「共謀罪」法案、参院で成立。与党「異例の禁じ手」で採決強行

【速報】自民・公明両党が委員会採決を省略し「共謀罪」法案を強行採決。参院本会議で成立

与野党が夜を徹して攻防を繰り広げていた6月15日早朝、参議院本会議で「共謀罪」の構成要件を改めた「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案に対する採決が行われ、自民・公明両党などの賛成多数によって可決、成立した。大手各通信社、大手各紙などのWebメディアが速報で伝えた。

今回の参院における「共謀罪」採決・成立については、与党が委員会採決を省略する「中間報告」を強行するという、異例の禁じ手を採用。これは第1次安倍政権時の2007年にも前例があったが、強引な国会運営と批判を浴びて、参院選惨敗の一因にもなった。

14日夜、東京・永田町の国会議事堂前には、法案に反対する数千人の人々が集まり、攻防が続いた「良識の府」に向かって、「強行採決、絶対反対」などの声を挙げていた。(随時更新)

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Photo by: MAG2 NEWS

 

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韓国は「慰安婦合意」をどんな理屈で破棄するつもりなのか?

韓国大統領府で行われた、文在寅氏と二階俊博自民党幹事長との会談。その席上、文大統領は2015年に「最終かつ不可逆的に解決」されたはずの慰安婦問題について「解決には時間が必要」と述べるなど、国際的合意を反故にする姿勢を見せています。メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』の著者で台湾出身の評論家・黄さんはこの事態を「予想の範囲内」としながらも、国際秩序の維持という観点からも日本は韓国側の理不尽な要求を一蹴すべきと記しています。

【韓国】慰安婦合意を完全に反故にした文在寅政権は自滅する

文在寅大統領、日韓合意に「時間が必要」…友好ムード演出も道険し 韓国与党代表、二階俊博氏に慰安婦問題で謝罪要求も

安倍晋三首相の特使として自民党の二階俊博幹事長が訪韓していますが二階氏と会談した文在寅大統領は、日韓合意については「解決に時間が必要だ」と語り、歴史問題の解決には「日本が韓国国民の心情をくみ取ろうとする努力が重要だ」などと述べました。

大統領選挙で日韓慰安婦合意の見直しを公言していた文在寅氏ですから、この発言は予想の範囲内でしょう。しかし、日韓慰安婦合意はアメリカをオブザーバーとして、国際的に成立し内外に発表した合意です。いったい文在寅政権は、どのような理屈で日本に対して「見直し」を要求してくるつもりなのでしょうか。

記事によれば、文氏に先立ち二階氏と会談した韓国与党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)代表は、自身のフェイスブックで慰安婦を「性奴隷」と表現し、日本の謝罪と日韓合意の再交渉を求めたと暴露したそうです。また「合意は守らなければならない」との二階氏の反論も紹介し、これに反論し返したとも記しているそうです。

どのような反論返しをしたかという内容については、朝鮮日報に記事がありました。

まず秋氏は二階氏に対して、「慰安婦(被害者)に対する日本の明白な謝罪と韓日の慰安婦(合意の)再交渉を求めた」うえで、元判事の秋氏は「判決が確定した後も重要な証拠が見つかった場合は再審できる」として、「真実追求に向けて努力と協力をしなかった日本がわずかな金を渡し、最終的かつ不可逆的(に解決した)とした合意に韓国の国民は同意できないとはっきり話した」と強調し、「二階幹事長は両国の約束であるだけに合意を守るべきだと主張したが、約束だから守らなければならないというのは契約法上の論理にすぎないと反論した」そうです。

つまり、韓国側は完全なちゃぶ台返しをしてきたということです。しかし、日韓合意後にどのような「重要な証拠」が見つかったというのでしょうか。反対派が韓国国民を煽り、「国民が気に入らないと言っている」と主張しているだけです。

いわゆる「韓国の国民感情」が最優先ということです。国民感情のような移ろいやすいものを理由にするならば、永遠に約束などできません。現在の国民が納得しても、将来の国民が納得しない可能性があるからです。

しかも、秋氏によれば、日韓合意は日本が完全に悪いかのような言い回しです。日韓合意は両国政府の責任者が、国内でのリスクを承知の上で交わした合意であるはずです。日本でも日韓合意への反対の声は少なくありませんでした。「どうせ韓国はまたゴールポストを動かすはずだ」という懸念が拭えなかったからです。

そして韓国はやはりゴールポストを動かしました。そして今度は「謝罪と日韓慰安婦合意の再交渉」が日韓関係に不可欠だと言い出したわけです。いくら「最終的かつ不可逆的に解決した」という文言を入れても、韓国は絶対に解決する気はありません。

日本市場に見切りをつけた日系大企業が海外で大ブレイクしている

日本企業が生き残りをかけて、次々に海外へ進出しています。NY在住で『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』の著者・りばてぃさんによると、海外進出している日系企業の数は過去最多。多くの有名企業が「人口減少」に拍車がかかる日本の将来を懸念して海外事業に力を入れ始め、その営業努力が受け入れられ、売り上げ向上に繋がっているのだとか。一体どんな企業が海外で人気を博しているのでしょうか?

