めてしまいますし自分の心の余裕を奪ってしまうことになるんだと。

たとえばそこで自分の中の人間らしい部分である【他者への思いやり】という部分を毀損してしまったりしたら、その損害はタクシー代では済まないかもしれません。

自分にとって大事にしていることは、存外気づかないうちに失ってしまうもの。

お金に余裕があればそれを完全に防げるかという、もちろんそこにはそもそもの自分の人間性というものも大きく関わってきますから、一概にどうこうとは言い切れないでしょう。ただ、経済的余裕が生み出す価値というものが、単に自分の欲求を満たすためだけにあるのではなく、現代社会においては人間が人間らしくあるために貢献しているのではないか。

そんなふうには考えています。

「何か感じがいい」と思われる人はあいづちの打ち方が違うらしい

会話を盛り上げるためのテクニックは数多ありますが、そうそう簡単に使いこなせるものばかりではありません。とは言え身に付けておけば、強い武器になることも間違いない事実ですよね。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが伝授してくださるのは、「感情に寄り添うあいづち」の打ち方。会話の幅も広がり、接客にも役立つそのテクニックとは?

感情に寄り添うあいづち

そうなんですね」「なるほど」といったあいづちを、接客ではよく使います。これらはあまり好ましいあいづちとはされませんが、日頃から使っているという方は、私も含めて、少なくはないのではないでしょうか。

しかし、あいづちもいろんなパターンを持っておくと、接客の幅が広がり、お客様との会話も非常に盛り上がりやすくなります。

こういう場合、一般的に多く推奨されているのは、「おうむ返し」と呼ばれるあいづちです。相手(お客様)が使った言葉を、そのまま使ってあいづちにするやり方ですね。例えば、「最近、気になるお店があって…」と言われたら、「気になるお店があるんですね」というようなあいづちをするパターンです。

おうむ返しも確かに良いあいづちの一つで、私も意識して使う機会が多くあります。ですが、これだけでは、会話が続かなくなることもしばしばです。そういう時、私は、お客様の感情に寄り添ったあいづちを使おうとします。これにより、お客様は「共感してもらえている」と自然と認識できて、距離感が近づき、接客が進みやすくなるからです。

どういうことかと言いますと、例えば、こういうパターン。お客様から、「最近、自分に合うものがわからなくて…」と言われたら、「わかります商品が多くて悩みますよね」という具合に返します。

この場合、お客様は、自分に合う商品がわからないという悩みを抱えているわけですから、その悩みに寄り添って、「わかります悩みますよね」といった返しをしています。そうすると、お客様は、「わかってくれてる」と感じやすくなるのです。

特に、お客様の感情が含まれるあいづちだとその傾向はより強くなります。例えば、「この靴お気に入りなんですよ」と言われたら、「それはいいですねぇ。見つけた時は嬉しかったんじゃないですか?」みたいな返し方です。このあいづちだと、お客様の「嬉しい」という感情を含むあいづちになるので、お客様は「そうそう!」とさらに話をしてくれることが多いのです。これが、「お気に入りなんですねぇ」だけだと、なかなか話も膨らんできませんよね。

相手の感情に寄り添うあいづちというのは、結構な練習をしないと難しいものですが、普段家族や友人と話をする際に意識をするだけでも、訓練にはなります。ぜひ、取り入れてみてください。

今日の質問です。

  • 感情に寄り添ったあいづちとはどんなものだと思いますか?

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【動画】健気だ…スマホに映る犬を救い出そうとするワンちゃん

テレビなどの液晶に映る動物を本物だと勘違いしてしまう犬や猫は多い。

こちらの動画でも、とあるワンちゃんがスマホに映るワンちゃんを・・・

 

 

置かれたスマホの中に映るワンちゃんが切なげな声をあげる。

するとそのワンちゃんを本物だと勘違いし、なんとか助けようと奮闘するワンちゃん。

ああ、なんて健気で良い子なんだ・・・!笑

これは動画だから心配しなくて良いよと誰か教えてあげてほしい・・・!

