なぜ、祖父母に育児をお願いすると「揉め事」が増えるのか

共働きの夫婦が増え、祖父母を頼ることも多い現代の子育て。しかし、そこで揉め事も多く発生しているようです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者である真井花さんが、「昔の常識は今の非常識」という考えをちょっと変えてみませんか、というお話をしています。

天才の育て方

さて、本日は天才や偉人の子供の頃のお話。

いや~、最近の大谷選手の活躍はすごいですね。投手か打者かどっちかだけでも、メジャーでプレイできたらすごいのに、両方って。なんかもう、

共働きが増え、物理的に子育ての手が足りないため自分たちの親、つまり生まれた子供にとっては祖父母を頼ることが多くなっています。

ところが、これが

・モメるモト

なんですよねー。

子育て論は、時代によってだいぶ違うからでしょうね。

・昔の常識は今の非常識
・今の常識は未来の非常識

なんですよ。このため、ジジババがよかれと思ってしたことや言ったことがパパママを困惑させ傷つけ、パパママのフツーがジジババをハラハラさせる…ということが起こっているんですね。

でもさ、でもさ。ここだけの話、おかしくない?おかしくない??

昔も今も未来も、ソレナリの常識さと合理性があるんですよね。にもかかわらず、子育てのやり方が違う。

ということはさ、どのやり方でもなんとかなったってことですよ。今のパパママは、ジジババの常識で育てられたわけで、それでもちゃんと大人になってパパママになっているんですよ。

つまり

・子育てに常識なんてない

ってことじゃないんでしょうか。

これまで人類史上に現れた偉人や天才って、本の読み聞かせも習い事もない状態で育ったんでしょ。それどころか、危険な遊びも児童虐待とおぼしき仕打ちもあったわけですよ。でも、偉人や成功者、天才になったんだよね?

もちろん、新しい知見に基づく育児情報は基本的に良いモノになっていっていると思うんですよ。でも、それをさんざんやってみた結果はまだ誰にも分からない。だって、新しい育児の方法で育てられた子は大人になってないからね。

なんていうか、もう少し、こう、

・テキトーでイイや的な子育て

をした方がラクなんじゃないかしら。パパママもジジババも。

・ま、それもアリなんだね

くらいで。

「天才は育てるのではない。現れるのだ」といいますね。今の常識で育てなくても、昔の非常識でも基本的には大丈夫。死なない程度ならokなのかもしれませんよ。

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身体能力だけじゃなかった。三笘薫が世界で活躍できる真の理由

サッカーワールドカップでの活躍で有名になり、現在はイングランド・プレミアリーグで日本人1シーズン最多得点記録を更新をするなど、多数のファンを魅了する三笘薫選手。無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』では、彼が夢を叶えた思考法について語った一冊を紹介しています。

三笘薫はここまで考えている⇒『VISION 夢を叶える逆算思考』

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VISION 夢を叶える逆算思考

三笘薫・著 双葉社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、サッカーワールドカップ・カタール大会「三笘の1ミリ」で一躍有名になった、三笘選手による自己啓発書。

正直、自己啓発書なのかサッカー少年とその親に向けた本なのか、わかりにくいところがあるのですが、ビジネス視点で見てもじつに勉強になる一冊です。

サッカーという競技の本質を、「最短で素早くゴールに向かうこと」と定義し、そのためにあらゆることをやる。

一流選手の分析や、そこから導き出された仮説、戦略を実現するための緻密なトレーニング…。

なかでも、攻撃を有利にするための、常識外れの身体の使い方、多様な走りのコントロール法などは、著者の勝利への執念を思わせる、ものすごい内容でした。

ここまでサッカーの動きが科学的に言語化されるとは。初めての体験で本当に驚きました。

子どもたちやその親にとっても、世界レベルの思考とマインドが学べる、刺激的な一冊だと思います。

目標設定法から身体の鍛え方、栄養学、メンタル、勝つためにあらゆることを取り入れてきた著者だからこそ書けた内容だと思います。

意外に読者層としてありなのは、プロのサッカー選手で、おそらくプロが読んでも、即役に立つ内容が書かれています。

この本、ちょっと界隈で話題になるかもしれませんね。

あらゆる分野に仕事のヒントを求める、貪欲なビジネスパーソンに、ぜひお読みいただきたい内容です。

猿でもわかる。「私、悪くないもん」な人が成長できない当然の理由

頭が良い、悪いというのは「勉強」ができるできないだけの話ではありません。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、頭の悪い人の特徴をあげて、成功するためには自分の間口を広げる必要があるとしています。