歴史上もっともグローバル化している日本!?

(1)いろんなところに日系企業の商品

市場調査や取材で街歩きをしていると、けっこういろいろ新たな発見があって、中には意外な事実に驚かされることも。

先日、メルマガのあとがきでも軽く触れたが、日本の下着メーカーのワコールが、アメリカの小売店にけっこう進出しているのだ。

女性用商品を取り扱うブティック他、マンハッタン内にある各種デパートでは必ずといってワコールの商品を取り扱っている

高級デパートのバーグドルフ・グッドマンに、サックス・フィフス・アベニュー。

老舗デパートのメイシーズに、ブルーミング・デールス。

そして、ロード&テイラーは下着売り場フロア全体の3分の1もの広さをとってワコール商品を販売している。

とにかく、ワコールさんの商品をマンハッタン内でよく見かけるのだ。

あまりにもよく見かけるし、ロード&テイラーの売り場面積の広さが印象的だったので、実際の売上を調べてみた。

そしたら、なんと、2016年度のアメリカでの売上が200億円超!? もあるという。

また、海外事業強化する3か年計画を2016年4月からスタートし、中期経営計画の業績目標数値は連結売上高で2,150億円以上、連結営業利益150億円以上を目標にしているそうだ。

(ご参考)

以前からワコールさんの商品を見かけるなぁなんて思ってはいたけど最近特に目にするようになったのは、海外事業を強化している営業努力によるものなのだろう。

ニューヨークでよく見かける日系企業の商品と言えば、ワコールさんだけじゃない。

奇跡の発明。「金芽米」「無洗米」を生み出したコメ業界のエジソン

金芽米と無洗米。誰もが一度は口にしたことがあるお米だと思いますが、これらの生みの親が米農家ではなく、「東洋ライス」という精米機メーカーであることをご存知の方は少ないのではないでしょうか。「テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)」は、放送内容を読むだけで分かるようにテキスト化して配信。御年83歳、「お米のエジソン」との異名をもつ雜賀慶二社長の「知恵」の源とは?

おいしくて健康にいい!お米の常識を覆す金芽米

東京・銀座になかなか予約が取れない大人気の店がある。「近畿大学水産研究所」。不思議な名前の食事処は、お昼前に訪ねたのに席はもういっぱいだ。

客のお目当てはマグロだ。この店で使っているのは近畿大学水産研究所が世界で初めて完全養殖したクロマグロ。一番人気は「近大マグロづくし丼」(2500円)。もうひとつのこの店の評判は「ご飯がおいしい」こと。「いろいろな業者のお米を使う中で、金芽米が甘みがあって一番おいしかったので、使わせていただいてます」と言う。

金芽米の魅力はおいしさだけではない。金芽米に惚れ込んだのが「タニタ食堂」。ヘルシーメニューで人気の店だ。日替わり定食は一汁三菜。バランス良く栄養が取れるメニューに金芽米が一役買っている。普通の米と栄養価が違うのだ。

 

栄養価は玄米並みにあって、白米以上においしいので、うちのコンセプトとマッチしていました。通常のお米と比べて、食物繊維ビタミンミネラルが豊富になっています」(丸の内「タニタ食堂」の加藤めぐ美さん)

さらにこの金芽米は普通のお米よりカロリーは10%ほど低めだ。「家でも食べたい」と言う声に応え、「タニタ食堂の金芽米」として販売も。ネット通販で人気商品となっている。

米離れが進む中で、金芽米の生産量はグングン伸びている。この金芽米を作っているのは1社だけ。それが東洋ライスだ。

和歌山県和歌山市に東洋ライスの本社はある。1961年、精米機器のメーカーとしてスタートし、その後、米の加工事業にも進出。米をおいしいご飯に変える会社だ。従業員は170人、売上げは82億円に上る。

破ったのは200年の常識。日本発ニュータイプ聴診器の姿と実力

世の中で「アタリマエ」と思われていることに疑問を持った人・企業が成功を収める例は枚挙に暇がありません。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』の著者・青山烈士さんが紹介するのは、実に200年もの間変わることのなかった「聴診器」のデザインを一変させ好評を得た上に、世界有数のデザイン賞を受賞するという高い評価をも受けた企業。その戦略・戦術とは?