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(ViralHog)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

安倍首相がイラン訪問でハメネイ師から引き出した言葉の真の価値

アメリカとイランの緊張を和らげるべくイランを訪問した安倍首相。その訪問中に起こったタンカー攻撃事件の影響もあって、メディアは今回の訪問について悲観的な見出しを並べています。しかし、メルマガ『NEWSを疑え!』の著者で、軍事アナリストの小川和久さんは、ハメネイ師の発言のニュアンスを読み取れば、今回の訪問は高く評価できると解説。タンカー攻撃についても、事実確認とともに、狙いは会談とは別のところにある可能性を言及しています。

ちょっと整理しておきたいイラン情勢

安倍首相のイラン訪問と、それと同時に発生した日本関係タンカーへの攻撃事件について、雑多な情報が飛び交っていますので、少し整理しておきたいと思います。

まず、安倍首相の外交的成果ですが、これは昔なら「殊勲甲」といってよいくらい高く評価できるものです。「殊勲甲」というのは旧日本軍の言葉で、抜群の働きをした部隊や将兵に与えられる評価です。テレビ的にいえば、「はなまる」や「あっぱれ」ですね。

安倍首相は、イランの最高指導者ハメネイ師から「核兵器の製造も保有も使用もしない」という言葉を引き出しました。これは、2015年の「核合意」(米英仏独中ロとEUが締結)を守る意志があるということで、米国に2018年の核合意離脱と経済制裁の撤回を求めるものでもあります。これに対しては当然、「イランは前から核合意を守るとしながらも、守ってこなかった。騙されてはならない」と否定的な見方が出ています。

さらにハメネイ師の発言については、「ハメネイ師、安倍首相介した米メッセージに『トランプ氏への返答はない』仲介の難しさ浮き彫りに」(毎日新聞)、「ハメネイ師、米との対話拒否…首相は緊張緩和求める」(読売新聞)といった否定的かつ悲観的な大見出しが躍りました。

しかし、ハメネイ師の発言をよく聞いてほしいのです。ハメネイ師は、トランプ大統領との対話を拒否する一方、安倍首相との対話は歓迎すると、言葉を使い分けているのです。これは、米国にとって死活的な同盟国である日本の首相を通じて、米国との間接的な対話を行おうというもので、それを将来の直接対話につなげていこうというものと受け止めるべきでしょう。

外交とは、このようなニュアンスを正確に読み取り、ひとつひとつの言葉にミスリードされないようにしなければならないのです。ハメネイ師が強硬姿勢を崩すことができないことも、強硬派を抱えるイランの国内事情やイスラム諸国における立場からして、そう簡単にはいかないことを知っておかなければなりません。

半年で海外出張可能レベルに成長も夢じゃない「1行」英語ノート

グローバル人材として海外で活躍するには、どのようなスキルを伸ばしていけばいいのでしょうか。英語力と仕事力の両方を向上させる「ノート術」を紹介しているメルマガ『金田博之のたった一冊のノートで出世する「一流のグローバル人材」への確実な道』の著者・金田博之さんがが、著書『成功する人の英語ノート』による英語ノートの活用法と効果について詳しく解説しています。

『成功する人の英語ノート』で英語力もスキルもアップ

このメルマガでは、当初は英語学習法をメインに取りあげていました。金田博之のたった一行からはじめる超実践的【英語×ノート術】というタイトルで、まったく英語が話せない状態から30歳から本格的に英語をスタートしてグローバルを舞台に英語を使いこなすまでのステップを紹介してきました。その後、徐々に仕事術に比重を移し現在の形でお届けしています。メルマガの形は変われど、いつも手元にある「ノート」を使えば英語も仕事も自分の思い描いたように実践できるというメッセージをお伝えしてきたつもりです。その後、出版社からお声掛けいただきこのたび 『成功する人の英語ノート活用術』という書籍の発売に至りました。

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このブログで発信してきた内容をもとに、大幅に加筆・修正を加えより実践度や再現性を高めた1冊です。このメルマガで頻出する「1行」「一点突破」「虎の巻」といったフレーズが盛り込まれていますので最近このメルマガの購読を始めた方にとっても本書をお読みいただくことでよりメルマガが理解しやすくなることと思います。
そこで今回は同書でどのようなことをお伝えしているかこのメルマガの今までの復習も兼ねてポイントをピックアップしてお伝えしたいと思います。

英語が話せない人も、半年で出張可能レベルに

わたしが、本書で紹介しているノートを使った英語学習法を始めたのは仕事で急に英語を使わなければならなくなったからでした。外資系の企業に務めてはいながらもそれまでは英語が必要なシーンが訪れなかったのです。