考えたことを誰かに伝える

資本主義という制度では、残念なことに頭が良い人の方がトクをすることが多いんですね。そしてさらに残念なことに、人間には明確に頭の良さに差があるんです。つまり生まれながらのハンディキャップがあるということです。

それでも、犯罪者になってしまうほどの知能でなければ、自分で努力することで、どうとでも矯正できるところがあるんですよ。そんな矯正の方法について書いてみようと思います。

とにかく、アタマというのは、使えば使うほど良くなるモノなんです。そのあたり、筋肉に似ていて、使わなければ衰えるのです。それを勉強と呼んだりするのですが、勉強という単語を使うとアタマの悪い人には拒否反応があったりするので、今日は勉強っぽくないアタマの使い方をご紹介しようと思います。それは、

 ● ○○だったらどうするか?

というシミュレーションをして、そこで考えたことを他者に伝えるということなんです。大事なポイントは考えるだけじゃなくて、考えたことを誰かに伝えるというところです。

誰かに伝えたら、何らかの反応が返って来ますよね。いわゆるフィードバックというヤツです。これがあなたの考えと同じとは限らないわけです。というか、多くの場合自分が思いもよらなかった反応が返って来たりするんですよ。

だって、あなたのアタマがまだ賢くないから。賢くないってことは、トンチンカンな結論になりやすいということで、それを指摘されているということなんですよ。

高笑いのプーチン。自ら仕掛けた「プリゴジンの乱」でさらに強まった“神通力”

蜂起の動機を含め、不明な点だらけと言っても過言ではないプリゴジンの乱。しかし反乱そのものをプーチン大統領が仕掛けたドラマと考えれば、多すぎる謎に説明がつくようです。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、プリゴジンの乱とその後の混乱をプーチン氏による「負けないための大芝居」である可能性を指摘。国際交渉人としてそう分析する理由を解説しています。

プーチンが仕組んだ大芝居か。プリゴジンの乱で変わるウクライナ戦争の潮目

プーチン大統領とは持ちつ持たれつの密接な関係にあり、ロシア・プーチン帝国復興のための汚れ仕事を引き受けるかわりに、莫大な利権を与えられてきたプリゴジン氏が、自らが率いる民間軍事会社ワグネル(Wagner)を使って、「平和のための行進」を引き起こしてから約2週間。

しばらくプリゴジン氏とワグネルの戦闘員の行方がわからなくなっていますが、恐らくは隣国ベラルーシに滞在し、北側からウクライナを狙っているのではないかと考えます。

自らへの裏切りは絶対に許さず、確実に粛正してきたプーチン大統領ですが、珍しくプリゴジン氏とワグネルを活かしておくのには何か理由があるのではないかと勘繰りたくなります。

ロシア国内で与えていたメディアのアクセスは切断・没収し、プリコジン氏が莫大な富を築き上げる母体となったコンコルド社とロシア軍との給食サービスの契約も打ち切られるなど、仕打ちは行われていますが、それはこれまでの“裏切り者”または“自己主張が過ぎる者”を真綿で首を締めるかのように処分してきたのと同じ手法なのでしょうか。

それともプーチン大統領お得意の“劇場”なのでしょうか?

前者であった場合は、しばらくするとじわじわと兆候が表れ、プリコジン氏の“悪事”が芋づる式に暴かれ、僻地の刑務所に収監されるか、ベラルーシで“軟禁状態”に置かれるかの状態になり、彼のロシアへの帰国は、プーチン大統領が生きている限りはないでしょう。

では“劇場”、つまりすべて思惑通りであった場合はどのようなことが考えられるのでしょうか?