デザインの価値

200年変わることのなかった「聴診器」を リ・デザインしたことで注目を浴びている企業を分析します。

クラシコ(医療用品の 企画・製造・販売)

今回はクラシコの新しい聴診器「U scope(ユースコープ)」にフォーカスをあてます。

戦略ショートストーリー

医師をターゲットに「専門家を集めた共同開発体制」に支えらえた「美しいデザイン性」「機能性」などの強みで差別化しています。

デザインに徹底的にこだわったからこそ、世界三大デザイン賞のうち2つで受賞するなど、高い評価を得ることにつながっており、注目を浴びています。

分析のポイント

ザインの価値

「なぜ聴診器は常にこのカタチなのか?」
「本当にこれが理想のカタチなのか?」

というデザインへの疑問から、聴診器「U scope(ユースコープ)」は生まれたようです。約200年間、ほとんど形状(デザイン)に変化がなかったことを考えるとクラシコのように聴診器の「見た目」に疑問を持てることはすごいことだと思います。

今回の事例からみても、世の中に常識として認識されていることに疑問を持つことが、大きなビジネスチャンスにつながることが多いように感じます。

本メルマガでも、Vol.16にて紹介した腕時計メーカーKnotノット)」は腕時計の本体とベルトはセットという業界の常識を疑ったことが成功につながっていました。

Knot(ノット=カスタムオーダーできる国産腕時計メーカー)

また、有名なところでは、パイロットコーポレーションはボールペンは消せないという常識を疑い、消せるインクのボールペンを開発し、大ヒットとなりました。

ぜひ、一度、ご自分のビジネスについても疑問を持って見てみてはいかがでしょうか。

LINE全盛のいま、メールマガジンは本当にオワコンなのか?

LINEがこれだけ普及した現在も、地道に生き残り続けている「メールマガジン」という存在。無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ〜おんさんは、「メルマガはオワコン」と言う人の捉え方の誤りを指摘した上で、LINEとメルマガの特質の違いについて解説しています。

メルマガかLINEか

連載開始から9年、この間で何が大きく変わったかというとメールマガジンという媒体の持つ訴求力の低下です。私がこのメルマガを書き始めた頃というのは、メールマガジンという媒体がフレッシュで、物珍しさも手伝ってたくさんの人がこの媒体に群がって来ましたし、その結果この媒体が非常に伸びたんですね。

人が集まってくれば、そこには広告というビジネスが生まれますし、そうなるとそこに企業が群がって来るという良い循環が生まれたんです。メールマガジンを購読する人の数もドンドン増えて、それを見て多くの企業や個人がメールマガジンの発行を始めました。そのうちの一人が私なんですけどね。

ところがブームというのは呆気なく萎むモノで、それから2年もしないうちに、読者全体の伸びや、精読率が落ち始めたんです。これは偏に、つまらないメールマガジンがたくさん発行され、多くの人の印象が、

■ メールマガジンってつまらないよね

と悪くなったからなんですね。私は当時25誌から30誌を読んでいましたが、つまらなければ解除、そして新しいメールマガジンを登録するという作業を繰り返していました。で、その多くがつまらないか、途中で配信が止まってしまうものだったんですよね。

あの頃からずっと読んでいるメールマガジンって4誌だけです。ちなみに今は無料のメールマガジンを、自分と家人のものを入れて15誌、有料のメールマガジンを9誌読んでいます。今では入れ替わりもほとんどなくなって、配信頻度とクオリティが安定しているものをずっと読んでいます。そしてこの頃から、

■ 今からメールマガジンをやってもダメだよ

とか、

■ メールマガジンはもうオワコンでしょ

なんて言われるようになって来て、そこにLINE@が登場すると、

■ これからはLINEで情報を流す時代でしょ

なんて言われるようになったんです。最近の読者さんに書くのですが、このメールマガジンでは、私的には「よろしくない」、「それは違うんじゃないの」という時の強調に■を使い、「そうだよね」、「良い事ですね」という感情を強調する時に●を使っています。

つまり、LINEで情報を流す時代だよね、という風潮に「それって違うんじゃないの」と考えているということです。もちろん、LINEを使うなとか、LINEがダメだと言いたいわけじゃありませんよ。そういう媒体の問題じゃないよと言いたいのです。

