なぜ美人エッセイストは試乗もしていないベントレーに心奪われたのか

毎年恒例、JAIA主催の輸入車試乗会に出向いたというカーライフ・エッセイストの吉田由美さんですが…、その現場で、試乗もしていないのに心を奪われてしまった2台の素敵な車との出会いがあったのだとか。『写真と動画も楽しめる マニアック情報満載カーマガジン AutoProve』で詳しく紹介されていますよ。

毎年、この時期に行われる輸入車のイッキ乗り試乗会。

この会場で私のテンションが一番上がったクルマが「ベントレー コンチネンタルGT V8S」と「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」の2台。 

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実は私、このクルマに今回の試乗会では乗っていません。それなのに2台の「コンチネンタルGT」を見て、心を奪われてしまいました♡

優美なデザインと迫力のボディサイズ、上品な薄い水色「Jetstream」と艶やかなブルー「Sequin blue」のコンバーチブル…この色のチョイスはなんてお見事なんでしょう!

それぞれ単体でいても素敵には違いありませんが、並んでいると、そこは倍どころか、さらに倍ぐらいの華やかさ。

もともとベントレーのボディカラーはバリエーションも豊富で、写真映えする大人ピンクの「マゼンタ」などとても好きな色でしたが、今回のブルー系も素晴らしい。 

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そういえば以前、「007のボンドカーは、最初は(?)本当は(?)ベントレーだった」という話を聞いたことがありますが、007とベントレー…なんかわかる気がします。

しかしこの日の私の洋服…なんとなくコンチネンタルGTに似合いません。 

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がーん、がーん、がーん!!!

私のこの日の服は、キャメル色のもこもこムートンのロングブーツと、「UGG」のこれまたキャメル色のもこもこジャンパーに紺色のショートパンツを合わせて脚を出すというカジュアルなスタイル。寒さ対策もありますが、今季はロングブーツを履いていなかったので、急に履きたくなったというのが正直なところ。

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そして撮影もあるのでショートパンツで脚見せ。しかし腿の露出がそこそこあり、ストッキングをはいていたので「生足」に見えて第三者が見ると寒そうに見えたようですが、ジャンパーもブーツもとても暖かいのでそんな心配なし。しかしいつもの私のスタイルとはちょっと違うし、私がイメージするコンチネンタルGTのイメージとも少し違ったかもしれません。ブーツとジャンパーは同じでも、もう少しレディライクなコーディネートだったらもっとよかったのに、と思う今年の「JAIA試乗会」でした。

image by: Auto Prove

炭酸水は肌にイイ! って本当?

炭酸はいい! 炭酸の効果 はすごい!って最近よく聞きますよね。多種多様な「炭酸水」はもちろん、最近は炭酸パックや炭酸美容液などなど、「炭酸コスメ」なるものも登場しています。

そもそも「炭酸が身体にも美容にもいい」といわれるのはどうしてなのでしょうか? そしてそれって本当なのでしょうか?
今回は改めて「炭酸の真実」に迫ってみたいと思います。

炭酸の効果 :「炭酸にはいいことがいっぱい!」これは事実

炭酸のよく知られた効果のひとつには、だいたい次のようなものがあります。

・血行促進効果
・疲労回復効果
・便秘改善効果

実は、ここにあげているものはすべて本当のこと。

炭酸が身体の中に入ると、血液中の二酸化炭素の濃度が高くなります。そうすると身体が「あっ! 今カラダが酸欠になってる!」と勘違いして、血流をよくして全身に酸素をたくさん取り込もうとするのです。

血行がよくなると、体内にたまった疲労物質も外に排出されやすくなりますから、疲労回復にも効く、というわけですね。

また、炭酸を飲むと内臓が刺激されます。胃や腸も働きがよくなるので、便秘や食欲不振などにも効果が期待できます。

炭酸の効果 :ダイエット効果は期待しすぎないこと

「炭酸水を飲むと満腹感が得られるので食事の量が少なくて済む」、つまり「炭酸はダイエットにいい」という説もよく聞きますよね。

でもこれについては疑問を投げかける医師や専門家が少なくありません。

炭酸は胃の動きを活発にしますから、満腹感を感じるのはごくごく一時的。それどころか食欲が増すのが普通です。むしろ「ごはんがおいしく感じられる」というわけです。

ですからダイエットしたいからといって食事どきに炭酸をガバガバ飲むのはちょっと考えもの。「大量の炭酸で胃を膨らませるとダイエットどころか健康によくない」という医師もいますから。