まず、プリゴジンの乱が“撤退とベラルーシへの入国”という形で“終わり”、表面上は解決したかのように見えていますが、プーチン大統領としては振り上げた拳を下す対象が必要となり、そのターゲットになったのが、プリゴジン氏と近しいとされるスロビキン副司令官と言われていますが、実際には未だに彼の消息は知れません。

ただ粛清されたとの情報も入ってきておらず、何らかの“任務”に極秘裏に従事している可能性が考えられます。それも恐らくベラルーシに“逃れている”(実際には勢力基盤を整えている)ワグネルと合流し、北側からのウクライナ攻撃を企てているのではないかとされています(ワグネルがモスクワに接近してくる前に、モスクワを飛び立った航空機のうち、ミンスクに向かったものが何機かあるそうで、スロビキン司令官以外にも、ロシア軍幹部で姿を消しているものが数名いるらしいですが、真偽については謎です)。

別の気になる情報は【ワグネルの乱の1週間ほど前にロシアの戦術核兵器がベラルーシに配備されたこと】。

これまでのところ、ベラルーシのルカシェンコ大統領は「ロシアが配備した核兵器にワグネルがアクセスすることはない」と断言していますが、同時に「ロシアの許可なく、国家安全保障のために必要と判断した場合には、ベラルーシが使用する権限を有する」という発言は、自己矛盾を生んでおり、その真意が非常に気になります。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

若年失業率20%超。溢れる中国経済の“減速報道”の中でも「特に重い課題」

日本経済の失速を横目に目覚ましい成長を遂げてきた中国。その中国経済にも減速傾向が見られるとの報道が相次いでいます。ただし、そうした報道も、失速して大混乱に陥ることを期待するかのような論調から、冷静なものへと変化してきているようです。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では、多くの中国関連書を執筆している拓殖大学の富坂教授が、ブルームバーグが指摘した個人消費の低迷や若年層の失業率の問題について、習近平政権の目下の重い課題と肯定。2年続けて大卒者が1000万人を突破し、就職難に陥っている現状について詳しく伝えています。

中国経済の減速報道があふれる一方で、世界が相変わらず中国の成長に頼らざるを得ない事情

ここ数年、中国に絡むニュースで頻度が高いのは米中対立だ。次いで多いのは中国経済の失速や減速に関するニュースだ。以前は不動産業界の不振を入り口に、隠されていた諸問題が一気に噴出し大混乱するという、いわゆる負の連鎖により世界が混乱に巻き込まれるという予言だ。

コロナ禍では、感染対策に失敗した中国が世界経済のマイナス要因となるとの予測も多かった。こうした報道の裏側にあるのは、中国の経済発展にはどこか「虚」のイメージがつきまとい、何かのきっかけで本来の弱さが露呈するという期待があるからだ。

最近ではさすがに大混乱との予測は減ったようだが、代わり目立つのが「アメリカを抜くというバラ色の未来」の否定だ。理由の代表格が人口減少である。また中国の政治体制が硬直化していることをもって、自由度の欠如が経済発展の足を引っ張るとの指摘も少なからず聞かれる。

いずれも長期的課題だが、一方で短期的な問題も山積している。ブルームバーグ(6月30日)は、それをまとめて中国経済の未来をネガティブに描いている。記事は、「個人消費の低迷や危機的な不動産市場、輸出不振に加え、若年層の失業率は20%を突破し過去最悪を更新。地方政府の債務も膨らんでいる。こうしたひずみは世界中に波及し始めており、商品相場や株式市場などあらゆる面でその影響が見られる」と指摘する。

焦点は大崩壊ではなく、伸び悩みであり、個々に挙げた理由にも違和感はない。ただ不動産市場の低迷は政策としてバブル退治が織り込まれていて、ある種の「生みの痛み」の要素も小さくない。また輸出の不振についても、原因はむしろインフレに見舞われる欧米の市場の需要が弱まったことで中国自身の問題とはいえない。