当時のわたしの英語力は学生時代の受験勉強や必修科目で英語を勉強したときのまま。辞書を引けばなんとなくわかるものの、英会話はまったくできないという、サラリーマンにありがちな英語力にすぎませんでした。そこから急遽、英語が話せないアメリカ人の社長に対して英語で売上予測などの報告をしなければならなくなったのです。

悠長に英会話スクールに通っている暇は与えられていません。そこで、なんとかその場を切り抜けるために編み出したのが「1行の実践的な英語をシーンを絞って使い続けるという方法でした。

仕事で必要な言い回しを辞書などを使いながら調べて、ノートに蓄積するというやり方です。仕事で使う単語は、日常会話に比べグッと範囲が絞られています。しかも、同じシーンが頻繁に訪れ同じ単語が繰り返し出てきます。つまり、短期間で英語を身に付けるのに絶好の環境だったのです。

こうして、3ヶ月このサイクルを続ける頃には社長への報告に限ってはほとんどの場面に対応できるようになりました。そして、6ヶ月後には
上司を伴った海外出張にも出られるレベルになりました。

このときに実践してきた内容を体系化して、毎日遭遇する場面に絞り、そのジャンルの単語を集中的に身に付けるという英語学習法を体系化することができたのです。その具体的な実践方法を本書でお伝えしています。

3つの「ない」を克服

わたしの場合は、会社内で英語を日常的に使うという特殊なシーンから英語を身に付けましたが、そうした機会がない場合でもこの英語ノート活用術が応用できます。

具体的にやることは、ただひとつ。毎日仕事でとるノートを「1行の英語に置き換えていくという方法です。

例えば
「5時に渋谷で田中さんと会う」
というTO DOリストを
「meet Mr.Tanaka at Shibuya at 5 o’clock」
という英文で書くようにするのです。

いつもの仕事の時間を使って行うのでわざわざ英語学習の時間を確保する必要がなくなります。そして、海外に行ったり英会話スクールに通ったりしなくても、毎日英語に触れる時間を作ることができます。

また、「1行」の短い英語だから負担が少ないし、記憶に残りやすいから、「続けられる」のです。

つまり、英語学習の妨げになる
1. 時間がない
2. 実践の場がない
3. 続かない
という3つのないが克服できるのです。

また、本書では、いきなり日本語をすべて英語にするのではなく、1語づつ徐々に英語に変えていく方法をstep by stepでお伝えしています。英語に自信のない方も、続けるごとに表現の幅が広がりステップアップしている達成感を実感することができる方法です。

パーフェクトな英語じゃなくていい

ここまでお聞きになって、「ネイティブじゃない自分が作った英文は間違っていることもあるのでは?」と思われた方も多いかもしれません。ですが、そもそも英語はパーフェクトじゃなくていい」のです。

ビジネスや実際の英会話は、学校のテストではありません。間違いを恐れて一言も話せずにいるよりも、つたない英語でも相手に意志が少しでも伝わるほうが、ずっと大きな意味があるのです。

100点を目指さなくていいのはもちろん80点をとらなきゃ、と気負う必要もありません。まずは「30点の英語でOK。「伝わる」という実体験や、「できる」という喜びを感じられなくては、英語の学習は続きません。

実際、英語が公用語になっているインド人のビジネスマンに聞くと、イギリスやアメリカなどのビジネスマンの英語は100%は聞き取れないと言います。人によっては「6割くらい」という回答さえありました!

本書ではこのような、わたしが実際の現場で得た肌感覚も交えながら、建前抜きの本音と対策をお伝えしています。

「1行」だから続けられる!

さきほどお伝えした「パーフェクトじゃなくていい」の精神を凝縮したのが本書の核となる「1行」というキーワード です。

とても複雑に聞こえるネイティブの会話も、実は1行程度の短い英文を「and」「so」などのつなぎ言葉でくっつけただけであることがほとんどです。つまり、 「1行」程度のシンプルな英語を身に付けるだけで、英会話のかなりの部分をカバーできます

しかもたった「1行」だから時間がかからずすぐできる。
だから、「楽しい」。
楽しいから「続けられる」。
続けられるから「定着する」。
これが本書の基本的な考え方です。

一足飛びに複雑な英語をスラスラ口にする状態になることはできませんし、複雑なテキストで勉強すると面倒なのでなかなか続きません。

ですが、「1行」だから続けられる。しかも即実践に結びつけることができるのです。

また、ノートを使った学習に加え、さらに英語をブラッシュアップする副教材としてメルマガではあまり触れてこなかった英会話スクールやオンライン英会話動画サイトなどの活用法についても本書で取りあげています。