…それでもあえて炭酸とダイエットを結びつけるとするなら、「血行が促進された結果、代謝が多少よくなる」ということはいえるかもしれません。でも「積極的なダイエット」とは程遠いものです。

炭酸の効果 :炭酸を肌から浸透させるのは難しい

「炭酸はダイエットにいい」というのと同じくらい、今ネットなどで見かけるのが「炭酸には美容効果がある」という説。炭酸で顔を洗ったり、炭酸でパックをしたりするといい!という話もよく紹介されています。

でも、この話はあまり信じ込まないほうがいいかもしれません。炭酸に血行促進効果があるのは本当ですが、肌に多少塗ったくらいでそう簡単に身体の中まで吸収されないからです。普通の炭酸なら肌に浸透する前に二酸化炭素が空気中に飛んでしまいます。ほとんど効果がないと思ったほうがいいでしょう。

炭酸の効果 :「炭酸には2種類ある」って知っておこう

実は炭酸には肌に吸収されやすいものとそうでないものがあります。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、炭酸には「水と炭酸が混ざっただけのもの」と、「水に炭酸が溶けているもの」の2種類があるのです。

肌への吸収もよく、美肌効果も高いのは後者。意外かもしれませんが、こういった炭酸はシュワシュワと派手に泡立っていません。天然の炭酸水はまさにこのタイプですが、これを人工的に作ろうと思うと、特殊な技術ととても高価な機械を使うしかないのです。

機械そのものがとても高価ですから、できあがった炭酸も当然値段が高くなります。実際に医療現場などで使われていることもあります。

私たちがよく買っている手ごろな値段の炭酸水は、「天然発泡水」と書いていなければまず前者です。こういった炭酸は単に水と炭酸を混ぜただけのものですから、肌から身体に浸透することはほとんどありません。

これと同じ理由で、「炭酸コスメ」も、あまりに値段が安いものは効果が期待できないと思ったほうがいいかもしれませんね。

執筆:Mocosuku編集部

 

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子宮内で決まっている。第1子にアレルギーが多い理由―米大学が発表

昔から長男・長女にアレルギーが多いと言いますが、その事実が科学的に証明されました。無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』に、米大学の研究チームによる報告が詳しく紹介されています。

アレルギーは胎児のときに決まり、長男長女に多い

昔から、喘息やアトピーなどのアレルギー疾患は長男や長女に多いといわれていました。その真偽のほどは疑問とされていたのですが、これは事実で、アレルギーのなりやすさは生まれる前に決められていることがわかりました。すなわち、第1子は喘息などのアレルギーのリスクが高く、将来アレルギーになるかは母親の子宮にいるときにすでに決定されているそうです。

これは、南カロライナ大学Wilfried Karmaus博士の研究チームが米国胸部学会に報告したもので、ワイト島で生まれた1,200人以上の新生児について調べた結果です。

研究者らは、子供の臍帯血に含まれている免疫グロブリンE(IgE)と呼ばれる抗体の量を測定しました。ちなみに、IgEはアレルギー反応のキーとなる因子であることがわかっています。

その結果、第1子はほかの子供に比べてIgEのレベルが高い傾向があり、そのため成長後にアレルギー反応が出やすいことが予想されました。特に第1子では、ストレスホルモンの分泌に関係したサイトカインで、IgEの産生を調節するIL13の遺伝子の多様性の頻度が高いことがわかりました。

また、誕生順が胎児の分化と成長に影響を与え、遺伝子の多様性に依存した発現が影響されると考えられました。

以上の結果から、喘息やアトピー反応のようなアレルギー性疾患のなりやすさは、妊娠時期にすでにある程度決定されており、その後の人生での病気のなりやすさに影響していると結論されています。

胎児期は、生まれてくる子供が健康に育つかどうかを決める重要な時期です。お腹の中で子供がすくすく育つためには、妊娠中のお母さん自身の健康が大きな課題ということになりますね。

image by: Shutterstock

あえて科学者に質問してみた!結局、「結婚」ってした方が得なの?