「お釈迦になる」「お陀仏」。意外と多い、仏教にまつわる日本語

キリスト教徒でもないのにクリスマスを祝い、結婚式は教会で。そんなことが当たり前となった今でも、私たちは会話や文章の中で「仏教に関わる言葉」を使っています。今回の無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では、日常生活に浸透しているそんな言葉の数々を、「由来」とともに紹介しています。

お釈迦様でも気づくまい

行事ではクリスマスの方が人気がありますが、ことわざ・故事成語では、やはり仏教の有利。仏教に関わる言葉は、日常生活に浸透しています。

たとえば、「お釈迦になる」という言い回しはどうでしょう? 何か物を作っていて失敗した時に言う言葉です。あるいは、ひどく壊してしまって使えなくしたときにも言います。

昔から、「変な言い方だなぁ」と思っていました。なぜ、失敗作や壊れたものに「お釈迦様」をつけるのか…。こんな時には国語辞典を引いてみましょう。

一説に、鋳物業者の間で、阿弥陀像を作ろうとして釈迦像を作ってしまった失敗から言い習わされるようになったという(『大辞林』第三版・三省堂)。「一説に」なので、「これが由来だ」と断定されたわけではありませんが、なかなか面白い話です。

作りたかったのは阿弥陀様なので、お釈迦様になったのでは失敗だというようです。お釈迦様になったのを失敗だと言われるようになるとは、お釈迦様でも気づかないでしょう…。

そう「お釈迦様でも気づくまい」もありますね。江戸っ子弁で「お釈迦様でも気づくめぇ」という言い方で聞くことが多いように思います。お釈迦様のような、先の先まで見通すような方でも気づかない…つまりは、誰も知らない気づかない、ということです。だいたい、悪巧みをしている連中が使っているように思います。

実は農村型コミュニティ? 高齢居住者「団地愛」の弊害

高度成長期に急増した「団地」。住民同士の団結力が強いため、子供たちが独立し、高齢者ばかりになった今でもきちんと管理がなされているところが多いといいます。しかし、あまりにコミュニティを大切にするあまり、「住み替えられない」と悩む人もいるという思わぬ問題点も。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者の廣田信子さんが、「都市のコミュニティとは何か」について考察しています。

住み替えとコミュニティの関係は?

こんにちは! 廣田信子です。

45階建ての階段室型団地は、日本の高度成長期の象徴のように思えます。分譲当時、最新の居住スタイルであり、住環境もよく、高い倍率の抽選に当たったローンが組めるしっかりしたサラリーマン層が多く購入していますので、きちんと管理がされコミュニティもしっかりしているところが多いです。

高齢化とともに、エレベーターがないことが課題となりますが、エレベーターがないというだけで、住宅としての評価が下がるのは納得がいかない方が多いです。その気持ちはよくわかります。

特に築30年~40年ぐらいの階段室型としては比較的築年数が浅いものは、専有部分の面積も広く、水廻りのプランもよく個々の住宅として見てもなかなか優れています。管理組合も、リタイア組の70歳前後の方が運営の担い手になっていて、高齢化は進んでいても、まだまだ活力があります

そして、その方たちの団地愛はとても強いものがあります。

で、階段の上り下りが難しくなったら、我慢しないでエレベーターのある近隣のマンションに引っ越すこともありじゃないか…という私の記事

仲間を裏切れない
「愛着」は人を幸せにするか…

何となく納得がいかない…という方がいらっしゃいました。マンションのコミュニティは大事だといっているのに、矛盾していないか…と。親しい隣人がいて、お正月には子供や孫も集う子育てをした思い出がある団地を離れるのはそんなに簡単なことじゃないはずだ…と。

きっと、それはそうなんだろうと思います。といいつつも、私は、何度か住み替えをしていて、新しい環境にも新しいご近所さんにも意外にすぐ慣れるものだと経験的に知っています。そこがマンションの良さだとも思っています。

ですから、思い出のある場所を離れたくないというよりは、その時々、できるだけ日々を充実しておくれる環境に住みたい…という思いの方が上回る気がします。階段の上り下りが不自由になったために、自由に外出できない状況は私にとって何より改善したい環境だろうな…と思います。

だから尊敬される。イチローに学ぶ「真の完璧主義」とは?

ビジネスシーンにおいて、「完璧主者」という言葉は必ずしも褒め言葉とは捉えられません。「よし!」と納得できるまで行動に移せない完璧主義者は、ビジネスの世界では「行動が遅い人」とも言えるからです。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では、そんな「完璧主義者」について、谷原弁護士がメジャーリーガーのイチロー選手や米国Appleのスティーブ・ジョブズを例に上げつつ自論を記しています。

時の流れが重要です

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

皆さんは「完璧主義者」と聞いて、どのようなイメージを持ちますか?