既に話せる人にも効果が

また、本書のポイントは、中学英語の段階からスタートする人もTOEIC900点クラスの人も同じように取り組める方法だという点です。

わたしのお伝えする英語ノート活用術では、全ての英語学習を1冊のノートに集約することを提唱しています。購入した学習書や単語集、英会話学校の授業など、自分が触れたあらゆる英語を1冊のノートに留めるのです。

例えば、
・テキストで見聞きした単語
・ 英会話学校で聞いた言い回し
・ 洋画で覚えた口語表現

あなたが覚えたいと思ったこうした英語は、それぞれバラバラの場面で接していますし、それぞれ違った形態の教材なので、後から振り返るのが難しいですよね。なかなか効果的な復習ができません。

そこで、 普段使う英語ノートを英語学習のプラットフォームにするのです。つまり、テキストで見掛けて記憶しておきたいと思った単語も、英会話学校で講師が発した仕事で使えそうなフレーズも、洋画で流れていたカッコいいセリフも、1冊のノートにまとめておく、ということです。とてもシンプルな方法ですが、こうして一カ所に集約してできたノートはあなたの興味関心に最も特化した最高の教材になります

どんなに優れた教材も、このノートには敵いません。しかも、1冊にまとまっているから、復習がしやすく、定着率が圧倒的に高まるのです。英語初心者から上級者まで、誰もが取り入れられる方法です。

「1行」が仕事にも効く

そして、英語ノートを活用することは仕事にもよい効果をもたらします。なぜなら、「1行」で表す訓練をすることで、思考そのものがシンプルでロジカルになるからです。

報告書やプレゼンなど、だらだらと長文が続いていて、結局何が言いたいのかわからない内容になっていることってよくありますよね。ですが、英語ノートで「1行」で書く訓練を続けていれば、こうした表現が端的にポイントを押さえてまとめられるようになります。そしてそれは、資料作成やメール返信などにかかる時間もグッと短縮できることを意味します。英語の学習をしているだけで自然と仕事のスキルもアップするということです。特に、海外のビジネスマンは、よりタイトなスケジュールで動いていますから、この端的に伝える力が大きな意味を持つのです。

日本語はその構造上どうしても表現が長くなりがちです。1行の短い英語表現に慣れることで、効率よく思考できる英語脳を作りましょう。

海外出張の準備を細かくアドバイス

このメルマガをお読みのみなさんは、既に海外で仕事をする機会がある方や、いつか英語を使って仕事をしてみたいとお考えの方が多いかと思います。そこで、本書の最後の章にみなさんの海外出張をサポートする内容を盛り込みました

出発前にノートに準備しておくことや、英語会議でのメモの取り方など、このメルマガでお伝えしていないコンテンツをたっぷりと盛り込んでいます。名刺の渡し方や雑談の仕方、英語での商談や報告書のまとめ方など、初めての出張で気になる素朴な疑問に実践的な内容で答えています

また、わたしのノートに実際に頻出する英単語のリストも設けています。本書でお伝えしている英語ノート活用術は、実際にわたしが今も実践しているものです。所々に日本語が混ざった不完全なノートから始まり、現在では新しく覚えたビジネス単語や次々生まれる新しい用語などを除けば、普段のノートを9割以上英語で書いています。そして、しばらく英語のブランクがあった時期にもこのノートを活用することで、英語力を取り戻すことができました。初心者から上級者まで使えるメソッドなのです。

これから英語が話せるようになりたい方はもちろん、よりハイレベルな英語を身につけたい方や、仕事のスキルを磨きたい方に、ぜひ取り組んでいただけたらと思います。

image by: 金田博之

ロシア軍の爆撃機が日本の太平洋上で領空侵犯。防衛省発表

NHKニュース共同通信などによると防衛省の発表で、20日午前、ロシアの爆撃機が沖縄県・南大東島と東京都・八丈島付近の計2回、領空侵犯したという。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して対応したが、危険な行為はなかったという。NHKニュースによるとロシア機やロシア機とみられる航空機が日本の領空を侵犯したのは、4年前の2015年9月以来としている。航空自衛隊は2018年度、領空侵犯のおそれがあるとして999回のスクランブル=緊急発進を行っていたが、このうちロシア機に対するスクランブルは343回と全体の34%、中国機の638回に次いで2番目に多かったという。