いつも独自の観点から持論を展開してくれる安井真人さんが、自身の無料メルマガ『科学日誌』で、今度は結婚の損得について語ってくれました。海外では当たり前とされている「事実婚」も、保守的な日本ではまだ十分には受け入れられていません。しかし、安井さんはそれ以前に結婚制度を廃止した方が人々の幸福度は上がると述べています。

結婚の損得論

「結婚して子供を持ちたい」というのは多くの人がもつ願いであろう。そして、多くの人はとりあえず結婚をしようと考える。私もかつて「とりあえず結婚するべきだろう」と安易に考えていた。しかし、よくよく考えてみると「結婚しなければ子供をもてない」という命題は正しくないことに気づく。結婚しなくても子供も家庭ももつことはできる。

「では一体何のために結婚するのだろうか?」

この問について考える。

籍を入れずに(結婚せずに)子供を持つことを「事実婚」という。日本において事実婚のカップルを聞いたことはほとんでない。私自身知りあいで事実婚をしている人を知らない。一方、海外ではどうかというと、日本とは逆で事実婚は当たり前である。

世界各国の婚外子割合:図表2-2-1

データを見ると、婚外子(籍を入れずに生まれた子供)の割合は、2008年における日本では2.1%である。

一方、フランスを見ると52.6%が婚外子である。フランスでは結婚しないで家庭と子供を持つことが普通になっているのである。婚外子割合が少ないイタリアでさえ17.7%なのだから、日本がいかに奇妙な国かがわかる。

日本人はなぜこれほどまでに結婚にこだわるのだろうか?きっと何かメリットがあって結婚しているに違いない。そこで、結婚することの利点についての調査結果を見てみよう。

結婚することの利点:図表2-2-16

主に以下の点についての利点があげられている。

[1] 子どもや家族をもてる(約30%)

[2] 精神的安らぎの場が得られる(約30%)

[3] 親や周囲の期待に応えられる(約15%)

[4] 愛情を感じている人と暮らせる(約10%)

[5] 社会的信用や対等な関係が得られる(約10%)

[6] 親から独立できる

[7] 経済的余裕がもてる

[8] 生活上便利になる

[9] 性的な充足が得られる

結婚しなくても(事実婚でも)、子どもや家族をもつことができる。そのため、我々は結婚について何か勘違いをしているようである。この勘違いを除くと

[3] 親や周囲の期待に応えられる(約15%)

[5] 社会的信用や対等な関係が得られる(約10%)

[6] 親から独立できる

[7] 経済的余裕がもてる

となる。

どうやら「周囲の理解」と「経済な点」で結婚に利点があるようだ。前者は偏見・差別に繋がるため、一種の社会的な問題である。今後是正されるだろうから、結婚の利点とは呼べなくなるだろう。後者に関しては結婚に関する法律について理解する必要がありそうだ。そこで、結婚に対する法律についてみていこう。

返す客か、逃げる客か。本物の富豪は手ぶらでカジノへやってくる

カジノでは毎晩想像をはるかに超える大金が飛び交っていますが、メルマガ『鍛野ミミの「カジノの目線で」-ここだけばなし-』の著者で現役ディーラーの鍛野ミミさんは、本当にお金を持っているVIPプレーヤーは手ぶらで遊ぶと言います。それはカジノの「フロントマネー」というサービスを利用するから。今回も魅惑的なカジノの世界に皆さんをご招待いたします。

実績のあるVIP客には3000万円信用クレジットを出すことも

前々回の記事で、

「カジノのお客様を大切に育てる」 。

「カジノでは 『NO!』と言わなければならない時がある」。

と書きました。

おさらいです。

VIPハイローラーの定義は500万円以上のプレーヤーで、VIPミドルローラー100万円~300万円プレーヤー

それ以下はマスプレーヤーです。これはあくまでも目安で、主にラスベガスやマカオ、シンガポールの大型カジノ施設で該当します。(韓国などではもう少しハードルが下がります)

「カジノのお客を育てる」の意味は、2番目のVIPミドルローラーのお客様に1番目のVIPハイローラーに昇格していただくこと。

具体的にいうと、カジノで預けるお金FM(フロントマネー)を例えば300万円から500万円に上げていただくということです。(FM…?フロントマネー?ってなに?)