ビジネスにおいて、完璧主義者と言われている人は、自分が行う仕事の完遂されたイメージを常に頭の中に持ち、その状態になるまで、細心の注意を払いながら仕事を進めます。そして、出来上がりに妥協せず、納得がいくまで良しとはしません。そういった姿勢は、プロとして必要な資質であると思います。

しかし、ビジネスの世界では、完璧主義者は必ずしもプラスの資質と語られるわけではないのも事実です。仕事が完璧に成功すると確信しない限り始めない、というような場合です。

たいていの仕事は、最初に考えていた計画通りには進みません。事業が想定通りの結果を生むことも、ほぼありません。計画を精緻に組み立てても、予定していなかったことが必ずといって良いほど起こります。

ソフトウェアの分野を例にするとわかりやすいでしょう。WindowsなどのOSやアプリケーション等のソフトウェアは、リリース後、脆弱性などの修正、機能面の更新を日々繰り返します。そして数年程度で「1.0から2.0」といった具合に、根本的なバージョンアップを行います。

ソフトウェアは新しい環境に合わせ、改善したり、機能を追加したりすることを予定してリリースされています。つまり、開発者は「ソフトに完璧はありえないということを前提に仕事を行っているといえます。完璧主義のスティーブ・ジョブズが作ったiPhoneもアップデートしています。

あらゆる仕事は、走り始めるからこそ改善点が見えてくるもの。完璧でなければ行動しないという姿勢では、何もできないことになります。行動を阻むような完璧主義は、やはり間違いと言わざるを得ません。

 

しかし、完璧主義の考え方が、成功することの妨げになるだけなのかというと、それは違うでしょう。たとえば、メジャーリーグのイチロー選手。彼は、理想とするプレイ、選手像のイメージを持ち、それを追求するため、一つ一つのプレイや日々の鍛錬で妥協を許しません。その姿勢はまさに「完璧主義者」です。

ソフト開発でも、スポーツでも、一流の人や企業が目指すのはその時の完璧」です。完璧に近づくために最善を尽くしたかどうかは、自分そこがよく知っています。「今、この瞬間」を完璧主義的に行動しなければ、単なる妥協であり、後悔することになります。今すべきことを完璧に行うことの積み重ねが、結果として誰にもまねできない到達になります。

時間軸を変えてみると、「一流」といわれる人物は、ビジネスパーソンとして、技術者として、スポーツ選手として、キャリア全体を通して、ひいては人生を終えるまで完璧を目指しています

一生をかけて完璧を目指す人こそ、尊敬に値する人物だといえるでしょう。

「自分を客観的に見て、やるべきことをやります。それは、どんなときにも変わらないものなのです」(イチロー)

今回は、ここまでです。

image by: Keeton Gale / Shutterstock.com

【書評】多様性を認めるはずのリベラルが保守派を攻撃する矛盾

以前は多くの国民から支持を得ていた「リベラル派」。しかし、「現在はまともなリベラルがいなくなった」と無料メルマガ『マスコミでは言えないこと』の著者でITジャーナリストの宮脇睦(みやわき・あつし)さんは指摘します。そんな宮脇さんが今回紹介しているのは、「数少ないまともなリベラル派」がリベラルの立場からリベラルサイドの問題に切り込んだ1冊。果たして宮脇さんはどう評するのでしょうか。

41YCUAeBo5L「リベラル」がうさんくさいのには理由がある
橘玲・著 集英社

イデオロギー的にいえば私は「アナーキスト」、無政府主義者です。あるいは「リバタリアン」。日本語にすると完全自由主義となりますが、要するに全部自由自己責任の世界。

アナーキストの自覚は十代の頃からありましたが、リバタリアンは、『Web2.0が殺すもの』の編集者が「今後、こちらの方面での執筆は」と勧められた書籍で気がつきます。

いま保守系雑誌で執筆しており、個別案件において「保守派」に近い指摘をしているのは、偽装とかビジネス保守などではなく、どちらも無理だと知っているからです。

いわゆる「共産主義」の理想と同じく、すべての国民が、相応の知識と倫理観、そして責任を覚悟しなければならず、いや、そりゃ無理だって、という話し。

とりわけ起業して、より自己責任で生活するようになってから、日本社会の仕組みを体感し、問題は多くありながらも、それなりに上手く、つまりは「日本人に最適化」する社会の仕組みができており、変えるべきは変えても守るべきは守る、と保守的な視点をつに至った次第です。