※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by: 本屋 [CC BY-SA 3.0], ウィキメディア・コモンズ経由で

source: NHKニュース共同通信

妻がメガネを外したら。ん? なんだか若い頃に戻った気がする…

ある日、妻がメガネを外した。なぜか20代に戻ったような気がした

「メガネ外したら実はかわいい」、これって漫画やドラマの世界だけだと思っていませんか? 「うちの奥さんも「美魔女」なんて呼ばれ始める40、50代だけどメガネ外したら変わるのかなぁ」なんて思っている旦那様、ちょっと聞いてください。

長年「メガネ愛用者」だった私も、40代に入ってからは、そろそろ近くのものが見えづらくなってきました。。。見るもの、使うものによってメガネをチェンジする煩わしさは相当なもの。それは世の奥様も同じではないでしょうか?

そして、「実はメガネを外したら、うちの奥さんも、ちょっと若く見えるんじゃないか?」なんて心で思いながらも口にできない世の旦那さまにおすすめしたいのが、コンタクトレンズ大手・エースコンタクトさんの「遠近両用コンタクト」です。

妻がコンタクトに乗り換えたら。波の数ほど抱きしめたい

あの「メガネを外したら美人だった」を奥様にも。そんなキッカケとなりそうなのが、エースコンタクトさんの「遠近両用コンタクト」です。最近手前も奥も見えづらくて、、、と口にした時がデビュー時。

夏を前に「惚れ直したよ」なんて一言かけたい旦那様に、そして「新たな一面」を夫に魅せたいと密かに思っている奥様に、”脱メガネ”&コンタクトレンズデビューはいかがでしょうか。

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韓国のから騒ぎ。安倍首相イラン訪問を「失敗」と大喜びの韓国紙

韓国の文在寅政権が苦境に立たされています。外交面では習近平中国国家主席の突然の訪朝決定により北朝鮮問題での発言力の低下は必至となり、内政に目を転じれば度重なる失政のため海外に逃げ出す企業が続出という惨状。今後韓国にはどのような行く末が待っているのでしょうか。台湾出身の評論家・黄文雄さんが自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で、各国を取り巻く状況を詳述しつつ分析しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2019年6月18日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【日中韓】6月末のG20で没落していく習近平と文在寅

世界の外交が大きく動いています。日本で開かれるG20を前に、米中問題は言うまでもなく、アメリカとイラン、北朝鮮問題などで各国がさかんな動きを見せ始めています。

安倍首相は先週、イラン側の招きで同国を訪問し最高指導者や大統領と会談しました。アメリカとの対立が深まるなか、イランとしても日本に対して仲介役を期待したのでしょう。

しかし、安倍首相の訪問にあわせたように、オマーン海上で日本のタンカーが襲撃され、アメリカはこれをイランの仕業だと断じました。もっとも日本はアメリカに対してその証拠の提示を要求しています。

もちろん攻撃主体がイラン側であった可能性もありますが、その場合、イランの穏健派ではなく保守派だろうと思われます。2014年に中国の習近平主席がインドを訪問した際、人民解放軍が中国との国境に接するラダック地方に突然越境してきて、中印両国の軍隊が緊張関係に陥ったという「事件」がありました。

中印首脳会談、国境付近では両国軍にらみ合い

当然、インドを訪問していた習近平の面目は丸潰れとなったわけですが、そのとき、習近平に不満を持つ人民解放軍が習近平の顔を潰すためにわざと仕掛けたという説がありました。実際、習近平は人民解放軍を7大軍区から5大戦区へ大幅に改変、兵士も大幅に削減するという改革を断行しています。

そのような「前例」からすると、安倍首相の訪問中にホルムズ海峡で騒ぎを起こして、アメリカとの対決姿勢を強めたいというイランの保守派が仕掛けたという説も成り立つでしょう。

いずれにせよ、ホルムズ海峡が封鎖されれば、イランのみならず中東全体からの石油輸入がストップしますから、日本の野党も「安部外交の失敗」と揚げ足をとったり、代案もなく「反原発」ばかり言っていないで、もっと建設的な話をすべきでしょう。

今回のイラン訪問を「失敗だとして大喜びしたのが韓国紙です。中央日報は「『外交仲介者安倍』誇示しようとしたが…米国とイランの間で困惑する日本」という見出しで、「『安倍首相の仲介外交失敗』が野党の主な攻撃材料になるものとみられる」と報じています。