フロントマネーは、カジノのVIPプレーヤーが現金を持たずに事前にカジノにお金を預けるシステムのこと。

VIPへのサービスでもあり、カジノのオペレーションでもあります。(へえ~!そんなサービスがあるんですね!知りませんでした)

そうですよね。FMは日本ではあまり知られていませんね。でもこのしくみを知らないと、基本VIPのコンプ対象にはならないんです。(富裕層待遇も受けられません)

だから、VIPチームはコンプやその他サービスの話をしながらお客様にカジノのシステムを理解していただく。

お客様を育てるのです。

そして、100%「NO!と返事をする」 場面とはクレジットを控えるとき。

VIPマーケティングで最もむずかしい仕事。「信用クレジット」での取引です。

以前、8億円プレーヤーの記事でも書きましたがVIPマーケティングでは、一定の実績のあるお客様にはクレジットを出します

安倍政権のイメージ操作か。北朝鮮が打ち上げたのは衛星ロケットだった

2月7日に北朝鮮が打ち上げた光明星4号。メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では軍事ジャーナリストや米国のアナリストの意見を紹介しつつ、「発射されたのは衛星ロケットでありミサイルではない」とし、日本で「ミサイル」と報道される裏には安倍政権によるイメージ操作があると指摘しています。

またも繰り返された北朝鮮「ミサイル発射」大騒動

北朝鮮が2月7日午前に黄海沿岸の東倉里衛星発射場から地球観測用の人工衛星「光明星4号」を打ち上げたことについて、日本のメディアは官邸の言論統制的な指示に従って最初から「衛星打ち上げと称する長距離ミサイル発射」と断定し、後になると次第に「……と称する」を外して「ミサイル発射」と連呼して、北朝鮮の脅威を大いに喧伝した。

それに対して米国をはじめ海外のメディアは、ほぼ例外なく「ロケットと正しく表現した。ロケットならば、日本なども行う衛星打ち上げ用のロケットだけでなく軍事用の弾道ミサイルをも包括する「燃料噴射による宇宙空間用の運搬手段」であるから、どちらであったとしても妥当する。

衛星ロケットと弾道ミサイルは、もちろん技術的に通底するが(後述のように)全く同じものではない。しかも北朝鮮は、2012年の2回の光明星3号打ち上げの場合と同様、今回も、国際ルールに則って国際海事機関と国際民間航空機関に期間や飛翔ルートなどを事前通告し、その通りに発射を行った。さらに実際に、衛星らしきものは地球周回軌道に乗り、米当局がそのことを確認し、また北自身もその衛星の見本を映像で公開している。米当局の観測によれば、らしきものは2つで、1つは衛星本体、もう1つはロケットの破片と見られるが、衛星本体は今のところ姿勢制御に成功していないし、地上に電波信号を発している様子はない。

従って、これはどう見ても、少なくとも軌道に乗せるところまでは成功した衛星打ち上げという以外の何物でもないのではないか。とはいえ国連決議は、北朝鮮が「弾道ミサイル技術を使ったいかなる発射、核実験をこれ以上実施しない」ことを求めているので、衛星打ち上げだとしても国連と国際社会への挑戦であることには変わりないのだが。

田岡俊次の明快な分析

この点で明快なのは、軍事ジャーナリスト=田岡俊次の「ダイヤモンド・オンライン」2月11日付「北朝鮮が発射したテポドン2改はミサイルではない」である。私は彼とは長年の付き合いで、意見が一致することが多いのだが、この件もそうで、まずは衛星打ち上げ用のロケットと軍事用の弾道ミサイルを一旦区別することから頭を整理しないと、「北朝鮮は先月水爆実験をやった」「今度は長距離ミサイル実験だ」「それを衛星打ち上げとか偽装してまたもやウソをついている」「米国を狙える大陸間弾道弾の実戦装備は近いのか?」といった安倍政権のミソもクソも一緒にしたイメージ操作による北朝鮮脅威論に簡単に引きずり込まれていくことになる。

田岡によると「『弾道ミサイルと衛星打ち上げロケットは技術的には同一』との報道もよくあるが、これは『旅客機と爆撃機は基本的には同一』と言うレベルの話だ」。

第1に、弾道ミサイルは「即時発射が必須であるのに対し、衛星ロケットは準備に時間がかかっても大推力で衛星を宇宙軌道に乗せることを優先するので、質的な違いがあって、後者の能力開発が前者の戦力強化に直結している訳ではない。