消去法で考えたとき残るのは個人消費の低迷と若年層の失業率の高さの問題だ。これが習近平政権にとって目下の重い課題だ。

個人消費の低迷は買い控えが原因とされ、いまの中国からはかつての強気な購買力は失われている。その背後に漠然とした将来不安があることは、一方で人々が貯蓄に熱心になっていることからも明らかだ。

この記事の著者・富坂聰さんのメルマガ

狂乱の北朝鮮。日本政府による拉致問題の国連シンポ開催に猛反発

「拉致問題はあくまで解決済み」とする北朝鮮。そんな信憑性に欠ける主張がまたも繰り返される事態となっています。今回のメルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』では宮塚コリア研究所副代表の宮塚寿美子さんが、拉致問題に関する日本の国連シンポジウム開催に北朝鮮が見せた激しい拒否反応を紹介。その上で、日本政府が北朝鮮に対して要求すべき事項を提示しています。

※本記事は有料メルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』2023年7月6日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

北朝鮮 拉致問題の国連シンポジウム開催へ最終かつ完全解決を改めて主張

2023年6月28日付の北朝鮮の朝鮮中央通信は、同国外務省日本研究所の李炳徳(リ・ビョンドク)研究員名義の27日付の記事を掲載した。

記事の内容は、日本政府が6月29日に北朝鮮による拉致問題の解決に向けたオンライン形式の国連のシンポジウムを開催することについてである。筆者にも毎年拉致対策本部から直々にお知らせがくる。同シンポジウムはこれまで毎年日本国内で定期的に行われてきている。

今回は、米国、オーストラリア、韓国、欧州連合(EU)と共催したのである。国連のサイドイベントとして、「グローバルな課題としての拉致問題の解決に向けた国際連携」をテーマにしたものである。被害者家族の「生の声」の訴えとして、タイ人の拉致被害者であるアノーチャ・パンジョイ氏の甥も参加した。米ニューヨーク時間に合わせて、日本では午後9時から生配信された。もはや、この北朝鮮による拉致問題は、日朝間の問題として収まらず、国際問題にしなければ風化してしまうのかもしれない。

この大々的な国連主導のグローバルな問題として提起されたことに対し、北朝鮮は記事で、「尊厳の高いわが共和国(北朝鮮)の国際的イメージに泥を塗って集団的な圧迫の雰囲気をつくり出そうとする敵対勢力の断末魔さながらのあがきに過ぎない」と断定するとともに、「『拉致問題』について言えば、わが方の雅量と誠意ある努力によってすでに元に戻せないほど最終的かつ完全無欠に解決された」と主張したのである。

北朝鮮の公式ウェブメディアで拉致問題について解決済みなどとする立場を示す形容表現が用いられたのは、2023年5月29日に朝鮮中央通信のウェブサイトに掲載された同日付の朴尚吉(パク・サンギル)外務次官の談話で「すでにすべて解決された拉致問題」という表現が用いられて以来、約1か月ぶりである。

また、「日本が実現不可能な問題を前面に掲げ、旧態依然として国際舞台に持ち出しているのは無意味な時間の浪費であり、『前提条件のない日朝首脳会談』を希望すると機会があるたびに言及している日本当局者(岸田文雄首相を指す)の立場を自ら否定することに等しい」と強調している。

この記事の著者・宮塚利雄さんのメルマガ

「食べ物まずい」と口にする人が現地の住民から嫌われる当然の理由

グローバル化が進行する現代社会において、親である以上は我が子に世界のどこであれ生きていける人間に成長してほしいと願うもの。しかしそこで重要になってくるのは語学の力のみではないようです。今回のメルマガ『東南アジアここだけのお話【まぐまぐ版】』では、マレーシアに11年以上滞在する文筆家で編集者ののもときょうこさんが、小説家の角田光代さんのエッセイを引きつつ「けなし旅」をやめるよう提案。さらに「異文化対応能力」の鍛え方をレクチャーしています。