「外交仲介者安倍」誇示しようとしたが…米国とイランの間で困惑する日本

しかし、そもそもイランと日本との関係は悪くありませんが、とはいえ日本がアメリカとのあいだの仲介者になる絶対的な必要性もないですし、隣国でもありません。日本のメディアでは、アメリカのパシリとなってイランを訪問して、イラン側から反発を食らったかのような報道や解説もありますが、もともとイラン側からの招待での訪問です。イランの招待に応じて訪問したことは、共同記者会見でロウハニ大統領も謝意を述べています。

安倍首相、ロウハニ大統領共同記者発表の詳報

もちろん、緊迫する米・イの関係のなかで、安倍首相への期待はイラン側にもアメリカ側にもあったでしょう。とはいえ仲介が成功する保障もないなかで、あえて安倍首相は訪問したわけですから、むしろ世界からの求心力は高まったと見るべきでしょう。安倍首相はG20を前にイランを訪問した唯一の先進国首脳という位置づけになるからです。

しかし、日本の野党やマスコミはこれを「失敗」として、大々的な政権批判につなげようとしています。

老後2千万以前の問題。社会保障「後進国」に生きる悲惨な日本人

早期の幕引きを図りたい与党の思惑とは裏腹に、野党やマスコミが手を緩めることなく追求し続ける、「老後2,000万円不足」問題。突如として金融庁から「自助努力」を促された国民の間に広がった動揺も、収まる気配はありません。そんな状況を受け、健康社会学者の河合薫さんはメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』で、「政権は自助を求める前にすべきことがあるのではないか」との疑問を呈しています。

※本記事は有料メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』2019年6月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

老後2,000万円問題が置き去りにしたもの

戦後の日本は、少しでも豊かになりたいと知恵を絞り技術力を高め、世界有数の経済大国になった…はずでした。

しかしながら、今は、働けど働けどちっとも潤わない。雇用形態の違いだけで賃金格差が広がり結婚や出産のチャンスや終の住処までもが制限される社会になってしまいました。

「老後2,000万円」問題に関する私見は日経ビジネスで述べましたが(「元“エリート”でも2000万円投資できない定年後の憂鬱」)、老後に必要なお金について議論することと、この日本列島で生活している1億2,000万人が、どうやって食べどうやって生きて行くかの議論は別。

自分の老後は誰だって考えるし、誰だって気になります。だからこそ「未来」に光が見出せない人たちに、少しでも光が見える政策やら社会のあり方を議論することが必要不可欠。「自助の前にやるべきことがあるのではないか。その視点が、今の日本、いや政治家に欠けている。そう思えてなりません。

例えば、ベーシックインカム(BI)です。ベーシックインカムは、単純・明解な一つの制度構想で、

  • 性や年齢、社会的地位や収入に関係なくすべての個人を対象
  • 無条件に
  • 社会が、あるいは社会を代表して国家が
  • 一定の生活保障金額を一律に貨幣で支給する制度

で、世界各地では既に実験的な試みが行われています。

特に「福祉先進国」のフィンランドで2017年1月に始められた試験運用には国際的な関心が集まっていました。

失職中の2,000人に毎月一律560ユーロ約7万4,300円)をBIとして2年間支給し、雇用や所得、健康や主観的な幸福度などにどのような変化があるかをコントロール群(BIをもらわない人と比較検討

その結果、

  • 働いた日数、稼いだ額には変化なし
  • 「健康である」とした人は給付群56%に対し、コントロール群46%
  • 「ストレスをあまり感じない」とした人は給付群55%に対し、コントロール群は46%
  • 「他者への信頼度」は給付群の方がコントロール群より高い

ということがわかりました。これらを受け、研究チームでは、「BIが労働意欲を減退させることはない一方で主観的な幸福度を上昇させる効果がある」との見解を示しました。

ところが、です。なんとフィンランド政府は試験運用の延長を断念。一説には「BIを実施するには、所得税の大幅な引き上げが必要になる」ということが理由だとされ、今後は「BIとは別の方法を検討する」というのです。

いい結果が出ていただけに残念ではありますが、確かにBIに関しては原資の問題はかねてから指摘されていました。元がなけれは社会保障は持続しない。新たな格差が生じる可能性もある。だからこそ多くの国々がそれぞれのやり方でBI実験に乗り出していたのです。