米ソなどの弾道ミサイルは、初期には注入に長時間を必要とする液体燃料だったが、1960年代末以降はすべて、維持が容易でボタンを押せばすぐに発射できる固体燃料に移行した。

今回、北が発射した「テポドン2改」(米国によるネーミング)は液体燃料で、衆人環視の中で、67メートルもの発射塔の横に2週間以上も費やして組み立てて、3日間かけて燃料を充填した。こんなものは、戦時には到底役に立たず、発射準備をしている間に空爆によって破壊されるに決まっている。

第2に、弾道ミサイルであれば固体燃料の移動式にしなければならないし、また仮に液体燃料式のものであっても内陸の山中のサイロ(立て坑)に収めて秘匿性を高めなければならないが、今回の発射場は黄海に面していて、準備状況も丸見えだし、空爆攻撃も受けやすい。日本の種子島宇宙センターと変わらない無防備状態である。

第3に、ICBMに必須なのは、時速2万キロ以上の高速でミサイルが大気圏に再突入した際に数千度の超高熱に晒されるため、核弾頭とミサイル本体を守るためセラミックや炭素繊維などのハイテク素材を組み合わせた高度の耐熱加工処理が必要になるが、北がその技術を持っているとは推定されない。

今回のロケットは、大気圏ギリギリの高度500キロ辺りで水平飛行に達して衛星を発射したと見られているが、ICBMの場合は大気圏外の最大で1,000キロまで上がって、そこを頂点とした放物線を描いて大気圏に再突入して核弾頭を目標まで運ぶ。そのような能力は今回、実験されていない。

「育休不倫」を超えていた。世界の政治家ビックリ不倫事情

先日「不倫釈明会見」を行って世間に恥をさらす格好となったイクメン議員こと宮崎謙介氏。とは言え、氏の場合は育休宣言最中での不倫ということでこれだけ大きな騒動に発展しましたが、政治家の不倫騒動は日本のみならず世界中で巻き起こっています。無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では、世界各国の政治家の不倫事情と国民の反応が紹介されています。

政治家の不倫、外国の事情は?

今回は、世界情勢とあまり関係ない話です。

毎日日本のニュースを追っていますが、今年は年初から騒がしいですね。ベッキーさんの不倫問題、スマップ分裂危機問題、清原選手麻薬問題などなど。で、今は「育休宣言議員」として知られる宮崎謙介さんの不倫が話題になっています。

ところで、政治家の不倫。他の国では、どんな感じなのでしょうか?

アメリカ、「不倫大統領=偉大な大統領?」

アメリカでもっとも有名な「不倫ヒストリー」は、ジョン・ケネディー大統領とマリリン・モンローさんでしょう。しかも、マリリン・モンローさんは、ケネディー大統領の弟ロバート・ケネディーさん(司法長官)とも不倫していたとか。

もう1人、比較的記憶に新しいのは、クリントン大統領とモニカ・ルインスキーさんの不倫でしょう。当時、クリントンさんの言葉、「不適切な関係」が流行語になりました。

ケネディーさんとクリントンさん。この2人は、ともに「不倫」で有名です。しかし、面白いことに、2人ともアメリカでは「偉大な大統領」と認識されている。

クイニピアック大学が2014年に発表した「戦後最良の大統領ランキング」で、クリントンさんは、18%で2位。ケネディーさんは、15%で3位。ちなみに1位は、冷戦を勝利に導いたレーガンさん(35%)でした。

クリントンさんはその任期中、「IT革命」でアメリカを空前の繁栄に導いた。ケネディーさんは、「キューバ危機」を乗り切った。というわけで、「私生活の問題よりも実績が評価されたのでしょう。

イギリス、王族が不倫する

次、イギリスを見てみましょう。この国は、政治家より「王族の不倫」が有名です。一番有名なのは、「エドワード8世」の不倫でしょう。この方は、離婚歴のある人妻アメリカ人・シンプソン夫人と不倫関係になりました。

エドワード8世は1936年、独身のまま即位。しかし、シンプソンさんと結婚するために、王位を捨てています。シンプソンさんは離婚し、エドワード8世は王様を辞め、2人は、1937年に結婚しました。当然のことながら、イギリス王室に冷遇しつづけられた2人。はたして幸せになれたのでしょうか?