どこでも住める人になるには「けなし旅」をやめることが早道だよ

「子どもをどこでも住める人にしたいんです」

こんな相談をよく受けます。

英語ができたらいいか、というと、そうでもないと思います。

英語ができても海外で生活無理なかた、たくさんいます。

重要なのは「まいっか」と物事を許容できる力ではないかと思うんですね。

「こだわりを捨てる」です。

「食べ物不味い」を口にするとその土地で揉める

小説家の角田光代さんが、エッセイ集『降り積もる光の粒』の中で、「けなし旅、褒め旅」という言葉を紹介しています。

たとえば、「けなす」ことでその場所と親しくなろうとする人がいる。

 

はじめて降りだった場所で、はじめての光景を目にし、「つまんないところだな、見るべきものがなんもないよ」と、そういう人は言う。

 

レストランでその土地の料理を初めて食べたとき「うわ、これをずっと旅のあいだ食べなきゃなんないの?この国ってもしかしておいしいものがないの?」と、そういう人は言う。

 

混雑したバスや鉄道に乗って「なんかくさい」、街を歩いて「なんでこんなに暑いわけ」、タクシーに乗って「この運転手、ぼったくりそうな顔してる」、ハエが飛び交う市場を歩き「うわー、きったねぇなぁ」、屋台で出す料理を前にして「見るからに腹をこわしそうだよな」と、そういう人は言う。

 

『降り積もる光の粒』角田光代(文春文庫)

ああいるいる……。

マレーシアに来てこれやって帰る日本人を多く見てきました。

私は「面倒臭い人だなぁ」となりますが、なんと角田さんは彼らは、「けなすことで土地と親しくなろうとしている」と分析します。

奥さんに「こいつ、馬鹿だからさ……」といって親しさを表すような「けなすことによって仲良くなる人」ではないかと言うのです。

この視点はなかった。

さすが小説家だなーと感心したのです……。

この記事の著者・のもときょうこさんのメルマガ

「その道のプロ」に任せる。人気コンサルが選ぶベストな資産運用法

政府と金融庁が「老後の資金を自分で準備するように」と言い始めて数年が経ち、資産運用への関心度は以前より高まっているように思います。それでも、忙しく働く現役世代にとっては、最適な運用法を探すことすら難しいのが実状です。今回の『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』で、人気コンサルの永江さんは、効率的な資産運用法として、「プロに託す」ことをオススメ。ただし、会社の商品を売るだけの証券会社や銀行ではなく、日本ではまだマイナーなIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に依頼する方法を提案しています。

わたしが資産運用するならどうする?

Question

shitumon

永江様はどのような資産運用をされていますか?私は現在34歳、独身の会社員で、年収は900万円程度です。やっている資産運用は財形貯蓄と、ideco、ロボアドバイザーー任型くらいで、遊び感覚の株や仮想通貨はあります。

老後も何かしらの形で働きたいと思っているので、老後資金を気にしている訳ではないのですが、永江様の資産運用は非効率なイメージが無いので、参考になればと思い、質問させていただきました。差し支えない範囲で、よろしくお願いします。

永江さんからの回答

わたしは特に資産運用はしていませんが、もしやるなら素人の見様見真似よりプロに任せるのが良いかなと思っています。今週のおすすめYouTubeでも取り上げたのですが、IFA(Independent Financial Advisor)という資産を運用してくれる人・企業がいるので、腕の良い人を見つけて託すのがベストだと思います。
株式運用のプロのIFAに株式運用を任せるポイントを訊いてみた │ 永江一石 Isseki Nagae – YouTube

ぶっちゃけ個人で株式をやるのって怖さがあります。デイトレーダーのように一日中張り付いているわけにもいかないし、株式市場の動向って勉強しないと本当に分からないので、できればその道のプロに運用を任せたいと思う派です。

ただ、証券会社の営業マンや金融機関の窓口の人に頼っても、彼らは株の売り買いの手数料や金融商品の販売手数料で儲けているので、出来るだけ売買させたり、証券会社に入る手数料が高いなどの売りたい商品を売ることを優先します。中にはハイリスクなものもありますし、営業マンは短期の販売ノルマの達成に躍起になり、しかもすぐに異動するので、売るだけ売ってトンズラ…のようなことが多々あります。