もう1人有名なのは、チャールズ王太子の不倫でしょう。1981年、美人のダイアナさんと結婚したチャールズさん。結婚前につきあっていたカミラさんと、実は別れていなかった。結果、不倫関係になってしまいます。これが問題で、1996年チャールズさんとダイアナさんは離婚。そして、チャールズさんは05年、カミラさんと再婚しています。最初から好きな女性と結婚しておけば、チャールズさんもカミラさんも幸せ。ダイアナさんは死ななくて済んだのかなと思うと、残念です。

670円も値上がり。国民年金は物価や賃金の変動で年々高くなっている

自分が支払っている国民年金保険料がいくらなのか、みなさんはご存知ですか? きちんと収めている人も意外と知らなかったりするのではないでしょうか。実はこの保険料、毎年上がっているようなんです。無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』の著者・hirokiさんが、案外知られていない国民年金保険料についていろいろと教えてくださいます。

平成28年度国民年金保険料について

今日のメルマガは、国民年金保険料についてです! 先に申し上げますが、平成28年度の国民年金保険料は16,260円です。まあ、去年からわかってた話ではあります。

ところで、国民年金保険料ってなんで毎年上がるんでしょうか。実は平成16年度の13,300円から毎年度280円ずつ上げていくって法律で決めたんです。じゃあこれからもずーっと上がるのかというとそうではなく平成29年度以降は16,900円で固定します。16,900円で固定はしますが、支払う保険料がずーっと16,900円になるというわけではありません。

ん?

平成27年度は15,590円だったのに平成28年度は16,260円って…670円も値上がっとんのに、なんが280円か!!!!o(`ω´ )o って怒られそうですが…実は国民年金保険料額を決めるのって単に280円上げるだけではなくて、その280円ずつは上げていくんですが、その金額に保険料改定率というやつを掛けるから金額が変動するんです(^^;;

保険料改定率は前々年の物価変動とか賃金の変動を加味するんです。全国消費者物価指数は毎年1月末に総務省から公表されます。まあ厚生労働省のホームページでも知らせてくれますが…。

で、何で平成28年度の保険料が16,260円になるかというと、平成16年度の13,300円からずーっと280円ずつ上げると平成28年度は16,660円ですが、この16,660円に「前年度の保険料改定率と前年度の名目賃金変動率」を掛けます。この「」内が、平成28年度保険料改定率。

平成27年度の保険料改定率は0.952(前年度の保険料改定率)でした。この0.952に前年度の名目賃金変動率ってやつを掛けます。つまり、保険料改定率=前年度の保険料改定率×前年度の名目賃金変動率

ちなみに、名目賃金変動率て何かというと、この名目賃金変動率の内訳としては、前々年の物価変動率(平成26年)と実質賃金変動率(平成23~25年度の平均)を掛けます。前々年の物価変動率は2.7%上昇して実質賃金変動率は0.2%減りました。

平成27年度の年金額改定について
※これは去年発表のやつです(厚生労働省)

つまり前年度の名目賃金変動率=1.027×0.998

これで平成28年度の国民年金保険料を出してみますと、16,660円×平成27年度保険料改定率0.952×平成26年の物価変動率1.027×実質賃金変動率(平成23~25年度の平均)0.998=16,660円×0.976(←平成28年度保険料改定率)=16,255.9円≒16,260円(5円以上10円に切上げて、5円未満切捨て)。

今までの国民年金保険料の推移(日本年金機構)

トランプ氏の指名獲得にますます現実味…悪夢のバトル・ロイヤル始まる

9日に行われた米大統領選のニューハンプシャー州予備選で、共和党はドナルド・トランプ氏が圧勝した。「エスタブリッシュメント」と呼ばれる保守本流の候補たちは、横並びのまま低迷。誰も抜け出せない現状に、共和党エリートの間ではイライラが募っている。

第3位を賭けたエスタブリッシュメント候補の戦い

ニューハンプシャーでの共和党エスタブリッシュメント候補の低迷を、フィナンシャル・タイムズ紙(FT)は「最悪の結果」と表現し、バーニー・サンダース氏が民主党で勝利したことも含め、「有権者はアメリカのエリートを拒んだ」と述べた。政治ジャーナリズムのサイト『Politico』は、「エスタブリッシュメントは奈落の底を見つめている」と述べ、トランプの大勝で乗る馬がなくなってしまったと述べる。

ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)によれば、共和党指導部は、長期に渡り莫大な資金を使うことを避け、速やかに党候補者指名に決着をつけることを望んでいたという。ところが選挙戦で躍進したのは、ポピュリストのトランプ氏と保守強硬派のテッド・クルーズ氏で、比較的穏健かつ柔軟なエスタブリッシュメントとは相いれない候補者たちだった。

エスタブリッシュメントとしては、両氏に歯止めをかけることができる候補が、ニューハンプシャーで抜け出してくれることを期待していたが、結果は1人に絞られるどころか、ジョン・ケーシック氏、マルコ・ルビオ氏、ジェブ・ブッシュ氏の3人が横並びで残り、トランプ氏とクルーズ氏を追う「第3の男」の座を賭けて、さらなる熾烈な戦いを続けることになってしまった、とワシントン・ポスト紙(WP)は指摘する。

追い上げるのは、ルビオかブッシュ

ニューハンプシャー州予備選で、指導部が最も期待していたのはルビオ氏だった。同氏はアイオワ州党員集会で3位につけ、勢いに乗ってニューハンプシャーでトランプ氏に追いつくことも可能だと見られていた。ところが、予備選前の討論会でクリス・クリスティ氏(すでに撤退表明)から激しい攻撃を受けたルビオ氏は、覚えていたセリフを繰り返すだけという大失態を犯し、結局5位と低迷。「二度と同じ間違いは犯さない」と支持者に述べ、再度出直しを誓うことになった(WP)。もっともルビオ氏は潤沢な資金を持ち、有力政治家からも公認を受けているため(Politico)、持久力はありそうだ。

3候補の中で健闘したのは柔軟さをアピールし2位となったオハイオ州知事のケーシック氏だ。しかし『Politico』は、これがより問題を複雑にすると指摘。次のサウスカロライナで勝ち目はないものの、同氏のアドバイザーたちは地盤のある中西部まで引っ張り、最終的に地元オハイオまで持ち込もうという作戦を主張しており、同氏の撤退がなければ、エスタブリッシュメント統一候補の出現はますます遅れてしまうと危惧する。一方FTによれば、ケーシック氏の資金はほぼ底を尽きかけており、戦績によっては早い撤退もありそうだ。

以前は共和党本命候補とされていたブッシュ氏も、多額の宣伝費を使ったわりには、4位と、ニューハンプシャーではさえなかった。しかし、ブッシュ家というネームバリュー、潤沢な資金と強い支援団体があるため、同氏は前進するだろうとWPは述べる。『Politico』によれば、次のサウスカロライナでは、兄のジョージ・W・ブッシュ氏が応援に駆け付けることになっている。同州の共和党員で過去の選挙戦を知るテリー・ウォーカー氏は、在任中に同州での人気が高かった兄を巻き込むことで、弟ブッシュ氏の浮上が期待されると述べた(Politico)。

結局、喜ぶのは反主流?

WPは、サウスカロライナまではブッシュ、ルビオ、ケーシックのバトル・ロイヤルになるとし、3月1日の南部州の予備選までは、エスタブリッシュメント統一候補の座をかけての戦いが続くと述べる。

FTは、保守本流内の戦いが長引けば長引くほど、トランプ氏を利すると指摘。ブッシュ氏とルビオ氏が互いの攻撃のために宣伝費を使っても、トランプ氏の懐は痛まないし、統一候補が出てこなければ、指名争いはトランプ氏とクルーズ氏の二人に絞られ、これこそがまさにエスタブリッシュメントに消化不良を起こさせる結果だと述べる。

NYTは、選挙戦が保守的な南部の州に移れば、さらにトランプ氏とクルーズ氏に有利になりそうだと指摘。共和党の元ニューハンプシャー州上院議員、ジャッド・グレッグ氏は、サウスカロライナ後に誰かが抜け出さなければ、党大会までに候補者指名が決まらないこともあり得ると述べ(NYT)、共和党の混乱が続くことを示唆した。

(山川真智子)

image by: a katz / Shutterstock.com

 

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