その点で、まだ日本ではあまりメジャーではないですが、IFAという、特定の金融機関などに属さずに資産運用を請け負ってくれる人・企業がいます。金融機関に属さずお客さんの資産を増やすことを最優先して運用できる立場ですし、お客さんの信頼を失わないように、最大限に損がなく長期目線も持ちながら投資運用してくれます。運用実績について詳細は書けませんが、今回一緒にYoutubeの動画を撮った志田さんはとても良好な運用成績を出していました。

最低でも500万円から預かるくらいの金額観での運用委託にはなりますが、儲かっている腕の良い投資家が自分の資産を運用してくれると思ったら全然筋の悪い話ではないですよね。詳細はYoutubeをご視聴ください。
株式運用のプロのIFAに株式運用を任せるポイントを訊いてみた │ 永江一石 Isseki Nagae – YouTube

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“永山絢斗効果”の陰口も。映画『東リベ2』大ヒットで山田裕貴、北村匠海ら出演者の悲喜こもごも

映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-』が大ヒットしているそうです。同映画といえば、6月16日に大麻所持の疑いで逮捕された、俳優の永山絢斗被告(34)が出演していたことで、映画の公開について議論があったのは記憶に新しい出来事です。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、今回の『東リベ』を“永山効果”と見る関係者の声、元『乃木坂46』西野七瀬との真剣交際をスクープされたばかりの山田裕貴ら出演者の悲喜こもごもを語ります。

『東リベ2』大ヒットを“永山効果”という関係者も

『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-』が大ヒットしているようですね。

公開2週間前に永山“場地”絢斗が大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕され、一部では公開延期も囁かれていた映画でしたが、2021年に公開された第1弾作品は興行収入45億円とも言われていますから、配給会社ワーナー・ブラザースとしても腹を括って公開したくもなる作品ですよね。

しかし口の悪い映画関係者の中には、この大ヒットを“永山効果”という輩もいます。

繰り返し流される逮捕に関する映像がプロモーションになったというような…。

薬物スキャンダルで逮捕されると、そのタレントのデビューから今までのプロフィールが紹介され、パターンとして“最後に出演した作品は…”となるのが常です。

12歳未満の映画鑑賞には親もしくは保護者助言・指導が必要なPG12指定映画『東リベ』には、出演者の薬物スキャンダルは重い足枷にはならなかった…ということでしょうか。

さすがに命を落とすことに関わったとされる逮捕者が出演している場合は公開無期限延期も仕方のないところでしょうが、薬物だけのスキャンダルを起こしたのなら…という、これからの映画興行のひとつの前例になる事案でしょうね。

7月1日、公開舞台挨拶で主演の北村匠海は「ひとりで立つことになっても舞台挨拶はしたい」とプロデューサーに話していたといい、「やっと公開できました。感謝しています」と声を震わせました。

北村ファンの方達には申し訳ありませんが、私は思わず画面に“出演者の薬物スキャンダルを美談にすり替えるとは…立派やのォ…”とひとりツッコミを入れてしまいました。

東京地検は6日、自宅に乾燥大麻約1.694gを所持していたことで永山容疑者を起訴しました。

薬物事件に詳しい専門家によれば、量は極めて少なく、尿検査でも陰性だった永山容疑者の量刑は重くはならないそうです。

取り調べにも従順で、捜査員たちの印象も極めて良好、「もうやめたいと思っていた」と供述、反省もしていることから、これが本当だとしたら執行猶予は間違いなく付くと教えてくれました。

大麻の入手ルートに関しても供述を始めた…と捜査関係者は言います。
これで気が気でないのは“ジョイント”仲間(薬物仲間)たちで、今頃は“俺のことを売ってやしないだろうか”と眠れない日々を過ごしていることでしょうね。

昨日午後、永山容疑者の弁護士は東京地裁に保釈を請求したといいます。

証拠隠滅や逃亡の恐れがないと判断されれば、警察署の前で濃紺スーツ姿で深々と頭を下げる永山容疑者の映像が見られるのでしょう…一体何人姿を晒せばこういったスキャンダルが無くなるのか…。